JPH10341124A - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JPH10341124A
JPH10341124A JP16530197A JP16530197A JPH10341124A JP H10341124 A JPH10341124 A JP H10341124A JP 16530197 A JP16530197 A JP 16530197A JP 16530197 A JP16530197 A JP 16530197A JP H10341124 A JPH10341124 A JP H10341124A
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JP
Japan
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substrate
electrode
cover
protrusion
piezoelectric element
Prior art date
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Pending
Application number
JP16530197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tanaka
康廣 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で組立工程が少なく、かつ小型化が
可能な圧電部品を提供する。 【解決手段】本圧電部品は、基板10とカバー20と圧
電素子30とで構成される。基板10の中央部表面に導
電性の突起部14が形成され、その周囲に形成された段
部12にカバー20の下端開口部21が嵌合固定され
る。カバー20の天井部内面には基板の突起部14と対
向する導電性の突起部24が形成され、これら突起部1
4,24の間に圧電素子30が圧接保持される。圧電素
子30の裏側電極33は基板10の第1電極15と導通
し、表側電極32はカバー20の第3電極25と導通し
ている。第1電極15は基板10の外部へ引き出され、
第3電極25は嵌合部に設けられた基板10の電極16
と導通接触し、外部へ引き出されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電部品、特に内部
に圧電素子を収納した表面実装型の圧電部品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】表面実装型の圧電部品として、図1に示
されるような圧電部品が提案されている。この圧電部品
は、長さ振動や拡がり振動などの面積振動モードを利用
した圧電素子4を含んでおり、表裏面に電極4a,4b
が形成されている。圧電素子4が搭載される基板1には
電極2,3がパターン形成されており、一方の電極2上
に圧電素子4の裏側電極4bが導電性接着剤5によって
接続固定されている。圧電素子4の表側電極4aはワイ
ヤー6によって他方の電極3と接続されている。基板1
上には圧電素子4を覆う金属キャップ7が接着剤8によ
って接着封止されており、電極2,3とキャップ7とが
導通しないように基板1の上面には絶縁層9が形成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような圧電部品
の場合、基板1の電極2と圧電素子4を導電性接着剤5
で接着し、圧電素子4と電極3とをワイヤーボンディン
グによって接続し、さらに基板1にキャップ7を接着し
なければならないため、作業工程が多く、コスト上昇を
招く欠点があった。また、基板1およびキャップ7にワ
イヤー6の配線スペースを確保する必要があるので、基
板1およびキャップ7が大型となり、圧電部品全体とし
て大型になるという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、構造が簡単で組
立工程が少なくて済み、かつ小型化が可能な圧電部品を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項1に記
載の発明によって達成される。すなわち、中央部表面に
導電性の突起部を有し、外周部に係合部を形成した絶縁
性の基板と、下端開口部が上記基板の係合部に嵌合固定
され、天井部内面に基板の突起部と対向する導電性の突
起部を形成した絶縁性のカバーと、表裏面に電極が形成
され、上記基板の突起部とカバーの突起部との間で圧接
保持された圧電素子と、上記基板の突起部から係合部を
経て外部へ引き出された第1の電極と、上記基板の係合
部から外部へ引き出された第2の電極と、上記カバーの
突起部から下端開口部の上記基板の第2の電極と対応す
る位置まで引き出された第3の電極とを備え、上記第1
の電極が突起部を介して圧電素子の裏側の電極と導通
し、第3の電極が突起部を介して圧電素子の表側の電極
と導通するとともに、第2の電極とも導通していること
を特徴とする。
【0006】本発明では、基本的に基板とカバーと圧電
素子の3部品で構成されるので、構造が非常に簡単で部
品点数が少なく、組立作業が簡単になるとともに、小型
化が容易である。基板とカバーとが嵌合する構造のた
め、両者の位置決めが簡単であり、嵌合によって圧電素
子が基板とカバーとで圧接保持されるとともに、電気的
接続も同時に行なわれる。したがって、圧電素子の接着
やワイヤーボンディングなどの煩雑な作業を省略でき、
作業効率が向上する。
【0007】基板とカバーとの係合部は、基板の外周面
に設けてもよいし、基板の表面に設けてもよい。ただ、
請求項2に記載のように、基板の表面に突起部の周囲を
取り囲む環状の段部を形成し、カバーの下端開口部をこ
の段部に嵌合固定した場合には、圧電部品をプリント基
板などに実装した際、半田付けの熱やフラックスの侵入
が基板の周縁部で阻止されるので、内部に収納された圧
電素子に悪影響を及ぼしにくいという効果がある。
【0008】カバーの導電性突起部としては、基板の突
起部と対向する突起部を有する導電性板ばねを天井部内
面に配置してもよい。この場合には、一部品(導電性板
ばね)だけ部品数が増えることになるが、板ばねの良好
なばね性によって、圧電素子に無理な荷重を与えずに安
定に保持できるとともに、確実な電気的接続が可能であ
る。
【0009】また、基板の裏面に座ぐり部を形成し、突
起部周辺に薄肉な弾性部を形成してもよい。この場合に
は、基板が弾性を持つので、圧電素子を安定かつ確実に
保持できる。
【0010】本発明に適用される圧電素子は、面積振動
モード(例えば長さ振動モードや拡がり振動モード等)
の素子が望ましい。この種の素子では、その表裏面の中
央部にノード点を有しているため、圧電素子のノード点
近傍を基板の突起部とカバーの突起部(または板ばねの
突起部)とで圧接保持すれば、保持部がノード点近傍つ
まり無振動部となるので、圧電素子の振動が阻害され
ず、その電気的特性を損なうことがない。
【0011】
【発明の実施の形態】図2,図3は本発明にかかる電子
部品の一例を示す。この実施例は、基板10とカバー2
0と圧電素子30とで構成されている。
【0012】上記基板10はアルミナセラミックス,P
PSやLCPなどの耐熱性樹脂等の絶縁材料からなる方
形の薄板であり、基板10の上面には、外周フランジ部
11と相似形の方形の段部12が突設され、段部12の
対向する2側面には係合溝13が形成されている。な
お、係合溝13を段部12の全周に設けてもよい。そし
て、段部12の中央部上面には円錐台形状の突起部14
が突設されている。基板10には、突起部14から段部
12の一方の係合溝13を経て裏面の一端側まで引き出
された第1電極15と、基板10の段部12の他方の係
合溝13を経て裏面の他端側まで引き出された第2電極
16とが、スパッタリング,蒸着,メッキ,印刷などの
公知の手法で形成されている。そのうち、第1電極15
の外部接続部15aが基板10の一辺に沿って帯状に形
成され、他方の電極16の外部接続部16aは基板10
の対向する辺に沿って帯状に形成されている。なお、基
板10の第1,第2の電極15,16は公知の手法で形
成された膜状電極としたが、リード端子をインサート成
形したものでもよい。
【0013】カバー20は基板10に素子30を覆うよ
うに嵌合固定されている。カバー20は基板10と同様
な絶縁材料で基板10のフランジ部11とほぼ同一の輪
郭形状に形成されている。カバー20の下端開口部21
は基板10の段部12に嵌合可能であり、下端開口部2
1の内側には基板10の係合溝13と嵌合する係合突起
22が形成されている。また、カバー20の天井部23
の中央部内面には、基板10の突起部14と対向する突
起部24が突設されている。カバー20の内面には、突
起部24から下端開口部21の基板10の第2電極16
と対応する位置まで延びる第3電極25(図3参照)が
スパッタリング,蒸着,印刷などの公知の手法で形成さ
れている。
【0014】圧電素子30は、例えば拡がり振動モード
を利用した圧電フィルターもしくは圧電発振子であり、
基板10の段部12より小さな略正方形に形成されてい
る。圧電素子30は圧電セラミック基板31の表裏面全
面に電極32,33を形成したものであり、その表裏面
の中央部、つまりノード点付近が基板10とカバー20
の突起部14,24によって圧接保持されている。つま
り、基板10またはカバー20の弾性によって保持され
ている。これにより、圧電素子30の表面電極32はカ
バー20の第3電極25と導通し、裏面電極33は基板
10の第1電極15と導通している。
【0015】ここで、上記圧電部品の組立方法について
説明する。まず圧電素子30を基板10の中央部に載置
し、カバー20の下端開口部21を基板10の段部12
に嵌合すると、カバー20の係合突起22が基板10の
係合溝13と係合し、抜け止め固定される。このとき、
圧電素子30が基板10の突起部14とカバー20の突
起部24とで圧接保持され、圧電素子30の表面電極3
2がカバー20の第3電極25と、裏面電極33が基板
10の第1電極15とそれぞれ導通する。同時に、カバ
ー20の内面に形成された第3電極25は基板10の第
2電極16とも電気的に導通する。このようにして、外
部に引き出された電極16a,15aはそれぞれ圧電素
子30の表裏の電極32,33と導通し、表面実装型の
圧電部品が完成する。
【0016】上記実施例では、基板10とカバー20と
の間が封止されていないが、必要に応じてカバー20を
基板10に嵌合する前に、基板10の段部12またはカ
バー20の下端開口部21に接着剤を塗布しておき、両
者の間を封止してもよい。
【0017】図4は本発明の第2実施例を示し、圧電素
子30に対する圧接保持力を確保するため、基板10の
底面に座ぐり部17を設け、突起部14付近に弾性を有
する薄肉部18を設けたものである。この場合には、基
板10の弾性とカバー20の弾性との相乗作用によっ
て、圧電素子30に対する負荷を軽減できる。また、こ
の実施例では、基板10とカバー20との間にOリング
のようなシール材19をはめ込み、気密性を高めてあ
る。なお、シール材19を配置する場所は、カバー20
の開口面に限らず、基板10の段部側面でもよいし、そ
の他の箇所でもよい。この実施例では、基板10のフラ
ンジ部11がカバー20より大形の例を示したが、これ
に限るものではない。
【0018】図5は本発明の第3実施例を示し、カバー
20の天井部内面に突起部を一体形成するのに代えて、
突起部41を有する金属製板ばね40を配置したもので
ある。この板ばね40はカバー20の内面に形成された
第3電極25と導通している。この実施例では、ばね4
0が十分な弾性を有するので、圧電素子30をより安定
にかつ過大な負荷をかけずに保持できる。
【0019】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、種々変更可能である。例えば、基板,カバーおよ
び圧電素子の形状は実施例のようなほぼ正方形状である
必要はなく、長方形状であってもよいし、円形であって
もよい。基板とカバーとの係合部は、基板に係合溝を、
カバーの開口部に係合突起を形成したものに限らず、逆
の構成でもよい。圧電素子は、拡がり振動モードのほ
か、長さ振動モードの素子であってもよい。要するに、
表裏両面に電極を有し、そのノード点を基板とカバー
(または板ばね)で保持できるものであればよい。基板
およびカバーの突起部は、実施例のように絶縁性材料で
突起部を形成した後、その上に電極を形成するものに限
らず、半田などの導電性材料で突起部を形成してもよ
い。さらに、第1〜第3実施例の特徴部分を相互に組み
合わせて新たな実施例を構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、基本的に基板とカバーと圧電素子の3部品で構
成するようにしたので、構造が非常に簡単で、部品点数
が少なく、小型化が容易である。基板とカバーとが嵌合
する構造のため、両者の位置決めが簡単であり、嵌合に
よって圧電素子が基板とカバーとで圧接保持されるとと
もに、電気的接続も同時に行なわれる。したがって、圧
電素子の接着やワイヤーボンディングなどの煩雑な作業
を省略でき、組立作業が簡単となり、コスト低減を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧電部品の一例の斜視図である。
【図2】本発明にかかる圧電部品の一例の分解斜視図で
ある。
【図3】図2に示された圧電部品の断面図である。
【図4】本発明にかかる圧電部品の第2実施例の断面図
である。
【図5】本発明にかかる圧電部品の第3実施例の断面図
である。
【符号の説明】
10 基板 12 段部 13 係合溝 14 突起部 15 第1電極 16 第2電極 20 カバー 21 下端開口部 22 係合突起 23 天井部 24 突起部 25 第3電極 30 圧電素子 32,33 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部表面に導電性の突起部を有し、外周
    部に係合部を形成した絶縁性の基板と、 下端開口部が上記基板の係合部に嵌合固定され、天井部
    内面に基板の突起部と対向する導電性の突起部を形成し
    た絶縁性のカバーと、 表裏面に電極が形成され、上記基板の突起部とカバーの
    突起部との間で圧接保持された圧電素子と、 上記基板の突起部から係合部を経て外部へ引き出された
    第1の電極と、 上記基板の係合部から外部へ引き出された第2の電極
    と、 上記カバーの突起部から下端開口部の上記基板の第2の
    電極と対応する位置まで引き出された第3の電極とを備
    え、 上記第1の電極が突起部を介して圧電素子の裏側の電極
    と導通し、第3の電極が突起部を介して圧電素子の表側
    の電極と導通するとともに、第2の電極とも導通してい
    ることを特徴とする圧電部品。
  2. 【請求項2】上記基板の表面には、突起部の周囲を取り
    囲む環状の段部が形成され、上記カバーの下端開口部は
    上記基板の段部に嵌合固定されることを特徴とする請求
    項1に記載の圧電部品。
  3. 【請求項3】上記カバーの導電性突起部は、天井部内面
    に配置され、かつ基板の突起部と対向する突起部を形成
    した導電性板ばねで形成されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の圧電部品。
  4. 【請求項4】上記基板の裏面には座ぐり部が形成され、
    突起部周辺に薄肉な弾性部が形成されていることを特徴
    とする請求項1ないし3の何れかに記載の圧電部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006157511A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Kyocera Kinseki Corp 水晶振動子
CN105141277A (zh) * 2015-08-14 2015-12-09 舟山市金秋机械有限公司 一种晶振外壳与基座的装配结构

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