JP3248230B2 - 中空部材への発泡体の充填方法 - Google Patents

中空部材への発泡体の充填方法

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    • B60R13/08Insulating elements, e.g. for sound insulation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のフレーム等中
空部材の内部に発泡体を充填する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフレーム,ピラー,ロッカー,
メンバー等の構造部材には中空部材が用いられており、
従来これら中空部材がエンジン等からの振動の伝達によ
って共振を起こしたり、或いはその内部を空気が流通し
たり音が伝播したりするといった問題があった。
【0003】そこでこれら中空部材の内部に充填材を詰
めて剛性アップを図ったり、空気や音の流通,伝播を防
止することが行われている。
【0004】これら中空部材の内部を充填材で埋める場
合、中空部全体を充填材で埋めてしまえば上記音の伝播
等を良好に防止できるが、この場合車両の重量が増加
し、また充填材を多く使用することとなるため、材料コ
ストも高くなる問題が生ずる。
【0005】そこで中空部のうち、最も効果的と目され
る特定部分を部分的に充填材で埋めるといったことが行
われており、その具体的方法として現場で中空部材の穴
からスポンジ等を詰め込んだり、その他様々な方法が行
われ或いは提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来行わ
れ或いは提案されている方法では、中空部の特定断面全
面に亘って隅々まで充填材を詰めることが困難であり、
コーナー部等に隙間が残ってしまう。
【0007】このような隙間が残ってしまえばそこを通
って空気が流れ、また音が伝播してしまう。更に隙間の
存在によって中空部材の剛性を充分に高め得なくなって
しまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の方法はこのよう
な課題を解決するために案出されたものであり、その要
旨は、自動車のフレーム等中空部材内に発泡体を充填す
る方法であって、ガス透過性であり且つ所定内圧が作用
したとき所定粘性の液剤を外部に滲出可能な袋を前記中
空部材の開口から内部に挿入するとともに該袋の内部に
発泡性液剤を入れた状態とし、その状態で該液剤を発泡
反応させ、体積膨張に基づいて該袋を押し広げるととも
に、該袋内に生じた内圧に基づいて該液剤を該袋外に滲
出させた上該袋の外側で発泡反応させ、前記中空部材の
特定断面を発泡体で埋めることにある。
【0009】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、ガス透
過性且つ液剤を滲出可能な袋を中空部材の内部に挿入
し、その袋の内部に入れた発泡性液剤を発泡反応させる
ものである。
【0010】かかる本発明の方法では、袋の内部で発泡
性液剤が発泡反応して体積膨張し、袋が押し広げられ
る。
【0011】これとともに袋の内部に生じた内圧に基づ
いて未反応ないし反応途中の液剤が袋の外部に滲出して
袋の外部で発泡反応し、袋と中空部材内面との間の空間
を埋めると同時に中空部材内面と袋とを接着する。
【0012】中空部材の特定部分を充填材で埋める方法
として、ゴム等の袋をその開口より内部に挿入し、その
袋の内部で発泡性材料を発泡反応させて体積膨張させる
方法が考えられる。
【0013】しかしながらこの場合、中空部材のコーナ
ー部等鋭角的に交叉する面で囲まれた隅の部分や隙間の
狭い部分については、これを充分に埋めることができな
い。
【0014】加えて袋と中空部材内面とが接着されない
から、後において発泡体の詰った袋が中空部材の特定部
内面から脱落してしまう恐れがある。
【0015】しかもゴム等の袋の場合、発泡性材料の発
泡時に生じたガスを外部に逃がすことができないため、
発泡体の内部にボイド(泡)が生じたり袋の内部を充分
に発泡体で埋めることができなかったりし、また内圧で
袋が破れてしまう等の問題が生ずる。
【0016】これに対し本発明の場合、ガス透過性の袋
を用いて発泡性液剤を発泡させるため、発泡反応により
生じたガスを袋の外に円滑に逃がすことができ、反応を
良好に行わせることができる。
【0017】また所定内圧の作用で液剤を外部に滲出さ
せるようにしているため、袋の外部に滲出した液剤の発
泡反応によって、中空部材の隅々まで発泡体で埋めるこ
とができ、且つその接着作用で袋及びその内部の発泡体
と中空部材内面とを強固に固着でき、発泡体の脱落を防
止することができる。
【0018】尚、本発明におけるガス透過性且つ液剤滲
出可能な袋として、簡単なものとしては掃除機のゴミパ
ック用紙袋と同材質のものを用いることができ、或いは
布製のもの等を用いることができる。勿論その材質につ
いては他に種々のものが可能である。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10はフロントボデーピラー等
自動車の骨格を成す中空部材である。この例では中空部
材10が縦向きに配向されている。
【0020】本例の方法では、内装材の固定用等の目的
で予め明けてある穴12を通じて袋14を中空内部に挿
入し、その開口を中空部材10の穴12の部位に位置さ
せる。
【0021】ここでは袋14として、ガス透過性であり
且つ液剤が所定圧力下で外部に滲出可能な紙袋を用いて
いる。勿論紙袋以外の布袋その他の袋であっても良い。
【0022】袋14を中空部材10の内部にセットした
ら、次に(A),(A´)に示しているように袋14の
開口から所定粘性を有する発泡性液剤16を注入器13
にて袋14の内部に注入する。
【0023】この例では発泡性液剤16として硬質のポ
リウレタンフォームを形成する液剤を用いている。
【0024】尚この発泡性液剤16の注入量は、発泡後
の体積が袋14の内容積よりも大となる量とすることが
必要である。望ましい量は発泡後の体積が袋の内容積の
10%以上となる量である。
【0025】発泡性液剤16を注入したら、次に(B)
に示しているように中空部材10の穴12に栓体18を
装着して袋14の開口を閉鎖する。そしてこの状態で発
泡性液剤16を発泡反応させる。
【0026】このとき発泡反応に伴うガスが発生する
が、このガスは袋14の気孔を通じて外部に逃げること
ができる。従ってガスが袋14の内部に閉じ込められて
発泡体にボイド(泡)が生じるといった不都合は生じな
い。
【0027】発泡反応によって、袋14の内部は発泡体
22によって次第に埋められていく。
【0028】そして(C)に示しているように袋14の
内部が発泡体22でほぼ埋められた段階になると、引き
続く反応によって袋14の内部の未反応ないし反応途中
の発泡性液剤16に内圧が作用し、この内圧によって液
剤16が袋14の外部に滲出してそこで発泡反応する。
【0029】そして袋14の外部における発泡反応によ
って、袋14と中空部材10内面との間の空間20が次
第に埋められ、最終的に同空間20が発泡体22によっ
て完全に埋められる。そして同時に中空部材10内面と
袋14及びその内部の発泡体22とが、袋14の外部で
発泡形成された発泡体22にて接着され、強固に固着さ
れる〔(D),(D´)〕。
【0030】このように本例の方法によれば、中空部材
10の特定部分内部に容易に発泡体22を充填すること
ができ、且つその特定部分の全断面に亘って隅々まで発
泡体22を充填することができ、中空部材10の剛性を
効果的に高めることができるとともに、空洞部を発泡体
22にて完全に遮断できる。
【0031】また本例の方法によれば垂直部分,水平部
分の如何を問わず、容易に中空部材10の内部に発泡体
22を充填することができる。
【0032】次に本発明の別の実施例を図2に基づいて
説明する。この例の方法では、(A)に示しているよう
に予め計量した主剤24と硬化剤26とを別々の袋2
8,30に入れ、これら袋28,30の開口を合わせた
上で、(B)に示しているように一方の袋30を他方の
袋28の内部に押し込み、主剤24と硬化剤26とを混
合して発泡性液剤16を調合する。
【0033】そして(C),(D)に示しているように
実施例1と同様、中空部材10の内部にガス透過性且つ
液剤滲出性の袋14をセットするとともにその袋14の
内部に発泡性液剤16を袋28,30ごと挿入した状態
とし、その後その開口を栓体18にて閉鎖する。
【0034】しかる後発泡性液剤16を発泡させると、
体積膨張に伴って袋28,30が破られ、袋14の内部
が発泡体22で満たされていく。
【0035】そしてその後実施例1と同様にして袋14
の内部の反応途中の液剤16の滲出及び袋14外部での
発泡反応が起り、中空部材10の内面と袋14との間の
空間が発泡体22で埋められるとともに、中空部材10
内面と袋14及びその内部の発泡体22とが接着され
る。
【0036】本例の方法の場合、実施例1のような注入
器13が不要であるとともに、主剤及び硬化剤の量を確
実に所定量とすることができ、また中空部材10に対す
る発泡体22の充填作業が簡単である利点がある。
【0037】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は種々の形態,種類の中空
部材に対して発泡体を充填するに際して適用可能である
し、また発泡体として上例の硬質ポリウレタン以外の他
の種々のものを用いることが可能である等、その主旨を
逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な
変更を加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の工程説明図である。
【図2】本発明の他の実施例方法の工程説明図である。
【符号の説明】
10 中空部材 12 穴 14 袋 16 発泡性液剤 22 発泡体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−173611(JP,A) 特開 昭63−54217(JP,A) 特開 昭61−205119(JP,A) 特開 昭61−205109(JP,A) 特開 昭61−118211(JP,A) 特開 昭59−214628(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 B29C 39/22 - 39/42 B29C 44/00,67/20 B68G 7/00 - 7/06 B62D 21/00 - 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフレーム等中空部材内に発泡体
    を充填する方法であって、 ガス透過性であり且つ所定内圧が作用したとき所定粘性
    の液剤を外部に滲出可能な袋を前記中空部材の開口から
    内部に挿入するとともに該袋の内部に発泡性液剤を入れ
    た状態とし、その状態で該液剤を発泡反応させ、体積膨
    張に基づいて該袋を押し広げるとともに、該袋内に生じ
    た内圧に基づいて該液剤を該袋外に滲出させた上該袋の
    外側で発泡反応させ、前記中空部材の特定断面を発泡体
    で埋めることを特徴とする中空部材への発泡体の充填方
    法。
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NL9401959A (nl) * 1994-11-23 1996-07-01 Hendrik Marie Wessels Inrichting voor het afsluiten van een gat.
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