JP2000354145A - ファイリングシステム - Google Patents

ファイリングシステム

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JP2000354145A
JP2000354145A JP11165636A JP16563699A JP2000354145A JP 2000354145 A JP2000354145 A JP 2000354145A JP 11165636 A JP11165636 A JP 11165636A JP 16563699 A JP16563699 A JP 16563699A JP 2000354145 A JP2000354145 A JP 2000354145A
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JP11165636A
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Teruyuki Maruyama
輝幸 丸山
Hideyuki Watanabe
英行 渡辺
Yuichi Araumi
雄一 荒海
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ファイリングシステムに関し、処
理途中のデータを装置各部に影響を与えることなく取り
込んで蓄積することにより、取り扱うデータを意識して
操作する必要なくバックアップすることを実現して、ま
た、処理したデータを必要なときに容易に検索し利用で
きるようにして、ファイリング作業自体を行うことなく
データを保管管理することのできる利用性の高いファイ
リングシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数枚の原稿の文書を複写処理する文書
取り込み装置10は、データ取込部19に、処理途中に
画像バス上で送受信される画像データや制御バス17上
で送受信される制御情報を取り込み、取込画像データに
制御情報などを添付してネットワーク30を介して蓄積
装置20に送信し検索・読出し可能に蓄積保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイリングシス
テムに関し、文書の複写、ファクシミリ通信、文書のス
キャンなどのデータ処理を行う処理システムに適用さ
れ、取り扱うデータを意識せずにバックアップすること
ができ、さらに任意に読み出し可能にすることによりフ
ァイリングシステムとして機能させることのできるもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、保管が必要となる重要な文書
(画像や文字が表示された文書)や、将来使用する可能
性のある文書などの書類は、紙に記録させた状態のまま
ファイルされて書棚等に整理されていた。しかし、書類
が膨大な事業所などでは、その保管に場所が取られてし
まうのと共に、所望の書類を探すのにも手間が掛かって
いた。
【0003】このため、近年では、データ処理技術の高
度化・高速化とともに、記憶装置の低価格化に伴って、
保管する必要のある文書は、スキャナ装置により読み取
らせて大容量記憶装置に蓄積させておく、所謂、ファイ
リングシステムが出現しており、このファイリングシス
テムは、書類が膨大な事業所などに限らず導入されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファイリングシステムにあっては、いずれに
してもスキャナ装置により文書を読み取らせる必要があ
るため、その都度、整理することができないときには後
回しにされて積み上げられた状態となってしまう。ま
た、このような書類を整理するためには、保管の要否を
確認した後に、保管する必要のある文書を個々にスキャ
ナ装置により読み取らせるとともに、分類するための入
力作業を行わなければならず、まとめてファイル作業を
行おうにも、作業が煩雑であるために折角のファイリン
グシステムを有効に利用できない状況に陥り易いという
問題があった。
【0005】また、ファイリングシステムに保管する文
書は、保管するか否かにより整理されたものであること
から、保管されずに廃棄された文書は後になって必要と
なっても入手することができない。
【0006】このため、文書の保管の要否を確認する際
に、その判断が容易な書類ばかりとは限らないことか
ら、作業に時間が掛かってしまう。また、そのときには
不要な文書であっても、後になって必要になるものもあ
る。
【0007】ところで、ファイリングシステムに保管す
る文書は、会議に使用するためにコピーした書類であっ
たり、取引先とファクシミリ装置などにより送受信した
書類である。要するに、保管する文書は、1回以上電気
信号に変換処理され用紙に記録出力などされているもの
である。
【0008】そこで、本発明者は、従来のファイリング
システムにおける問題を解消すべく、検討を重ねること
によって、このファイリングシステムに保管されるまで
の文書の経過を抽出することに至り、この文書データを
利用することができないかと、鋭意開発を行い本発明を
するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、処理途中のデータを
装置各部に影響を与えることなく取り込んで蓄積するこ
とにより、取り扱うデータを意識して操作する必要なく
バックアップすることを実現して、また、処理したデー
タを必要なときに容易に検索し利用できるようにして、
ファイリング作業自体を行うことなくデータを保管管理
することのできる利用性の高いファイリングシステムを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、原稿画像から画像データを読み
取る画像入力手段、発着信の際に所定の回線制御を実行
して画像データを送受信する通信制御手段、画像データ
を出力する出力手段、および、ページ記述言語を画像デ
ータに展開する画像データ展開手段のうち少なくとも2
つの手段を備え、画像データを読み取って用紙に記録出
力する複写機能、画像データを読み取って通信線を介し
て送信する送信機能、通信線を介して受信した画像デー
タを用紙に記録出力する受信機能、および受け取ったペ
ージ記述言語を画像データに展開し用紙に記録出力する
記録機能のうち1つ以上の機能を具備し、前記機能を実
行するとき、前記手段間で送受信される画像データを取
り込む画像取込手段と、画像取込手段によって取り込ん
だ画像データを蓄積する蓄積手段と、を備えることを特
徴とするものである。
【0011】この請求項1に記載の発明では、ユーザが
処理命令を入力して処理させる同一のデータが、ユーザ
の特別な入力操作を必要とすることなく(蓄積命令の入
力の有無に拘わらず)、自動的に蓄積手段に蓄積され
る。したがって、画像データがユーザの意識することな
くバックアップされる。なお、この蓄積画像データは、
蓄積手段から検索・読み出して再利用することができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記画像取込手段によって取り込
んだ階調を持つ多値の画像データを2値化処理により2
値の画像データに変換する画像処理手段を備えることを
特徴とするものである。
【0013】この請求項2に記載の発明では、画像取込
手段によって取り込んだ階調を持つ多値の画像データが
2値の画像データに変換される。したがって、2値の画
像データが蓄積手段に蓄積される。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の構成に加え、前記画像取込手段によっ
て取り込んだ画像データを比較して複数部出力の第1部
目を判別する画像判別手段を備えることを特徴とするも
のである。
【0015】この請求項3に記載の発明では、画像デー
タの情報によって複数部出力の第1部目が判別される。
したがって、取り込んだ画像データのみで複数部出力の
第1部目が判別される。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の構成に加え、前記画像判別手段は、前記画像取
込手段によって取り込んだ画像データの画素情報を比較
して複数部出力の第1部目を判別することを特徴とする
ものである。
【0017】この請求項4に記載の発明では、画像デー
タの画素情報によって複数部出力の第1部目が判別され
る。したがって、取り込んだ画像データのみで複数部出
力の第1部目が判別される。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の構成に加え、前記画像判別手段は、前記画像取
込手段によって取り込んだ画像データの走査情報を比較
して複数部出力の第1部目を判別する画像判別手段を備
えることを特徴とするものである。
【0019】この請求項5に記載の発明では、画像デー
タの走査情報によって複数部出力の第1部目が判別され
る。したがって、取り込んだ画像データのみで複数部出
力の第1部目が判別される。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項3、4ま
たは5に記載の発明の構成に加え、前記機能を実行する
とき、前記手段間で送受信される画像データの中で、前
記画像判別手段で第1部目と判断された画像データの出
現並びから記録出力の属性情報を取得し、該属性情報を
画像データと関連付けて前記蓄積手段に蓄積することを
特徴とするものである。
【0021】この請求項5に記載の発明では、第1部目
の画像データの出現並びから属性情報が取得され、画像
データと関連付けて蓄積される。したがって、画像デー
タとともに処理の属性情報も蓄積される。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項3、4ま
たは5に記載の発明の構成に加え、前記機能を実行する
とき、前記手段間で送受信される画像データの中で、前
記画像判別手段で第1部目と判断された画像データの出
現数から記録出力の出力数情報を取得し、該出力数情報
を画像データと関連付けて前記蓄積手段に蓄積すること
を特徴とするものである。
【0023】この請求項7に記載の発明では、第1部目
の画像データの出現数から出力数情報が取得され、画像
データと関連付けて蓄積される。したがって、画像デー
タとともに出力数の情報も蓄積される。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記各手段の動作を制御する制御
手段と、前記各手段と制御手段間で送受信される、各手
段の動作を制御する制御情報を取り込む情報取込手段
と、を備え、取り込んだ制御情報を画像データと関連付
けて前記蓄積手段に蓄積することを特徴とするものであ
る。
【0025】この請求項8に記載の発明では、各手段を
制御する制御情報が取り込まれ、画像データと関連付け
て蓄積される。したがって、画像データとともに制御情
報も蓄積される。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記各手段の動作を制御する制御
手段と、制御手段から各手段の動作を制御する制御情報
を取得する情報取得手段と、を備え、取得した制御情報
を画像データと関連付けて前記蓄積手段に蓄積すること
を特徴とするものである。
【0027】この請求項8に記載の発明では、各手段を
制御する制御情報が取得され、画像データと関連付けて
蓄積される。したがって、画像データとともに制御情報
も蓄積される。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の発明の構成に加え、前記制御情報から、複
数部出力における第1部目を識別する識別手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0029】この請求項10に記載の発明では、制御情
報により複数部出力における第1部目が識別される。し
たがって、制御情報だけで複数部出力における第1部目
が識別される。
【0030】請求項11に記載の発明は、請求項3、
4、5、6、7または10のいずれかに記載の発明の構
成に加え、前記画像判別手段で第1部目と判断された画
像データのみを前期蓄積手段に蓄積することを特徴とす
るものである。
【0031】この請求項11に記載の発明では、複数部
出力の第1部目のみが蓄積される。したがって、2部目
以降の必要の無いデータの蓄積が回避される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図12は本発明に係るファイリングシス
テムの第1実施形態を示す図である。
【0033】図1において、文書取り込み装置10と蓄
積装置20はイントラネットなどのネットワーク30を
介して接続され、ユーザが取り扱うデータをバックアッ
プするデータバックアップシステムとして機能すると共
に、そのユーザの必要に応じてファイリングシステムと
しても機能してデータを再利用することができるように
構築されている。
【0034】この文書取り込み装置10は、制御装置1
1に、スキャナ12、通信制御部13、プリンタ15、
操作パネル16、が制御バス17を介して接続されてい
る。
【0035】スキャナ12は、記憶装置12aを内蔵
し、送信/複写する原稿画像から画像データを読み取
り、該記憶装置12aに一時記憶するものであり、この
スキャナ12は、画像入力手段を構成する。通信制御部
13は、通信回線14を介してPSTN(Public Switc
hed Telephone Network)に接続され、発着信の際に所
定の回線制御を実行して回線接続あるいはその切断を行
い、画像データや各種手順信号を内蔵するモデム装置に
より変復調しファクシミリ通信(送受信)を実行するも
のであり、この通信制御部13は、通信制御手段を構成
する。プリンタ15は、読み取り受信した画像データに
基づいて、記録媒体により画像を用紙に記録して出力す
るものであり、このプリンタ15は、出力手段を構成す
る。操作パネル16は、駆動条件、装置状態、あるいは
ユーザによる設定や命令等の入力操作を行うためのもの
である。
【0036】また、スキャナ12、通信制御部13、プ
リンタ15は画像バス18を介して画像データを送受信
するようになっている。
【0037】さらに、制御装置11とスキャナ12との
間を接続する制御バス17aと、制御装置11と通信制
御部13との間を接続する制御バス17bと、制御装置
11とプリンタ15との間を接続する制御バス17cお
よび画像バス18が後述するデータ取込部19に接続さ
れている。
【0038】制御装置11においては、内蔵するCPU
(Central Processing Unit:中央処理装置)がROM
(Read Only Memory:記憶媒体)内から読み出した制御
プログラムに従って装置各部の駆動条件や管理データ等
の各種情報を記憶すると共に、動作する上で必要なデー
タを記憶するRAM(Random Access Memory)を利用し
つつ、上記各部12〜16を統括制御して文書取り込み
装置としての各種機能を実行する。すなわち、制御装置
11は、制御手段として機能する。
【0039】そして、データ取込部19は、図2に示す
ように、制御部41、画像判別部42、記憶部43、情
報取込部44、送信部45を備えている。
【0040】このデータ取込部19は、制御部41が各
部を統括制御して、画像バス18から取り込んだ画像デ
ータを記憶部43に一時的に蓄積し、情報取込部44に
より制御バス17a、17b、17cから取り込んだ画
像データに対する情報(制御情報)や画像データから取
得した情報(属性情報、出力数情報)などを、該画像デ
ータを特定するための特定情報として蓄積画像データに
添付して送信部45によりネットワーク30を介して蓄
積装置20に送信する。
【0041】すなわち、文書取り込み装置10は、スキ
ャナ12から読み込んだ画像データをプリンタ15によ
り記録出力する複写機能と、読み込んだ画像データをP
STNを介してファクシミリ送信する送信機能と、画像
データをPSTNを介してファクシミリ受信する受信機
能と、蓄積されている画像データをプリンタ15により
記録出力する記録出力機能とを備えており、複写機とし
てだけではなく、ファクシミリ装置としても利用するこ
とができるようになっている。なお、PCからページ記
述言語を受け取って画像データに展開し記録出力するプ
リンタ装置や、読み込んだ画像データをPCに送出する
スキャナ装置として利用可能に構成してもよく、これら
画像データを本発明により処理する画像データと同様に
処理するようにしてもよい。
【0042】一方、蓄積装置20は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、単にPCという)もしくはワークステー
ションにより構築され、図3に示すように、CPU5
1、ROM52、RAM53、ネットワークI/F(イ
ンタフェース)54、ディスクI/F55、ハードディ
スク装置56、ディスプレイI/F57、ディスプレイ
58、キーボードI/F59、キーボード60、を備え
ており、CPU51がハードディスク装置56から読み
出したアプリケーションプログラムに従って、装置各部
52〜60を統括制御して各種処理を実行するようにな
っている。
【0043】この蓄積装置20は、ネットワークI/F
54にネットワーク30が接続されており、データ取込
部19から転送されてくる画像データや特定情報等を、
ネットワーク30を介して受け取って、蓄積手段を構成
するハードディスク装置56に画像データと特定情報を
対応付けて蓄積し、この特定情報により画像データを検
索・読み出し可能とするようになっている。
【0044】このようなシステム構成により、これら文
書取り込み装置10及び蓄積装置20は、読み取った画
像データを蓄積したり、蓄積画像データを検索・読み出
しすることによりファイリングシステムとして機能す
る。
【0045】図4、図5は、文書取り込み装置10のデ
ータ取込部19における画像データや制御情報の取り込
み方法を説明する図である。データ取込部19は制御装
置11、スキャナ12、通信制御部13、プリンタ15
などの各部に影響を与えずに画像バスおよび制御バスか
ら画像データや制御情報などを取り込むことを特徴とし
ている。
【0046】制御バス17は、例えば、TTL信号によ
るシリアル通信線を使い、ボーレート9600bps、
8ビットデータ、奇数パリティ、1ストップビットで通
信を行い、制御装置11とスキャナ12、通信制御部1
3、プリンタ15、操作パネル16はそれぞれ図4に示
すようなフォーマットのコマンドまたはコマンドに対す
る応答をやり取りする。例えば、複数枚の文書を複写す
る場合、一連の複写処理の最初と最後には複写開始コマ
ンドと複写終了コマンドが、各原稿の複写の開始と終了
には取込開始コマンドと取込終了コマンドが送受信され
るようになっている。
【0047】図4に示すように、第1バイト目にはコマ
ンドまたは応答の種別を示し、このバイトでコマンドで
あるか応答であるかが区別される。応答の場合は図4
(b)に示すように、第2バイト以降に情報は無い。コ
マンドの場合は図4(a)に示すように、第2バイト目
は第3バイト以降の情報のバイト数、第3バイト目には
コマンドの種類、そして第4バイト目以降にはコマンド
に必要なパラメータが示されており、この制御バスのデ
ータを情報取込部44で取得し、制御部41および画像
判別部42に通知するようになっている。
【0048】また、図5に示すように、画像バス18上
には、例えば、画像データ信号(d)、画像主走査方向
ストローブ信号(-lsb)、画像副走査方向ストローブ信
号(-fsb)、画素クロック信号(clk)が流れており、
画像副走査方向ストローブ信号がアクティブ(0)でか
つ画像主走査方向ストローブ信号がアクティブの間(区
間B、D)画素クロック信号に同期して画像データ信号
上にデータが流されるようになっていて、画像判別部4
2は各信号を監視して、画像主走査方向ストローブ信
号、画像副走査方向ストローブ信号が共にアクティブに
なった時の画素クロック信号の立ち下がり(矢印A、
C)により画像データ信号上のデータをラッチし、シフ
トレジスタを用いて8ビットにパックし、後述する黒画
素数の計数を行いながら内蔵するRAM(図示していな
い)への書き出しを行う。
【0049】したがって、データ取込部19は他の装置
各部(制御装置11、スキャナ12、通信制御部13、
プリンタ15など)に影響を与えることなく画像データ
やコマンドなどのデータを取得することができる。な
お、このような処理により、画像判別部42は、画像取
込手段として機能する。また、情報取込部44は、情報
取込手段として機能する。
【0050】次に、図6〜図9は、文書取り込み装置1
0で複写処理が行われる場合のデータ取込部19におけ
る取り込んだ画像データの蓄積装置20への送信処理を
説明するフローチャートである。
【0051】まず、図6に示すように、情報取込部44
は、制御バス17a、17b、17c上のデータを監視
していて、制御バス17a、17b、17c上にデータ
を検出すると(S11)、そのデータがどのようなコマ
ンドであるのかを解釈し(S12)、そのコマンドに付
加されているパラメータから特定情報となる情報を獲得
し、内蔵するRAM(図示していない)に制御情報とし
て蓄積し(S13)、そのコマンドのデータを制御部4
1および画像判別部42に通知する(S14)。
【0052】一方、制御部41は、図7に示すように、
後述する画像判別部42で使用する計数値履歴テーブ
ル、コピー数、ページ数などの初期化を行い(S2
1)、情報取込部44からの複写開始コマンドが通知さ
れるのを待ち合わせていて(S22)、複写開始コマン
ドが通知されると、次ぎに取込終了コマンドを待ち(S
23)、取込終了コマンドを受けると、後述する画像判
別部42による画像データの判別結果を受け取り(S2
4)、第1部目かどうかを判定する(S25)。第1部
目であれば、画像判別部42に内蔵のRAMに取り込ま
れた画像データを同じ複写処理で取り込まれ蓄積されて
いる画像データと関連付けて記憶部43に蓄積する(S
26)。2部目以降であれば何もせず、次のコマンドが
複写終了コマンドであるか判定し(S27)、複写終了
コマンドでなければステップ23に戻って取込終了コマ
ンドを待つ。
【0053】複写終了コマンドであれば、制御部41
は、情報取込部44のRAMに蓄積してある制御情報や
画像判別部42で取得したページ数やコピー数などの出
力数情報を添付ファイルとし(S28)、送信部45に
蓄積装置20への画像データの送信をさせるため添付フ
ァイルとともにファイル作成通知を通知する(S2
9)。
【0054】これと並行して、画像判別部42では、図
8に示すように、情報取込部44からの取込開始コマン
ドが通知されるのを待ち合わせていて(S31)、取込
開始コマンドが通知されると、黒画素数の計数を開始し
(S32)、取込終了コマンドを待つ(S33)。取込
終了コマンドが通知されると、黒画素数の計数を終了し
(S34)、今回の複写処理で取り込んだ各原稿の黒画
素数(画素情報)を登録した計数値履歴テーブルの各計
数値と比較を行い(S35)、画素数が一致しているも
のがあるか判定する(S36)。一致しているものがあ
れば、それは以前にも取り込んだ画像データであるので
2部目以降であると判断し、判別結果に2部目以降を設
定するとともにコピー数を1加算する(S37)。画素
数が一致していなければ、それは初めて取り込んだ画像
データであるので1部目であると判断し、計数値を計数
値履歴テーブルに登録し(S38)、判別結果に第1部
目を設定するとともにページ数、コピー数ともに1加算
する(S39)。
【0055】その後、画像判別部42は、判別結果を制
御部41へ通知し(S40)、制御部41からの初期化
の指示が通知されているかを判定し(S41)、通知さ
れていなければそのままステップ31へ戻り、通知され
ていれば、計数値履歴テーブル、ページ数、コピー数な
どの初期化を行ってから(S42)ステップ31へ戻
る。
【0056】そして、送信部45は、図9に示すよう
に、制御部41からファイル作成通知を受けると(S5
1)、それとともに通知された添付ファイルをネットワ
ーク30を介して蓄積装置20に送信し(S52)、続
いて、画像データを取込データファイルとして蓄積装置
20に送信する(S53)。
【0057】このようにして、文書取り込み装置10で
の複写処理が行われる途中のデータを装置各部に影響を
与えることなく取り込んで蓄積装置20に送信すること
ができる。なお、このような処理により、画像判別部4
2は、画像判別手段として機能する。
【0058】次に、図10〜図12は蓄積装置20にお
ける、画像データの蓄積処理と検索・読出処理を説明す
るフローチャートである。
【0059】図10に示すように、CPU51は、ま
ず、文書取り込み装置10からネットワーク30を介し
て添付ファイル及び取込データファイルを受信する(S
61)。次いで、周知のOCR(Optical Character Re
ader:光学式文字読取装置)により、取込データファイ
ルの画像データから文字情報の抽出を行う(S62)。
【0060】文字抽出が終了すると、CPU51は、抽
出した文字の中から、例えば出現頻度の高い文字または
単語(良く使われている文字または単語・熟語等)ある
いは指定領域に書かれている文字を該当画像データのキ
ーワードとして抽出する(S63)。
【0061】次いで、CPU51は、添付ファイル及び
抽出したキーワードを特定情報として画像データととも
にハードディスク装置56に記録する(S64)。
【0062】このような処理により、画像データととも
に画像データ中に出現する頻度の高い文字または単語、
あるいは指定領域の情報をキーワードとして蓄積するこ
とができる。
【0063】次に、図11、図12は、蓄積された画像
データの再利用処理例を説明するフローチャートであ
る。なお、図11はユーザ側の処理、図12は蓄積装置
20のCPU51の処理を示している。
【0064】まず、図11に示すように、ユーザは、自
分のIDとパスワードを入力し、利用者の特定を行う
(S71)。これに対し、CPU51は、図12に示す
ように、入力されたIDとパスワードでユーザの認証を
行い、認証が正常なユーザからの要求のみ受け付ける
(S81)。正常なユーザであれば、画像データを検索
するためのキーワードを受け付ける画面を表示しキーワ
ードの入力を要求する(S82)。
【0065】これに対し、ユーザは、図11に示すよう
に、検索したい画像データに関連する図10で抽出した
ようなキーワードを入力し(S72)、検索の開始を要
求する(S73)。
【0066】これに対し、CPU51は、図12に示す
ように、入力されたキーワードやユーザのIDなどが一
致する画像データ検索し、1つあるいは複数の画像デー
タ(文書)を抽出し(S83)、抽出した画像データの
一部を取り出した(間引いた)画像を作成し(S8
4)、再利用するユーザが使用している端末のディスプ
レイ装置に表示して例えばマウスクリックなどにより指
定させる(S85)。
【0067】これに対して、ユーザは、図11に示すよ
うに、表示された間引き画像の中から読み出したい文書
を指定する(S74)。これに対して、CPU51は、
文書の指定を受付けて指定された文書を特定し(S8
6)、指定された文書の画像データを蓄積された形式か
ら取り込み時の画像に展開し(S87)、展開した画像
データをディスプレイ装置に表示させユーザに確認させ
る(S88)。
【0068】これに対して、ユーザは、図11に示すよ
うに、画像データを確認し文書画像を獲得することがで
き(S75)、獲得した画像データは、プリンタ15に
より用紙に記録出力を行ったり、通信制御部13により
所望の宛先にファクシミリ送信を行うなどして、再利用
が可能となる。
【0069】このように本実施形態においては、データ
取込部19において他の装置各部に影響を与えることな
く画像データや制御情報を取り込み、自動的に蓄積装置
20に保管管理することができる。
【0070】また、取り込んだ画像データの画素数の計
数値を記憶しておき、同一の画素数の画像データは同一
ページと判断し、第1部目の画像データを判別すること
ができ、第1部目のページ数や取り込んだ画像データの
数からコピー枚数やコピー部数などの出力数情報を取得
したり、第1部目の画像データのみ蓄積装置に蓄積した
りすることができる。
【0071】また、取り込んだ制御情報を画像データと
関連付けて蓄積装置20に蓄積し、該制御情報を検索キ
ーとして画像データを検索・読み出しすることができ
る。
【0072】なお、本実施形態においては、画像データ
全体の画素数を計数したが、これに限定されるものでは
なく、例えば、特定のエリアの画素数を計数するように
してもよい。
【0073】図13〜図16は本発明に係るファイリン
グシステムの第2実施形態を示す図である。なお、本実
施形態は、上述実施形態と略同等に構成されているの
で、その図面を流用し同様な構成には同一の符号を付し
て特徴部分のみを説明する。
【0074】本実施形態の文書取り込み装置10は、階
調を持つ多値の画像データを読み込んで記録出力できる
ようになっている。
【0075】図13において、文書取り込み装置10の
データ取込部19は、画像バス18から取り込んだ階調
を持つ多値画像データを画像処理部71において2値化
し、画像判別部72において2値化された画像データの
副走査方向ライン数を計数して第1部目かを判別するこ
とを特徴としている。
【0076】具体的には、図14に示すように、画像バ
ス17上には、例えば、画像データ信号(d<7..0>)、
画像主走査方向ストローブ信号(-lsb)、画像副走査方
向ストローブ信号(-fsb)、画素クロック信号(clk)
が流れており、画像副走査方向ストローブ信号がアクテ
ィブ(0)でかつ画像主走査方向ストローブ信号がアク
ティブの間(区間B、D)画素クロック信号に同期して
画像データ信号上にデータが流されるようになってい
て、画像処理部71は各信号を監視して、画像主走査方
向ストローブ信号、画像副走査方向ストローブ信号が共
にアクティブになった時の画素クロック信号の立ち下が
り(矢印A、C)により画像データ信号上の8bitデー
タをラッチし、例えば誤差拡散処理などによりこの8bi
tの多値画像データを2値化し、8bitにパックして画像
判別部72に内蔵するRAM(図示していない)への書
き出しを行う。画像判別部72では、RAM内の2値化
された画像データに対し後述する副走査方向ライン数の
計数を行い、その画像データが第1部目かを判別する。
すなわち、画像処理部71は、画像取込手段および画像
処理手段を構成する。
【0077】また、図1に示すように、文書取り込み装
置10のスキャナ12は、記憶装置12aを内蔵してお
り、複数部複写においては読み取った画像データを記憶
装置12aに保持していて、保持している画像データを
繰り返し記録出力することで複写速度の高速化や複雑な
電子ソートなどの機能を実現している。
【0078】この文書取り込み装置10においては、第
1部目の複写はスキャナ12において読み取られ適正な
画像処理が施されたままの画像データを用いて行われる
のに対し、第2部目以降の複写はスキャナ12内の記憶
装置12aに保持された画像データを用いて行われる。
ここで、第1部目の複写画像データは複写可能サイズ目
一杯の画像サイズを持つのに対し、第2部目以降の複写
に用いられる記憶装置12aに保持された画像データ
は、画像の回転処理等の都合から主走査方向に数画素、
副走査方向に数ラインのトリミングが施されているた
め、第1部目の複写画像データに対して若干サイズが小
さくなるという特徴がある。画像判別部73ではこの特
徴を利用し、コピー開始直後に画像バスに流れる画像デ
ータ(1枚目の画像データ)は必ず第1部目のデータで
あるので、この画像データのライン数(副走査方向サイ
ズ)を計数して計数値履歴テーブルに保存し、以後画像
バスに流れる画像データのライン数と計数値履歴テーブ
ルのライン数を比較して、計数値が同じであれば第1部
目の画像データ、計数値が違っていれば第2部目以降の
データと判別する。
【0079】具体的には、図6に示すように、情報取込
部44は、制御バス17a、17b、17cから取得し
たコマンドのデータを、制御部41および画像判別部7
2に通知する。
【0080】制御部41は、図15に示すように、画像
処理部71に2値化処理を行うための設定を行い(S9
0)、図7で示したステップ21〜ステップ29の処理
と同様に、後述する画像判別部72で使用する計数値履
歴テーブル、コピー数、ページ数、複写種別などの初期
化を行い、情報取込部44からのコマンドのデータを受
け付け、第1部目の画像データ取込データファイルとし
て、また情報取込部44で取得した制御情報や後述する
画像判別部72の処理によって収集した属性情報や出力
数情報などを添付ファイルとして送信部45にファイル
作成通知を通知する。
【0081】これと並行して、図16に示すように、画
像判別部72は、情報取得部44からの複写開始コマン
ドが通知され(S91)、つづいて取込開始コマンドが
通知されると(S92)、副走査ライン数の計数を開始
し(S93)、取込終了コマンドが通知されると(S9
4)、副走査ライン数(走査情報)の計数を終了する
(S95)。
【0082】その後、画像判別部72は、コピー数が0
かどうかで最初のデータ(コピー開始直後のデータ)か
判定する(S96)。最初のデータであれば計数値を計
数値履歴テーブルへ登録し(S97)、判別結果に1部
目を設定するとともにコピー数・ページ数を1加算する
(S98)。
【0083】その後、判別結果を制御部41へ通知し
(S99)、次のコマンドが複写終了コマンドであるか
判定し(S100)、複写終了コマンドでなければステ
ップ92に戻って取込開始コマンドを待つ。複写終了コ
マンドであれば、後述する処理でカウント・設定するペ
ージ数、コピー部数、複写種別を制御部41へ通知し
(S101)、計数値履歴テーブル、コピー数、ページ
数などの初期化を行い(S102)、ステップ91に戻
って複写開始コマンドを待つ。
【0084】最初のデータでない場合、コピー数が1か
どうかで2番目のデータか判定する(S103)。2番
目のデータであれば計数値を計数値履歴テーブルの値と
比較して結果を判定し(S104,S105)、計数値
履歴テーブルの値と一致していれば1部目のデータが連
続して出力されているためソート複写であると判断し複
写種別にソート複写を設定し(S106)、判別結果に
1部目を設定するとともにコピー数・ページ数を1加算
し(S107)、ステップ99以降の処理を行う。
【0085】計数値が計数値履歴テーブルの値と一致し
ていない場合、1部目の後に2部目以降のデータが出力
されているためスタック複写であると判断し複写種別に
スタック複写を設定し(S108)、判別結果に2部目
以降を設定するとともにコピー数のみ1加算し(S10
9)、ステップ99以降の処理を行う。
【0086】2番目のデータでもない場合、計数値を計
数値履歴テーブルの値と比較して結果を判定し(S11
0,S111)、計数値履歴テーブルの値と一致してい
れば判別結果に1部目を設定するとともにコピー数・ペ
ージ数を1加算し(S112)、ステップ99以降の処
理を行う。
【0087】計数値履歴テーブルの値と一致していなけ
れば判別結果に2部目以降を設定するとともにコピー数
を1加算し(S113)、ステップ99以降の処理を行
う。
【0088】そして、送信部45は、図9に示すよう
に、制御部41からのファイル作成通知により、添付フ
ァイルと画像データをネットワーク30を介して蓄積装
置20に送信する。
【0089】このようにして、文書取り込み装置10で
の複写処理が行われる途中のデータを装置各部に影響を
与えることなく取り込んで、原稿のページ数、コピー部
数、複写種別などを特定情報として蓄積装置20に蓄積
させることができる。なお、このような処理により、画
像判別部72は、画像判別手段として機能する。
【0090】このように本実施形態においては、階調を
持つ多値の画像データを2値化処理により2値の画像デ
ータに変換しているため、多値の画像データを扱ってい
ても2値の画像データで蓄積管理することができる。
【0091】また、最初に取り込んだ画像データの副走
査方向ライン数を計数し、その計数値と副走査方向ライ
ン数を比較することで第1部目の画像データを判別で
き、第1部目と第2部目以降の画像データの取り込まれ
る順序(出現並び)によりソート出力かスタック出力か
などの属性情報を取得することができ、第1部目のペー
ジ数や取り込んだ全ての画像データの数から原稿のペー
ジ数やコピー部数などの出力数情報を取得することがで
き、それらの情報を特定情報として画像データとともに
蓄積し、該情報を検索キーに画像データを検索・読出し
することができる。
【0092】図17〜図19は本発明に係るファイリン
グシステムの第3実施形態を示す図である。なお、本実
施形態は、上述実施形態と略同等に構成されているの
で、その図面を流用し同様な構成には同一の符号を付し
て特徴部分のみを説明する。
【0093】図17において、文書取り込み装置10の
データ取込部19は、制御装置11とスキャナ12、通
信制御部13、プリンタ15間のそれぞれの制御バスか
ら制御情報を取り込むのではなく、情報取得バス80を
介して制御装置11と接続し、制御装置11に問い合わ
せを行って制御情報を取得するようになっている。
【0094】この画像取込手段19は、図18に示すよ
うに、情報取得部81が情報取得バス80を介して制御
装置11と接続されており、情報取得バス80は、例え
ば、制御バス17と同様に、TTL信号によるシリアル
通信線を使い、ボーレート9600bps、8ビットデ
ータ、奇数パリティ、1ストップビットで通信を行う。
また、画像取込部82は、画像バス18から画像判別部
42と同様の処理により画像データを取り込み、内蔵す
るRAM(図示していない)への書き出しを行う。すな
わち、画像取込部82は、画像取込手段を構成する。
【0095】制御装置11は、スキャナ12、通信制御
部13、プリンタ15間で送受信する図4に示すような
フォーマットのコマンド(複写開始・終了、取込開始・
終了など)をデータ取込部19の情報取得部81に情報
取得バス80を介して送信するようになっている。
【0096】さらに、情報取得部81は、制御装置11
と情報取得バス80を介して図4に示すようなコマンド
および応答をやり取りして、例えば、操作パネル16に
入力された複写処理の際のページ数やコピー部数や複写
種別(スタックかソートかなど)などの制御情報を取得
するようになっている。すなわち、情報取得部81は、
情報取得手段を構成する。
【0097】具体的には、図19に示すように、情報取
得部81は、制御装置11から送られてくるコマンドか
ら取り込み動作が行われるかを判定し(S121)、取
り込み動作が行われる場合、制御装置11に問合せコマ
ンドを送信し制御情報を問合せる(S122)。制御装
置11から制御情報を取得すると制御部41に通知する
(S123)。
【0098】制御部41では、通知された制御情報を内
蔵するRAM(図示していない)内に一旦蓄積し、その
情報から画像取込部82に取り込まれる画像データが第
1部目であるかどうかを識別し、第1部目の画像データ
のみを記憶部43に蓄積する。全ての画像データの取り
込みが終了すると、制御部41は、取得した制御情報な
どを添付ファイルとし、送信部45に添付ファイルとと
もにファイル作成通知を通知する。
【0099】そして、送信部45は、図9に示すよう
に、添付ファイルと画像データをネットワーク30を介
して蓄積装置に送信する。このようにして、制御部41
は識別手段として機能する。
【0100】このように本実施形態においては、制御装
置11から制御情報を容易に得ることができ、該制御情
報から取り込んだ画像データの第1部目を識別すること
ができ、第1部目のみを蓄積装置20に蓄積することが
できる。
【0101】また、取得した制御情報を特定情報として
画像データとともに蓄積しているため、該制御情報を検
索キーとして画像データを検索・読出しすることができ
る。
【0102】なお、上述各実施形態においては、複写機
能を実行する途中の画像データを取り込んで処理した
が、これに限定されるものではなく、例えば、ファクシ
ミリ受信した画像データを取り込んで処理してもかまわ
ない。
【0103】また、上述各実施形態では蓄積装置20は
ネットワークを介して接続したが、これに限定されるも
のではなく、例えば、制御装置11に直接接続してもか
まわない。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、処理途中の画像データ
を取り込んで蓄積手段に蓄積するので、ユーザが特別な
処理をしなくても画像データの蓄積ができ、ユーザが意
識せず自動的に画像データのバックアップができる。
【0105】また、多値の画像データを2値の画像デー
タに変換するようにすれば、多値の画像データを扱って
いても2値の画像データを蓄積でき、多値の画像データ
を蓄積するのに比べ蓄積手段の使用量を削減することが
できる。
【0106】また、画像データの画素情報により複数部
出力の第1部目を判別するようにすれば、取り込んだ画
像データのみで第1部目をでき、他の装置各部に影響を
与えることがなく、装置構成を簡素化できる。
【0107】また、最初に取り込んだ画像データからの
変更の有無により複数部出力の第1部目を判別するとす
れば、取り込んだ画像データのみで第1部目をでき、他
の装置各部に影響を与えることがなく、装置構成を簡素
化できる。
【0108】また、第1部目と判別された画像データの
出現並びから属性情報を取得し、画像データとともに蓄
積するとすれば、該属性情報を検索キーとして画像デー
タを検索・読み出すことができ、操作性を向上させるこ
とができる。
【0109】また、第1部目と判別された画像データの
出現数から出力数情報を取得し、画像データとともに蓄
積するとすれば、該出力数情報を検索キーとして画像デ
ータを検索・読み出すことができ、操作性を向上させる
ことができる。
【0110】また、各手段の動作を制御する制御情報を
取得し、画像データとともに蓄積すれば、該制御情報を
検索キーとして画像データを検索・読み出すことがで
き、操作性を向上させることができる。
【0111】また、制御情報を制御手段に問合せて取得
すれば、制御情報を容易に取得することができるととも
に有用な制御情報のみを取得することができ、該制御情
報を検索キーとして画像データを検索・読み出すこと
で、操作性を向上させることができる。
【0112】また、制御情報から複数部出力の第1部目
を識別すれば、画像データから第1部目を判別する手段
が必要無いので、装置構成を簡素化できる。
【0113】また、第1部目と判断された画像データの
みを蓄積すれば、第2部目以降の不要な画像データの蓄
積を回避することができ、蓄積手段の使用量を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファイリングシステムの第1実施
形態を示す図であり、その全体構成図である。
【図2】その文書取り込み装置のデータ取込部の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】その蓄積装置の概略全体構成を示すブロック図
である。
【図4】その制御バス上で送受信されるコマンド・応答
を示すデータフォーマット図である。
【図5】その画像バス上のデータ信号を示すタイムチャ
ート図である。
【図6】そのコマンド取り込み処理を説明するフローチ
ャートである。
【図7】そのファイル作成処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】その画像データ判別処理を説明するフローチャ
ートである。
【図9】そのファイル送信処理を説明するフローチャー
トである。
【図10】その画像データ蓄積処理を説明するフローチ
ャートである。
【図11】そのユーザによる文書検索操作を説明するフ
ローチャートである。
【図12】その画像データ検索処理を説明するフローチ
ャートである。
【図13】本発明に係るファイリングシステムの第2実
施形態を示す図であり、その文書取り込み装置のデータ
取込部の概略構成を示すブロック図である。
【図14】その画像バス上のデータ信号を示すタイムチ
ャート図である。
【図15】そのファイル作成処理を説明するフローチャ
ートである。
【図16】その画像データ判別処理を説明するフローチ
ャートである。
【図17】本発明に係るファイリングシステムの第2実
施形態を示す図であり、その全体構成図である。
【図18】その文書取り込み装置のデータ取り込み部の
概略構成を示すブロック図である。
【図19】その制御情報取得処理を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 文書取り込み装置 11 制御装置(制御手段) 12 スキャナ(画像入力手段) 12a 記憶装置 13 通信制御部(通信制御手段) 14 通信回線 15 プリンタ(出力手段) 16 操作パネル 17、17a、17b、17c 制御バス 18 画像バス 19 データ取込部 20 蓄積装置 30 ネットワーク 41 制御部(識別手段) 42 画像判別部(画像取込手段、画像判別手段) 43 記憶部 44 情報取込部(情報取込手段) 45 送信部 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 ネットワークI/F 55 ディスクI/F 56 ハードディスク装置(蓄積手段) 57 ディスプレイI/F 58 ディスプレイ 59 キーボードI/F 60 キーボード 71 画像処理部(画像取込手段、画像処理手段) 72 画像判別部(画像判別手段) 80 情報取得バス 81 情報取得部(情報取得手段) 82 画像取込部(画像取込手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒海 雄一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B050 CA05 CA08 DA02 EA02 FA02 GA08 5B075 ND06 NK31 PP02 PP03 PP12 PP22 PQ02 PR04 UU05 5C062 AA05 AA14 AA16 AA17 AA30 AB02 AB17 AB41 AC02 AE02 AF14 5C073 AA06 AB02 AB12 CD12 CE08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像から画像データを読み取る画像入
    力手段、 発着信の際に所定の回線制御を実行して画像データを送
    受信する通信制御手段、 画像データを出力する出力手段、 および、ページ記述言語を画像データに展開する画像デ
    ータ展開手段のうち少なくとも2つの手段を備え、 画像データを読み取って用紙に記録出力する複写機能、
    画像データを読み取って通信線を介して送信する送信機
    能、通信線を介して受信した画像データを用紙に記録出
    力する受信機能、および受け取ったページ記述言語を画
    像データに展開し用紙に記録出力する記録機能のうち1
    つ以上の機能を具備し、 前記機能を実行するとき、前記手段間で送受信される画
    像データを取り込む画像取込手段と、 画像取込手段によって取り込んだ画像データを蓄積する
    蓄積手段と、を備えることを特徴とするファイリングシ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記画像取込手段によって取り込んだ階調
    を持つ多値の画像データを2値化処理により2値の画像
    データに変換する画像処理手段を備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のファイリングシステム。
  3. 【請求項3】前記画像取込手段によって取り込んだ画像
    データを比較して複数部出力の第1部目を判別する画像
    判別手段を備えることを特徴とする請求項1または2に
    記載のファイリングシステム。
  4. 【請求項4】前記画像判別手段は、前記画像取込手段に
    よって取り込んだ画像データの画素情報を比較して複数
    部出力の第1部目を判別することを特徴とする請求項3
    に記載のファイリングシステム。
  5. 【請求項5】前記画像判別手段は、前記画像取込手段に
    よって取り込んだ画像データの走査情報を比較して複数
    部出力の第1部目を判別することを特徴とする請求項3
    に記載のファイリングシステム。
  6. 【請求項6】前記機能を実行するとき、前記手段間で送
    受信される画像データの中で、前記画像判別手段で第1
    部目と判断された画像データの出現並びから記録出力の
    属性情報を取得し、該属性情報を画像データと関連付け
    て前記蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項3、
    4または5に記載のファイリングシステム。
  7. 【請求項7】前記機能を実行するとき、前記手段間で送
    受信される画像データの中で、前記画像判別手段で第1
    部目と判断された画像データの出現数から記録出力の出
    力数情報を取得し、該出力数情報を画像データと関連付
    けて前記蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項
    3、4または5に記載のファイリングシステム。
  8. 【請求項8】前記各手段の動作を制御する制御手段と、 前記各手段と制御手段間で送受信される、各手段の動作
    を制御する制御情報を取り込む情報取込手段と、を備
    え、 取り込んだ制御情報を画像データと関連付けて前記蓄積
    手段に蓄積することを特徴とする請求項1に記載のファ
    イリングシステム。
  9. 【請求項9】前記各手段の動作を制御する制御手段と、 制御手段から各手段の動作を制御する制御情報を取得す
    る情報取得手段と、を備え、 取得した制御情報を画像データと関連付けて前記蓄積手
    段に蓄積することを特徴とする請求項1に記載のファイ
    リングシステム。
  10. 【請求項10】前記制御情報から、複数部出力における
    第1部目を識別する識別手段を有することを特徴とする
    請求項8または9に記載のファイリングシステム。
  11. 【請求項11】前記画像判別手段で第1部目と判断され
    た画像データのみを前期蓄積手段に蓄積することを特徴
    とする請求項3、4、5、6、7または10のいずれか
    に記載のファイリングシステム。
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