JP3530145B2 - 小型電子部品 - Google Patents
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- JP3530145B2 JP3530145B2 JP2001078749A JP2001078749A JP3530145B2 JP 3530145 B2 JP3530145 B2 JP 3530145B2 JP 2001078749 A JP2001078749 A JP 2001078749A JP 2001078749 A JP2001078749 A JP 2001078749A JP 3530145 B2 JP3530145 B2 JP 3530145B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型電子部品に関
し、特にたとえば水晶振動子,水晶発振器,SAWフィ
ルタ(くし形フィルタ),圧電音叉,圧電振動子等のよう
に内部が気密封止された小型電子部品に関する。
し、特にたとえば水晶振動子,水晶発振器,SAWフィ
ルタ(くし形フィルタ),圧電音叉,圧電振動子等のよう
に内部が気密封止された小型電子部品に関する。
【0002】
【従来技術】従来の小型電子部品として、たとえば図1
1に示す水晶振動子1が特願2000−344979号
(H03H9/00)に開示されている。図11(A)
は蓋体2が取り付けられていない水晶振動子1の平面
図、図11(B)は水晶振動子1をXIB−XIBの方
向から見た断面図、図11(C)は水晶振動子1をXI
C−XICの方向から見た断面図である。この水晶振動
子1は、端子挿通孔3,3を有し導電材料で形成したベ
ース4、このベース4上に設けられている水晶片5、こ
の水晶片5を覆うようにベース4と結合し内部に水晶片
5を気密封止する蓋体2、端子挿通孔3,3に挿通し上
端が水晶片5と電気的に接続する端子6,6、および各
端子6と各端子挿通孔3の内周面との隙間を気密封止す
るとともに、端子6,6とベース4とを電気的に絶縁す
る絶縁部7,7を備えている。
1に示す水晶振動子1が特願2000−344979号
(H03H9/00)に開示されている。図11(A)
は蓋体2が取り付けられていない水晶振動子1の平面
図、図11(B)は水晶振動子1をXIB−XIBの方
向から見た断面図、図11(C)は水晶振動子1をXI
C−XICの方向から見た断面図である。この水晶振動
子1は、端子挿通孔3,3を有し導電材料で形成したベ
ース4、このベース4上に設けられている水晶片5、こ
の水晶片5を覆うようにベース4と結合し内部に水晶片
5を気密封止する蓋体2、端子挿通孔3,3に挿通し上
端が水晶片5と電気的に接続する端子6,6、および各
端子6と各端子挿通孔3の内周面との隙間を気密封止す
るとともに、端子6,6とベース4とを電気的に絶縁す
る絶縁部7,7を備えている。
【0003】この水晶振動子1は、図11(B)および
図11(C)に示すように、基板8に実装された状態
で、2つの各端子6,6が基板8上に形成された基板側
導体パターン8a,8bに電気的に接続される。図11
(B)に示す9は、脚部である。脚部9は、基板8上に
形成されているアース用導体パターン8cに電気的に接
続される。
図11(C)に示すように、基板8に実装された状態
で、2つの各端子6,6が基板8上に形成された基板側
導体パターン8a,8bに電気的に接続される。図11
(B)に示す9は、脚部である。脚部9は、基板8上に
形成されているアース用導体パターン8cに電気的に接
続される。
【0004】この水晶振動子1は、平面形状が矩形の水
晶片5の左側縁部5aが2つの端子6,6によって片持
ち支持されており、この片持ち支持構造による特性の振
動を発生することができる。ただし、ベース4の左側部
に2つの端子6,6が互いに接近した間隔T1で設けら
れているので、基板8上の2つの導体パターン8a,8
bも、対応する各端子6,6と接続できるように、互い
に接近した間隔T1で基板8上に形成されている必要が
ある。
晶片5の左側縁部5aが2つの端子6,6によって片持
ち支持されており、この片持ち支持構造による特性の振
動を発生することができる。ただし、ベース4の左側部
に2つの端子6,6が互いに接近した間隔T1で設けら
れているので、基板8上の2つの導体パターン8a,8
bも、対応する各端子6,6と接続できるように、互い
に接近した間隔T1で基板8上に形成されている必要が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板8上に形
成されている導体パターン8a,8bの間隔がT1より
も広いY1である場合は、このような基板8に図11に
示す水晶振動子1を実装することができないという問題
がある。間隔がY1の基板側導体パターンは、水晶片5
の左右の各側縁が端子6により支持されている両側支持
構造であって、端子6,6がベース4の左右の各側部に
形成されている水晶振動子を接続できるものである。
成されている導体パターン8a,8bの間隔がT1より
も広いY1である場合は、このような基板8に図11に
示す水晶振動子1を実装することができないという問題
がある。間隔がY1の基板側導体パターンは、水晶片5
の左右の各側縁が端子6により支持されている両側支持
構造であって、端子6,6がベース4の左右の各側部に
形成されている水晶振動子を接続できるものである。
【0006】ただし、間隔がY1の2つの基板側導体パ
ターンには、水晶片5を両側支持する構造の水晶振動子
を接続すればよいと考えられるが、ここでは、片持ち支
持構造による特性の振動を発生する水晶振動子1を実装
することが要求されており、両側支持構造の水晶振動子
を実装できないとする。
ターンには、水晶片5を両側支持する構造の水晶振動子
を接続すればよいと考えられるが、ここでは、片持ち支
持構造による特性の振動を発生する水晶振動子1を実装
することが要求されており、両側支持構造の水晶振動子
を実装できないとする。
【0007】このように、端子6,6の間隔がT1の片
持ち支持構造の水晶振動子1を、間隔がY1の基板側導
体パターンに接続できないのは、水晶片5の支持構造
(片持ち支持構造または両側支持構造)がたとえば片持
ち支持構造に決まると、水晶片5を支持する端子6,6
の設置位置(間隔T1)が決まる。そして、端子6,6の
設置位置(間隔T1)が決まると、この端子6,6に接続
される基板側導体パターン8a,8bの間隔としてT1
が決まるからである。
持ち支持構造の水晶振動子1を、間隔がY1の基板側導
体パターンに接続できないのは、水晶片5の支持構造
(片持ち支持構造または両側支持構造)がたとえば片持
ち支持構造に決まると、水晶片5を支持する端子6,6
の設置位置(間隔T1)が決まる。そして、端子6,6の
設置位置(間隔T1)が決まると、この端子6,6に接続
される基板側導体パターン8a,8bの間隔としてT1
が決まるからである。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、素
子を適切な支持構造で支持することができて、しかも任
意の間隔に形成された基板側導体パターンに接続できる
ように製作することができる小型電子部品を提供するこ
とである。
子を適切な支持構造で支持することができて、しかも任
意の間隔に形成された基板側導体パターンに接続できる
ように製作することができる小型電子部品を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、導電材料で
形成されたベース、ベースと結合する蓋体、ベースおよ
び蓋体の内部に気密封止される素子、ベースに形成さ
れ、素子を支持する突起、ベースの表面に形成された第
1絶縁膜、第1絶縁膜の上面に形成され、突起の上面で
素子と電気的に接続された導体パターン、導体パターン
により突起上に支持される素子と電気的に接続される第
1端子、ベースに設けられ、第1端子がベースとは絶縁
されて挿通される第1端子挿通孔、突起と協働して素子
をベースに対して平行に支持し、素子と電気的に接続さ
れる第2端子、およびベースに設けられ、第2端子がベ
ースとは絶縁されて挿通される第2端子挿通孔を備え
る、小型電子部品である。
形成されたベース、ベースと結合する蓋体、ベースおよ
び蓋体の内部に気密封止される素子、ベースに形成さ
れ、素子を支持する突起、ベースの表面に形成された第
1絶縁膜、第1絶縁膜の上面に形成され、突起の上面で
素子と電気的に接続された導体パターン、導体パターン
により突起上に支持される素子と電気的に接続される第
1端子、ベースに設けられ、第1端子がベースとは絶縁
されて挿通される第1端子挿通孔、突起と協働して素子
をベースに対して平行に支持し、素子と電気的に接続さ
れる第2端子、およびベースに設けられ、第2端子がベ
ースとは絶縁されて挿通される第2端子挿通孔を備え
る、小型電子部品である。
【0010】第2の発明は、挿通孔を有し導電材料で形
成されたベース、挿通孔に挿通された端子、端子と挿通
孔の内周面との隙間を気密封止するとともに、端子とベ
ースとを絶縁する絶縁部、ベースの底面に形成された第
1絶縁膜、端子、第1絶縁膜および絶縁部上に形成さ
れ、互いに電気的に接続された第1部分および第2部分
を有し、第1部分が端子の一端と電気的に接続された導
体パターン、端子の他端に電気的に接続され端子により
支持されている素子、ならびにベースと結合し内部に素
子を気密封止する蓋体を備える、小型電子部品であっ
て、導体パターンの第2部分は、基板に形成された基板
側導体パターンに電気的に接続される、小型電子部品で
ある。
成されたベース、挿通孔に挿通された端子、端子と挿通
孔の内周面との隙間を気密封止するとともに、端子とベ
ースとを絶縁する絶縁部、ベースの底面に形成された第
1絶縁膜、端子、第1絶縁膜および絶縁部上に形成さ
れ、互いに電気的に接続された第1部分および第2部分
を有し、第1部分が端子の一端と電気的に接続された導
体パターン、端子の他端に電気的に接続され端子により
支持されている素子、ならびにベースと結合し内部に素
子を気密封止する蓋体を備える、小型電子部品であっ
て、導体パターンの第2部分は、基板に形成された基板
側導体パターンに電気的に接続される、小型電子部品で
ある。
【0011】
【作用】この発明では、第1端子が導体パターンによっ
て素子と電気的に接続され、かつ第2端子が素子を支持
するとともに、その素子に接続されている。このよう
に、端子と素子とを導体パターンを介して互いに電気的
に接続しているので、端子の設置位置および素子の支持
位置の双方を、他方の位置に関係なく適切な位置に定め
ることができる。
て素子と電気的に接続され、かつ第2端子が素子を支持
するとともに、その素子に接続されている。このよう
に、端子と素子とを導体パターンを介して互いに電気的
に接続しているので、端子の設置位置および素子の支持
位置の双方を、他方の位置に関係なく適切な位置に定め
ることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、素子の支持位置に合
わせて端子の設置位置を決める必要がないし、逆に、端
子の設置位置に合わせて素子の支持位置を決める必要が
ないので、小型電子部品の設計の自由度を従来よりも広
げることができる。つまり、素子の支持位置を所望の適
切な位置に決定したときでも、基板側導体パターンに接
続される端子の設置位置を、基板側導体パターンが形成
されている位置に合わせて定めることができる。したが
って、素子を適切な位置で支持することができて、しか
もあらゆる形の基板側導体パターンに合わせて小型電子
部品を製作することができる。
わせて端子の設置位置を決める必要がないし、逆に、端
子の設置位置に合わせて素子の支持位置を決める必要が
ないので、小型電子部品の設計の自由度を従来よりも広
げることができる。つまり、素子の支持位置を所望の適
切な位置に決定したときでも、基板側導体パターンに接
続される端子の設置位置を、基板側導体パターンが形成
されている位置に合わせて定めることができる。したが
って、素子を適切な位置で支持することができて、しか
もあらゆる形の基板側導体パターンに合わせて小型電子
部品を製作することができる。
【0016】第2の発明によれば、端子の設置位置に合
わせて基板側導体パターンを形成する必要がないし、逆
に、基板側導体パターンが形成されている位置に合わせ
て端子の設置位置を決める必要がないので、小型電子部
品の設計の自由度を従来よりも広げることができる。つ
まり、端子の設置位置を所望の適切な位置に決定したと
きでも、基板側導体パターンに接続される導体パターン
の第2部分を、基板側導体パターンが形成されている位
置に合わせて形成することができる。したがって、端子
を適切な位置に設置することができて、しかもあらゆる
形の基板側導体パターンに合わせて小型電子部品を製作
することができる。なお、端子により素子を支持するる
構成とした場合は、第1の発明と同様に、素子を適切な
位置で支持することができて、しかもあらゆる形の基板
側導体パターンに合わせて小型電子部品を製作すること
ができる。
わせて基板側導体パターンを形成する必要がないし、逆
に、基板側導体パターンが形成されている位置に合わせ
て端子の設置位置を決める必要がないので、小型電子部
品の設計の自由度を従来よりも広げることができる。つ
まり、端子の設置位置を所望の適切な位置に決定したと
きでも、基板側導体パターンに接続される導体パターン
の第2部分を、基板側導体パターンが形成されている位
置に合わせて形成することができる。したがって、端子
を適切な位置に設置することができて、しかもあらゆる
形の基板側導体パターンに合わせて小型電子部品を製作
することができる。なお、端子により素子を支持するる
構成とした場合は、第1の発明と同様に、素子を適切な
位置で支持することができて、しかもあらゆる形の基板
側導体パターンに合わせて小型電子部品を製作すること
ができる。
【0017】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【実施例】この発明の小型電子部品を水晶振動子に適用
した第1実施例を図1〜図4を参照して説明する。第1
実施例の水晶振動子10は、内部に水晶片12がベース
14と蓋体16とにより気密封止されており、基板18
に実装されて使用されるものである。図1(A)は蓋体
16が取り付けられていない水晶振動子10の平面図、
図1(B)は水晶振動子10をIB−IBの方向から見
た断面図である。
した第1実施例を図1〜図4を参照して説明する。第1
実施例の水晶振動子10は、内部に水晶片12がベース
14と蓋体16とにより気密封止されており、基板18
に実装されて使用されるものである。図1(A)は蓋体
16が取り付けられていない水晶振動子10の平面図、
図1(B)は水晶振動子10をIB−IBの方向から見
た断面図である。
【0019】ベース14は、図1に示すように、平面形
状が略矩形(ベース14および蓋体16の縦の長さA2
が約3.2mm、横の長さB2が約5.0mm)であ
り、上側に向って開口するカップ状である。図1(A)
に示すように、このベース14の右上の角部および左下
の角部にそれぞれ端子挿通孔20,22が1つずつ設け
られている。この2個の端子挿通孔20,22の横方向
の互いの間隔Y2が約2.9mmである。各端子挿通孔
20,22は、平面形状が略矩形であり、各辺の長さC
2が約1.1mmである。このベース14は、外周縁に
沿って鍔状部24が設けられており、この鍔状部24の
上面に略矩形の環状の範囲にわたって被溶接部が形成さ
れている。また、ベース14の左上の角部に水晶片12
を支持するための短円柱状の突起26が形成されてい
る。
状が略矩形(ベース14および蓋体16の縦の長さA2
が約3.2mm、横の長さB2が約5.0mm)であ
り、上側に向って開口するカップ状である。図1(A)
に示すように、このベース14の右上の角部および左下
の角部にそれぞれ端子挿通孔20,22が1つずつ設け
られている。この2個の端子挿通孔20,22の横方向
の互いの間隔Y2が約2.9mmである。各端子挿通孔
20,22は、平面形状が略矩形であり、各辺の長さC
2が約1.1mmである。このベース14は、外周縁に
沿って鍔状部24が設けられており、この鍔状部24の
上面に略矩形の環状の範囲にわたって被溶接部が形成さ
れている。また、ベース14の左上の角部に水晶片12
を支持するための短円柱状の突起26が形成されてい
る。
【0020】2個の端子挿通孔20,22には、第1端
子28および第2端子30が挿通されている。第1端子
28および第2端子30は、図1に示すように、直径D
2が約0.65mmの短円柱状部と、その下端に一体に
形成されている円板状の接触部材28a,30aと、か
らなるものである。この接触部材28a,30aは、各
端子28,30と絶縁部32との接触面積を広げるため
のものであり、絶縁部32の下面(外側表面)と密着して
いる。第1端子28および第2端子30は、各端子挿通
孔20,22の中心軸と平行する状態でその中心軸上に
配置されている。
子28および第2端子30が挿通されている。第1端子
28および第2端子30は、図1に示すように、直径D
2が約0.65mmの短円柱状部と、その下端に一体に
形成されている円板状の接触部材28a,30aと、か
らなるものである。この接触部材28a,30aは、各
端子28,30と絶縁部32との接触面積を広げるため
のものであり、絶縁部32の下面(外側表面)と密着して
いる。第1端子28および第2端子30は、各端子挿通
孔20,22の中心軸と平行する状態でその中心軸上に
配置されている。
【0021】絶縁部32は、絶縁性を有するたとえばセ
ラミック入りガラスであり、その主要な組成は、硼珪酸
ガラスにアルミナ、またはジルコニア等を混入させたも
のである。この絶縁部32は、端子28,30と端子挿
通孔20,22の内周面との隙間に設けられており、こ
の隙間を気密封止するとともに、端子28,30とベー
ス14とを電気的に絶縁している。
ラミック入りガラスであり、その主要な組成は、硼珪酸
ガラスにアルミナ、またはジルコニア等を混入させたも
のである。この絶縁部32は、端子28,30と端子挿
通孔20,22の内周面との隙間に設けられており、こ
の隙間を気密封止するとともに、端子28,30とベー
ス14とを電気的に絶縁している。
【0022】また、図1および図2に示すように、ベー
ス14の底壁および絶縁部32,32のそれぞれの上面
に第1絶縁膜34が形成されている。この第1絶縁膜3
4は、突起26の表面を被覆しているが、2つの各端子
28,30の表面を被覆していない。第1絶縁膜34
は、絶縁性を有するたとえばセラミック入りのガラスで
あり、絶縁部32と同等の材質である。厚みが約20μ
mである。
ス14の底壁および絶縁部32,32のそれぞれの上面
に第1絶縁膜34が形成されている。この第1絶縁膜3
4は、突起26の表面を被覆しているが、2つの各端子
28,30の表面を被覆していない。第1絶縁膜34
は、絶縁性を有するたとえばセラミック入りのガラスで
あり、絶縁部32と同等の材質である。厚みが約20μ
mである。
【0023】そして、図1に示すように、突起26の第
1絶縁膜34が形成されている上面と第1端子28の上
面とを電気的に接続する導体パターン36が、突起26
と第1端子28とを結ぶ直線に沿って形成されている。
導体パターン36は、第1端子28,(絶縁部32,)
第1絶縁膜34およびこの第1絶縁膜34が形成されて
いる突起26の上面のそれぞれの表面に厚みが約3μm
(たとえば1〜5μm)の膜として形成されており、ベー
ス14とは電気的に絶縁されている。導体パターン36
の第1端子28の表面に形成されている部分が第1部分
36aであり、突起26の第1絶縁膜34が形成されて
いる上面の表面に形成されている部分が第2部分36b
である。
1絶縁膜34が形成されている上面と第1端子28の上
面とを電気的に接続する導体パターン36が、突起26
と第1端子28とを結ぶ直線に沿って形成されている。
導体パターン36は、第1端子28,(絶縁部32,)
第1絶縁膜34およびこの第1絶縁膜34が形成されて
いる突起26の上面のそれぞれの表面に厚みが約3μm
(たとえば1〜5μm)の膜として形成されており、ベー
ス14とは電気的に絶縁されている。導体パターン36
の第1端子28の表面に形成されている部分が第1部分
36aであり、突起26の第1絶縁膜34が形成されて
いる上面の表面に形成されている部分が第2部分36b
である。
【0024】水晶片12は、図1に示すように、平面形
状が矩形の1枚の板状体であり、ベース14と平行する
状態で配置されている。そして、図4に示すように、水
晶片12の左側縁部12aが突起26の上面に形成され
ている導体パターン36の第2部分36bの上面および
第2端子30の上面に導電性の接着剤38によって接着
されている。したがって、水晶片12の左側縁部12a
が導体パターン36の第2部分36bと電気的に接続さ
れ、この第2部分36bが第1端子28(第1部分36
a)と電気的に接続されている。さらに、水晶片12の
左側縁部12aは、第2端子30と電気的に接続されて
いる。また、水晶片12は、その左側縁部12aが突起
26および第2端子30により片持ち支持された構造と
なっており、片持ち支持構造による特性の振動を発生す
ることができる。なお、第2端子30および突起26の
ベース14の上面からの高さは、互いに同一である。そ
して、第1端子28のベース14の上面からの高さは、
第2端子30および突起26の高さよりも低くなってい
るので、水晶片12の右側縁部12bは、第1端子28
の上端と間隔を隔てた状態で支持されている。
状が矩形の1枚の板状体であり、ベース14と平行する
状態で配置されている。そして、図4に示すように、水
晶片12の左側縁部12aが突起26の上面に形成され
ている導体パターン36の第2部分36bの上面および
第2端子30の上面に導電性の接着剤38によって接着
されている。したがって、水晶片12の左側縁部12a
が導体パターン36の第2部分36bと電気的に接続さ
れ、この第2部分36bが第1端子28(第1部分36
a)と電気的に接続されている。さらに、水晶片12の
左側縁部12aは、第2端子30と電気的に接続されて
いる。また、水晶片12は、その左側縁部12aが突起
26および第2端子30により片持ち支持された構造と
なっており、片持ち支持構造による特性の振動を発生す
ることができる。なお、第2端子30および突起26の
ベース14の上面からの高さは、互いに同一である。そ
して、第1端子28のベース14の上面からの高さは、
第2端子30および突起26の高さよりも低くなってい
るので、水晶片12の右側縁部12bは、第1端子28
の上端と間隔を隔てた状態で支持されている。
【0025】蓋体16は、平面形状がベース14の輪郭
形状と略同一の略矩形の板状体である。蓋体16は、水
晶片12を密封するために、この水晶片12を覆うよう
にして蓋体16の外周縁部の下面に形成されている被溶
接部を、ベース14の鍔状部24の上面に形成されてい
る被溶接部に抵抗溶接(電気溶接)されている。なお、蓋
体16の材質は、洋白(Cu-Ni-Zn合金)であり、ベース
14,第1端子28および第2端子30の材質は、コバ
ール(Fe-Ni-Co合金)であり、いずれも導体である。導
体パターン36の材質は、たとえばニッケル,金または
銀であり、導体である。
形状と略同一の略矩形の板状体である。蓋体16は、水
晶片12を密封するために、この水晶片12を覆うよう
にして蓋体16の外周縁部の下面に形成されている被溶
接部を、ベース14の鍔状部24の上面に形成されてい
る被溶接部に抵抗溶接(電気溶接)されている。なお、蓋
体16の材質は、洋白(Cu-Ni-Zn合金)であり、ベース
14,第1端子28および第2端子30の材質は、コバ
ール(Fe-Ni-Co合金)であり、いずれも導体である。導
体パターン36の材質は、たとえばニッケル,金または
銀であり、導体である。
【0026】第2絶縁膜40は、絶縁性を有するたとえ
ばセラミック入りのガラスであり、絶縁部32と同等の
材質である。第2絶縁膜40は、図1(B)に示す厚み
E2が約0.1mmであって、図1〜図3に示すよう
に、ベース14の底壁の下面(外側表面)の略全体にわた
って形成されており、端子挿通孔20,22に設けられ
ている絶縁部32と連なっている。第2絶縁膜40は、
ベース14の底壁の下面に密着した状態で結合してい
る。そして、第1端子28および第2端子30の各接触
部材28a,30aの下面が第2絶縁膜40の表面から
少し突出した状態で露出している。また、図2(A)に
示すように、ベース14の下面に突出して設けられてい
る第1脚部42の円形の下面も第2絶縁膜40の表面か
ら少し突出した状態で露出している。ただし、図1
(B)に示すように、突起26と対応する位置であっ
て、ベース14の下面に突出して設けられている第2脚
部44は第2絶縁膜40により被覆されている。第1お
よび第2の各脚部42,44は、図1および図2に示す
ように、この水晶振動子10を基板18上に実装した状
態で、第1および第2の各端子28,30とともに、水
晶振動子10を基板18に対して略平行に支持するため
のものである。そして、第1脚部42は、基板18上に
プリントされているアース用の基板側導体パターン46
に接続されるものである。
ばセラミック入りのガラスであり、絶縁部32と同等の
材質である。第2絶縁膜40は、図1(B)に示す厚み
E2が約0.1mmであって、図1〜図3に示すよう
に、ベース14の底壁の下面(外側表面)の略全体にわた
って形成されており、端子挿通孔20,22に設けられ
ている絶縁部32と連なっている。第2絶縁膜40は、
ベース14の底壁の下面に密着した状態で結合してい
る。そして、第1端子28および第2端子30の各接触
部材28a,30aの下面が第2絶縁膜40の表面から
少し突出した状態で露出している。また、図2(A)に
示すように、ベース14の下面に突出して設けられてい
る第1脚部42の円形の下面も第2絶縁膜40の表面か
ら少し突出した状態で露出している。ただし、図1
(B)に示すように、突起26と対応する位置であっ
て、ベース14の下面に突出して設けられている第2脚
部44は第2絶縁膜40により被覆されている。第1お
よび第2の各脚部42,44は、図1および図2に示す
ように、この水晶振動子10を基板18上に実装した状
態で、第1および第2の各端子28,30とともに、水
晶振動子10を基板18に対して略平行に支持するため
のものである。そして、第1脚部42は、基板18上に
プリントされているアース用の基板側導体パターン46
に接続されるものである。
【0027】水晶振動子10は、図1および図2に示す
ように、第1端子28、第2端子30、および第1脚部
42を基板18上にプリントされている対応する各基板
側導体パターン48,50,46にはんだ付けすること
により基板18上に実装することができる。
ように、第1端子28、第2端子30、および第1脚部
42を基板18上にプリントされている対応する各基板
側導体パターン48,50,46にはんだ付けすること
により基板18上に実装することができる。
【0028】この水晶振動子10によると、ベース14
上に形成されている導体パターン36の第1部分36a
が第1端子28と電気的に接続されており、導体パター
ン36の第2部分36bが水晶片12の左側縁部12a
と電気的に接続されている。そして、この第2部分36
bが形成されている突起26および第2端子30により
水晶片12の左側縁部12aが片持ち支持されている。
このように、第1端子28と水晶片12の左側縁部12
aとを導体パターン36を介して互いに電気的に接続し
ているので、水晶片12の支持位置(ベース14の左側
部の位置であって、突起26および第2端子30により
水晶片12の左側縁部12aを片持ち支持している位
置。)に合わせて第1端子28の設置位置(ベース14の
右側部)を決める必要がないし、逆に、第1端子28の
設置位置に合わせて水晶片12の支持位置を決める必要
がない。これにより、水晶振動子10の設計の自由度を
従来よりも広げることができる。つまり、ベース14の
左側部の位置で水晶片12の左側縁部12aを片持ち支
持する構造とすることを決定したときでも、第1端子2
8の設置位置をベース14の右側部に定めることができ
る。第1端子28の設置位置をベース14の右側部に定
めるのは、第1端子28が電気的に接続される基板側導
体パターン48が形成されている位置に合わせるためで
ある。これにより、第1端子28を基板側導体パターン
48に接続することができる。したがって、水晶片12
をベース14の左側部の位置で片持ち支持する構造とす
ることができて、しかもベース14の右側および左側の
各側部に第1および第2端子28,30(間隔がY2)を
設けた水晶振動子10を製作することができる。このよ
うに形成された水晶振動子10は、間隔がY2で基板1
8上にプリントされた基板側導体パターン48,50に
第1および第2端子28,30を接続して実装すること
ができる。
上に形成されている導体パターン36の第1部分36a
が第1端子28と電気的に接続されており、導体パター
ン36の第2部分36bが水晶片12の左側縁部12a
と電気的に接続されている。そして、この第2部分36
bが形成されている突起26および第2端子30により
水晶片12の左側縁部12aが片持ち支持されている。
このように、第1端子28と水晶片12の左側縁部12
aとを導体パターン36を介して互いに電気的に接続し
ているので、水晶片12の支持位置(ベース14の左側
部の位置であって、突起26および第2端子30により
水晶片12の左側縁部12aを片持ち支持している位
置。)に合わせて第1端子28の設置位置(ベース14の
右側部)を決める必要がないし、逆に、第1端子28の
設置位置に合わせて水晶片12の支持位置を決める必要
がない。これにより、水晶振動子10の設計の自由度を
従来よりも広げることができる。つまり、ベース14の
左側部の位置で水晶片12の左側縁部12aを片持ち支
持する構造とすることを決定したときでも、第1端子2
8の設置位置をベース14の右側部に定めることができ
る。第1端子28の設置位置をベース14の右側部に定
めるのは、第1端子28が電気的に接続される基板側導
体パターン48が形成されている位置に合わせるためで
ある。これにより、第1端子28を基板側導体パターン
48に接続することができる。したがって、水晶片12
をベース14の左側部の位置で片持ち支持する構造とす
ることができて、しかもベース14の右側および左側の
各側部に第1および第2端子28,30(間隔がY2)を
設けた水晶振動子10を製作することができる。このよ
うに形成された水晶振動子10は、間隔がY2で基板1
8上にプリントされた基板側導体パターン48,50に
第1および第2端子28,30を接続して実装すること
ができる。
【0029】そして、図4に示すように、水晶片12を
導体パターン36の第2部分36bに導電性接着剤38
を介して結合することにより、水晶片12と第2部分3
6bとの結合構造の厚みを導電性接着剤38の厚みとす
ることができ、この結合構造の厚みを薄くすることがで
きる。同様に、導電性接着剤38により接着されている
水晶片12と第2端子30との結合構造の厚みも薄くす
ることができる。これにより、水晶振動子10の全体の
厚みF2(約0.85mm)を薄くすることができる。
導体パターン36の第2部分36bに導電性接着剤38
を介して結合することにより、水晶片12と第2部分3
6bとの結合構造の厚みを導電性接着剤38の厚みとす
ることができ、この結合構造の厚みを薄くすることがで
きる。同様に、導電性接着剤38により接着されている
水晶片12と第2端子30との結合構造の厚みも薄くす
ることができる。これにより、水晶振動子10の全体の
厚みF2(約0.85mm)を薄くすることができる。
【0030】また、第2絶縁膜40は、第1端子28,
第2端子30、および第1脚部42のそれぞれの下端面
が露出するようにベース14の下面を被覆しているの
で、この第2絶縁膜40によりベース14と基板側導体
パターン48,50との短絡を防止することができる。
そして、絶縁部32により、第1および第2端子28,
30とベース14との短絡を防止することができる。こ
れにより、これらの短絡により起こる故障を防止するこ
とができる。
第2端子30、および第1脚部42のそれぞれの下端面
が露出するようにベース14の下面を被覆しているの
で、この第2絶縁膜40によりベース14と基板側導体
パターン48,50との短絡を防止することができる。
そして、絶縁部32により、第1および第2端子28,
30とベース14との短絡を防止することができる。こ
れにより、これらの短絡により起こる故障を防止するこ
とができる。
【0031】次に、図5および図6を参照して第2実施
例の水晶振動子52を説明する。この水晶振動子52
は、第1実施例の水晶振動子10の第1端子28、第2
端子30および第1脚部42のそれぞれに、順に第1接
続体54,第2接続体56および第3接続体58を設け
たものである。第1接続体54,第2接続体56および
第3接続体58は、それぞれ同等のものであり、第1端
子28と同じ材質であって、導電性を有する金属板をL
字状に屈曲形成したものである。ただし、第1接続体5
4,第2接続体56および第3接続体58とベース14
とを電気的に絶縁するために、ベース14の側面にも第
2絶縁膜40を形成してある。これ以外は第1実施例の
水晶振動子10と同等であるので、同等部分を同一の図
面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
例の水晶振動子52を説明する。この水晶振動子52
は、第1実施例の水晶振動子10の第1端子28、第2
端子30および第1脚部42のそれぞれに、順に第1接
続体54,第2接続体56および第3接続体58を設け
たものである。第1接続体54,第2接続体56および
第3接続体58は、それぞれ同等のものであり、第1端
子28と同じ材質であって、導電性を有する金属板をL
字状に屈曲形成したものである。ただし、第1接続体5
4,第2接続体56および第3接続体58とベース14
とを電気的に絶縁するために、ベース14の側面にも第
2絶縁膜40を形成してある。これ以外は第1実施例の
水晶振動子10と同等であるので、同等部分を同一の図
面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0032】第1接続体54,第2接続体56および第
3接続体58は、図5および図6に示すように、ベース
14の下面および側面に形成されている第2絶縁膜40
の表面に密着して設けられており、ベース14と電気的
に絶縁された状態でベース14の下面(底面)と側面とに
わたって配置されている。
3接続体58は、図5および図6に示すように、ベース
14の下面および側面に形成されている第2絶縁膜40
の表面に密着して設けられており、ベース14と電気的
に絶縁された状態でベース14の下面(底面)と側面とに
わたって配置されている。
【0033】第1接続体54は、図5(A)に示すよう
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第1端子28と一体に形成されておりその下面と結
合し、この第1端子28と電気的に接続している。第1
接続体54の一方の端部の下面が基板側導体パターン4
8とはんだ60を介して電気的に接続される。
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第1端子28と一体に形成されておりその下面と結
合し、この第1端子28と電気的に接続している。第1
接続体54の一方の端部の下面が基板側導体パターン4
8とはんだ60を介して電気的に接続される。
【0034】第2接続体56は、図5(B)に示すよう
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第2端子30と一体に形成されておりその下面と結
合し、この第2端子30と電気的に接続している。第2
接続体56の一方の端部の下面が基板側導体パターン5
0とはんだ60を介して電気的に接続される。
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第2端子30と一体に形成されておりその下面と結
合し、この第2端子30と電気的に接続している。第2
接続体56の一方の端部の下面が基板側導体パターン5
0とはんだ60を介して電気的に接続される。
【0035】第3接続体58は、図5(B)に示すよう
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第1脚部42の下面と結合し、この第1脚部42と
電気的に接続している。第3接続体58の一方の端部の
下面がアース用の基板側導体パターン46とはんだ60
を介して電気的に接続される。
に、ベース14の下面に沿って配置されている一方の端
部が第1脚部42の下面と結合し、この第1脚部42と
電気的に接続している。第3接続体58の一方の端部の
下面がアース用の基板側導体パターン46とはんだ60
を介して電気的に接続される。
【0036】このように、第1〜第3接続体54,5
6,58を設けたことにより、それぞれの接続体の一方
の端部を基板側導体パターン48,50,46にはんだ
60を介して接続したときに、図6に示すように、この
はんだ60の一部分が各接続体54,56,58のベー
ス14の側面に沿って形成されている部分(他方の端部)
の表面に広がって付着する。作業者は、各接続体54,
56,58のベース14の側面に形成されている他方の
端部の表面に付着するはんだ60を目で確認することに
より、互いに対応する第1〜第3の各接続体54,5
6,58と各基板側導体パターン48,50,46とが
はんだ付けされていることを確認することができる。
6,58を設けたことにより、それぞれの接続体の一方
の端部を基板側導体パターン48,50,46にはんだ
60を介して接続したときに、図6に示すように、この
はんだ60の一部分が各接続体54,56,58のベー
ス14の側面に沿って形成されている部分(他方の端部)
の表面に広がって付着する。作業者は、各接続体54,
56,58のベース14の側面に形成されている他方の
端部の表面に付着するはんだ60を目で確認することに
より、互いに対応する第1〜第3の各接続体54,5
6,58と各基板側導体パターン48,50,46とが
はんだ付けされていることを確認することができる。
【0037】次に、図7〜図9を参照して第3実施例の
水晶振動子62を説明する。第3実施例の水晶振動子6
2は、図7および図9に示すように、導体パターン64
がベース66の底壁の下面側に形成されている。これに
対して、第1実施例の水晶振動子10では、図1に示す
ように、導体パターン36がベース14の底壁の上面側
に形成されている。この点で両者は相違する。ただし、
第3実施例の水晶振動子62は、第1実施例の水晶振動
子10と同様に、ベース66の左側部の位置で水晶片1
2の左側縁部12aを片持ち支持する構造であって、間
隔がY2で基板18上にプリントされた基板側導体パタ
ーン48,50,46に接続(実装)することができる。
この点で両者は共通する。
水晶振動子62を説明する。第3実施例の水晶振動子6
2は、図7および図9に示すように、導体パターン64
がベース66の底壁の下面側に形成されている。これに
対して、第1実施例の水晶振動子10では、図1に示す
ように、導体パターン36がベース14の底壁の上面側
に形成されている。この点で両者は相違する。ただし、
第3実施例の水晶振動子62は、第1実施例の水晶振動
子10と同様に、ベース66の左側部の位置で水晶片1
2の左側縁部12aを片持ち支持する構造であって、間
隔がY2で基板18上にプリントされた基板側導体パタ
ーン48,50,46に接続(実装)することができる。
この点で両者は共通する。
【0038】この実施例の水晶振動子62のベース66
は、図7および図8に示すように、第1実施例と同様
に、平面形状が略矩形であり、上側に向って開口するカ
ップ状である。図7(A)に示すように、このベース6
6の左上の角部および左下の角部には、第1実施例と同
等の端子挿通孔20,22が1つずつ設けられている。
このベース66は、外周縁に沿って鍔状部24が設けら
れており、この鍔状部24の上面に略矩形の環状の範囲
にわたって被溶接部が形成されている。
は、図7および図8に示すように、第1実施例と同様
に、平面形状が略矩形であり、上側に向って開口するカ
ップ状である。図7(A)に示すように、このベース6
6の左上の角部および左下の角部には、第1実施例と同
等の端子挿通孔20,22が1つずつ設けられている。
このベース66は、外周縁に沿って鍔状部24が設けら
れており、この鍔状部24の上面に略矩形の環状の範囲
にわたって被溶接部が形成されている。
【0039】そして、第1実施例と同等の第1端子28
および第2端子30が、各端子挿通孔20,22内に配
置されている。絶縁部32も第1実施例と同等のもので
あり、第1実施例と同様に、端子28,30と端子挿通
孔20,22の内周面との隙間を気密封止するととも
に、端子28,30とベース66とを電気的に絶縁して
いる。ただし、図7等に示すように、ベース66の底壁
および絶縁部32のそれぞれの上面には、第1絶縁膜3
4が形成されていない。導体パターン64は、ベース6
6の底壁の下面側に形成されているからである。
および第2端子30が、各端子挿通孔20,22内に配
置されている。絶縁部32も第1実施例と同等のもので
あり、第1実施例と同様に、端子28,30と端子挿通
孔20,22の内周面との隙間を気密封止するととも
に、端子28,30とベース66とを電気的に絶縁して
いる。ただし、図7等に示すように、ベース66の底壁
および絶縁部32のそれぞれの上面には、第1絶縁膜3
4が形成されていない。導体パターン64は、ベース6
6の底壁の下面側に形成されているからである。
【0040】水晶片12は、図7および図8に示すよう
に、第1実施例と同等のものであり、平面形状が矩形の
板状体であって、ベース66と平行する状態で配置され
ている。そして、水晶片12の左側縁部12aが第1端
子28および第2端子30の各上面に導電性の接着剤3
8によって接着されている。したがって、水晶片12の
左側縁部12aは、第1端子28および第2端子30と
電気的に接続されている。また、水晶片12は、その左
側縁部12aが第1端子28および第2端子30により
片持ち支持された構造となっており、片持ち支持構造に
よる特性の振動を発生することができる。なお、第1端
子28および第2端子30のベース66の上面からの高
さは、互いに同一である。そして、水晶片12の右側縁
部12bは、ベース66の底壁の上面と間隔を隔てた状
態で支持されている。蓋体16は、第1実施例と同等の
ものであり、第1実施例と同様に、水晶片12を密封す
るために、この水晶片12を覆うようにしてベース66
に抵抗溶接されている。
に、第1実施例と同等のものであり、平面形状が矩形の
板状体であって、ベース66と平行する状態で配置され
ている。そして、水晶片12の左側縁部12aが第1端
子28および第2端子30の各上面に導電性の接着剤3
8によって接着されている。したがって、水晶片12の
左側縁部12aは、第1端子28および第2端子30と
電気的に接続されている。また、水晶片12は、その左
側縁部12aが第1端子28および第2端子30により
片持ち支持された構造となっており、片持ち支持構造に
よる特性の振動を発生することができる。なお、第1端
子28および第2端子30のベース66の上面からの高
さは、互いに同一である。そして、水晶片12の右側縁
部12bは、ベース66の底壁の上面と間隔を隔てた状
態で支持されている。蓋体16は、第1実施例と同等の
ものであり、第1実施例と同様に、水晶片12を密封す
るために、この水晶片12を覆うようにしてベース66
に抵抗溶接されている。
【0041】第2絶縁膜40(請求項5記載の第1絶縁
膜)は、絶縁性を有するたとえばセラミック入りのガラ
スであり、第1実施例と同等のものである。第2絶縁膜
40は、図7〜図9に示すように、ベース66の底壁の
下面(外側表面)の略全体にわたって形成されており、端
子挿通孔20,22に設けられている絶縁部32,32
と連なり、ベース66の底壁の下面に密着した状態で結
合している。そして、第1端子28および第2端子30
の接触部材28a,30aの下面が第2絶縁膜40の表
面から少し突出した状態で露出している。また、図8
(A)に示すように、ベース66の下面に突出して設け
られている第1脚部42の円形の下面も第2絶縁膜40
の表面から少し突出した状態で露出している。ただし、
図7(B)に示すように、ベース66の下面に突出して
設けられている第2脚部44は第2絶縁膜40により被
覆されている。この第2脚部44は、図7(A)に示す
ように、ベース66の右上の角部の下面に形成されてい
る。各脚部42,44は、図7および図8に示すよう
に、この水晶振動子62を基板18上に実装した状態
で、第2端子30とともに、水晶振動子62を基板18
に対して略平行に支持するためのものである。第1端子
28は、図7(B)に示すように、基板18の上面と隙
間を隔てた状態で支持される長さに形成されている。そ
して、第1脚部42は、基板18上にプリントされてい
るアース用の基板側導体パターン46に接続されるもの
である。
膜)は、絶縁性を有するたとえばセラミック入りのガラ
スであり、第1実施例と同等のものである。第2絶縁膜
40は、図7〜図9に示すように、ベース66の底壁の
下面(外側表面)の略全体にわたって形成されており、端
子挿通孔20,22に設けられている絶縁部32,32
と連なり、ベース66の底壁の下面に密着した状態で結
合している。そして、第1端子28および第2端子30
の接触部材28a,30aの下面が第2絶縁膜40の表
面から少し突出した状態で露出している。また、図8
(A)に示すように、ベース66の下面に突出して設け
られている第1脚部42の円形の下面も第2絶縁膜40
の表面から少し突出した状態で露出している。ただし、
図7(B)に示すように、ベース66の下面に突出して
設けられている第2脚部44は第2絶縁膜40により被
覆されている。この第2脚部44は、図7(A)に示す
ように、ベース66の右上の角部の下面に形成されてい
る。各脚部42,44は、図7および図8に示すよう
に、この水晶振動子62を基板18上に実装した状態
で、第2端子30とともに、水晶振動子62を基板18
に対して略平行に支持するためのものである。第1端子
28は、図7(B)に示すように、基板18の上面と隙
間を隔てた状態で支持される長さに形成されている。そ
して、第1脚部42は、基板18上にプリントされてい
るアース用の基板側導体パターン46に接続されるもの
である。
【0042】そして、図9等に示すように、第1端子2
8の下面と第2脚部44の第2絶縁膜40が形成されて
いる下面とを電気的に接続する導体パターン64が、第
1端子28と第2脚部44とを結ぶ直線に沿って形成さ
れている。導体パターン64は、第1端子28,(絶縁
部32,)第2絶縁膜40およびこの第2絶縁膜40が
形成されている第2脚部44の下面のそれぞれの表面に
厚みが約20μmの膜として形成されており、ベース6
6とは電気的に絶縁されている。導体パターン64の第
1端子28の下面に形成されている部分が第1部分64
aであり、第2脚部44の第2絶縁膜40が形成されて
いる下面の表面に形成されている部分が第2部分64b
である。
8の下面と第2脚部44の第2絶縁膜40が形成されて
いる下面とを電気的に接続する導体パターン64が、第
1端子28と第2脚部44とを結ぶ直線に沿って形成さ
れている。導体パターン64は、第1端子28,(絶縁
部32,)第2絶縁膜40およびこの第2絶縁膜40が
形成されている第2脚部44の下面のそれぞれの表面に
厚みが約20μmの膜として形成されており、ベース6
6とは電気的に絶縁されている。導体パターン64の第
1端子28の下面に形成されている部分が第1部分64
aであり、第2脚部44の第2絶縁膜40が形成されて
いる下面の表面に形成されている部分が第2部分64b
である。
【0043】この水晶振動子62は、図7および図8に
示すように、第2端子30,第1脚部42および導体パ
ターン64の第2部分64bを基板18上にプリントさ
れている対応する各基板側導体パターン50,46,4
8にはんだ付けすることにより基板18上に実装するこ
とができる。
示すように、第2端子30,第1脚部42および導体パ
ターン64の第2部分64bを基板18上にプリントさ
れている対応する各基板側導体パターン50,46,4
8にはんだ付けすることにより基板18上に実装するこ
とができる。
【0044】この水晶振動子62によると、導体パター
ン64の第1部分64aが第1端子28の下面と電気的
に接続されており、第2脚部44の下面に形成されてい
る導体パターン64の第2部分64bが基板側導体パタ
ーン48に電気的に接続される。このように、第1端子
28と基板側導体パターン48に接続される第2部分6
4bとを導体パターン64を介して互いに電気的に接続
しているので、第1端子28の設置位置(ベース66の
左側部の位置であって、第1端子28および第2端子3
0により水晶片12の左側縁部12aを片持ち支持して
いる位置。)に合わせて基板側導体パターン48を形成
する必要がないし、逆に、基板側導体パターン48が形
成されている位置に合わせて第1端子28の設置位置を
決める必要がない。これにより、水晶振動子62の設計
の自由度を従来よりも広げることができる。つまり、ベ
ース66の左側部の位置で水晶片12の左側縁部12a
を片持ち支持する構造とするために、第1端子28の設
置位置をベース66の左側部に定めたときでも、導体パ
ターン64の第2部分64bを、ベース66の右側部の
下面に形成することができる。第2部分64bを、ベー
ス66の右側部の下面に形成するのは、第2部分64b
が電気的に接続される基板側導体パターン48が形成さ
れている位置に合わせるためである。これにより、第2
部分64bを基板側導体パターン48に電気的に接続す
ることができる。したがって、水晶片12をベース66
の左側部の位置で第1端子28および第2端子30によ
り片持ち支持する構造とすることができて、しかもベー
ス66の左側部に第2端子30を設けるとともに、ベー
ス66の右側部の下面に導体パターン64の第2部分6
4bが形成された水晶振動子62を製作することができ
る。第2端子30と第2部分64bの間隔はY2であ
る。このように形成された水晶振動子62は、間隔がY
2で基板18上にプリントされた基板側導体パターン5
0,48に第2端子30および第2部分64bを電気的
に接続して実装することができる。
ン64の第1部分64aが第1端子28の下面と電気的
に接続されており、第2脚部44の下面に形成されてい
る導体パターン64の第2部分64bが基板側導体パタ
ーン48に電気的に接続される。このように、第1端子
28と基板側導体パターン48に接続される第2部分6
4bとを導体パターン64を介して互いに電気的に接続
しているので、第1端子28の設置位置(ベース66の
左側部の位置であって、第1端子28および第2端子3
0により水晶片12の左側縁部12aを片持ち支持して
いる位置。)に合わせて基板側導体パターン48を形成
する必要がないし、逆に、基板側導体パターン48が形
成されている位置に合わせて第1端子28の設置位置を
決める必要がない。これにより、水晶振動子62の設計
の自由度を従来よりも広げることができる。つまり、ベ
ース66の左側部の位置で水晶片12の左側縁部12a
を片持ち支持する構造とするために、第1端子28の設
置位置をベース66の左側部に定めたときでも、導体パ
ターン64の第2部分64bを、ベース66の右側部の
下面に形成することができる。第2部分64bを、ベー
ス66の右側部の下面に形成するのは、第2部分64b
が電気的に接続される基板側導体パターン48が形成さ
れている位置に合わせるためである。これにより、第2
部分64bを基板側導体パターン48に電気的に接続す
ることができる。したがって、水晶片12をベース66
の左側部の位置で第1端子28および第2端子30によ
り片持ち支持する構造とすることができて、しかもベー
ス66の左側部に第2端子30を設けるとともに、ベー
ス66の右側部の下面に導体パターン64の第2部分6
4bが形成された水晶振動子62を製作することができ
る。第2端子30と第2部分64bの間隔はY2であ
る。このように形成された水晶振動子62は、間隔がY
2で基板18上にプリントされた基板側導体パターン5
0,48に第2端子30および第2部分64bを電気的
に接続して実装することができる。
【0045】そして、図4に示すように、第1実施例と
同様に、水晶片12を第1端子28および第2端子30
に導電性接着剤38を介して結合しているので、水晶片
12と第1端子28との結合構造、および水晶片12と
第2端子30との結合構造のそれぞれの厚みを導電性接
着剤38の厚みとすることができ、このれらの結合構造
の厚みを薄くすることができる。これにより、水晶振動
子62の全体の厚みF2(約0.85mm)を薄くする
ことができる。
同様に、水晶片12を第1端子28および第2端子30
に導電性接着剤38を介して結合しているので、水晶片
12と第1端子28との結合構造、および水晶片12と
第2端子30との結合構造のそれぞれの厚みを導電性接
着剤38の厚みとすることができ、このれらの結合構造
の厚みを薄くすることができる。これにより、水晶振動
子62の全体の厚みF2(約0.85mm)を薄くする
ことができる。
【0046】また、第2絶縁膜40は、第1端子28,
第2端子30および第1脚部42のそれぞれの下端面が
露出するようにベース66の下面を被覆しているので、
この第2絶縁膜40によりベース66と基板側導体パタ
ーン48,50との短絡を防止することができる。
第2端子30および第1脚部42のそれぞれの下端面が
露出するようにベース66の下面を被覆しているので、
この第2絶縁膜40によりベース66と基板側導体パタ
ーン48,50との短絡を防止することができる。
【0047】次に、図10を参照して第4実施例の水晶
振動子68を説明する。この水晶振動子68は、第3実
施例の水晶振動子62の第2端子30,第1脚部42お
よび第2部分64bのそれぞれに、順に第1接続体5
4,第2接続体56および第3接続体58を設けたもの
である。第1接続体54,第2接続体56および第3接
続体58は、それぞれ同等のものであり、第1端子28
と同等の材質であって、導電性を有する金属板をL字状
に屈曲形成したものである。ただし、第1接続体54,
第2接続体56および第3接続体58とベース66とを
電気的に絶縁するために、ベース66の側面にも第2絶
縁膜40を形成してある。そして、図10(A)に示す
ように、第2脚部44をベース66の右側壁の下縁まで
形成してあり、この第2脚部44の下面を被覆するよう
に第2絶縁膜40を形成してある。これ以外は第3実施
例の水晶振動子62と同等であるので、同等部分を同一
の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
振動子68を説明する。この水晶振動子68は、第3実
施例の水晶振動子62の第2端子30,第1脚部42お
よび第2部分64bのそれぞれに、順に第1接続体5
4,第2接続体56および第3接続体58を設けたもの
である。第1接続体54,第2接続体56および第3接
続体58は、それぞれ同等のものであり、第1端子28
と同等の材質であって、導電性を有する金属板をL字状
に屈曲形成したものである。ただし、第1接続体54,
第2接続体56および第3接続体58とベース66とを
電気的に絶縁するために、ベース66の側面にも第2絶
縁膜40を形成してある。そして、図10(A)に示す
ように、第2脚部44をベース66の右側壁の下縁まで
形成してあり、この第2脚部44の下面を被覆するよう
に第2絶縁膜40を形成してある。これ以外は第3実施
例の水晶振動子62と同等であるので、同等部分を同一
の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。
【0048】第1接続体54,第2接続体56および第
3接続体58は、図10に示すように、ベース66の下
面および側面に形成されている第2絶縁膜40の表面に
密着して設けられており、ベース66と電気的に絶縁さ
れた状態でベース66の下面(底面)と側面とにわたって
配置されている。
3接続体58は、図10に示すように、ベース66の下
面および側面に形成されている第2絶縁膜40の表面に
密着して設けられており、ベース66と電気的に絶縁さ
れた状態でベース66の下面(底面)と側面とにわたって
配置されている。
【0049】第1接続体54は、図10(B)に示すよ
うに、ベース66の下面に沿って配置されている一方の
端部が第2端子30と一体に形成されておりその下面と
結合し、この第2端子30と電気的に接続している。第
1接続体54の一方の端部の下面が基板側導体パターン
50とはんだ60を介して電気的に接続される。
うに、ベース66の下面に沿って配置されている一方の
端部が第2端子30と一体に形成されておりその下面と
結合し、この第2端子30と電気的に接続している。第
1接続体54の一方の端部の下面が基板側導体パターン
50とはんだ60を介して電気的に接続される。
【0050】第2接続体56は、図10(B)に示すよ
うに、ベース66の下面に沿って配置されている一方の
端部が第1脚部42の下面と結合し、この第1脚部42
と電気的に接続している。第2接続体56の一方の端部
の下面がアース用の基板側導体パターン46とはんだ6
0を介して電気的に接続される。
うに、ベース66の下面に沿って配置されている一方の
端部が第1脚部42の下面と結合し、この第1脚部42
と電気的に接続している。第2接続体56の一方の端部
の下面がアース用の基板側導体パターン46とはんだ6
0を介して電気的に接続される。
【0051】第3接続体58は、図10(A)に示すよ
うに、一方の端部が第2脚部44の第2絶縁膜40が形
成されている表面に形成され、導体パターン64の第2
部分64bと電気的に接続している。第3接続体58の
一方の端部の下面が基板側導体パターン48とはんだ6
0を介して電気的に接続される。
うに、一方の端部が第2脚部44の第2絶縁膜40が形
成されている表面に形成され、導体パターン64の第2
部分64bと電気的に接続している。第3接続体58の
一方の端部の下面が基板側導体パターン48とはんだ6
0を介して電気的に接続される。
【0052】このように、第1〜第3接続体54,5
6,58を設けたことにより、第2実施例と同様に、図
6に示すように、各接続体54,56,58のベース6
6の側面に形成されている他方の端部の表面に付着する
はんだ60を目で確認することにより、互いに対応する
各接続体54,56,58と各基板側導体パターン5
0,46,48とがはんだ付けされていることを確認す
ることができる。
6,58を設けたことにより、第2実施例と同様に、図
6に示すように、各接続体54,56,58のベース6
6の側面に形成されている他方の端部の表面に付着する
はんだ60を目で確認することにより、互いに対応する
各接続体54,56,58と各基板側導体パターン5
0,46,48とがはんだ付けされていることを確認す
ることができる。
【0053】ただし、第1絶縁膜34および第2絶縁膜
40は、セラミック入りガラスにより形成したが、これ
に代えて、アルミナ膜等の絶縁材料により形成してもよ
い。そして、第1絶縁膜34および第2絶縁膜40は、
イオンプレーテリング等により形成してもよい。
40は、セラミック入りガラスにより形成したが、これ
に代えて、アルミナ膜等の絶縁材料により形成してもよ
い。そして、第1絶縁膜34および第2絶縁膜40は、
イオンプレーテリング等により形成してもよい。
【0054】そして、第1〜第3接続体54,56,5
8は、導電性の金属板により形成したが、これに代え
て、たとえば導電性の金属をたとえば真空蒸着させて形
成してもよい。
8は、導電性の金属板により形成したが、これに代え
て、たとえば導電性の金属をたとえば真空蒸着させて形
成してもよい。
【0055】また、第1〜第4の各実施例では、素子と
して水晶片12を設けた水晶振動子にこの発明を適用し
たが、この発明をこれ以外の水晶発振器,SAWフィル
タ(くし形フィルタ),圧電音叉,圧電振動子等に適用す
ることができる。要は、この発明を小型電子部品に適用
することができる。
して水晶片12を設けた水晶振動子にこの発明を適用し
たが、この発明をこれ以外の水晶発振器,SAWフィル
タ(くし形フィルタ),圧電音叉,圧電振動子等に適用す
ることができる。要は、この発明を小型電子部品に適用
することができる。
【0056】そして、第3および第4の各実施例の導体
パターン64のうち、基板側導体パターン48に接続さ
れる第2部分64b以外の部分の表面を絶縁膜により被
覆してもよい。
パターン64のうち、基板側導体パターン48に接続さ
れる第2部分64b以外の部分の表面を絶縁膜により被
覆してもよい。
【0057】また、第1実施例では、図1(B)に示す
ように、導体パターン36を第1絶縁膜34を介して絶
縁部32上に形成したが、これに代えて、絶縁部32上
に形成されている第1絶縁膜34を削除して、導体パタ
ーン36を絶縁部32上に直接に形成してもよい。
ように、導体パターン36を第1絶縁膜34を介して絶
縁部32上に形成したが、これに代えて、絶縁部32上
に形成されている第1絶縁膜34を削除して、導体パタ
ーン36を絶縁部32上に直接に形成してもよい。
【0058】さらに、第1実施例では、図1に示すよう
に、水晶片12の左側縁部12aを第2端子30および
突起26により支持する片持ち構造としているが、これ
に代えて、第2端子30をベース14の右側部に設け、
この第2端子30により水晶片12の右側縁部12bを
支持し、突起26により水晶片12の左側縁部12aを
支持する両側支持構造としてもよい。これにより、間隔
がY2よりも狭いT2(T2はベース66の奥行き方向
の間隔)で基板18上にプリントされた基板側導体パタ
ーンに第1端子28および第2端子30を電気的に接続
することができる。
に、水晶片12の左側縁部12aを第2端子30および
突起26により支持する片持ち構造としているが、これ
に代えて、第2端子30をベース14の右側部に設け、
この第2端子30により水晶片12の右側縁部12bを
支持し、突起26により水晶片12の左側縁部12aを
支持する両側支持構造としてもよい。これにより、間隔
がY2よりも狭いT2(T2はベース66の奥行き方向
の間隔)で基板18上にプリントされた基板側導体パタ
ーンに第1端子28および第2端子30を電気的に接続
することができる。
【0059】そして、第3実施例では、図7に示すよう
に、水晶片12の左側縁部12aを第1端子28および
第2端子30により支持する片持ち構造としているが、
これに代えて、第2端子30をベース66の右側部に設
け、この第2端子30により水晶片12の右側縁部12
bを支持し、第1端子28により水晶片12の左側縁部
12aを支持する両側支持構造としてもよい。これによ
り、間隔がY2よりも狭いT2(T2はベース66の奥
行き方向の間隔)で基板18上にプリントされた基板側
導体パターンに第2端子30および導体パターン64の
第2部分64bを電気的に接続することができる。
に、水晶片12の左側縁部12aを第1端子28および
第2端子30により支持する片持ち構造としているが、
これに代えて、第2端子30をベース66の右側部に設
け、この第2端子30により水晶片12の右側縁部12
bを支持し、第1端子28により水晶片12の左側縁部
12aを支持する両側支持構造としてもよい。これによ
り、間隔がY2よりも狭いT2(T2はベース66の奥
行き方向の間隔)で基板18上にプリントされた基板側
導体パターンに第2端子30および導体パターン64の
第2部分64bを電気的に接続することができる。
【図1】(A)はこの発明の第1実施例の蓋体が取り付
けられていない水晶振動子を示す平面図、(B)は図1
(A)におけるIB−IB断面図である。
けられていない水晶振動子を示す平面図、(B)は図1
(A)におけるIB−IB断面図である。
【図2】(A)は図1(A)におけるIIA−IIA断
面図、(B)は図1(B)におけるIIB−IIB断面
図である。
面図、(B)は図1(B)におけるIIB−IIB断面
図である。
【図3】図1第1実施例の水晶振動子を示す底面図であ
る。
る。
【図4】図1第1実施例の導体パターンの第2部分と水
晶片との結合構造を示す拡大断面図である。
晶片との結合構造を示す拡大断面図である。
【図5】(A)はこの発明の第2実施例の水晶振動子を
図1(A)におけるIB−IBと同方向から見た断面
図、(B)は第2実施例の水晶振動子を図1(A)にお
けるIIA−IIAと同方向から見た断面図である。
図1(A)におけるIB−IBと同方向から見た断面
図、(B)は第2実施例の水晶振動子を図1(A)にお
けるIIA−IIAと同方向から見た断面図である。
【図6】図5第2実施例の水晶振動子を示す右側面図で
ある。
ある。
【図7】(A)はこの発明の第3実施例の蓋体が取り付
けられていない水晶振動子を示す平面図、(B)は図7
(A)におけるVIIB−VIIB断面図である。
けられていない水晶振動子を示す平面図、(B)は図7
(A)におけるVIIB−VIIB断面図である。
【図8】(A)は図7(A)におけるVIIIA−VI
IIA断面図、(B)は図7(B)におけるVIIIB
−VIIIB断面図である。
IIA断面図、(B)は図7(B)におけるVIIIB
−VIIIB断面図である。
【図9】図7第3実施例を示す底面図である。
【図10】(A)はこの発明の第4実施例の水晶振動子
を図7(A)におけるVIIB−VIIBと同方向から
見た断面図、(B)は第4実施例の水晶振動子を図7
(A)におけるVIIIA−VIIIAと同方向から見
た断面図である。
を図7(A)におけるVIIB−VIIBと同方向から
見た断面図、(B)は第4実施例の水晶振動子を図7
(A)におけるVIIIA−VIIIAと同方向から見
た断面図である。
【図11】(A)は従来の蓋体が取り付けられていない
水晶振動子を示す平面図、(B)は図11(A)におけ
るXIB−XIB断面図、(C)は図11(B)におけ
るXIC−XIC断面図である。
水晶振動子を示す平面図、(B)は図11(A)におけ
るXIB−XIB断面図、(C)は図11(B)におけ
るXIC−XIC断面図である。
10,52,62,68 …水晶振動子
12 …水晶片
14,66 …ベース
16 …蓋体
18 …基板
20,22 …端子挿通孔
28 …第1端子
30 …第2端子
32 …絶縁部
34 …第1絶縁膜
36,64 …導体パターン
36a …第1部分
36b …第2部分
38 …導電性接着剤
40 …第2絶縁膜
46,48,50 …基板側導体パターン
54 …第1接続体
56 …第2接続体
58 …第3接続体
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03H 9/00 - 9/10
H01L 23/02 - 23/10
Claims (2)
- 【請求項1】導電材料で形成されたベース、前記ベースと結合する蓋体、 前記ベースおよび前記蓋体の内部に気密封止される素
子、 前記ベースに形成され、前記素子を支持する突起、 前記ベースの表面に形成された第1絶縁膜、前記第1絶縁膜の上面に形成され、前記突起の上面で前
記素子 と電気的に接続された導体パターン、前記導体パターンにより前記突起上に支持される前記素
子と電気的に接続される第1端子、 前記ベースに設けられ、前記第1端子が前記ベースとは
絶縁されて挿通される第1端子挿通孔、 前記突起と協働して前記素子を前記ベースに対して平行
に支持し、前記素子と電気的に接続される第2端子、お
よび前記ベースに設けられ、前記第2端子が前記ベース
とは絶縁されて挿通される第2端子挿通孔を備える、小
型電子部品。 - 【請求項2】前記ベースの底面および側面にわたって形
成され前記第1および第2端子の他端と電気的に接続さ
れた接続体、および前記ベースと前記接続体との間に形
成され両者を互いに絶縁する第2絶縁膜をさらに備え
る、請求項1記載の小型電子部品。
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2002
- 2002-03-15 CN CN 02107319 patent/CN1249921C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-03-18 KR KR1020020014412A patent/KR20020074401A/ko active IP Right Grant
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