JP2004343681A - 温度補償型水晶発振器の製造方法 - Google Patents

温度補償型水晶発振器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り扱いが簡便で、かつ、生産性にも優れた小型の温度補償型水晶発振器を得ることができる温度補償型水晶発振器の製造方法を提供する。
【解決手段】IC素子搭載部を有する基板領域と書込制御端子を有する捨代領域とを有した母基板を準備する工程Aと、前記母基板の各基板領域に、水晶振動素子が収容されている容器体とIC素子とを取着させる工程Bと、前記書込制御端子を介して各基板領域内のIC素子に温度補償データを入力する工程Cと、前記母基板を各基板領域の外周に沿って切断することにより、各基板領域を捨代領域より切り離す工程Dとによって温度補償型水晶発振器を製造する。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯用通信機器等の電子機器に用いられる温度補償型水晶発振器の製造方法に関するものである。
従来より、携帯用通信機器等の電子機器に温度補償型水晶発振器が用いられている。
かかる従来の温度補償型水晶発振器としては、例えば図9に示す如く、下面に複数個の外部端子22が被着されている枠状基体21の上面に、内部に水晶振動素子24が収容されている容器体23を取着させるとともに、前記枠状基体21の内壁面と容器体23の下面とで囲まれるキャビティ部25に前記水晶振動素子24の振動に基づいて発振出力を制御するIC素子26やコンデンサ等の電子部品素子27を配設し、これらのIC素子26や電子部品素子27を前記容器体23の下面に搭載した構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
尚、このような容器体23の基板や上述した枠状基体21は、通常、ガラス−セラミック等のセラミック材料によって一体的に形成されており、その内部及び表面には配線導体が形成され、従来周知のセラミックグリーンシート積層法等を採用することによって製作されている。
また、前記IC素子26の内部には、水晶振動素子24の温度特性に応じて作成された温度補償データに基づいて水晶発振器の発振出力を補正するための温度補償回路が設けられており、温度補償型水晶発振器を組み立てた後、上述の温度補償データをIC素子26のメモリ内に格納するために、枠状基体21の下面や外側面等に温度補償データ書込用の書込制御端子(図示せず)を設けておくのが一般的であった。
特開2000―151283号公報(図2、図5)
しかしながら、上述した従来の温度補償型水晶発振器においては、枠状基体21の下面や外側面等に温度補償データを書き込むための書込制御端子が設けられており、これらの書込制御端子を配置させておくための広いスペースが枠状基体2の表面に必要となることから、その分、枠状基体21の面積が面方向もしくは厚み方向に大きくなり、全体構造の小型化に供しないという不都合があることに加え、温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載する際に両者の接合に用いられている導電性接合材の一部が書込制御端子に付着して温度補償型水晶発振器の外部端子との間でショートを招く恐れがあった。
また、上述の書込制御端子が枠状基体21の外側面に配置させてある場合は、枠状基体21の製作に用いられるセラミック製の母基板に貫通穴が開けられ、その内面に電極パターンを被着させる等の複雑な加工プロセスが必要となり、それによって生産性の低下を招く上に、枠状基体21の外側面に設けられている書込制御端子に書込装置のプローブ針を直接当てて書込作業を行うことが極めて困難であることから、個々の温度補償型水晶発振器を温度補償データ書込用のソケットに装着する等して温度補償データを書き込まなければならず、その場合、ソケット等の製造設備が別途、必要になるとともに、個々の温度補償型水晶発振器をソケットに装着する等の煩雑な工程が必要となり、製造プロセスが複雑化する欠点を有していた。
更に上述した従来の温度補償型水晶発振器においては、通常、容器体23と枠状基体21だけを“複数個取り”の手法によって製作し、分割後に得られた個々の個片に水晶振動素子24やIC素子26を個別に搭載することによって製品を組み立てるようにしており、この場合、個々の個片をキャリアに搭載して保持した状態でIC素子26等の搭載作業を行なう必要がある。それ故、キャリア等の製造設備が増え、これによっても製造プロセスが複雑化する欠点を有していた。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は、取り扱いが簡便で、かつ、生産性にも優れた小型の温度補償型水晶発振器を得ることができる温度補償型水晶発振器の製造方法を提供することにある。
本発明の温度補償型水晶発振器の製造方法は、IC素子搭載部を有する基板領域と書込制御端子を有する捨代領域とを相互に隣接させて複数個ずつ配置させてなる母基板を準備する工程Aと、前記母基板の各基板領域に、水晶振動素子が収容されている容器体と前記水晶振動素子の温度特性を補償する温度補償データに基づいて発振出力を制御するIC素子とを取着させる工程Bと、前記書込制御端子を介して各基板領域内のIC素子に温度補償データを入力し、IC素子内のメモリに温度補償データを格納する工程Cと、前記母基板を各基板領域の外周に沿って切断することにより、各基板領域を捨代領域より切り離すとともに、前記基板領域と1対1に対応した実装用基体に前記IC素子と前記容器体とを取着させてなる複数個の温度補償型水晶発振器を同時に得る工程Dと、を含むことを特徴とするものである。
また本発明の温度補償型水晶発振器の製造方法は、前記母基板が樹脂材料から成り、前記容器体がセラミック材料から成ることを特徴とするものである。
更に本発明の温度補償型水晶発振器の製造方法は、前記母基板、前記容器体の少なくとも一方に前記IC素子を収容するための凹部が設けられていることを特徴とするものである。
また更に本発明の温度補償型水晶発振器の製造方法は、前記工程Bにおいて前記母基板の基板領域に前記IC素子及び前記容器体を取着させることによって、前記捨代領域の書込制御端子と前記IC素子とが容器体の配線導体を介して電気的に接続されることを特徴とするものである。
本発明によれば、温度補償データをIC素子に書き込むのに使用される書込制御端子を母基板の捨代領域に設けておき、温度補償データの書き込みを完了した後で子基板(実装用基体)より切り離すようにしたことから、実装用基体に書込制御端子を配置させるための広いスペースを設けておく必要がなく、温度補償型水晶発振器の全体構造を小型化することができる。
しかもこの場合、温度補償型水晶発振器の製造プロセスは比較的簡素となる上に、個々の温度補償型水晶発振器に温度補償データを書き込むためのソケット等の設備は一切不要であり、これによって温度補償型水晶発振器の生産性を高く維持することもできる。
また本発明の製造方法によって得られる温度補償型水晶発振器には、上述した如く書込制御端子が存在していないことから、温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載する際、両者の接合に用いられている導電性接合材の一部が書込制御端子に付着してショートを起こすといった不都合を発生することもなく、製品の取扱いを簡便になすことができる。
更に本発明によれば、前記母基板はIC素子を搭載した後で基板領域毎に分割されるようになっており、その製造工程中、母基板自体がIC素子搭載用のキャリアとして機能するようになっていることから、従来例の項で説明したようなIC素子搭載用のキャリアは不要であり、母基板の分割によって得られた個々の子基板をキャリアに搭載するといった煩雑な作業も一切不要となる。これによっても、温度補償型水晶発振器の生産性が向上されるようになる。
また更に本発明によれば、容器体を加工性や封止性に優れたセラミック材料で形成し、母基板を切断時の作業性や取扱いの簡便性に優れた樹脂材料で形成することにより、信頼性の高い温度補償型水晶発振器を極めて効率良く製作することができる。
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の製造方法によって製作された温度補償型水晶発振器の斜視図、図2は図1の温度補償型水晶発振器の断面図、図3は図1の温度補償型水晶発振器を下方より見た平面図であり、これらの図に示す温度補償型水晶発振器は、内部に水晶振動素子5を収容した容器体1を、下面に外部端子9bが設けられた一対の脚部6a,6bを有した実装用基体6上に載置・固定させるとともに、一対の脚部6a,6b間に位置する実装用基体6の下面にIC素子7を取着・搭載した構造を有している。
前記容器体1は、例えば、ガラス−セラミック、アルミナセラミックス等のセラミック材料から成る基板2と、42アロイやコバール,リン青銅等の金属から成るシールリング3と、シールリング3と同様の金属から成る蓋体4とから成り、前記基板2の上面にシールリング3を取着させ、その上面に蓋体4を載置・固定させることによって容器体1が構成され、シールリング3の内側に位置する基板2の上面に水晶振動素子5が実装される。
前記容器体1は、その内部、具体的には、基板2の上面とシールリング3の内面と蓋体4の下面とで囲まれる空間内に水晶振動素子5を収容して気密封止するためのものであり、基板2の上面には水晶振動素子5の振動電極に接続される一対の搭載パッド8a等が、基板2の下面には後述する実装用基体6の接合電極9aに接続される複数個の接合電極8b(以下、第1接合電極という。)がそれぞれ設けられ、これらのパッドは基板表面の配線パターンや基板内部に埋設されているビアホール導体等によって、対応するパッド同士、相互に電気的に接続されている。
一方、前記容器体1の内部に収容される水晶振動素子5は、所定の結晶軸でカットした水晶片の両主面に一対の振動電極を被着・形成してなり、外部からの変動電圧が一対の振動電極を介して水晶片に印加されると、所定の周波数で厚みすべり振動を起こす。
ここで容器体1の金属製蓋体4を容器体1の配線導体8や実装用基体6の配線導体9を介して後述するグランド端子用の外部端子9bに接続させておけば、その使用時、蓋体4がアースされることによりシールド機能が付与されることとなるため、水晶振動素子5や後述するIC素子7を外部からの不要な電気的作用より良好に保護することができる。従って、容器体1の金属製蓋体4は容器体1の配線導体8や実装用基体6の配線導体9を介してグランド端子用の外部端子9bに接続させておくことが好ましい。
そして、上述した容器体1が上面に載置・固定される実装用基体6は概略矩形状を成しており、その下面には平行に配された一対の辺に沿って一対の脚部6a,6bが立設されている。
前記実装用基体6は、ガラス布基材エポキシ樹脂やポリカーボネイト,エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂等の樹脂材料やガラス−セラミック,アルミナセラミックス等のセラミック材料等によって断面凹状をなすように形成され、その上面には容器体下面の対応する第1接合電極8bに電気的に接続される複数個の接合電極9a(以下、第2接合電極という。)が、また脚部6a,6bの下面には4つの外部端子9b(電源電圧端子、グランド端子、発振出力端子、発振制御端子)が2個の脚部6a,6bに分かれて2個ずつ設けられている。
このような第2接合電極9bと外部端子9aとは実装用基体6の端面等に設けられた溝部内面の導体膜等を介して電気的に接続され、上述した4個の外部端子9bは、表面実装型圧電発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載する際、外部電気回路の回路配線と電気的に接続されるようになっている。
ここで、4個の外部端子9bのうち、グランド端子と発振出力端子を一方の脚部6aに、電源電圧端子と発振制御端子を他方の脚部6bに設けておくようにすれば、発振出力端子がグランド電位に接続されるグランド端子に近接して配置されることから、発振出力端子より出力される発振信号にノイズが干渉するのを有効に防止することができる。従って、グランド端子と発振出力端子は共通の脚部に隣接させて設けておくことが好ましい。
また一方、上述した実装用基体6の下面には、一対の脚部6a,6b間の領域に複数個の電極パッド9cが被着・形成されており、これら電極パッド9cの形成領域、即ち、一対の脚部6a,6b間に位置する実装用基体6の下面には、矩形状に形成されたフリップチップ型のIC素子7が搭載されている。
前記IC素子7は、その回路形成面に、周囲の温度状態を検知する感温素子(サーミスタ)、水晶振動素子5の温度特性を補償する温度補償データを有し、該温度補償データに基づいて前記水晶振動素子5の振動特性を温度変化に応じて補正する温度補償回路、該温度補償回路に接続されて所定の発振出力を生成する発振回路等が設けられており、該発振回路で生成された発振出力は、外部に出力された後、例えば、クロック信号等の基準信号として利用される。
また前記IC素子7の上面には、実装用基体6の電極パッド9cと1対1に対応する複数個の接続パッド7aが設けられており、これらの接続パッド7aを対応する電極パッド9cに半田や金バンプ等の導電性接合材11を介して個々に接合させることによってIC素子7が実装用基体6に取着され、これによってIC素子7内の電子回路が容器体1の配線導体8や実装用基体6の配線導体9等を介して水晶振動素子5や外部端子9b等に電気的に接続される。
そして前記IC素子7は、4個の側面のうち平行に配置されている2個の側面が、その全面にわたり、上述した脚部6a,6bの側面に対向して近接配置されており、この2個の側面と直交する残りの2個の側面を一対の脚部6a,6bの端面間より露出させている。ここで、前記IC素子7の側面と前記脚部6a,6bの側面との間にできる間隙の幅は、例えば、10μm〜500μmに設定される。
また前記IC素子7の露出側面は、実装用基体6の外周部よりも若干内側、例えば、容器体1の外周より1μm〜500μmだけ内側に、実装用基体6の外周部に沿って配されている。
このように、前記IC素子7の露出側面と直交する方向に係る実装用基体6の幅寸法はIC素子7の一辺の長さと略等しくなるよう設計され、またIC素子7の露出側面と平行な方向に係る実装用基体6の幅寸法はIC素子7の一辺の長さと脚部6a,6bの幅との和に略等しくなるよう設計されるため、温度補償型水晶発振器の全体構造を縦・横いずれの方向にも小型に構成することができる。
しかもこの場合、IC素子7の2個の露出側面は一対の脚部6a,6bに遮られることなく露出させてあり、IC素子7と実装用基体6との接合部が直視できるようになっているため、製品の検査等に際してIC素子7の接合状態を目視等によって容易に確認することができ、これによって温度補償型水晶発振器の生産性を向上させることが可能となる。
また上述した温度補償型水晶発振器は、平行に配されているIC素子7の2個の側面を一対の脚部6a,6bの側面間より露出させるようにしたことで、IC素子7の搭載領域がその両端部で外部に開放された形となっている。このため、IC素子7を実装用基体6に半田接合する場合のフラックス洗浄工程や、完成した温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載した後に行なわれる洗浄工程等においてIC素子7の表面や実装用基体6の下面に対して洗浄液を接触させる場合であっても、一対の脚部6a,6b間の領域への洗浄液の流入、及び流出は上述した搭載領域両側の開放端を介して極めてスムーズ、かつ良好になされるようになり、IC素子7の搭載領域に洗浄液が残留してしまうのを有効に防止して、上述の洗浄工程を効率良く行うことができる利点もある。
次に上述した温度補償型水晶発振器の製造方法について図4乃至図6を用いて説明する。
ここで、図4(a)〜(e)は本発明の製造方法を説明するための断面図、図5(a)は本発明の製造方法に用いられる母基板を一主面側より見た斜視図、図5(b)は母基板を他主面側より見た斜視図、図6(a)は母基板を一主面側より見た拡大平面図、図6(b)は母基板を他主面側より見た拡大平面図である。尚、図4においては容器体1や一対の脚部6a,6b等に設けられる配線導体を省略して示すものとする。
(工程A)
まず、図4(a)に示す如く、IC素子搭載部を有する基板領域Aと、複数個の書込制御端子17を有する捨代領域Bとを相互に隣接させて、これらをマトリクス状に複数個ずつ配置したさせてなる母基板15を準備する(図5及び図6参照)。尚、図6(a)(b)において斜線を付した領域が基板領域Aであり、斜線を付していない領域が捨代領域Bである。
このような母基板15は、上述した実装用基体6と同じ材料、即ち、ガラス布基材エポキシ樹脂やポリカーボネイト,エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂等の樹脂材料やガラス−セラミック,アルミナセラミックス等のセラミック材料等によって形成されており、例えば、ガラス布基材エポキシ樹脂で形成する場合、ガラス糸を編み込んで形成したガラス布基材にエポキシ樹脂の液状前駆体を含浸させるとともに、該前駆体を高温で重合させることによってベースが形成され、その表面に銅箔等の金属箔を貼着し、これを従来周知のフォトエッチング等を採用し、所定パターンに加工することによって書込制御端子17や第2接合電極9a,外部端子9b等を含む所定の配線パターンが形成される。
このような母基板15の一主面側には、基板領域Aに複数個の第2接合電極9aが設けられ、また他主面側には、基板領域AにIC素子7を収容するための矩形状の凹部16と該凹部16の両側に複数個の外部端子9bが設けられ、捨代領域Bに複数個の書込制御端子17が設けられている。尚、前記凹部16は、その底面にIC素子7の接続パッド7aに電気的に接続される複数個の電極パッド9cを有しており、基板領域Aを縦断するように形成される。
また、この実施形態においては、4個の外部端子9bを母基板15の他主面側で間に凹部16を挟んで2列状に配設させており、このような外部端子9bの配列に沿って捨代領域Bの書込制御端子17も2列状に配列している。
(工程B)
次に、図4(b)に示す如く、前記母基板15の各基板領域Aに、水晶振動素子5が収容されている容器体1を取着させ、しかる後、図4(c)に示す如く、前記母基板15を上下に裏返し、凹部16の内部にIC素子7を取着させる。
前記容器体1は、先に述べたように、基板2とシールリング3と蓋体4とで構成されており、その内部に水晶振動素子5を収容させている。
例えば、基板2をセラミック材料により形成する場合は、セラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得たセラミックグリーンシートの表面等に配線導体8となる導体ペーストを所定パターンに印刷・塗布するとともに、これを複数枚積層してプレス成形した後、高温で焼成することによって基板2を製作し、得られた基板2の上面に水晶振動素子5を搭載する。このとき、水晶振動素子5の振動電極と基板上面の搭載パッド8aとは導電性接合材10を介して電気的・機械的に接続される。そして、基板2の上面に、水晶振動素子5を囲繞するようにしてシールリング3を載置・固定し、かかるシールリング3の上面に蓋体4を従来周知の抵抗溶接等によって接合することにより容器体1が組み立てられる。
尚、シールリング3及び蓋体4は、従来周知の金属加工法を採用し、42アロイ等の金属を所定形状に成形することによって製作され、前記シールリング3は、基板2の上面に予め被着させておいた導体層にロウ付けすることによって基板2に固定される。また上述のように、シールリング3と蓋体4とを抵抗溶接によって接合する場合、シールリング3や蓋体4の表面には予めNiメッキ層やAuメッキ層等が被着される。
このような容器体1の下面には複数個の第1接合電極8bが設けられており、これらの第1接合電極8bを母基板15の対応する第2接合電極9aに半田等の導電性接合材11を介して当接させ、しかる後、前記導電性接合材11を熱の印加等によって溶融させ、第1接合電極8b及び第2接合電極9aを導電性接合材11を介して接合することによって容器体1が母基板15上に取着・搭載される。
また一方、前記IC素子7としては、先に述べたように、接合面に複数個の接続パッド7aを有した矩形状のフリップチップ型ICが用いられる。
前記IC素子7は、その接合面に設けられている複数個の接続パッド7aが、母基板15の他主面側で凹部16の底面に設けられた複数個の電極パッド9cのうち対応する電極パッド9cに半田等の導電性接合材11を介して当接されるようにして凹部16の底面に載置され、しかる後、前記導電性接合材11を熱の印加等によって溶融させ、接合パッド7a及び電極パッド9cを導電性接合材11を介して接合することによってIC素子7が母基板15上に取着・搭載される。
かかる工程Bにおいては、母基板15の基板領域Aに容器体1とIC素子7とを取着・搭載することによって、IC素子7内の電子回路が母基板15の配線導体9や容器体1の配線導体8等を介して水晶振動素子5や外部端子9b等と電気的に接続され、また同時に、捨代領域Bの書込制御端子17とIC素子7とが母基板15の配線導体9を介して電気的に接続されることとなる。
(工程C)
次に、図4(d)に示す如く、母基板15の捨代領域Bに設けた複数個の書込制御端子17を介して各基板領域A内のIC素子7に温度補償データを入力し、IC素子7内のメモリに温度補償データを格納する。
このような温度補償データの書込作業は、温度補償データ書込装置のプローブ針20を書込制御端子17に当てて、水晶振動素子5の温度特性に応じて作成された温度補償データをIC素子7の温度補償回路内に設けられているメモリに入力し、これを記憶させることによって行なわれる。尚、ここでIC素子7に書き込まれる温度補償データは、水晶振動素子毎の温度特性バラツキを補正するためのものであり、その温度補償型水晶発振器に使用される水晶振動素子5の温度特性を事前に測定しておくことにより得られるものである。
このようにして温度補償データを書き込む場合、個々の温度補償型水晶発振器を保持するための温度補償データ書込用のソケット等は一切不要であり、これによって温度補償型水晶発振器の生産性を向上させることができる。
(工程D)
そして最後に、図4(e)に示す如く、前記母基板15を各基板領域Aの外周に沿って切断することにより、各基板領域Aを捨代領域Bより切り離す。
前記母基板15の切断はダイサー19を用いたダイシング等によって行なわれ、かかる切断工程を経て母基板15が個々の基板領域毎に分割される。これにより、基板領域Aと1対1に対応した実装用基体6にIC素子7と容器体1とを取着させてなる複数個の温度補償型水晶発振器が同時に得られる。
このとき、前記母基板15はIC素子7を搭載した後で分割されるようになっており、IC素子7の搭載時、母基板自体がIC素子搭載用のキャリアとして機能することから、従来例の項で説明したようなIC素子搭載用のキャリアは不要であり、母基板15の分割によって得られた個々の子基板をキャリアに搭載するといった煩雑な作業も一切不要となる。これによっても、温度補償型水晶発振器の生産性が向上されるようになる。
そして、上述した製造工程においては、書込制御端子17を母基板15の捨代領域Bに設けておき、温度補償データの書き込みを完了した後で個々の基板領域A(実装用基体6)より切り離すようにしたことから、実装用基体6に書込制御端子17を配置させるための広いスペースは不要となり、温度補償型水晶発振器の全体構造を小型化することができる。
また、上述の工程A〜Dを経て得られる温度補償型水晶発振器には、書込制御端子17が存在していないことから、温度補償型水晶発振器をマザーボード等の外部電気回路に搭載する際、両者の接合に用いられている導電性接合材の一部が書込制御端子に付着してショートを起こすといった不都合を発生することもなく、製品の取扱いを簡便になすことができる。
更に本実施形態においては、容器体1を加工性や封止性に優れたセラミック材料で形成し、母基板15を切断時の作業性や取扱いの簡便性に優れた樹脂材料で形成しておくことにより、信頼性の高い温度補償型水晶発振器を極めて効率良く製作することができる。従って、前記容器体1をセラミック材料で形成し、前記母基板15を樹脂材料で形成しておくことが好ましい。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、工程B中、容器体1を母基板15に取着した後でIC素子7を母基板15に搭載するようにしたが、これに代えて、IC素子7を母基板15に取着させた後で容器体1を母基板15に取着させるようにしても構わない。
また上述した実施形態においては、捨代領域Bの書込制御端子17を外部端子9bの形成面と同じ母基板15の他主面に設けるようにしたが、これに代えて、書込制御端子17を第2接合電極9aの形成面と同じ母基板15の一主面側に設けるようにしても構わない。
更に上述した実施形態においては、捨代領域Bの書込制御端子17を外部端子9bの配列に沿って平行に配置させるようにしたが、これに代えて、捨代領域Bの書込制御端子17を外部端子9bの配列と直交する方向に配置させるようにしても構わない。
また更に上述した実施形態においては、母基板15の他主面側(実装用基体6の下面側)に凹部16を設け、該凹部16内にIC素子7を搭載・収容するようにしたが、これに代えて、図7(a)に示す如く、母基板15´の一主面側(実装用基体6の上面側)に凹部を設けるとともに、該凹部内にIC素子7を搭載・収容させ、その上から容器体1´で凹部を塞ぐようにしても良いし、或いは、図7(b)に示す如く、平坦面をなすように形成された母基板15”の一主面側(実装用基体6の上面側)にIC素子7を搭載し、このような母基板15”上に、前記IC素子7を内部に収容するための凹部を下面に有した容器体1”を載置・固定するようにしても良い。
更にまた上述した実施形態においては、母基板15より切り出される実装用基体6の側面よりIC素子7の側面を露出させるようにしたが、これに代えて、実装用基体6の脚部を実装用基体6の外周に沿った枠状体に成して、IC素子7の側面が実装用基体6の側面より露出しないようにしても良いし、各脚部6a,6bをそれぞれ2個に分断して得た4個の脚部を用いたり、或いは、脚部6a,6bのうち一方のみを2つに分断して得た3個の脚部を用いるようにしても良い。
また更に上述した実施形態において、母基板15と容器体1、母基板15とIC素子7を異方性導電接着材を介して取着させるようにしても良く、この場合、母基板15と容器体1との電気的接続及び機械的接続、母基板15とIC素子7との電気的接続及び機械的接続が異方性導電接着材によって一括的になされることから、温度補償型水晶発振器の組み立て作業を大幅に簡略化することができる利点がある。
更にまた上述した実施形態において、IC素子7と実装用基体6の下面との間にできる隙間等に樹脂材を充填・形成し、該樹脂材で対向するパッド同士を接合する導電性接合材11を被覆するようになしておいても良く、その場合、IC素子7の回路形成面を樹脂材でもって良好に保護することができるとともに、実装用基体6に対するIC素子7の取着強度を補強することができるようになり、これによって温度補償型水晶発振器の信頼性を向上させることが可能となる。
また更に上述した実施形態においては、容器体1の蓋体4をシールリング3を介して基板2に接合させるようにしたが、これに代えて、基板2の上面に接合用のメタライズパターンを形成しておき、このメタライズパターンに対して蓋体4をダイレクトに溶接するようにしても構わない。
更にまた上述した実施形態においては、容器体1の基板上面に直接シールリング3を取着させるようにしたが、これに代えて、基板2の上面に基板2と同材質のセラミック材料等から成る枠体を一体的に取着させた上、該枠体の上面にシールリング3を取着させるようにしても構わない。
また更に上述した実施形態においては、容器体1は、実装用基体6上に載置・固定させる時、予め内部に水晶振動素子5を気密封止してあるものを用いているが、これに代えて、水晶振動素子の気密封止を、上述した実施形態の工程Bの際、水晶振動素子が収容されている容器体を母基板の各基板領域に取着させたときに、IC素子と同時に気密封止されるような構造にしても構わない。このような温度補償型水晶発振器は、容器体81と実装用基体86との間に形成される空間120内で、容器体81側に水晶振動素子85が搭載され、また実装用基体86側にIC素子87が搭載された構造となる。かかる構成であれば、IC素子にベアチップのように封止工程を必要とする場合であっても、IC素子の封止を、水晶振動素子の封止工程の際に同時に行えるので工程数を削減することが可能となる。
このような温度補償型水晶発振器の製造方法について図8を用いて説明するに、先ず、図8(a)に示す如く、IC素子87が搭載された基板領域Aと、複数個の書込制御端子117を有する捨代領域Bとを相互に隣接させて、これらをマトリクス状に複数個ずつ配置させて成る母基板115を準備する。
このような母基板115は、上述した実施形態の母基板と同じものを用いても構わないが、本実施形態においては、IC素子87の搭載部に凹部を設ける必要はない。
次に、凹部116に水晶振動素子85が収容された容器体81を、凹部116の開口部を下に向けて母基板115の基板領域Aに取着させる。
このとき、図8(b)に示す如く、水晶振動素子85及びIC素子87は、容器体81の凹部と母基板115の基板領域Aとの間に形成される空間120内に、封止材83によって気密封止される。また、容器体81と母基板115は、容器体81の下面に形成された第1接合電極88と母基板115の基板領域Aの上面に形成された第2接合電極89とを導電性接合剤111を介して接合することにより、電気的に接続される。
そして、母基板115の捨代領域Bに設けた複数個の書込制御端子17を介して基板領域A内のIC素子87に温度補償データを入力することによりIC素子87内のメモリに温度補償データを格納し、しかる後、図8(c)に示す如く、母基板115を各基板領域Aの外周に沿って切断することにより、各基板領域Aは、捨代領域Bより切り離されて実装用基体86と成す。
このような他の実施形態においては、実装用基体86上にIC素子87を、容器体81の内部に水晶振動素子85を搭載するようにしたが、これに代えて、IC素子と水晶振動素子の搭載場所を入れ替えても良く、また、両素子を実装用基体86若しくは容器体81内部のうちいずれか一方の同一面内に並べて載置・固定するようにしても構わない。
本発明の製造方法によって製作した温度補償型水晶発振器の斜視図である。 図1の温度補償型水晶発振器の断面図である。 図1の温度補償型水晶発振器を下方より見た平面図である。 (a)乃至(e)は本発明の製造方法を説明するための断面図である。 (a)は本発明の製造方法に用いられる母基板を一主面側より見た斜視図、(b)は(a)の母基板を他主面側より見た斜視図である。 (a)は図5に示す母基板を一主面側より見た拡大平面図、(b)は図5に示す母基板を他主面側より見た拡大平面図である。 (a)及び(b)は本発明の他の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。 (a)乃至(c)は本発明の他の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。 (a)は従来の温度補償型水晶発振器の断面図、(b)は(a)の温度補償型水晶発振器を下方より見た平面図である。
符号の説明
1,1´,1”・・・容器体
2・・・基板
3・・・シールリング
4・・・蓋体
5・・・水晶振動素子
6・・・実装用基体
6a,6b・・・実装用基体(一対の脚部)
7・・・IC素子
7a・・・接続パッド
8・・・容器体の配線導体
8a・・・搭載パッド
8b・・・第1接合電極
9・・・実装用基体の配線導体
9a・・・第2接合電極
9b・・・外部端子
9c・・・電極パッド
10、11・・・導電性接合材
15,15´,15”・・・母基板
16・・・凹部
17・・・書込制御端子
19・・・ダイサー
20・・・書込装置のプローブ針
A・・・基板領域
B・・・捨代領域

Claims (4)

  1. IC素子搭載部を有する基板領域と書込制御端子を有する捨代領域とを相互に隣接させて複数個ずつ配置させてなる母基板を準備する工程Aと、
    前記母基板の各基板領域に、水晶振動素子が収容されている容器体と前記水晶振動素子の温度特性を補償する温度補償データに基づいて発振出力を制御するIC素子とを取着させる工程Bと、
    前記書込制御端子を介して各基板領域内のIC素子に温度補償データを入力し、IC素子内のメモリに温度補償データを格納する工程Cと、
    前記母基板を各基板領域の外周に沿って切断することにより、各基板領域を捨代領域より切り離すとともに、前記基板領域と1対1に対応した実装用基体に前記IC素子と前記容器体とを取着させてなる複数個の温度補償型水晶発振器を同時に得る工程Dと、を含む温度補償型水晶発振器の製造方法。
  2. 前記母基板が樹脂材料から成り、前記容器体がセラミック材料から成ることを特徴とする請求項1に記載の温度補償型水晶発振器の製造方法。
  3. 前記母基板、前記容器体の少なくとも一方に前記IC素子を収容するための凹部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温度補償型水晶発振器の製造方法。
  4. 前記工程Bにおいて前記母基板の基板領域に前記IC素子及び前記容器体を取着させることによって、前記捨代領域の書込制御端子と前記IC素子とが容器体の配線導体を介して電気的に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の温度補償型水晶発振器の製造方法。

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