JP2023167871A - 画像処理装置、情報処理装置、画像処理システム、画像処理方法、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置、画像処理システム、画像処理方法、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが分割方法を選択する手間を軽減すること。【解決手段】画像処理装置は、複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得手段と、過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理手段と、前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析手段と、前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割手段と、を有する。【選択図】図12

Description

本開示は、ページ単位のスキャン画像群を分割する技術に関する。
ユーザが帳票をスキャンする目的の1つに、紙の帳票の電子化がある。帳票を電子化して得られたファイルをクラウドストレージに保管することで、ユーザは、時間と場所を問わず帳票の内容を確認できる。さらに、帳票を電子化することで紙の帳票の保管スペースを削減することができる。また、複数枚の原稿をスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群をユーザ所望のまとまりのスキャン画像ごとに分割して電子化する方法がある。ページ単位のスキャン画像群を分割する際の分割方法として複数の方法が提案されている。
特許文献1では、1ページ分割、一定枚数分割、任意枚数分割、および自動分割の中から、ユーザが分割方法を都度選択する方法が開示されている。
特開2018-56797号公報
特許文献1のように、ユーザがスキャンの対象となる帳票に応じた分割方法を選択する方法では、同じような帳票を繰り返しスキャンする場合でも分割方法を都度選択しなければならないためユーザの手間が発生する。
本開示の画像処理装置は、複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得手段と、過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理手段と、前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析手段と、前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割手段と、を有することを特徴とする。
本開示の技術によれば、ユーザが分割方法を選択する手間を軽減することができる。
本システムの全体構成を示す図である。 MFPのハードウェア構成図である。 MFP連携サービスおよびクライアントPCのハードウェア構成図である。 本システムの機能構成図である。 各機器間の処理の流れを示すシーケンス図である。 各機器間の処理の流れを示すシーケンス図である。 スキャンボタン選択画面の一例を示す図である。 スキャン設定画面の一例を示す図である。 分割方法選択画面の一例を示す図である。 分割を説明するため図である。 画像解析処理の詳細を示すフローチャートである。 解析結果情報の一例を示す図である。 分割方法を決定する処理の詳細を示すフローチャートである。 分割方法の管理構造の一例を示す図である。 各機器間の処理の流れを示すシーケンス図である。 各機器間の処理の流れを示すシーケンス図である。 スキャン済み帳票一覧画面の一例を示す図である。
以下、本開示の技術を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る技術を限定するものでなく、また以下の実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の技術の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
[システム構成]
図1は、本実施形態に係る、画像処理システムの全体構成を示す図である。はじめに図1(a)の画像処理システムについて説明する。図1(b)については後述する第2の実施形態にて説明を行う。図1(a)の画像処理システムは、MFP(Multifunction Peripheral)110、MFP連携サーバ120およびクラウドストレージサーバ130を有する。MFP110は、LAN(Local Area Network)経由でインターネット上の各種サービスを提供するサーバに対して通信可能に接続されている。
MFP110は、スキャナやプリンタといった複数の機能を有する複合機であり、画像形成装置の一例である。MFP110は、クラウドストレージ等のサービスを提供するクラウドサービスと連携する画像形成装置である。このような画像形成装置は、帳票をスキャンして得られたスキャン画像をユーザが指定したクラウドストレージに保管するため、生成したスキャン画像のデータを送信する機能を有する。
MFP連携サーバ120は、MFP110がスキャンして得られた画像ファイルを、自サーバ上に保存したり、ファイル保存を行うストレージサービス等を提供する別のサーバに転送したりするサービスを提供するサーバの一例である。以下、MFP連携サーバ120が提供するクラウドサービスを「MFP連携サービス」と呼ぶことにする。
クラウドストレージサーバ130は、インターネットを介して受信したファイルを保存したり、外部装置がウェブブラウザを介してファイルを取得したりすることができるサービスを提供するサーバである。画像システムには、クラウドストレージサーバ130に限らず、複数のクラウドストレージサーバが存在する。以下、クラウドストレージサーバ130が提供するクラウドサービスを「クラウドストレージサービス」と呼ぶことにする。
本実施形態の画像処理システムは、MFP110、MFP連携サーバ120およびクラウドストレージサーバ130を有する構成としているがこれに限定されない。例えば、MFP110がMFP連携サーバ120の役割を兼ね備えてもよい。また、MFP連携サーバ120がインターネット上ではなくLAN上のサーバに配置されている接続形態であってもよい。また、クラウドストレージサーバ130はメールサーバーなどに置き換えて、スキャンした画像をメールに添付し送信してもよい。
[MFPのハードウェア構成]
図2は、MFP110のハードウェア構成を示すブロック図である。MFP110は、制御部210、操作部220、プリンタ221、スキャナ222、モデム223を有する。
制御部210は、以下の各部211~219で構成され、MFP110全体の動作を制御する。CPU211は、ROM212に記憶された様々な制御プログラム(図4の機能構成図で示す各種機能に対応するプログラム)を読み出して実行する。RAM213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、本実施形態では1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213またはHDD214)を用いて後述のフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、これに限定されない。例えば、複数のCPUや複数のRAMまたはHDDを協働させて各処理を実行してもよい。HDD214は、画像データや各種プログラムを記憶する大容量記憶部である。
操作部I/F215は、操作部220と制御部210とを接続するインタフェースである。操作部220には、表示部としても機能するタッチパネルやキーボードなどが備えられており、ユーザによる操作/入力/指示を受け付ける。なお、タッチパネルへのタッチ操作には、人の指による操作やタッチペンによる操作が含まれる。
プリンタI/F216は、プリンタ221と制御部210とを接続するインタフェースである。印刷用の画像データはプリンタI/F216を介して制御部210からプリンタ221へ転送され、紙等の記録媒体上に印刷される。
スキャナI/F217は、スキャナ222と制御部210とを接続するインタフェースである。スキャナ222は、不図示の原稿台やADF(Auto Document Feeder)にセットされた原稿を光学的に読み取ってスキャン画像を生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。スキャナ222で生成されたスキャン画像は、プリンタ221で印刷したり(コピー出力)、HDD214に保存したり、LANを介してMFP連携サーバ120等の外部装置にファイル送信したりすることができる。
モデムI/F218は、モデム223と制御部210とを接続するインタフェースである。モデム223は、PSTN上のファクシミリ装置(不図示)との間で画像データをファクシミリ通信する。
ネットワークI/F219は、制御部210(MFP110)をLANに接続するインタフェースである。MFP110は、ネットワークI/F219を用いて、スキャン画像のデータをMFP連携サーバ120に送信したり、MFP連携サーバ120から各種データを受信したりする。以上説明したMFP110のハードウェア構成は一例であり、必要に応じてその他の構成を備えるものであってもよいし、一部の構成を有していなくてもよい。
[MFP連携サーバのハードウェア構成]
図3は、MFP連携サーバ120、クラウドストレージサーバ130、または後述するクライアントPC111のハードウェア構成を示すブロック図である。MFP連携サーバ120、クラウドストレージサーバ130、およびクライアントPC111は、CPU311、ROM312、RAM313、HDD314、及びネットワークI/F315を有する。CPU311は、ROM312に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行することで、全体の動作を制御する。RAM313は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD314は、画像データや各種プログラムを記憶する大容量記憶部である。ネットワークI/F315は、制御部310をインターネットに接続するインタフェースである。MFP連携サーバ120、クラウドストレージサーバ130、及びクライアントPC111は、ネットワークI/F315を介して他の装置(MFP110など)から様々な処理の要求を受け、当該要求に応じた処理結果を返す。
[画像処理システムの機能構成]
図4は、本実施形態に係る、画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。以下、画像処理システムを構成するMFP110及び、MFP連携サーバ120のそれぞれの役割に対応した機能構成を順に説明する。なお、以下では、各装置が有する諸機能のうち、文書をスキャンして電子化(ファイル化)し、クラウドストレージサーバ130に保存を行うまでの処理に関わる機能に絞って説明を行うものとする。
[MFPの機能構成]
MFP110は、情報処理装置の機能も含まれ、ネイティブ機能部410および追加機能部420の2つ機能モジュールを有する。ネイティブ機能部410は、MFP110に標準的に備えられたアプリケーションであるのに対し、追加機能部420は、MFP110に追加的にインストールされたアプリケーションである。追加機能部420は、Java(登録商標)をベースとしたアプリケーションであり、MFP110への機能追加は容易に実現される。なお、MFP110には図示しない他の追加アプリケーションがインストールされていてもよい。
ネイティブ機能部410は、スキャン実行部411およびスキャン画像管理部412を有する。また、追加機能部420は、表示制御部421、スキャン制御部422、連携サービスリクエスト部423、および画像処理部424を有する。
表示制御部421は、各種のユーザ操作を受け付けるためのユーザインタフェース画面(UI画面)を、操作部220のタッチパネルに表示する。各種のユーザ操作には、例えば、MFP連携サーバ120へアクセスするためのログイン認証情報の入力、スキャン設定、スキャンの開始指示、ファイル名設定、ファイルの保存指示などがある。
スキャン制御部422は、UI画面を介して行われたユーザ操作(例えば「スキャン開始」ボタンの押下)に応じて、スキャン設定に基づくスキャン処理の実行をスキャン実行部411に指示する。
スキャン実行部411は、スキャン制御部422からのスキャン処理の実行指示に従い、スキャナI/F217を介してスキャナ222に文書の読み取り動作を実行させ、スキャン画像を生成する。
スキャン画像管理部412は、生成されたスキャン画像のデータをHDD214に保存する。このとき、保存されたスキャン画像のデータを一意に示すスキャン画像識別子の情報が、スキャン制御部422へ通知される。スキャン画像識別子は、MFP110においてスキャンした画像をユニークに識別するための番号、記号、およびアルファベットなどである。スキャン制御部422は、例えば上記のスキャン画像識別子を使って、ファイル化する対象のスキャン画像のデータをスキャン画像管理部412から取得することができる。そして、ファイル化のために必要な処理の要求をMFP連携サーバ120に対して行うよう、連携サービスリクエスト部423に対して指示する。
連携サービスリクエスト部423は、MFP連携サーバ120に対して各種処理の要求を送信したり、その要求のレスポンスを受信したりする送信手段または受信手段として機能する。各種処理には、例えば、ログイン認証、スキャン画像の解析、スキャン画像のデータの送信などが含まれる。MFP連携サーバ120とのやり取りはRESTやSOAPなどの通信プロトコルを使用される。画像処理部424は、スキャン画像のデータに対し所定の処理を行う。なお、MFP110とは異なる装置(クライアントPC111などの情報処理装置)が、上述の追加機能部420等によって実現される一部の機能を備えていてもよい。
MFP110の機能部は、MFP110のROM212またはHDD214に記憶されているプログラムを、CPU211がRAM213に読み出し、実行することで実現される。
[サーバ装置の機能構成]
MFP連携サーバ120の機能構成について図4を用いて説明する。MFP連携サーバ120は、リクエスト制御部431、画像処理部432、ストレージサーバアクセス部433、データ管理部434、および表示制御部435を有する。
リクエスト制御部431は、外部装置からの要求を受信する受信部としても機能し、外部装置からの要求を受信できる状態で待機している。そしてリクエスト制御部431は、受信した要求内容に応じて、画像処理部432、ストレージサーバアクセス部433、データ管理部434、表示制御部435に対し所定の処理の実行を指示する。たとえばMFP110からのログイン要求に応じてログイン処理が行われるように制御する。
画像処理部432は、MFP110から送られてくるスキャン画像のデータに対して、文字列領域の検出処理、文字認識処理(Optical Character Recognition処理またはOCR処理)を行う。さらに、今回スキャンされた帳票と類似する類似帳票を決定する類似帳票判別処理等の解析処理を行う。他にも、回転や傾き補正といった画像加工処理を行う。類似帳票判別の詳細は後述する。また、対象となる文書として、見積書や請求書といった帳票を例に説明を行うことにし、その帳票をスキャンして得られたスキャン画像を帳票画像と呼ぶ場合がある。
ストレージサーバアクセス部433は、クラウドストレージサーバ130に対する処理の要求(リクエスト)を行う。クラウドストレージサーバ130では、RESTやSOAPなどのプロトコルを用いてクラウドストレージサーバ130内にファイルを保存したり、保存したファイルを取得したりするための様々なインタフェースを公開している。ストレージサーバアクセス部433は、公開されたインタフェースを使用して、クラウドストレージサーバ130に対する要求を行う。
データ管理部434は、MFP連携サーバ120で管理するユーザ情報、画像の解析結果情報、各種設定データ等をHDD等に保管して管理する。
表示制御部435は、MFP110、インターネット経由で接続されたクライアントPC111、またはモバイル端末(不図示)に画面表示に必要な画面情報を送信することで画面が表示されるように制御する。例えば、表示制御部435は、クライアントPC111、またはモバイル端末(不図示)で動作しているウェブブラウザからの要求を受けて、画面表示に必要な画面情報(HTML、CSS等)を返す。ユーザは、ウェブブラウザ等によって表示される画面経由で、登録されているユーザ情報を確認したり、スキャン設定を変更したり、分割方法を選択したりすることができる。
[全体の処理の流れ]
図5Aおよび図5Bは、MFP110で帳票をスキャンし、スキャンの結果得られたスキャン画像をファイル化してストレージサーバに保存する際の、装置間の処理の流れを示すシーケンス図である。図5Aおよび図5Bをまとめて図5とよぶことがある。以下、図5のシーケンス図に沿って、装置間のやり取りを時系列に説明する。なお、以下の説明において記号「S」はステップを表す。
S501においてMFP110の表示制御部421は、MFP連携サーバ120にアクセスするためのログイン認証の情報を入力する不図示のUI画面(以下、「ログイン画面」と表記)をMFP110の操作部220に表示する。
S502では、予め登録されているユーザIDとパスワードをログイン画面上の入力欄にそれぞれユーザが入力し「ログイン」ボタンを押下すると、ログイン認証の要求がMFP連携サーバ120に送信される。
S503においてログイン認証の要求を受けたMFP連携サーバ120は、当該要求に含まれるユーザIDおよびパスワードを用いて認証処理を行う。認証処理の結果、正規のユーザであることが確認されれば、MFP連携サーバ120は、アクセストークンをMFP110に返す。以後、MFP110からMFP連携サーバ120に対して行う各種要求の際にこのアクセストークンを一緒に送ることで、ログイン中のユーザが特定される。本実施形態では、MFP連携サーバ120へのログインの完了によって、クラウドストレージサーバ130へのログインも同時に完了するものとする。このためにユーザは、インターネット上のPCのウェブブラウザ等を介して、MFP連携サービスを利用するためのユーザIDとストレージサービスを利用するためのユーザIDとの紐づけを予め行っておく。これにより、MFP連携サーバ120へのログイン認証に成功すれば同時にクラウドストレージサーバ130へのログイン認証も完了し、クラウドストレージサーバ130にログインするための操作を省略できる。そして、MFP連携サーバ120においては、自装置にログインしたユーザからのストレージサービスに関する要求にも対応可能となる。なお、ログイン認証の方法は一般的に公知な手法(Basic認証、Digest認証、OAuthを用いた認可等)を用いて行えばよい。
S504においてMFP110の表示制御部421は、ログイン処理が完了したら、アプリケーションを選択可能なUI画面(以下、「メイン画面」と表記)を操作部220に表示し、MPF110が利用できるアプリケーションをメイン画面に表示する。
図6(a)は、メイン画面の一例を示す図である。帳票をスキャンしてファイル化し、クラウドストレージサーバに保存するための専用のアプリケーションがMFP110にインストールされることで、メイン画面610上に専用アプリケーションを開始するためのボタンが表示されるようになる。
S505において、ユーザがメイン画面610でスキャンアプリ611を押下すると、連携サービスリクエスト部423は、スキャンアプリ起動の要求をMFP連携サーバ120に送信する。MFP連携サーバ120は、ログインユーザが利用できるスキャン処理のボタン選択画面を表示するために必要な情報をMFP連携サーバ120のHDDから取得し、MFP110に送信する。
S506においてMFP110の表示制御部421は、MFP連携サーバ120から受信した情報に基づきスキャンボタン選択画面を操作部220に表示する。
図6(b)は、スキャンボタン選択画面600の一例を示す図である。図6(b)のボタン601~604は、MFP連携サーバ120に登録されているスキャンボタンのうち、ログインユーザが利用できるボタンである。ユーザは、スキャンまたは送信に関する設定を、あらかじめMFP連携サーバ120のHDDに登録しておくことができる。ログインユーザによって登録された設定に応じたボタンがスキャンボタン選択画面600に表示される。以下の各ステップでは、ユーザがボタン601を選択したものとして説明をする。
S507において、ユーザがボタン601を選択すると、連携サービスリクエスト部423は、選択されたボタン601にデフォルトで設定されているスキャン設定の送信の要求をMFP連携サーバ120に対して行う。MFP連携サーバ120は、スキャン設定の送信要求に対して、選択されたボタン601のデフォルトのスキャン設定、およびスキャン設定画面の表示に必要な情報をMFP連携サーバ120のHDDから取得してMFP110に送信する。
S508においてMFP110の表示制御部421は、MFP連携サーバ120から受信した情報に基づきスキャン設定画面をMFP110の操作部220に表示する。
図7は、スキャン設定画面700の一例を示す図である。スキャンボタン701はスキャンの実行を指示するためのボタンである。設定領域702は、カラー、解像度、画質、両面、原稿サイズ混載、濃度、原稿サイズなどの現在のスキャン設定が表示される領域である。設定領域702に表示されているスキャン設定を選択することで、変更するスキャン設定が受け付けられる。ボタン705はスキャンボタン選択画面600に戻るボタンである。
S509で、ユーザがスキャンボタン701を押すと、原稿台ガラスまたはADFに置かれたスキャン対象の紙帳票に対してスキャナ222はスキャンを実行する。そして、スキャン実行部411は、スキャンされた紙帳票を読み取って得られたスキャン画像のデータを生成する。原稿台ガラスで複数ページの紙帳票をスキャンする場合は、次にスキャンする紙帳票に置き換えて、スキャンボタン701ボタンを押すことで複数の帳票を連続してスキャンすることができる。
スキャンを実行した結果、スキャン設定画面700のプレビュー領域703には、スキャンした原稿のプレビューが表示される。ボタン群704は、プレビュー領域703に表示される画像のページ送り、ページ回転、ページ削除、ページの追加(追加のスキャン)を行うためのボタン群である。次へボタン706はプレビュー表示されているスキャン画像に対する処理を次に進めるボタンである。
S510で、次へボタン706が押下されると、MFP110の表示制御部421は、スキャン処理中画面をMFP110の操作部220に表示する。
S511においてMFP110の連携サービスリクエスト部423は、S509のスキャンによって得られたスキャン画像を、そのスキャン画像の解析要求と共にMFP連携サーバ120に送信する。MFP連携サーバ120が受信したスキャン画像は、クラウドストレージサーバ130へ送信されるまでの間、MFP連携サーバ120内のHDDで保存される。
S512において、スキャン画像の解析要求をMFP110から受信すると、MFP連携サーバ120の画像処理部432は、スキャン画像に対する解析を開始する。その後、MFP連携サーバ120は、解析処理の終了を待たずに、依頼された解析を一意に特定可能な識別子である「processId」をMFP110に返す。
画像処理部432は、S512の解析処理において、解析対象となるスキャン画像内に存在する文字列領域を検出する処理を行う。文字列領域の検出は、例えば、ある閾値で2値化を行った画像から文字と推測される矩形領域を抽出する方法など既知の方法を適用すればよい。次に、画像処理部432は、検出された文字列領域に対して、文字認識処理(OCR:Optical Character Recognition)を行う。
そして、解析対象のスキャン画像の特徴と、学習データとして登録されているスキャン画像の特徴と比較して類似するか決定する処理(帳票判別処理)を行う。学習データとして登録されているスキャン画像は過去にスキャンされた帳票のスキャン画像であり、学習データとして登録されている過去のスキャン画像に対応する帳票を登録帳票とよぶ。登録済みの過去のスキャン画像の情報として、そのスキャン画像の特徴情報が保存されている。帳票判別処理では、今回スキャンして得られたスキャン画像と類似する過去のスキャン画像が学習データにあるかが決定されることになる。そして、MFP連携サーバ120は、解析の結果得られた解析対象のスキャン画像の情報である解析結果情報をMFP連携サーバ120のHDDに保存する。なおS512の解析処理の詳細については後述する。
上記解析処理が行われている間、MFP110は、上述の「processId」を使用して、MFP連携サーバ120に対して定期的(例えば数百ミリ秒から数ミリ秒程度毎)に処理状況の問合せを行う(S513~S513’)。この問合せは、MFP連携サーバ120からの解析処理の完了レスポンスが取得できるまで繰り返し実行される。MFP連携サーバ120は、処理状況の問合せを受けると、processIdに対応する解析処理の進行状況を確認し、完了していない場合は処理中を表すレスポンスを返す。
レスポンスには、現在の処理状況を示す項目である“status”が含まれ、“status”に保持される文字列によって現在の処理状況が示される。例えば“status”に保持される文字列が“processing”の場合、MFP連携サーバ120で処理が行われている最中であることを示す。“completed”の場合、処理が完了している状態であることを示す。“failed”の場合、処理が失敗したことを示す。
MFP連携サーバ120の処理が完了していた場合(statusがcompletedの場合)、MFP110は、処理の完了ステータスを受信する。さらにMFP110は、処理の完了ステータスと共に、解析処理の結果を表す情報(解析結果情報)が格納されている格納先を示すURL等をMFP連携サーバ120から受信する。
S514でMFP110の連携サービスリクエスト部423は、MFP連携サーバ120から受信したURLを用いて、解析結果情報の送信を、MFP連携サーバ120に対して要求する。
以降のステップは、今回スキャンされた帳票が複数枚であるかによって切替えらえる。今回スキャンされた帳票が複数枚あるかは、解析処理結果情報に基づき判定される。ユーザは異なる種類の帳票をまとめてスキャンすることがあり、異なる種類の帳票をまとめてスキャンした場合は、今回スキャンされた帳票は、複数枚あることになる。1種類の帳票をスキャンした場合であっても、その帳票が複数ページで構成されている場合は、今回スキャンされた帳票は複数枚あることになる。
今回スキャンされた帳票が複数枚ある場合は、今回スキャンして得られたスキャン画像に類似する登録済みの過去のスキャン画像がない新規帳票であるかによってさらに処理が切り替えられる。今回スキャンされた帳票が複数枚である場合は、少なくともS517~520が行われ、さらに今回スキャンされた帳票が新規帳票である場合は、その前にS515~S516の処理が行われる。以下の図5の説明では、今回スキャンされた帳票が複数枚あり、かつ、新規帳票である場合の説明をする。
S515においてMFP110の連携サービスリクエスト部423は、分割方法選択画面を表示するために必要な情報の送信をMFP連携サーバ120に対して要求する。MFP連携サーバ120のリクエスト制御部431は、分割方法選択画面の表示に必要な情報の送信要求を受信する。そしてMFP連携サーバ120の表示制御部435は、解析結果情報に基づき今回のスキャン画像に対して適用可能な分割方法、および分割方法選択画面の表示に必要な情報をMFP110に送信する。
S516においてMFP110の表示制御部421は、MFP連携サーバ120から受信した分割方法選択画面の表示に必要な情報に基づき、分割方法選択画面を操作部220表示する。分割とは、ページ単位のスキャン画像群を、特定のページのスキャン画像ごとにまとめて1つのファイルとする処理である。
図8は、MFP110の操作部220に表示される分割方法選択画面800の一例を示す図である。ユーザは、分割方法選択画面800から、分割方法選択画面800において表示されている分割方法を選択するボタンを押下することで、ページ単位のスキャン画像群を分割してファイル化する際の分割方法を選択することができる。
図8(a)は、MFP連携サーバ120が処理可能な分割方法が全て選択可能なように生成された分割方法選択画面800の例を示す図である。本実施形態では、処理可能な分割方法は、「1ページ目の帳票と類似するページ」「バーコードがあるページ」「白紙ページ」「任意のページ数」の4つであるものとする。このため図8(a)の分割方法選択画面800には、4つの分割方法のいずれかをユーザが選択できるように、分割方法を選択するためのボタン801~805が表示されている。なお、MFP連携サーバ120が処理可能な分割方法は一例であり、これら4つの方法に限られない。
図9は、分割方法を説明するための図である。図9(a)は、「1ページ目の帳票と類似するページ」による分割方法を説明するための図である。「1ページ目の帳票と類似するページ」による分割方法は、ページ単位のスキャン画像群のうち、1ページ目(または1ページ目と同じ又は類似するページ)から、次の1ページ目と同じ又は類似するページの前のページまでを分割する。そして、分割されたページ毎にファイルを生成する方法である。図9(a)のスキャン画像の場合は、1ページ目と類似するページは、3ページ、6ページである。このため、この方法によれば、1~2ページ、3~5ページ、6~7ページで分割してそれぞれのファイルが生成される。この分割方法は、例えば、1ページ目のフォーマットが同じ帳票をまとめてスキャンし、フォーマットが同じ帳票を表紙として別ファイルに分割して保存する用途に適している。図8のボタン802は、「1ページ目の帳票と類似するページ」による分割方法を選択するためのボタンである。
図9(b)は、「バーコードがあるページ」による分割方法を説明するための図である。「バーコードがあるページ」による分割方法は、ページ単位のスキャン画像群のうち、1ページ目(またはバーコードのあるページ)から次にバーコードがあるページの前のページまでを分割して、分割されたページ毎にファイルを生成する方法である。図9(b)のスキャン画像の場合は、1ページ、4ページ、7ページにバーコードが含まれる。このため、1~3ページ、4~6ページ、7~9ページで分割してそれぞれのファイルが生成される。この分割方法は、例えば、複数種類の帳票をまとめてスキャンした場合であって、それぞれの種類の帳票の表紙にバーコードが印刷されている場合は、スキャン画像を複数種類の帳票ごとに分割することができる。図8のボタン803は、「バーコードがあるページ」による分割方法を選択するためのボタンである。
図9(c)は、「白紙ページ」による分割方法を説明するための図である。「白紙ページ」による分割方法は、ページ単位のスキャン画像群のうち、1ページ目(または白紙ページの次のページ)から次の白紙ページの前のページまでを分割して、分割されたページ毎にファイルを生成する方法である。即ち、仕切り紙となる白紙ページを削除して白紙ページがあった位置を基準にページを分割する方法である。図9(c)の場合は、4ページ、7ページが白紙ページであるため、1~3ページ、5~6ページ、8ページで分割してそれぞれのファイルが生成される。図8のボタン804は、「白紙ページ」による分割方法を選択するためのボタンである。
ボタン805は、「任意のページ数」による分割方法を選択するためのボタンである。「任意のページ数」による分割方法は、ページ単位のスキャン画像群のうち、1ページ目からユーザが指定した任意のページ数で分割して、分割されたページ毎のスキャン画像でそれぞれファイルを生成する方法である。ボタン805を押下する前に、ユーザは数値を入力して分割するページの位置を指定することができる。
表示領域806は現在選択しているボタン802~805による分割方法を実行した場合に生成されるファイル数を示している。この数値でユーザは自分が選択した分割方法で所望のファイル数が得られるかを確認することができる。図示しないが、ユーザに正確な分割位置を確認させるため、帳票のプレビューおよび分割ページを示す分割位置確認画面に遷移するためのボタンが配置されてもよい。
ボタン801は分割しないでファイルの生成を指示するためのボタンである。ボタン807はスキャン設定画面700に戻るボタンである。送信ボタン808はユーザが選択した分割方法をMFP連携サーバ120に送信するボタンである。
S517においてMFP110の連携サービスリクエスト部423は、分割実行の指示を、分割方法と共にMFP連携サーバ120に送信する。本ステップの詳細は後述する。
S518においてMFP110の表示制御部421は、分割処理中であることをユーザに通知する画面(不図示)を表示する。
S519においてMFP連携サーバ120の画像処理部432は、S517でMFP110から送信された分割方法で、今回スキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を分割して、分割したページ毎でファイルを生成する。ファイル生成では、スキャンボタン選択画面600で選択されたボタン601に関連付けて設定されているファイル形式が、MFP連携サーバ120のHDDから読み出される。そして、読み出されたファイル形式が、生成されるファイルのファイル形式として用いられる。
S520においてMFP連携サーバ120のデータ管理部434は、今回スキャンされた帳票が過去にスキャンされたことがない新規帳票と決定された帳票である場合、今回のS516でユーザによって選択された分割方法を保存する。ユーザが選択した分割方法は、分割設定情報(図13参照)によって管理される。分割設定情報では、今回スキャンされた新規帳票の1ページ目の帳票フォームの種類を一意に示す新たなformIDと、今回ユーザによって選択された分割方法とを関連付けて保存するための情報である。分割設定情報の詳細は後述する。さらに、S520では、今回スキャンされた新規帳票の画像の特徴を表す情報、今回ログインしたユーザまたは今回選択されたボタン601がformIDに関連付けて保存される。
MFP連携サーバ120は、分割およびファイル生成の処理が完了すると処理が完了したことをMFP110に通知する。今回スキャンされた帳票が複数枚でない場合、および類似帳票がある場合のMFP110の処理の説明は図12で行う。
S521においてMFP110の連携サービスリクエスト部423は、分割処理の完了通知を受信すると、クラウドストレージサーバ130へファイル送信を実行する指示をMFP連携サーバ120に送信する。そしてS522においてMFP1110の表示制御部421は、送信処理中画面をMFP110の操作部220に表示する。
詳細な説明は割愛するが、S521の処理の前に、生成したファイルの保存先、ファイル名等を設定する画面がMFP110の操作部220に表示されて、個々の生成されたファイルに対して保存先、ファイル名等を設定できるようにしてもよい。ここでは説明の簡略化のため、あらかじめボタン601に関連付けて設定されたファイル名の命名ルール(例えばスキャン日時に連番を追加してファイル名とする)や保存先フォルダのパスを利用するものとして説明する。
S523においてMFP連携サーバ120は、送信実行の指示を受信すると、生成したファイルをクラウドストレージサーバ130に送信する。その後、MFP連携サーバ120は、クラウドストレージサーバ130から正常にファイルの保存が完了したという通知を受信すると、MFP110に送信が完了したことを通知する。
S524においてMFP110の表示制御部421は、送信完了の通知を受信すると、送信が完了したことを示す不図示のメッセージを操作部220に表示し、最初のスキャンボタン選択画面600に戻る。
[スキャン画像に対する解析処理の詳細]
図10は、MFP連携サーバ120で行われる解析処理(S512)の詳細を説明するためのフローチャートである。すなわち。MFP連携サーバ120の画像処理部432がリクエスト制御部431から画像処理の要求を受信した後、MFP連携サーバ120で行われる解析処理の詳細である。図10のフローチャートで示される一連の処理は、MFP連携サーバ120のCPUがROMまたはHDDに記憶されているプログラムコードをRAMに読み出して実行することにより行われる。また、図10におけるステップの一部または全部の機能をASICや電子回路等のハードウェアで実現してもよい。なお、各処理の説明における記号「S」は、当該フローチャートにおけるステップであることを意味する。各ステップの説明は、複数枚の帳票をまとめてスキャンして得られた、ページ単位のスキャン画像群を解析するものとして説明する。
S1001においてMFP連携サーバ120の画像処理部432は、解析要求に係る解析対象のスキャン画像群を取得する。そして、画像処理部432は、S509でスキャンして得られた解析対象のスキャン画像群に存在する文字列領域群を検出する。これにより解析対象のスキャン画像内に含まれる文字列の配置および大きさが特定される。
S1002において画像処理部432は、S1001でスキャン画像群を解析することで検出した文字列領域に対して文字認識処理を行う。
S1003において画像処理部432は、解析対象のスキャン画像群の所定のページに対し帳票判別処理を実行する。帳票判別処理では、S1001の処理の結果得られた解析対象のスキャン画像群のうちのスキャン画像の文字列領域の配置情報と、データ管理部434によって学習データとして管理されている過去のスキャン画像の文字列領域の配置情報とを比較する。そして、文字列領域の配置が同一又は類似するかを判定する。これは、文字列領域の配置が同一又は類似の関係にあれば、それらは同一の文書フォーム(帳票フォーム)を用いて作成された同種の帳票であると推測できることに基づいている。
ページ単位のスキャン画像群が解析対象である場合、ページ単位のスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像の文字列領域と、学習データとして登録されている夫々の登録済みのスキャン画像の文字列領域との配置情報を比較する。そして、文字列領域の配置が同一又は類似するかが判定される。登録済みの過去のスキャン画像についても1ページ目の文字列領域の配置情報が登録されているものとする。
そして配置情報が類似する登録済みの過去のスキャン画像が有れば、その登録済みの過去のスキャン画像を類似帳票の画像(単に類似帳票と記す)として決定する。類似帳票が決定された場合、決定された類似帳票に紐付けられているformIDを今回スキャンして得られた解析対象のスキャン画像群に紐付ける。
S1004では、S1003の処理の結果、類似帳票が決定されたかが判定される。類似帳票が決定された場合(S1004でYES)、S1005に進む。
S1005において画像処理部432は、決定された類似帳票のformIDに関連付けて保存されている設定情報を取得する。本実施形態では、設定情報として少なくとも類似帳票に関連付けて保存されている分割方法が取得される。
過去に新規帳票がスキャンされた場合、前述したように、ユーザが選択した分割方法がformIDと関連付けられて分割設定情報(図13参照)に保存される(図5のS520)。このため、分割設定情報から、類似帳票のformIDに関連付けて保存されている分割方法を取得することで、類似帳票に対して過去に使用された分割方法を取得することができる。
S1004で類似帳票が決定されなかった場合(S1004でNO)、S1006に進む。S1006において画像処理部432は、解析対象のスキャン画像群を新規帳票(類似帳票なしの帳票)の画像として、解析対象のスキャン画像群に新たなformIDを紐付ける。そして、データ管理部434に、新規帳票の登録を実行させる。例えば、解析処理で得られた文字列領域の配置情報を、新たなformIDと関連付けて登録される。ページ単位のスキャン画像群が解析対象であった場合は、1ページ目のスキャン画像全体の文字列領域の配置情報が保存される。登録した情報は次回以降の解析処理における類似帳票判別する際に解析対象のスキャン画像と比較される情報の一つとして使用される。
S1007において画像処理部432は、今回の解析対象となったページ単位のスキャン画像群を構成するスキャン画像の夫々に対して分割処理に必要な解析処理を実行する。今回の解析対象のスキャン画像群が、類似帳票がない新規帳票と判定された場合は、例えば、各ページのスキャン画像を解析し、1ページ目と同じ又は類似するページはあるか、バーコードを含むページはあるか、白紙ページはあるか等を解析する。1ページ目と同じ又は類似するページの決定方法は、今回スキャンして得られたページ単位のスキャン画像群のうち、1ページ目のスキャン画像と各ページのスキャン画像とをS1003と同様の方法で類似帳票判別を行うことで決定する。一方、今回の解析対象のスキャン画像群が類似帳票ありと判定された場合、S1007では、その類似帳票に関連付けられた分割方法を実行するために必要な解析のみが行われる。
S1008において画像処理部432は、S1007で生成した解析結果情報をMFP連携サーバ120内のHDDに保存する。
[解析結果情報について]
図11は、図10のS1007で生成され、MFP連携サーバ120内のHDDに保存される解析結果情報の一例をテーブルとして示した図である。解析結果情報として保持される情報の内容を、図11(a)の解析結果情報を用いて説明する。
解析結果情報を表すテーブルの列1101の“Key”には、項目が保持され、列1102の“Value”には、その項目に対応する値が保持される。
行1103の項目である“matched”に対応する値として、今回スキャンして得られたページ単位のスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する登録済みの過去のスキャン画像(類似帳票)が決定されたかどうかを示す値が保持される。類似帳票が決定された場合の値は“TRUE”となり、類似帳票が無かった場合の値は“FALSE”となる。S1003の処理の結果に基づき“TRUE”か“FALSE”かが保持される。例えば、過去のスキャン画像の配置情報と今回スキャンして得られた1ページ目のスキャン画像の配置情報との一致度合を0~1までの実数値で表す。一致度は大きいほど類似した帳票であり、閾値を超えたか否かで“TRUE”か“FALSE”かが決定される。
行1104の項目である“formID”に対応する値として、今回スキャンして得られた1ページ目のスキャン画像の帳票フォームの種類を一意に示す値(formID)が保持される。解析対象のスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像に対応する類似帳票が決定された場合、解析対象のスキャン画像群にも決定された類似帳票と同じformIDが割り振られ列1102に保持される。
行1105の項目である“split method”に対応する値には、formIDに関連付けられた分割方法を示す値が保持される。類似帳票が決定されなかった場合はformIDに関連付けられた分割方法がないため、“Undefined”の値が保持される。類似帳票が決定された場合は、類似帳票に対して過去に使用された分割方法を示す値が保持される。分割方法を示すそれぞれの値は、「1ページ目の帳票と類似するページ」による分割方法は“Same”、「バーコードがあるページ」による分割方法は“Barcord”、「白紙ページ」による分割方法は“White”である。また、「任意ページ数」による分割方法の値は“N”である。
行1106の項目である“Same pages”に対応する値には、1ページ目のスキャン画像と類似するページのスキャン画像のページ番号の値が保持される。行1107の項目である“Barcord pages”に対応する値には、バーコードがあるページのページ番号の値が保持される。行1108の項目である“White pages”に対応する値には、白紙ページのページ番号の値が保持される。行1109の項目である“N pages”に対応する値には、類似帳票が決定された場合であってその類似帳票に指定された分割方法が「任意のページ数」の場合に、ユーザが指定したページ数の値が保持される。行1110の項目である“All pages”の値には、今回スキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を構成する総ページ数の値が保持される。
図11(a)の解析結果情報は、“matched”の値として“FALSE”が保持されているため、類似帳票が決定されなかったスキャン画像群に対して生成された解析結果情報を示している。そのため“Split method”の値として“Undefined”が保持されている。“Same page”から“White Page”までの各項目の値には、S1007における各ページに対する解析の結果として検出されたページを示す値が保持されている。図11(a)の解析結果情報では、各分割方法を実行する場合に使用されるページが検出できたことがわかる。
図11(b)の解析結果情報は、図11(a)の解析結果情報と同様に、類似帳票が決定されなかった場合の解析結果情報の例である。しかし、“Same pages”から“White page”までの各項目の値には、ページを示す値が保持されていない。このため、それらの分割方法を実行する場合に使用される該当するページがなかったことがわかる。
図11(c)の解析結果情報は、“matched”の値には“TRUE”が保持されている。このため、類似帳票が決定された場合の解析結果情報を示している。“formID”の値には、類似帳票のformIDが保持されている。“Split method”の値として“Same”が保持されているため、過去に類似帳票に対して「1ページ目の帳票と同じページ」による分割方法が選択されたことがわかる。類似帳票が決定された場合は、類似帳票に関連付けて保存されていた分割方法以外の方法で使用されるページを検出する必要は無い。即ち、類似帳票に関連付けられた分割方法が「1ページ目の帳票と同じページ」である場合、S1007の各ページに関する解析では1ページ目と同じページ以外のページを検出する必要がない。このため、“Same page”以外の分割方法に対する結果は保持されていない。
[分割方法選択画面表示および分割実行処理]
図12は、MFP110が行う分割方法選択画面の表示を行うための処理、および分割実行指示の処理の詳細を示すフローチャートである。各処理はMFP110のCPU211がROM212またはHDD214に記憶されているプログラムをRAM213に読み出し実行することで実現される。本フローチャートは、図5のS514の解析結果情報を取得した後から、S521の送信実行要求が行われる前までのMFP110の処理の詳細を示したフローチャートである。
S1201において画像処理部424は、今回スキャンされた帳票が複数枚かを判定する。判定方法は、S514の送信要求の結果としてMFP連携サーバ120から取得された解析結果情報の“All pages”の値に基づき、複数枚かどうかを判定する。
解析結果情報における“All pages”の値(図11の行1110)として“2”以上の値が保持されている場合、今回スキャンされた帳票は複数枚である。このためS1201ではYESと判定され、S1202に進む。
S1202において画像処理部424は、今回スキャンして得られたスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する過去のスキャン画像(類似帳票)が決定されたかを判定する。判定方法は、S514の送信要求の結果としてMFP連携サーバ120から取得された解析結果情報の“Matched”の値(図11の行1103)に基づき判定する。
解析結果情報の“Matched”の項目の値として“FALSE”が保持されている場合、類似帳票は決定されなかったためS1202ではNoと判定されS1203に進む。今回スキャンされた帳票が類似帳票の無い新規帳票の場合、図5のS515~S516に対応する処理が行われることになる。
S1203はS515に対応する処理である。S1203において連携サービスリクエスト部423は、分割方法選択画面800の表示に必要な情報の送信をMFP連携サーバ120に要求する。
S1204はS516に対応する処理である。S1204において表示制御部421は、MFP連携サーバ120から受信した分割方法選択画面800の表示に必要な情報、および図10の解析結果情報を使用し、図8を用いて説明した分割方法選択画面800を表示する。
例えば、図11(a)の解析結果情報が取得された場合、S1204では、図8(a)の分割方法選択画面800が表示される。図11(a)の解析結果情報では“Same pages”から“White pages”の各項目(行1106~1108)に対応するページ番号を示す値が保持されている。この場合は、“Same pages”から“White pages”に対応する全ての分割方法が選択可能なように、ボタン802~804が表示される。ボタン805はユーザが指定するページ数毎に分割方法を指示するボタンであり、解析結果情報を用いないで分割可能であるため、取得された解析結果情報に関係なく表示される。
図8(a)の分割方法選択画面800は、ボタン802が押下されて「1ページ目の帳票と類似するページ」による分割方法が選択されている状態であり、表示領域806には、分割後のファイル数である“5”が表示されている。分割後のファイル数は、図11(a)の“All pages”の値、および“Same pages”の値に基づき算出される。図11(a)の場合“All pages”の値として“13”が、“Same pages”の値として、“3,6,7,10”の値が保持されている。そのため、13ページのスキャン画像を分割して、1~2ページ目のスキャン画像を1つのファイルとする。同様に、3~5、6、7~9、10~13ページ目のそれぞれのスキャン画像を1つのファイルとすることで、5ファイルに分割されることになる。もし、図8(a)の分割方法選択画面800において、ユーザがボタン803を押下した場合、図11(a)の“All pages”の値、および“Barcord Pages”の値から、表示領域806には分割後のファイル数として“3”が表示される。このように、図11に示す解析結果情報またはユーザがボタン805で指定するページ数に基づき、分割後のファイル数が算出される。
図8(b)の分割方法選択画面800は、MFP連携サーバ120から受信した解析結果情報が図11(b)である場合の分割方法選択画面を示す図である。図11(b)の解析結果情報では、“Same Pages”から“White Pages”に対応する項目(行1106~1108)には値が保持さていない。即ち、1ページ目と類似するページ、バーコードがあるページ、白紙ページが検出されなかったため値が保持されていない。このため、これらのページを用いる分割方法では分割できないことになる。この場合、図8(b)の分割方法選択画面800に示すように、今回スキャンして得られたスキャン画像群に使用できる分割方法に絞って、分割方法を選択するボタンが表示される。ユーザが選択可能な分割方法を、対応可能な分割方法に絞って表示することにより、対応不可能な選択方法をユーザが選択してしまうことを抑制することができる。
次のS1205はS517に対応する処理である。図8の分割方法選択画面800でユーザが送信ボタン808を押すと、S1205でMFP110の連携サービスリクエスト部423は、MFP連携サーバ120にユーザが選択した分割方法による分割の実行を要求する。MFP連携サーバ120では、リクエスト制御部431が、MFP110からユーザが選択した分割方法を受信し、画像処理部432は、ユーザが選択した分割方法でスキャン画像を分割してファイルを生成する(図5のS519)。
データ管理部434は、新たなformIDを発行する。そして、そのformIDに、今回スキャンして得られた1ページ目のスキャン画像の特徴情報と今回のユーザが選択した分割方法とを関連付けて、MFP連携サーバ120のHDDに保存さている分割設定情報に保存する(S520)。これにより、次回以降、今回スキャンされた帳票と同一の帳票フォームの帳票がスキャンされた際に、今回ユーザが選択した分割方法を自動で反映することができる。
一方、解析結果情報の“Matched”の項目の値として“TRUE”が保持されている場合、類似帳票が決定されたためS1202の判定ではYESと判定される。この場合、S1206進む。S1206は、類似帳票が決定された場合の図5のS517に対応するステップである。
S1206において連携サービスリクエスト部423は、MFP連携サーバ120から取得した解析結果情報の“Sprit Method”(図11の行1104)の値が示す分割方法による分割の実行をMFP110がMFP連携サーバ120に要求する。類似帳票が決定された場合は、図5におけるS515およびS516の処理は実行されない。このため、ユーザは分割方法選択画面800で分割方法を選択する必要が無いためユーザの手間が軽減される。そしてMFP連携サーバ120では、分割実行の指示を受けた後、画像処理部432が類似帳票に関連付けられた分割方法で分割してファイルを生成する(図5のS519)。S1202でYESと判定された場合、図5のS520の分割方法の保存処理はスキップされる。なおS1206のステップは無くてもよい。例えば、S512で類似帳票が決定された場合で分割方法が類似帳票に関連付けていた場合は、MFP連携サーバ120は、MFP110からの要求なしで類似帳票に関連付けられた分割方法で分割してもよい。
S1207は、S518と同一の処理であるため説明を省略する。
一方、“All pages”項目の値として“1”が保持されている場合、今回スキャンされた帳票は1枚であり複数枚でないため、S1201ではNoと判定される。したがって、分割処理は行われず本フローチャートは終了し、図5のS521以降の処理が実行される。
なお、今回スキャンされた帳票が複数枚かどうかの判定は、図5のS514の後に取得される解析結果情報に基づき判定するものとして説明したが、図5のS509のスキャン実行時にADFからスキャンされた枚数によって判定してもよい。図5のS509で今回スキャンされた帳票が複数枚ではないと判定された場合であって解析処理の結果が分割処理以外では使用されない場合、S511からS521の前までの処理をスキップしてもよい。
[分割設定情報の管理]
図13は、分割設定情報を説明するための図である。分割設定情報は、今回スキャンされた新規帳票に対してユーザが選択した分割方法を、新規帳票のformIDに関連付けて管理するための情報である。図13に示すように、分割設定情報は、例えば、テーブルで管理される。分割設定情報は、MFP連携サーバ120のデータ管理部434を介してMFP連携サーバ120のHDDに保存される。また分割設定情報は、図6(b)で示したスキャンボタン毎に作成される。
図13の分割設定情報を示すテーブルにおいて、列1301はformIDの値を保持する列である。解析処理における類似帳票判別(S1003)の結果、新規帳票とされた場合は、新しいformIDが発行される。列1302は、formIDに関連付けられた分割方法を保持する列である。列1302には、過去に図8(b)の分割方法選択画面800においてユーザが選択した分割方法を示す値が保持される。列1303は列1302に保持された値が示す分割方法が「任意のページ数」を示す場合に、ユーザが入力したページ数を保持する列である。
列1304は、列1301のformIDに対して、最初に分割方法を関連付けて保存したユーザを識別する値(ユーザ名)が保持される。列1304に保持された情報を利用すれば、formIDに関連付けられた分割方法の利用範囲をユーザ毎に絞ることができる。同じ帳票フォーマットの帳票でも、その帳票を利用するユーザごとに使用される分割方法が異なる場合には、分割方法の反映はユーザ単位とすればよい。formIDに関連付けて保持された分割方法をユーザ単位で利用するか、図6(b)のスキャンボタン単位で利用するか、はMFP連携サーバ120で設定できるようにしてもよい。
列1305は、列1304に保持されているユーザ名のユーザが所属するグループの情報を示す値が保持される。この情報を使用して、特定のグループのみ同じ分割方法を適用するというような運用が可能になる。このMFP連携サーバ120にクライアントPCのブラウザなどからアクセスすることで、分割設定情報にアクセス可能に構成されていてもよい。この場合、アクセスが許可されたユーザによって、分割設定情報の編集、削除、またはコピーなどが実行可能に構成されていてもよい。これにより、利用方法が変更になる場合に、新しい運用に合わせて分割設定情報を変更できる。
以上説明したように本実施形態によれば、今回スキャンされる帳票の1ページ目が過去にスキャンされた帳票と同じ帳票フォームであれば、前回と同じ分割方法を自動で反映することができる。なお、ユーザの手間を軽減させる方法として、いずれかの分割方法を固定する運用も考えられる。しかし、その場合、新規帳票に対して違う分割方法を利用したい場合に不便となる。本実施形態では、ユーザが帳票毎に分割方法を指定する柔軟性は残しつつ、分割方法を毎回指定する負荷を軽減することができる。
なお、上述した説明では、図8の分割方法選択画面800は、類似帳票が決定されなかった場合に表示されるものとして説明した。他にも、類似帳票が決定された場合でも、図8の分割方法選択画面800を表示するようにしてもよい。この場合、類似帳票に関連付けられた分割方法が選択された状態で分割方法選択画面800を表示してもよい。このように分割方法選択画面800を表示することで、分割方法が選択されていない分割方法選択画面800を表示する場合よりも、分割方法選択画面800でユーザが分割方法を切り替える手間を軽減するとことができる。また、類似帳票が決定された場合でも分割方法選択画面800を表示することで、一度登録した分割方法をいつでも変更できる柔軟性を確保することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、ユーザがMFP110を介して分割方法を選択する形態を説明した。本実施形態では、クライアントPC111を介して分割方法を選択する形態を説明する。本実施形態については、第1の実施形態からの差分を中心に説明する。特に明記しない部分については第1の実施形態と同じ構成および処理である。
図1(b)は、本実施形態の画像処理システムの構成を示す図である。画像処理システムは、MFP110、MFP連携サーバ120、およびクラウドストレージサーバ130に加えて、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)111を有する。
クライアントPC111のハードウェア構成は、図3に示すMFP連携サーバ120の構成と同様であるため説明は割愛する。なお、クライアントPC111は、上述の追加機能部420等によって実現される機能を備えているものとする。クライアントPC111においてスキャン画像に対する設定等を行う場合、設定を行うためのプログラム(モジュール)は、クライアントPC111に予めインストールしておくように構成してもよいが、これに限るものではない。例えば、クライアントPC111が備える汎用のウェブブラウザを利用して、設定を行うためのウェブアプリケーションをMFP連携サーバ120から取得して実行するようにしてもよい。
また、クライアントPC111は不図示の表示装置と接続されておいるものとし、その表示装置に後述する画面が表示されるものとする。クライアントPC111のCPUは表示装置に表示される画面を制御する表示制御部としても機能する。
[全体の処理の流れ]
図14Aおよび図14Bは、MFP110でスキャンして得られたスキャン画像をファイル化して、クラウドストレージサーバ130に送信する際の各装置間の処理の流れを示すシーケンス図である。図14AはMFP110で帳票をスキャンし、MFP連携サーバ120にスキャン解析依頼を行うまでの流れを示している。S1401~S1411は図5のS501~S511と同じであるため説明を省略する。なお図14Aおよび図14Bをまとめて図14とよぶことがある。
S1412においてMFP110の表示制御部421は、スキャン画像に対する解析要求が実行された後、MFP連携サーバ120への送信が完了したことを示すメッセージを操作部220に表示する。本ステップでMFP110におけるユーザの操作は完了する。
S1413では、S512と同様に今回スキャンして得られたスキャン画像に対して解析処理が行われる。ただし、S513~S513´で行われた処理ステータスの確認処理は行われない。
解析処理における類似帳票判別の結果、類似帳票があると決定された場合、S1414~S1415の処理が実行される。S1414においてMFP連携サーバ120は、類似帳票に関連付けられた分割方法によるページ単位のスキャン画像群の分割とファイル生成を実行する。
S1415においてMFP連携サーバ120は、生成されたファイルをクラウドストレージサーバ130へ送信し、クラウドストレージサーバ130でファイルが保存されると完了となる。また、今回スキャンされた帳票が1ページのみの場合は、S1414でスキャン画像がファイル化されて、S1415でスキャン画像のファイルが送信される。
一方、S1413の解析処理における類似帳票判別が完了し、類似帳票が決定されなかった場合、解析対象のスキャン画像はそのままMFP連携サーバ120に残る。
図14Bは、今回スキャンされた帳票が複数枚あり、かつ、類似帳票のない新規帳票である場合における図14Aの後続の処理を示すシーケンス図である。図14Bは図5Bと異なり、クライアントPC111において分割方法の選択が実行される。図14BにおけるクライアントPC111の処理は、クライアントPCのCPUがROMまたはHDDに記憶されているプログラムコードをRAMに読み出して実行することにより行われるものとして説明する。他にも、ステップの一部または全部の機能をASICや電子回路等のハードウェアで実現してもよい。
S1416においてクライアントPC111のCPUは、スキャン済み帳票一覧画面の表示に必要な情報の送信をMFP連携サーバ120に要求する。本ステップは、ユーザがクライアントPC111のブラウザなどを用いてMFP連携サーバ120にアクセスすることで行われる。
さらにS1417においてクライアントPC111のCPUは、解析結果情報の送信をMFP連携サーバ120に要求する。
MFP連携サーバ120の表示制御部435は、S1413の解析処理における類似帳票判別が完了し、類似帳票が決定されなかったスキャン画像の情報など、スキャン済み帳票一覧画面の表示に必要な情報をクライアントPC111に送信する。さらに表示制御部435は、解析結果情報をクライアントPC111に送信する。
S1418においてクライアントPC111のCPUは、MFP連携サーバ120から受信したスキャン済み帳票一覧画面を表示するための情報に基づき、スキャン済み帳票一覧画面を表示装置に表示する制御をする。
図15は、スキャン済み帳票一覧画面1500の一例を示す図である。図15(a)のスキャン済み帳票一覧画面1500における領域1501、1502は、類似帳票が決定されなかったスキャン画像が先頭ページであるスキャン画像群であって未分割のスキャン画像群に対応するジョブを表示する領域である。ラベル1503はそのジョブが未分割であることを示すラベルである。プロパティ表示エリア1504は、スキャン済み帳票一覧画面1500で選択されたジョブの情報を表示するエリアである。
S1419においてクライアントPC111のCPUは、解析結果情報に基づき分割方法選択画面を表示する。本実施形態では、スキャン済み帳票一覧画面内1500のプロパティ表示エリア1504に分割方法選択画面を表示するものとして説明する。
図15(a)のスキャン済み帳票一覧画面1500では、領域1501に表示されたジョブが選択されている。さらにS1417で取得された解析結果情報に基づき、分割方法選択画面がプロパティ表示エリア1504に表示されている。プロパティ表示エリア1504に表示される分割方法選択画面の構成は、図8の分割方法選択画面800と同様であるため説明は省略する。ボタン1505~1509は図8のボタン801~805に、表示領域1510は表示領域806にそれぞれ対応する。分割実行ボタン1511はユーザが選択した分割方法を実行するためのボタンである。
送信ボタン1512は、分割したファイルをクラウドストレージサーバ130へ送信を指示するボタンである。削除ボタン1513は選択したジョブを削除するボタンである。更新ボタン1514はまだ表示されていない未分割のジョブがある場合に、スキャン済み帳票一覧画面1500を更新することで表示させるボタンである。
S1420においてクライアントPC111のCPUは、ユーザが分割実行ボタン1511を押下する操作をすると、ボタン1505~1509に応じた分割方法による分割実行の要求をMFP連携サーバ120に送信する。本ステップの処理は、図12のS1205と同様の処理である。
S1421においてクライアントPC111のCPUは、分割処理中画面を表示する。
S1422においてMFP連携サーバ120は、ユーザが選択した分割方法による分割を実行しファイルを生成する。
S1423においてデータ管理部434は、新たなformIDに、今回スキャンして得られた1ページ目のスキャン画像の特徴情報と今回のユーザが選択した分割方法とを関連付けて、MFP連携サーバ120のHDDに保存さている分割設定情報に保存する。そしてクライアントPC111に分割が完了したこと通知する。
S1424においてクライアントPC111のCPUは、分割およびファイル生成の完了通知を受け取ると、スキャン済み帳票一覧画面1500の表示に必要な情報の送信を再度要求する。MFP連携サーバ120の表示制御部435は分割後のファイルの情報、および未分割ジョブの情報をクライアントPC111に送信する。
S1425においてクライアントPC111のCPUは、再びスキャン済み帳票一覧画面1500を表示する。図15(b)は、分割実行後のスキャン済み帳票一覧画面1500の一例を示す図である。領域1515~1519は、図15(a)の領域1501に表示されていたジョブに対応するスキャン画像群が分割されて、生成された5つのファイルを示している。領域1515~1519に表示されているファイル名は図6のスキャンボタンに関連付けてあらかじめ設定されていたファイル名が適用され場合のファイル名を示している。
また分割が完了したため、図15(b)では、未分割を示すラベル1503は非表示となる。さらにジョブの情報を表示するプロパティ表示エリア1504では、分割方法選択画面から、ファイルの送信先およびファイル名などのプロパティ情報画面1520に切り替えられて表示されている。分割実行ボタン1511も非表示となり、代わりに送信ボタン1521が表示される。
S1426においてクライアントPC111のCPUは、ユーザによって送信ボタン1521が押下されたことを受け付けると、クラウドストレージサーバ130へファイル送信を実行する指示を、MFP連携サーバ120に送信する。
S1427でクライアントPC111のCPUは、送信中のメッセージを表示装置に表示する。
S1428においてMFP連携サーバ120は、送信実行の指示を受けると、生成したファイルをクラウドストレージサーバ130に送信する。その後、MFP連携サーバ120は、クラウドストレージサーバ130から正常にファイルの保存が完了したという通知を受け取ると、クライアントPC111に送信が完了したことを通知する。
S1429においてクライアントPC111のCPUは、送信完了の通知を受け取ると、送信が完了したことを示す不図示のメッセージを表示装置に表示する。
以上説明したように本実施形態によれば、ユーザは分割方法を選択するための操作をクライアントPC111で行うことができる。このため、ユーザはMFP110における作業を第1の実施形態よりも早く終えることができる。そしてユーザは、クライアントPC111でまとめて分割等の指示を行うことができる。
なお、本実施形態では、送信先またはファイル名の設定はあらかじめ設定されているものとして説明したが、クライアントPC111で設定を変更できるようにしてもよい。その場合、分割不要なスキャン画像のジョブ、類似帳票ありで分割されたジョブもスキャン済み帳票一覧画面に表示してもよい。
<その他の実施形態>
上述した実施形態では、スキャン画像に対する解析処理および分割処理は、MFP連携サーバ120の画像処理部432が処理するもとして説明したが、MFP110の画像処理部424によって行われてもよい。
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
<その他>
上述した実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得手段と、
過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理手段と、
前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析手段と、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
(構成2)
前記分割手段は、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、ユーザが選択した分割方法を受信して前記受信した分割方法で前記スキャン画像群を分割する
ことを特徴とする構成1に記載の画像処理装置。
(構成3)
前記ユーザが分割方法を選択する画面を表示するために必要な情報を情報処理装置に送信する送信手段と、
前記情報処理装置が前記必要な情報に基づき表示した画面を介して前記ユーザが選択した前記分割方法を受信する受信手段と、をさらに有する
ことを特徴とする構成2に記載の画像処理装置。
(構成4)
前記管理手段は、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、前記複数枚で構成される帳票または前記異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像の特徴情報を登録し、
さらに前記ユーザが選択した分割方法を、前記1ページ目のスキャン画像を示す値に関連付けて登録する
ことを特徴とする構成2または3に記載の画像処理装置。
(構成5)
前記管理手段は、
分割方法に、該分割方法を選択したユーザの情報をさらに関連付けて管理する
ことを特徴とする構成1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成6)
前記スキャン画像群を分割して得られた夫々のデータを、クラウドサービスに送信する送信手段をさらに有する
ことを特徴とする構成1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成7)
前記特徴情報は、文字列領域の配置情報である
ことを特徴とする構成1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成8)
複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を分割する画像処理装置に分割方法を送信する情報処理装置であって、
前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する登録済みの過去のスキャン画像があるかを解析した結果を受信する受信手段と、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、該過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(構成9)
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、ユーザが分割方法を選択する画面を表示するための制御をする表示制御手段をさらに有し、
前記送信手段は、
前記ユーザが前記画面を介して選択した分割方法によって前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する
ことを特徴とする構成8に記載の情報処理装置。
(構成10)
前記受信手段が受信した解析の結果には、前記スキャン画像群を構成するスキャン画像の夫々に対して解析した結果がさらに含まれ
前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した解析の結果に応じた分割方法が表示された前記画面を表示する制御をする
ことを特徴とする構成9に情報処理装置。
(構成11)
前記複数枚で構成される帳票または前記異なる種類の帳票をまとめて読み取って前記スキャン画像群を生成するためのスキャナをさらに有し、
前記送信手段は、前記スキャン画像群と該スキャン画像に対する解析の指示を前記画像処理装置に送信し、
前記受信手段は、前記解析の指示に対応する前記解析した結果を受信する、
ことを特徴とする構成8から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(構成12)
構成1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
構成8から11のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
を有する画像処理システム。
(構成13)
複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得ステップと、
過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理ステップと、
前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析ステップと、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。
(構成14)
複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を分割する画像処理装置に分割方法を送信するための情報処理方法であって、
前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する登録済みの過去のスキャン画像があるかを解析した結果を受信する受信ステップと、
前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、該過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する送信ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
(構成15)
コンピュータを、構成1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
(構成16)
コンピュータを、構成8から11のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
120 MFP連携サーバ
434 データ管理部
432 画像処理部

Claims (16)

  1. 複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得手段と、
    過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理手段と、
    前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析手段と、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分割手段は、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、ユーザが選択した分割方法を受信して前記受信した分割方法で前記スキャン画像群を分割する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ユーザが分割方法を選択する画面を表示するために必要な情報を情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記情報処理装置が前記必要な情報に基づき表示した画面を介して前記ユーザが選択した前記分割方法を受信する受信手段と、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記管理手段は、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、前記複数枚で構成される帳票または前記異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像の特徴情報を登録し、さらに前記ユーザが選択した分割方法を、前記1ページ目のスキャン画像を示す値に関連付けて登録する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記管理手段は、
    分割方法に、該分割方法を選択したユーザの情報をさらに関連付けて管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記スキャン画像群を分割して得られた夫々のデータを、クラウドサービスに送信する送信手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記特徴情報は、文字列領域の配置情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を分割する画像処理装置に分割方法を送信する情報処理装置であって、
    前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する登録済みの過去のスキャン画像があるかを解析した結果を受信する受信手段と、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、該過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像が無い場合、ユーザが分割方法を選択する画面を表示するための制御をする表示制御手段をさらに有し、
    前記送信手段は、
    前記ユーザが前記画面を介して選択した分割方法によって前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記受信手段が受信した解析の結果には、前記スキャン画像群を構成するスキャン画像の夫々に対して解析した結果がさらに含まれ
    前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した解析の結果に応じた分割方法が表示された前記画面を表示する制御をする
    ことを特徴とする請求項9に情報処理装置。
  11. 前記複数枚で構成される帳票または前記異なる種類の帳票をまとめて読み取って前記スキャン画像群を生成するためのスキャナをさらに有し、
    前記送信手段は、前記スキャン画像群と該スキャン画像に対する解析の指示を前記画像処理装置に送信し、
    前記受信手段は、前記解析の指示に対応する前記解析した結果を受信する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  12. 請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    請求項8から11のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    を有する画像処理システム。
  13. 複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を取得する取得ステップと、
    過去のスキャン画像の特徴情報および前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法を管理する管理ステップと、
    前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像があるかを、前記特徴情報に基づき解析する解析ステップと、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、前記1ページ目のスキャン画像と類似する前記過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する分割ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  14. 複数枚で構成される帳票または異なる種類の帳票をまとめてスキャンして得られたページ単位のスキャン画像群を分割する画像処理装置に分割方法を送信するための情報処理方法であって、
    前記スキャン画像群のうちの1ページ目のスキャン画像と類似する登録済みの過去のスキャン画像があるかを解析した結果を受信する受信ステップと、
    前記1ページ目のスキャン画像に類似する前記過去のスキャン画像がある場合、該過去のスキャン画像に関連付けられた分割方法で前記スキャン画像群を分割する指示を前記画像処理装置に送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  15. コンピュータに請求項13に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
  16. コンピュータに請求項14に記載の情報処理方法を実行させるためのプログラム。
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