JPH0519405B2 - - Google Patents

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JPH0519405B2
JPH0519405B2 JP60153005A JP15300585A JPH0519405B2 JP H0519405 B2 JPH0519405 B2 JP H0519405B2 JP 60153005 A JP60153005 A JP 60153005A JP 15300585 A JP15300585 A JP 15300585A JP H0519405 B2 JPH0519405 B2 JP H0519405B2
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JP
Japan
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time
rice cooking
course
minutes
timer
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JP60153005A
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JPS6214818A (ja
Inventor
Masahiro Imai
Takayasu Narita
Morio Asahi
Terutaka Aoshima
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、白米炊きコース、玄米炊きコース等
炊飯所要時間が異なる複数種類の炊飯コースを選
択的に実行させ得るようにした炊飯器に係わり、
特には所謂タイマ炊飯を行ない得るようにした炊
飯器に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来より、炊飯器において、タイマ手段に設定
された時間が経過したときに自動的に炊飯動作を
開始させることができる機能を付加し、以て使い
勝手の向上を図ることが行なわれている。このよ
うな機能を付加する場合、タイマ手段としては、
例えばカウンタに任意に設定された時間値をクロ
ツクパルスにより順次減算し、そのカウンタのカ
ウント値が一定値(例えば「0」)になつたとき
に炊飯動作を開始させる構成のものが採用されて
いる。ところが、炊飯動作が開始されてからその
炊飯動作が完了するまでには、比較的長い時間を
要するものであり、従つて使用者が所望の時刻に
ご飯を炊き上げたい場合には、その時刻から前記
炊飯動作に要する時間分だけ差引き計算した時間
値をカウンタに設定する必要があり、結果的にカ
ウンタに対する時間値設定操作が面倒になるばか
りか、計算違い等により所望の時刻にご飯を炊き
上げ得ない等の問題点があつた。特に、近年にあ
つては、例えばマイクロコンピユータにより炊飯
動作を制御するようにした炊飯器において、一般
的な白米炊きコースに加えて、玄米炊きコース、
おかゆ炊きコース等を選択的に実行できるように
したものが供されているが、白米炊き時と玄米炊
き時とでは、白米と玄米の吸水スピードの差並び
に鍋内に収納される水の量の差等によつて、その
炊飯が完了するまでの時間が異なるものであり、
また、おかゆ炊きコース実行時には炊飯用ヒータ
を低出力で通電発熱させるようにしており、結果
的に各コースの炊飯所要時間が異なることが避け
られないものである。従つて、この種の炊飯器で
は、カウンタに時間値を設定する際にその時間値
を選択した各炊飯コースに応じて変えねばなら
ず、このため所望の時刻から炊飯動作に要する時
間を差引き計算することが極めて繁雑になつて、
前述した問題点が一層顕著になるという事情下に
あつた。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、簡単な操作によつて常に使用者
が望む時刻にご飯を炊き上げることができる炊飯
器を提供するにある。
[発明の概要] 本発明は上記目的を達成するために、複数種類
の炊飯コースのうちの一つを選択手段によつて選
択的に実行できる構成の炊飯器において、炊飯完
了時刻が所望の時刻となるように、選択された炊
飯コースの所要時間の長短に応じて炊飯開始時刻
を自動的に変化させる変更手段を設ける構成とし
たものである。
[発明の実施例] 以下、本発明の第1の実施例について第1図及
び第2図を参照しながら説明する。
第2図において、1は内枠2及び外枠3等より
成る炊飯器本体、4は蓋、5は内枠2内に配設さ
れた鍋、6はこの鍋5を加熱するように配置され
た炊飯用のヒータ、7は操作パネル、8は鍋5の
底部温度を検出するように設けられた例えばサー
ミスタである。また、9は炊飯器本体1の外底部
に配設されたケースで、このケース9内には前記
サーミスタ8による検出温度及び操作パネル7か
らの入力に基づいて前記ヒータ6の通断電を制御
する制御回路10が収納されている。
上記制御回路10は、一般的な白米炊きコース
の他にこの白米炊きコースとは所要時間が異なる
玄米炊きコースをも実行制御できるように構成さ
れたものであり、第1図にはその制御回路10及
びこれに関連した部分の具体的構成が示されてい
る。尚、第1図において、制御回路10は各機能
部分を組合わせることによりハードウエア的に示
したが、これに限らず上記各機能部分をマイクロ
コンピユータのプログラムによつて置換えるよう
にしても良いことは勿論である。
第1図において、11はリレー接点で、これは
交流電源12の両端子間に前記ヒータ6を直列に
介して接続されている。13は発光ダイオード1
3a及びホトトランジスタ13bより成るホトカ
プラで、その発光ダイオード13aに対して交流
電源12の半波電圧がダイオード14及び抵抗1
5を介して印加される。16はホトカプラ13の
出力(交流電源12の半波出力に対応した電圧出
力)を矩形波に整形する波形整形回路、17はこ
の波形整形回路16の出力を分周して例えば1秒
周期のクロツクパルスP1を発生する第1の分周
回路、18は上記クロツクパルスP1を分周して
例えば1分周期のクロツクパルスP2を発生する
第2の分周回路である。19,20及び21は操
作パネル7に配設された夫々開始スイツチ、取消
スイツチ及び時間設定スイツチで、これらはモー
メンタリ形の押しボタンスイツチにより構成さ
れ、各オン操作期間中において対応するラインに
パルス信号(ハイレベル信号)P3、P4及びP5
夫々出力する。22及び23は同じく操作パネル
7に配設された選択手段たる「白米炊きコース」
選択スイツチ及び「玄米炊きコース」選択スイツ
チで、これらもモーメンタリ形の押しボタンスイ
ツチにより構成され、各オン操作期間中において
対応するラインにパルス信号(ハイレベル信号)
P6及びP7を夫々出力する。24は初期化回路で、
これは電源投入時に短時間だけ初期化用パルス
P8を出力する。
25はタイマ手段で、これは時間インクリメン
タとして作用するプリセツトアツプカウンタより
成る第1のカウンタ26及び時間デクリメンタと
して作用するプリセツトダウンカウンタより成る
第2のカウンタ27を含んで構成されている。こ
の場合、第1のカウンタ26は、そのカウント内
容を、クロツク端子CKに対して前記クロツクパ
ルスP1(1秒周期)が入力される毎にプリセツト
端子PRに与えられた時間値から10分相当値ずつ
ステツプアツプするように構成され、また第2の
カウンタ27は、そのカウント内容を、クロツク
端子CKに対して前記クロツクパルスP2(1分周
期)が入力される毎にプリセツト端子PRに与え
られた時間値から1分相当値ずつステツプダウン
するように構成されている。28乃至33は第1
乃至第6の時間値記憶部で、これらには次のよう
な各数値が記憶されている。即ち、第1の時間値
記憶部28には、白米炊きコースにおける炊飯所
要時間に相当する「1時間10分」に対応した数
値、第2の時間値記憶部29には、玄米炊きコー
スにおける炊飯所要時間に相当する「1時間30
分」に対応した数値、第3の時間値記憶部30に
は、上記第1の時間値記憶部28に記憶された数
値より10分だけ長い時間に相当する「1時間20
分」に対応した数値、第4の時間値記憶部31に
は、上記第2の時間値記憶部29に記憶された数
値より10分だけ長い時間に相当する「1時間40
分」に対応した数値、第5の時間値記憶部32に
は、白米コースが選択された場合における前記タ
イマ手段25の最大タイマ動作時間設定範囲に相
当する「13時間20分」に対応した数値、第6の時
間値記憶部33には、玄米コースが選択された場
合におけるタイマ手段25の最大タイマ動作時間
設定範囲に相当する「13時間40分」に対応した数
値が記憶されている。一方、34及び35は第1
及び第2の比較回路で、これらは入力端子A,B
に対する各入力値がA≦Bの関係のときに出力端
子Cからハイレベル信号を出力し、A>Bの関係
のときにローレベル信号を出力する。36は前記
サーミスタ8の出力を受ける温度検知回路で、こ
れはサーミスタ8により検出された鍋5の温度を
デジタル値の温度信号Sdに変換して出力する。
37はリレー駆動回路で、これはハイレベル信号
が入力された状態時のみ前記リレー接点11をオ
ンさせる。38は操作パネル7に配設された表示
装置で、これは前記タイマ手段25におけるタイ
マ動作時間の残り時間を入力された数値信号に基
づいて表示する機能を有すると共に、「炊飯動作
中」及び「保温動作中」の各表示を行なう機能を
有する。39は前記第2の比較回路35と共に炊
飯制御手段40を構成する主制御部で、この主制
御部39は、入力端子I1にハイレベル信号を受け
たことを条件に出力端子Q1からハイレベル信号
を出力して前記リレー駆動回路37に与えると共
に、このようにハイレベル信号を出力した期間中
において表示装置38に「炊飯動作中」の表示を
行なわせるための表示指令信号S1を出力端子Q2
から出力し、その後に温度検知回路36からの温
度信号Sdが所定の温度(鍋5のドライアツプ温
度)まで上昇したときに上記出力端子Q1からの
ハイレベル信号の出力を停止すると共に、表示装
置38に「保温動作中」の表示を行なわせるため
の表示指令信号S2を出力端子Q2から出力するよ
うに構成されている。
41及び42は操作パネル7に設けられ夫々ハ
イレベル信号を受けたときのみ点灯される第1及
び第2のコース表示ランプで、第1のコース表示
ランプ41が点灯されたときには白米炊きコース
が選択された旨の表示が行なわれ、第2のコース
表示ランプ42が点灯されたときには玄米炊きコ
ースが選択された旨の表示が行なわれる。43は
トリガ回路で、これはその入力信号が立上がつた
ときに駆動されて短時間だけトリガパルスP9
出力する。44乃至55はトランスフアゲート
で、これらはゲート端子にハイレベル信号を受け
たときのみ導通状態を呈する。また、56及び5
7はR−Sフリツプフロツプ、58乃至60は
AND回路、61乃至65はOR回路、66はイン
バータである。尚、第1乃至第6の時間記憶部2
8乃至33、トランスフアゲート49乃至54、
R−Sフリツプフロツプ57、AND回路60及
びOR回路65によつて変更手段67が構成され
ている。
次に上記構成の作用について説明する。まず、
電源が投入されると初期化回路24から初期化用
パルスP8が出力され、この初期化用パルスP8
よつてR−Sフリツプフロツプ56がリセツトさ
れると共に、R−Sフリツプフロツプ57がセツ
トされる。このため、R−Sフリツプフロツプ5
6のリセツト出力端子からのハイレベル信号を
ゲート端子に受けたトランスフアゲート47,4
8,53が導通状態を呈すると共に、R−Sフリ
ツプフロツプ57のセツト出力端子Qからのハイ
レベル信号をゲート端子に受けたトランスフアゲ
ート49,50も導通状態を呈する。また、斯か
る電源投入時には、前記初期化用パルスP8をゲ
ート端子に受けたトランスフアゲート55も短時
間だけ導通状態を呈する。従つて、第3の時間値
記憶部30に記憶された数値(1時間20分に相
当)がトランスフアゲート49,55を介して第
1のカウンタ26のプリセツト端子PRに与えら
れ、そのカウンタ26のカウント内容が上記数値
にプリセツトされる。また、これと同時に第1の
時間値記憶部28に記憶された数値(1時間10分
に相当)が本発明でいう予定炊飯所要時間として
トランスフアゲート53を介して第2の比較回路
35の入力端子Bに対して継続的に与えられると
共に、第5の時間値記憶部32に記憶された数値
(白米炊きコース選択時におけるタイマ動作時間
設定可能範囲に対応した13時間20分に相当)がト
ランスフアゲート50を介して第1の比較回路3
4の入力端子Aに与えられる。さらに、斯様にし
て第1のカウンタ26にプリセツトされた数値
は、前述の如く導通状態にあるトランスフアゲー
ト48を介して第2のカウンタ27のプリセツト
端子PRに与えられるため、この第2のカウンタ
27のカウント内容も1時間20分に相当した数値
にプリセツトされ、その数値が第2の比較回路3
5の入力端子Aに与えられる。このため、第2の
比較回路35においては、その入力端子A,Bの
各入力数値がA>Bの関係になつてローレベル信
号を出力した状態を保持するようになり、これに
応じてインバータ66を介して与えられるハイレ
ベル信号をゲート端子に受けたトランスフアゲー
ト46が導通状態を呈するようになる。このた
め、第2のカウンタ27からの数値信号がトラン
スフアゲート46を介して表示装置38に与えら
れるようになり、その表示装置38は、入力され
た数値信号に対応した「1時間20分」をタイマ手
段25の残りタイマ動作時間として表示するよう
になる。また、このときには、R−Sフリツプフ
ロツプ57のセツト出力端子Qからのハイレベル
信号を受けた第1のコース表示ランプ41が点灯
し、以て白米炊きコースが選択された状態にある
旨の表示が行なわれる。従つて、白米炊きコース
を選択する場合には、電源投入後において選択ス
イツチ22をオン操作する必要がないものであ
り、一方、玄米炊きコースを選択する場合には選
択スイツチ23をオン操作する。すると、そのオ
ンに応じてパルス信号P7が出力されてR−Sフ
リツプフロツプ57がリセツトされてそのリセツ
ト出力端子からハイレベル信号がされるため、
トランスフアゲート51,52が導通状態を呈す
ると共に、トリガ回路43が駆動されてパルス信
号P3が短時間だけ出力され、これに応じてトラ
ンスフアゲート55が短時間だけ導通される。こ
のため、第4の時間値記憶部31に記憶された数
値(1時間40分に相当)がトランスフアゲート5
1,55を介して第1のカウンタ26のプリセツ
ト端子PRに与えられ、これに応じて第1のカウ
ンタ26のカウント内容が上記数値にプリセツト
されるようになり、また前述同様に第2のカウン
タ27のカウント値も上記1時間40分に相当した
数値にプリセツトされ、これに応じて表示装置3
8の表示内容が「1時間40分」に切換えられる。
さらに、第6の時間値記憶部33に記憶された数
値(玄米炊きコース選択時におけるタイマ動作時
間設定可能範囲に対応した13時間40分に相当)が
トランスフアゲート52を介して第1の比較回路
34の入力端子Aに与えられる。そして、このと
きにはR−Sフリツプフロツプ57のリセツト出
力端子からのハイレベル信号によつて第2のコ
ース表示ランプ42が点灯されて玄米炊きコース
が選択された旨の表示が行なわれる。勿論、この
ときR−Sフリツプフロツプ57のセツト出力端
子Qからはローレベル信号が出力されるので、ト
ランスフアゲート49,50,53は非導通とな
り、また第1のコース表示ランプ41は消灯され
て、白米炊きコースの設定条件や表示は、すべて
無効とされる。さらに誤つて玄米炊きコースを選
択した後に白米炊きコースを選択し直す場合に
は、選択スイツチ22をオン操作すれば、前記電
源投入直後と同様の白米炊きコース選択状態に戻
される、 しかして、以下においては白米炊きコースが選
択された場合を例にして説明する。電源が投入さ
れて白米炊きコースが選択された状態において、
現在時刻(ここでは例えば午後9時とする)から
例えば10時間後の翌日の午前7時に炊飯完了させ
たい場合には、時間設定スイツチ21を継続的に
オン操作する。すると、そのオン操作に応じて出
力されたパルス信号P5が、この時点で前述の如
く導通状態にあるトランスフアゲート47を介し
てAND回路59の一方の入力端子に与えられ、
そのAND回路59が他方の入力端子に対する入
力即ち第1の分周回路17からの1秒周期のクロ
ツクパルスP1の通過を許容するようになり、そ
のクロツクパルスP1が第1のカウンタ26のク
ロツク端子CKに与えられる。このため、第1の
カウンタ26は、時間設定スイツチ21のオン操
作期間中において1秒毎にそのカウント内容を10
分相当値ずつステツプアツプするようになり、こ
れに応じて第2のカウンタ27のプリセツト値ひ
いては表示装置38による表示内容も10分単位で
ステツプアツプするようになるから、その表示内
容が10時間相当値に達したときに時間設定スイツ
チ21のオン操作を解除する。この結果、上記オ
ン操作解除時点での表示装置38による表示内容
即ち10時間に相当した数値が第2のカウンタ27
にプリセツトされるようになり、これによりタイ
マ手段25のタイマ動作時間が10時間に調整され
る。尚、上記のようにタイマ動作時間を調整する
場合において、表示装置38の表示内容が第5の
時間値記憶部32に記憶された数値(13時間20分
に相当)を越えたときには、第1の比較回路34
において入力端子A,Bの各入力がA≦Bの関係
を呈する。従つて、その比較回路34からハイレ
ベル信号が出力されてトランスフアゲート55が
導通状態を呈するため、結果的に第1のカウンタ
26ひいては第2のカウンタ27のカウント内容
が、第3の時間値記憶部30の記憶数値(即ち初
期値である1時間20分に相当)にプリセツトされ
るようになり、タイマ動作時間の設定が最初から
行なわれるようになる。即ち、このことから明ら
かなように、白米炊きコースが選択された場合に
おけるタイマ手段25のタイマ動作時間設定可能
範囲は1時間20分から13時間20分までの範囲にな
る。
そして、上述のようにタイマ手段25のタイマ
動作時間を10時間に調整した後に、開始スイツチ
19をオン操作すると、そのオン操作に応じて出
力されるパルス信号P3によつてR−Sフリツプ
フロツプ56がセツトされ、そのセツト出力端子
Qからハイレベル信号が出力されてAND回路5
8の一方の入力端子に与えられる。この時点で
は、AND回路58の他方の入力端子には前記イ
ンバータ66からハイレベル信号が与えられてお
り、従つてそのAND回路58からハイレベル信
号が出力されてトランスフアゲート44が導通状
態に切換えられる。すると、第2のカウンタ27
が、そのカウント内容をクロツク端子CKに第2
の分周回路18からの1分周期のクロツクパルス
P2を受ける毎にステツプダウンするように、換
言すればタイマ手段25がタイマ動作を実行する
ようになり、結果的に上記カウント内容並びに表
示装置38の表示内容が時間の経過に応じて順次
減少するようになる。斯様なタイマ動作が進行し
て、その残り時間が1時間10分(即ち、第1の時
間値記憶部28から第2の比較回路35の入力端
子Bに与えられている予定炊飯所要時間に対応し
た数値に相当)になると、第2の比較回路35に
おいて入力端子A,Bの各入力がA≦Bの関係に
なつて、その比較回路35の出力端子Cからハイ
レベル信号が出力される。すると、そのハイレベ
ル信号を入力端子I1に受けた主制御部39が出力
端子Q1からハイレベル信号を出力するようにな
り、この結果、上記ハイレベル信号を受けたリレ
ー駆動回路37がリレースイツチ11をオンさせ
るようになり、これに応じてヒータ6が通電され
て鍋5の加熱即ち白米炊きコースによる炊飯動作
が開始されるようになる。そして、このように炊
飯動作が開始されたときには、第2の比較回路3
5からのハイレベル信号を受けたインバータ66
の出力がローレベル信号に反転するためトランス
フアゲート44及び46がしや断状態を呈すると
共に、上記ハイレベル信号をゲート端子に受けた
トランスフアゲート45が導通状態を呈するよう
になり、このため第2のカウンタ27のカウント
動作が停止されると共に、表示装置38に主制御
部39の出力端子Q2からの表示指令信号S1がト
ランスフアゲート45を介して与えられるように
なり、その表示装置38は「炊飯動作中」にある
旨の表示を行なうようになる。そして斯様な炊飯
動作が進行して、鍋5内がドライアツプ状態を呈
し、温度検知回路36からの温度信号Sdが鍋5
のドライアツプ温度に対応した所定温度以上にな
ると、主制御部39がその出力端子Q1からの出
力をローレベル信号に反転させると共に、出力端
子Q2から表示指令信号S2を出力するようになる。
このため、リレー駆動回路37によつてリレース
イツチ11がオフされてヒータ6が断電され、以
て炊飯動作が終了されて図示しない保温ヒータに
よる保温動作に移行されると共に、これに応じて
主制御部39の出力端子Q2からの上記表示指令
信号S2を受けた表示装置38が「保温動作中」に
ある旨の表示を行なうようになる。そして、炊飯
動作終了後に所定のむらし時間が経過したときに
炊飯が完了するものであり、炊飯動作が開始され
てから炊飯完了するまでに要する時間は、白米炊
きコースの場合1時間10分程度である。
以上要するに、白米炊きコースを選択した場合
において、例えば前日の午後9時の時点において
翌日の午前7時に炊飯完了させるべく、タイマ手
段25のタイマ動作時間を10時間に設定して開始
スイツチ19をオン操作すると、そのオン操作に
応じてタイマ手段のタイマ動作が開始されると共
に、この後に翌日の午前5時50分、即ち午前7時
より白米炊きコースの炊飯所要時間に相当した1
時間10分だけ前の時刻において炊飯動作が開始さ
れるものであり、従つて午前7時には炊き上がつ
た状態のご飯を予定通りに得ることができるもの
である。
次に、選択スイツチ23がオン操作されて玄米
炊きコースが選択された状態について述べるに、
この場合も前述同様に前日の午後9時の時点でタ
イマ手段25のタイマ動作時間を10時間に設定し
た後に、開始スイツチ19をオン操作した例につ
いて述べる。即ち、この場合には、R−Sフリツ
プフロツプ56のセツト出力端子Qからのハイレ
ベル信号及びR−Sフリツプフロツプ57のリセ
ツト出力端子からのハイレベル信号がAND回
路60の両入力端子に与えられるため、その
AND回路60からのハイレベル信号をゲート端
子に受けたトランスフアゲート54が導通状態を
呈する。このため、第2の時間値記憶部29に記
憶された数値(1時間30分に相当)が本発明でい
う予定炊飯所要時間として第2の比較回路35の
入力端子Bに対して継続的に与えられるようにな
る。そして、開始スイツチ19のオンに応じてタ
イマ手段25のタイマ動作が前述同様に開始さ
れ、翌日の午前5時30分に至つて、そのタイマ動
作の残り時間が1時間30分(即ち、第2の時間値
記憶部29から第2の比較回路35の入力端子B
に与えられている予定炊飯所要時間に対応した数
値)になると、その比較回路35からハイレベル
信号が出力されて主制御部39の入力端子I1に与
えられる。このため、その主制御部39の出力端
子Q1からハイレベル信号が出力され、以てリレ
ー駆動回路37によりリレースイツチ11がオン
されて炊飯動作が開始される。そして、炊飯動作
開始後に鍋5内がドライアツプ状態を呈したとき
には前述同様に炊飯動作が終了されて保温動作に
移行され、所定のむらし時間が経過したとき(こ
の場合炊飯動作開始後に1時間30分程度経過した
とき)に炊飯完了される。尚、玄米炊きコースが
選択された状態では、第6の時間値記憶部33に
記憶された数値(13時間40分に相当)が第1の比
較回路34の入力端子aに与えられるから、この
場合におけるタイマ動作時間設定可能範囲は1時
間40分から13時間40分までの範囲になる。
要するに、玄米炊きコースを選択した場合にお
いても、例えば前日の午後9時の時点において翌
日の午前7時に炊飯完了させるべく、タイマ手段
25のタイマ動作時間を10時間に設定して開始ス
イツチ19をオン操作すると、そのオン操作に応
じてタイマ手段のタイマ動作が開始されると共
に、この後に翌日の午前5時30分、即ち午前7時
より玄米炊きコースの炊飯所要時間に相当した1
時間30分だけ前の時刻において炊飯動作が開始さ
れるものであり、従つて午前7時には炊き上がつ
た状態のご飯を予定通りに得ることができるもの
である。
尚、取消スイツチ20がオン操作されたときに
は、そのオンに応じて出力されるパルス信号P4
によつてR−Sフリツプフロツプ56がリセツト
されると共にR−Sフリツプフロツプ57がセツ
トされるから、タイマ手段25の設定内容が初期
化されると共に、そのタイマ動作が進行中の場合
にはこれが停止される。
上記した本実施例によれば、所望時刻に炊飯完
了させたい場合に、タイマ手段25に対して上記
所望時刻までの時間をそのまま設定すれば良く、
従つてタイマ手段25のタイマ動作時間設定時に
おいて従来のように炊飯動作に要する時間分を差
引き計算する必要がなく、その炊飯完了時刻まで
の時間計算を簡単化できて、設定すべきタイマ動
作時間の計算違いを起こす虞が殆どなくなるもの
である。また、炊飯所要時間が異なるコースが選
択された場合でも、そのタイマ手段25に設定さ
れた時刻に炊飯完了するように炊飯動作の開始時
期が自動的に変更される構成であるから、本実施
例のように炊飯所要時間が異なる白米炊きコース
及び玄米炊きコースを選択的に実行できるように
構成した場合でも、タイマ手段25の設定操作が
従来のように繁雑化する虞がないものである。
第3図には本発明の第2の実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1の実施例と異なる
部分のみ説明する。即ち、68乃至70は第7乃
至第9の時間値記憶部で、第7の時間値記憶部6
8には「10分」に相当した数値が記憶され、第8
の時間値記憶部69には「12時間10分」に対応し
た数値が記憶され、第9の時間値記憶部70には
「0分」に相当した数値が記憶されている。また、
71は加算回路で、入力端子X,Yに対する各入
力数値を加算してその加算結果を出力端子Zから
出力する。そして、本実施例では第1、第2、第
7、第8の時間値記憶部28,29,68,6
9、トランスフアゲート53,54、R−Sフリ
ツプフロツプ57によつて変更手段72が構成さ
れている。
このような構成の本実施例では、加算回路71
において、第2のカウンタ27のカウント内容
と、第1の時間値記憶部28の記憶数値(1時間
10分)及び第2の時間値記憶部29の記憶数値
(1時間30分)の何れか一方とが加算されて出力
されるようになつており、従つて表示装置38に
は、タイマ手段25に設定された時間(即ちタイ
マ動作の残り時間)に対して白米炊きコース若し
くは玄米炊きコースの予定炊飯所要時間のうち選
択されたコースに対応したものを加算した値が表
示される。また、第2の比較回路35において
は、第2のカウンタ27からの出力が、第9の時
間値記憶部70からの数値(0分に相当)と比較
されるようになつており、このためタイマ手段2
5に設定されたタイマ動作時間が残り時間が零に
なつたときに炊飯動作が開始される。従つて、本
実施例においては、例えば10時間後に炊飯完了さ
せるべくタイマ手段25を時間設定操作する際
に、表示装置38の表示が10時間になるように設
定すれば、その表示に対応した時刻より前記予定
炊飯所要時間分だけ早く炊飯動作が開始されるも
のであり、結果的に前記第1の実施例と同様の作
用効果を奏するものである。尚、本実施例におい
て、タイマ手段25に設定可能なタイマ動作時間
の範囲は、第7の時間値記憶部68に記憶された
10分から第8の時間値記憶部69に記憶された12
時間10分までの範囲である。
また、上記各実施例では、タイマ手段25を、
炊飯完了時点までの残り時間を設定する構成とし
た場合について説明を行つたが、このような設定
方法だけに限定されるものではなく、たとえば、
時計を内部に構成して、炊飯完了時点の時刻を設
定する構成のタイマ手段を設けても良い。このと
きには、炊飯完了時刻から、各々の炊飯コースに
よつて決められる、炊飯に必要な時間、即ち第1
の時間値記憶部28や第2の時間値記憶部29の
記憶時間を、減算した時刻を炊飯開始時刻として
記憶し、時計の示す時刻が、この炊飯開始時刻に
なつたときに、炊飯動作を開始するように構成す
ればよい。
さらに上記各実施例では、タイマ動作時間を調
整後、タイマ動作を行つている間は、表示装置3
8により、炊飯完了までの残り時間を表示するよ
うに構成したが、このような表示だけに限定され
るものではなく、例えば、時計内蔵形のもので
は、時計の時刻を表示していてもよい。加えて、
各実施例では、タイマ動作時間の調整後、開始ス
イツチ19を操作することにより、タイマ動作を
開始したが、例えば、時間設定スイツチ21の操
作を解除したときから、タイマ動作を開始するよ
うにしても良い。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した各実
施例に限定されるものではなく、例えば炊飯コー
スとしておかゆ炊きコース或は炊き込みご飯コー
ス等を含めるように構成しても良い等、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが
できるものである。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によつて明らかなよ
うに、複数種類の炊飯コースを選択的に実行でき
るようにした炊飯器において、所望の時刻にご飯
を炊き上げようとする場合に、選択された炊飯コ
ースの所要時間に応じて炊飯開始時刻が自動的に
変化され、これにより炊飯開始時刻の設定を一々
行うという面倒な操作が不要になる等の優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1の実施例を示
すもので、第1図は電気的構成を示すブロツク
図、第2図は炊飯器を一部破断して示す側面図で
ある。また第3図は本発明の第2の実施例を示す
第1図相当図である。 図中、1は炊飯器本体、5は鍋、6はヒータ、
7は操作パネル、8はサーミスタ、10は制御回
路、21は時間設定スイツチ、22,23は選択
スイツチ(選択手段)、25はタイマ手段、26
は第1のカウンタ、27は第2のカウンタ、34
は第1の比較回路、35は第2の比較回路、36
は温度検知回路、38は表示装置、40は炊飯制
御手段、66,72は変更手段を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 夫々所要時間が異なる複数種類の炊飯コース
    のうちの一つを選択するための選択手段と、炊飯
    完了時刻が所望の時刻となるように前記選択手段
    により選択された炊飯コースの所要時間に応じて
    炊飯開始時刻を自動的に変化させる変更手段とを
    具備したことを特徴とする炊飯器。
JP15300585A 1985-07-11 1985-07-11 炊飯器 Granted JPS6214818A (ja)

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JP7401203B2 (ja) * 2019-06-18 2023-12-19 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59232520A (ja) * 1983-06-17 1984-12-27 シャープ株式会社 炊飯器
JPS6048714A (ja) * 1983-08-26 1985-03-16 松下電器産業株式会社 炊飯器用タイマ−装置

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