JP4585908B2 - 圧電デバイスの製造方法 - Google Patents

圧電デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4585908B2
JP4585908B2 JP2005131560A JP2005131560A JP4585908B2 JP 4585908 B2 JP4585908 B2 JP 4585908B2 JP 2005131560 A JP2005131560 A JP 2005131560A JP 2005131560 A JP2005131560 A JP 2005131560A JP 4585908 B2 JP4585908 B2 JP 4585908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
container body
piezoelectric device
master substrate
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005131560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006311231A (ja
Inventor
利夫 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Crystal Device Corp
Original Assignee
Kyocera Crystal Device Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Crystal Device Corp filed Critical Kyocera Crystal Device Corp
Priority to JP2005131560A priority Critical patent/JP4585908B2/ja
Publication of JP2006311231A publication Critical patent/JP2006311231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585908B2 publication Critical patent/JP4585908B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

本発明は、携帯用通信機器等の電子機器に用いられる圧電デバイスの製造方法に関するものである。
従来より、携帯用通信機器等の電子機器に圧電デバイスが用いられている。
かかる従来の圧電デバイスとしては、例えば図5に示す如く、内部に水晶振動素子(図示せず)が収容されている第1の容器体23を、キャビティ部25内に前記水晶振動素子の振動に基づいて発振出力を制御するIC素子26やコンデンサ等の電子部品素子(図示せず)が収容されている第2の容器体21上に取着させた構造のものが知られており、かかる温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部配線基板上に載置させた上、第2の容器体21の下面に設けられている外部端子(図示せず)を外部配線基板の配線に半田接合することにより外部配線基板上に実装される。
尚、第1の容器体23や第2の容器体21は、通常、セラミック材料によって形成されており、その内部や表面には配線導体が形成され、従来周知のセラミックグリーンシート積層法等を採用することにより製作される。
また、前記IC素子26の内部には、水晶振動素子の温度特性に応じて作成された温度補償データに基づいて水晶発振器の発振出力を補正するための温度補償回路が設けられており、圧電デバイスを組み立てた後、上述の温度補償データをIC素子26のメモリ内に格納すべく、第2の容器体21の下面や外側面等には温度補償データ書込用の書込制御端子27が設けられていた。この書込制御端子27に温度補償データ書込装置のプローブ針を当ててIC素子26内のメモリに温度補償データを入力することにより、温度補償データがIC素子26のメモリ内に格納される。
特開2005−79658号公報 なお、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
上述した従来の圧電デバイスにおいては、通常、第1の容器体23と第2の容器体21だけを“複数個取り”の手法によって製作し、分割後に得られた個片(第1の容器体23、第2の容器体21)に水晶振動素子やIC素子26を個別に搭載した上、両者を接合して製品を組み立てていた。ところが、第2の容器体21を個片に分割した後でIC素子26や第1の容器体23等を第2の容器体21上に搭載する場合、その作業が完了するまでの間、第2の容器体21を個々にキャリア等で保持しておく必要があり、組み立て作業が煩雑である上に、キャリア等の製造設備が別途必要になり、これによっても圧電デバイスの生産性が低下するという欠点を有していた。
また、従来の圧電デバイスにおいては、ダイシング方法で切断するには、ダイシングブレードの磨耗による損傷の為、生産性が低下するという欠点を有していた。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は、取り扱いが簡便で、かつ、生産性にも優れた小型の圧電デバイスを得ることができる圧電デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明に係る圧電デバイスの製造方法は、矩形状の基板領域の表主面には、空間部が設けられており、前記空間部の少なくとも1つの側面には開口部を形成し、捨代領域を外周に形成した該基板領域が複数個マトリックスに配列されて一体に構成されているマスター基板を形成する工程Aと、前記基板領域に圧電振動素子が収容されている容器体と前記圧電振動素子の発振出力を制御する集積回路素子及び電子部品素子とを取着させる工程Bと、前記マスター基板を各々の前記基板領域に形成された開口部が設けられている外周部及び対向する箇所の外周部はダイシング方法によって切断し、その他の外周部はブレイク方法によって割って分割し、複数個の圧電デバイスを同時に得る工程Cとを含むものである。
また、本発明の圧電デバイスの製造方法は、前記マスター基板の捨代領域には、前記開口部と連結されている樹脂塗布口が形成されていることを特徴とするものである。
更に本発明の圧電デバイスの製造方法は、前記マスター基板の開口部には、絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とするものである。
また更に本発明の圧電デバイスの製造方法は、前記マスター基板の捨代領域には、特性制御データ書込端子を形成することを特徴とするものである。
本発明の圧電デバイスによれば、発振用IC素子をマスター基板上に搭載した後でマスター基板を基板領域毎に分割するようにしたことから、製造工程中、マスター基板自体が発振用IC素子や水晶振動素子が収納されている容器体を搭載するためのキャリアとして機能することとなり、マスター基板の分割によって得られた個々の実装用基体をキャリアで保持するといった煩雑な作業が一切不要となる。これにより、圧電デバイスの生産性を向上させることができる。
しかも前記マスター基板を個片に分割する際に、ダイシング方法とブレイク方法を併用して用いることによって、ダイシングブレードの磨耗による損傷を最小限にするとともに、実装用基体のチッピングを防止することができ、圧電デバイスの生産性を向上させることが可能となる。
また本発明の圧電デバイスによれば、前記マスター基板の捨代領域には、前記開口部と連結されている樹脂塗布口が形成されていることにより、基板領域に形成する必要がない為、その占有面積を有効に利用できるので小型化することが可能となる。
更に本発明の圧電デバイスの製造方法によれば、前記マスター基板の開口部には、絶縁性樹脂が充填されていることにより、マスター基板に対する発振用IC素子の取着強度を向上させることができるとともに、発振用IC素子の回路形成面を良好に被覆し、回路形成面の電子回路が大気中の水分等によって腐食されるのを有効に防止することができる。以上のことから分割時の作業性の向上と、ダイシングブレードの磨耗による損傷の低減を効率良く行うことができ、ダイシング法により分割された短冊状の基板をブレイク法により個片にすることによって、分割タクトを上げることができるので、生産性の向上と歩留まり改善、製造コストを低減することができる。
また更に本発明の圧電デバイスの製造方法によれば、前記マスター基板の捨代領域には、特性制御データ書込端子を形成することにより、容器体等の存在しない母基板の下面側より温度補償データ書込装置のプローブ針を書込パッドに当てることができる。これにより、温度補償データ書込装置のプローブ針が容器体等と接触するというった不都合を有効に防止して、温度補償データの書込作業を簡便になすことが可能となる。
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の製造方法によって製作された圧電デバイスの分解斜視図、図2は図1の圧電デバイスの断面図であり、これらの図に示す圧電デバイスは、下面に外部端子10が設けられ、上面には、空間部が設けられており、空間部11を形成している壁部13の内、少なくとも1つに開口部12が形成されている。前記空間部内に発振用IC素子7が取着・搭載されている実装用基体6上に、水晶振動素子5が収容されている容器体1を載置・固定した構造を有している。
前記容器体1は、例えば、ガラス−セラミック、アルミナセラミックス等のセラミック材料から成る基板2と、42アロイやコバール,リン青銅等の金属から成るシールリング3と、シールリング3と同様の金属から成る蓋体4とから成り、前記基板2の上面にシールリング3を取着させ、その上面に蓋体4を載置・固定させることによって容器体1が構成され、シールリング3の内側に位置する基板2の上面に水晶振動素子5が実装される。
前記容器体1は、その内部、具体的には、基板2の上面とシールリング3の内面と蓋体4の下面とで囲まれる空間内に水晶振動素子5を収容して気密封止するためのものであり、基板2の上面には水晶振動素子5の振動電極に接続される一対の搭載パッド等が、基板2の下面には後述する実装用基体6上のスペーサ部材13に接続される複数個の接合電極がそれぞれ設けられ、これらのパッドや電極は基板表面の配線パターンや基板内部に埋設されているビアホール導体等を介して、対応するもの同士、相互に電気的に接続されている。
一方、前記容器体1の内部に収容される水晶振動素子5は、所定の結晶軸でカットした水晶片の両主面に一対の振動電極を被着・形成してなり、外部からの変動電圧が一対の振動電極を介して水晶片に印加されると、所定の周波数で厚みすべり振動を起こす。
ここで容器体1の蓋体4を容器体1の配線導体8や実装用基体6の配線導体9を介して後述するグランド端子用の外部端子10に接続させておけば、その使用時、金属から成る蓋体4が基準電位に接続されてシールド機能が付与されることとなるため、水晶振動素子5や発振用IC素子7を外部からの不要な電気的作用より良好に保護することができる。従って、容器体1の蓋体4は容器体1の配線導体8や実装用基体6の配線導体9を介してグランド端子用の外部端子10に接続させておくことが好ましい。
そして、上述した容器体1が取着される実装用基体6は概略矩形状を成しており、ガラス−セラミック、アルミナセラミックス等のセラミック材料から形成されている。
前記実装用基体6は、下面の四隅部に4つの外部端子10(電源電圧端子、グランド端子、発振出力端子、発振制御端子)が形成され、上面には、空間部11を形成する為の壁部13が設けられており、該壁部13の少なくとも1つには、開口部12が設けられている。そして、前記実装用基体6の下面に設けられている4つの外部端子10は、圧電デバイスをマザーボード等の外部配線基板に接続するための端子として機能するものであり、圧電デバイスを外部配線基板上に搭載する際、外部配線基板の回路配線と半田等の導電性接合材を介して電気的に接続されるようになっている。
また、前記実装用基体6の側面に設けられる複数個の書込制御端子は、実装用基体6の平行な2辺に沿って2個ずつ、前記2辺と平行な中心線に対して線対称に配置されている。このような書込制御端子の露出面に温度補償データ書込装置のプローブ針を側方より当て、温度補償データを発振用IC素子7内のメモリに入力することによって温度補償データの書き込み作業をやり直すことができる。
またこの場合、圧電デバイスの下面に書込制御端子等は存在していないため、温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載する際、両者の接合に用いられている半田等の導電性接合材が書込制御端子等に付着してショートを起こすといった不都合を発生することはなく、製品の取り扱いが簡便なものとなる。
更に、上述した実装用基体6の中央域には、複数個の電極パッドが設けられており、これら電極パッドに発振用IC素子7の接続パッドをAuバンプや半田、異方性導電接着材等の導電性接合材を介して電気的・機械的に接続させることによって発振用IC素子7が実装用基体6上の所定位置に取着される。
前記発振用IC素子7は、その回路形成面(下面)に、周囲の温度状態を検知する感温素子(サーミスタ)、水晶振動素子5の温度特性を補償する温度補償データを格納するメモリ、メモリ内の温度補償データに基づいて水晶振動素子5の振動特性を温度変化に応じて補正する温度補償回路、該温度補償回路に接続されて所定の発振出力を生成する発振回路等が設けられており、該発振回路で生成された発振出力は、外部に出力された後、例えば、クロック信号等の基準信号として利用される。
尚、上述した発振用IC素子7と実装用基体6との間にはエポキシ樹脂等から成る樹脂材15が介在されており、該樹脂材15の一部は、前記開口部12に充填されている。
これにより、実装用基体6に対する発振用IC素子7の取着強度が向上されるとともに、発振用IC素子7の回路形成面が樹脂材15によって良好に被覆され、回路形成面の電子回路が大気中の水分等によって腐食されるのを有効に防止することができる。
次に上述した圧電デバイスの製造方法について図3を用いて説明する。
ここで、図3(a)〜(d)は本発明の製造方法を説明するための斜視図である。
(工程A)
まず、図3(a)に示す如く、水晶振動素子5が収納されている容器体1と、マスター基板14とを準備する。
前記マスター基板14は、矩形状の基板領域Aと捨代領域Bとを相互に隣接させて複数個ずつ配置させてなり、その一主面側には、空間部11が設けられており、該空間部を形成する為の壁部13が形成されており、該壁部13の少なくとも1つには、開口部12が設けられている。
尚、図3は、4個の基板領域Aを2行×2列のマトリクス状に配置させた上、隣接する基板領域間A−Aに捨代領域Bを配置させた例について示したものである。
このようなマスター基板14は、上述した実装用基体6と同じ材料、即ち、ガラス−セラミック,アルミナセラミックス等のセラミック材料等によって形成されている。
尚、本実施形態においては、マスター基板14上の書込制御端子を各基板領域の側面に2個ずつ設け、且つこれら2個の書込制御端子を各基板領域Aの平行な2辺に沿って2個ずつ、前記2辺と平行な中心線に対して線対称に配置させるようにしている。
(工程B)
次に、マスター基板14の各基板領域A内で、書込制御端子の存在しない部位に温度補償データを格納するメモリを有した発振用IC素子7を搭載し、しかる後、図3(b)に示す如く各基板領域に水晶振動素子5が収容されている容器体1を取着させる。
前記IC素子7としては、先に述べたように、接合面に複数個の接続パッドを有した矩形状のフリップチップ型ICが用いられる。
前記IC素子7は、その接合面に設けられている複数個の接続パッドが、各基板領域A内の対応する電極パッドに半田等の導電性接合材を介して当接されるようにして、マスター基板14の一主面に形成されたか空間部が載置され、しかる後、前記導電性接合材を熱の印加等によって溶融させ、接合パッド及び電極パッドを導電性接合材を介して接合することによってIC素子7がマスター基板14上に取着・搭載される。
他方、前記容器体1は、先に述べたように、基板2とシールリング3と蓋体4とで構成されており、その内部には水晶振動素子5が収容されている。ここで容器体1の長さ寸法及び幅寸法は、例えば、基板領域Aの長さ寸法及び幅寸法に対しそれぞれ85%〜100%に設定される。
例えば、容器体1の基板2をセラミック材料により形成する場合は、セラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得たセラミックグリーンシートの表面等に配線導体8となる導体ペーストを所定パターンに印刷・塗布するとともに、これを複数枚積層してプレス成形した後、高温で焼成することによって基板2を製作し、得られた基板2の上面に水晶振動素子5を搭載する。このとき、水晶振動素子5の振動電極と基板上面の搭載パッドとは導電性接合材を介して電気的・機械的に接続される。そして、基板2の上面に、水晶振動素子5を囲繞するようにしてシールリング3を載置・固定し、かかるシールリング3の上面に蓋体4を従来周知の抵抗溶接等によって接合することにより容器体1が組み立てられる。
尚、シールリング3及び蓋体4は、従来周知の金属加工法を採用し、42アロイ等の金属を所定形状に成形することによって製作され、前記シールリング3は、基板2の上面に予め被着させておいた導体層にロウ付けすることによって基板2に固定される。また上述のように、シールリング3と蓋体4とを抵抗溶接によって接合する場合、シールリング3や蓋体4の表面には予めNiメッキ層やAuメッキ層等が被着される。
このような容器体1の下面には複数個の接合電極が設けられており、これらの接合電極をマスター基板14上の対応するに半田等の導電性接合材を介して当接させ、しかる後、前記導電性接合材を熱の印加等によって溶融させるとともに、接合電極を導電性接合材を介して接合することによって容器体1がマスター基板14上の各基板領域Aに取着・搭載される。
かかる工程Bにおいては、マスター基板14の基板領域AにIC素子7と容器体1とを取着・搭載することによって、IC素子7内の電子回路がマスター基板14の配線導体9や容器体1の配線導体8等を介して水晶振動素子5や外部端子等と電気的に接続され、また同時に、捨代領域Bの書き込みパッドとIC素子7とがマスター基板14の配線導体9を介して電気的に接続されることとなる。
(工程C)
そして最後に、図3(c)乃至(d)に示す如く、前記マスター基板14を各基板領域Aの外周に沿って切断することにより、各基板領域Aを捨代領域Bより切り離す。
前記マスター基板14の切断はダイサーを用いたダイシング等によって行なわれ、短冊状の基板領域を分割し、この後、ブレイク工程を経てマスター基板14が個々の基板領域毎に分割される。これにより、複数個の圧電デバイスが同時に得られる。
前記ブレイク工程では、図3(c)で示すように、ブレイク溝16を用いて分割する。
このようにして得られた圧電デバイスの側面には書込制御端子の切断面が露出されることから、この露出面を介して温度補償データを発振用IC素子7内のメモリに再入力することができる。従って、後の検査工程において温度補償データの書き込み不良が発見された場合であっても、温度補償データの書き込み作業をやり直すことができ、圧電デバイスの生産性を高く維持することが可能である。
また本実施形態においては、発振用IC素子7をマスター基板14上に搭載した後でマスター基板14を分割するようにしたことから、発振用IC素子7の搭載時、マスター基板自体がIC素子搭載用のキャリアとして機能することから、従来例の項で説明したようなIC素子搭載用のキャリアは不要であり、マスター基板14の分割によって得られた個々の個片をキャリアに搭載するといった煩雑な作業も一切不要となる。これによって温度補償型水晶発振器の生産性を高く維持することができる。
また上述した工程A〜Cにおいては、セラミック製のマスター基板14に貫通穴を開け、その内面に導体パターンを被着させるといった複雑な加工プロセスは一切不要であり、従来例の項で示した圧電デバイスに比し生産性を向上させることができる。
更にまた本実施形態においては、容器体1を加工性や封止性に優れたセラミック材料で形成し、マスター基板14を切断時の作業性や取り扱いの簡便性に優れた樹脂材料で形成しておくことにより、信頼性の高い圧電デバイスを極めて効率良く製作することができる。従って、前記容器体1をセラミック材料で形成し、前記マスター基板14を樹脂材料で形成しておくことが好ましい。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
また上述した実施形態においては、容器体1の蓋体4をシールリング3を介して基板2に接合させるようにしたが、これに代えて、基板2の上面に接合用のメタライズパターンを形成しておき、このメタライズパターンに対して蓋体4をダイレクトに溶接するようにしても構わない。
更に上述した実施形態においては、容器体1の基板上面に直接シールリング3を取着させるようにしたが、これに代えて、基板2の上面に基板2と同材質のセラミック材料等から成る枠体を一体的に取着させた上、該枠体の上面にシールリング3を取着させるようにしても構わない。また、上述した実施形態においては、シーム溶接で接合させたが、金錫(Au−Sn)等のろう材を封止材として用い、レーザ等による接合や熱圧着による接合によって、蓋体4を容器体1に接合し、気密封止するようにしても構わない。
また更に、上述した実施形態においては、マスター基板14の捨代領域に書込制御パッドが形成され、容器体1等の存在しないマスター基板14の他主面側より温度補償データ書込装置のプローブ針を書込パッドに当てることができるため、温度補償データ書込用のプローブ針が容器体1等と接触するというった不都合が有効に防止され、温度補償データの書込作業を簡便になすことができる。
本発明の製造方法によって製作した圧電デバイスの分解斜視図である。 図1の圧電デバイスの断面図である。 (a)乃至(d)は本発明の製造方法を説明するための斜視図である。 本発明の製造方法に用いるマスター基板を他主面側より見た斜視図である。 従来の圧電デバイスの分解斜視図である。
符号の説明
1・・・容器体
2・・・基板
3・・・シールリング
4・・・蓋体
5・・・水晶振動素子
6・・・実装用基体
7・・・発振用IC素子
8・・・容器体の配線導体
9・・・実装用基体の配線導体
10・・・外部端子
11・・・空間部
12・・・開口部
13・・・壁部
14・・・マスター基板
15・・・樹脂材
16・・・ブレイク溝
A・・・基板領域
B・・・捨代領域

Claims (4)

  1. 矩形状の基板領域の表主面には、空間部が設けられており、前記空間部の少なくとも1つの側面には開口部を形成し、捨代領域を外周に形成した該基板領域が複数個マトリックスに配列されて一体に構成されているマスター基板を形成する工程Aと、
    前記基板領域に圧電振動素子が収容されている容器体と前記圧電振動素子の発振出力を制御する集積回路素子及び電子部品素子とを取着させる工程Bと、
    前記マスター基板を各々の前記基板領域に形成された開口部が設けられている外周部及び対向する箇所の外周部はダイシング方法によって切断し、その他の外周部はブレイク方法によって割って分割し、複数個の圧電デバイスを同時に得る工程Cとを含む圧電デバイスの製造方法。
  2. 前記マスター基板の捨代領域には、前記開口部と連結されている樹脂塗布口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧電デバイスの製造方法。
  3. 前記マスター基板の開口部には、絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1記載の圧電デバイスの製造方法。
  4. 前記マスター基板の捨代領域には、書込制御パッドを形成することを特徴とする請求項1記載の圧電デバイスの製造方法。
JP2005131560A 2005-04-28 2005-04-28 圧電デバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP4585908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131560A JP4585908B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 圧電デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131560A JP4585908B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 圧電デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006311231A JP2006311231A (ja) 2006-11-09
JP4585908B2 true JP4585908B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=37477592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005131560A Expired - Fee Related JP4585908B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 圧電デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585908B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5262348B2 (ja) * 2008-06-27 2013-08-14 株式会社大真空 ベース集合体およびベース集合体を用いた圧電デバイスの製造方法
JP5262347B2 (ja) * 2008-06-27 2013-08-14 株式会社大真空 ベース集合体およびベース集合体を用いた圧電デバイスの製造方法
JP6004168B2 (ja) * 2012-07-04 2016-10-05 株式会社大真空 圧電振動片の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696992A (ja) * 1992-07-27 1994-04-08 Murata Mfg Co Ltd 積層電子部品、その製造方法およびその特性測定方法
JPH07154183A (ja) * 1993-11-25 1995-06-16 Citizen Watch Co Ltd パッケージおよびその製造方法
JPH1064936A (ja) * 1996-05-07 1998-03-06 Lsi Logic Corp 集積回路をアンダーフィルするレゼルボワール
JP2004048600A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装水晶発振器
JP2004056512A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型圧電発振器及びその製造方法
JP2004129089A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型圧電発振器、その製造方法、及びシート状基板母材
JP2004343681A (ja) * 2003-04-24 2004-12-02 Kyocera Corp 温度補償型水晶発振器の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0696992A (ja) * 1992-07-27 1994-04-08 Murata Mfg Co Ltd 積層電子部品、その製造方法およびその特性測定方法
JPH07154183A (ja) * 1993-11-25 1995-06-16 Citizen Watch Co Ltd パッケージおよびその製造方法
JPH1064936A (ja) * 1996-05-07 1998-03-06 Lsi Logic Corp 集積回路をアンダーフィルするレゼルボワール
JP2004048600A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装水晶発振器
JP2004056512A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型圧電発振器及びその製造方法
JP2004129089A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Toyo Commun Equip Co Ltd 表面実装型圧電発振器、その製造方法、及びシート状基板母材
JP2004343681A (ja) * 2003-04-24 2004-12-02 Kyocera Corp 温度補償型水晶発振器の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006311231A (ja) 2006-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006279872A (ja) 圧電振動子及びその製造方法並びにその圧電振動子を用いた圧電発振器の製造方法
JP2007060593A (ja) 圧電デバイス及びその製造方法
JP4724519B2 (ja) 圧電発振器
JP4585908B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法
JP2005244639A (ja) 温度補償型水晶発振器
JP4724518B2 (ja) 圧電発振器
JP4167557B2 (ja) 圧電発振器の製造方法
JP4380419B2 (ja) 電子装置の製造方法
JP4472445B2 (ja) 圧電発振器の製造方法
JP2005268257A (ja) 電子部品収納用パッケージおよび電子装置
JP4384567B2 (ja) 温度補償型水晶発振器の製造方法
JP4549158B2 (ja) 水晶発振器の製造方法
JP2008035486A (ja) 電子部品の製造方法
JP5005336B2 (ja) 圧電発振器の製造方法
JP4960080B2 (ja) 圧電発振器及びその製造方法
JP4113465B2 (ja) 温度補償型水晶発振器の製造方法
JP4113459B2 (ja) 温度補償型水晶発振器の製造方法
JP2006129303A (ja) 圧電発振器の製造方法
JP4594139B2 (ja) 温度補償型水晶発振器の製造方法
JP4472479B2 (ja) 圧電発振器、及びその製造方法
JP2006101241A (ja) 圧電発振器、及びその製造方法
JP2007097040A (ja) 圧電振動子及び圧電発振器
JP2006129188A (ja) 水晶発振器
JP2007300417A (ja) 圧電発振器
JP4113460B2 (ja) 温度補償型水晶発振器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4585908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees