JPH098588A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH098588A
JPH098588A JP14919395A JP14919395A JPH098588A JP H098588 A JPH098588 A JP H098588A JP 14919395 A JP14919395 A JP 14919395A JP 14919395 A JP14919395 A JP 14919395A JP H098588 A JPH098588 A JP H098588A
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JP
Japan
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electrodes
piezoelectric
electrode
adhesive
internal extraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP14919395A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tanaka
康▲廣▼ 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストが安価で、かつ、内部引出し電極
と外部電極の接続信頼性が優れた電子部品を得る。 【構成】 圧電部品1は圧電体基板2とこの圧電体基板
2を挟んで振動空間を形成する封止基板7,8とで構成
されている。圧電体基板2は振動電極3,4と内部引出
し電極5,6を有している。圧電体基板2と封止基板
7,8を接合する接着剤10,11のそれぞれ縁部は、
圧電部品1の端面より後退しており、凹部13,14を
形成している。外部電極15,16は凹部13a,14
bから露出している内部引出し電極5,6に広面積で接
触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品、特に内部引
出し電極と外部電極が接続する構造を有した電子部品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品として、例えば
図9に示す圧電部品65が知られている。この圧電部品
65は表裏面に振動電極67,68を設けた圧電体基板
66とこの圧電体基板66を挟んで振動空間を形成する
封止基板71,72とで構成されている。振動電極6
7,68は、圧電体基板66の左右の端部にそれぞれ露
出している内部引出し電極69,70に電気的に接続し
ている。圧電体基板66は絶縁性接着剤74,75を介
して封止基板71,72に接合されている。外部電極7
7,78は圧電部品65の両端部に設けられ、それぞれ
内部引出し電極69,70に電気的に接続している。こ
の圧電部品65は、内部引出し電極67,68と外部電
極77,78の接触面積が小さいため、接続信頼性に不
安があった。さらに、積層体の端面が平面であるため、
外部電極77,78と端面の密着強度が比較的弱いとい
う問題もあった。
【0003】この対策として、図10及び図11に示す
構造を有する圧電部品81が知られている。この圧電部
品81は表裏面に振動電極83,84を設けた圧電体基
板82と、この圧電体基板82を挟んで振動空間を形成
する封止基板87,88とで構成されている。振動電極
83,84は、圧電体基板82の左右の端部にそれぞれ
露出している内部引出し電極85,86に電気的に接続
している。封止基板87,88の左右の縁部にはそれぞ
れ凹部87a,88aが設けられている。封止基板8
7,88は接着剤91,92を介して圧電体基板82に
接合される。このとき、凹部87a,88aには内部引
出し電極85,86の一部が露出される。次に、外部電
極95,96が圧電部品81の両端部に設けられる。外
部電極95は凹部88aから露出した内部引出し電極8
5に電気的に接続され、外部電極96は凹部87aから
露出した内部引出し電極86に広面積に電気的に接続さ
れることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧電部品81においては、封止基板87,88に凹部8
7a,88aを設ける作業が煩雑であり、生産性が悪い
という問題があった。そこで、本発明の目的は、製造コ
ストが安価でかつ、内部引出し電極と外部電極の接続信
頼性が優れた電子部品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る電子部品は、第1の部材と第2の部材
とを接合する接着剤を前記第1の部材又は前記第2の部
材の少なくともいずれか一方の部材の接合面に所定の縁
部を残して塗布し、接着剤の縁部を積層体の端面より後
退させて積層体の端面に凹部を形成し、この凹部に第2
の部材の表面に設けた内部引出し電極を露出させ、この
内部引出し電極と外部電極を接続したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】以上の構成により、封止基板の縁部に凹部を設
ける必要がなくなり、かつ、煩雑な作業が省略される。
外部電極は、凹部に露出した内部引出し電極に広面積で
接触し、外部電極と内部引出し電極が確実に電気的に接
続する。さらに、外部電極の一部は凹部に形成されてく
さび効果を奏することになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る電子部品の実施例につい
て添付図面を参照して説明する。各実施例において同一
部品及び同一部分には同じ符号を付した。なお、実施例
では電子部品として圧電部品を例にして説明するが、必
らずしも圧電部品に限るものではない。
【0008】[第1実施例、図1〜図3]図1に示すよ
うに、圧電部品1は圧電体基板2とこの圧電体基板2を
挟んで振動空間を形成する封止基板7,8とで構成され
ている。圧電体基板2はPZT等のセラミック材からな
る。圧電体基板2の材料としてはPZT以外に水晶、L
iTaO3等であってもよい。圧電体基板2の表裏面に
は振動電極3,4が設けられている。振動電極3は圧電
体基板2の左側縁部に設けた内部引出し電極5に電気的
に接続し、振動電極4は圧電体基板の右側縁部に設けた
内部引出し電極6に電気的に接続している。これらの電
極3〜6は、Ag,Pd,Cu,Niあるいはこれらの
合金のスパッタリング、蒸着あるいは印刷乾燥等の手段
にて形成される。
【0009】封止基板7,8はセラミック材や樹脂材か
らなる。この封止基板7の上面及び封止基板8の下面に
それぞれエポキシ系等の絶縁性接着剤10,11がスク
リーン印刷等の手段にて塗布されている。すなわち、接
着剤10は封止基板7の中央部7aと各角部7b,7c
を残して塗布され、接着剤11は封止基板8の中央部8
aと各角部8b,8cを残して塗布されている。なお、
封止基板7,8は中央部に振動空間形成用凹部7a,8
aを設けたものであってもよい。封止基板7,8は、絶
縁性接着剤10,11を介して圧電体基板2に接合さ
れ、接着剤10,11の厚みにて中央部分に振動空間を
確保する。こうして、内部に密閉された振動空間を有す
る積層体が得られる。
【0010】図2に示すように、接着剤10,11のそ
れぞれ縁部は積層体の端面より後退している。こうし
て、積層体の角部端面に凹部13,14が形成され、こ
の凹部13,14から内部引出し電極5,6の端部が露
出する。次に、図3に示すように、積層体の両端部には
それぞれ外部電極15,16がスパッタリング、蒸着、
めっき又は印刷焼付等の手段により形成される。外部電
極15,16は凹部13,14から露出した内部引出し
電極5,6に広面積で接触するので、外部電極15,1
6と内部引出し電極5,6が確実に電気的に接続するこ
とになる。さらに、外部電極15,16の一部は凹部1
3,14に形成されて、くさび効果を奏するので、外部
電極15,16の密着強度が安定になる。また、内部引
出し電極5,6の形状が変更になった場合でも、接着剤
10,11の塗布形状はスクリーン版等のパターンを変
更するだけで容易に変更できる。
【0011】[第2実施例、図4及び図5]図4に示す
ように、圧電部品20は、圧電共振子21、この圧電共
振子21を収納している絶縁性ケース30及び封止蓋4
0から構成されている。圧電共振子21の表裏面には振
動電極22,23が設けられている。振動電極22の引
出し部22aは圧電共振子21の一方の端部に延在し、
振動電極23の引出し部23aは圧電共振子21の他方
の端部に延在している。
【0012】絶縁性ケース30は凹部31を有し、この
凹部31の両端部に切込み部32a,32bが設けられ
ている。ケース30の両端部には内部引出し電極36,
37が形成されている。封止蓋40の下面には、絶縁性
接着剤41が封止蓋40の中央部40a及び左右の縁部
40b,40cを残して、スクリーン印刷等の手段にて
塗布されている。
【0013】以上の構成品21,30,40は以下の手
順で組み立てられる。図5に示すように、ケース30の
切込み部32a,32bにペースト状の導電性接着剤を
塗布する。圧電共振子21はケース30の切込み部32
a,32bをガイドにして横長の状態で水平に収納さ
れ、切込み部32a,32bにて支持されて、この後、
ペースト状の導電性接着剤を硬化させることにより圧電
共振子21とケース30が導電性接着剤を介して固定さ
れ、電気的に接続される。さらに、封止蓋40がケース
30の開口端面に絶縁性接着剤41によって固着され
る。こうして、内部に密閉された振動空間を有する積層
体が得られる。
【0014】接着剤41の左側及び右側の縁部は積層体
の端面より後退している。こうして積層体の端面に凹部
42a,42bが形成され、この凹部42a,42bか
ら内部引出し電極36,37の端部が露出する。次に、
積層体の両端部にはそれぞれ外部電極43,44が形成
される。外部電極43,44はそれぞれ凹部42a,4
2bから露出した内部引出し電極36,37に広面積で
電気的に接続している。さらに、外部電極43,44の
一部は凹部42a,42bに形成されてくさび効果を奏
するので外部電極43,44の密着強度が安定になる。
【0015】[他の実施例]なお、本発明に係る電子部
品は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変形することができる。接着剤の塗布形状
は任意であり、第1部材と第2部材を接合した際に内部
引出し電極が少なくとも一部露出するという条件を満足
すればその形状は問わない。
【0016】例えば、図6に示すように、接着剤10を
封止基板7の中央部7aと両縁部全部7dを残して塗布
し、外部電極14との電気的接続をより確実にしてもよ
い。また、図7に示すように、接着剤10を封止基板7
の中央部7aと両縁部の中央部寄りの2箇所7e,7f
を残して塗布し、封止基板7と圧電体基板2の接合強度
をアップさせてもよい。さらに、図8に示すように、接
着剤10を封止基板7の中央部7aと右側縁部の中央部
7gと左側縁部全部7hを残して塗布してもよい。ま
た、接着剤は第1部材又は第2部材の少なくともいずれ
か一方の部材に塗布されればよい。電子部品としては、
圧電部品以外に、インダクタ、コンデンサ、抵抗部品、
半導体部品等がある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、接着剤の縁部を積層体の端面より後退させ、こ
れによって積層体の端面に凹部を設け、この凹部に露出
した内部引出し電極と接続する外部電極を積層体の端面
に設けたので、従来のように、封止基板の縁部に凹部を
設ける必要がなくなり、煩雑な作業を省略することがで
き、生産性が向上し、製造コストを低減することができ
る。しかも、外部電極と凹部に露出した内部引出し電極
が確実に電気的に接続できると共に、外部電極の一部が
凹部に形成されるのでくさび効果を奏し、外部電極の密
着強度が安定して向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の第1実施例を示す分解
斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図2に続く製造手順を示す断面図。
【図4】本発明に係る電子部品の第2実施例を示す分解
斜視図。
【図5】図4に示した電子部品の断面図。
【図6】他の実施例を示す斜視図。
【図7】別の他の実施例を示す斜視図。
【図8】さらに別の他の実施例を示す斜視図。
【図9】従来例を示す断面図。
【図10】別の従来例を示す分解斜視図。
【図11】図10に示した電子部品の断面図。
【符号の説明】
1…圧電部品 2…圧電体基板 5,6…内部引出し電極 7,8… 封止基板 7b,7c,8b,8c…角部 10,11…接着剤 13,14…凹部 15,16…外部電極 20…圧電部品 30…絶縁性ケース 36,37…内部引出し電極 40…封止蓋 40b,40c…縁部 41…接着剤 42a,42b…凹部 43,44…外部電極 7d,7e,7f,7g,7h…縁部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と内部引出し電極を縁部に設
    けた第2の部材とを接着剤にて接合させて構成した積層
    体を有している電子部品において、 前記接着剤を前記第1の部材又は前記第2の部材の少な
    くともいずれか一方の部材の接合面に所定の縁部を残し
    て塗布し、接着剤の縁部を前記積層体の端面より後退さ
    せて前記積層体の端面に凹部を形成し、前記凹部に露出
    した前記内部引出し電極と接続する外部電極を前記積層
    体の端面に設けたことを特徴とする電子部品。
JP14919395A 1995-06-15 1995-06-15 電子部品 Pending JPH098588A (ja)

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JP14919395A JPH098588A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 電子部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176787A (ja) * 2010-02-01 2011-09-08 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176787A (ja) * 2010-02-01 2011-09-08 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス及びその製造方法
US8341814B2 (en) 2010-02-01 2013-01-01 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Methods for manufacturing piezoelectric devices

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