JPH051946A - 焦電型赤外線センサの製造方法 - Google Patents

焦電型赤外線センサの製造方法

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JPH051946A
JPH051946A JP3181781A JP18178191A JPH051946A JP H051946 A JPH051946 A JP H051946A JP 3181781 A JP3181781 A JP 3181781A JP 18178191 A JP18178191 A JP 18178191A JP H051946 A JPH051946 A JP H051946A
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JP
Japan
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optical filter
infrared sensor
pyroelectric infrared
window
manufacturing
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Withdrawn
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JP3181781A
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English (en)
Inventor
Satoshi Awata
聡志 粟田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学フィルタをキャンの窓部に取り付けると
同時に、両者を電気的に導通させることを可能にして、
製造工程を簡略化する。 【構成】 導体からなるキャン1の底部の、光学フィル
タ2を取り付けるべき窓部1aの周縁に導電性接着剤3
を塗布し、その上から窓部1aを覆うように光学フィル
タ2を載置した後、導電性接着剤3を硬化させることに
より、光学フィルタ2をキャン1に接着固定して、窓部
1aを密封するとともに、光学フィルタ2とキャン1と
を電気的に導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焦電型赤外線センサ
の製造方法に関し、詳しくは、キャンへの光学フィルタ
の取り付け方法に特徴を有する焦電型赤外線センサの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の焦電型赤外線センサを示
す斜視図であり、図7は、その回路構成を示す図であ
る。図6に示すように、この焦電型赤外線センサ21を
製造するにあたっては、まず、上面に電極26が形成さ
れた基板22を、端子27を有する金属製のステム28
上に載置し、クリームはんだ(図示せず)を所定の位置
に塗布した後、焦電体23aに電極23bを形成した焦
電素子23、該焦電素子23と並列に接続される抵抗チ
ップ(リーク用抵抗)24及びFET25を基板22上
に配設し、リフローすることにより、ステムピン27
a,抵抗チップ24,FET25を電極26にはんだ付
けする。それから、目的の波長を通すシリコン系材料な
どからなる光学フィルタ(窓)29を取り付けた金属製
のキャン30をステム28に溶接することにより、各素
子が配設された基板22をステム28とキャン30によ
り形成される空間内に封止することにより焦電型赤外線
センサ21が組み立てられる。
【0003】しかし、上記の光学フィルタ29は半導体
であって、電荷をためる可能性があり、もし電荷が光学
フィルタ29にたまると赤外線センサとしての特性を劣
化させたり、誤動作の原因になったりするおそれがある
ため、アースと接続するキャン30に電気的に接続する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記従来の焦
電型赤外線センサ21において、キャンの窓部に光学フ
ィルタを取り付けるにあたっては、図8,図9に示すよ
うに、まず、キャン30の底部の窓部30aの周囲に接
着剤31を塗布し、図10,図11に示すように、該接
着剤31の上に光学フィルタ29を載置した後、接着剤
31を硬化させることにより、キャン30の窓部30a
に光学フィルタ29を接着固定する。それから、図1
2,図13に示すように、光学フィルタ29の周囲に導
電ペースト32を塗布し、これを硬化させることによ
り、光学フィルタ29とキャン30とを電気的に導通さ
せている。
【0005】このように、上記従来の焦電型赤外線セン
サ21では、光学フィルタ29をキャン30に固定し、
かつ両者を電気的に導通させるために、接着剤31を塗
布し、その上に光学フィルタ29を載置して、接着剤を
硬化させる工程(接着工程)の後に、さらに、導電ペー
スト32を塗布して、これを硬化させる工程(電気的接
続工程)を必要とし、製造工程が複雑になって、製造コ
ストの増大を招くという問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解決するものであ
り、光学フィルタをキャンの窓部に取り付けると同時
に、両者を電気的に導通させることが可能で、製造工程
を簡略化して製造コストを低減することができる焦電型
赤外線センサの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の焦電型赤外線センサの製造方法は、電極
が形成された基板上に、焦電素子、抵抗チップ、FET
などの素子を配設し、該素子を光学フィルタを取り付け
たキャンで封止してなる焦電型赤外線センサの製造方法
において、導体からなるキャンの底部の、光学フィルタ
を取り付けるべき窓部の周囲に導電性接着剤を塗布し、
その上から窓部を覆うように光学フィルタを載置した
後、該導電性接着剤を硬化させることにより、該光学フ
ィルタをキャンに接着固定して、該窓部を密封するとと
もに、該光学フィルタとキャンとを電気的に導通させる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の焦電型赤外線センサの製造方法にお
いては、キャンの窓部の周囲に塗布された導電性接着剤
により、光学フィルタがキャンに接着固定され、窓部が
密封されるとともに、導電性接着剤を介して、光学フィ
ルタとキャンとが電気的に導通する。
【0009】したがって、従来の製造方法では二つの工
程で行われていた、光学フィルタのキャンへの接着と、
光学フィルタとキャンとの電気的接続とを、一つの工程
で行うことが可能になり、製造工程を簡略化して、製造
コストを低減することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。この実施例にかかる焦電型赤外線センサの構造
は、図6に示した従来の焦電型赤外線センサ21と同様
であるため、この実施例では、発明の特徴部分であるキ
ャンの窓部に光学フィルタを取り付ける工程について図
1〜図5を参照しつつ詳しく説明する。この発明の焦電
型赤外線センサにおいて、キャン1の底部には、図1に
示すように、光学フィルタ2(図4,図5)を取り付け
るべき長方形の窓部1aが形成されている。この窓部1
aに光学フィルタ2を取り付ける場合、まず、図2,図
3に示すように、キャン1の底部の窓部1aの周囲に、
例えば、エポキシ系接着剤に導電材料であるカーボン粉
末を適量配合してなる導電性接着剤3を塗布する。そし
て、図4,図5に示すように、長方形の光学フィルタ2
を、窓部1aを覆い、かつ周辺部が、上記導電性接着剤
3上に載るようにキャン1の底部に配設する。それか
ら、導電性接着剤3を硬化させ、光学フィルタ2をキャ
ン1に接着固定して、窓部1aを密封するとともに、導
電性接着剤3により、光学フィルタ2とキャン1とを電
気的に導通させる。
【0011】そして、図6に示した、従来の焦電型赤外
線センサ21の場合と同様に、光学フィルタ3を取り付
けたキャン1をステム28に溶接して、各素子が配設さ
れた基板22を、キャン1とステム28との間に形成さ
れる空間に封止することにより、焦電型赤外線センサが
製造される(図6参照)。
【0012】上述のように、この発明の焦電型赤外線セ
ンサの製造方法においては、キャン1の窓部1aの周囲
に塗布された導電性接着剤3により、光学フィルタ2が
キャン1に接着固定されると同時に、導電性接着剤3を
介してキャン1と光学フィルタ2とが電気的に接続する
ため、光学フィルタ2のキャン1への接着固定と、光学
フィルタ2とキャン1を電気的接続が一つの工程で行わ
れるため、従来例においては不可欠であった導電ペース
トを塗布硬化する工程を省略して製造工程を簡略化する
ことができる。
【0013】上記実施例では、導電性接着剤として、エ
ポキシ系の接着剤にカーボン粉末を配合した接着剤を用
いた場合について説明したが、この発明においては、導
電性接着剤の種類に特に制約はなく、導電材料としてカ
ーボン粉末の代りに金属粉末を配合した接着剤など、種
々の導電性接着剤を用いることが可能である。
【0014】
【発明の効果】上述のように、この発明の焦電型赤外線
センサの製造方法は、キャンの窓部の周囲に塗布した導
電性接着剤により、光学フィルタをキャンに接着固定す
ると同時に、導電性接着剤を介してキャンと光学フィル
タを電気的に導通させるようにしているので、従来例に
おいては不可欠であった導電ペーストを塗布硬化する工
程を省略して、製造工程を簡略化することが可能にな
り、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる焦電型赤外線セン
サのキャンの構造を示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる焦電型赤外線セン
サの製造方法の一工程を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】この発明の一実施例にかかる焦電型赤外線セン
サの製造方法の一工程を示す平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】従来例及びこの発明の焦電型赤外線センサの構
造を示す分解斜視図である。
【図7】従来例及びこの発明の一実施例にかかる焦電型
赤外線センサの回路構成を示す図である。
【図8】従来の焦電型赤外線センサの製造方法の一工程
を示す平面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】従来の焦電型赤外線センサの製造方法の一工
程を示す平面図である。
【図11】図10のXI−XI線断面図である。
【図12】従来の焦電型赤外線センサの製造方法の一工
程を示す平面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図である。
【符号の説明】
1 キャン 1a 窓部 2 光学フィルタ 3 導電性接着剤 22 基板 28 ステム

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電極が形成された基板上に、焦電素子、
    抵抗チップ、FETなどの素子を配設し、該素子を光学
    フィルタを取り付けたキャンで封止してなる焦電型赤外
    線センサの製造方法において、導体からなるキャンの底
    部の、光学フィルタを取り付けるべき窓部の周囲に導電
    性接着剤を塗布し、その上から窓部を覆うように光学フ
    ィルタを載置した後、該導電性接着剤を硬化させること
    により、該光学フィルタをキャンに接着固定して、該窓
    部を密封するとともに、該光学フィルタとキャンとを電
    気的に導通させることを特徴とする焦電型赤外線センサ
    の製造方法。
JP3181781A 1991-06-25 1991-06-25 焦電型赤外線センサの製造方法 Withdrawn JPH051946A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0863697A2 (de) * 1997-03-05 1998-09-09 Elektro-Mechanik Gmbh Sensorgehäuse für einen gegenüber elektromagnetischer Strahlung empfindlichen optischen Sensor
EP0779503B1 (en) * 1995-12-12 2004-02-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Infrared sensor
EP1887331A1 (en) * 2005-05-11 2008-02-13 Murata Manufacturing Co., Ltd. Infrared sensor and its manufacturing process

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