JPH051947A - 焦電型赤外線センサの製造方法 - Google Patents

焦電型赤外線センサの製造方法

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JPH051947A
JPH051947A JP3183245A JP18324591A JPH051947A JP H051947 A JPH051947 A JP H051947A JP 3183245 A JP3183245 A JP 3183245A JP 18324591 A JP18324591 A JP 18324591A JP H051947 A JPH051947 A JP H051947A
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JP
Japan
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electrode
stem
substrate
stem pin
infrared sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3183245A
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English (en)
Inventor
Satoshi Awata
聡志 粟田
Jiro Miyazaki
二郎 宮崎
Takao Nakadate
隆生 中館
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステムピンと基板上の電極との接続信頼性を
向上させる。 【構成】 ステムピン3を、基板1のスルーホール2に
挿通し、基板1の上面に突出したステムピン3の先端部
3aを曲折させ、該曲折部3aを基板1上の電極4に接
触させた状態でステムピン3の先端部3aと電極4とを
はんだ付けする。また、基板1の上面に突出したステム
ピン3の先端部3aにはんだ7を盛り付けて、ステムピ
ン3と電極4との間の空隙を小さくした後、ステムピン
3に盛り付けられたはんだ7と基板1上の電極4とをは
んだ付けする。また、基板1の上面に突出したステムピ
ン3の先端部3aにワッシャ8をはめ、ステムピン3の
先端部3a,ワッシャ8及び基板1上の電極4を一体に
はんだ付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、焦電型赤外線センサ
の製造方法に関し、詳しくは、ステムピンと基板上の電
極とを確実に接続することが可能な焦電型赤外線センサ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の焦電型赤外線センサを示
す斜視図であり、図8はその回路構成を示す図である。
図7に示すように、この焦電型赤外線センサ21を製造
するにあたっては、まず、上面に電極26が形成された
基板22を、端子27を有する金属製のステム28上に
載置し、クリームはんだ(図示せず)を所定の位置に塗
布した後、焦電体23aに電極23bを形成した焦電素
子23、該焦電素子23と並列に接続される抵抗チップ
(リーク用抵抗)24及びFET25を基板22上に配
設し、リフローすることにより、ステムピン27a,抵
抗チップ24,FET25を電極26にはんだ付けす
る。それから、目的の波長を通すシリコン系材料などか
らなる光学フィルタ(窓)29を取り付けた金属製のキ
ャン30をステム28に溶接することにより、各素子が
配設された基板22をステム28とキャン30により形
成される空間内に封止することにより焦電型赤外線セン
サ21が組み立てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の焦電型
赤外線センサ21においては、クリームはんだを基板2
2上の所定の位置に塗布し、抵抗チップ24,FET2
5などの素子を配設した後、加熱して、クリームはんだ
を溶融させること(リフローソルダリング)により、抵
抗チップ24などの素子やステムピン27aを基板22
上の電極26に接続するようにしているため、抵抗チッ
プ24及びFET25(の電極)は、電極26に接触し
ており確実にはんだ付けされるが、ステムピン27aと
電極26とは、図9に示すように、非接触状態であり、
リフローはんだを行った場合、図10に示すように、ス
テムピン27aと電極26とは、はんだ31のブリッジ
31aにより接続された状態となり、接続不良(オープ
ン不良)や、接続の不安定さに起因する製品の特性不良
を生じるという問題点がある。
【0004】本願発明は上記問題点を解決するものであ
り、ステムピンと基板上の電極とを確実に接続すること
により、製造工程での歩留りを向上させるとともに、製
品の信頼性を向上させることが可能な焦電型赤外線セン
サの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願第1の発明の焦電型赤外線センサの製造方法
は、ステム上に載置され、上面に電極が形成された基板
上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの素子を配設
し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャンで封止し
てなる焦電型赤外線センサの製造方法において、ステム
の上面に設けられ、該ステムの下面に引き出された外部
端子と導通するステムピンを、基板のスルーホールに挿
通し、基板の上面に突出したステムピンの先端部を曲折
させて、基板上の電極に接触させ、その状態でステムピ
ンと電極とをはんだ付けすることにより、ステムピンと
基板上の電極とを電気的に接続することを特徴としてい
る。
【0006】また、本願第2の発明の焦電型赤外線セン
サは、ステム上に載置され、上面に電極が形成された基
板上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの素子を配
設し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャンで封止
してなる焦電型赤外線センサの製造方法において、ステ
ムの上面に設けられ、該ステムの下面に引き出された外
部端子と導通するステムピンを、基板のスルーホールに
挿通し、基板の上面に突出したステムピンの先端部には
んだを盛り付けて、ステムピンと基板上の電極との間の
空隙を小さくした後、ステムピンの先端部に設けられた
はんだと基板上の電極とをはんだ付けすることにより、
ステムピンと基板上の電極とを電気的に接続することを
特徴とする。
【0007】さらに、本願第3の発明の焦電型赤外線セ
ンサは、ステム上に載置され、上面に電極が形成された
基板上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの素子を
配設し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャンで封
止してなる焦電型赤外線センサの製造方法において、ス
テムの上面に設けられ、該ステムの下面に引き出された
外部端子と導通するステムピンを、基板のスルーホール
に挿通し、基板の上面に突出したステムピンの先端部に
ワッシャをはめ、ステムピンの先端部,ワッシャ及び基
板上の電極を一体にはんだ付けすることにより、ステム
ピンと基板上の電極とを電気的に接続することを特徴と
する。
【0008】
【作用】本願第1の発明の焦電型赤外線センサの製造方
法においては、ステムピンの先端部が曲折し、基板上の
電極に接触した状態で、該曲折部と電極とがはんだ付け
されるため、ステムピンが電極に確実に接続され、接続
信頼性が向上するとともに製造工程での歩留りが向上す
る。
【0009】また、本願第2の発明の焦電型赤外線セン
サの製造方法においては、ステムピンの先端部にはんだ
が盛り付けられ、ステムピンと基板上の電極との間の空
隙が小さくなるため、ステムピンの先端部に盛り付けら
れたはんだと基板上の電極とをはんだ付けすることによ
り、ステムピンが電極に確実に接続され、接続信頼性が
向上する。
【0010】さらに、本願第3の発明の焦電型赤外線セ
ンサの製造方法においては、ステムピンの先端部にワッ
シャがはめられ、ステムピンの先端部,ワッシャ及び基
板上の電極が一体にはんだ付けされるため、ステムピン
と基板上の電極とがワッシャを介して確実に接続され、
接続信頼性が向上するとともに製造工程での歩留りが向
上する。
【0011】
【実施例】以下、本願発明の実施例を図に基づいて説明
する。この実施例にかかる焦電型赤外線センサの構造
は、図7に示した従来の焦電型赤外線センサ21と同様
であるため、以下の実施例では、発明の特徴部分であ
る、ステムピンを基板上の電極に接続する工程について
図1〜図6を参照しつつ詳しく説明する。
【0012】実施例1 図1,図2は本願第1の発明の実施例を示す斜視図であ
る。この実施例の製造方法においては、その上面に電極
4が形成された基板1をステム(図示せず)上に載置
し、基板1のスルーホール2を貫通して、基板1の上面
から突出(図9参照)したステムピン3の先端部3aを
略直角に曲折させて、曲折部3aを基板1上に形成され
た電極4に接触させる(図1)。それから、図2に示す
ように、ステムピン3の曲折部3aと電極4との接触部
にクリームはんだ6を塗布し、リフローすることによ
り、ステムピン3の曲折部3aと電極4とをはんだ付け
して両者を電気的に接続する。
【0013】このようにして、ステムピン3の先端部3
aを折り曲げて、電極4に接触させた状態ではんだ付け
することにより、ステムピン3が電極4に確実に接続さ
れ、接続信頼性が向上する。
【0014】上記実施例では、ステムピン3の先端部を
略直角に曲折させた場合について説明したが、曲折の角
度等の態様は特に制約されるものではなく、ステムピン
3の一部が電極に確実に接触するような種々の態様に曲
折させることが可能である。
【0015】実施例2 図3,図4は、本願第2の発明の実施例を示す斜視図で
ある。この実施例の方法においては、その上面に電極4
が形成された基板1をステム(図示せず)上に載置し、
基板1のスルーホール2を貫通して、基板1の上面から
突出(図9参照)したステムピン3の先端部3aにはん
だ7を盛り付ける(図3)。このようにして、ステムピ
ン3の先端部3aを太くし、ステムピン3の先端部3a
と基板1上の電極4との間の空隙を小さくした後、図4
に示すように、ステムピン3のはんだ7が盛り付けられ
た部分から電極4にかけて、はんだ7の融点より低い温
度でリフローされるクリームはんだ6を塗布し、リフロ
ーすることにより、ステムピン3の先端部3aに盛り付
けられたはんだ7と電極4とをはんだ(クリームはん
だ)6によりはんだ付けして結合する。
【0016】このようにして、ステムピン3の先端部3
aにはんだ7を盛り付けることにより、ステムピン3
(の表面のはんだ6)を電極4に接近させた状態でリフ
ローソルダリングすることにより、ステムピン3が電極
4に確実に接続され、接続信頼性が向上する。
【0017】上記実施例では、ステムピン3の先端部3
aの全体を覆うようにはんだ7を盛り付けて、ステムピ
ン3と電極4との間の空隙を小さくした場合について説
明したが、ステムピン3と電極4との間の空隙が小さく
なるように盛りつけることができる態様でありさえすれ
ば、その態様に特に制約はないので、例えば、はんだ7
を、ステムピン3の電極4と対向する部分の外周部にの
み盛り付けるようにしてもよい。
【0018】実施例3 図5,図6は、本願第3の発明の実施例を示す斜視図で
ある。この実施例の方法においては、その上面に電極4
が形成された基板1をステム(図示せず)上に載置し、
基板1のスルーホール2を貫通して、基板1の上面から
突出(図9参照)したステムピン3の先端部3aに、ス
テムピン3の外径よりも直径が少し大きい穴が形成され
たリング状のワッシャ8をはめる(図5)。それから、
ステムピン3の先端部3a,ワッシャ8及び基板1上の
電極4にクリームはんだ6を塗布し、リフローして、ス
テムピン3,ワッシャ8,電極4を一体にはんだ付けす
る。
【0019】このようにして、ステムピン3の先端部3
aにワッシャ8をはめ、ステムピン3の先端部3a,ワ
ッシャ8及び電極4を一体にはんだ付けすることによ
り、ステムピン3の先端部3aと電極4とがワッシャ8
を介して確実に接続され、接続信頼性が向上するととも
に製造工程での歩留りが向上する。
【0020】上記実施例では、リング状のワッシャ8を
用いた場合について説明したが、一部が開環したタイプ
のワッシャを用いることも可能である。なお、ステムピ
ン3と電極4との接続を確実にするためには、ワッシャ
8の穴の直径がステムピン3の外径に対してあまり極端
に大きくないことが好ましい。
【0021】
【発明の効果】上述のように、本願第1の発明の焦電型
赤外線センサの製造方法は、ステムピンの先端部を折り
曲げて、電極に接触させた状態ではんだ付けするように
しているので、ステムピンが電極に確実に接続され、製
造工程での歩留りが向上するとともに、製品の信頼性が
向上する。
【0022】また、本願第2の発明の焦電型赤外線セン
サの製造方法は、ステムピンの先端部にはんだを盛り付
け、ステムピンと電極との間の空隙を小さくした後、ス
テムピン(に盛り付けられたはんだ)と電極とをはんだ
付けするようにしているので、ステムピンが電極に確実
に接続され、製造工程における歩留りが向上するととも
に、製品の信頼性が向上する。
【0023】さらに、本願第3の発明の焦電型赤外線セ
ンサの製造方法は、ステムピンの先端部にワッシャをは
め、ステムピンの先端部,ワッシャ,電極を一体にはん
だ付けするようにしているので、ステムピンと電極とが
確実に接続され、製造工程における歩留りと、製品の信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図2】本願第1の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図3】本願第2の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図4】本願第2の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図5】本願第3の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図6】本願第3の発明の一実施例にかかる焦電型赤外
線センサの製造方法を示す斜視図である。
【図7】従来例及び本願発明の焦電型赤外線センサの構
造を示す分解斜視図である。
【図8】従来例及び本願発明の焦電型赤外線センサの回
路構成を示す図である。
【図9】従来の焦電型赤外線センサの製造方法の一工程
を示す斜視図である。
【図10】従来の焦電型赤外線センサの製造方法の一工
程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 スルーホール 3 ステムピン 3a ステムピンの先端部 4 電極 6 クリームはんだ 7 はんだ 8 ワッシャ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステム上に載置され、上面に電極が形成
    された基板上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの
    素子を配設し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャ
    ンで封止してなる焦電型赤外線センサの製造方法におい
    て、ステムの上面に設けられ、該ステムの下面に引き出
    された外部端子と導通するステムピンを、基板のスルー
    ホールに挿通し、基板の上面に突出したステムピンの先
    端部を曲折させて、基板上の電極に接触させ、その状態
    でステムピンと電極とをはんだ付けすることにより、ス
    テムピンと基板上の電極とを電気的に接続することを特
    徴とする焦電型赤外線センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 ステム上に載置され、上面に電極が形成
    された基板上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの
    素子を配設し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャ
    ンで封止してなる焦電型赤外線センサの製造方法におい
    て、ステムの上面に設けられ、該ステムの下面に引き出
    された外部端子と導通するステムピンを、基板のスルー
    ホールに挿通し、基板の上面に突出したステムピンの先
    端部にはんだを盛り付けて、ステムピンと基板上の電極
    との間の空隙を小さくした後、ステムピンの先端部に設
    けられたはんだと基板上の電極とをはんだ付けすること
    により、ステムピンと基板上の電極とを電気的に接続す
    ることを特徴とする焦電型赤外線センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 ステム上に載置され、上面に電極が形成
    された基板上に、焦電素子、抵抗チップ、FETなどの
    素子を配設し、該素子を光学フィルタを取り付けたキャ
    ンで封止してなる焦電型赤外線センサの製造方法におい
    て、ステムの上面に設けられ、該ステムの下面に引き出
    された外部端子と導通するステムピンを、基板のスルー
    ホールに挿通し、基板の上面に突出したステムピンの先
    端部にワッシャをはめ、ステムピンの先端部,ワッシャ
    及び基板上の電極を一体にはんだ付けすることにより、
    ステムピンと基板上の電極とを電気的に接続することを
    特徴とする焦電型赤外線センサの製造方法。
JP3183245A 1991-06-26 1991-06-26 焦電型赤外線センサの製造方法 Withdrawn JPH051947A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061870A1 (fr) * 1998-05-22 1999-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de production d'un capteur et d'un element de resistance

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999061870A1 (fr) * 1998-05-22 1999-12-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de production d'un capteur et d'un element de resistance
US6395575B1 (en) 1998-05-22 2002-05-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of manufacturing sensor and resistor element

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