JPH0691407B2 - 3端子型圧電部品 - Google Patents

3端子型圧電部品

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JPH0691407B2
JPH0691407B2 JP23585287A JP23585287A JPH0691407B2 JP H0691407 B2 JPH0691407 B2 JP H0691407B2 JP 23585287 A JP23585287 A JP 23585287A JP 23585287 A JP23585287 A JP 23585287A JP H0691407 B2 JPH0691407 B2 JP H0691407B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば6〜13MHZ域で用いられる負荷容量が
内蔵された3端子型圧電部品に関し、特に部品コストを
低減でき、組み立て作業に対する自由度を拡大できるよ
うに改善された部品構造に関する。
〔従来の技術〕
従来から、厚み縦振動を利用した2端子型圧電共振子と
2つのコンデンサとの複合部品として3端子型圧電部品
があり、その一例として第5図に示すものがある。この
3端子型圧電部品20は、圧電素子25の両主面に絶縁体基
板26とコンデンサ基板27とを絶縁性接着剤により貼り合
わせて構成されている。
上記圧電素子25は、矩形板状の圧電基板21の両主面の中
央部に、該基板21を挟んで対向する振動電極膜22,22を
形成し、両主面の互いに異なる側縁部にターミナル電極
膜23,23を形成するとともに、該ターミナル電極膜23と
振動電極膜22とをリード電極膜24により接続して構成さ
れたものである。
また、上記コンデンサ基板27は、上記圧電素子25と当接
する内表面の両側縁部にそれぞれ第1,第2コンデンサ電
極膜28a,28bを形成し、外表面の中央部に上記第1,第2
コンデンサ電極膜28a,28bと一部をオーバーラップさせ
て第3コンデンサ電極膜29を形成して構成されている。
なお、上記絶縁体基板26は外装用のカバーとして使用さ
れている。
さらに、上記絶縁体基板26及びコンデンサ基板27の図面
左右側縁部には、それぞれ凹状の端子導出部30が切り欠
き形成されており、この導出部30は上記両ターミナル電
極膜23の一部を露出させて外部回路に接続するためのも
のである。また上記第3コンデンサ電極膜29はアース端
子として機能しており、これにより3端子型の圧電部品
20が構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の3端子型圧電部品20は、圧電
素子25にコンデンサ基板27を組み合わせ、さらに絶縁体
基板26でカバーする構造であるから、当然ながら3種類
の異なった基板を用意しなければならず、それだけ部品
コストが上昇するという問題点がある。また、各基板を
重ね合わす際には、その組み合わせ順番及び配置位置が
決まっていることから、それだけ組み立て作業に対する
自由度が低いという問題点もある。
本発明の目的は、基板の種類を削減して部品コストを低
減でき、しかも組み立て作業に対する自由度を拡大でき
る3端子型圧電部品を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、矩形板状の振動基板の第1主面の、略中央部
に第1振動電極膜を、第1側辺に沿う縁部に該第1振動
電極膜と第1リード電極膜により接続された第1ターミ
ナル電極膜をそれぞれ形成し、第2主面の、上記第1振
動電極膜と対向する部分に第2振動電極膜を、上記第3
側辺に沿う縁部に該第2振動電極膜と第2リード電極膜
により接続された第2ターミナル電極膜をそれぞれ形成
し、第1主面の第2側辺の縁部に第1ターミナル電極膜
に接続された第1コンデンサ電極膜,及び第2ターミナ
ル電極膜と対向する第2コンデンサ電極膜をそれぞれ形
成し、第2主面の第2側辺の縁部に上記第1,第2コンデ
ンサ電極膜と対向する第3コンデンサ電極膜を形成し、
かつ上記振動基板の両主面上に一対の絶電体製被覆基板
を重ね合わせ、該被覆基板の外表面に形成された第1,第
2外部導出電極膜と、上記第1,第2ターミナル電極膜と
を上記第1及び第3側辺のそれぞれの縁部にて接続し、
被覆基板のアース電極膜と上記第3コンデンサ電極膜と
を、第2側辺の縁部にて接続したことを特徴とする3端
子型圧電部品である。
〔作用〕
本発明に係る3端子型圧電部品によれば、振動基板上に
振動電極膜を形成するとともに、コンデンサ電極膜も形
成したので、つまり振動基板にコンデンサを一体形成し
たので、従来のコンデンサ基板を不要にでき、振動基板
と被覆基板との2種類の基板を用意すればよく、それだ
け部品コストを低減できる。しかもこの場合、上記振動
電極膜,コンデンサ電極膜は同一工程で同一材質により
形成することができるから、この点からもコストを低減
できる。
また、該圧電部品の組み立て作業においては、真ん中に
振動基板がくるようにその上下に同一の被覆基板を単に
方向性だけを確認しながら貼り合わせればよく、従来の
一方にカバー用基板を、他方にコンデンサ基板を配置す
る場合に比べて作業管理が容易になり、組み立て作業に
対する自由度を拡大でき、それだけ生産性を向上でき
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図、第6図及び第7図は本発明の一実
施例による3端子型圧電部品を説明するための図であ
る。
図において、1は発振子として採用される3端子型の圧
電部品を示し、該部品1はセラミックス製振動基板2の
両主面にそれぞれ絶電体製被覆基板3を貼り合わせて構
成されている。
上記振動基板2は、それぞれ第1,第2,第3,第4側辺2a,2
b,2c,2dを有する略正方形の板状体である。この振動基
板2の第1主面(第1図(a)参照)には、これの略中
央部に第1振動電極膜4が形成されており、第1側辺2a
に沿う縁部には第1ターミナル電極膜5が形成されてい
る。この第1ターミナル電極膜5の内縁は上記第1振動
電極膜4を隙間をあけて囲むように円弧状に形成されて
おり、これの第2側辺2b側部分は中央部に接近して第1
コンデンサ電極膜5aとなっている。また、上記第1振動
電極膜4と第1ターミナル電極膜5とは2本のリード電
極膜6により接続されている。
また、上記第1主面の第1コンデンサ電極膜5aと対向す
る部分には、第2コンデンサ電極膜5bが形成されてお
り、これは第3側辺2cの縁部に沿って延びている。
さらに、上記振動基板2の第2主面(第1図(b)参
照)には、上記第1振動電極膜4と振動基板2を挟んで
対向する部分に第2振動電極膜7が形成されており、第
3側辺2cの縁部の上部には第2ターミナル電極膜8が、
上記第2コンデンサ電極膜5bの延長部5cと対向させて形
成されている。また、上記第2振動電極膜7と第2ター
ミナル電極膜8とは2本のリード電極膜9により接続さ
れている。
そして、上記第2主面の第2側辺2bがわの縁部には、第
3コンデンサ電極膜10が形成されており、この第3コン
デンサ電極膜10の両端部10aは、第1,第3側辺2a,2c側に
延び、上記第1,第2コンデンサ電極膜5a,5bと振動基板
2を挟んで対向している。またこの第3コンデンサ電極
膜10の中央部にはアース電極膜13が一体形成されてい
る。
上記被覆基板3は、上記振動基板2と同一寸法のもので
あり、これの左,右側辺の中央部には凹状の接続溝11a,
11bが、また上,下側辺には接続溝11cが形成されてい
る。また、この被覆基板3の一主面(第1図(c)参
照)の両側辺及び中央部には、それぞれ外部回路に接続
するための第1,第2外部導出電極膜12a,12b及びアース
電極膜12cが形成されている。この被覆基板3は上記振
動基板2の両主面上に、上記各導出電極膜12a〜12cが外
側になるように、かつ該導出電極膜12a,12bが振動基板
2の第1,第2ターミナル電極膜5,8と対向するように配
置され、接着されている。
また、上記振動基板2の第1,第3側辺2a,2cと被覆基板
3の各接続溝11a,11b部分、及び第2側辺2bと接続溝11c
部分とは、後述する構造で接続されており、これにより
被覆基板3の第1,第2外部導出電極膜12a,12bはそれぞ
れ第1,第2ターミナル電極膜5,8と電気的に接続されて
おり、被覆基板3のアース電極膜12cは第3コンデンサ
電極膜10のアース電極膜13と電気的に接続されている。
ここで、上記振動基板2の両面に形成された各電極膜及
び被覆基板3の各電極膜は、例えばAg等を全面に蒸着し
た後、所定のパターンになるようエッチングして形成さ
れたものである。
また、上記第1,第2外部導出電極膜12a,12bと第1,第2
ターミナル電極膜5,8との接続、及びアース電極膜12c,1
3同士の接続は、第6図に示すように、上記接続溝11a〜
11c部分とその近傍に、Ag等の導電材料を蒸着,スパッ
タリングにより付着させた導電膜40により行っており、
さらに導電膜40上に半田メッキを施している。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の3端子型圧電部品1によれば、振動基板2に
振動電極膜4,7を形成して振動素子とするとともに、こ
れに第1〜第3コンデンサ電極膜5a,5b,10を形成してコ
ンデンサを構成したので、従来のコンデンサ基板を不要
にでき、それだけ部品の種類を削減して部品コストを低
減できる。しかもこの場合、上記第1〜第3コンデンサ
電極膜5a,5b,10は、振動電極膜4,7と同時に形成できる
から、振動基板2にコンデンサを形成するための手間を
ほとんどかけなくて済み、それだけ生産性を向上でき
る。
また、上記各基板2,3を積層して圧電部品1を製造する
場合は、真ん中に振動基板2がくるように2枚の被覆基
板3を重ねて貼り合わせるだけでよく、しかもこの被覆
基板3は方向性が180度ずれてもよいので、作業管理が
容易になり、組み立て作業に対する自由度を拡大でき
る。
さらにまた、上位被覆基板3の外表面に外部導出電極膜
12a,12b及びアース電極膜12cを形成したので部品をチッ
プ化することができ、実装基板上に実装する場合は、第
7図に示すように、上記各電極膜12a〜12cと実装基板43
上の回路電極膜41とを半田42により半田付けすればよ
く、しかもこの場合、部品の表,裏を自由にできるか
ら、実装作業性を大きく向上できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る3端子型圧電部品によれば、
振動基板に第1,第2振動電極膜をそれぞれ形成するとと
もに、第1〜第3コンデンサ電極膜を形成し、かつ該振
動基板の両主面上に、外部導出電極膜,アース電極膜を
有する一対の誘電体製被覆基板を重ね合わせたので、2
種類の基板を用意するだけでよく、部品コストを低減で
きる効果があり、また組み立て作業性を向上できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例による3端子型
圧電部品を説明するための図であり、第1図(a)はそ
の振動基板の第1主面を示す斜視図、第1図(b)はそ
の第2主面を示す斜視図、第1図(c)はその被覆基板
を示す斜視図、第2図はその分解斜視図、第3図はその
3端子型圧電部品の組み立て状態を示す斜視図、第4図
は外部導出部分を示す拡大斜視図、第5図は従来の3端
子型圧電部品を示す分解斜視図、第6図は上記実施例部
品の外部導出部の拡大断面図,図7図は実装状態を示す
図である。 図において、1は3端子型圧電部品、2は振動基板、2a
〜2dはそれぞれ第1〜第4側辺、3は被覆基板、4,7は
それぞれ第1,第2振動電極膜、5,8はそれぞれ第1,第2
ターミナル電極膜、5a,5b,10は第1〜第3コンデンサ電
極膜、6,9は第1,第2リード電極膜、12a,12bは第1,第2
外部導出電極膜、12cはアース電極膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1〜第4側辺を有する矩形板状の振動基
    板の第1主面の、略中央部に第1振動電極膜を、第1側
    辺に沿う縁部に該第1振動電極膜と第1リード電極膜に
    より接続された第1ターミナル電極膜をそれぞれ形成
    し、上記振動基板の第2主面の、上記第1振動電極膜と
    該振動基板を挟んで対向する部分に第2振動電極膜を、
    上記第3側辺に沿う縁部に該第2振動電極膜と第2リー
    ド電極膜により接続された第2ターミナル電極膜をそれ
    ぞれ形成し、上記第1主面の第2側辺の縁部に上記第1
    ターミナル電極膜に接続された第1コンデンサ電極膜及
    び上記第2ターミナル電極膜とその延長部が該振動基板
    を挟んで対抗する第2コンデンサ電極膜を形成し、上記
    第2主面の第2側辺の縁部にその両端が上記両第1,第2
    コンデンサ電極膜と該振動基板を挟んで対向する第3コ
    ンデンサ電極膜を形成し、かつ上記振動基板の両主面上
    に一対の絶縁体製被覆基板を重ね合わせ、該被覆基板の
    外表面に、上記第1,第2ターミナル電極膜,コンデンサ
    電極膜とそれぞれ対抗する第1,第2外部導出電極膜,ア
    ース電極膜を形成するとともに、上記第1及び第3側辺
    のそれぞれの縁部にて第1,第2ターミナル電極膜と第1,
    第2外部導出電極膜とを接続し、第2側辺の縁部にて上
    記第3コンデンサ電極膜とアース電極膜とを接続したこ
    とを特徴とする3端子型圧電部品。
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