JPH111660A - 顔料組成物 - Google Patents

顔料組成物

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JPH111660A
JPH111660A JP10151042A JP15104298A JPH111660A JP H111660 A JPH111660 A JP H111660A JP 10151042 A JP10151042 A JP 10151042A JP 15104298 A JP15104298 A JP 15104298A JP H111660 A JPH111660 A JP H111660A
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dendrimer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色強度、光沢、透明性、裏ぬけ及び非−沈殿
性などに優れた顔料を提供すること。 【解決手段】 顔料、及び、顔料の重量に基づいて、少
なくとも1種のデンドリマー0.1〜10重量%を含む
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、油性インキ及び/又は液体イン
キ及び/又は塗料での用途に適する顔料組成物に関す
る。
【0002】インキ及び/又は塗料での用途のための顔
料の重要な特性は、色強度(colourstrength)、光沢、
透明性、裏ぬけ(strike-through)及び非−沈殿性(no
n-settling)である。発明者らは、顔料をデンドリマー
(dendrimer)と混合するならば、これらの性質の一つ以
上が改善されることを発見した。
【0003】したがって、本発明は、顔料、及び、顔料
の重量に基づいて、少なくとも1種のデンドリマー0.
1〜10重量%を含む組成物を提供する。
【0004】デンドリマーは既知の化合物である。これ
らは、多数のアームを有する、窒素、ジアミン又はポリ
ヒドロキシのような開始の核(core)含む対称性の星状
に分岐したポリマーであり、各々のアームは繰り返し単
位よりなり、繰り返し単位の数はデンドリマーの世代
(generation)として考えられている。デンドリマー類
は、USP 4,558,120、USP 4,587,329及びEP 0271180のよ
うな多くの参考文献に記載されている。
【0005】デンドリマーのアームは官能基で停止され
ていてもよい。本発明の用途のための好適なデンドリマ
ーは、アミド型又はエステル型であり、ヒドロキシル、
カルボキシル、エステル又はアミン末端基を有すること
ができる。核は、好適には、エチレンジアミン、プロピ
レンジアミンのようなジアミン又はペンタエリトリトー
ルである。
【0006】いかなる世代のデンドリマーも使用するこ
とができるが、比較的低世代のデンドリマーは費用の理
由で好ましい。世代0.5〜3.5のデンドリマーが、
特に適切である。
【0007】アミン核に基づき、かつアミン末端基を有
するデンドリマーは、世代1、2、3などである。ヒド
ロキシル、カルボキシル又はエステル末端基を有するデ
ンドリマーは、世代0.5、1.5、2.5などであ
る。本明細書のアミド型デンドリマーに対する世代の番
号付けは、R Esfand, A E Beezer, J C Mitchell and L
J Twyman in Pharmaceutical Sciences, 1996. vol.2,
pages 1-3に記載された番号付けに準拠している。本明
細書のエステル型デンドリマーに対する世代の番号付け
は、Bo Pettersson in Pigment & Resin Technology 19
96, vol.25, pages 4-14に記載された番号付けに準拠し
ている。
【0008】適切なデンドリマーの例としては、以下の
ものが挙げられる:
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】2個の符号Xは、エチレンジアミン核に結
合した別の2個の同一な分岐鎖が存在することを示して
いる。
【0014】
【化5】
【0015】顔料は、アゾ、アゾメチン、フタロシアニ
ン、アントラキノン、イソインドリン、ペリノン、キナ
クリドン、アゾ若しくはアゾメチンの金属塩又は錯体及
びジケトピロロピロール顔料を含むいずれかの有機顔料
である。顔料の混合物も用いることができる。
【0016】好適な顔料は、モノアゾイエロー、ジスア
ゾイエロー、モノアゾレッド及びジスアゾオレンジのよ
うなアゾ顔料、及び銅フタロシアニンのようなフタロシ
アニン類である。特定の好適顔料の例としては、Pigmen
t Orange 34、Pigment Yellow 13、Pigment Yellow 11
0、Pigment Yellow 111、Pigment Yellow 74、PigmentB
lue 15:4、Pigment Red 57:1、Pigment Red 48:1、Pigm
ent Red 48:2、Pigment Red 53:1及びPigment Red 63:1
が挙げられる。
【0017】本発明の組成物は、顔料と共に、例えば樹
脂、染料及び/又は界面活性剤のような、一般に、表面
処理剤として通常に用いられる他の化合物を含むことが
できる。
【0018】適切な樹脂の例としては、ウッドロジン、
ゴムロジン、トールオイルロジン、水素化ロジン、ロジ
ンエステル、不均化ロジン、二量化ロジン、重合化ロジ
ン、フェノール性樹脂、及びマレイン酸樹脂又はフマー
ル酸樹脂を含むカルボキシル樹脂が挙げられる。樹脂の
割合は広い範囲で異なり、顔料の重量に基づいて、例え
ば0.1〜50重量%である。
【0019】適切な界面活性剤の例としては、アニオン
性、カチオン性、両性又は非イオン性界面活性剤が挙げ
られる。
【0020】使用し得るアニオン性界面活性剤は、例え
ば、アルキル−、アリール−又はアラルキル−硫酸エス
テル類又はスルホン酸エステル類;アルキル−、アリー
ル−又はアラルキル−リン酸エステル類又はホスホン酸
エステル類;又はカルボン酸類である。使用し得るカチ
オン性界面活性剤は、例えば、第1−、第2−若しくは
第3−アミン、又はアミンの第4級塩である。使用に適
切な非イオン性界面活性剤の例としては、長鎖アルコー
ル類、アルコール−若しくはアミン/エチレンオキシド
縮合物類、アミンオキシド類又はホスフィンオキシド
類、及びその他のひまし油誘導体類が挙げられる。使用
し得る両性界面活性剤の例としては、アルキルベタイン
類及びイミダゾリン誘導体類が挙げられる。
【0021】界面活性剤の量は広い範囲で異なることが
でき、例えば、顔料の重量に基づいて0.1〜20重量
%であることができる。
【0022】染料が存在する場合、染料は、一般に、カ
ルボキシル又はスルホン基類のような水溶性基を含む顔
料の水溶性の型である。染料の量は、顔料の重量に基づ
いて、1〜20重量%であることができる。
【0023】用い得るデンドリマー及びいずれかの表面
処理剤は、顔料製造の前、製造中若しくは製造後に加え
られるか、又は顔料製造後の乾燥顔料に加えられる。
【0024】説明のための例としてアゾ顔料を使用する
場合、本発明の組成物を製造するために以下の方法を用
い得る:
【0025】1.ジアゾ化されたアミンは、カップリン
グ成分及び表面処理剤の水性の溶液又は懸濁液に加えら
れる。カップリングが完了した時、デンドリマーが加え
られ、製造はpH調整及び熱処理によって完結される。
【0026】2.ジアゾ化されたアミンは、カップリン
グ成分の水性溶液又は懸濁液に加えられる。カップリン
グが完了した時、適切な表面処理剤がデンドリマーと一
緒に加えられる。製造はpH調整及び熱処理によって完
結される。
【0027】3.ジアゾ化されたアミンは、カップリン
グ成分、表面処理剤類及びデンドリマーの水性溶液又は
懸濁液に加えられる。カップリングが完了した時、製造
はpH調整及び熱処理によって終了される。
【0028】4.ジアゾ化されたアミンは、カップリン
グ成分及びデンドリマーの水性溶液又は懸濁液に加えら
れる。カップリングが完了した時、適切な表面処理剤が
加えられる。製造はpH調整及び熱処理によって完結さ
れる。
【0029】5.デンドリマー及びジアゾ化されたアミ
ンの混合物は、カップリング成分及び表面処理剤の水性
溶液又は懸濁液に加えられる。製造はpH調整及び熱処
理によって完結される。
【0030】6.デンドリマー及びジアゾ化されたアミ
ンの混合物は、カップリング成分の水性溶液又は懸濁液
に加えられる。カップリングが完了した時、適切な表面
処理剤が加えられる。製造はpH調整及び熱処理によっ
て完結される。
【0031】7.乾燥顔料、デンドリマー及び表面処理
剤は、親和性混合物が得られるような方法で混合/粉砕
される。
【0032】本発明の組成物は、インキ及び塗料を着色
するのに有用である。
【0033】本発明は、また、着色剤として、顔料、及
び、顔料の重量に基づいて、少なくとも1種のデンドリ
マー0.1〜10重量%よりなる組成物を含むインキ又
は塗料を提供する。
【0034】
【実施例】この発明は以下の実施例により説明される
が、デンドリマー1〜8は上記のものである。
【0035】デンドリマー1 12個の表面ヒドロキシル基を含むデンドリマー1は、
R Esfand, A E Beezer, J C Mitchell and L J Twyman,
Pharmaceutical Sciences, 1996, Vol.2, Pages 1-3に
より製造される。
【0036】デンドリマー2 4個の表面カルボキシレート基を含むデンドリマー2
は、Aldrich Chemicl Companyから得られる。
【0037】デンドリマー3 4個の表面カルボキシレート基を含むデンドリマー3
は、EP 0271180A1により製造される。
【0038】デンドリマー4 4個の表面第1アミン基を含むデンドリマー4は、EP 0
271180A1により製造される。
【0039】デンドリマー5 8個の表面カルボキシレート基を含むデンドリマー5
は、Aldrich chemical Companyから得られる。
【0040】デンドリマー6 96個の表面ヒドロキシル基を含むデンドリマー6は、
R Esfand, A E Beezer, J C Mitchell and L J Twyman,
Pharmaceutical Sciences, 1996, Vol.2 Pages 1-3に
より製造される。
【0041】デンドリマー7 16個の表面ヒドロキシル基を含むデンドリマー7は、
Perstorp PolyolsからBOLTORN(RTM)2Gとして得られる。
【0042】デンドリマー8 64個の表面ヒドロキシル基を含むデンドリマー8は、
Perstorp PolyolsからBOLTORN(RTM)4Gとして得られる。
【0043】テトラゾ化ジクロロベンジジンの製法 ジクロロベンジジン38.6gを水150ml中に分散
し、36%塩酸水溶液53mlを加え、生成したスラリー
を5分間撹拌した。次いで、このスラリーを0℃に冷や
し、水40mlに溶解した亜硝酸ナトリウム19.9gの
溶液を加えた。得られたテトラゾ化されたスラリーを4
5分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。このス
ラリーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過した。
生成したテトラゾ化ジアミンを水溶液として得た。
【0044】実施例1:アセトアセトメタキシリジド6
2.5gの水440ml中の分散液に、47%水酸化ナト
リウム水溶液27.5gを加えた。この混合物を完全な
溶液が得られるまで撹拌した。氷酢酸23.4gを水8
0mlに加え、得られた混合物をアセトアセトメタキシリ
ジド溶液に20分かけて加え、水性の懸濁液を得た。こ
の懸濁液のpHを希塩酸水溶液を用いて6に調整した。
懸濁液を16℃に冷却した後、この懸濁液にテトラゾ化
ジクロロベンジジンを70分かけて加え、pHを4.8
に低下させた後、希水酸化ナトリウム溶液を加えて、こ
の値にpHを維持した。温度を16℃に維持し、顔料ス
ラリーを得た。このスラリーに、アセトアセトメタキシ
リジド1.9gにカップリングさせたテトラゾ化ベンジ
ジンジスルホン酸からの染料を10分かけて加え、得ら
れた混合物を室温で90分間撹拌した。次いで、生成し
た顔料のスラリーを4個の等しいバッチに分割した。
【0045】実施例2:実施例1からの顔料スラリーの
バッチの一つを用い、デンドリマー4の1.25gを加
え、スラリーを15分間撹拌した。次いで、このスラリ
ーを30分間に95℃まで加熱した。pHを4.5に調
整し、さらに30分間90〜95℃で加熱を続けた。ス
ラリーを70℃に冷やし、濾過し、プレスケーキを水洗
して70℃で乾燥した。得られた乾燥顔料を、250μ
mフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔料組成物を得
た。
【0046】実施例3:最終のpHを4.0に調整した
以外、実施例2の方法を実施した。
【0047】実施例4:最終のpHを3.5に調整した
以外、実施例2の方法を実施した。
【0048】実施例5:最終のpHを3.0に調整した
以外、実施例2の方法を実施した。
【0049】実施例6:ジクロロベンジジン19.5g
を水75ml中に分散した。36%塩酸水溶液27mlを加
えて生成したスラリーを5分間撹拌し、次いで、0℃に
冷却した。水20mlに溶解した亜硝酸ナトリウム9.9
gの溶液を添加した。得られたテトラゾ化されたスラリ
ーを45分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。
このスラリーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過
した。生成したテトラゾ化されたジアミンを水溶液とし
て得た。アセトアセトメタキシリジド31.3gの水2
20ml中の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液1
3.8gを加えた。この混合物を、完全な溶液が得られ
るまで撹拌した。氷酢酸11.7gを水40mlに加え、
得られた混合物をアセトアセトメタキシリジド溶液に2
0分かけて加え、水性の懸濁液を得た。この懸濁液のp
Hを、希塩酸水溶液を用いて6に調整した。懸濁液を1
6℃に冷却した後、この懸濁液に、テトラゾ化ジクロロ
ベンジジンを70分かけて加え、pHを4.8に低下さ
せた後、希水酸化ナトリウム溶液を加え、この値にpH
を維持した。温度を16℃に維持し、顔料スラリーを得
た。このスラリーにデンドリマー4の2.5gを加えて
15分間撹拌した。次いで、このスラリーを30分かけ
て95℃まで加熱し、さらに30分間90〜95℃で加
熱を続けた。スラリーを70℃に冷やし、濾過し、プレ
スケーキを水洗して70℃で乾燥した。得られた乾燥顔
料を、250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の
顔料組成物を得た。
【0050】実施例7:ジクロロベンジジン9.8gを
水50ml中に分散した。36%塩酸水溶液14mlを加え
て生成したスラリーを5分間撹拌し、次いで、0℃に冷
却した。水20mlに溶解した亜硝酸ナトリウム5.0g
の溶液を添加した。得られたテトラゾ化されたスラリー
を45分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。こ
のスラリーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過し
た。生成したテトラゾ化されたジアミンを水溶液として
得た。アセトアセトアニリド13.5gの水110ml中
の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液6.9gを
加えた。この混合物を、完全な溶液が得られるまで撹拌
した。氷酢酸5.9gを水20mlに加え、得られた混合
物をアセトアセトアニリド溶液に20分かけて加えた。
得られた水性の懸濁液を45分間撹拌した。この懸濁液
のpHを、希塩酸水溶液を用いて6に調整した。懸濁液
を16℃に冷却した後、この懸濁液にテトラゾ化ジクロ
ロベンジジンを85分かけて加えた。pHを4.8に低
下させた後、希水酸化ナトリウム溶液を加えて、この値
にpHを維持した。テトラゾ化ジクロロベンジジンの添
加の間、温度を16℃に維持した。得られた顔料スラリ
ーに、デンドリマー1の1.25gを加えて30分間撹
拌した。次いで、このスラリーを20分かけて95℃ま
で加熱し、さらに30分間90〜95℃で加熱を続け
た。スラリーを70℃に冷やし、濾過し、プレスケーキ
を水洗して70℃で乾燥した。得られた乾燥顔料を、2
50μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔料組成
物を得た。
【0051】実施例8:ジクロロベンジジン9.8gを
水50ml中に分散した。36%塩酸水溶液14mlを加え
て生成したスラリーを5分間撹拌した後、0℃に冷却し
た。水20mlに溶解した亜硝酸ナトリウム5.0gの溶
液を加え、得られたテトラゾ化されたスラリーを45分
間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。このスラリ
ーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過した。生成
したテトラゾ化されたジアミンを水溶液として得た。ア
セトアセトメタキシリジド15.6gの水110ml中の
分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液6.9gを加
えた。この混合物を、完全な溶液が得られるまで撹拌し
た。氷酢酸5.9gを水20mlに加え、得られた混合物
をアセトアセトメタキシリジド溶液に20分かけて加え
た。得られた水性の懸濁液を45分間撹拌し、16℃に
冷却した。次いで、この懸濁液にテトラゾ化ジクロロベ
ンジジンを70分かけて加え、pHを4.8に低下させ
た後、希水酸化ナトリウム溶液を加えて、この値にpH
を維持した。温度を16℃に維持し、顔料スラリーを得
た。このスラリーにデンドリマー1の1.25gを加え
て30分間撹拌した。次いで、このスラリーを20分か
けて95℃まで加熱し、さらに30分間90〜95℃で
加熱を続けた。スラリーを70℃に冷やし、濾過し、プ
レスケーキを水洗して70℃で乾燥した。得られた乾燥
顔料を、250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末
の顔料組成物を得た。
【0052】実施例9〜18:実施例2〜8で得られた
顔料組成物を、マーラ(Muller)を用いて印刷紙用ワニ
スインキ中に分散することによって印刷インキを製造し
た。デンドリマーの添加を除いた以外は、適切な実施例
の方法によって製造した対照の顔料組成物を、同じ媒質
に同様に分散させることによって対照インキを製造し
た。生成したインキをPaladinカードに印刷し、色強度
及び透明性を視覚で評価した。結果を以下に示し、対照
インキの色強度を100%とした百分率で表した。より
高い値はより高い色強度を意味する。透明性の結果は、
この技術分野で既知の方法で表現した。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】実施例19:ジクロロベンジジン16.9
gを水75ml中に分散した。36%塩酸水溶液23mlを
加えて生成したスラリーを5分間撹拌した後、0℃に冷
却した。水20mlに溶解した亜硝酸ナトリウム8.7g
の溶液を添加した。得られたテトラゾ化したスラリーを
45分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。この
スラリーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過し
た。生成したテトラゾ化ジアミンを水溶液として得た。
アセトアセトメタキシリジド27.3gの水250ml中
の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液11.9g
を加えた。この混合物を、完全な溶液が得られるまで撹
拌した。氷酢酸9.4g及び36%塩酸水溶液2.4g
を水60mlに加え、得られた混合物をアセトアセトメタ
キシリジド溶液に26分を要して加えた。得られた水性
の懸濁液に水を加えて、この懸濁液の容量を1,000
mlに調整した。この懸濁液を10〜12℃に冷やし、希
塩酸溶液を加えてpHを4.6に調整した。次いで、こ
の懸濁液にテトラゾ化ジクロロベンジジンを116分か
けて加えた。この間、希水酸化ナトリウム溶液を加えて
pHを4.5〜4.6の範囲に維持し、温度を10〜1
2℃に維持した。得られた顔料スラリーを15分間撹拌
し、希水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを10.5に
上昇させた。このスラリーに、水に溶解したBurez 505A
(不均化トールオイルロジン)10.2gとLaurex 452
6(Albright & Wilsonから入手し得る長鎖の第1級脂肪
アルコール)2.5gの溶液を10分かけて加えた。ス
ラリーのpHを10.5に調整した。このスラリーを1
1分かけて93℃まで加熱し、希塩酸水溶液を用いてp
Hを5.5に調整した。デンドリマー1の0.5gを加
え、さらに30分間90〜95℃でスラリーを加熱し
た。スラリーを70℃に冷やし、濾過し、プレスケーキ
を水洗して70℃で乾燥した。得られた乾燥顔料を、2
50μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔料組成
物を得た。
【0056】実施例20:実施例19で得られた顔料組
成物を、手作業での予備混合、次いで三重のロールミル
を用いて熱硬化性ワニスインキ媒質中に分散することに
より印刷インキを製造した。デンドリマーの添加を除い
た以外は、実施例19に記載の方法により対照インキを
製造した。生成されたインキでApco II II紙に印刷し、
透明性を視覚で評価した。結果は、この技術分野で既知
の方法で表現した。
【0057】
【表3】
【0058】実施例21:ジクロロベンジジン20.6
gを水75ml中に分散した。36%塩酸水溶液28mlを
加えて生成したスラリーを5分間撹拌した後、0℃に冷
却した。水15mlに溶解した亜硝酸ナトリウム10.6
gの溶液を加え、得られたテトラゾ化されたスラリーを
45分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。この
スラリーに活性炭0.5gを加え、スラリーを濾過し
た。生成したテトラゾ化ジアミンを水溶液として得た。
1−トリル−3−メチルピラゾール−5−オン30.3
gと1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン
0.2gの水250ml中の分散液に、47%水酸化ナト
リウム水溶液14.8gを加え、この混合物を完全な溶
液が得られるまで撹拌した。この容量を、水を加えて3
00mlに調整した。分液フラスコ中で、酢酸ナトリウム
1.6gを水200mlに溶解し、容量を水を加えて35
0mlに調整し、pHを希酢酸水溶液を用いて4.0に下
げた。1−トリル−3−メチルピラゾール−5−オンと
1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オンを含む
溶液を、pHが5.8になるまで酢酸ナトリウム溶液に
加えた。次いで、デンドリマー1の2.5gを加えた。
この混合物を29℃に加温し、pHが4.5に低下する
までテトラゾジクロロベンジジン溶液を加えた。次い
で、テトラゾジクロロベンジジン溶液を、1−トリル−
3−メチルピラゾール−5−オン/1−フェニル−3−
メチルピラゾール−5−オン溶液と共に、酢酸ナトリウ
ム溶液に同時に加えた。酢酸ナトリウム溶液の温度を3
0℃に維持し、必要ならば、希水酸化ナトリウム水溶液
を加えることによって、pHを4.5−4.8の範囲に
維持した。添加は45分をかけて行った。得られた顔料
スラリーを1時間撹拌し、沸騰するまで加熱した。この
スラリーを10分間沸騰させ、その後、70℃に冷却し
て濾過した。プレスケーキを水洗して70℃で乾燥し
た。得られた乾燥顔料を、250μmフィルターに通し
て篩にかけ、粉末の顔料組成物を得た。
【0059】実施例22:2,5−ジクロロアニリン2
0.4gの水140ml中の分散液に、60℃で、36%
塩酸水溶液37.4gを15分かけて加えた。この混合
物を、完全な溶液が得られるまで60℃に加熱した。こ
の溶液に氷を加えて0℃に冷やし、水50mlに溶解した
亜硝酸ナトリウム8.7gの溶液を加えた。得られたジ
アゾ化されたスラリーを90分撹拌し、その間、温度を
0℃に維持した。活性炭0.3g、セライト0.3g及
びエチレンジアミン四酢酸0.3gを加え、この混合物
を10分間撹拌して濾過した。生成したジアゾ化された
アミンは水溶液として得られた。この溶液の容量を、水
を加えて620mlに調整した。温度を0℃に維持した。
3−ヒドロキシ−2−ナフタアニリド34.9gの水3
20ml中の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液1
6.5gを加え、この混合物を80℃に加熱し、完全な
溶液が得られるまで撹拌した。この溶液の容量を520
mlに水を加えて調整し、温度を50℃に低下させた。分
液漏斗中で、水820mlに溶解したギ酸ナトリウム3.
0gの溶液を15〜20℃に冷やし、希酢酸水溶液を加
えてpHを5.0に調整した。このpHが7に達するま
で、このフラスコに3−ヒドロキシ−2−ナフタアニリ
ド溶液を加えた。次いで、ジアゾ化されたアミン溶液を
3−ヒドロキシ−2−ナフタアニリド溶液と同時に加え
て、pHを8.5〜9.0に上昇させ、その後は溶液添
加の相対速度を調整して、このpH範囲に維持した。温
度は15〜20℃に維持した。得られた顔料スラリーの
pHを、希水酸化ナトリウム水溶液を加えて、12まで
上昇させた。デンドリマー1を加え、この混合物を15
分間撹拌した後、スラリーを80℃に加熱した。加熱さ
れたスラリーを濾過し、得られたプレスケーキを熱水で
洗い、60℃で乾燥した。生成した乾燥顔料を、250
μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔料組成物を
得た。
【0060】実施例23:2−メトキシ−4−ニトロア
ニリン19.7gの水100ml中の分散液に、36%塩
酸水溶液22mlを加え、この混合物を完全な溶液が得ら
れるまで撹拌した。この溶液に氷を加えて0℃に冷却
し、水50mlに溶解した亜硝酸ナトリウム8.8gの溶
液を加えた。温度を0℃に維持しながら、得られたジア
ゾ化されたスラリーを1時間撹拌した。2−メトキシ−
5−クロロアセトアセチルアニリド28.1gを水10
0mlと47%水酸化ナトリウム水溶液10mlの混液に溶
解した。この溶液に氷を加えて温度を0℃に調整し、溶
液の容量を230mlに調整した。この溶液に、水に溶解
したCirrasol ALN-WF(I.C.I.から入手し得る非イオン性
界面活性剤)2.5g及び酢酸ナトリウム5.1gの溶
液を10分かけて加えた。この溶液のpHを、希酢酸水
溶液を加えて6.5に調整した。次いで、温度を15℃
以下に維持しながら、この溶液にジアゾ化されたアミン
溶液を60分かけて加えた。使用可能な全ての2−メト
キシ−5−クロロアセトアセチルアニリドが反応した
時、水50mlと47%水酸化ナトリウム水溶液2mlの混
液に溶解した2−メトキシ−5−クロロアセトアセチル
アニリド2.5gの溶液を加え、カップリングが完了す
るまで、ジアゾ化アミンの添加を続けた。得られた顔料
スラリーにデンドリマー1を加え、混合物を10分間撹
拌した。次いで、スラリーを50分間に70℃まで加熱
した。加熱されたスラリーを濾過し、得られたプレスケ
ーキを熱水で洗い、60℃で乾燥した。生成した乾燥顔
料を、250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の
顔料組成物を得た。
【0061】実施例24〜26:実施例21〜23で得
られた顔料組成物を、ボールミルを用いてアルコール/
ニトロセルロース液状インキ媒質中に分散させることに
よって印刷インキを製造した。デンドリマーを除いた以
外は、適切な実施例の方法によって製造した対照の顔料
組成物を同じ媒質に同様に分散させることによって対照
インキを製造した。得られたインキをウルヴァーコート
紙(wolvercoate paper)、並びにMXXB/A及びMXXT/Sセ
ロファンに印刷し、色強度をGretag D196濃度計、光沢
をErichsonミニ光沢計で評価した。透明性は視覚で評価
した。結果を以下に示し、対照インキの光沢と色強度を
100%として光沢と色強度を百分率で表した。透明性
についての結果は、この技術分野で既知の方法で表現し
た。
【0062】
【表4】
【0063】実施例27:ジクロロベンジジン18.8
gを水75ml中に分散し、36%塩酸水溶液26mlを加
えて、生成したスラリーを5分間撹拌した。次いで、0
℃に冷やしたスラリーに、水25mlに溶解した亜硝酸ナ
トリウム10.3gの溶液を加えた。得られたテトラゾ
化されたスラリーを45分間撹拌し、その間、温度を0
℃に維持した。このスラリーに活性炭0.5gを加えて
濾過し、生成したテトラゾ化ジアミンを水溶液として得
た。アセトアセトメタキシリジド30.4gの水200
ml中の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液12.
5gを加えた。この混合物を完全な溶液が得られるまで
撹拌した。氷酢酸4.6gを水30mlに加え、得られた
混合物を15分かけてアセトアセトメタキシリジド溶液
に加え、水性懸濁液を得た。この懸濁液を12℃に冷却
し、希塩酸溶液を加えてpHを6.0に調整した。次い
で、この懸濁液に、テトラゾ化ジクロロベンジジンを1
00分かけて加えた。この間、希水酸化ナトリウム水溶
液を加えてpHを6.0〜6.2の範囲に維持し、温度
を12℃に維持した。得られた顔料スラリーに、水15
mlに溶解したBelloid FR(トリエタノールアミン石鹸)
2.1gの溶液を加えて5分間撹拌した。デンドリマー
1の2.5gを加えてから、スラリーを93℃に加熱
し、この温度に1時間保持した。希塩酸水溶液を加えて
pHを5.5に下げ、このスラリーを70℃に冷やして
濾過し、水洗し、70℃で乾燥した。生成した乾燥顔料
を、250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔
料組成物を得た。
【0064】実施例28:実施例27で得られた顔料組
成物を、ボールミルを用いて水性の液状インキ媒質中に
分散させることによって印刷インキを製造した。デンド
リマーを除いた以外は、適切な実施例の方法によって対
照の顔料組成物を同じ媒質に同様に分散させることによ
って対照を製造した。生成したインキを褐色のクラフト
ペーパーに印刷し、透明性を視覚で評価した。結果を以
下に示した。
【0065】
【表5】
【0066】実施例29:2−メトキシ−4−ニトロア
ニリン22.1gの水30ml中の分散液に、36%塩酸
水溶液24.8gを加え、この混合物を完全な溶液が得
られるまで撹拌した。この溶液に氷を加えて0℃に冷却
した。水50mlに溶解した亜硝酸ナトリウム9.3gの
溶液を加え、温度を0℃に維持しながら、得られたジア
ゾ化されたスラリーを60分間撹拌した。活性炭0.3
g、セライト0.3g及びエチレンジアミン四酢酸0.
3gを加え、この混合物を濾過し、生成したジアゾ化さ
れたアミンを水溶液として得た。この溶液の容量を、水
を加えて210mlに調整した。温度は0℃に維持した。
アセトアセト−2−アニシジン28.6gを水105ml
と47%水酸化ナトリウム水溶液8.0gの混液に溶解
した。この溶液に水を加えて容量を240mlに調整し
た。氷酢酸10.4gを水50mlに加え、この混液を1
0分かけてアセトアセト−2−アニシジン溶液に加え、
水性の懸濁液を得た。この懸濁液に、炭酸カルシウム
5.2g及びデンドリマー1の2.5gを加え、この混
合物を10分間撹拌した。希塩酸水溶液を加えてpHを
6.2に調整し、氷を加えて温度を15℃に冷やした。
温度を15℃に維持しながら、ジアゾ溶液を95分かけ
て水性の懸濁液に加えて顔料スラリーを得た。スラリー
を沸騰するまで加熱し、この状態を1時間維持した。次
いで、温度を70℃に下げ、希塩酸を加えてpHを5.
2に調節した。スラリーを濾過し、水洗し、70℃で乾
燥した。生成した乾燥顔料を、250μmフィルターに
通して篩にかけ、粉末の顔料組成物を得た。
【0067】実施例30:実施例29で得られた顔料組
成物を、分散マットを用いて溶媒を基剤とする塗料媒質
中に分散させることによって風乾装飾塗料を製造した。
デンドリマーを除いた以外は、実施例30の方法によっ
て製造した対照の顔料組成物を、同じ媒質中に同様に分
散させることによって対照塗料を製造した。生成した塗
料をAstrluxカード上に塗布し、X-rite SP68T分光光度
計を用いて色強度を評価した。色強度の結果を以下に示
し、対照インキの色強度を100%とした百分率として
表現した。
【0068】
【表6】
【0069】実施例31:2−アミノ−5−メチルベン
ゼンスルホン酸18.7gの水150ml中の分散液に、
47%水酸化ナトリウム水溶液8.7gを加えた。この
混合物を39℃に加熱し、完全な溶液が得られるまで撹
拌した。この溶液に氷を加えて0℃に冷却し、水25ml
に溶解した亜硝酸ナトリウム6.9gの溶液を加え、次
いで、36%塩酸水溶液19mlを加えた。得られたジア
ゾ化されたスラリーを20分間撹拌し、その間、温度を
0℃に維持した。2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸1
8.8gを、水120mlと47%水酸化ナトリウム水溶
液19.0gの混液に40℃で溶解した。この溶液に、
70℃で、Cl Food Orange 2の2.2g、水80mlと4
7%水酸化ナトリウム水溶液1.2gの混液に溶解した
Beviros 95(Bergvik Kemi ABから入手し得るトールオ
イルロジン)4.4gの溶液、そしてEmpicol LX(Albr
ight and Wilsonから入手されるラウリル硫酸エステル
のナトリウム塩)2.2gを加えた。得られた溶液を1
0℃に冷やし、デンドリマー1の2.2gを加えた。次
いで、撹拌しながら、ジアゾ化されたスラリーを30分
かけて加えた。得られた懸濁液に、固体の塩化カルシウ
ム30.9gを加え、温度を8〜10℃に維持しなが
ら、撹拌を60分間続けた。その後、スラリーを50℃
まで50分かけて加熱し、この温度に10分間保持し
た。生成したスラリーのpHを、希塩酸を加えて7.3
に調整した。加熱したスラリーを濾過し、得られたプレ
スケーキを水洗し、粒状にし、70℃で乾燥して90℃
で焼いた。生成した粒状物を、250μmフィルターに
通して篩にかけ、粉末の顔料組成物を得た。
【0070】実施例32:デンドリマー1をデンドリマ
ー2に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0071】実施例33:デンドリマー1をデンドリマ
ー3に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0072】実施例34:デンドリマー1をデンドリマ
ー4に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0073】実施例35:デンドリマー1をデンドリマ
ー5に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0074】実施例36:デンドリマー1をデンドリマ
ー6の0.5gに置き換えた以外は、実施例31の方法
を実施した。
【0075】実施例37〜44:実施例32〜37で得
られた顔料組成物を、ビーズミルを用いてToluene Zinc
/Calcium Resinateグラビアインキ媒質に分散させて印
刷インキを製造した。デンドリマーを除いた以外は、実
施例31の方法によって製造した対照の顔料組成物を、
同じ媒質に同様に分散させることによって対照インキを
製造した。生成したインキをAPCOシート、塗被及び
非塗被の紙上に印刷し、耐久性及び光沢を、それぞれGR
ETAG D196濃度計及びEricksenミニ光沢計を用いて算出
した。最終のインキにおける沈殿を視覚で評価した。結
果を表に示し、対照インキの色強度及び光沢を100%
として百分率で表した。より高い値は、より高い色強度
及び光沢を表している。
【0076】
【表7】
【0077】
【表8】 これらの結果は、全ての場合に、光沢及び/又は沈殿に
改善があること、そして殆ど全ての場合に、非常に少量
のデンドリマーを含む実施例36の組成物を用いた場合
にも、色強度に改善があることを示している。
【0078】実施例45:粗製の銅フタロシアニン75
g、ジメチルアミノメチル銅フタロシアニン5.3g及
びデンドリマー1の4.0gの混合物を、振動式粉砕機
で0.5インチスチールボール2315gと3/4イン
チタック530gを用いて214分間粉砕し、青色粉末
の顔料組成物を得た。
【0079】実施例46:実施例45で得られた顔料組
成物を、ビーズミルを用いてトルエンフェノール性グラ
ビアインキ媒質中に分散させることによって印刷インキ
を製造した。デンドリマー1を除いた以外は、実施例4
5の方法によって製造した対照の顔料組成物を、同じ媒
質に同様に分散させることによって対照のインキを製造
した。生成したインキを軽量の非塗被紙のシート(38
g/m2)に印刷し、視覚で裏ぬけを評価した。実施例45
からの顔料組成物を用いて製造したインキは優れた裏ぬ
け性を有している。
【0080】実施例47:イソインドリン顔料IRGAZIN
yellow 2LRTの50gを、水450mlとメタノール50m
lの混液中に分散し、この混合物を85分間撹拌した。
デンドリマー1の2.5gを加え、さらに3時間撹拌を
続けた。顔料スラリーを濾過し、プレスケーキを水洗し
た。このプレスケーキを18時間風乾し、その後、70
℃のオーブンで7時間乾燥した。生成した乾燥顔料を、
250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔料組
成物を得た。
【0081】実施例48:実施例47からの顔料組成物
を、Eiger小型ビーズミルによりビニルインキ系中に分
散させることによってインキを製造した。デンドリマー
を除いた以外は、実施例47の方法によって製造した対
照の顔料組成物を、同じ媒質に同様に分散させることに
よって対照インキを製造した。K-Bar No.2を用いてビニ
ル壁紙とMorestチャート上に絵を作成し、これらの色強
度を視覚で評価した。色強度の結果は、対照インキの色
強度を100%として百分率で表し、105%であっ
た。
【0082】実施例49:2−アミノ−5−メチルベン
ゼンスルホン酸19.8g及び2−アミノ−1−ナフタ
レンスルホン酸0.8gの水148ml中の分散液に、4
7%水酸化ナトリウム水溶液9.6gを加えた。この混
合物を39℃に加熱し、完全な溶液が得られるまで撹拌
した。この溶液に氷を加えて0℃に冷やし、水25mlに
溶解した亜硝酸ナトリウム7.6gの溶液、次いで36
%塩酸水溶液23mlを加えた。ジアゾ化されたスラリー
を20分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。Be
viros 95 Rosinの9.1gを、水147mlと47%水酸
化ナトリウム水溶液3.1gの混液に70℃で溶解し
た。この溶液に、水147ml、47%水酸化ナトリウム
水溶液21g及び2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸21
gを加えた。完全な溶液になった時、溶液を6℃に冷や
してデンドリマー1の4.8gを加えた。この溶液をジ
アゾ化されたスラリーと共に、水300mlに60分かけ
て同時に加え、その間、温度を6〜10℃、pHを1
1.0に維持した。得られた懸濁液に固体の塩化カルシ
ウム18.0gを加えて撹拌を90分間続け、その間、
温度を8〜10℃に維持した。希塩酸を添加して、スラ
リーのpHを5.0に調整した。このスラリーを70℃
に加熱して硝酸ストロンチウム7.5gを加えた。スラ
リーを30分間70℃に保持し、pHを5.0に維持し
ながら、水38mlに溶解した硫酸アルミニウム3.0g
の溶液を加えた。スラリーを、さらに30分間70℃に
保持してから濾過し、生成したプレスケーキを水洗して
塩を除去し、粒状にし、70℃で乾燥して90℃で焼い
た。得られた細粒を、250μmフィルターに通して篩
にかけ、粉末の顔料組成物を得た。
【0083】実施例50:実施例49で得られた顔料組
成物を、ビーズミルを用いて水性アクリルワニス系に分
散させることによって印刷インキを製造した。デンドリ
マー1を除いた以外は、実施例49の方法によって製造
した対照の顔料組成物を同じ媒質に同様に分散させるこ
とによって対照インキを製造した。生成したインキをBl
adonart塗被紙に印刷し、耐久性及び光沢を、それぞれG
retag D196濃度計及びErichsenミニ光沢計を用いて算出
した。結果を表に示し、対照インキの色強度及び光沢を
100%として百分率で表した。より高い値は、より高
い色強度と光沢を意味する。
【0084】
【表9】
【0085】実施例51:2−アミノ−5−メチルベン
ゼンスルホン酸19.8g及び2−アミノ−1−ナフタ
レンスルホン酸0.8gの水148mlの分散液に、47
%水酸化ナトリウム水溶液9.6gを加えた。この混合
物を39℃に加温し、完全な溶液が得られるまで撹拌し
た。この溶液に氷を加えて0℃に冷やし、水25mlに溶
解した亜硝酸ナトリウム7.6gの溶液、次いで36%
塩酸水溶液23mlを加えた。ジアゾ化されたスラリーを
20分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持した。Bevi
ros 95 Rosinの9.1gを、水147mlと47%水酸化
ナトリウム水溶液3.1gの混液に70℃で溶解した。
この溶液に、水147ml、47%水酸化ナトリウム水溶
液21g及び2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸21gを
加えた。完全な溶液になった時、溶液を6℃に冷やし
た。この溶液をジアゾ化されたスラリーと共に、水30
0mlに溶解したデンドリマー1の2.4gの溶液に60
分かけて同時に加え、その間、温度を6〜10℃、pH
を11.0に維持した。得られた懸濁液に固体の塩化カ
ルシウム18.0gを加えて撹拌を90分間続け、その
間、温度を8〜10℃に維持した。スラリーのpHを、
希塩酸を添加して5.0に調整した。このスラリーを7
0℃に加熱し、30分間70℃に保持した。次いで、ス
ラリーを濾過し、生成したプレスケーキを水洗して塩を
除去し、粒状にし、70℃で乾燥して90℃で焼いた。
得られた細粒を、250μmフィルターに通して篩にか
け、粉末の顔料組成物を得た。
【0086】実施例52:デンドリマー1をデンドリマ
ー7に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0087】実施例53:デンドリマー1をデンドリマ
ー8に置き換えた以外は、実施例31の方法を実施し
た。
【0088】実施例54〜55:実施例32〜36の代
わりに実施例52及び53の顔料組成物を用いた以外
は、実施例37〜44の方法を実施した。デンドリマー
1を除いた以外は、実施例31の方法によって製造した
対照の顔料組成物を同じ媒質に同様に分散させることに
よって対照インキを製造した。結果を表に示し、対照イ
ンキの色強度及び光沢を100%として百分率で表し
た。より高い値は、より高い色強度及び光沢を意味す
る。
【0089】
【表10】
【0090】実施例56:ジクロロベンジジン17.7
gを水75ml中に分散し、36%塩酸水溶液25mlを加
え、生成されたスラリーを5分間撹拌した。このスラリ
ーを0℃に冷やし、水20mlに溶解した亜硝酸ナトリウ
ム9.0gの溶液を加えた。得られたテトラゾ化された
スラリーを45分間撹拌し、その間、温度を0℃に維持
した。このスラリーに活性炭0.5gを加え、スラリー
を濾過した。生成したテトラゾ化ジアミンを水溶液とし
て得た。アセトアセトメタキシリジド28.9gの水1
80ml中の分散液に、47%水酸化ナトリウム水溶液1
2.7gを加えた。この混合物を、完全な溶液が得られ
るまで撹拌した。氷酢酸9.98gと36%塩酸水溶液
2.75gを水70mlに加え、得られた混合物をアセト
アセトメタキシリジド溶液に20分を要して加え、水性
の懸濁液を得た。この懸濁液にデンドリマー7の5.3
gを水150mlに溶解して加えた。この懸濁液のpH
を、希塩酸水溶液を用いて4.6に調整した。懸濁液を
10℃に冷却した後、このスラリーにテトラゾ化ジクロ
ロベンジジンを71分かけて加え、希水酸化ナトリウム
溶液の添加によってpHを4.6〜4.8の範囲に維持
した。温度を10℃に維持した。得られた顔料スラリー
を5分間撹拌した後、pHを希水酸化ナトリウム水溶液
を用いて10.6に調整した。スラリーを90℃まで加
熱してから、水100mlに溶解したLaurex 4526(Albrig
ht& Wilsonから入手される直鎖の1級脂肪アルコール)
2.7g、次いで、Burez 505A(Eka Nobelによって製
造された不均化トールオイルロジン)10.8gを加え
た。このスラリーを95℃に加熱し、この温度を15分
間維持した。pHを、希塩酸水溶液を用いて5.5に調
整した。スラリーを70℃に冷やし、濾過し、プレスケ
ーキを水洗して70℃で乾燥した。得られた乾燥顔料
を、250μmフィルターに通して篩にかけ、粉末の顔
料組成物を得た。
【0091】実施例57:デンドリマー7をデンドリマ
ー8の2.6gで置き換えた以外は、実施例56の方法
を実施した。
【0092】実施例58〜59:実施例56〜57で得
られた顔料組成物を、手作業での予備混合、次いで三重
のロールミルを用いて熱硬化性ワニスインキ媒質中に分
散させることにより印刷インキを製造した。デンドリマ
ーの添加を除いた以外は、実施例56に記載した同じ方
法により対照インキを製造した。生成したインキで印刷
し、色強度をGretag D196濃度計、及び光沢をErichson
ミニ光沢計で評価した。結果を対照インキの百分率とし
て表した。より高い値は優れた性能が指示される。透明
性は視覚で評価した。結果は、この技術分野で既知の方
法で表現した。
【0093】
【表11】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 11/02 C09D 11/02 167/02 167/02 // C08G 63/12 C08G 63/12 69/28 69/28 (72)発明者 グレイグ チスホルム イギリス国 スコットランド グラスゴー ジー77 6エックスダブリュ ニュート ン マーンズ ウェスト エーカーズ ド ラモンド ウェイ 23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、及び、顔料の重量に基づいて、少
    なくとも1種のデンドリマー0.1〜10重量%を含む
    組成物。
  2. 【請求項2】 デンドリマーが、アミド型又はエステル
    型である、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 デンドリマーが、ヒドロキシル、カルボ
    キシル、エステル、又はアミン末端基を有する、請求項
    1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 デンドリマーの核が、ジアミンである、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 デンドリマーが、世代0.5〜3.5で
    ある、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。
  6. 【請求項6】 顔料が、アゾ、アゾメチン、フタロシア
    ニン、アントラキノン、イソインドリン、ペリノン、キ
    ナクリドン又はアゾ若しくはアゾメチンの金属塩若しく
    は錯体あるいはジピロロピロール顔料、あるいはそれら
    の混合物である、請求項1〜5のいずれか1項記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 樹脂、染料及び/又は界面活性剤も含
    む、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の組成
    物を製造する方法であって、顔料製造のいずれかの段階
    でか、又は、その製造後の乾燥顔料に、デンドリマー、
    及び場合により、樹脂、染料及び/又は界面活性剤を添
    加することを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 着色剤として、請求項1〜7のいずれか
    1項記載の組成物を含むインキ又は塗料。
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