JPH0519739U - リツプパツキン - Google Patents

リツプパツキン

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JPH0519739U
JPH0519739U JP074793U JP7479391U JPH0519739U JP H0519739 U JPH0519739 U JP H0519739U JP 074793 U JP074793 U JP 074793U JP 7479391 U JP7479391 U JP 7479391U JP H0519739 U JPH0519739 U JP H0519739U
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seal lip
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屋 泰 愛 濱
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7803Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings
    • F16C33/7813Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings for tapered roller bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸の静止中,回転中に関りなく密封性を
維持でき、シールリップの摩耗を防止する。 【構成】 回転軸5に装着されるダストシール23と、
ハウジング1の軸孔4に取り付けられる環19とを有
し、ダストシール3に、回転軸5の軸心Aとの直交線B
から環19側へ所定角度α傾斜した可撓性のシールリッ
プ26を設け、シールリップ26のリップ先端28を、
環19のフランジ21の端面29に接触させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば鉄道車両の歯車装置等に用いるリップパッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の歯車装置に用いたリップパッキンとしてのオイルシールの構成例 を示す。ハウジング100は固定金属ラビリンス101と押え板102とを有し 、該ハウジング100の軸孔103内には回転軸104を挿入してある。そして 、回転軸104には押え板102に対応する位置にスリーブ105を装着してあ るとともに、固定金属ラビリンス101に対応する位置に回転金属ラビリンス1 06を装着してある。
【0003】 一方、押え板102の内周にはオイルシール107を固定してある。このオイ ルシール107の内周側にはゴム弾性材よりなるシールリップ108を設けてあ り、該シールリップ108の内周面、即ち、リップ先端には樹脂113を焼き付 けてある。樹脂113を設けたのは、潤滑の不十分な状態で長期間使用するから である。また、109は回転軸104を保持した軸受であり、内輪110,外輪 111,転動体112を有する。
【0004】 上記構成において、軸受109内のオイルは金属ラビリンス101,106に より密封する。また、オイルシール107のシールリップ108の先端、即ち、 樹脂113がスリーブ105と接触しつつ摺動し、外部の水,ダスト等がハウジ ング100内に侵入しないように密封している。
【0005】 一方、回転軸104の回転により樹脂113とスリーブ105とは、摩擦抵抗 によって徐々に摩耗が進行するが、微少な隙間によるラビリンス効果によって長 期間密封機能を保持する、いわゆる接触式ラビリンスシールの特徴を有する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では樹脂113とスリーブ105との摩耗が更に進行して 上記隙間が大きくなった場合、回転軸104の静止中における密封機能が低下す るという問題がある。
【0007】 また、スリーブ105の早期摩耗による交換頻度が多く、ユーザーの経済的負 担も大きい。
【0008】 本考案は上記課題を解決するためのもので、回転軸の回転中,静止中に関わら ず密封機能を維持でき、しかも耐久性に優れたリップパッキンを提供することを 目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、回転軸に装着される回転シールリングと、 ハウジングの軸孔に取り付けられる固定シールリングとを有し、前記回転シール リングに、前記回転軸の軸心との直交線から固定シールリング側へ所定角度傾斜 した可撓性のシールリップを設け、該シールリップのリップ先端を、前記固定シ ールリングの端面に接触させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成に基づく本考案の作用は、回転軸の静止中はシールリップのリップ先 端が固定シールリングの端面に接触することで密封面を形成する。
【0011】 一方、回転軸が回転すると、シールリップは遠心力によって直交線に近づく方 向に弾性変形し、リップ先端が固定シールリングの端面から離れる一方、該シー ルリップと軸孔形成面との隙間が狭くなり、該隙間がラビリンスシールとして機 能する。
【0012】
【実施例】 次に、本考案を図示実施例に基づいて説明する。図1は本考案を鉄道車両の歯 車装置の軸受保護に用いた第一実施例である。ハウジング1はオイルシールハウ ジング2と、オイルシールハウジング2の外端面に取付けた押え板3とを有する 。
【0013】 一方、ハウジング1の軸孔4内には、回転軸5を挿入してあり、該回転軸5に はスリーブ6を固定してある。スリーブ6は回転軸5の軸心A方向に沿って略オ イルシールハウジング2と対応する位置にある。
【0014】 オイルシールハウジング2の内周面にはL字形に切欠いた環状の取付部7を形 成してあり、取付部7にはオイルシール8を固定してある。このオイルシール8 はゴム弾性材よりなるシール本体9と、シール本体9内に埋め込んだ金属環10 とを有する。
【0015】 シール本体9の内周端には、ハウジング1の内部側へ向けて伸びたシールリッ プ11を設けてあり、該シールリップ11の背面にはガータースプリング12を 装着してある。また、シール本体9であってシールリップ11の外部側の側面に は、特殊合成繊維製の環状のダストリップ13を設けてある。このシールリップ 11とダストリップ13は、スリーブ6に密封接触している。
【0016】 また、オイルシール8よりも内部側には回転軸5を保持する軸受14が存在す る。該軸受14はハウジング1側に嵌合された外輪15と、回転軸5に固定した 内輪16と、転動体17とを有する。
【0017】 一方、前記オイルシール8の外周側を構成するはめ合い部18の内周には、固 定シールリングとしての環19を固定してある。環19は金属製のものであって 、円筒部20と内向きのフランジ部21とを有する。
【0018】 更に前記押え板3の外端部には、内向きの突出部22を形成してあり、環19 との間に所定の空間を構成している。
【0019】 前記回転軸5であって、スリーブ6と突出部22との間に相当する位置には、 回転シールリングとしてのダストシール23を取り付けてある。このダストシー ル23と前記環19とにより、本考案のリップパッキンを構成している。ダスト シール23はゴム弾性材よりなるシール本体24と、シール本体24に埋め込ん だ断面L字形の金属環25とを有し、その一端部がスリーブ6に当接して軸心A 方向に位置決めされている。
【0020】 前記シール本体24の外周端には、外方へ向けてゴム弾性材よりなる可撓性の シールリップ26を設けてある。このシールリップ26とシール本体24との接 続部27は、シールリップ26の肉厚よりも薄く設定されている。またシールリ ップ26は、軸心Aとの直交線Bから環19側へ所定角度α傾斜しており、その リップ先端28がフランジ21の端面29に接触して密封面を形成している。
【0021】 そして、シールリップ26の外径は、接続部27を支点として弾性変形し、直 交線B上に到達した状態において、押え板3の軸孔形成面、即ち、内周面30に 対して接触しない寸法に設定してある。なお、上記内周面30は突出部22から オイルシール8側にかけて同一内径に設定してある。
【0022】 上記のように構成した本考案は、回転軸5の静止中にはダストシール23のシ ールリップ26のリップ先端28がフランジ21の端面29に接触して密封面を 形成し、外部から振りかかる洗浄水等の侵入を防止する。
【0023】 一方、回転軸5が回転すると、発生する遠心力によってシールリップ26は接 続部27を支点として直交線Bへ向けて弾性変形し、そのリップ先端28が端面 29から離れるとともに、シールリップ26の外周端と押え板3の内周面30と の隙間Dが徐々に狭くなる。そして、シールリップ26が直交線B上に到達した 位置で変形が停止し、隙間Dが最も狭くなる。その結果、隙間Dによるラビリン ス効果によって外部から入り込むダスト,水等の異物を密封する。
【0024】 このように、本考案においては、回転軸5の静止中はシールリップ26のリッ プ先端28がフランジ21の端面29に接触して密封面を形成し、回転軸5の回 転中は端面29から離れてラビリンス効果により密封機能を発揮する。従って、 シールリップ26が摩耗せず回転軸5の静止中,回転中に関りなく優れた密封性 を維持でき、かつ、耐久性を向上することができる。
【0025】 なお、オイルシール8のシールリップ11,ダストリップ13は、回転軸5の 回転,静止に関りなく常時接触しており、軸受14側からの油もれ及び外部から のダストの侵入を防止する。
【0026】 図2は第二実施例を示している。第二実施例はオイルシール8及び環19の構 成が第一実施例とは異なる。即ち、オイルシール8のシール本体9内に埋め込ん だ金属環10は、その内周側がシール本体9外に露出しており、金属環10の露 出部とシール本体9との間には樹脂製のパッキン31を取り付けてある。パッキ ン31は平板部32と円筒部33とを有する断面略L字形のものであり、円筒部 33はシールリップ11の側面に密着して、該シールリップ11を支持している 。
【0027】 一方、環19はオイルシールハウジング2の取付部7の内周に直接取り付けて あり、その円筒部20の端部がオイルシール8のはめ合い部18の側面に当接す る一方、フランジ21の端面29が押え板3の内側端面に当接している。その他 の構成は第一実施例と同様である。
【0028】 第二実施例においても第一実施例と同様の作用効果を得られる。なお、円筒部 33で保持したシールリップ11は、ハウジング1の内部が高圧になっても変形 しにくいため、第一実施例に比べて一層密封性が高い。
【0029】
【考案の効果】
このように、本考案においては、回転軸の静止中はシールリップのリップ先端 が固定シールリングの端面に接触して密封面を形成し、回転軸の回転中は端面か ら離れてラビリンス効果により密封機能を発揮する。従って、シールリップが摩 耗せず回転軸の静止中,回転中に関りなく優れた密封性を維持でき、かつ、耐久 性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を軸受保護のために用いた第一実施例の
半断面図。
【図2】本考案を軸受保護に用いた第二実施例の半断面
図。
【図3】従来例を示す半断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 オイルシールハウジング 3 押え板 4 軸孔 5 回転軸 6 スリーブ 7 取付部 8 オイルシール 9 シール本体 10 金属環 11 シールリップ 12 ガータースプリング 13 ダストリップ 14 軸受 15 外輪 16 内輪 17 転動体 18 はめ合い部 19 環 20 円筒部 21 フランジ 22 突出部 23 ダストシール 24 シール本体 25 金属環 26 シールリップ 27 接続部 28 リップ先端 29 端面 30 内周面 31 パッキン A 軸心 B 直交線 D 隙間 α 角度

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に装着される回転シールリング
    と、ハウジングの軸孔に取り付けられる固定シールリン
    グとを有し、前記回転シールリングに、前記回転軸の軸
    心との直交線から固定シールリング側へ所定角度傾斜し
    た可撓性のシールリップを設け、該シールリップのリッ
    プ先端を、前記固定シールリングの端面に接触させたこ
    とを特徴とするリップパッキン。
JP1991074793U 1991-08-23 1991-08-23 リップパッキン Expired - Fee Related JP2567274Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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