JP3277588B2 - 画像編集方法 - Google Patents

画像編集方法

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JP3277588B2
JP3277588B2 JP02783193A JP2783193A JP3277588B2 JP 3277588 B2 JP3277588 B2 JP 3277588B2 JP 02783193 A JP02783193 A JP 02783193A JP 2783193 A JP2783193 A JP 2783193A JP 3277588 B2 JP3277588 B2 JP 3277588B2
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友輝 田中
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字列を任意形状の領
域内に配置する画像編集方法に関し、文章と図形(挿絵
など)とを組み合わせた画像の形成などに利用される。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション用のDTP(デスク
トップパブリッシング)ソフトウェアによって、文字列
の中に任意形状の図形を挿入する画像編集、すなわち例
えば矩形領域内に配置された複数の文字の配置換えを行
って不特定形状の領域内に納める画像編集が実現されて
いる。
【0003】例えば、特定機器の取扱い説明書を作成す
る場合において、作業者は所定文字数(m列n行)の説
明文と機器の見取り図とを別個に作成する。このとき、
説明文の作成には文書作成機能を用い、見取り図の作成
には作画機能を用いることができる。また、イメージス
キャナによって読み込んだ写真やイラストレーションを
見取り図として用いることもできる。
【0004】その後、作業者が編集画面上で見取り図の
配置位置を指定し、説明文と見取り図との合成を指示す
ると、画像編集処理として、説明文と見取り図との重な
りの有無を文字セル(1文字のドットマトリクス)毎に
調べ、見取り図と重なる文字を行方向にずらし且つ必要
に応じて改行する文字移動処理が行われ、これによって
見取り図の周囲に説明文を配置した1ページの画像が作
成される。このとき、文字移動処理と並行して、逐次、
編集中の画像の画面表示が行われ、これにより、作業者
は編集過程及び編集終了後の画像(編集画像)を画面上
で確認することができる。
【0005】なお、作業者は、作成された編集画像を、
ハードディスク装置などの記録媒体を用いて画像データ
として保存することができ、また、プリンタ装置を用い
て紙面上にプリントすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像編集におい
ては、例えば表示用のビデオメモリなどのビットマップ
メモリ上で、作業者による編集開始の指示に呼応して直
ちに編集画像に対応したドットパターンの描画(ビット
マップ展開)が行われる。つまり、作業者は、ドットパ
ターン画像として編集画像が完成した後でなければ、編
集の良否を判断することができない。
【0007】このため、例えば文字と図形とのバランス
が思わしくないといった理由で、図形の大きさや位置を
変更して編集を数回やり直す場合がしばしば発生する
が、そのような場合において、最終の編集時以外のビッ
トマップ展開が無駄になることから、処理の所要時間や
ビットマップ展開を制御する制御系の負担などを総合し
た実用性が損なわれるという問題があった。
【0008】また、例えばパーソナルコンピュータとプ
リンタ装置とを組み合わせたプリントシステムにおい
て、プリンタ装置側で上述の画像編集を実現しようとす
ると、通常のプリント装置はビットマップメモリの内容
を部分的に書き換える機能を有していないので、新たに
その機能を追加する必要があり、ビットマップメモリの
制御が複雑になるという問題があった。
【0009】本発明は、これらの問題に鑑み、ビットマ
ップ展開の回数を最小限に抑えることにより、文字列を
任意形状の領域内に配置する画像編集の実用性を高める
とともに、プリンタ装置などの各種装置における画像編
集の実現を容易化することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図形の描かれた画像
を入力し、入力された画像の中にある図形を認識し図形
によって規定される文字埋込み領域を決定し、文字セル
を1つずつ順に前記文字埋込み領域に配置し、当該文字
埋込み領域の全体について当該文字セルの配置位置が確
定した後、当該各文字セルのそれぞれにドットマトリク
ス構成の文字パターンを組み入れて当該文字埋込み領域
のドットパターンを生成する。
【0011】請求項2の発明に係る方法は、任意形状の
図形の輪郭部を抽出し、前記画像編集領域内の当該輪郭
部を除いた領域の一部又は全部を前記文字埋込み領域と
して設定し、当該輪郭部と重ならないように前記文字セ
ルを配置する。
【0012】請求項3の発明に係る方法は、前記輪郭部
の内側又は外側を前記文字埋込み領域として設定したと
き、当該文字埋込み領域に前記文字列の全体が納まるよ
うに、当該輪郭部の拡大又は縮小によって当該文字埋込
み領域を拡張する。
【0013】請求項4の発明に係る方法は、前記輪郭部
の内側又は外側を前記文字埋込み領域として設定したと
き、当該文字埋込み領域に前記文字列の全体が納まるよ
うに、当該文字セルの大きさ及び当該文字セルの間隔の
少なくとも一方を縮小する。
【0014】
【作用】文字埋込み領域は、例えば、市販のグリーティ
ングカードの余白部に対応した領域、不特定形状の図柄
の周囲の領域、塗り潰し図形の輪郭部を除いた領域、雲
形の枠線の内側及び外側の一方又は両方など、編集画像
の用途に応じて選定される任意形状の領域である。
【0015】このような文字埋込み領域からはみ出さな
いように、複数の文字のそれぞれに対応した文字セルが
1文字分ずつ順に配置される。編集対象である所定数の
文字セルが残らず文字埋込み領域内に配置され、文字セ
ルの配置位置を変更する必要がなくなったとき、すなわ
ち文字セルの配置位置が確定した後に、各文字セルに対
する文字パターンの組み入れが行われ、文字埋込み領域
のドットパターンが生成される。
【0016】所定数の文字セルが文字埋込み領域内に納
まりきらない場合には、文字埋込み領域の拡張、文字セ
ルの縮小、又は文字セルの間隔の縮小が行われる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の実施に係る複合型ページプリ
ンタ1の外観を示す斜視図である。
【0018】複合型ページプリンタ(以下、「ページプ
リンタ」という)1は、電子写真式のプリンタ部(エン
ジン)とライン走査方式のイメージリーダ部(スキャ
ナ)とを一体化したプリンタ本体10、給紙カセット1
2、排紙トレイ13、及び原稿台ガラス21を覆う原稿
カバー22から構成されている。
【0019】プリンタ本体10は、外部のホストから入
力されるプリントデータ、スキャナによって得られる原
稿画像データ、又はこれらのデータを編集した画像デー
タに対応するハードコピー画像を形成する。
【0020】プリンタ本体10の前面上部に操作パネル
OPが設けられており、オペレータは操作パネルOP上
でのキー操作によって、用途に応じた所望の動作設定を
行うことができる。
【0021】図2は操作パネルOPの構成を示す平面図
である。操作パネルOPは、対話形式の操作のための画
面表示を行うタッチパネルTPから構成されている。タ
ッチパネルTPの表示内容は操作(モード選択など)に
応じて適宜切り換わる。図2の例では、文字列と任意形
状の図形とを合成した画像を生成する画像編集モードの
操作画面として、各種の操作ボタン71〜81を配置し
た画面が表示されている。
【0022】プレスキャンボタン71は原稿画像の読取
りを指示するためのボタンである。テストプリントボタ
ン72は文字の位置をドットで示すテストプリントを指
示するためのボタンである。決定ボタン73は文字の配
置形態(ページフォーマット)の記憶を指示するための
ボタンである。領域選択ボタン74は枠状図形の内側又
は外側を文字埋込み領域として指定するためのボタンで
ある。拡大縮小ボタン75は文字埋込み領域の大きさの
変更を指示するためのボタンである。位置あわせボタン
76は図形の移動を指示するためのボタンである。アク
ションボタン77〜80は図形の移動方向を指定するた
めのボタンである。なお、アクションボタン79,80
は、文字埋込み領域の大きさの変更に際して、それぞれ
図形の拡大指定ボタン及び縮小指定ボタンとして用いら
れる。終了ボタン81は編集画像のプリントを指示する
ためのボタンである。
【0023】図3はプリンタ本体10のハードウェア構
成を示すブロック図である。プリンタ本体10は、ペー
ジプリンタ1全体を制御するCPU101、制御プログ
ラムやエミュレーションデータなどを格納したROM1
02、各種データを一時的に格納するワークエリアとな
るRAM103、ホストとの通信のためのホストインタ
フェース105、原稿画像を量子化した原稿画像データ
を出力するスキャナIR、スキャナインタフェース10
6、電子写真プロセスを担うエンジンPE、エンジンイ
ンタフェース107、及び上述の操作パネルOPから構
成されている。なお、RAM103は、プリントデータ
の受信バッファ、及び原稿画像データの記憶・編集のた
めのイメージメモリとして用いられる。
【0024】図4はページプリンタ1の機能上の構成を
示すブロック図である。ページプリンタ1は、受信部2
10、編集部220、描画部230、印字部240、作
像部250、及びこれら各部の動作を規定するユーザー
・インタフェース部260を有する。
【0025】受信部210は、ホストインタフェース制
御部211、受信バッファ212、スキャナインタフェ
ース制御部213、及びイメージメモリ214からな
り、ホストとの通信により受信した所定量のプリントデ
ータを受信バッファ212内に一時的に蓄え、また、ス
キャナIRから入力された原稿画像データをイメージメ
モリ214内に格納する。
【0026】編集部220は、エミュレーション部22
2を含むプロトコル解析部221、編集制御部223、
及びパケットバッファ224からなる。プロトコル解析
部221は、特定形式のプリンタ装置(例えば他社製の
シリアルプリンタ)を模倣するソフトウェアであるエミ
ュレーション部222を必要に応じて起動し、プリント
データを解析して制御コマンドとそれ以外のデータ(つ
まり各種形態の画像データ)とを識別し、エンジンイン
タフェース106の制御に係る制御コマンドを作像部2
50へ送る。
【0027】編集制御部223は、プリントデータを適
当に区切り、パケットデータを生成してパケットバッフ
ァ224に書き込む。また、編集制御部223は、画像
編集モードにおいて、イメージメモリ214上で原稿画
像データの編集を行う。
【0028】描画部230は、描画制御部231とフォ
ントメモリ232とからなる。描画制御部231は、パ
ケットデータに基づいてビットマップデータ又は圧縮デ
ータを生成し、それらを印字部240のフレームバッフ
ァ(ビットマップメモリ)242に書き込むことにより
仮想的に出力画像(プリント画像)を描く。このとき、
フォントの指定があれば、フォントメモリ232から対
応するフォントを選択して用いる。また、描画制御部2
31は、後述の画像編集プリントに際して、フレームバ
ッファ242上の描画位置を指し示すカーソルをページ
フォーマットに則して移動する印字位置制御を行う。
【0029】印字部240は、イメージ展開部241と
上述のフレームバッファ242とからなり、フレームバ
ッファ242からデータを読み出して電子写真プロセス
における感光体の露光(印字)の制御に用いる印字デー
タを生成する。
【0030】作像部250は、上述のエンジンPEとエ
ンジン制御部251とからなり、用紙カセット12から
取り出した用紙上に、文字や図形などからなる所定の画
像をプリントする。
【0031】ユーザー・インタフェース部260は、オ
ペレータ(作業者)が操作パネルOPを介して指定した
内容の動作設定を行い、オペレータの意図に合致した動
作を実現する。
【0032】以上の構成のページプリンタ1は、ホスト
からのプリントデータに対応したハードコピー画像を形
成する通常のプリント、すなわちホスト上で作成された
画像(文字列からなるテキスト画像、図形画像など)を
そのまま用紙上に再現するプリントだけでなく、例えば
文章を構成する一連の文字列を任意形状の文字埋込み領
域内に納めるように、ホスト上で作成されたテキスト画
像を編集(文字流し込み編集)して再現する画像編集プ
リントを実現することができる。画像編集プリントに際
して、文字埋込み領域の形状は、スキャナIRによって
読み取った原稿の図形によって特定される。
【0033】図5は画像編集プリントの概要を示す図で
ある。画像編集プリントの編集形態は、ホスト上で作成
された文字列(テキスト)GtとスキャナIRが読み取
った図形Ggとを各文字が図形Ggと重ならないように
合成する第1の形態と、図形Ggの輪郭部を抽出した枠
状図形Geと文字列Gtとをこれらが重ならないように
合成する第2の形態とに大別される。
【0034】第1の形態は、例えば挿絵入り説明書など
のように文章とイラストレーションとを1ページに納め
た文書の作成に有用であり、第2の形態は、例えば不定
型の図柄を有したグリーティングカードの余白部に貼り
付けるメッセージラベルの作成などに有用である。
【0035】なお、第1の形態においては、用紙に対応
した大きさの画像編集領域Eの内、図形Ggの周囲の領
域が文字埋込み領域Etとなる。また、第2の形態にお
いては、オペレータは、領域選択ボタン74(図2参
照)を用いて、文字埋込み領域Etとして枠状図形Ge
の内側又は外側の領域を指定することができる。
【0036】以下、フローチャートに基づいて、画像編
集プリント動作を中心にページプリンタ1の動作につい
てさらに詳しく説明する。図6はCPU101の動作の
一例を示すメインフローチャートである。
【0037】CPU101は、電源が投入されると、ま
ず、内部の初期化を行い(#1)、RAM103内の不
要のデータ(受信バッファ212やパケットバッファ2
24などのデータ)を消去し(#2)、ペーパーサイズ
やマージンなどのプリント条件のデフォルト値を動作設
定値(パラメータ)として登録する初期設定処理を行う
(#3)。また、ボタン操作によるページフォーマット
の変更指示があれば、ページフォーマット設定処理を実
行する(#4,5)。
【0038】次に、CPU101は、プリントデータを
受信バッファ212に格納しつつ逐次読出してパケット
データを生成する受信データ処理(#6)、及び印字パ
ケット及び制御パケットに基づいて描画制御を行うパケ
ット処理(#7)を順に実行し、続けて排紙要求の有無
をチェックする(#8)。排紙要求は、プリント開始を
指示するコマンドの受信時及び1ページ分のプリントデ
ータの編集終了時に発生する。排紙要求があれば、イメ
ージ展開と並行してエンジンPEに適時に制御コマンド
や制御信号を与えるプリント制御処理(#9)を実行し
た後に受信データ処理へ戻り、排紙要求がなければ直ち
に受信データ処理へ戻る。
【0039】また、CPU101は、操作パネルOP上
での特定操作に呼応して、割込み処理の形で動作設定の
ためのボタン操作を受け付けるパネル入力処理(#1
0)を実行する。
【0040】図7は図6のページフォーマット設定処理
のフローチャートである。このルーチンにおいて、CP
U101は、プレスキャンボタン71の押下に呼応して
原稿台ガラス21上の原稿の走査を行い、光電変換信号
を量子化した原稿画像データをイメージメモリ214に
書き込むことによって図形Gg(図5参照)を記憶する
とともに、図形Ggの輪郭部(エッジ)を抽出し、これ
によって得られる枠状図形Geを図形Ggに対応づけて
記憶する(#51)。
【0041】次に、アクションボタン77〜80及び領
域選択ボタン74の操作に応じて、図形Gg又は枠状図
形Geを移動して文字埋込み領域Etを設定するレイア
ウト変更処理(#52)を行い、続けて拡大縮小ボタン
75の操作に応じて、図形Gg又は枠状図形Geの拡大
/縮小(つまり文字埋込み領域Etの大きさの変更)を
行う(#53)。
【0042】ここで、上述の第1の形態の画像編集プリ
ントの場合には、図形Ggを拡大すれば文字埋込み領域
Etは縮小され、図形Ggを縮小すれば文字埋込み領域
Etは拡大されることになる。逆に、枠状図形Geの内
側を文字埋込み領域Etとする第2の形態の画像編集プ
リントの場合には、枠状図形Geを拡大すれば文字埋込
み領域Etも拡大され、枠状図形Geを縮小すれば文字
埋込み領域Etも縮小されることになる。
【0043】レイアウト変更の終了操作として決定ボタ
ン73が押下されると、CPU101は、図9に示すよ
うに、編集対象の文字列Gtの各文字に対応した文字セ
ルC(1文字のドットマトリクス)を文字埋込み領域E
t内に配置し、編集領域Eにおける文字列Gtの配置形
態であるページフォーマットを設定する(#54,5
5)。このとき、各文字セルCは、文字列Gtの第1行
の先頭から1文字ずつ順に所定ピッチ(文字ピッチ及び
行ピッチ)で並べるように配置され、その過程で文字セ
ルCの一部又は全部が文字埋込み領域Etからはみ出す
場合(つまり文字セルCと図形Ggとが重なる場合)に
は、各行内で配置位置を右方向にずらすことによって文
字埋込み領域Et内に文字セルCが納められる。
【0044】ページフォーマットの設定の後、CPU1
01は、テストプリントボタン72の押下に呼応して、
図10に示すように各文字セルCの位置を例えば小さな
黒マル(ドット)dで示すプレビュー画像Gp11,G
p12,Gp21,Gp22をプリントする(#5
6)。
【0045】これにより、オペレータはプレビュー画像
によってページフォーマットを確認することができる。
そして、文字と図形との位置的なバランスや文字埋込み
領域Et内の余白の大小などについて検討し、ページフ
ォーマットが思わしくないと判断すれば、再び図形G
g,Geの移動や拡大縮小を指示する操作を行って文字
埋込み領域Etの形状及び大きさを適当に変更すること
ができる。図10(a)の例では1回目のプレビュー画
像Gp11のプリントの後、アクションキー77,80
による図形Ggの移動(左下方への移動)が行われ、移
動の結果を確認するために2回目のプレビュー画像Gp
12のプリントが行われている。また、図10(b)の
例では1回目のプレビュー画像Gp21のプリントの
後、アクションキー79による枠状図形Geの拡大が行
われ、拡大の結果を確認するために2回目のプレビュー
画像Gp22のプリントが行われている。
【0046】1回又は複数回のプレビュー画像のプリン
ト(テストプリント)の後、ページフォーマットの承認
を意味する終了ボタン81の押下があると、CPU10
1はその時点のページフォーマットを記憶し(#5
8)、メインルーチンへリターンする。なお、このとき
記憶したページフォーマットに基づいて、その後の終了
ボタン81の押下に呼応して、ドットdを所定の文字に
置き換えた形の編集画像GH1,GH2(図10参照)
のプリントが行われる。
【0047】図8は図6のパケット処理のフローチャー
トである。最初に、受信データ処理で作成されたパケッ
トデータの種別をチェックし(#71)、パケットデー
タが制御パケットであれば、各種のコマンドに対応した
制御を行う(#76)。
【0048】一方、パケットデータが画像情報である印
字パケット(文字パケット/グラフィックスパケット)
であれば、文字パケットについてはページフォーマット
に当てはめて文字を配置するための印字位置制御を行
い、グラフィックスパケットについては必要に応じて枠
状図形Geを再現するためのクリッピング(輪郭抽出)
処理を行う(#72〜74)。そして、フレームバッフ
ァ242内で出力画像をドットパターン化するイメージ
展開を行う(#75)。
【0049】つまり、画像編集プリントに際してはペー
ジフォーマットに則して所定位置に文字パターンを組み
入れるように文字のイメージ展開を行う必要がある。と
ころが、パケットデータはページフォーマットと無関係
に作成されている。そこで、文字パケットについては、
印字位置制御として、文字セルCの位置及び大きさに基
づいて、文字セルCと図形とが重ならないようにカーソ
ルを適当に移動させる処理を行う。
【0050】図11はCPU101の動作の他の例を示
すメインフローチャートである。図11において、CP
U101は、電源が投入されると、まず、内部の初期化
(#101)、不要のデータの消去(#102)、動作
設定値の初期設定処理(#103)を順に行う。
【0051】その後、プリントデータが入力されると、
受信バッファ212におけるページの先頭データの書込
みアドレスを記憶し、排紙要求があるまで受信データ処
理及びパケット処理を繰り返し実行する(#104〜1
07)。そして、排紙要求に呼応してプリント制御処理
(#108)を行い、受信バッファ212内のプリント
を終えたページに対応したメモリ領域を新たなデータの
格納が可能な状態にする受信バッファ開放処理(#10
9)を行ってステップ#104に戻る。
【0052】図12は図11の初期設定処理のフローチ
ャートである。最初に、動作を規定する制御パラメータ
として所定のデフォルト値を設定する(#301)。次
にモード選択画面上で画像編集モードが選択されたか否
かをチェックし(#302)、選択されたモードが画像
編集モードでなければ直ちにメインルーチンへリターン
する。
【0053】一方、画像編集モードが選択された場合
は、まず、編集モードフラグをセットし、1枚又は複数
枚の原稿の走査(スキャン)が終了するまで原稿画像デ
ータをイメージメモリ214へ書き込む(#304,3
05,309)。このとき、原稿単位で原稿画像データ
に識別番号(ID)を付与する。
【0054】次に、オペレータの指示に従って、各ペー
ジのプリントデータ(文字列)とそれらと合成する原稿
画像(図形)とを対応づけることによりページ毎に編集
対象を設定し、続けて編集条件(編集形態及び文字溢れ
発生時の対処方法)を設定する(#305,306)。
【0055】そして、文字溢れ発生時の対処方法とし
て、文字埋込み領域Etの大きさなどを自動的に変更す
る自動変倍のみを設定した場合はそのままメインルーチ
ンへリターンし、その他の場合(オペレータが自動変倍
を望まない場合、及びテストプリントを行う場合)には
ページフォーマット初期設定処理を実行した後にメイン
ルーチンへリターンする(#307,308)。
【0056】図13は図12のページフォーマット初期
設定処理のフローチャートである。CPU101は、ア
クションボタン77〜80の操作に応じて、図形Gg又
は枠状図形Geを移動して文字埋込み領域Etを設定す
るレイアウト変更処理を行い、決定ボタン73の押下に
呼応してテストプリントを行う(#381〜383)。
そして、終了ボタン81が押下されると、その時点のペ
ージフォーマットを記憶し(#384,385)、メイ
ンルーチンへリターンする。
【0057】図14は図11のパケット処理のフローチ
ャートである。最初に、受信データ処理で作成されたパ
ケットデータの種別をチェックし(#601)、パケッ
トデータが制御パケットであれば、各種のコマンドに対
応した制御を行う(#606)。ただし、画像編集モー
ドにおいては、改行コマンドを無効とする。
【0058】一方、パケットデータが画像情報に対応し
た印字パケットであれば、文字パケットについては必要
に応じて文字配列を変更する印字位置制御処理を行い、
グラフィックスパケットについては必要に応じて枠状図
形Geを再現するためのクリッピング処理を行う(#6
02〜604)。そして、フレームバッファ242内で
出力画像をドットパターン化するイメージ展開を行う
(#605)。
【0059】図15は図14の印字位置制御処理のフロ
ーチャートである。ページフォーマットに則して文字列
Gtの各文字パターンを1文字ずつ順に描画するイメー
ジ展開の過程で、次に描画する文字が行方向にはみ出す
ときには、図17に示すように次の行の先頭にカーソル
を移動する改行処理を行う(#631,632)。
【0060】改行の結果、次に描画する文字が列方向に
はみ出すとき、すなわち編集対象の文字が1ページの中
に納まらない文字溢れが発生したときは、まず、対処方
法として自動変倍が設定されているか否かをチェックす
る(#633,634)。
【0061】自動変倍が設定されていない場合は、文字
溢れ状態の編集画像のプリントを指示するフィード命令
を所定各部に送り、溢れた文字を次の用紙にプリントす
るための処理として受信バッファ212の読出しアドレ
スを1文字分だけ戻す(#635,636)。
【0062】自動変倍が設定されている場合は、自動変
倍禁止状態でなければ自動変倍処理を実行し(#63
7,640)、3つの自動変倍手法(領域拡張、ポイン
ト縮小、文字間隔縮小)の全てが禁止されているとき
は、文字溢れをオペレータに知らせるメッセージを表示
するとともに溢れた文字に対応したデータを廃棄する
(#638,639)。
【0063】図16は図15の自動変倍処理のフローチ
ャート、図18は自動変倍の一例を示す図である。この
サブルーチンでは、CPU101は、最初に自動変倍手
法の優先順位の設定状態をチェックし(#1001)、
現時点で非禁止状態の自動変倍手法の中で最も優先順位
の高い手法を適用して文字溢れに対処し、各手法におい
て対処が限界に達した場合には、その手法を禁止状態と
する(#1002〜1004、1007〜1009、1
010〜1012)。
【0064】適用する手法が領域拡張である場合には、
図18(a)のように、図形(ここでは枠状図形Ge)
を一定倍率で拡大(又は縮小)して文字埋込み領域Et
を拡張する。適用する手法がポイント縮小である場合に
は、図18(b)のように、文字セルCの大きさ(すな
わち文字のポイント数)を縮小して文字埋込み領域Et
内に配置可能な文字数を増大する。また、適用する手法
が文字間隔縮小である場合には、図18(c)のよう
に、例えば行方向ついて文字セルCの間隔を縮小して文
字埋込み領域Et内に配置可能な文字数を増大する。
【0065】そして、1つの自動変倍手法に対応した処
理を実行した後、文字溢れの生じたページについて改め
てイメージ展開を行う再描画の準備として、受信バッフ
ァ212の読出しアドレスを上述のステップ104で記
憶したページ先頭のアドレスに戻し、現時点の描画デー
タを記憶しているフレームバッファ242を一旦開放す
る(#1005,1006)。
【0066】上述の実施例によれば、例えば手書き図形
や市販のグリーティングカードの図柄などの読取りを行
うことにより、任意形状の領域内に文字列Gtを配置し
たハードコピー画像を容易に得ることができる。
【0067】上述の実施例において、文字列Gtの文字
数(すなわち文字列の長さ)、及び図形Gg(それに対
応した枠状図形Geを含む)の形状は任意である。上述
の実施例においては、文字列Gtと枠状図形Geとを合
成する画像編集に際して、枠状図形Geの内側又は外側
を文字埋込み領域Etとして設定する例を示したが、枠
状図形Geの内側及び外側の両方を文字埋込み領域Et
とすることも可能である。
【0068】なお、本発明は、プリンタ装置だけでな
く、各種コンピュータやワードプロセッサなどの情報処
理装置における画像編集に適用することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、編集所要時間の短縮と
編集制御系の負担の軽減とによる実用性の向上を図るこ
とができるとともに、プリンタ装置などの各種装置にお
ける画像編集の実現を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係る複合型ページプリンタの外
観を示す斜視図である。
【図2】操作パネルの構成を示す平面図である。
【図3】プリンタ本体のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】ページプリンタの機能上の構成を示すブロック
図である。
【図5】画像編集プリントの概要を示す図である。
【図6】CPUの動作の一例を示すメインフローチャー
トである。
【図7】図6のページフォーマット設定処理のフローチ
ャートである。
【図8】図6のパケット処理のフローチャートである。
【図9】ページフォーマットの設定手順を示す図であ
る。
【図10】ページフォーマットの設定変更の一例を示す
図である。
【図11】CPUの動作の他の例を示すメインフローチ
ャートである。
【図12】図11の初期設定処理のフローチャートであ
る。
【図13】図12のページフォーマット初期設定処理の
フローチャートである。
【図14】図11のパケット処理のフローチャートであ
る。
【図15】図14の印字位置制御処理のフローチャート
である。
【図16】図15の自動変倍処理のフローチャートであ
る。
【図17】改行の一例を示す図である。
【図18】自動変倍の一例を示す図である。
【符号の説明】
Gt 文字列 C 文字セル E 画像編集領域 Et 文字埋込み領域 Gg 任意形状の図形 Ge 枠状図形(輪郭部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // G06F 17/21 546 G06F 17/21 546A (56)参考文献 特開 平1−312664(JP,A) 特開 昭62−125353(JP,A) 特開 平1−125658(JP,A) 特開 平3−177965(JP,A) 特開 昭58−208865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 3/00 G09G 5/22 G09G 5/36 G09G 5/40 G06F 17/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図形の描かれた画像を入力し、 入力された画像の中にある図形を認識し図形によって規
    定される文字埋込み領域を決定し、 字セルを1つずつ順に前記文字埋込み領域に配置し、
    当該文字埋込み領域の全体について当該文字セルの配置
    位置が確定した後、当該各文字セルのそれぞれにドット
    マトリクス構成の文字パターンを組み入れて当該文字埋
    込み領域のドットパターンを生成することを特徴とする
    画像編集方法。
  2. 【請求項2】文字列を個々の文字に対応した文字セル単
    位で区切って画像編集領域の一部である任意形状の文字
    埋込み領域内に配置する画像編集方法であって、 任意形状の図形の輪郭部を抽出し、前記画像編集領域内
    の当該輪郭部を除いた領域の一部又は全部を前記文字埋
    込み領域として設定し、当該輪郭部と重ならないように
    前記文字セルを1つずつ順に前記文字埋込み領域に配置
    し、当該文字埋込み領域の全体について当該文字セルの
    配置位置が確定した後、当該各文字セルのそれぞれにド
    ットマトリクス構成の文字パターンを組み入れて当該文
    字埋込み領域のドットパターンを生成することを特徴と
    する画像編集方法。
  3. 【請求項3】前記輪郭部の内側又は外側を前記文字埋込
    み領域として設定したとき、当該文字埋込み領域に前記
    文字列の全体が納まるように、当該輪郭部の拡大又は縮
    小によって当該文字埋込み領域を拡張することを特徴と
    する請求項2記載の画像編集方法。
  4. 【請求項4】前記輪郭部の内側又は外側を前記文字埋込
    み領域として設定したとき、当該文字埋込み領域に前記
    文字列の全体が納まるように、当該文字セルの大きさ及
    び当該文字セルの間隔の少なくとも一方を縮小すること
    を特徴とする請求項2記載の画像編集方法。
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