JPH0631223U - 水晶振動子 - Google Patents

水晶振動子

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JPH0631223U
JPH0631223U JP6734292U JP6734292U JPH0631223U JP H0631223 U JPH0631223 U JP H0631223U JP 6734292 U JP6734292 U JP 6734292U JP 6734292 U JP6734292 U JP 6734292U JP H0631223 U JPH0631223 U JP H0631223U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrating piece
crystal
conductive adhesive
crystal vibrating
lead
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Pending
Application number
JP6734292U
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English (en)
Inventor
英樹 江原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP6734292U priority Critical patent/JPH0631223U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水晶振動片3の接合強度を維持しつつ、接続
部間の短絡を防止する。 【構成】 水晶振動子は、気密端子1と、気密端子1に
支持された2本のリード線2と、リード線2の内部リー
ド2aにそれぞれ導電性ペースト4で接続された1対の
電極9を有する水晶振動片3とを備えている。非導電性
接着部材5は、2本の内部リード2aの間に配置され、
水晶振動片3と気密端子1との間に介在する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水晶振動子、特に、リード線と水晶振動片の1対の電極とがそれぞ れ導電性接着剤で接続された水晶振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平4−43020号公報に、水晶振動子を構成するAT矩形型水晶振動片 及びその電極構造が示されている。水晶振動片は、絶縁ガラスと絶縁ガラスの回 りに形成された金属性リングとからなる気密端子上に配置されている。気密端子 の絶縁ガラス部分を貫く2本のリード線は、それぞれ水晶振動片の2枚の電極に 当接し、導電性接着剤により機械的にかつ電気的に接続されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
導電性接着剤の量が少ないと、接合面積が小さくなるのでリード線と水晶振動 片の接合強度が低下し、機械的なショックや温度変化等により水晶振動片が外れ 易くなる。一方、この問題を回避するため導電性接着剤の使用量を多くすると、 流れだした導電性接着剤が両接続部同士を短絡してしまう。特に、水晶振動片と 絶縁ガラスとの間が毛細管現象が生じるほどに狭いと、導電性接着剤による短絡 が生じ易い。
【0004】 そこで、水晶振動片と絶縁ガラスとの間を0.2〜0.3mm程度として毛細 管現象を防止する構成とすることが考えられる。しかし、それでは水晶振動片を 絶縁支持体上に載置することができず、水晶振動片の位置精度が低下するので、 実際に採用するのは困難である。 本考案の目的は、水晶振動片の接合強度を維持しつつ接続部間の短絡を防止す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る水晶振動子は、絶縁支持体と、絶縁支持体に支持された2本のリ ード線と、リード線にそれぞれ導電性接着剤で接続された1対の電極を有する水 晶振動片とを備えている。この水晶振動子は、2本のリード線の間に配置され、 水晶振動片と絶縁支持体との間に介在する非導電性接着部材をさらに備えている 。
【0006】
【作用】
本考案に係る水晶振動子では、非導電性接着部材が2本のリード線の間で水晶 振動片と絶縁支持体との間に介在している。したがって、リード線と水晶振動片 の電極とを導電性接着剤で接続する際に、この非導電性接着部材が導電性接着剤 の流れを遮る。これにより、たとえ導電性接着剤の量を多くして水晶振動片とリ ード線との接合強度を向上させても、接続部間短絡が生じにくい。
【0007】 また水晶振動子片と絶縁支持体との接着強度の向上を図ることができる。
【0008】
【実施例】
図1に、本考案の一実施例としての水晶振動子を示す。この水晶振動子は、二 点鎖線で示す金属製シリンダキャップ20が用いられるシリンダ型水晶振動子で ある。 水晶振動子は、キャップ20の開口端に固定されキャップ20内を気密封止す るための円形の気密端子1と、気密端子1を貫通しキャップ20内に突出する2 本のリード線2と、キャップ20内でリード線2に電気的に接続された水晶振動 片3とから主に構成されている。
【0009】 気密端子1は、円板状のガラス6とガラス6の外周に固定された金属性リング 7とから構成されている。2本のリード線2は、ガラス6を貫通しキャップ20 の内部に露出する内部リード2aを有している。 水晶振動片3は、矩形板状の振動片本体8と、振動片本体8の両面に形成され た1対の電極9とから構成されている。振動片本体8は、所定のカット角で切り 出された水晶板を所定厚みに研磨し、矩形板状にしたものである。電極9の上部 の一端には上方に延びる上部引き出し電極9aが形成されている。また、同じ電 極9の下部の一端には下方に延びる下部引き出し電極9bが形成されている。な お、2枚の電極9は線対称となっている。水晶振動片3は両面の下部引き出し電 極9bがそれぞれ内部リード2aに当接している。
【0010】 各内部リード2aと電極9の下部引き出し電極9bとは銀粉を含む導電性ペー スト4により電気的かつ機械的に接続されている。気密端子1の水晶振動片3側 中央部、すなわち2本の内部リード2a間にはエポキシ系樹脂、ポリイミド系樹 脂、シリコン系樹脂等の非導電性接着部材5が配置されている。非導電性接着部 材5は、気密端子1に水晶振動片3を固定するとともに、導電性ペーストによる 内部リード2a間の短絡を防止している。
【0011】 次に、水晶振動片3の気密端子1に対する取り付け動作を説明する。 図3に示すように、気密端子1の中央部、すわなち内部リード2aに適当量の 非導電性接着部材5となるたとえばエポキシ樹脂を滴下する。次に、図4に示す ように、電極9の下部引き出し電極9bが内部リード2aに当接するように、水 晶振動片3を気密端子1上に配置する。続いて、熱硬化工程あるいは紫外線硬化 工程によりエポキシ樹脂を硬化させ、水晶振動片3を気密端子1に仮固定する。
【0012】 仮固定後に、図5に示すように、下部引き出し電極9bと内部リード2aの当 接部分に、例えば銀ロウからなる導電性ペーストを塗布し、加熱硬化する。その 結果、各電極9と各リード線2は電気的にかつ機械的に接続される。 導電性ペースト4の使用量が多いと、電極9bと内部リード2aとの間の接続 部から導電性ペースト4が流れ出すことがある。しかし、流れだした導電性ペー スト4の流れは両接続部分間に配置された非導電性接着部材5に遮られるので、 各接続部分は短絡しにくい。また、水晶振動片3は非導電性接着部材5によって も気密端子1に固定されているために、導電性ペースト4の使用量を減らしても 、十分な接合強度が得られる。
【0013】 以上の実施例では、導電性ペースト4及び非導電性接着部材5の塗布量の管理 が比較的ラフでもよいので、検査がほとんど不要になり、接着組み立て作業の自 動化が容易になる。その結果、安価に大量生産ができるようになる。 〔他の実施例〕 (a) 非導電性接着部材5を硬化させずに、下部引き出し電極9bと内部リー ド2aとに導電性ペースト4を塗布し、導電性ペースト4と非導電性接着部材5 とを同時に硬化させてもよい。 (b) 前記実施例では矩形の水晶振動片を用いたが、本考案は音叉型水晶振動 子等にも適用可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る水晶振動子は、非導電性接着部材を備えているので、導電性接着 剤の量を多くして水晶振動片とリード線の接着強度を向上させても、接続部間の 短絡は生じにくい。したがって、本考案によれば、水晶振動片の接合強度を維持 しつつ接続部間の短絡を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠き正面図。
【図2】前記実施例の平面図。
【図3】前記実施例の組み立て動作の一段階を示す斜視
図。
【図4】前記実施例の組み立て動作の別の一段階を示す
斜視図。
【図5】前記実施例の組み立て動作のさらに別の一段階
を示す斜視図。
【符号の説明】
1 気密端子 2 リード線 2a 内部リード 3 水晶振動片 4 導電性ペースト 5 非導電性接着部材 9 電極 9b 下部引き出し電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁支持体と、前記絶縁支持体に支持され
    た2本のリード線と、前記リード線にそれぞれ導電性接
    着剤で接続された1対の電極を有する水晶振動片とを備
    えた水晶振動子において、 前記2本のリード線の間に配置され、前記水晶振動片と
    前記絶縁支持体との間に介在する非導電性接着部材をさ
    らに備えていることを特徴とする水晶振動子。
JP6734292U 1992-09-28 1992-09-28 水晶振動子 Pending JPH0631223U (ja)

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JP6734292U JPH0631223U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 水晶振動子

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ID=13342260

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037003A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Citizen Miyota Co Ltd 圧電振動子
JP2011117972A (ja) * 2011-02-14 2011-06-16 Seiko Epson Corp 振動子、振動子アレイ、及び電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418254U (ja) * 1990-05-31 1992-02-14

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