JPH05202308A - カップリング方法 - Google Patents

カップリング方法

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JPH05202308A
JPH05202308A JP4210550A JP21055092A JPH05202308A JP H05202308 A JPH05202308 A JP H05202308A JP 4210550 A JP4210550 A JP 4210550A JP 21055092 A JP21055092 A JP 21055092A JP H05202308 A JPH05202308 A JP H05202308A
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coupling
acetoaceto
treatment
component
pigment
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JP4210550A
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Alison Mordente
モルデンテ アリソン
Brian Tuck
タック ブライアン
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジアリーリド顔料の製造方法を提供する。 【構成】(a)テトラゾ成分を、実質的に化学量論的割
合の1つ又はそれ以上のカップリング成分にカップリン
グし; (b)このようにして得られた顔料反応生成物中におい
て、テトラゾ成分を、実質的に必要な化学量論的割合の
1つまたはそれ以上のカップリング成分にカップリング
する、ただしここにおいて工程(a)と(b)とで使用
されるカップリング成分の合計数は少なくとも3であ
る;そして (c)このようにして得られた顔料を後処理にかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ジアリーリド顔料の製造方法、
特に順次カップリング法を使用するジアリーリド顔料の
製造方法に関する。
【0002】英国特許第1090794号明細書には、
4,4’−ジアミノ−3,3’−ジクロロフェニルのテ
トラゾ化物1モルを、1−アセトアセチルアミノ−2−
メトキシ−ベンゼンと1−アセトアセチルアミノ−2,
4−ジメチルベンゼンとの混合物2モルまたは1−アセ
トアセチルアミノ−2−メトキシベンゼンと1−アセト
アセチルアミノ−2,5−ジメトキシ−4−クロロベン
ゼンとの混合物2モルとカップリングして水不溶性ジア
ゾ顔料の混合物を製造する方法が記載されている。この
方法は1つの非対称型ジアリーリド顔料と2つの対称型
ジアリーリド顔料との混合物を与える一段法である。
【0003】上記の英国特許第1090794号明細書
に記載された方法は、後から提案された英国特許第11
11050号明細書の発明において、さらに広範囲のカ
ップリング成分が使用されるように拡大され、そして英
国特許第1111490号明細書の発明においては、3
つまたはそれ以上のカップリング成分を使用するように
拡大されている。英国特許第1111050号明細書お
よび英国特許第1111490号明細書のそれぞれにお
いて、これらの開示から、カップリングが一段法で実施
されることは明らかである。
【0004】米国特許第4341701号明細書には、
モノアゾまたはジスアゾ顔料を製造するための2段階カ
ップリング法が記載されている。この方法は、第一工程
においての芳香族または複素環式アミンのジアゾニウム
塩および/またはテトラゾニウム塩の溶液への1種また
はそれ以上のカップリング成分の理論的に必要な総量の
0.1乃至50%を含有する溶液または懸濁物の添加
と、そして第2工程において第1工程で使用されたカッ
プリング成分と同種または異種である1種またはそれ以
上のカップリング成分の溶液または懸濁物への第1工程
の不完全カップリング生成物の添加によるカップリング
反応の完結とを包含している。
【0005】今回、本発明によって、向上された特性、
例えば向上された色濃度と光沢とを有するジアリーリド
顔料が、順次カップリング法によって得られることが見
い出された。従って、本発明はジアリーリド顔料の製造
方法に関し、本発明の方法は、 (a)テトラゾ成分を、実質的に化学量論的割合の1つ
またはそれ以上のカップリング成分にカップリングし; (b)このようにして得られた顔料反応生成物中におい
て、テトラゾ成分を、実質的に必要な化学量論的割合の
1つまたはそれ以上のカップリング成分にカップリング
する、ただしここにおいて工程(a)と(b)とで使用
されるカップリング成分の合計数は少なくとも3であ
る;そして (c)このようにして得られた顔料を後処理にかけるこ
とを特徴とする。
【0006】工程(a)において使用されるテトラゾ成
分と工程(b)において使用されるテトラゾ成分とは、
同じ化合物であっても異なる化合物であってもよい。た
とえば、テトラゾ成分は3,3’−ジクロロベンジジ
ン、2,2’,5,5’−テトラクロロベンジジン、
3,3’−ジメトキシベンジジンまたは3,3’−ジメ
チルベンジジンでありうる。好ましくは、工程(a)と
工程(b)とで使用されるテトラゾ成分は同じであり、
そして3,3’−ジクロロベンジジンである。本発明の
方法の工程(a)および工程(b)においてそれぞれ使
用されるカップリング成分は、好ましくはアセトアセト
アリーリドまたはアリールピラゾロンである。好ましく
は、アセトアセトアリーリドカップリング成分は下記式
(I)の構造を有するものである。
【0007】
【化3】 (式中、各置換基Zは互いに同種または異種であって、
水素、塩素、臭素、ニトロ、アミノ、C1−C6−アルキ
ル、C1−C6−アルコキシ、フェニルまたはフェノキシ
であり、nは1、2、3、4または5である)。
【0008】式Iのアセトアセトアリーリドカップリン
グ成分の特定例には下記のものがある:アセトアセトア
ニリド(AAA)、アセトアセト−m−キシリジド(A
AMX)、アセトアセト−o−トルイジド(AAO
T)、アセトアセト−p−トルイジド(AAPT)、ア
セトアセト−o−アニシジド(AAOA)、アセトアセ
ト−o−クロロアニリド(AAOCA)、アセトアセト
−2,5−ジメトキシ−4−クロロアニリド(AADM
CA)。
【0009】使用されるアリールピラゾロンカップリン
グ成分は、好ましくは下記式(II)の構造を有するも
のである。
【0010】
【化4】 (式中、Zおよびnは前記した意味を有し、Wはメチル
またはエトキシカルボニルである)。
【0011】式(II)のアリールピラゾロンカップリ
ング成分の特定例には、3−メチル−1−フェニル−5
−ピラゾロン、3−メチル−1−p−トリル−5−ピラ
ゾロンがある。本発明の方法の工程(a)または工程
(b)において使用される好ましいカップリング成分
は、AADMCAおよび/またはAAMXである。本発
明の方法の工程(a)において使用された複数のカップ
リング成分の1つまたはそれ以上、好ましくは1つを、
本発明の方法の工程(b)においても使用することがで
きる。本発明の方法の工程(a)および工程(b)のそ
れぞれにおいて、2つのカップリング成分を使用するの
が好ましい。工程(a)または工程(b)において使用
するのに好ましいカップリング成分の対は以下のもので
ある:AAMXとAADMCA、AAMXとAAA、A
AMXとAAOT、AAMXとAAOCA、AAMXと
AAOA。
【0012】本発明の方法の工程(a)および/または
(b)において2つまたはそれ以上のカップリング成分
が使用された場合、その第1のカップリング成分と第2
のカップリング成分、あるいは更に次のカップリング成
分との比は広い範囲において選択でき、そして工程
(a)と(b)とで同じまたは異なることができる。例
えば、各工程においてそれぞれ2つのカップリング成分
が使用される好ましい実施態様において、各工程におけ
る第1のカップリング成分と第2のカップリング成分と
のモル比は1乃至99:99乃至1の範囲であることが
でき、より好ましくは、第1のカップリング成分と第2
のカップリング成分のモル比は5乃至95:95乃至5
の範囲である。工程(a)における全カップリング成分
と工程(b)における全カップリング成分との比は広い
範囲で選択することができ、好ましくは1乃至99:9
9乃至1の範囲、特に好ましくは5乃至95:95乃至
5の範囲である。
【0013】本発明の方法の工程(a)および(b)の
それぞれにおいて使用されるカップリング法は、顔料製
造の技術分野における常用の技術である。単に例示のた
めにのみ1つの方法を記載すれば、本発明の工程(a)
で使用されるべきカップリング成分またはカップリング
成分の混合物の塩基性溶液に最初に酸を添加して、カッ
プリング成分を微分散物として沈殿させる。次にテトラ
ゾ成分をそのカップリング成分スラリーにカップリング
して第1の顔料スラリーを形成する。この第1の顔料ス
ラリーに、本発明の方法の工程(b)において使用され
るべき第2カップリング成分または第2カップリング成
分の混合物を加える。最後に、本方法の工程(b)にお
いて使用される第2のテトラゾ成分を添加し、そして第
2のテトラゾ成分を第2のカップリング成分にカップリ
ングして第2の顔料を生成し、最初に生成された顔料と
混合させる。
【0014】本発明の方法の工程(a)および(b)に
おいて製造されたジアリーリド顔料は、顔料製造の技術
分野における公知常用の方法で後処理する。代表的な後
処理の方法は、英国特許第1356253号明細書なら
びに英国特許第1356254号明細書に記載されてい
る。1つの有用な後処理は、本発明の方法の工程(b)
の終わりに得られた水性顔料スラリーを70乃至130
℃の温度、好ましくは70乃至100℃の温度範囲にお
いて加熱する方法である。いま1つの有用な後処理は、
芳香族または脂肪族炭化水素、塩素化炭化水素、アルコ
ール、エステル、エーテル、ニトリル、ニトロ化合物ま
たは複素環式化合物のごとき有機溶剤を用いて行なう処
理である。適当な有機溶剤を特に例示すれば、テトラリ
ン、ジベンジルエーテル、o−ジクロロベンゼン、セバ
シン酸ジブチルなどである。
【0015】アニオン、カチオン、両性イオンまたは非
イオン界面活性剤の添加も、使用可能ないま1つの方法
である。使用され得るアニオン界面活性剤の例は、アル
キル−、アリール−またはアラールキルスルフェートま
たはスルホナート;アルキル−、アリール−またはアラ
ールキルホスフェートまたはホスホナート;あるいはカ
ルボン酸である。使用されうるカチオン界面活性剤の例
は、第一、第二または第三アミン、あるいはアミンの四
級塩である。適当な非イオン界面活性剤の例は、長鎖ア
ルコール、アルコールまたはアミン/エチレンオキシド
縮合物、アミンオキシドまたはホスフィンオキシドなど
である。
【0016】本発明の方法によって得られたジアリーリ
ド顔料は、脂肪族第一アミンで後処理することもでき
る。適当なアミンの例は、ステアリルアミン、木材ロジ
ンから誘導される樹脂アミン、N−アルキル−アルキレ
ンジアミン、ポリアミンたとえばN−アルキル−トリプ
ロピレンテトラアミン、テトラエチレンペンタアミン、
またはポリエチレンイミンあるいはエトキシル化された
ジアミンまたはトリアミンである。
【0017】好ましい後処理は、本発明の方法によって
製造されたジアリーリド顔料を天然または合成樹脂を使
用して樹脂処理すること(resination)である。アルカ
リ性溶液に可溶であり、そして酸によって顔料上に沈着
される樹脂が好ましい。このような好ましい樹脂は例え
ば木材ロジン、または化学的に変性された、例えば水素
化、不均化、重合または有機反応体との反応によって変
性されたロジンである。後処理に使用される樹脂の割合
は、広い範囲に選択できる。例えば、本発明の方法によ
って製造された最終ジアリーリド顔料の重量を基準にし
て、1乃至60重量%、好ましくは25乃至45重量%
でありうる。
【0018】本方法によって製造されたジアリーリド顔
料の特性は、水溶性アゾ染料を顔料の重量に対して好ま
しくは0.1乃至25重量%の量で配合することによっ
て変性することができる。ジアリーリド顔料を処理する
ために使用される水溶性アゾ染料は、次のような方法で
製造される: (i) 1個またはそれ以上の水溶性化基を含有しているテ
トラゾ成分を、水溶性化基を含有していないカップリン
グ成分にカップリングする; (ii)水溶性化基を含有していないテトラゾ成分を、1個
またはそれ以上の水溶性化基を含有しているカップリン
グ成分にカップリングする; (iii) それぞれが1個またはそれ以上の水溶性化基を含
有しているテトラゾ成分とカップリング成分とをカップ
リングする。 水溶性化基の例は、スルホン酸基、カルボン酸基、それ
らの水溶性金属塩特にアルカリ金属塩およびアルカリ土
類金属塩、さらにはアンモニウム塩;ならびにアミノ
基、およびそれの脂肪族のごとき酸との塩である。上記
したカップリング法のうち(i)または(ii)が好ま
しい。
【0019】1個またはそれ以上の水溶性化基を含有し
ているテトラゾ成分の例は、下記式のジアミンから誘導
されるものである。
【0020】
【化5】 (式中、XとYとは互いに同種または異種であることが
でき、それぞれ水素、メチル、SO3 Hまたはその金属
塩またはアンモニウム塩、あるいはCO2 Hまたはその
金属塩またはアンモニウム塩である、ただしXとYとの
少なくとも一方はSO3 H、CO2 Hまたはその塩であ
る)。
【0021】このようなアミンの特定例を示せば、2,
2’−ジスルホベンジジンとそのモノカルシウム塩、モ
ノバリウム塩およびジナトリウム塩、2,2’−ジスル
ホ−5,5’−ジメチルベンジジンとそのジナトリウム
塩、2,2’−ジカルボキシベンジジンとそのジナトリ
ウム塩、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフ
ェニル−5−スルホン酸、3,3’−ジクロロ−4,
4’−ジアミノジフェニル−5,5’−ジスルホン酸な
どである。1個またはそれ以上の水溶性化基を含有して
いるカップリング成分の例は下記のものである:アセト
アセトアニリド−4−スルホン酸とその水溶性塩、例え
ばナトリウム塩、アセトアセトアニリド−4−カルボン
酸とその水溶性塩、例えばナトリウム塩、4−アミノ−
アセトアセトアニリドとその水溶性塩、例えば酢酸塩。
【0022】水溶性化基を含有していないテトラゾ成分
およびカップリング成分の例は、ベース顔料のための前
駆物質として前記に例示したものである。3,3’−ジ
クロロベンジジンが、そのようなテトラゾ成分の好まし
いものである。所望の場合は、アゾ染料は、それが顔料
混合物に配合された後、そのアゾ染料を元素周期律表の
IB族、IIB族、IIIB族またはVIII族の金属
の不溶性塩に変換することによって、不溶性化すること
ができる。特に適当な金属塩は、硫酸亜鉛、塩化バリウ
ム、塩化カルシウムなどである。
【0023】本発明の方法によって製造されたジアリー
リド顔料は、表面コーティング、特に印刷インクの着色
のためおよびプラスチックの着色のために使用すること
ができる。
【0024】以下、本発明を更に実施例によって説明す
る。実施例中の部はすべて重量部である。
【0025】実施例1 テトラゾ化 3,3’−ジクロロベンジジンの228重量部を亜硝酸
ナトリウムの少過剰を加えて0乃至5℃の稀塩酸中にお
いてテトラゾ化する。使用直前にスルファニン酸を添加
して過剰の亜硝酸塩を反応させる。第1カップリング 工程(a) 水酸化ナトリウム37部を含有する水3100部中にア
セトアセト−m−キシリドの161部とアセトアセト−
2,5−ジメトキシ−4−クロロアニリドの36部とを
溶解した溶液を、水430部中の酢酸63部の溶液を1
5分間かけて添加して、酸性化する。得られたスラリー
に上記により製造されたテトラゾ溶液を添加して、カッ
プリングする。カップリングを約1時間行なう。この
間、同時に水酸化ナトリウム稀溶液を添加してpH価を
4.6乃至4.7に保持し、かつ氷を添加して温度を1
5乃至17℃に保持する。第2カップリング 工程(b) 工程(a)において得られた顔料スラリーに、水430
部中の酢酸63部の溶液を添加し、続いて水酸化ナトリ
ウム39部を含有する水1800部中にアセトアセト−
m−キシリジドの143部とアセトアセト−o−トルイ
リドの54部とを溶解した溶液を添加する。このスラリ
ーに残りのテトラゾ溶液を添加し、pH4.6乃至4.7
かつ温度15乃至17℃において約1時間再びカップリ
ングを行なう。後処理 工程(c) 工程(b)において得られた顔料スラリーのpHを、水酸
化ナトリウム稀溶液を添加してpH6.0まで上げる。水
4800部中に不均化されたトール油樹脂(BUREZ 505
A)のカリウム塩455部を溶解した溶液を添加し、続
いて立体障害フェノール酸化防止剤(IRGANOX 1010)8
部を添加する。スラリーの温度を95℃に上げ、15%
塩酸の添加によってpHを5.5に調整する。95℃に1
0分間保持した後、冷水を添加して70℃に冷却する。
生成物を濾過して集め、塩類がなくなるまで洗い、そし
て熱風炉中において70℃で乾燥する。
【0026】実施例2−6 工程(a)及び工程(b)において、下記の割合でカッ
プリング成分を使用し、その他は実質的に実施例1に記
載したように操作を実施した。
【表1】
【0027】実施例7 テトラゾ化 3,3′−ジクロロベンジジンの258.4重量部を実
施例1に記載した方法でテトラゾ化する。第1カップリング 工程(a) 水酸化ナトリウム87部を含有する水1800部中にア
セトアセト−m−キシリジドの180部とアセトアセト
−2,4−ジメトキシ−4−クロロアニリドの40部と
を溶解した溶液を、水440部中に溶解した酢酸37部
と塩化水素酸24部とを15分間かけて添加して、酸性
化する。得られたスラリーに上記により製造されたテト
ラゾ溶液を添加し、pH4.6乃至4.7、温度15乃至
17℃において約1時間カップリングを行なう。第2カップリング 工程(b) 工程(a)において得られた顔料スラリーに、水600
部中の酢酸62部の溶液を添加し、続いて水酸化ナトリ
ウム99部を含有する水2000部中にアセトアセト−
m−キシリジドの160部とアセトアセトアニリドの6
0部とを溶解した溶液を加える。このスラリーに残りの
テトラゾ溶液を添加し、pH4.6乃至4.7かつ温度1
5乃至17℃において約1時間再びカップリングを行な
う。後処理 工程(c) 試薬の量を以下の如く変更した以外は実施例1と同様に
実施した。 水4800部中のBUREZ 505A 480部 IRGANOX 1010 10部。
【0028】実施例8 工程(b)を最初に実施し、次に工程(a)を実施した
以外は、実施例7と同様に操作を実施した。
【0029】実施例9 実施例1乃至8の生成物を顔料負荷量15%で使用し、
ビードミルにかけて典型的なヒートセット・ウエブ・オ
フセットワニスに配合してインクを製造した。ワニスの
組成は、次の通りであった: ワニスA 46.75部 ワニスB 29.75部 留出物 8.50部 ワニスA(Thermogel K5-Lawter)は中庸ゲル構造を有
するロジン変性フェノールワニスである。ワニスB(Sp
arkle 51-Lawter)は15%アルキドを含有するフェノ
ールワニスであり、ゲル化されていない。1.0乃至
1.2g/m3膜重量で作成された試験印刷物で、色彩特性
及び印刷品質を検査した。実施例1に記載した方法で、
ただし工程(b)を実施しないで、製造された従来法の
製品に比較して、実施例1乃至8で得られた製品は下記
に示すごとく優れていた。 濃度 10乃至15%高い 光沢 10乃至20%高い(%は相対比率)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン タック イギリス国,スコットランド,レンフリュ ウシアー,キルマコルム,ホワイテリア クレッセント 21

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジアリーリド顔料の製造方法において、 (a)テトラゾ成分を、実質的に化学量論的割合の1つ
    またはそれ以上のカップリング成分にカップリングし; (b)このようにして得られた顔料反応生成物中におい
    て、テトラゾ成分を、実質的に必要な化学量論的割合の
    1つまたはそれ以上のカップリング成分にカップリング
    する、ただしここにおいて工程(a)と(b)とで使用
    されるカップリング成分の合計数は少なくとも3であ
    る;そして (c)このようにして得られた顔料を後処理にかけるこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 工程(a)において使用されるテトラゾ
    成分と工程(b)において使用されるテトラゾ成分とが
    同じ化合物である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 テトラゾ成分が3,3’−ジクロロベン
    ジジンである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)及び工程(b)において使用
    されるカップリング成分が、それぞれアセトアセトアリ
    ーリドまたはアリールピラゾロンである請求項1乃至3
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 アセトアセトアリーリドカップリング成
    分が下記式(I)の構造を有する請求項4記載の方法 【化1】 (式中、各置換基Zは互いに同種または異種であって、
    水素、塩素、臭素、ニトロ、アミノ、C1−C6−アルキ
    ル、C1−C6−アルコキシ、フェニルまたはフェノキシ
    であり、nは1、2、3、4または5である)。
  6. 【請求項6】 式1のカップリング成分がアセトアセト
    アニリド、アセトアセト−m−キシリジド、アセトアセ
    ト−o−トルイジド、アセトアセト−p−トルイジド、
    アセトアセト−o−アニシジド、アセトアセト−o−ク
    ロロアニリド、またはアセトアセト−2,5−ジメトキ
    シ−4−クロロアニリドである請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 アリールピラゾロンカップリング成分が
    下記式(II)の構造を有する請求項4記載の方法 【化2】 (式中、Zおよびnは請求項5において定義した通りで
    あり、Wはメチルまたはカルボキシエチルである)。
  8. 【請求項8】 式(II)のカップリング成分が3−メ
    チル−1−フェニル−5−ピラゾロンまたは3−メチル
    −1−p−トリル−5−ピラゾロンである請求項7記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 工程(a)または工程(b)において使
    用されるカップリング成分がアセト−2,5−ジメトキ
    シ−4−クロロアニリドおよび/またはアセトアセト−
    m−キシリジドである請求項4乃至6のいずれかに記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 工程(a)において使用された複数の
    カップリング成分の1つが工程(b)においても使用さ
    れる請求項4乃至9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 工程(a)及び工程(b)のそれぞれ
    において2つのカップリング成分が使用される請求項4
    乃至10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 カップリング成分対がアセトアセト−
    m−キシリジドとアセトアセト−2,5−ジメトキシ−
    4−クロロアニリド;アセトアセト−m−キシリジドと
    アセトアセトアニリド;アセトアセト−m−キシリジド
    とアセトアセト−o−トルイジド;アセトアセト−m−
    キシリジドとアセトアセト−o−クロアニリド;または
    アセトアセト−m−キシリジドとアセトアセト−o−ア
    ニシジド;である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 各工程それぞれにおいて2つのカップ
    リング成分が使用され、そして各工程における第1のカ
    ップリング成分と第2のカップリング成分とのモル比が
    1乃至99:99乃至1の範囲である前記請求項のいず
    れかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 各工程における第1のカップリング成
    分と第2のカップリング成分とのモル比が5乃至95:
    95乃至5の範囲である前記請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 工程(a)における全カップリング成
    分と工程(b)における全カップリング成分との比が1
    乃至99:99乃至1の範囲である前記請求項のいずれ
    かに記載の方法。
  16. 【請求項16】 工程(a)における全カップリング成
    分と工程(b)における全カップリング成分との比が5
    乃至95:95乃至5の範囲である請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 後処理が1つまたはそれ以上の熱処
    理、有機溶剤による処理、アニオン、カチオン、両性イ
    オンまたは非イオン界面活性剤による処理、脂肪族第1
    アミンによる処理、樹脂による処理および/または水溶
    性アゾ染料による処理である前記請求項のいずれかに記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 後処理が天然または合成樹脂による処
    理を包含する請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 樹脂が木材ロジンまたは化学的に変性
    されたロジンである請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 後処理に使用される樹脂の割合が、製
    造される最終ジアリーリド顔料の重量に対して1乃至6
    0重量%である請求項17乃至19のいずれかに記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 後処理に使用される樹脂の割合が、製
    造される最終ジアリーリド顔料の重量に対して25乃至
    45重量%である請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 後処理が水溶性アゾ染料による処理を
    包含する請求項17乃至21のいずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記請求項のいずれかに記載の方法に
    よって製造されたジアリーリド顔料。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の顔料を着色剤として
    含有している表面コーティングまたはプラスチック。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の顔料を着色剤として
    含有している印刷インク。
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