JPH066092B2 - 粥の製造装置 - Google Patents

粥の製造装置

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JPH066092B2
JPH066092B2 JP59214924A JP21492484A JPH066092B2 JP H066092 B2 JPH066092 B2 JP H066092B2 JP 59214924 A JP59214924 A JP 59214924A JP 21492484 A JP21492484 A JP 21492484A JP H066092 B2 JPH066092 B2 JP H066092B2
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隆保 成田
雅宏 今井
守男 旭
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、粥が自動的にでき上がるようにした粥の製造
装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来より炊飯器においては、良く知られているように、
鍋内が所謂ドライアップ状態(鍋内の水が米に略完全に
吸収された状態)を呈して鍋温度が水の沸点温度以上に
急激に上昇したときに、これを検知して鍋加熱用のヒー
タを断電せしめ、以て炊飯動作を終了させるように構成
されている。即ち、斯かる従来構成の炊飯器では鍋内の
水分が米に吸収されずに残っている間はヒータを自動的
に断電できないものであり、従って粥を自動的につくり
上げることは全く不可能であった。また、従来の炊飯器
にあっては、鍋内の水が沸騰した後においてもヒータ出
力をそのまま保持するように構成されており、従ってヒ
ータの断電を手動操作にて行なうことにより粥をつくろ
うとしても、水の沸騰後におけるヒータ出力が大き過ぎ
て鍋内の湯が吹きこぼれるようになるため、実際には手
動操作によっても粥をつくることが困難であった。
〔発明の目的〕
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は、米の量の多少に拘らず湯の吹きこぼれを招
かずして粥を自動的につくることができると共に、その
粥炊きに要する時間を極力短くでき、しかも斯かる自動
的な粥炊き動作に不可欠な鍋内の水の沸騰検出を粥炊き
量の如何に拘らず確実に行ない得て、常に安定した粥炊
きを実行できる等の効果を奏する粥の製造装置を提供す
るにある。
〔発明の概要〕
本発明は上記目的を達成するために、鍋の温度が水の沸
点温度より若干低い所定温度に達した時点からタイマ手
段に設定された時間が経過したときに、鍋内の水が沸騰
したものと判断し、その判断結果により電気的な加熱手
段の出力を減少させた状態を第1の設定期間保持すると
共に、この第1の設定期間後に加熱手段の出力をさらに
減少させた状態を第2の設定期間保持した後にその加熱
手段を自動的に断電させるようにしたものであり、特に
少なくとも前記第1の設定期間における加熱手段の積算
電力減少度合いを、前記判定手段により示される米の量
が少ない場合程大きくなるように制御する点に特徴を有
するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。
第2図において、1は内枠2,外枠3等より成る炊飯器
本体、4は蓋、5は内枠2内に配設された鍋、6はこの
鍋5加熱用のヒータ(本発明でいう加熱手段に相当)、
7は操作パネル、8は鍋5の底部温度を検出するように
設けられた検出手段たる例えばサーミスタである。ま
た、9は炊飯器本体1の外底部に配設されたケースで、
このケース9内には前記サーミスタ8による検出温度及
び操作パネル7からの入力に基づいて前記ヒータ6の通
断電を制御する炊飯制御回路10が収納されている。
上記炊飯制御回路10は、通常の炊飯動作,保温動作は
勿論のこと粥炊き動作も実行制御できるように構成され
たものであり、第1図にはその電気的構成のうち本発明
の要旨に直接関係した粥炊き動作制御の関連回路構成が
示されている。
第1図において、11はリレー接点で、これは交流電源
12の両端子間に前記ヒータ6を直列に介して接続され
ている。13は発光ダイオード13a及びフォトトラン
ジスタ13bより成るフォトカプラで、その発光ダイオ
ード13aに対して交流電源12の半波電圧がダイオー
ド14及び抵抗15を介して印加される。16は交流電
源12の出力を受ける直流定電圧回路で、この直流定電
圧回路16から以下に述べる各回路に給電されるように
なっている。
即ち、17は前記フォトカプラ13の出力(交流電源1
2の半波出力に対応した電圧出力)を矩形波に整形する
波形整形回路、18はこの波形整形回路17の出力を分
周して例えば1秒周期のクロックパルスP18を発生す
る分周回路である。19は前記サーミスタ8の出力を受
けるA−D変換回路で、これはサーミスタ8が検出する
鍋5の温度に対応したデジタル値の温度信号S19を出
力する。20は水の沸点温度より若干低い所定温度例え
ば90℃をデジタル値の温度信号S20として記憶して
成る第1の記憶回路、21は上限温度たる例えば120
℃をデジタル値の温度信号S21として記憶して成る第
2の記憶回路、22は第1の計量用温度たる例えば70
℃をデジタル値の温度信号S22として記憶して成る第
3の記憶回路、23は第2の計量用温度たる例えば80
℃をデジタル値の温度信号S23として記憶して成る第
4の記憶回路である。24乃至40は第5乃至第21の
記憶回路で、これらには第1図中に示したように、5
分,3分,5分,4分,3分,13分,10分,7分,
35分,30分,25分,35秒,30秒,25秒,1
8秒,15秒,12秒に夫々対応したデジタル値の時間
信号S24〜S40が記憶されている。41乃至51は
比較回路で、入力端子A,Bに対する各入力値N,N
,がN≧Nに関係のときにハイレベル信号を出力
すると共に、N<Nの関係のときにローレベル信号
を出力する。52及び53は夫々に対応した比較回路4
3及び44からハイレベル信号を受けたときにトリガパ
ルスP52及びP53を出力するトリガ回路である。5
4はパルス発生回路で、これは前記操作パネル7に設け
られたモーメンタリ形のスタートスイッチ7aがオン操
作されたときにスタートパルスP54を出力する。55
及び56はカウンタで、これはリセット端子Rにスター
トパルスP54を受けたときにカウント値を「0」にリ
セットし、クロック端子CKに前記クロックパルスP
18を受ける毎にカウントアップするものであり、各カ
ウント値を数値信号S55,56として出力する。57
はサイクルカウンタで、これもリセット端子Rにスター
トパルスP54を受けたときにカウント値を「0」にリ
セットし、クロック端子CKにクロックパルスP18
受ける毎にカウントアップして60秒相当値までカウン
トする動作を繰返すものであり、そのカウント値を数値
信号S57として出力する。73乃至76は比較回路
で、他の比較回路27乃至33と同一の構成になされて
いる。58乃至62は第1乃至第5のラッチ回路で、こ
れらは新たな信号が入力される毎にその記憶内容を書き
換える。63乃至80はトランスファゲートで、これら
はゲート端子にハイレベル信号を受けた状態で信号の通
過を許容する。また、81,82及び83はR−Sフリ
ップフロップ、84乃至89はAND回路、90,91
はOR回路、92はNOR回路、93,94及び95は
インバータである。96はインバータ95からハイレベ
ル信号を受けたときに一定時間だけハイレベルとなるト
リガパルスP96を出力するトリガ回路である。そし
て、97は調節手段たる出力回路で、これはハイレベル
信号が入力された状態時に前記リレー接点11をオンさ
せる。尚、本実施例では、サーミスタ8,A−D変換回
路19,第1の記憶回路20及びトリガ回路52によっ
て信号出力手段98が構成され、第3乃至第6の記憶回
路22乃至25,比較回路41,42,45,46,カ
ウンタ56,AND回路84及びNOR回路92によっ
て判定手段99が構成されている。また、第7乃至第9
の記憶回路26乃至28,比較回路47,カウンタ5
5,第1のラッチ回路58及びトランスファゲート63
乃至65によってタイマ手段100が構成され、第10
乃至第21の記憶回路29乃至40,比較回路59乃至
62,カウンタ55,サイクルカウンタ57,第2乃至
第5のラッチ回路59乃至62,AND回路88,89
及びドランスファゲート66乃至77によって制御手段
101が構成されている。
次に上記構成の作用について、第3図及び第4図も参照
しながら説明する。尚、第3図はサーミスタ8による検
知温度(即ち鍋5の温度)の時間変化特性を示し、第4
図はヒータ6の出力の時間変化特性を示す。さて、鍋5
内に米及びこの米を粥炊きするのに必要な所定量の水を
収納し、この状態でスタートスイッチ7aをオン操作す
ると、パルス発生回路54からスタートパルスP54
出力され、このスタートパルスP54によってR−Sフ
リップフロップ81,82,83がセットされると共
に、カウンタ55,56及びサイクルカウンタ57がリ
セットされる。このときには、サーミスタ8の検出温度
が90℃以下であるため、A−D変換回路19からの温
度信号S19と第1の記憶回路20からの温度信号S
20とがS19<S20の関係にあって比較回路43が
ローレベル信号を出力するようになり、その出力がイン
バータ93によりハイレベル信号に反転された後にOR
回路91を介してAND回路87の一方の入力端子に与
えられる。上記AND回路87の他方の入力端子には前
述のようにセットされたR−Sフリップフロップ83の
セット出力端子Qからハイレベル信号が与えられるた
め、このAND回路87からハイレベル信号が出力さ
れ、このハイレベル信号を受けた出力回路97がリレー
接点11をオンさせ、これに応じてヒータ6が通電され
て鍋5の加熱が開始されるようになる。斯様な鍋5の加
熱即ち粥炊き動作の進行に応じてサーミスタ8の検出温
度が70℃まで上昇し、以てA−D変換回路19からの
温度信号S19と第3の記憶回路22からの温度信号S
22とがS19≧S22の関係になると(第3図,第4
図中時刻t)、比較回路41の出力がハイレベル信号
に反転する。このとき、前記温度信号S19と第4の記
憶回路23からの温度信号S23(80℃に対応)とは
19<S23の関係にあるため、比較回路42もハイ
レベル信号を出力しており、これら比較回路41,42
からのハイレベル信号を受けたAND回路84が分周回
路18からのクロックパルスP18の通過を許容し、従
ってカウンタ56が1秒毎にカウントアップするように
なる。この後サーミスタ8の検出温度が80℃まで上昇
し、以て前記温度信号S19及びS23がS19>S
23になると(時刻t)、比較回路42の出力がロー
レベル信号に反転するためAND回路84がクロックパ
ルスP18の通過を阻止するようになり、カウンタ56
のカウントアップが停止される。このとき時刻tにお
いてカウンタ56のカウント値が5分相当値以上あった
場合には、そのカウンタ56からの数値信号S56と第
5の記憶回路24からの時間信号S24(5分に相当)
並びに第6の記憶回路25からの時間信号S25(3分
に相当)とがS56≧S24>S25の関係になるた
め、比較回路45がハイレベル信号を出力すると共に比
較回路46がローレベル信号を出力するようになり、N
OR回路92はローレベル信号を出力する。また、時刻
においてカウンタ56のカウント値が3分相当値を
越え且つ5分相当値未満であった場合には、前記数値信
号S56及び時間信号S24,S25がS24>S56
>S25の関係になるため、比較回路45,46が双方
共にローレベル信号を出力するようになり、NOR回路
92はハイレベル信号を出力する。さらに、時刻t
おいてカウンタ56のカウント値が3分相当値以下であ
った場合には、数値信号S56及び温度信号S24,S
25がS24>S25≧S56の関係になるため、比較
回路46のみからハイレベル信号が出力されるようにな
り、NOR回路92はローレベル信号を出力するように
なる。ところで、サーミスタ8の検出温度が70℃から
80℃まで変化するために要する時間は、鍋5の熱容量
即ち鍋5内に収納された米及び水の量が多い程長くなる
性質を有するものであり、第3乃至第6の各記憶回路2
2乃至25,比較回路41,42,45,46,カウン
タ56,NOR回路92等を含んで成る判定手段99は
上記性質を利用して鍋5内の米の量を判定する。即ち判
定手段99は、サーミスタ8の検出温度が70℃から8
0℃まで変化するのに要した時間(時刻t〜t)が
5分以上であった場合、換言すれば鍋5内の米の量が比
較的多い場合に比較回路45のみからハイレベル信号を
出力してこれをトランスファゲート78に与え、時刻t
から時刻tまでの時間が3分を越え且つ5分未満で
あった場合、換言すれば鍋5内の米の量が中程度の場合
にNOR回路92のみからハイレベル信号を出力してこ
れをトランスファゲート79に与え、さらに上記時間が
3分以下であった場合、換言すれば鍋5内の米の量が比
較的少ない場合に比較回路46のみからハイレベル信号
を出力してトランスファゲート80に与える。
しかして時刻tにて前述のように比較回路42からロ
ーレベル信号が出力されると、その出力がインバータ9
5によってハイレベル信号に反転された後にトリガ回路
96に与えられるため、このトリガ回路96からトリガ
パルスP96が出力される。すると、上記トリガパルス
96をゲート端子に受けたトランスファゲート78,
79,80が短時間だけ信号の通過を許容するようにな
る。従って、鍋5内の米の量が比較的多い場合にはトラ
ンスファゲート78からハイレベル信号が出力されるた
め、そのハイレベル信号によってトランスファゲート6
3,66,69,72,75が導通状態を呈する。この
結果、第1乃至第5のラッチ回路58乃至62の各記憶
内容が、第7の記憶回路26からの時間信号S26(5
分に相当),第10の記憶回路29からの時間信号S
29(13分に相当)、第13の記憶回路32からの時
間信号S32(35分に相当),第16の記憶回路35
からの時間信号S35(35秒に相当),第19の記憶
回路38からの時間信号S38(18秒に相当)に夫々
書き換えられる。また、鍋5内の米の量が中程度の場合
には、トランスファゲート79からハイレベル信号が出
力されてトランスファゲート64,67,70,73,
76が導通状態を呈するため、第1乃至第5のラッチ回
路58乃至62の記憶内容は、第8,第11,第14,
第17,第20の記憶回路27,30,33,36,3
9からの各温度信号S27(4分に相当),S30(1
0分に相当),S33(30分に相当),S36(30
秒に相当),S39(15秒に相当)に夫々書き換えら
れる。さらに、鍋5内の米の量が比較的少ない場合に
は、トランスファゲート80からハイレベル信号が出力
されてトランスファゲート65,68,71,74,7
7が導通状態を呈するため、第1乃至第5のラッチ回路
58乃至62の記憶内容は、第9,第12,第15,第
18,第21の記憶回路28,31,34,37,40
からの各時間信号S28(3分に相当),S31(7分
に相当),S34(25分に相当),S37(25秒に
相当),S40(12秒に相当)に夫々書き換えられ
る。
さて、以下においては説明の便宜上鍋5の米の量が比較
的多い場合(即ち第1乃至第5のラッチ回路58乃至6
2が夫々時間信号S26,S29,S32,S35,S
38を夫々記憶している場合を例にして説明するに、前
記粥炊き動作がさらに進行してサーミスタ8の検出温度
が90℃まで上昇すると(時刻t)、A−D変換回路
19からの温度信号S19と第1の記憶回路20からの
温度信号S20とがS19≧S20の関係となって、比
較回路43の出力がハイレベル信号に反転する。する
と、トリガ回路34から補助信号たるトリガパルスP
34が出力されてR−Sフリップフロップ81,82が
リセットされるため、AND回路85,86がR−Sフ
リップフロップ81,82の各リセット出力端子から
のハイレベル信号を受けてクロックパルスP18の通過
を許容するようになる。このため、それまでの間カウン
ト停止状態にあったカウンタ55及びサイクルカウンタ
57が1秒毎にカウントアップするようになり、第1,
第2のタイマ手段100,101のタイマ動作が開始さ
れる。そして、この時刻t後に、第1のラッチ回路5
8が記憶した時間信号S26により示される時間即ち5
分が経過した時刻tに至ると、カウンタ55からの数
値信号S55と上記時間信号S26とがS55>S26
の関係になるため、比較回路47の出力が沸騰信号たる
ローレベル信号に反転する。前記時刻t後に、第2の
ラッチ回路59が記憶した時間信号S29により示され
る時間即ち13分が経過した時刻t(時刻tから8
分経過した時刻)に至るまでの期間(この期間が制御手
段101による第1の設定期間に相当する)において
は、前記数値信号S55及び時間信号S29がS55
29の状態にあるため、比較回路48はハイレベル信
号を出力する。このため、上記ハイレベル信号を受けた
AND回路88が比較回路50からの出力信号の通過を
許容した状態を呈するが、この比較回路50は、サイク
ルカウンタ57からの数値信号S57(60秒周期で
「0」から「60」まで順次増加する数値信号)と第4
のラッチ回路61が記憶した時間信号S35(35秒に
相当)とがS57≦S35の関係にある期間のみハイレ
ベル信号を出力するものであり、従ってAND回路88
から35秒間ハイレベル信号が出力された後に25秒間
ローレベル信号が出力されるという動作が反復される。
すると、出力回路97がリレー接点11を35秒オンし
た後に25秒オフするという動作を繰返すようになり、
結果的に時刻t〜tの第1の設定期間は、ヒータ6
がデューティ比(35/60)×100≒58.3%で
通電されるようになってそのヒータ6の出力がそれまで
の約58.3%に減少される。そして、時刻t後に1
3分が経過した時刻tを過ぎると、カウンタ55から
の数値信号S55と第2のラッチ回路59からの時間信
号S29とがS55>S29の関係になるため、比較回
路48の出力がローレベル信号に反転し、以てAND回
路88が比較回路50からの出力信号の通過を阻止する
ようになる。この時刻t後にさらに22分が経過した
時刻t(時刻tから35分経過した時刻)に至るま
での期間(この期間が制御手段101による第2の設定
期間に相当する)においては、前記数値信号S55と第
3のラッチ回路60が記憶した時間信号S32(32分
に相当)がS55≦S32の関係にあるため、比較回路
49がハイレベル信号を出力した状態を保持する。この
ため、AND回路89が比較回路51からの出力信号の
通過を許容したままになるが、この比較回路51は、サ
イクルカウンタ57からの数値信号S57と第5のラッ
チ回路62が記憶した時間信号S38(18秒に相当)
とがS57≦S38の関係にある期間のみハイレベル信
号を出力するものであり、以てAND回路89から18
秒間ハイレベル信号が出力された後に42秒間ローレベ
ル信号が出力されるという動作が反復される。従ってこ
の場合には、出力回路97がリレー接点11を18秒オ
ンした後に42秒オフするという動作を繰返すようにな
り、結果的に時刻t〜tの第2の設定期間はヒータ
6がデューティ比(18/60)×100=30%で通
電されるようになってそのヒータ6の出力が定格時の3
0%に減少される。そして、時刻t後に35分が経過
した時刻tを過ぎると、カウンタ55からの数値信号
55と第3のラッチ回路60が記憶した時間信号S
32とがS55>S32の関係になるため、比較回路4
9の出力がローレベル信号に反転し、AND回路51が
比較回路89からの出力信号の通過を阻止するようにな
る。また、これと同時に、上記ローレベル信号がインバ
ータ94により停止信号たるハイレベル信号に反転され
るため、R−Sフリップフロップ83がリセットされ、
これに応じて信号回路97がリレー接点11をオフ状態
に保持するようになってヒータ6が断電され、以て粥炊
き動作が完了する。
尚、鍋5内の米の量が中程度の場合、即ち第1乃至第5
のラッチ回路58乃至62が時間信号S27,S30
33,S36,S39を夫々記憶した状態にある場合
には、前述した作用から理解されるように、サーミスタ
8の検出温度が90℃に達した時刻tから4分経過し
た時刻tにて比較回路47からローレベル信号が信号
され、この時刻tから6分経過した時刻tまでの第
1の設定期間はヒータ6の出力が定格時の(30/6
0)×100=50%に減少されるものであり、さらに
この時刻tから20分経過した時刻tまでの第2の
設定期間はヒータ6の出力が定格時の(15/60)×
100=25%に減少されるものである。また、鍋5内
の米の量が比較的少ない場合、即ち第1乃至第5のラッ
チ回路58乃至62が温度信号S28,S31
34,S37,S40を夫々記憶した状態にある場合
には、サーミスタ8の検出温度が90℃に達した時刻t
から3分経過した時刻tにて比較回路47からロー
レベル信号が出力され、この時刻tから4分経過した
時刻tまでの第1の設定期間にヒータ6の出力が定格
時の(25/60)×100≒41.7%に減少される
ものであり、さらにこの時刻tから18分経過した時
刻tまで第2の設定期間ヒータ6の出力が定格解時の
(12/60)×100=20%に減少されるものであ
る。
上記した本実施例によれば、スタートスイッチ7aのオ
ン操作に応じた粥炊き動作の開始後において、第1のタ
イマ手段100内の比較回路47から沸騰信号としてロ
ーレベル信号が出力されるまでの間(換言すれば鍋5内
が沸騰状態になるまでの間)は、ヒータ6を定格出力で
発熱させることによって素早く沸騰させるようになって
おり、斯様な沸騰後においては、ヒータ6の出力を減少
させた状態を制御手段101内のインバータ94から停
止信号たるハイレベル信号が出力されるまでの所定時間
保持した後にヒータ6を自動的に断電せしめる構成とし
ている。従って、スタートスイッチ7aをオン操作する
だけで粥を極力短い時間のうちに自動的につくり上げる
ことができるものであり、しかもこの場合、鍋5内の水
が沸騰した後にはヒータ6の出力が従来のように過大に
なることがなくて湯が炊きこぼれる虞がないものであ
る。特に本実施例では、沸騰信号の出力後における第1
の設定期間及びこれに引き続く第2の設定期間において
ヒータ6の出力を2段階に減少させるとともに、上記各
設定期間におけるヒータ6の積算電力の減少度合いを、
鍋5内の米の量(即ち粥炊き量)が少ない場合程大きく
なるように自動的に変化させる構成としたから、次に述
べる効果を奏することができる。即ち、粥炊き量が比較
的多い場合には、鍋5内の水が沸騰状態になってから粥
炊きが完了するまでの所要時間が長引くようになり、ま
た粥炊き量が比較的少ない場合には上記所要時間が短縮
されるものであり、従って上記本実施例の構成によれば
現実に叶った無駄の少ない粥炊き動作を行なうことがで
き、粥炊きに要する時間をさらに短縮することができ
る。また、本実施例では、鍋5内の水が沸騰状態になっ
た旨を示す沸騰信号を、鍋5の温度が水の沸点温度より
若干低い90℃に達してからタイマ手段100に設定さ
れた所定時間(3分,4分若しく5分)が経過した時点
で出力する構成としており、これによって以下に述べる
効果を奏することができる。即ち、水が沸騰状態になっ
た旨を迅速且つ確実に検出することは、一般的に難易度
が高いものであってしかもコスト高になるという事情下
にある。しかるに上記構成によれば、鍋5の温度が90
℃に達してからヒータ6を定格出力で発熱させた状態を
タイマ手段100に設定された適当時間(本実施例では
3〜5分)継続させれば、必ず鍋5内の水が沸騰状態に
なることを見越して沸騰信号を出力するようになってお
り、従って鍋5内の水の沸騰検出が確実になる。特にこ
の場合、本実施例ではタイマ手段100に設定する時間
を鍋5内の米の量(即ち粥炊き量)に応じて自動的に変
更する構成であるから、上記沸騰検出の誤差をきわめて
小さくできる。
尚、沸騰信号の出力後における第1の設定期間及びこれ
に引き続く第2の設定期間において、そのヒータ6の出
力を大小させることによって積算電力を変化させる構成
としても良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば以上説明したように、米の量の多少に拘
らず湯の吹きこぼれを招かずして粥を自動的につくり上
げ得るという従来にはなかった新規な粥の製造装置を提
供できるものであり、特に本発明によれば、その粥炊き
に要する時間を極力短くできると共に、上記自動的な粥
炊き動作に不可欠な鍋内の水の沸騰検出を粥炊き量の如
何に拘らず正確に行ない得て、常に安定した粥炊きを実
行できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気的
構成のブロック図、第2図は全体を一部破断して示す側
面図、第3図及び第4図は夫々作用説明用の温度特性曲
線図及び出力特性曲線図である。 図中、5は鍋、6はヒータ加熱手段、8はサーミスタ
(検出手段)、10は炊飯制御回路、97は出力回路
(調節手段)、98は信号出力手段、99は判定手段、
100はタイマ手段、101は制御手段を示す。
フロントページの続き (72)発明者 青嶋 輝任 愛知県名古屋市西区葭原町4丁目21番地 株式会社東芝名古屋工場内 (56)参考文献 特開 昭55−148522(JP,A) 特開 昭59−137018(JP,A) 特開 昭59−26(JP,A) 特開 昭59−57617(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋加熱用の電気的な加熱手段、この加熱手
    段の出力を調節可能な調節手段と、前記鍋の温度を検出
    する検出手段と、この検出手段の検出温度が水の沸点温
    度より若干低い所定温度となったときに補助信号を出力
    する信号出力手段と、前記鍋内の米の量を判定する判定
    手段と、前記補助信号の出力後に所定時間が経過したと
    きに沸騰信号を出力するタイマ手段と、前記沸騰信号の
    出力に応じて前記加熱手段の出力を減少させた状態を第
    1の設定期間保持すると共にこの第1の設定期間後に加
    熱手段の出力をさらに減少させた状態を第2の設定期間
    保持した後にその加熱手段を断電する制御手段とを備
    え、前記制御手段は、少なくとも前記第1の設定期間に
    おける加熱手段の積算電力減少度合いを前記判定手段に
    より示される米の量が少ない場合程大きくなるように制
    御することを特徴とする粥の製造装置。
  2. 【請求項2】判定手段は、鍋の温度が第1の計量用温度
    からこれより高い第2の計量用温度まで上昇するのに要
    した時間に基づいて米の量を判定する構成になされてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の粥の
    製造装置。
  3. 【請求項3】制御手段は、第1の設定期間の長短を調節
    することによりその期間における積算電力を変化させる
    ように構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の粥の製造装置。
  4. 【請求項4】制御手段は、第1の設定期間において加熱
    手段出力の大小を調節することにより積算電力を変化さ
    せるように構成されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の粥の製造装置。
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