JPH11284483A - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JPH11284483A
JPH11284483A JP8459198A JP8459198A JPH11284483A JP H11284483 A JPH11284483 A JP H11284483A JP 8459198 A JP8459198 A JP 8459198A JP 8459198 A JP8459198 A JP 8459198A JP H11284483 A JPH11284483 A JP H11284483A
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JP
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crystal
electrode
electrode pads
crystal resonator
quartz
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JP8459198A
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Kimiharu Kawamura
公治 川村
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、水晶振動片と絶縁容器と接合状態を
厳密に管理でき、水晶振動子の周波数特性の変動を有効
に抑えることができる水晶振動子を提供する。 【解決手段】本発明は、矩形状水晶基板21の両主面に
励振電極22、23を形成し、水晶基板21の一方端部
の両量主面に励振電極22、23と一体化した電極パッ
ド22a、22b、23a、23bを形成した水晶振動
片2を、段差部12a、12b上に接続パッド13a、
13bが形成されたキャビティー部11を有する絶縁容
器1に、導電性樹脂接着材14を介して接合配置して成
る水晶振動子である。そして、水晶振動片2の電極パッ
ド22a、22b、23a、23bは、複数のスタブ導
体221a〜232bの組み合わせによって構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶振動片と絶縁
容器とを安定して接合できる水晶振動子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、水晶振動子は、通信装置の受信バ
ンド、送信バンド、さらには、通信チャンネルに相当す
る周波数を制御するための局部発振回路などに広く用い
られている。上述の局部発振回路に用いる水晶振動子で
は、発振周波数の変動が直ちに通信特性に影響すること
から、周波数の変動の極めて小さい水晶振動子が要求さ
れる。水晶振動子には、固有の周波数−温度特性(例え
ば、ATカットの厚み滑り水晶振動子では3次の特性と
なる)を有しており、局部発振回路に用いる水晶振動子
では、周波数−温度特性をキャンセルする補償処理を行
う補償回路とともに用いられている。
【0003】しかし、水晶振動子の周波数の変動要素
は、上述の固有の周波数−温度特性以外に、水晶振動片
と絶縁容器との接合状態によっても変動してしまう。
【0004】一般に、表面実装型水晶振動子は、キャビ
ティー部を有する絶縁容器に水晶振動片が配置されて構
成されている。例えば、図6に示すように、絶縁容器1
には、水晶振動片2を収容配置するキャビティー部11
が形成されている。また、絶縁容器1の外表面には外部
電極3、4、5(3、4は図には現れない)が形成され
ている。そして、キャビティー部11の4つの角部に
は、各々水晶振動片2の4隅部分を載置するための段差
部12a〜12dが形成されている。そして、例えば、
2つの段差部12a、12dには、上述の外部電極3、
4に接続する水晶振動片接続パッド13a、13bが形
成されている。
【0005】一方、水晶振動片2は、概略矩形状の水晶
基板21と、該水晶基板21の両主面に形成された励振
電極22、23(図6では23は現れない)と、該励振
電極22、23と接続する矩形状の電極パッド22x、
22y、23x、23y(xは上面側に位置するパッド
で、yは下面側に位置するパッドである)とから構成さ
ている。
【0006】尚、電極パッド22x、22yは、夫々上
面側励振電極22に接続されるものであり、電極パッド
22xは励振電極22が形成された主面に、電極パッド
22yは電極パッド22xに対向する他方主面に形成さ
れている。この2つの電極パッド22x、22yは水晶
基板21の端面または側面を介して接続されている。
【0007】同様に、電極パッド23x、23yについ
も同様の構造となっている。
【0008】これは、水晶振動片2をキャビティー部1
1内に配置する際に、表裏の判別作業を不要とし、段差
部12a、12bに形成した接続パッド13a、13b
に、常に下側に位置する電極パッド22x又は22y、
23x又は23yが接続できるようにするためである。
【0009】尚、絶縁容器1側の接続パッド13a、1
3bと水晶振動片2側の電極パッド、例えば22y、2
3yとは、導電性樹脂接着材14を介して接合されて、
水晶振動片2がキャビティー部11に配置されることに
なる。図面では省略されているが、このキャビティー部
11の開口は、金属蓋体などによって、気密的に封止さ
れる(例えば、実開平6−77328号など)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上術の水晶振
動子において、導電性樹脂接着材14の塗布量によって
も、水晶振動子の周波数特性が大きく変動してしまう。
即ち、導電性樹脂接着材の塗布量が少な過ぎると、安定
した導通が達成できず特性の変動を招いてしまう。ま
た、充分な接合強度が得られないため、水晶振動子全体
の耐衝撃性が低下してしまう。
【0011】また、導電性樹脂接着材の塗布量が多過ぎ
ると、2つの電極パッド、例えば22y、23yとの間
が短絡したり、また、硬化中における樹脂の大きな収縮
変動により、水晶振動片にストレスが蓄積し、周波数特
性が変動してしまう。
【0012】さらに、導電性樹脂接着材14の塗布量に
よって、絶縁容器1の熱膨張係数と水晶振動片2の熱膨
張係数との差による応力を吸収することができず、この
応力によるストレスが水晶振動片2に蓄積されてしま
い、これによっても周波数の変動が発生してしまうとい
う問題点があった。
【0013】その結果、水晶振動子単体で、周波数変動
公差1ppm以内であっても、絶縁容器1に接合した後
では、通常使用される温度範囲、例えば−30〜+80
℃において−10〜+60ppm以上の周波数変動を発
生させてしまう。
【0014】以上のように、水晶振動子の特性変動、ば
らつきを防止するためには、水晶振動片2と絶縁容器1
とを導電性接着材14で接合するにあたり、導電性接着
材14の塗布位置、塗布量を適正に制御することが重要
となる。
【0015】しかし、従来の水晶振動片2の電極パッド
22xと22y及び23xと23yの構造は、水晶基板
の両主面の端部の同一箇所に、比較的面積が大きい矩形
状に形成されていた。従って、水晶振動片2の上面側か
ら、水晶振動片2の下面側で接合している導電性接着材
14の塗布位置や塗布量を確認しようとしても、上面側
の電極パッド22x、23yに遮断されてしまい、充分
に確認できなかった。
【0016】その結果、最終的に水晶振動子を組み立て
て、初めて水晶振動子の特性変動状態が確認でき、組立
工程の信頼性が低かった。
【0017】本発明は上述の問題点に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、水晶振動片と絶縁容器との接
合状態を確認でき、これより、その接合状態が安定化
し、周波数変動の少ない水晶振動子を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面に水晶振
動片を収容するキャビティーと、該キャビティー内の段
差部に形成した接続パッドを有する絶縁容器内に、両主
面の中央部に励振電極を設け、両主面の一方端部に前記
励振電極と接続した電極パッドを設けた水晶振動片を、
前記水晶振動片の一方主面側の電極パッドと前記接続パ
ッドとが導電性接着材を介して接続した状態で収容した
水晶振動子において、前記水晶振動片の電極パッドは、
複数のスタブ導体により形成されている水晶振動子であ
る。
【0019】
【作用】以上のように、本発明では、水晶基板の端部の
両主面の同一位置に配置される電極パッドは、互いに複
数のスタブ導体から構成されている。従って、水晶基板
の他方面側に位置し、電極パッドを構成するスタブ導体
の隙間から、水晶基板の一方面側に形成された電極パッ
ド及びその電極パッドに付着される導電性樹脂接着材を
確認することができる。
【0020】従って、導電性樹脂接着材の塗布位置の変
動による2つの電極パッド間の短絡を未然に防止するこ
とができる。また、塗布量の変動による不安定な接合を
未然に防止することができ、水晶振動片へのストレスを
軽減でき、これによって、特性が安定した水晶振動子を
容易に達成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水晶振動子を図面
に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明の水晶振動子の外観斜視図で
あり、図2はその断面図であり、図3は水晶振動片の表
面側及び裏面側の平面図であり、図4は蓋体を省略した
状態の絶縁容器の平面図である。尚、図1〜図2、図4
に示す水晶振動子の絶縁容器には、所定配線を形成して
いない最も簡単な構造の水晶振動子を示している。
【0023】図において、1は絶縁容器であり、2は水
晶振動片であり、3〜4は外部電極であり、5はアース
外部電極であり、6は金属蓋体である。
【0024】絶縁容器1は、セラミック、耐熱性樹脂な
どから成り、その形状は概略筺体状となっている。ま
た、図2に示すように、上部側から所定深さの矩形状の
凹部(水晶振動片2を収容するキャビティー部)11が
形成されている。このキャビティー部11の4隅には、
水晶振動片2の4つの角部を載置する段差部12a〜1
2dが形成されている。
【0025】また、キャビティー部11の4つの段差部
12a〜12dのうち、2つの段差部12a、12b上
には、水晶振動片2と接続する接続用パット13a、1
3bが形成されている。
【0026】また、絶縁容器1の外周面には、前記接続
用パット13a、13bから導出された外部電極3、4
が形成され、また、金属蓋体6をアース電位とするアー
ス外部電極5が形成されている。
【0027】上述の外部電極3、4は、例えば、絶縁容
器1の短辺側の2つの側面に夫々形成されている。そし
て、その構造は、絶縁容器1の端面高さ方向の一部に延
びるに半円形状の導通スルーホールとなっている。ま
た、アース外部電極5は、例えば、絶縁容器1の長辺側
の2つの側面に各々の形成されている。そして、その構
造は、絶縁容器の端面高さ方向に延びるに半円形状の導
通スルーホールとなっている。このような外部電極3、
4、アース外部電極5は、半田接合性の優れた材料、例
えば、AgやAg−PdやCuを主成分とする導体で構
成され、さらに、必要に応じて表面にメッキ処理されて
いる。
【0028】また、絶縁容器1の上面、即ち、キャビテ
ィー部11の開口周囲には、金属蓋体6をシーム溶接す
るために導体膜16が被着されている。この導体膜16
は、容器外表面に形成されたアース外部電極5と導通し
ている。
【0029】水晶振動片2は、図3に示すように、例え
ばATカットされた水晶基板21と、水晶基板21の上
面側に被着された励振電極22と、下面側に被着された
励振電極23とを有し、さらに、励振電極22、23に
接続する4つの電極パッド22a、22b、23a、2
3bを有している。上述の励振電極22、23、電極パ
ッド22a,22b、23a、23bは、水晶基板21
の両面にCrやAgなどを積層蒸着して形成される。
【0030】電極パッド22a、22b、23a、23
bは、水晶基板21の長手方向の一方の端部の上面側及
び下面側に形成されている。即ち、電極パッド22a、
23aは、水晶基板21の上面側に形成され、電極パッ
ド22b 、23b は、水晶基板21の下面側に、電極パ
ッド22a、23aと対向するように形成されている。
具体的には、電極パッド22aは、水晶基板21の上面
側の励振電極22から導出されている。そして、電極パ
ッド22aの一部は、水晶基板21の端面や側面を介し
て、水晶基板21の下面側にまで延出し、電極パッド2
2bと接続される。同様に、電極パッド23bは、水晶
基板21の下面側の励振電極23から導出されている。
そして、電極パッド23bの一部は、水晶基板21の端
面や側面を介して、水晶基板21の上面側にまで延出
し、電極パッド23aと接続される。
【0031】ここで、電極パッド22a、22b、23
a、23bは、図3に示すように複数のスタブ導体の合
成によって構成される。尚、図3では、一方の電極パッ
ド22a及び22bは、2つのスタブ導体221a、2
22a、221b、222bで構成されている。そし
て、水晶基板21の上面側の電極パッド22aは、スタ
ブ導体221a、222aで構成されて、全体として概
略V字状となっている。
【0032】即ち、スタブ導体221aは励振電極22
から延出し、その途中で水晶基板21の一方の角部に向
かって屈曲している。そして、スタブ導体221aの終
端は、この角部の近傍で制止している。また、スタブ導
体222aは、スタブ導体221aの屈曲部から水晶基
板21の一方側の側面に向かって延出して、さらに、水
晶基板21の側面を介して下面側に延びている。
【0033】また、水晶基板21の下面側の電極パッド
22bは、2つのスタブ導体221b、222bで構成
されて、全体として概略V字状となっている。即ち、ス
タブ導体222bの始端側は、上述の水晶基板21の一
方の側面側を介して延出されたスタブ導体222aと一
体しており、上述のスタブ導体222aと同一軌跡をた
どる。そして、スタブ導体222bの終端は、上面側の
スタブ導体221aの屈曲部と同一となっている。そし
て、スタブ導体221bは、スタブ導体222bの終端
部から、上述の上面側のスタブ導体221aと同様に、
水晶基板21の一方の角部に向かって延びている。
【0034】また、下面側の励振電極23と接続する一
方の電極パッド23b及び23aについても、スタブ導
体231b、232b、231a、232aからなり、
その構成は、上面側の励振電極22と接続する一方の電
極パッド22a及び22bと同様となっている。
【0035】尚、このように一方端部側の上面側及び下
面側に電極パッド22a、22b、23a、23bを形
成することにより、水晶振動片2をキャビティー部11
内に収容配置する際、水晶振動片2の表裏の関係に関係
なく、安定した電気的な接続を達成するためである。
尚、水晶基板21の一方端部側のみならず、他方端部側
にも、このような構造の端子電極の構造とすることがで
きる。その結果、水晶振動片2をキャビティー部11内
に収容配置する際、水晶振動片2の方向性を無視するこ
とができる。
【0036】金属蓋体6は、コバール、鉄などの平板状
部材からなり、その表面には、シーム溶接による絶縁容
器1の被着を容易にするため表面メッキ層が形成されて
いる。
【0037】このような金属蓋体6は、絶縁容器1の上
面に形成した導体膜16上にシームリング60を介し
て、この金属蓋体6とアース外部電極5との間で溶接電
流を通電することにより、金属蓋体6と絶縁容器1との
シーム溶接が達成でき、キャビティー部11内を気密的
に封止することができる。
【0038】このような構造の水晶振動子は、絶縁容器
1の段差部12a、12bの接続パッド13a、13b
上に、シリコーン樹脂に金属導電性フィラーを混合して
成る導電性接着材14をディスペンサーで塗布し、続い
て、段差部12a〜12dに水晶振動片2の4つの角部
を載置する。この時、段差部12aの接続パット13a
と水晶振動片2の電極パッド22bとが、また、段差部
12bの接続パット13bと水晶振動片2の電極パッド
23bとが夫々導電性樹脂接着材14を介して接合さ
れ、この導電性樹脂接着材14を硬化処理することによ
り、強固な接合が達成できる。これにより、水晶振動片
2が絶縁容器1の内部に平面的に配置されることにな
る。
【0039】次に、絶縁容器1の導体膜16上シームリ
ング60上に金属蓋体6を載置し、この金属蓋体6とア
ース外部電極5(金属蓋体6と導体膜16、シームリン
グ60を介して導通している)との間に所定溶接電流を
流し、金属蓋体6でキャビティー部11の開口を封止す
る。尚、この作業を所定雰囲気で行い、キャビティー部
11の内部を所定雰囲気とする。
【0040】このように形成された水晶振動子では、水
晶振動片2の上面の励振電極22は外部電極3に導出さ
れ、水晶振動片2の下側の励振電極23は外部電極4に
導出されることになる。
【0041】本発明の特徴的なことは、電極パッド22
a、22b、23a、23bの形状が、上述したよう
に、複数のスタブ導体221a〜232bの組み合わせ
によって構成されており、水晶振動片2の上面側の電極
パッド22a、23aを構成するスタブ導体221a〜
232aの隙間から、下面側の電極パッド22b、23
bに接合される導電性樹脂接着材14の塗布・接合状況
が目視確認できるようになっていることである。これ
は、上面側の電極パッド22aと23aとが複数のスタ
ブ導体221a〜232aの組み合わせで構成され、下
面側の電極パッド22bと23bを構成する複数のスタ
ブ導体221b〜232bと同一形状となっいること及
び水晶基板21が透過性材料であることで達成される。
【0042】上述のように段差部12a、12b上の接
続パット13a、13bと水晶振動子2の電極パッド2
2b、23bとの間に導電性樹脂接着材14を介して接
合されているが、この導電性樹脂接着材14を目視で確
認できる。
【0043】そして、電極パッド22b、23bが複数
のスタブ導体221b〜232bから構成され、従来の
矩形状の電極パッドの接合に比較して、電極パッド面積
が非常に小さくなる。従って、導電性樹脂接着材14の
塗布量を、水晶振動片2と絶縁容器1との接合が強固な
接合と成り得る塗布量、電極パッド22b、23b間の
短絡を防止するに適した塗布量、熱膨張係数の差による
応力を最小に抑えることができる塗布量を基準にしな、
容易に制御し、これを目視で確認できる。
【0044】この目視確認によって、水晶振動片2と絶
縁容器1との接合を、水晶振動片2にストレスが加わら
ないような状態を確認しながら組立を行うことができ
る。
【0045】このため、組立工程途中で、不良状態の製
品を排除し、また、修正できるりことから、効率的な組
立が行える。しかも、水晶振動片2と絶縁容器1との接
合状態を目視によって確認し、周波数変動が発生せず、
また、強固な接合が達成できる適量の導電性樹脂接着材
14の塗布量を簡単に設定できる。
【0046】図3は、水晶振動片2の一方端部の電極パ
ッド22a、22b、と23b、23aとが同一形状、
即ち、複数のスタブ導体221a〜232bの組み合わ
せによって全体が概略V字状となっている。
【0047】しかし、図5に示すように、電極パッド2
2a、22b、23a、23bが、複数のスタブ導体、
例えば6本のスタブ導体を組み合わせて、全体が「田」
字状または「甲」字状などの格子状に形成してもかまわ
ない。この場合、水晶振動片2の上面側に形成した電極
パッド22aの格子状の窓部22zから、水晶振動片2
の下面側の導電性接着材14の塗布、接合状況が確認で
きる。
【0048】尚、上述の実施例では、水晶振動片2はA
Tカットされた矩形状の水晶振動片であるが、他のカッ
トの矩形状の水晶振動片や音叉型水晶振動片を用いても
構わない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水晶振
動片の両主面の端部に形成された電極パッドが、複数の
スタブ導体の組み合わせによって構成されている。従っ
て、水晶振動片の上面側から、水晶振動片の下面側の導
電性樹脂接着材の塗布状況が容易に確認できる。
【0050】このため、導電性樹脂接着材を、適正な位
置、適正な塗布量に制御することが目視確認に基づいて
容易に行うことができる。このため、水晶振動片と絶縁
容器との接合に伴う周波数変動の要素を取り除くことが
容易になり、周波数変動の少ない接合信頼性の高い水晶
振動子とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水晶振動子の外観斜視図である。
【図2】本発明の水晶振動子の断面図である。
【図3】本発明の水晶水晶振動子に用いる水晶片を示
し、(a)は上面図、(b)は下面図である。
【図4】本発明の水晶振動子の蓋体を省略した状態の平
面図である。
【図5】本発明の他の水晶振動子の蓋体を省略した状態
の平面図である。
【図6】従来の水晶振動子の蓋体を省略した状態の平面
図である。
【符号の説明】
1・・・・絶縁容器 2・・・・水晶振動片 3、4・・・・外部電極 5・・・・アース外部電極 6・・・・金属蓋体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に水晶振動片を収容するキャビティ
    ーと、該キャビティー内の段差部に形成した接続パッド
    を有する絶縁容器内に、 両主面の中央部に励振電極を設け、両主面の一方端部に
    前記励振電極と接続した電極パッドを設けた水晶振動片
    を、 前記水晶振動片の一方主面側の電極パッドと前記接続パ
    ッドとが導電性接着材を介して接続した状態で収容した
    水晶振動子において、 前記水晶振動片の電極パッドは、複数のスタブ導体によ
    り形成されていることを特徴とする水晶振動子。
JP8459198A 1998-03-30 1998-03-30 水晶振動子 Pending JPH11284483A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006246542A (ja) * 2006-06-16 2006-09-14 Kyocera Corp 水晶振動子及びそれを搭載した水晶デバイス
JP2009303271A (ja) * 2009-09-29 2009-12-24 Epson Toyocom Corp 圧電デバイスおよびその製造方法
JP2012199861A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶デバイス及び水晶デバイスの検査方法

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