JPH05199059A - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JPH05199059A
JPH05199059A JP690192A JP690192A JPH05199059A JP H05199059 A JPH05199059 A JP H05199059A JP 690192 A JP690192 A JP 690192A JP 690192 A JP690192 A JP 690192A JP H05199059 A JPH05199059 A JP H05199059A
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JP
Japan
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case
piezoelectric element
piezoelectric
external terminal
electrodes
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP690192A
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English (en)
Inventor
Takamichi Kitajima
宝道 北嶋
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 圧電素子22が、上下に貫通するキャビティ
27を形成するフレーム28と、フレーム28の上端面
および下端面にそれぞれ接合される上板29および下板
30とからなるケース23内に収納され、接触片31,
32が圧電素子22と上板29および下板30の各々と
の間にそれぞれ配置されて、圧電素子22がケース23
の内面との間で間隔がもたされた状態で支持され、圧電
素子22の電極25,26に接触片31,32がそれぞ
れ接触される。ケース23には、その外面にまで延びる
外部端子電極33,34がそれぞれ形成され、これら外
部端子電極33,34は、それぞれ、接触片31,32
に接続される。 【効果】 ケースの製造が容易であり、ケース内に圧電
素子および接触片を挿入する作業が容易になるととも
に、得られた圧電部品を表面実装可能なチップ部品とし
て取扱うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧電部品に関するも
ので、特に、圧電素子をケース内に収納する形式の圧電
部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発振子、フィルタ、トラップ、ディスク
リミネータのような回路要素が、圧電部品によって構成
される。また、このような圧電部品において、圧電基板
によって与えられる圧電素子がケース内に収納されたも
のがある。図4に、このような形式の圧電部品が断面図
で示されている。
【0003】図4を参照して、圧電部品1は、圧電素子
2とこれを収納するケース3とを備える。圧電素子2
は、圧電基板4およびその各主面にそれぞれ形成された
第1および第2の電極5および6を備える。また、ケー
ス3は、一方端面のみが開口とされた箱型のケース本体
7およびケース本体7の開口を閉じる樹脂層8を備え
る。
【0004】圧電素子4は、ケース3内において、ケー
ス3の内面との間で間隔が形成されるように、導電性の
接触片9および10によって支持される。これら接触片
9および10は、それぞれ、適当なばね性を有してお
り、圧電素子2の電極5および6にそれぞれ電気的に接
触している。圧電素子2が拡がり振動を利用するもので
あれば、図4に示すように、接触片9および10は、そ
れぞれ、電極5および6のノード点である各中央部に接
触するようにされる。
【0005】接触片9および10は、それぞれ、ケース
3の外方に引出される外部端子を一体に形成している。
これら外部端子のうち、接触片9と一体に形成される外
部端子11が図4に示されている。他方の外部端子は、
図4に示した断面の手前側に位置しているため、図示さ
れていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧電部品1には、次のような解決されるべき問
題がある。
【0007】まず、ケース3を構成するケース本体7
は、一方端面のみが開口とされた箱状のものとして用意
されなければならないため、ケース本体7の製造が煩雑
であるという問題がある。
【0008】また、圧電部品1を組立てるにあたって
は、圧電素子2ならびに接触片9および10を、ケース
本体7の開口から挿入しなければならないため、このよ
うな挿入作業が煩雑になるとともに、圧電素子2の位置
ずれが生じやすいという問題がある。
【0009】また、外部端子11についてその形状が図
4に示されているように、外部端子を折曲げることによ
って、圧電部品1を表面実装可能としている。しかしな
がら、これら外部端子は、ケース3から突出した状態で
あるので、圧電部品1を完全なチップ部品として取扱う
ことができず、実装に際して、その取扱いが煩雑になる
という問題がある。
【0010】それゆえに、この発明の目的は、上述した
問題を解決し得る圧電部品を提供しようとすることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧電基板お
よびその各主面にそれぞれ形成された第1および第2の
電極を備える圧電素子と、前記圧電素子を収納するケー
スと、前記ケース内において当該ケースの内面との間で
間隔をもたせて前記圧電素子を支持するとともに前記第
1および第2の電極にそれぞれ電気的に接触する導電性
の第1および第2の接触片と、前記第1および第2の接
触片にそれぞれ電気的に接続され、かつ前記ケースの外
方に引出される第1および第2の外部端子とを備える、
圧電部品に向けられるものであって、上述した技術的課
題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴
としている。
【0012】すなわち、前記ケースは、上下に貫通する
キャビティを形成するフレームと、前記キャビティを閉
じるように前記フレームの上端面および下端面にそれぞ
れ接合される上板および下板とを備える。前記圧電素子
は、前記第1および第2の電極が前記上板および下板に
それぞれ対向するように配置される。前記第1および第
2の接触片は、前記圧電素子と前記上板および下板の各
々との間にそれぞれ配置される。前記第1の外部端子
は、前記上板上の前記第1の接触片に接触する位置から
前記ケースの外面の第1の領域にまで延びる第1の外部
端子電極を備える。前記第2の外部端子は、前記下板上
の前記第2の接触片に接触する位置から前記ケースの外
面の第2の領域にまで延びる第2の外部端子電極を備え
る。
【0013】
【作用】この発明では、ケースが、フレームと上板と下
板との3つの部品によって構成される。したがって、そ
れぞれの部品を製造することが容易であり、また、これ
ら部品を組立てて、ケースとなすことも容易である。
【0014】また、圧電素子は、ケース内において、そ
の第1および第2の電極が上板および下板にそれぞれ対
向するように配置される。したがって、フレームによっ
て与えられたキャビティ内に、圧電素子ならびに第1お
よび第2の接触片を挿入する作業は、上板または下板の
いずれかをフレームに接合する前に行なえばよく、その
ような作業を容易に進めることができるとともに、圧電
素子の接触片等に対する位置合せを確認しながら、この
ような挿入作業を進めることができる。
【0015】また、第1および第2の外部端子は、それ
ぞれ、第1および第2の外部端子電極として、ケースの
外面の所定の領域上に形成することができる。
【0016】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、ケース
の製造およびこのようなケースへの圧電素子および接触
片の挿入作業がそれぞれ簡略化され得る圧電部品を得る
ことができる。
【0017】また、上板または下板のいずれか一方をフ
レームに接合する前の段階で、フレームによって与えら
れたキャビティ内に配置される圧電素子および接触片の
位置合せ状態を容易に確認することができるので、圧電
素子等の位置ずれを未然に防ぐことができる。
【0018】また、ケースの外面にまで延びて形成され
た第1および第2の外部端子電極を外部端子として用い
ることができるので、この圧電部品を完全なチップ部品
として取扱うことができる。そのため、圧電部品を表面
実装するための取扱いが容易になる。
【0019】また、フレームの端面を研磨するなどし
て、フレームの両端面間の長さを高い精度をもって管理
することができる。したがって、上板と下板との間隔を
厳密に管理することができ、接触片が圧電素子に及ぼす
ばね圧を所望のごとく設定することが可能となる。それ
ゆえに、得られた圧電部品の特性および信頼性を高める
ことができる。
【0020】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による圧電部品
21を示す断面図である。圧電部品21は、圧電素子2
2およびこの圧電素子22を収納するケース23を備え
る。
【0021】圧電素子22は、たとえば拡がり振動を利
用するもので、圧電基板24ならびにその各主面にそれ
ぞれ形成された第1および第2の電極25および26を
備える。
【0022】ケース23は、上下に貫通するキャビティ
27を形成するフレーム28と、キャビティ27を閉じ
るようにフレーム28の上端面および下端面にそれぞれ
接合される上板29および下板30とを備える。これら
フレーム28、上板29および下板30は、それぞれ、
たとえばアルミナのようなセラミック材料から構成され
る。
【0023】圧電素子22は、ケース3内において、そ
の第1および第2の電極25および26が上板29およ
び下板30にそれぞれ対向するように配置される。この
圧電素子22と上板29および下板30の各々との間に
は、第1および第2の接触片31および32がそれぞれ
配置される。したがって、圧電素子22は、ケース23
内において、接触片31および32によってケース23
の内面との間で間隔がもたされて支持される。接触片3
1および32は、適当なばね性を有する導電性材料から
構成される。第1および第2の接触片31および32
は、圧電素子22の第1および第2の電極25および2
6にそれぞれ電気的に接触する。これらの接触位置は、
圧電素子22の拡がり振動のノード点である第1および
第2の電極25および26の各中央部に選ばれる。
【0024】第1および第2の接触片31および32
は、それぞれ、第1および第2の外部端子電極33およ
び34に電気的に接続される。第1の外部端子電極33
は、上板29上の第1の接触片31に接触する位置から
ケース23の外面にまで延びている。また、第2の外部
端子電極34は、下板30上の第2の接触片32に接触
する位置からケース23の外面にまで延びている。これ
ら第1および第2の外部端子電極33および34は、ケ
ース23の外面の互いに異なる領域において形成されて
おり、チップ部品とされた圧電部品21を表面実装する
際、接続用の外部端子として機能する。
【0025】このような圧電部品21は、たとえば次の
ように製造されることができる。なお、ここに示した製
造方法は、一度に複数の圧電部品を製造しようとするも
のである。
【0026】図2には、上板29または下板30を与え
るセラミックからなる平板35が示されている。この平
板35は、図2(1)に示すように、たとえばラップに
より研磨され、次いで洗浄される。次に、図2(2)に
示すように、平板35の一方面上に、たとえば銀を焼付
けることにより、導電膜36が形成される。次に、図2
(3)に示すように、平板35の他方面上に、たとえば
スパッタ等により導電膜37が形成される。
【0027】図3には、フレーム28を与える比較的厚
みのある平板38が示されている。この平板38には、
キャビティ27となるべき複数の貫通穴39が設けられ
ている。平板38についても、たとえばラップにより研
磨され、次いで洗浄される。ラップに際しては、平板3
8の厚みが所定値になるように考慮される。
【0028】次に、平板38の下面に対して、導電膜3
7が形成された面を向けながら、平板35が、たとえば
接着シートによって接着される。次に、各貫通穴39内
に、図1に示した第2の接触片32、圧電素子22およ
び第1の接触片31がこの順序で挿入される。次に、も
う1つ平板35が用意され、その導電膜37が形成され
た面に接着シートが仮接着される。次に、この接着シー
トが仮接着された平板35が、導電膜37が形成された
面を平板38に向けながら、平板38の上面に接着され
る。このとき、圧電素子22ならびに接触片31および
32の位置がずれないように、平板35を平板38に向
かって押圧しながら、接着が完了される。
【0029】次に、上述のようにして得られた組立体
は、個々の圧電部品を得るように、切断される。切断後
において、切断面にたとえばサンドブラストが適用され
る。次いで、図1に示したケース23の端面に位置する
外部端子電極33および34の各一部を形成するため、
スパッタが実施され、次いでめっきされる。
【0030】このようにして、図1に示した圧電部品2
1が得られる。この圧電部品21において、外部端子電
極33および34の各々の上板29および下板30の各
内面上に延びる部分は、図2(3)に示した導電膜37
によって与えられる。また、外部端子電極33および3
4の各々の上板29および下板30の外面に延びる部分
は、図2(2)に示した導電膜36によって与えられ
る。
【0031】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したが、この発明の範囲内において、以下に述べ
るような変形例も可能である。
【0032】たとえば、図示の実施例では、第1および
第2の接触片31および32が双方ともばね性を有して
いたが、ばね性を有する接触片は、いずれか一方だけで
あってもよい。
【0033】また、図示の実施例では、第1および第2
の接触片31および32が、それぞれ、一体の部品とし
て構成されたが、これら接触片は、ばね性を与える要素
と圧電素子の電極に電気的に接触する要素とを含む複数
の要素の組合せによって構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による圧電部品21を示す
断面図である。
【図2】図1に示した圧電部品21の上板29または下
板30を得るために用意される平板35を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示したフレーム28を得るために用意さ
れる平板38を示す斜視図である。
【図4】従来の圧電部品1を示す断面図である。
【符号の説明】
21 圧電部品 22 圧電素子 23 ケース 24 圧電基板 25 第1の電極 26 第2の電極 27 キャビティ 28 フレーム 29 上板 30 下板 31 第1の接触片 32 第2の接触片 33 第1の外部端子電極 34 第2の外部端子電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板およびその各主面にそれぞれ形
    成された第1および第2の電極を備える圧電素子と、 前記圧電素子を収納するケースと、 前記ケース内において当該ケースの内面との間で間隔を
    もたせて前記圧電素子を支持するとともに前記第1およ
    び第2の電極にそれぞれ電気的に接触する導電性の第1
    および第2の接触片と、 前記第1および第2の接触片にそれぞれ電気的に接続さ
    れ、かつ前記ケースの外方に引出される第1および第2
    の外部端子とを備える、圧電部品において、 前記ケースは、上下に貫通するキャビティを形成するフ
    レームと、前記キャビティを閉じるように前記フレーム
    の上端面および下端面にそれぞれ接合される上板および
    下板とを備え、 前記圧電素子は、前記第1および第2の電極が前記上板
    および下板にそれぞれ対向するように配置され、 前記第1および第2の接触片は、前記圧電素子と前記上
    板および下板の各々との間にそれぞれ配置され、 前記第1の外部端子は、前記上板上の前記第1の接触片
    に接触する位置から前記ケースの外面の第1の領域にま
    で延びる第1の外部端子電極を備え、 前記第2の外部端子は、前記下板上の前記第2の接触片
    に接触する位置から前記ケースの外面の第2の領域にま
    で延びる第2の外部端子電極を備えることを特徴とす
    る、圧電部品。
JP690192A 1992-01-17 1992-01-17 圧電部品 Withdrawn JPH05199059A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990408