JPH05194288A - 触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法 - Google Patents

触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法

Info

Publication number
JPH05194288A
JPH05194288A JP4162547A JP16254792A JPH05194288A JP H05194288 A JPH05194288 A JP H05194288A JP 4162547 A JP4162547 A JP 4162547A JP 16254792 A JP16254792 A JP 16254792A JP H05194288 A JPH05194288 A JP H05194288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst system
group
hydrogen chloride
chloride
amine hydrochloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4162547A
Other languages
English (en)
Inventor
Michel Strebelle
ストレーベル ミッシェル
Andre Devos
デヴォース アンドレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvay SA
Original Assignee
Solvay SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Solvay SA filed Critical Solvay SA
Publication of JPH05194288A publication Critical patent/JPH05194288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/02Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing organic compounds or metal hydrides
    • B01J31/0234Nitrogen-, phosphorus-, arsenic- or antimony-containing compounds
    • B01J31/0235Nitrogen containing compounds
    • B01J31/0237Amines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/26Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing in addition, inorganic metal compounds not provided for in groups B01J31/02 - B01J31/24
    • B01J31/28Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing in addition, inorganic metal compounds not provided for in groups B01J31/02 - B01J31/24 of the platinum group metals, iron group metals or copper
    • B01J31/30Halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/07Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of hydrogen halides
    • C07C17/08Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of hydrogen halides to unsaturated hydrocarbons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2231/00Catalytic reactions performed with catalysts classified in B01J31/00
    • B01J2231/30Addition reactions at carbon centres, i.e. to either C-C or C-X multiple bonds
    • B01J2231/32Addition reactions to C=C or C-C triple bonds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 少なくとも1種の8族金属化合物及び融点が
25℃以下であるアミン塩酸塩を含む触媒塩化水素処理
系。 【効果】 水銀化合物を含まず、及び室温で液体を保持
するため、使用するのに安定で簡便である。反応条件下
で分解せず、加えて99.9% よりも大きい選択性でアセチ
レンの塩化水素処理による塩化ビニルを得て、よって除
去すべき副産物の量を大きく減少させることを可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は8族金属化合物に基づく
触媒塩化水素処理系及びそのような触媒系の存在下での
アセチレンの塩化水素処理による塩化ビニルの製造方法
に向けられている。
【0002】
【従来技術】アセチレンと塩化水素との反応による塩化
ビニルの製造は、通常、固定床反応器中で、担体上の塩
化第一水銀に基づく不均質固形触媒の存在下で、気相中
で実施される。主に毒性の理由から、現在、水銀化合物
のない触媒系への高まりつつある関心が存在する。気相
法において現在の触媒に取って代わるように向けられた
多様な触媒が開発されている。例えば、未審査の日本国
特許出願52/136104 号は、活性炭に担持された貴金属ハ
ライドからなる触媒の固定床の存在下での気相における
アセチレンの塩化水素処理方法を記載している。しかし
今までのところ、気相法に向けられたこのような代替触
媒の寿命は、水銀化合物に基づく触媒の寿命よりもかな
り短いままである。
【0003】さらに、文献が液体触媒体の存在下でのア
セチレンの塩化水素処理のある実施例を提供している。
ドイツ特許第709,000 号は、慣用の触媒を封入した有機
塩基のハロゲン化水素塩の溶融塊とアセチレンを高温で
接触させることによるハロゲン化ビニルの製造方法を記
載している。脂肪族、芳香族または複素環式アミン及び
それらの混合物が有機塩基と考えられる。実施例1にお
いて、220 〜225 ℃に維持した350 容量部のピリジン、
350 容量部のジエチルアミン及び100 重量部の塩化第一
水銀からなる混合物中の塩化水素及びアセチレンの分散
によって、塩化ビニルが得られる。出願人の有するSU-2
37,116は、46重量%の塩化第一銅及び14〜16重量%のメ
チル- 、ジメチル- またはトリメチルアミン塩酸塩を含
む酸性水溶液の使用を記載している。
【0004】特許出願EP-A-0,340,416は、脂肪族または
脂環式アミドからなる溶剤中、室温より高い温度で、触
媒としてのパラジウム化合物の存在下でのアセチレンと
塩化水素との反応による塩化ビニルの製造方法を開示し
ている。それは高収率が達成されることを可能とする
が、この方法はやはり、ある種の有意な欠点を有し: そ
れは、反応条件下で、液体触媒系が段々と分解し炭質状
の黒っぽい生成物を形成することである。さらに、塩化
水素の存在下、そのアミドは塩酸塩に転化しその融点は
一般的に室温よりもずっと高い。N-メチルピロリドン塩
酸塩は、例えば、80℃以上でのみ液体である。実用にお
いて、これは使用に際して深刻な問題を引き起こし、プ
ラント中の最も低温の場所での反応器の操業停止あるい
は配管の閉塞中の、その触媒混合物の凝固という現象に
関する問題である。反応混合物が循環する配管同様に反
応器全体は従って、その塩酸塩の融点以上の温度に連続
して保持されなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、水銀化合物を含まず、及び室温で液体を保持するた
め使用するのに安定で簡便な触媒塩化水素処理系を提供
することである。本発明の別の目的は、反応条件下で分
解せず、加えて99.9% よりも大きい選択性で塩化ビニル
を得て、よって除去すべき副産物の量を大きく減少させ
ることを可能にするそのような触媒系の存在下での、ア
セチレンの塩化水素処理による塩化ビニルの合成方法を
提供することである。水銀化合物に基づく系と違って、
本発明の触媒系は、プラントでの金属塩の気化を回避す
るというさらなる利点を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は触媒塩化水素処
理系に関し、さらに詳しくはアセチレンの塩化水素処理
に関する。この触媒系は、少なくとも1種の8族金属化
合物及び融点が25℃以下のアミン塩酸塩を含む。融点
が25℃以下のアミン塩酸塩は特に強度に立体障害を受
けたアミンの塩酸塩であり、例えば下記の一般式に対応
するアミンの塩酸塩である。
【0007】
【化3】
【0008】上記式中、R1 及びR 2は水素原子または
同一でもよいアルキル基またはアリール基であり、R3
はアルキル基またはアリール基である。R1 とR3 は一
緒に、それらを連結する炭素原子によって例えば5個ま
たは6個の炭素原子の環を形成していてもよく、それは
アルキル基によって置換されていてもよい。好ましく
は、R1 、R 2及びR3 はアルキル基である。アルキル
基は、1またはそれ以上のアリール基で置換されていて
もよい任意の線状または分岐状炭素鎖を意味する。アリ
ール基は、1またはそれ以上のアルキル基によって置換
されていてもよい任意の芳香族基を意味する。この化合
物における炭素原子の総数は、少なくとも8に等しい。
これは好ましくは少なくとも12に等しい。この化合物
における炭素原子の総数は一般に、多くても30に等し
い。好ましくは多くても24に等しい。
【0009】アミン塩酸塩は、例えば幾つかの異性化合
物の混合物のような幾つかのアミンの塩酸塩の任意の混
合物を含めて、1またはそれ以上のアミン塩酸塩を意味
する。このような幾つかのアミンの塩酸塩の混合物は、
特に純粋な化合物と比較して、そのより大きい有用性ま
たはより低いコストによる理由で、また利用される。一
般式(I)に対応する多様な化合物の混合物を含むこの
ようなアミン塩酸塩の1例は、塩化水素をローム&ハー
ス社(Rohm and Haas Co.)の第一t-アルキルアミンであ
るプリメン(Primene)81-R 及びプリメンJM-T(それぞ
れ、炭素原子12〜14個の異性体アミン及び炭素原子
18〜22個の異性体アミンの混合物からなる)のよう
な市販の製品と反応させることによって得られる。ある
種の場合には、故意に種々のアミンの塩酸塩を混合する
ことが、それらの化合物間の共融混合物の存在によって
有利であることがまた証明され、この共融混合物は各構
成物よりも低い融点を示す。
【0010】例えば、ローム&ハース社(Rohm and Haa
s Co.)の第一t-アルキルアミンであるプリメン(Primen
e)81-R 及びプリメンJM-Tのような10〜25個の炭素
原子を含むt-アルキルアミンの塩酸塩(R1 、R 2及び
3 がアルキル基を表す)を含む触媒系で、良好な結果
が得られた。良好な結果をまた得る他のアミン塩酸塩
は、R1 及びR 2が水素原子でR3 がアリール基または
アルキル基であるアミン塩酸塩であり、例えば、ポリイ
ソプロピルベンジルアミンの塩酸塩及びポリエチル−β
−フェネチルアミンの塩酸塩である。このような高度に
立体障害を受けたアミンは、例えば芳香環がアルキル化
されていない対応するアミンから容易に得ることがで
き、上記の化合物の場合、それぞれ、ベンジルアミンか
ら及び2−フェニルエチルアミンから、無水カルボン酸
との反応によるアミン官能基の保護、得られたアミドの
芳香環の標準のアルキル化、及び最終的にアミド官能基
のアルカリ加水分解によって得られる。
【0011】本発明の触媒系に使用される8族金属化合
物は一般的に、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、
ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは
白金化合物、またはそれらの混合物から選ばれる。これ
らの8族金属のクロリドが好ましいが、触媒系の調製中
に塩化水素の存在下でクロリドに転化され得る他のいず
れの化合物もまた使用され得る。好ましくは、本発明に
使用される8族金属化合物は、白金化合物およびパラジ
ウム化合物から選ばれ、例えば、塩化白金(II) または
塩化パラジウム(II) または、Na2PtCl4、Na2PdCl4、K2
PtCl4 、K2PdCl 4 、Li2PtCl4、Li2PdCl4、(NH4)2PtCl4
及び(NH4)2PdCl4 のようなアルカリ金属またはアルカリ
土類金属の白金塩化物またはパラジウム塩化物、例え
ば、Na2PtCl6、K2PtCl6 、Li2PtCl6のようなヘキサクロ
ロ白金酸またはその塩、パラジウムが高い原子価を有す
るNa2PdCl6、K2PdCl6 、Li2PdCl6のようなパラジウム化
合物等から選ばれる。またPt(Pφ3)2 、Pd(Pφ3)2 、(P
φ3)Pt(CO)等の錯体のような金属が0原子価である8族
金属の錯体を使用することもまた可能である。
【0012】8族金属化合物の混合物もまた使用でき
る。特に好ましい8族金属化合物は塩化白金(II) 及び
塩化パラジウム(II) である。触媒系がt-アルキルアミ
ン塩酸塩(R1 、R 2及びR3 がアルキル基を表す)を
含む時、最も好ましい8族金属化合物は塩化白金(II)
である。触媒系が、R1 及び/またはR 2が水素原子を
表すアミン塩酸塩を含む時、最も好ましい8族金属化合
物は塩化パラジウム(II) である。最も好ましい触媒系
は、例えば第一t-アルキルアミンであるプリメン(Prime
ne)81-R 及び塩化白金(II) から出発して得られるt-ア
ルキルアミン塩酸塩を含む。このような触媒系は、99.9
% より大きい選択性で塩化ビニルを合成することを可能
にする。さらにこの系は、実質的に時間が経っても分解
を示さない。
【0013】この触媒系における8族金属化合物の含有
量は、アミン塩酸塩の1リットル当たりのミリモルで表
され、一般的に約1ミリモル/リットル以上であり、好
ましくは約10ミリモル/リットル以上である。この触
媒系におけるこの8族金属化合物の含有量は一般的に約
200ミリモル/リットル以下であり、好ましくは10
0ミリモル/リットル以下である。必要不可欠ではない
が、この触媒系に含まれるすべての8族金属化合物がや
はり溶解状態であることが好ましい。本発明はまた、少
なくとも1種の8族金属化合物及び融点が25℃以下の
アミン塩酸塩を含む触媒系の存在下での、アセチレンの
塩化水素処理による塩化ビニルの製造方法に関する。本
発明の方法に使用されるこの触媒系の成分の性質及び特
性は上記に規定されたとおりである。
【0014】本発明の方法において、上記に規定される
触媒系は液相で使用することができる。それはまた、シ
リカ、アルミナまたは活性炭のような固形担体に、その
担体の孔容積の限界まで担持されることもできる。好ま
しくはその触媒系は液相で使用される。しかしながら、
この液体の反応温度における粘度はしばしば、反応体を
含む気相と塩化水素処理反応が起こる液相の間の材料の
交換効率を制限する。従って、この触媒系は好ましく
は、有機溶剤で希釈される。本発明の方法に使用される
この有機溶剤の性質の選択は、反応条件下で反応体に関
して不活性でなければならない、アミン塩酸塩に混和性
でなけらばならないという必要性、及び、この塩酸塩と
共にその塩酸塩単独の粘度よりも低い粘度の混合物を形
成しなけらばならないという願望によって、特に決定さ
れる。さらに、安全性及び使用における容易性から、あ
まり揮発性でない有機溶剤が好まれる。有機溶剤の選択
はまた、アセチレンを吸収する能力によって影響され
る。上記に挙げた多様な基準を満たす溶剤が、例えば、
炭素原子数7〜15のパラフィン及びアルキルベンゼ
ン、特にキシレン、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン
またはメチルエチルベンゼンのような脂肪族、脂環式及
び芳香族炭化水素及びそれらの混合物から選ばれる。経
済的な理由から、使用される溶剤は好ましくは、エッソ
の溶剤イソパー(Isopar) またはシェルの溶剤シェルソ
ルK(Shellsol K) のような脂肪族炭化水素の混合物から
なる市販の製品、またはエッソの溶剤ソルヴエッソ(Sol
vesso)またはシェルの溶剤シェルソルABのような芳香族
化合物の混合物からなる市販の製品から選ばれる。
【0015】良好な結果をもたらす溶剤は、約190℃
と約250℃の間の沸点を有する石油留分からなるシェ
ルソルK 溶剤のような、飽和脂肪族溶剤である。上記に
挙げた多様な基準に基づいて予想される他の溶剤は、ハ
ロアルカン、ハロベンゼン及び他の芳香族化合物のハロ
ゲン化誘導体のようなある種の重ハロゲン化化合物であ
る。その触媒系が液相で使用されるとき及び有機溶剤で
希釈されるとき、アミン塩酸塩に対する溶剤の重量比は
一般的に、約0.01以上である。好ましくは、この比は約
0.05以上である。特に好ましい条件下では、これは約0.
2 以上である。この比は一般的に約5以下である。好ま
しくは、約3以下である。特に好ましい条件下では約2
以下である。
【0016】本発明の方法は室温から約220℃で実施
することができる。より高温で、この触媒系は速く分解
する傾向を有する。好ましい反応温度は、すなわち生産
性、収量及び触媒体の安定性の間の最も良い歩み寄りを
提供する温度は、約80℃以上である。最も良好な結果
が約120℃以上の温度で得られる。好ましくは、反応
温度は約200℃を越えない。約170℃以下の反応温
度が特に好ましい。本発明の方法は一般的に大気圧で、
またはアセチレンの取り扱いに対する安全性規制に適合
する僅かにより高い圧力、すなわち約1.5 バールを越え
ない圧力で実施される。本発明のアセチレンの塩化水素
処理による塩化ビニルの製造方法は、気体試薬であるア
セチレン及び塩化水素を任意の適当な反応器中で触媒系
に接触させることによって実施される。
【0017】その触媒系が液相で使用される時、本発明
の方法は慣用的に、プレートカラムまたは充填物を含ん
だ浸水カラム(flooded column) のような気−液交換を
促進するいずれかの装置中で実施されうる。液相と気相
間の材料の良好な交換を可能にする、この方法の使用の
別の手段は、液体触媒系が堆積物上を少しずつ流れて反
応体の気流に向流的に対する、噴霧充填床型でもよい向
流反応器を使用することにある。この触媒系が適当な固
形担体に担持されると、現在のプラントにおいて固定床
反応器における水銀化合物に有利に取って代わることが
できる。本発明の方法では、反応器に導入されるアセチ
レンに対する塩化水素のモル比は、一般的に約0.5 以上
である。好ましくは、この比は約0.8 以上である。一般
的に、このモル比は約3以下である。良好な結果は、約
1.5 以下の反応器に導入されるアセチレンに対する塩化
水素のモル比で得られる。そのアセチレンと塩化水素は
反応器内で接触するように導かれるか、または、好まし
くはそれらの反応器内への導入の前に混合される。
【0018】液状媒体中で操業するとき、その液相に溶
解するアセチレンの量が増加するように、アセチレンの
みが反応器中へ気体状態で導入され、そこで塩酸塩の形
で液相に存在する塩化水素とそれが反応して、触媒系の
アミン塩酸塩が、そのアミンを含む液体シャトルを反応
器外の塩化水素と接触させることによって再生される方
法を使用することがまた可能である。一般的に、その触
媒系は、必要量の8族金属化合物をアミン中に、または
アミン/有機溶剤混合物中に溶解または分散させ、その
後に、この溶液を塩化水素で飽和させることによって、
結果としてアミン塩酸塩が形成されて製造される。しか
しながらまた、アミン塩酸塩を形成するために、最初に
アミンまたはアミン/有機溶剤混合物を塩化水素で飽和
し、それから8族金属化合物をアミン塩酸塩またはアミ
ン塩酸塩と有機溶剤の混合物へ後で導入することが可能
である。通常は、使用される8族金属化合物の量は、そ
の触媒系において、すべての8族金属化合物が溶解され
た形で存在するような量である。1つの示唆として、ア
ミンであるプリメン81-Rの塩酸塩と溶剤シュルソルK の
等重量部の混合物中における塩化白金(II) の溶解性は
1モル/リットルを越える。しかしながらまた、8族金
属化合物を、本発明に悪影響がなく、少なくともこの化
合物の画分が分散固形状で触媒系に存在するような量
で、または状態で使用することも可能である。本発明は
下記の実施例によって説明される。実施例1〜19は本
発明により実施された。比較例1〜8は比較のために実
施された。
【0019】実施例1〜5及び比較例1 触媒系をアミンであるプリメン81-R、塩化パラジウムか
ら、及び任意に溶剤シュルソルK から製造した。アミン
のプリメン81-R(Primene 81-R)は、ローム& ハースから
市販で入手可能な第一t-アルキルアミンである。これは
アミンの混合物であり、その炭素原子数は12から14
である。溶剤シュルソルK はシェルから市販で入手可能
であり、本質的に脂肪族の炭化水素の混合物からなる。
これらの例に使用されるこの溶剤は193℃の初期沸点
及び245℃の最終沸点を有する。アミンのプリメン81
-Rを最初に種々の量の溶剤シュルソルK と混合し、その
後に4g、即ち22.6ミリモルの塩化パラジウム(II)を攪
拌しながら1リットルの溶液に導入した。この触媒系を
それから気体塩化水素で飽和することによって製造し
た。
【0020】アセチレンと塩化水素との間の反応は次の
ように実施された:熱媒油が循環するジャケット及び液
状媒体中のガスの分散を確実にするため焼結ガラスのノ
ズルからなる試薬を導入するためのデバイスを装着した
内部容積45mlのパイレックスガラス反応器に、アミンの
プリメン81-R、塩化パラジウム(II)及び任意成分として
溶剤シュルソルK からなる溶液30mlを仕込んだ。その溶
液を150 ℃に加熱し、HCl/C2H2のモル比が1.17の塩化水
素とアセチレンの混合物を含むガス流をその反応器へ導
入した。この試験による、反応器中のガスの滞留時間、
すなわち、反応温度での反応器の容積と試薬の容積流量
の比は、2.5sまたは4.9sであった。反応器から出るガス
生成物を気相クロマトグラフィーによって分析した。観
察された反応生成物は塩化ビニル(VC)と1-クロロプレン
(1CPr)のみであった。結果を表1に示す。製造された塩
化ビニルの量は触媒系1リットル当たり1時間当たりの
グラムで表される。選択性は、製造されたVCと和[VC+(2
×1CPr)]のモル比として定義される。
【0021】
【表1】 アミン のプリメン81-R/ 滞留 製造された 溶剤シュルソルK 時間 VC 選択性 実施例 重量比 (s) (g/h/l) (%) コメント ──────────────────────────────────── 1 100/ 0 2.5 44 91.7 2 75/ 25 4.9 126 93.4 3 60/ 40 4.9 122 92.7 4 50/ 50 4.9 100 91.6 5 25/ 75 4.9 47 90.6 比較例 1 0/100 4.9 2 n.d. 反応媒体の分解
【0022】実施例6及び比較例2〜6 多様な触媒系を実施例4と同様の態様で製造し(アミン
のプリメン81-Rと溶剤シュルソルK の重量は同じ)、し
かし塩化パラジウムを同じモル量(22.6ミリモル/リッ
トル)の塩化白金(II)、塩化銅(I) 、塩化銅(II)、塩化
亜鉛(II)、塩化ビスマス(III) 及び塩化スズ(II)によっ
て置き換えた。アセチレンの塩化水素処理反応を、滞留
時間を4.95s とする以外は実施例2〜6と同じ条件下で
実施した。結果を表2に示す。
【0023】
【表2】 金属化合物の 製造された 選択性 実施例 性質 VC(g/h/l) (%) コメント ──────────────────────────────────── 6 PtCl2 270 100 全体が溶解した 比較例 2 CuCl 0 n.d. 全体が溶解した 3 CuCl2 0 n.d. 殆ど全体が溶解した 4 ZnCl2 3 n.d. 全体が溶解した 5 BiCl3 3 n.d. 部分的に溶解した 6 SnCl2 0.6 n.d. 部分的に溶解した
【0024】実施例7〜9及び比較例7〜8 多様な触媒系を実施例4〜6と同様の態様で、アミンと
溶剤シュルソルK の重量は同じで、しかしアミンのプリ
メン81-Rを他の含窒素化合物によって置き換えて製造し
た。試験13で使用したアミンのプリメンJM-Tは炭素原
子数18〜22の第一t-アルキルアミンの混合物であ
り、ローム& ハースからまた市販で入手可能である。ア
セチレンの塩化水素処理反応を実施例4〜6と同じ温度
及び反応体比率の条件下で実施した。実施例7〜9及び
比較例7において、滞留時間は4.9sで、比較例8では2.
5sであった。その結果を表3に示す。
【0025】
【表3】 実施 含窒素化合物 金属化合物 製造された 選択性 コメント 例 の性質 の性質 VC(g/h/l) (%) ──────────────────────────────────── 7 アミンプリメンJM-T PdCl2 86 92.2 8 ポリイソプロピル PdCl2 320 97.6 ベンジルアミンと ポリエチル- β- フェネチルアミン の1:3(重量) 混合物 9 ポリイソプロピル PtCl2 35 99 ベンジルアミンと ポリエチル- β- フェネチルアミン の1:1(重量) 混合物 比較例 7 ジメチルホルム PdCl2 116 93.2 反応媒体の分解 アミド 8 N-メチル- PdCl2 243 98.7 80℃以下の温度 ピロリジン で触媒系が凝固
【0026】実施例10〜13 多様な触媒系を実施例6と同様の態様で(アミンのプリ
メン81-Rと溶剤シュルソルK の重量は同じ)、しかし種
々な量の塩化白金(II)で製造した。アセチレンの塩化水
素処理反応を実施例6と同じ条件下で実施した。その結
果を表4に示す。その収量は、製造されたVCと使用し
たアセチレンのモル比として定義する。
【0027】
【表4】 実施例 PtCl2 の濃度 収量 製造された 選択性 (ミリモル/リットル) (%) VC(g/h/l) (%) ─────────────────────────────── 10 11.3 18 110 99.2 11 15 27.5 167 99.8 12 22.6 43 262 99.9 13 45.1 77.3 471 99.9
【0028】実施例14〜17 実施例12の触媒系を、実施例1〜13で使用した反応
器と同じ原理を使用し、しかしラッシヒリング型の充填
物をつめた高さ2mで直径2.54cmのパイレックスガラスカ
ラムからなるマイクロパイロット反応器中で使用した。
ここへ500ml の触媒溶液を仕込んだ。アセチレンの塩化
水素処理反応を、前述の実施例と温度及び反応体比率の
同じ操作条件で、ただし異なる滞留時間で実施した。そ
の結果を表5に示す。
【0029】
【表5】 滞留時間 収量 製造された 選択性 実施例 (s) (%) VC(g/h/l) (%) ─────────────────────────────── 14 4.9 17.6 107 99.94 15 9.7 41 126 99.93 16 19.8 79.7 120 99.95 17 38.4 98.8 77 99.97
【0030】実施例18 多様な触媒系を実施例12と同じ態様で、しかし溶剤シ
ェルソルK を溶剤ソルヴエッソ150 によって置き換えて
製造した。溶剤ソルヴエッソ150 はエッソから市販で入
手可能で、実質的に芳香族(アルキルベンゼン)性の炭
化水素の混合物からなり、その初期沸点は188 ℃で最終
沸点は208 ℃である。アセチレンの塩化水素処理反応を
実施例12と同じ条件下で実施した。その結果を表6に
示す。
【0031】
【表6】 滞留時間 収量 製造された 選択性 実施例 (s) (%) VC(g/h/l) (%) ─────────────────────────────── 18 4.95 44.5 271 99.95
【0032】実施例19 前もって250 ℃で24時間乾燥した50mlのアルミナを、1
リットル当たり22.6ミリモルのPtCl2 を含有するアミン
のプリメン81-Rの溶液19.4mlで含浸させ、それから気体
状塩化水素の流れを反応器内に置かれたその含浸アルミ
ナ上へとおすことによって、触媒系を製造した。使用し
たアルミナはカリケミエ(Kali Chemie)からのアルミナ
アルペール(Aluperl)KC GS 2078/3 である。その特性は
下記のようである: ビース径は3 〜4mm;BET 比表面積 1
79m2/g; 孔容積 0.63ml/g ;比重量 0.71g/ml;水吸収容
積 0.59ml/g 。実施例1〜13で使用したのと同様の反
応器を使用したが、内部容積は70mlに等しかった。その
反応器を200 ℃に加熱し、モル比HCl/C2H2が1.17の塩化
水素とアセチレンの混合物を含むガス流をその反応器へ
導入した。ガスの滞留時間は7.5sであった。製造された
塩化ビニルの量は使用した白金1g当たり1時間で32.2g
であった。反応の選択性は99.71%であった。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の8族金属化合物及び融
    点が25℃以下であるアミン塩酸塩を含む触媒塩化水素
    処理系。
  2. 【請求項2】 アミン塩酸塩が下記式に対応することを
    特徴とする請求項1記載の触媒系。 【化1】 (上記式中、R1 及びR2 は水素原子または同一でもよ
    いアルキル基あるいはアリール基を表し、R3 はアルキ
    ル基あるいはアリール基を表し、該アミン塩酸塩は8〜
    30個の炭素原子を含む。)
  3. 【請求項3】 8族金属化合物がパラジウム化合物及び
    白金化合物から選ばれることを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載の触媒系。
  4. 【請求項4】 アミン塩酸塩1リットル当たりのミリモ
    ルで表される8族金属化合物の含有量が約1ミリモル/
    リットル以上かつ約200ミリモル/リットル以下であ
    ることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記
    載された触媒系。
  5. 【請求項5】 触媒系の存在下でアセチレンと塩化水素
    を反応させることによる塩化ビニルの製造方法であっ
    て、該触媒系が少なくとも1種の8族金属化合物及び融
    点が25℃以下であるアミン塩酸塩を含むことを特徴と
    する塩化ビニルの製造方法。
  6. 【請求項6】 該アミン塩酸塩が下記式に対応すること
    を特徴とする請求項5記載の方法。 【化2】 (上記式中、R1 及びR2 は水素原子または同一でもよ
    いアルキル基あるいはアリール基を表し、R3 はアルキ
    ル基あるいはアリール基を表し、該アミン塩酸塩は8〜
    30個の炭素原子を含む。)
  7. 【請求項7】 8族金属化合物がパラジウム化合物及び
    白金化合物から選ばれることを特徴とする、請求項5ま
    たは6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 アミン塩酸塩1リットル当たりのミリモ
    ルで表される8族金属化合物の含有量が約1ミリモル/
    リットル以上かつ約200ミリモル/リットル以下であ
    ることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか1項に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 触媒系が固形担体に担持されていること
    を特徴とする、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 触媒系が液相で使用されることを特徴
    とする、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 触媒系が脂肪族、脂環式及び芳香族炭
    化水素及びそれらの混合物から選ばれる有機溶剤で希釈
    されていて、かつ該溶剤とアミン塩酸塩の重量比が約0.
    01〜約5である、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 反応が約80℃〜約200℃の温度で
    実施されることを特徴とする、請求項5〜11のいずれ
    か1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩化水素とアセチレンが約0.5〜約3
    のモル比で使用されることを特徴とする、請求項5〜1
    2のいずれか1項に記載の方法。
JP4162547A 1991-06-20 1992-06-22 触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法 Pending JPH05194288A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
BE9100599A BE1004983A3 (fr) 1991-06-20 1991-06-20 Systeme catalytique d'hydrochloration et procede de fabrication de chlorure de vinyle au depart d'acetylene et de chlorure d'hydrogene en presence de ce systeme catalytique.
BE09100599 1991-06-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05194288A true JPH05194288A (ja) 1993-08-03

Family

ID=3885580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4162547A Pending JPH05194288A (ja) 1991-06-20 1992-06-22 触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法

Country Status (19)

Country Link
US (1) US5233108A (ja)
EP (1) EP0519548B1 (ja)
JP (1) JPH05194288A (ja)
AT (1) ATE152004T1 (ja)
BE (1) BE1004983A3 (ja)
BG (1) BG61155B1 (ja)
BR (1) BR9202332A (ja)
CZ (1) CZ281865B6 (ja)
DE (1) DE69219211T2 (ja)
ES (1) ES2103880T3 (ja)
HR (1) HRP921114B1 (ja)
HU (1) HU214100B (ja)
PL (1) PL168385B1 (ja)
RO (1) RO109838B1 (ja)
RU (1) RU2070091C1 (ja)
SK (1) SK280563B6 (ja)
TR (1) TR28653A (ja)
UA (1) UA26385C2 (ja)
YU (1) YU48185B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996015084A1 (fr) * 1994-11-09 1996-05-23 Nippon Zeon Co., Ltd. Procede de production de composes organiques halogenes

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10341308A1 (de) * 2003-09-08 2005-03-31 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Halogenalkanen aus Alkoholen
US20070023546A1 (en) * 2005-08-01 2007-02-01 Chih-Min Yu Nozzle structure for a high-pressure spray head
FR2910350B1 (fr) * 2006-12-22 2009-01-30 Solvay Systeme catalytique d'hydrochloration et procede de fabrication de chlorure de vinyle au depart d'acetylene et de chlorure d'hydrogene en presence de ce systeme catalytique.
EA024478B1 (ru) 2010-12-22 2016-09-30 Солвей Са Каталитическая система и ее использование для производства винилхлорида гидрохлорированием ацетилена
WO2012084642A1 (en) 2010-12-22 2012-06-28 Solvay Sa Manufacture of vinyl chloride by hydrochlorination of acetylene in the presence of a catalytic system consisting of at least one ionic liquid
CN103269796B (zh) 2010-12-22 2016-08-10 索维公司 催化系统及其用于通过乙炔的氢氯化反应制造氯乙烯的用途
WO2012113778A1 (en) 2011-02-24 2012-08-30 Solvay Sa Process for the hydrohalogenation of an alkyne and for the manufacture of vinyl chloride by hydrochlorination of acetylene
EP2617698A1 (en) 2012-06-27 2013-07-24 Solvay Sa Process for the hydrohalogenation of an unsaturated hydrocarbon and for the manufacture of vinyl chloride by hydrochlorination of acetylene
CN105268478A (zh) * 2014-12-02 2016-01-27 新疆兵团现代绿色氯碱化工工程研究中心(有限公司) 一种乙炔氢氯化制备氯乙烯的催化剂及其制备方法
GB201509019D0 (en) 2015-05-27 2015-07-08 Johnson Matthey Plc Process and catalyst
CN109331869B (zh) * 2018-09-28 2021-09-10 内蒙古自治区石油化工监督检验研究院 一种用于乙炔氢氯化反应的低钌含量钌基催化剂
CN110961112A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 中国石油化工股份有限公司 一种用于乙炔氢氯化反应的催化剂及其制备方法和应用
CN110465279B (zh) * 2019-08-21 2022-10-18 福建省鑫森炭业股份有限公司 用于pvc生产的无汞催化剂载体活性炭及其制备方法
CN110548458B (zh) * 2019-09-30 2021-12-24 河北美邦工程科技股份有限公司 一种气液相催化反应系统及其使用方法
CN115608415B (zh) * 2021-07-16 2024-04-16 中国科学院大连化学物理研究所 负载型催化剂及其制备和应用

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE709000C (de) * 1936-03-01 1941-08-02 Chem Fab Von Heyden Akt Ges Verfahren zur Herstellung von Vinylhalogeniden
IT1081628B (it) * 1977-07-27 1985-05-21 Snam Progetti Processo per la idrogenazione di substrati aromatici e mezzi adatti allo scopo
EP0090443B1 (en) * 1982-03-30 1988-06-22 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. A process for carbonylating methanol to acetic acid and/or methyl acetate
JPS60145907A (ja) * 1984-01-11 1985-08-01 Denki Kagaku Kogyo Kk シラン化合物の連続的製造方法
DE3824634A1 (de) * 1988-04-30 1989-11-09 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von vinylchlorid durch umsetzung von acetylen mit chlorwasserstoff

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996015084A1 (fr) * 1994-11-09 1996-05-23 Nippon Zeon Co., Ltd. Procede de production de composes organiques halogenes

Also Published As

Publication number Publication date
ATE152004T1 (de) 1997-05-15
DE69219211T2 (de) 1997-11-20
HRP921114A2 (en) 1994-12-31
PL294939A1 (en) 1993-01-11
BG61155B1 (bg) 1997-01-31
BE1004983A3 (fr) 1993-03-09
HRP921114B1 (en) 2000-08-31
CZ281865B6 (cs) 1997-03-12
HUT61960A (en) 1993-03-29
SK280563B6 (sk) 2000-03-13
SK189992A3 (en) 1995-03-08
HU214100B (en) 1997-12-29
US5233108A (en) 1993-08-03
BR9202332A (pt) 1993-01-19
BG96501A (en) 1994-06-30
YU63192A (sh) 1994-06-10
CZ189992A3 (en) 1993-01-13
HU9202056D0 (en) 1992-10-28
UA26385C2 (uk) 1999-08-30
RU2070091C1 (ru) 1996-12-10
EP0519548A1 (fr) 1992-12-23
ES2103880T3 (es) 1997-10-01
EP0519548B1 (fr) 1997-04-23
RO109838B1 (ro) 1995-06-30
TR28653A (tr) 1996-12-16
DE69219211D1 (de) 1997-05-28
YU48185B (sh) 1997-07-31
PL168385B1 (pl) 1996-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05194288A (ja) 触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法
WO2008077868A1 (en) Catalytic hydrochlorination system and process for manufacturing vinyl chloride from acetylene and hydrogen chloride in the presence of this catalytic system
MXPA06005401A (es) Catalizador y metodo en fase gaseosa en elcual se utiliza dicho cataliza
WO2012084643A2 (en) Catalytic system and its use for the manufacture of vinyl chloride by hydrochlorination of acetylene
JPH05245389A (ja) 触媒塩化水素処理系及びこの触媒系の存在下でのアセチレン及び塩化水素からの塩化ビニルの製造方法
US5955638A (en) Process for preparation of 2-chloro-1-propene
JPH05995A (ja) 酢酸製造方法
US3639482A (en) Preparation of fluoroanilines
WO2018202835A1 (en) Process for the production of semifluorinated alkanes
KR960004886B1 (ko) 디알콕시부텐의 제조법
JPS6219413B2 (ja)
JPH0248543B2 (ja)
JPH0240057B2 (ja)
JPH0747567B2 (ja) ビスブロモベンゼン類のアミノ化方法
JPS61274749A (ja) 不均化触媒の製造方法
JPS6239139B2 (ja)
JPH0717550B2 (ja) フルオロベンゼンの製造法
JPH0819053B2 (ja) 炭酸ジエステルの製造方法
HRP921113A2 (en) Hydrochlorination catalytic system and a process for the production of vinyl chloride by the acetylene and hydro chloride reaction
JPH0149342B2 (ja)
TH8664B (th) ระบบไฮโดรคลอริเนชันเชิงเร่งปฏิกิริยาและกรรมวิธีสำหรับผลิตไวนิล คลอไรด์จากแอซิทิลีน และไฮโดรเจนคลอไรด์เมื่อมีระบบเชิงเร่งปฏิกิริยานี้
TH12377A (th) ระบบไฮโดรคลอริเนชันเชิงเร่งปฏิกิริยาและกรรมวิธีสำหรับผลิตไวนิล คลอไรด์จากแอซิทิลีน และไฮโดรเจนคลอไรด์เมื่อมีระบบเชิงเร่งปฏิกิริยานี้