JPH0648216U - 表面実装型水晶発振器 - Google Patents

表面実装型水晶発振器

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JPH0648216U
JPH0648216U JP8219092U JP8219092U JPH0648216U JP H0648216 U JPH0648216 U JP H0648216U JP 8219092 U JP8219092 U JP 8219092U JP 8219092 U JP8219092 U JP 8219092U JP H0648216 U JPH0648216 U JP H0648216U
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JP
Japan
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circuit board
laminated circuit
crystal oscillator
surface mount
back surface
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JP8219092U
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English (en)
Inventor
亮磨 笹川
浩司 大山
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層回路基板の外観寸法を大きくすることな
く、さらに積層回路基板と蓋体との接合面積を減少させ
ることなく、基板の方向性を認識できる切り欠け部を形
成した表面実装型水晶発振器を提供する。 【構成】裏面に複数の端子電極14、15、16、17
を有する積層回路基板1に、水晶振動片5、電子部品3
を配置し、さらに、水晶振動片5及び電子部品3を蓋体
2で封止して成る表面実装型水晶発振器において、前記
積層回路基板1の方向性を認識するための切り欠き部1
0が、積層回路基板1の端部に、裏面側から表面に向か
って形成され、且つ最表面側に位置する絶縁層1aを貫
通することがなく形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面実装型水晶発振器に関し、特に積層回路基板の方向性を認識す るための切り欠き部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、OA機器、通信機器などの各種電子機器に使用される表面実装型水 晶発振器は、セラミックからなどからなる単板状の回路基板上に水晶振動片やI Cチップなどの電子部品を載置した後、筺体状の蓋体で、水晶振動片や電子部品 を被覆するように、回路基板上に封止されていた。
【0003】 上述の回路基板の裏面には、一般にVDD入力用端子電極、出力用端子電極、 アース電位用端子電極、制御信号入力用端子電極がそれぞれ対象に配置されてい た。
【0004】 このため、完成品においては、どれの端子電極がVDD入力用端子電極、出力 用端子電極、アース電位用端子電極、制御信号入力用の端子電極であるかの識別 が困難であり、例えば、電子部品収納用テーピングに収納する際に、また、プリ ント配線基板上に半田接合する際に、その方向の認識が非常に困難であった。
【0005】 一般に、基板の方向を表すための認識方法として、基板の表面にメタライズ層 からなる認識マークを形成したり、また、ICパッケージのように、ベース基板 の短辺側に半円形状の切り欠け部を形成したり、ベース基板の1つの角部を斜め に切断したりしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、表面実装型水晶発振器は、ICパッケージに比較して、配線の引き回 しに要する面積が少なく、端子電極の数が少ないので、蓋体の形状と基板との形 状を実施的に同一にしなければ、外観寸法が大きくなってしまうために、基板表 面に識別用の表示を形成することは困難である。
【0007】 また、基板の短辺側に表面から裏面にまで達する半円形状の切り欠け部を形成 したり、ベース基板の1つの角部を斜めに切断したりすると、基板と蓋体との接 合面積を減少させることになり、気密封止の信頼性が低下してしまう。
【0008】 本考案は、上述の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的は、基板の外 観寸法を大きくすることなく、さらに基板と蓋体との接合面積を減少させること なく、基板の方向性を認識できる切り欠け部を形成した表面実装型水晶発振器を 提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、裏面に複数の端子電極を有する積層回路基板に、水晶振動片 、電子部品を配置し、さらに、水晶振動片及び電子部品を蓋体で封止して成る表 面実装型水晶発振器において、前記積層回路基板の方向性を認識するための切り 欠き部が、積層回路基板の端面と裏面とが交わる角部に形成され、且つ最表面側 に配置する絶縁層にまで到達することがなく形成されている。
【0010】
【作用】
本考案の表面実装型水晶発振器によれば、方向性を示す半円形状の切り欠け部 が積層回路基板の短辺側の端面に形成されており、しかもその切り欠け部が積層 回路基板の裏面側の絶縁層から積層回路基板の表面にまで到達することなく、厚 み途中で切り欠き部が停止して形成されている。従って、基板の裏面及び積層回 路基板の短辺側の端面からみることにより、この積層回路基板の方向性を識別す るための切り欠き部を観察することができる。
【0011】 また、この切り欠き部が、積層回路基板の表面にまで達していないため、積層 回路基板の表面周囲部に蓋体を封止しても、積層回路基板と蓋体との接合面積が 減少することがないため、封止の信頼性が維持できる。さらに、発振器の外形寸 法を小さくするために、蓋体を小さくして、蓋体の開口周囲の幅(接合幅)を狭 めるようにしても、切り欠け部を形成したことによる信頼性の低下を招くことが 一切ない。
【0012】 また、表面実装型水晶発振器をテーピングに収納する場合には、フィダーによ り、簡単に積層回路基板の方向性、即ち、端子電極の位置を正確に認識できて、 テーピングに収納することが簡単に行える。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の表面実装型水晶発振器を図面に基づいて詳説する。図1は本考 案の表面実装型水晶発振器の断面図であり、図2は積層回路基板を構成する各絶 縁層の表面側の平面図であり、図3は裏面側の平面図である。
【0014】 本考案の表面実装型水晶発振器は、キャビティー12a、12bが形成された 少なくとも3層の絶縁層1a、1b、1cが積層された積層回路基板1と、板状 蓋体21、リング状蓋体22からなる蓋体2と、キャビティー12aに配置され た電子部品3である抵抗体と、キャビティー12bに配置されたICチップ4と 、両キャビティー12a、12bを含む中空部11の上部に配置された水晶振動 片5とから構成されている。
【0015】 積層回路基板1は、セラミックなどの絶縁層1a、1b、1cからなり、積層 回路基板1の中央部には、絶縁層1a、1bが除去されて形成された2つのキャ ビティー12a、12bを含む中空部11が形成されている。
【0016】 積層回路基板1の表面、即ち絶縁層1aには、図2(a)に示すように、水晶 振動片5が載置される電極パッド13a、13bが形成され、また、中空部11 を構成する窓部が形成されている。また、積層回路基板1の裏面には、図3に示 すように、VDD入力用端子電極14、アース端子電極15、出力用端子電極1 6、制御信号入力用端子電極17が夫々形成されている。
【0017】 積層回路基板1の内部、即ち、絶縁層1a、1b、絶縁層1b、1cとの間に は、内部配線パターン18、19が形成されている。
【0018】 絶縁層1b上には、図2(b)に示すように、2つのキャビティー12a、1 2bとなる窓部が形成されており、キャビティー12bの周囲に内部配線パター ン18であるICチップ4と接続する接続パッドが形成されている。また、内部 配線パターン18の下部には、絶縁層1bの厚みを貫くビアホール導体20が形 成されており、ビアホール導体20によって、絶縁層1b、1c間に形成された 内部配線パターン19と接続している。
【0019】 また、絶縁層1c上には、図2(c)に示すように、各端子電極14〜17に 接続したり、また、上述の内部配線パターン18と接続する所定形状の内部配線 パターン19が形成されている。ここで、内部配線パターン19の一部は、キャ ビティー12a内に露出して、電子部品3の接続接続パッドとなっている。
【0020】 このような構成の内部配線パターン19と端子電極14〜17のとは、夫々端 子電極14〜17の領域の、絶縁層1cの厚みを貫くビアホール導体20によっ て接続されている。また、異なる接続手段として、積層回路基板1の端面に凹ん だ半円形状の導通スルーホール14a、15a、16a、17aによって行って も構わない。
【0021】 蓋体2は、セラミック、金属などから成る筺体状部材であり、板状の蓋体21 と積層回路基板1との間でスペーサーとして作用するリング状蓋体22とから構 成されている。尚、両者がセラミックである場合には、2つのシート体の圧着及 び一体焼結によって一体的に形成される。
【0022】 蓋体2と積層回路基板1とは、封止用ガラスなどによって気密的に封止されて いる。尚、蓋体2に金属材料を用いる場合には、積層回路基板1と蓋体2との接 合部分には、予めメタライズ層を形成しておき、蓋体2とメタライズ層との間で 高温半田を用いて気密封止を行う。
【0023】 キャビティー12a、12bに配置された電子部品3、ICチップ4及びキャ ビティー12a、12bの上部に配置された水晶振動片5とで、例えばコルピッ ツ型の発振を構成する。ICチップ4は、発振用インバーター、増幅用インバー ター、発振用入出力容量成分が集積されており、電子部品3としては、フィード バック用抵抗体である。
【0024】 本考案の特徴的なことは、積層回路基板1の方向性、即ち、4つの端子電極1 4、15、16、17の動作を示すための識別手段として、積層回路基板1の所 定の端面に形成された半円形状の切り欠き部10が形成されている。しかも、こ の切り欠き部10は、積層回路基板1を構成する底面側の絶縁層1c側から形成 され、絶縁層1c又は絶縁層1c、1bに形成されており、積層回路基板1の最 外層である絶縁層1aには形成されていない。即ち、切り欠き部10は、積層回 路基板1の底面と端面とが交差する角部に形成されており、切り欠き部10の開 口は、積層回路基板1の裏面側では現れるものの、積層回路基板1の表面側には 現れることがない。
【0025】 従って、積層回路基板1の外周寸法と蓋体2の外周寸法とを同じにしても、切 り欠き部10の開口が積層回路基板1の表面側に現れることがないため、封止用 ガラスによる積層回路基板1と蓋体2との接合面積が充分に確保でき、また封止 用ガラスが積層回路基板1の裏面側に流れることがなく、安定した接合が達成で きる。したがって、基板1の方向性認識のための切り欠き部10が表面に露出し ていないため、蓋体2と積層基板1との接合強度を考慮して、簡単に小型化する こともできる。
【0026】 また、切り欠き部10は、切り欠き部10を形成した側の積層回路基板1の端 面及び積層回路基板1の裏面側から確実に認識できるため、この切り欠き部10 を形成した端面を基準に、裏面側の端子電極14、15、16、17が夫々どう いう動作をするための端子電極かを簡単に認識でき、テーピングに収納する際に も、所定方向に整列して簡単に収納・配置することができ、また、プリント配線 基板に接合する際にも簡単に、各確実に接合を行うことができる。
【0027】 尚、各端子電極14、15、16、17に関しても、積層回路基板1の裏面側 には、半円形状の端面導通スルーホール14a、15a、16a、17aの開口 は現れても、積層回路基板1の表面側には、端面導通スルーホール14a、15 a、16a、17aの開口は現れれないため、積層回路基板1と蓋体2との接合 が確実に行われることになる。
【0028】 尚、上述の実施例としては、3層の絶縁層1a、1b、1cからなる積層基板 で説明してたが、例えば、夫々絶縁層1a、1b、1cの機械的な強度を向上さ せるために、例えば内部配線パターンが形成されていない絶縁層1a、1b、1 cを複数積層しても構わない。この場合には、切り欠き部10は、絶縁層1aの 表面側に到達しないように、絶縁層1aの途中の層まで形成しても構わない。
【0029】 また、内部配線パターン18、19が2層で形成されているが、発振回路の周 辺回路を配置して、3層、4層・・と高積層化しても構わない。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、積層回路基板の端面と裏面とが交差する角部に、積層回路基 板の方向性を示す切り欠き部が形成されているので、裏面に形成した複数の端子 電極の夫々の動作を簡単に認識でき、さらにテーピングなどに収納する場合にお いても、整列させて収納することができる。
【0031】 しかしも、上述の切り欠き部の開口が、積層回路基板の裏面側には露出してい るものの、積層回路基板の表面側にまで達していないため、積層回路基板と蓋体 との接合面積を最大限に大きくすることができるため、接合信頼性が維持でき、 発振器の小型化にも簡単に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の表面実装型水晶発振器の断面図であ
る。
【図2】(a)は積層回路基板の第1層目の平面図であ
り、(b)は第2層目の平面図であり、(c)は第3層
目の平面図である。
【図3】本考案の表面実装型水晶発振器の裏面側の平面
図である。
【符号の説明】
1・・・積層回路基板 1a、1b、1c・・絶縁体層 2・・・・蓋体 3・・・・電子部品 4・・・・ICチップ 5・・・・水晶振動片 10・・・切り欠け部 12a、12b・・キャビティー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に複数の端子電極を有する積層回路
    基板に、水晶振動片、電子部品を配置し、さらに、水晶
    振動片及び電子部品を蓋体で封止して成る表面実装型水
    晶発振器において、 前記積層回路基板の方向性を認識するための切り欠き部
    が、該積層回路基板の端面と裏面とが交差する角部に形
    成されていることを特徴とする表面実装型水晶発振器。
JP8219092U 1992-11-30 1992-11-30 表面実装型水晶発振器 Pending JPH0648216U (ja)

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JP8219092U JPH0648216U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 表面実装型水晶発振器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001058007A1 (fr) * 2000-01-31 2001-08-09 Kinseki Limited Enceinte pour circuits oscillants utilisant un vibrateur piezo-electrique, son procede de fabrication et oscillateur
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