JPH05201351A - 発泡材注入用サブフレーム構造 - Google Patents

発泡材注入用サブフレーム構造

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Publication number
JPH05201351A
JPH05201351A JP4012326A JP1232692A JPH05201351A JP H05201351 A JPH05201351 A JP H05201351A JP 4012326 A JP4012326 A JP 4012326A JP 1232692 A JP1232692 A JP 1232692A JP H05201351 A JPH05201351 A JP H05201351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foam material
subframe
frame
rear subframe
foaming material
Prior art date
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Pending
Application number
JP4012326A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kato
武郎 加藤
Hisashi Ogawa
久 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4012326A priority Critical patent/JPH05201351A/ja
Publication of JPH05201351A publication Critical patent/JPH05201351A/ja
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  • Molding Of Porous Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡材を無駄なく且つ隙間なく充填すること
ができる発泡材注入用サブフレーム構造を得る。 【構成】 リヤサブフレーム14はリヤサブフレームア
ッパパネル16とリヤサブフレームアンダパネル18と
で構成されている。リヤサブフレームアッパパネル16
の上壁部16Cの長手方向中央部には、発泡材注入孔2
4が穿設されており、リヤサブフレームアッパパネル1
6の両端部28の上壁部28Aの車体前後方向中央部に
は排気孔30が穿設されている。リヤサブフレームアン
ダパネル18の下壁部18Cの発泡材注入孔24と対向
する部位には液溜まり部36が凹陥されている。従っ
て、リヤサブフレーム14が傾斜した場合にも、発泡材
注入孔24から注入された未発泡の発泡材25が液溜ま
り部36内に保持され、閉断面部20内を流れ落ちない
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のボデー下部に設
けられる発泡材注入用サブフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のボデーの下部には、サブ
フレームが配置されており、このサブフレームによっ
て、エンジン、サスペンション等を支持している。一般
的に、サブフレームは剛性を確保するために閉断面構造
とされているが、さらに、剛性を向上させるとともに、
防振性を向上する目的で閉断面内に発泡材を充填した発
泡材注入用サブフレーム構造が知られている。
【0003】この発泡材注入用サブフレーム構造の一例
としては、実開昭56−11179号公報が知られてい
る。
【0004】図6に示される如く、このサブフレーム7
0は、車体前後方向に沿って配置された一対のサイドフ
レーム72と、これらのサイドフレーム72の前端部に
車幅方向に沿って架設されたフロントクロスメンバ74
と、サイドフレーム72の後端部に車幅方向に沿って架
設されたリヤクロスメンバ76と、で井型状に構成され
ている。また、サイドフレーム72、フロントクロスメ
ンバ74及びリヤクロスメンバ76は、それぞれ閉断面
構造とされている。
【0005】例えば、図7に示される如く、サイドフレ
ーム72はサイドフレーム72の上部を構成するサイド
フレームアッパパネル78と、サイドフレーム72の下
部を構成するサイドフレームアンダパネル80とで、車
体前後方向へ伸びる閉断面部82を備えた閉断面構造と
されており、閉断面部82内には、発泡材84が充填さ
れている。
【0006】この発泡材84の充填方向は、予めシート
状の未発泡の発泡材シート90を閉断面部82内に挿入
しておき、その後、塗装工程の熱等によって未発泡の発
泡材シート90を発泡させて、閉断面部82内を満たす
ようになっている。
【0007】しかしながら、この発泡材84の充填方法
では、未発泡の発泡材シート90の発泡率が大きくばら
つくため、過不足無く閉断面部82内を満たすことが極
めて困難であった。
【0008】これを改善する発泡材84の充填方法の一
例としては、図8に示される如く、サイドフレーム72
の長手方向略中央部上面72Aに発泡材注入孔86を穿
設すると共に、サイドフレーム72の長手方向両端部近
傍上面72B、72Cに、排気孔88、89をそれぞれ
穿設して、発泡材注入孔86から液状の未発泡の発泡材
92を注入すると同時に発泡させ長手方向両端部側へ向
けて充填して行く方法が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この発
泡材84の充填方法では、図9に示される如く、サイド
フレーム72へ液状の未発泡の発泡材92を注入する場
合に、サイドフレーム72が傾斜していると、発泡材注
入孔86より下方となった排気孔89側へ発泡材92が
流れ落ちる。このため、閉断面部82内の発泡材注入孔
86より上方となった部位が発泡材84によって完全に
満たされるまでに、発泡材注入孔86より下方となった
排気孔89から大量の発泡材84が流出し、発泡材84
が無駄になる。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、発泡材を無駄
なく且つ隙間なく充填することができる発泡材注入用サ
ブフレーム構造を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発泡材注入用サブフレーム構造は、長手方向略中央部上
面に穿設された発泡材注入孔と、長手方向両端部上面に
穿設された排気孔と、前記発泡材注入孔と対向する下壁
部に凹陥された液溜まり部と、を備えたこと特徴として
いる。
【0012】
【作用】本発明の請求項1記載の発泡材注入用サブフレ
ーム構造では、長手方向略中央部上面に穿設された発泡
材注入孔からサブフレーム内に注入された未発泡の発泡
材は、一旦、発泡材注入孔と対向する下壁部に凹陥され
た液溜まり部に溜まり、その後、発泡する。従って、サ
ブフレームが傾斜した場合においても、未発泡の発泡材
は液溜まり部に保持されており、未発泡の発泡材がサブ
フレームの傾斜方向下側へ流れる落ちるの防止すること
ができる。このため、発泡材をサブフレームの長手方向
両端部に向けて略均等に発泡させることができ、サブフ
レームの傾斜方向下側となった排気孔から無駄な発泡材
が流出するのを防止できる。その結果、サブフレーム内
に発泡材を無駄なく且つ隙間なく充填することができ
る。
【0013】
【実施例】本発明の発泡材注入用サブフレーム構造の一
実施例について図1〜図5に従って説明する。なお、図
中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向
を示す。
【0014】図4に示される如く、自動車の車体10の
後部には、車幅方向へ延びるリヤサブフレーム14が架
設されており、このリヤサブフレーム14はリヤサスペ
ンション12を支持している。
【0015】図1に示される如く、リヤサブフレーム1
4はリヤサブフレーム14の上部を構成するリヤサブフ
レームアッパパネル16と、リヤサブフレーム14の下
部を構成するリヤサブフレームアンダパネル18とで構
成されている。
【0016】図3に示される如く、リヤサブフレームア
ッパパネル16の車幅方向から見た断面形状は、開孔部
を下方へ向けたコ字状をされており、リヤサブフレーム
アンダパネル18の車幅方向から見た断面形状は、開孔
部を上方へ向けたコ字状をされている。リヤサブフレー
ムアンダパネル18の前壁部18Aは、リヤサブフレー
ムアッパパネル16の前壁部16Aの車体前後方向後側
面の下部に溶着されており、リヤサブフレームアンダパ
ネル18の後壁部18Aは、リヤサブフレームアッパパ
ネル16の後壁部16Aの車体前後方向前側面の下部に
溶着されている。従って、リヤサブフレーム14は車幅
方向に延びる閉断面構造となっており、閉断面部20内
には、リヤサブフレーム14の防振性及び剛性を向上す
る目的で発泡材22が充填されている。
【0017】図2に示される如く、リヤサブフレームア
ッパパネル16の車体前方から見た断面形状は、上壁部
16Cの車幅方向(図2の左右方向)中間部が略水平と
されており、上壁部16Cの両端部28近傍が、それぞ
れ車体上下方向上側へなだらかに突出している。また、
上壁部16Cの両端縁部には、車体上下方向下側へ向け
てフランジ16D、16Eが形成されている。
【0018】リヤサブフレームアッパパネル16の上壁
部16Cの長手方向中央部には、円形とされた発泡材注
入孔24が穿設されており、この発泡材注入孔24に発
泡材注入機26の注入口26Aを挿入して、液状とされ
た未発泡の発泡材25を注入するようになっている。
【0019】図1に示される如く、リヤサブフレームア
ッパパネル16の両端部28の上壁部28Aの車体前後
方向両端部は、車体上下方向上側へ若干突出されてい
る。これらの突出部の間の凹部には、円形とされた排気
孔30がそれぞれ穿設されており、発泡材充填時には、
これらの排気孔30から閉断面部20内のガスが排気さ
れるようになっている。
【0020】図2に示される如く、リヤサブフレームア
ンダパネル18の下壁部18Cの車体前方から見た断面
形状は、車体上下方向下側へ向けて凸形状とされた円弧
状とされている。リヤサブフレームアンダパネル18の
下壁部18Cの長手方向(図2の左右方向)中央部に
は、発泡材注入孔24と対向する部位に、リヤサブフレ
ームアンダパネル18の長手方向に沿って長尺とされ車
体上下方向下側へ向けて略半球状とされた液溜まり部3
6が凹陥されている。従って、図5に示される如く、リ
ヤサブフレーム14が傾斜した場合にも、発泡材注入孔
24から注入された未発泡の発泡材25が液溜まり部3
6内に保持され、閉断面部20内を流れ落ちないように
なっている。なお、液溜まり部36は、ジャッキアップ
ポイントも兼ねている。
【0021】図2に示される如く、リヤサブフレームア
ンダパネル18の下壁部18Cの長手方向両端縁部に
は、車体上下方向上側へ向けてフランジ18D、18E
が形成されており、これらのフランジ18D、18E
は、それぞれリヤサブフレームアツパパネル16のフラ
ンジ16D、16Eの車幅方向内側面に溶着されてい
る。
【0022】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の発泡材注入用サブフレーム構造では、図2に示
される如く、リヤサブフレームアッパパネル16の上壁
部16Cの長手方向中央部に穿設された発泡材注入孔2
4から、リヤサブフレーム14の閉断面部20に発泡材
注入機26によって注入された未発泡の発泡材25は、
一旦、発泡材注入孔24と対向するリヤサブフレームア
ンダパネル18の下壁部18Cに凹陥された液溜まり部
36に溜まり、その後発泡する。このため、リヤサブフ
レーム14の閉断面部20内は、長手方向中央部から長
手方向両端部方向(図2の左右方向)へ向けて徐々に充
填されて行く。
【0023】従って、図5に示される如く、リヤサブフ
レーム14が傾斜した場合においても、未発泡の発泡材
25は液溜まり部36に保持されており、未発泡の発泡
材25がリヤサブフレーム14の傾斜方向下側(図2の
右下側)へ流れる落ちるの防止することができる。この
ため、発泡材をリヤサブフレーム14の閉断面部20内
の長手方向中央部から、長手方向両端部方向(図5の左
右方向)へ向けて略均等に発泡させることができ、リヤ
サブフレーム14の閉断面部20内が完全に発泡材22
で充填されるまでに、リヤサブフレーム14の傾斜方向
下側となった排気孔30(図5の右側の排気孔30)か
ら無駄な発泡材が流出するのを防止できる。その結果、
リヤサブフレーム14の閉断面部20内に発泡材22を
無駄なく且つ隙間なく充填することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の発泡材注入用サブフレーム構造
は、長手方向略中央部上面に穿設された発泡材注入孔
と、長手方向両端部上面に穿設された排気孔と、発泡材
注入孔と対向する下壁部に凹陥された液溜まり部と、を
備けた構成としたので、発泡材を無駄なく且つ隙間なく
充填することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の発泡材注入用サブフレーム
構造を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】本発明の一実施例の発泡材注入用サブフレーム
構造が適用された車体フレームを示す車体斜め前方から
見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施例の発泡材注入用サブフレーム
構造の作用説明図である。
【図6】従来例の発泡材注入用サブフレーム構造を示す
車体斜め前方から見た斜視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】従来例の発泡材注入用サブフレーム構造の作用
説明図である。
【符号の説明】
14 リヤサブフレーム(サブフレーム) 16 リヤサブフレームアッパパネル 18 リヤサブフレームアンダパネル 20 閉断面部 22 発泡材 24 発泡材注入孔 25 未発泡の発泡材 28 両端部 30 排気孔 36 液溜まり部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向略中央部上面に穿設された発泡
    材注入孔と、長手方向両端部上面に穿設された排気孔
    と、前記発泡材注入孔と対向する下壁部に凹陥された液
    溜まり部と、を備えたこと特徴とする発泡材注入用サブ
    フレーム構造。
JP4012326A 1992-01-27 1992-01-27 発泡材注入用サブフレーム構造 Pending JPH05201351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4012326A JPH05201351A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 発泡材注入用サブフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP4012326A JPH05201351A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 発泡材注入用サブフレーム構造

Publications (1)

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JPH05201351A true JPH05201351A (ja) 1993-08-10

Family

ID=11802192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4012326A Pending JPH05201351A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 発泡材注入用サブフレーム構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH05201351A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157828A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社Subaru 車体のピラー構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157828A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社Subaru 車体のピラー構造

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