JP2002206065A - 印刷インキの製造方法 - Google Patents

印刷インキの製造方法

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JP2002206065A
JP2002206065A JP2001382447A JP2001382447A JP2002206065A JP 2002206065 A JP2002206065 A JP 2002206065A JP 2001382447 A JP2001382447 A JP 2001382447A JP 2001382447 A JP2001382447 A JP 2001382447A JP 2002206065 A JP2002206065 A JP 2002206065A
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JP
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pigment
ink
printing ink
weight
parts
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JP2001382447A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Tomitani
信之 富谷
Kunisuke Nakamura
邦介 中村
Hideto Noguchi
秀人 野口
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶性、不溶性アゾ顔料は顔料一次粒子が成長し
易く、これを防止するためにさまざまな表面処理が施さ
れている。また分散性向上のため合成時に樹脂処理され
ることが一般的である。しかしながら、このような処理
は最終的な用途に於いて弊害となる場合が多い。 【解決手段】 溶性アゾ顔料または不溶性アゾ顔料を合
成、乾燥後に、印刷インキ用樹脂と共に乾式粉砕した顔
料組成物を、印刷インキ用溶剤またはワニスに添加し、
処理してなることを特徴とする印刷インキの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶性アゾ、または不
溶性アゾ顔料を使用した印刷インキの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通常、顔料を色材として用いる場合、着
色力、鮮明性などの適性を付与するために、その一次粒
子を微細な状態にしなければならない。一般的にキナク
リドン、フタロシアニンなどに代表される高級顔料は、
顔料合成工程と微細化工程の二つの工程を行っているの
に対して、溶性、不溶性のアゾ顔料は合成する際に顔料
粒子を微細にするための手段を講じており、微細化工程
は行われていない。
【0003】一方、顔料を各種用途に展開する方法とし
ては、乾燥顔料を用いる方法と水分を含んだウエットケ
ーキ顔料を用いる場合がある。乾燥顔料の場合、乾燥時
の熱により顔料の一次粒子が成長し十分に微細な粒子を
得ることが難しいため、これを防ぐために大量のまたは
高価な添加剤を加えなければならない。また、乾燥顔料
は強く凝集しているためこれをインキなどに展開する場
合、分散工程に多くの時間、エネルギーを必要とする。
【0004】ウエットケーキ顔料を用いる方法はオフセ
ットインキを製造する際のフラッシング法に代表され
る。この方法は水系の顔料粒子をワニス中へと直接相転
換する方法であるので、粒子の成長を最小限に抑えるこ
とが可能である。しかし、乾燥顔料に比べてハンドリン
グの悪さ、フラッシング装置、排水などの問題がある。
従ってウエットケーキ顔料を用いた場合と同程度の分散
で印刷インキの製造が可能である乾燥顔料、もしくは顔
料組成物が望まれている。
【0005】これまで顔料の分散性を向上させる手段と
しては、合成時のロジンに代表される樹脂処理が一般的
である。しかしこれらの樹脂を大量に処理すると、印刷
インキの適性に悪影響を及ぼすことが知られており、そ
の処理量は制限されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アゾ系顔料
を乾式粉砕することで顔料一次粒子を微細化し、しかも
同時に印刷インキ用樹脂を処理することで非常に優れた
分散性、透明性、着色力を示す印刷インキを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、溶性アゾ顔
料または不溶性アゾ顔料を合成、乾燥後に、印刷インキ
用樹脂と共に乾式粉砕した顔料組成物を、印刷インキ用
溶剤またはワニスに添加し、処理してなることを特徴と
する印刷インキの製造方法に関する。更に本発明は、樹
脂がロジン変性フェノール樹脂である上記製造方法に関
する。 更に本発明は、乾式粉砕を脱酸素雰囲気下で行
う上記製造方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、本発明について詳細に説
明する。本発明における溶性アゾ顔料とは、可溶性基を
有する芳香族アミンのジアゾニウム塩とカップラー成分
とをカップリングさせたアゾ染料をレーキ用金属塩によ
りレーキ化して得られるレーキ顔料である。
【0009】可溶性基を有する芳香族アミンとしては、
1─アミノ─4メチルベンゼン−2−スルホン酸、1−
アミノ−4メチル−5−クロロベンゼン−2−スルホン
酸、1−アミノ−4−クロロ−5−メチルベンゼン−2
−スルホン酸など、カップラー成分としては、β−オキ
シナフトエ酸、β−ナフトールなど、レーキ用金属塩と
しては、カルシウム、バリウム、マンガンなどである。
【0010】本発明における不溶性アゾ顔料とは、ベン
ジジン類のテトラゾ溶液とアセトアセトアニリド類を含
むカップラー溶液とをカップリングさせることで得られ
る顔料である。
【0011】ベンジジン類のテトラゾ溶液としては、
3,3’−ジクロロベンジジン、2,2’,5,5’−
テトラクロロベンジジンなど、カップラー溶液として
は、アセトアセトアニリド、アセトアセト−o−トルイ
ジド、アセトアセト−m−キシリド、アセトアセト−o
−アニシジド、アセトアセト−2,5−ジメトキシアニ
リド、アセトアセト−p−アニシジド、アセトアセト−
2,5−ジメトキシ−4−クロロアニリド、アセトアセ
ト−o−クロロアニリドなどである。
【0012】溶性、不溶性アゾ顔料の微細化の手段とし
ては、その顔料の主成分であるベース、カップラー以外
にこれと異なる構造のベースあるいはカップラーを併用
したり、活性剤、樹脂、特にロジン類を添加しているの
が一般的である。
【0013】本発明は、溶性アゾ顔料または不溶性アゾ
顔料を樹脂と共に乾式粉砕することで、顔料粒子を微細
にすると共に強力に樹脂処理する方法である。従って、
本発明で用いられる溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料は、
その顔料一次粒子が大きなものであっても構わない。つ
まり、合成時に微細粒子を形成するために他のジアゾ成
分、カップリング成分を併用したりロジン処理などを特
に行う必要はないが、希望によりこれらの処理を施して
もかまわない。
【0014】本発明の乾式粉砕は、ビーズ等の粉砕メデ
ィアを内蔵した粉砕機を使用して実質的に液状物質を介
在させないで顔料を粉砕するするものである。粉砕は粉
砕メディア同士の衝突による粉砕力や破壊力を利用して
行われる。乾式粉砕装置としては、乾式のアトライタ
ー、ボールミル、振動ミルなどの公知の方法を用いるこ
とができる。
【0015】本発明において添加する樹脂としては、最
終的な用途に適したものを、つまり印刷インキ用樹脂を
そのまま用いることを特徴とする。
【0016】印刷インキ用樹脂としては、ロジン変性フ
ェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、石油樹脂、
アルキド樹脂など印刷インキに適用される樹脂であれ
ば、任意に単独または2種類以上を組み合わせて使用で
きるが、好ましくはロジン変性フェノール樹脂である。
【0017】一方、ロジン変性フェノール樹脂はその種
類、条件によっては酸化による劣化が起こる場合があ
る。樹脂は酸化されることでその溶解性や色調、その他
の物性が変化してしまい、設計したインキの性能を引き
出すことができない。従って、これを防止するためには
酸素を遮断した状態で乾式粉砕することが必要となる。
【0018】これを防ぐための有効な手段としては、不
活性ガスが内部に充満した状態にする方法で、最も一般
的なのが窒素を流す方法である。また、この様に酸素を
遮断する方法は、安全性の面からも有効である。
【0019】樹脂の添加量は多い方が有利であるかの様
に思われがちであるが、一方処理量が多いと乾式粉砕装
置内部での樹脂の付着、固着が生じる危険性が高くな
る。これは当然のことながら樹脂の軟化点、粉砕温度に
も影響されるため、これらの条件を加味しながら最適処
理量を決める必要がある。
【0020】本発明の顔料組成物を用いて印刷インキを
製造する場合の印刷インキ用溶剤またはワニス中の溶剤
としては、高沸点石油系溶剤、脂肪族炭化水素溶剤、高
級アルコール系溶剤など印刷インキに適した溶剤であれ
ば芳香族を含まない溶剤であっても単独あるいは2種類
以上の組み合わせで任意に使用できる。
【0021】また、同様に印刷インキを製造する場合の
印刷インキワニス用樹脂としては、ロジン変性フェノー
ル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、石油樹脂、アルキ
ド樹脂など印刷インキに適した樹脂;大豆油、桐油、ア
マニ油など印刷インキに適した乾性油や重合乾性油など
を、その他印刷インキ用の添加剤などと共に任意に単独
または2種類以上を組み合わせて使用できる。
【0022】本発明の顔料組成物のインキワニス中への
分散は、緩やかな攪拌で十分に進行し、次に簡単な分散
機を通すことでベースインキの作成は完了する。本発明
の方法で得られた顔料組成物は、処理前に比べて着色
力、透明性などが明らかに向上しているばかりか、非常
に優れた分散性を示していることが、確認された。
【0023】
【実施例】以下、実施例、比較例により本発明を具体的
に説明する。
【実施例1】1−アミノ−4メチルベンゼン−2−スル
ホン酸のジアゾニウム塩とβ−オキシナフトエ酸をカッ
プリングし、カルシウム金属でレーキ化することで得ら
れる溶性アゾ顔料(C.I.Pig.Red57:1)
を70重量部と、軟化点160℃のロジン変性フェノー
ル樹脂56重量部を乾式アトライターに加え、窒素気流
下に於いて60℃で1時間粉砕を行った。次に、得られ
た摩砕物28重量部を、印刷インキ用ワニス33重量
部、AFソルベント7号(日本石油(株)製)15重量
部に加え、50℃にて1時間緩やかに攪拌した後、60
℃の3本ロールで1回練肉したところ、顔料粒子は7.
5μ以下に分散された。次に、得られたベースインキに
ワニス22重量部、AFソルベント7号12重量部を加
え最終インキに調整した。本実施例のインキを、本実施
例で用いた溶性アゾ顔料の水ペーストからフラッシング
法により作製したインキと比較したところ、本実施例の
インキは透明性、着色力、光沢などの点において遙に優
れていた。
【0024】
【比較例1】実施例1と同じ溶性アゾ顔料(C.I.P
ig.Red57:1)を70重量部、乾式アトライタ
ーに加え、窒素気流下に於いて60℃で1時間粉砕を行
った。次に、得られた摩砕物16重量部を、印刷インキ
用ワニス57重量部、AFソルベント7号3重量部に加
え、50℃にて1時間緩やかに攪拌した後、60℃の3
本ロールで3回練肉したが、顔料粒子は15.0μで分
散は不良であった。次に、得られたベースインキにワニ
ス22重量部、AFソルベント7号12重量部を加え最
終インキに調整した。本比較例のインキは、乾式粉砕前
の顔料で作製したインキに比べて透明性は向上したが、
着色力、光沢などは不良であった。また、実施例1のイ
ンキと比較すると透明性、着色力、光沢などの点におい
て明らかに劣っていた。
【0025】
【実施例2】実施例1のジアゾニウム塩成分の内、1−
アミノ−4メチルベンゼン−2−スルホン酸に対して3
重量%の1−アミノ−4メチルベンゼン−3−スルホン
酸を加えたジアゾニウム塩とβ−オキシナフトエ酸をカ
ップリングし、カルシウム金属でレーキ化することで得
られた溶性アゾ顔料を70重量部と軟化点160℃のロ
ジン変性フェノール樹脂56重量部を乾式アトライター
に加え、窒素気流下に於いて90℃で1時間粉砕を行っ
た。次に、得られた摩砕物28重量部を、印刷インキ用
ワニス33重量部、AFソルベント7号15重量部に加
え、50℃にて1時間緩やかに攪拌した後、60℃の3
本ロールで1回練肉したところ、顔料粒子は7.5μ以
下に分散された。次に、得られたベースインキにワニス
22重量部、AFソルベント7号12重量部を加え最終
インキに調整した。本実施例のインキを、本実施例で用
いた溶性アゾ顔料の水ペーストからフラッシング法によ
り作製したインキと比較したところ、本実施例のインキ
は透明性、着色力、光沢などの点において遙に優れてい
た。
【0026】
【実施例3】実施例1のジアゾニウム塩とβ−オキシナ
フトエ酸をカップリングした染料中に、染料に対して樹
脂固形分10%のロジンソープを添加した後、カルシウ
ム金属でレーキ化することで得られた溶性アゾ顔料を7
0重量部と軟化点160℃のロジン変性フェノール樹脂
35重量部を乾式アトライターに加え、窒素気流下に於
いて90℃で1時間粉砕を行った。次に、得られた摩砕
物24重量部を、印刷インキ用ワニス41重量部、AF
ソルベント7号11重量部に加え、50℃にて1時間緩
やかに攪拌した後、60℃の3本ロールで1回練肉した
ところ、顔料粒子は7.5μ以下に分散された。次に、
得られたベースインキにワニス22重量部、AFソルベ
ント7号12重量部を加え最終インキに調整した。本実
施例のインキを、本実施例で用いた溶性アゾ顔料の水ペ
ーストからフラッシング法により作製したインキと比較
したところ、本実施例のインキは透明性、着色力、光沢
などの点において遙に優れていた。
【0027】
【実施例4】3,3’−ジクロロベンジジンのテトラゾ
溶液とアセトアセトアニリドとをカップリングさせるこ
とで得られた不溶性ジスアゾ顔料(C.I.Pig.Y
ellow12)を70重量部と、軟化点160℃のロ
ジン変性フェノール樹脂70重量部を乾式アトライター
に加え、窒素気流下に於いて50℃で1時間粉砕を行っ
た。次に、得られた摩砕物14重量部を、印刷インキ用
ワニス41重量部、AFソルベント7号10重量部に加
え、50℃にて1時間緩やかに攪拌した後、60℃の3
本ロールで1回練肉したところ、顔料粒子は7.5μ以
下に分散された。次に得られたベースインキにワニス2
4重量部、AFソルベント7号11重量部を加え最終イ
ンキに調整した。本実施例のインキを、本実施例で用い
た不溶性アゾ顔料の水ペーストからフラッシング法によ
り作製したインキと比較したところ、本実施例のインキ
は透明性、着色力、光沢などの点において遙に優れてい
た。
【0028】
【比較例2】実施例1と同じ不溶性ジスアゾ顔料(C.
I.Pig.Yellow12)70重量部を乾式アト
ライターに加え、窒素気流下に於いて50℃で1時間粉
砕を行った。次に、得られた摩砕物7重量部を、印刷イ
ンキ用ワニス55重量部、AFソルベント7号3重量部
に加え、50℃にて1時間緩やかに攪拌した後、60℃
の3本ロールで3回練肉したが、顔料粒子は17.5μ
までしか分散されなかった。次に、得られたベースイン
キにワニス22重量部、AFソルベント7号11重量部
を加え最終インキに調整した。本比較例のインキは、乾
式粉砕前の顔料で作製したインキに比べて透明性は向上
したが、着色力、光沢などは不良であった。また、実施
例2のインキと比較すると透明性、着色力、光沢などの
点において明らかに劣っていた。
【0029】
【実施例5】実施例4に於いて、アセトアセトアニリド
と、これに対して3.6重量%のアセトアセト−m−キ
シリドとを含むカップリング成分をテトラゾ溶液とカッ
プリングさせることで得られた不溶性ジスアゾ顔料を7
0重量部と、軟化点160℃のロジン変性フェノール樹
脂70重量部を乾式アトライターに加え、窒素気流下に
於いて90℃で1時間粉砕を行った。次に、得られた摩
砕物14重量部を、印刷インキ用ワニス41重量部、A
Fソルベント7号10重量部に加え、50℃にて1時間
緩やかに攪拌した後、60℃の3本ロールで1回練肉し
たところ、顔料粒子は7.5μ以下に分散された。次に
得られたベースインキにワニス24重量部、AFソルベ
ント7号11重量部を加え最終インキに調整した。本実
施例のインキを、本実施例で用いた不溶性アゾ顔料の水
ペーストからフラッシング法により作製したインキと比
較したところ、本実施例のインキは透明性、着色力、光
沢などの点において遙に優れていた。
【0030】
【実施例6】実施例1に於いて、テトラゾ溶液とアセト
アセトアニリドとをカップリングさせた後、色素に対し
て樹脂固形分10%のロジンソープを添加することで得
られた不溶性ジスアゾ顔料を70重量部と、軟化点16
0℃のロジン変性フェノール樹脂56重量部を乾式アト
ライターに加え、窒素気流下に於いて80℃で1時間粉
砕を行った。次に、得られた摩砕物12.6重量部を、
印刷インキ用ワニス43.8重量部、AFソルベント7
号8.6重量部に加え、50℃にて1時間緩やかに攪拌
した後、60℃の3本ロールで1回練肉したところ、顔
料粒子は7.5μ以下に分散された。次に得られたベー
スインキにワニス24重量部、AFソルベント7号11
重量部を加え最終インキに調整した。本実施例のインキ
を、本実施例で用いた不溶性アゾ顔料の水ペーストから
フラッシング法により作製したインキと比較したとこ
ろ、本実施例のインキは透明性、着色力、光沢などの点
において遙に優れていた。
【発明の効果】本発明によれば、溶性アゾ顔料または不
溶性アゾ顔料を乾式粉砕する工程で同時に樹脂処理を行
うことにより、分散性の優れた印刷インキを提供するこ
とができた。通常、溶性アゾ顔料または不溶性アゾ顔料
は合成時に一次粒子を微細化するのが一般的であるが、
本発明によれば別途微細化を行うため、一次粒子の大き
な顔料を使用しても透明性の向上を計ることが可能であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB08 AE02 BC02 BC33 BC39 BE01 BE09 CA10 EA21 EA33 EA44

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶性アゾ顔料または不溶性アゾ顔料を合
    成、乾燥後に、印刷インキ用樹脂と共に乾式粉砕した顔
    料組成物を、印刷インキ用溶剤またはワニスに添加し、
    処理してなることを特徴とする印刷インキの製造方法。
  2. 【請求項2】 印刷インキ用樹脂がロジン変性フェノー
    ル樹脂である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 乾式粉砕を脱酸素雰囲気下で行う請求項
    1または2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 印刷インキ用溶剤またはワニスの溶剤
    が、脂肪族炭化水素溶剤である請求項1ないし3いずれ
    か記載の製造方法。
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