JPH0738831B2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JPH0738831B2 JPH0738831B2 JP23307386A JP23307386A JPH0738831B2 JP H0738831 B2 JPH0738831 B2 JP H0738831B2 JP 23307386 A JP23307386 A JP 23307386A JP 23307386 A JP23307386 A JP 23307386A JP H0738831 B2 JPH0738831 B2 JP H0738831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- rice
- time
- output
- heating
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、鍋内の水が沸騰状態となったときに沸騰検出
信号を得、この沸騰検出信号を炊飯制御に利用するよう
にした炊飯器に関する。
信号を得、この沸騰検出信号を炊飯制御に利用するよう
にした炊飯器に関する。
(従来の技術) 近年の炊飯器においては、多様な炊飯制御、具体的には
例えば白米炊きを行なう際に鍋内の水が沸騰するまでの
間だけ炊飯用ヒータを大出力で発熱させることにより、
良く知られているご飯を美味しく炊き上げるための条件
の一つである所謂「中パッパ」の条件を満たすと共に、
沸騰後にはヒータ出力を落して所謂吹きこぼれ或はご飯
の焦げ付きを防止するようになし、以てご飯を美味しく
炊き上げるための制御等が行なわれているが、斯様な制
御を行なう場合には、鍋内の水が沸騰状態になったか否
かを検出する必要がある。このため、従来の炊飯器で
は、鍋の温度を検出しその検出温度が予め定めた上限温
度まで上昇したときにこれを沸騰状態と判断することが
最も一般的に行なわれている。
例えば白米炊きを行なう際に鍋内の水が沸騰するまでの
間だけ炊飯用ヒータを大出力で発熱させることにより、
良く知られているご飯を美味しく炊き上げるための条件
の一つである所謂「中パッパ」の条件を満たすと共に、
沸騰後にはヒータ出力を落して所謂吹きこぼれ或はご飯
の焦げ付きを防止するようになし、以てご飯を美味しく
炊き上げるための制御等が行なわれているが、斯様な制
御を行なう場合には、鍋内の水が沸騰状態になったか否
かを検出する必要がある。このため、従来の炊飯器で
は、鍋の温度を検出しその検出温度が予め定めた上限温
度まで上昇したときにこれを沸騰状態と判断することが
最も一般的に行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような構成とした場合、沸騰状態を正確に検出す
るには、上記上限温度を100℃近くに設定することが望
ましい。しかしながら、このように上限温度を100℃近
くに設定した場合には、鍋温度を検出するための温度セ
ンサ部と鍋との間の接触状態,温度センサ部の回路定数
のばらつき及びその特性の経年変化,気圧の変化或は炊
き込みご飯をつくる場合に鍋内に調味量が投入されるこ
とによる沸騰点の変動等に起因して、鍋内が沸騰状態に
あるにも拘らずその沸騰状態をいつまで経っても検出で
きないことがあり、実際には斯様な変動を見越して前記
上限温度を80℃前後に設定しているのが実情であった。
このため、従来の沸騰検出手段では、鍋内の沸騰状態の
検出が極めて不正確になる問題点があり、ひいては炊飯
器による炊飯制御を的確に行ない得なくなるという事情
下にあった。
るには、上記上限温度を100℃近くに設定することが望
ましい。しかしながら、このように上限温度を100℃近
くに設定した場合には、鍋温度を検出するための温度セ
ンサ部と鍋との間の接触状態,温度センサ部の回路定数
のばらつき及びその特性の経年変化,気圧の変化或は炊
き込みご飯をつくる場合に鍋内に調味量が投入されるこ
とによる沸騰点の変動等に起因して、鍋内が沸騰状態に
あるにも拘らずその沸騰状態をいつまで経っても検出で
きないことがあり、実際には斯様な変動を見越して前記
上限温度を80℃前後に設定しているのが実情であった。
このため、従来の沸騰検出手段では、鍋内の沸騰状態の
検出が極めて不正確になる問題点があり、ひいては炊飯
器による炊飯制御を的確に行ない得なくなるという事情
下にあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、鍋内の水の沸騰状態をその鍋による炊飯量の如何
に拘らず極めて正確に検出することができて、その検出
結果に基づいて二度炊き加熱を含む炊飯制御を的確に実
行でき、しかも上記沸騰状態の検出が一旦誤って行なわ
れたときでも、その後に沸騰状態の再検出動作をさらに
精度良く行なうことができ、以て常に美味しいご飯を得
ることができると共に、二度炊き加熱時等にご飯が焦付
く事態を確実に防止できる炊飯器を提供するにある。
的は、鍋内の水の沸騰状態をその鍋による炊飯量の如何
に拘らず極めて正確に検出することができて、その検出
結果に基づいて二度炊き加熱を含む炊飯制御を的確に実
行でき、しかも上記沸騰状態の検出が一旦誤って行なわ
れたときでも、その後に沸騰状態の再検出動作をさらに
精度良く行なうことができ、以て常に美味しいご飯を得
ることができると共に、二度炊き加熱時等にご飯が焦付
く事態を確実に防止できる炊飯器を提供するにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、温度検出信号により示される鍋温度の時系列
的な勾配が所定の目標温度勾配以下となったときにこれ
を沸騰状態と判断して沸騰検出信号を出力する沸騰検出
手段、前記温度検出信号に基づいて鍋内の炊飯が終了し
た旨を示す炊飯終了信号を出力する炊飯終了制御手段、
前記沸騰検出信号が出力されたときに炊飯用の加熱手段
の出力を減少させると共に前記炊飯終了信号が出力され
たときにその加熱手段を動作停止状態にする第1の加熱
出力制御手段、上記第1の加熱出力制御手段によって加
熱手段の出力が減少された状態となってから鍋の温度に
応じた温度検出信号が所定の温度幅以上低下したときに
誤沸騰検出信号を出力して前記沸騰検出手段を再動作さ
せると共に前記第1の加熱出力制御手段を初期状態に戻
す沸騰検出補償手段、前記炊飯終了信号が出力された後
の所定時期に前記加熱手段を再動作させるという二度炊
き、加熱を含むむらし行程を制御する第2の加熱出力制
御手段を夫々設けると共に、炊飯量に応じた炊飯量信号
を出力する炊飯量検出手段を設け、前記沸騰検出手段
を、上記炊飯量信号により示される炊飯量が多いときほ
ど前記目標温度勾配が小さくなるように変化させると共
に、前記誤沸騰検出信号により再動作されたときには上
記目標温度勾配を大きく設定し直す構成とし、前記第2
の加熱出力制御手段を、前記沸騰検出手段が再動作され
たときには二度炊き加熱時の加熱手段の発熱量を小さく
設定し直す構成としたものである。
的な勾配が所定の目標温度勾配以下となったときにこれ
を沸騰状態と判断して沸騰検出信号を出力する沸騰検出
手段、前記温度検出信号に基づいて鍋内の炊飯が終了し
た旨を示す炊飯終了信号を出力する炊飯終了制御手段、
前記沸騰検出信号が出力されたときに炊飯用の加熱手段
の出力を減少させると共に前記炊飯終了信号が出力され
たときにその加熱手段を動作停止状態にする第1の加熱
出力制御手段、上記第1の加熱出力制御手段によって加
熱手段の出力が減少された状態となってから鍋の温度に
応じた温度検出信号が所定の温度幅以上低下したときに
誤沸騰検出信号を出力して前記沸騰検出手段を再動作さ
せると共に前記第1の加熱出力制御手段を初期状態に戻
す沸騰検出補償手段、前記炊飯終了信号が出力された後
の所定時期に前記加熱手段を再動作させるという二度炊
き、加熱を含むむらし行程を制御する第2の加熱出力制
御手段を夫々設けると共に、炊飯量に応じた炊飯量信号
を出力する炊飯量検出手段を設け、前記沸騰検出手段
を、上記炊飯量信号により示される炊飯量が多いときほ
ど前記目標温度勾配が小さくなるように変化させると共
に、前記誤沸騰検出信号により再動作されたときには上
記目標温度勾配を大きく設定し直す構成とし、前記第2
の加熱出力制御手段を、前記沸騰検出手段が再動作され
たときには二度炊き加熱時の加熱手段の発熱量を小さく
設定し直す構成としたものである。
(作用) 一般的に、鍋温度の時系列的な勾配は、鍋内の水が沸騰
状態に近付くに従って徐々に低下する性質がある。しか
して、本発明における沸騰検出手段は、鍋温度の時系列
的な温度勾配が所定の目標温度勾配以下になったときに
これを沸騰状態と判断して沸騰検出信号を出力する構成
であるから、上記目標温度勾配のを予め適宜に設定して
おくことによって鍋内の水の沸騰状態を検出することが
できる。特に、この場合、鍋温度の上昇勾配は炊飯量の
大小により異なるものであるが、沸騰検出手段は、上記
目標温度勾配を炊飯量に即したものとなるように変化さ
せる構成であるから、上記沸騰状態の検出が正確に行な
われるようになる。そして、上記沸騰検出手段から沸騰
検出信号が出力されたときには、第1の加熱出力制御手
段が加熱手段の出力を減少させるようになるから、炊飯
時においてご飯を美味しく炊き上げるための条件の一つ
である所謂「中パッパ」の条件を満たしたりする等の制
御を正確に行なうことができる。一方、鍋内の水が沸騰
状態となる前に、何らかの原因で沸騰検出手段から沸騰
検出信号が誤って出力されたときには、加熱出力制御手
段により加熱手段の出力が減少されたときに、鍋温度が
低下することになる。そして、斯様な鍋温度の低下幅が
所定の温度幅以上になったときには、沸騰検出補償手段
から誤沸騰検出信号が出力されて、前記沸騰検出手段が
再動作されるようになる。このような場合には、鍋内の
水の蒸発が進行していることに起因して、鍋温度の時系
列的な勾配が前回の沸騰状態検出時点より大きくなるも
のであるが、沸騰検出手段は、上記のような再動作時に
は前記目標温度勾配を大きく設定し直す構成であるか
ら、その沸騰状態の検出ひいては炊飯制御が不正確にな
ってしまう虞が全くなくなるものである。また、上記の
ように沸騰検出信号が誤って出力された場合には、鍋内
の水の蒸発が進行しているために、二度炊き加熱によっ
てご飯に焦付きが生ずる虞があるが、このような場合に
は二度炊き加熱時における加熱手段の発熱量が小さくさ
れるから、上記のような焦付きの発生を確実に防止でき
る。
状態に近付くに従って徐々に低下する性質がある。しか
して、本発明における沸騰検出手段は、鍋温度の時系列
的な温度勾配が所定の目標温度勾配以下になったときに
これを沸騰状態と判断して沸騰検出信号を出力する構成
であるから、上記目標温度勾配のを予め適宜に設定して
おくことによって鍋内の水の沸騰状態を検出することが
できる。特に、この場合、鍋温度の上昇勾配は炊飯量の
大小により異なるものであるが、沸騰検出手段は、上記
目標温度勾配を炊飯量に即したものとなるように変化さ
せる構成であるから、上記沸騰状態の検出が正確に行な
われるようになる。そして、上記沸騰検出手段から沸騰
検出信号が出力されたときには、第1の加熱出力制御手
段が加熱手段の出力を減少させるようになるから、炊飯
時においてご飯を美味しく炊き上げるための条件の一つ
である所謂「中パッパ」の条件を満たしたりする等の制
御を正確に行なうことができる。一方、鍋内の水が沸騰
状態となる前に、何らかの原因で沸騰検出手段から沸騰
検出信号が誤って出力されたときには、加熱出力制御手
段により加熱手段の出力が減少されたときに、鍋温度が
低下することになる。そして、斯様な鍋温度の低下幅が
所定の温度幅以上になったときには、沸騰検出補償手段
から誤沸騰検出信号が出力されて、前記沸騰検出手段が
再動作されるようになる。このような場合には、鍋内の
水の蒸発が進行していることに起因して、鍋温度の時系
列的な勾配が前回の沸騰状態検出時点より大きくなるも
のであるが、沸騰検出手段は、上記のような再動作時に
は前記目標温度勾配を大きく設定し直す構成であるか
ら、その沸騰状態の検出ひいては炊飯制御が不正確にな
ってしまう虞が全くなくなるものである。また、上記の
ように沸騰検出信号が誤って出力された場合には、鍋内
の水の蒸発が進行しているために、二度炊き加熱によっ
てご飯に焦付きが生ずる虞があるが、このような場合に
は二度炊き加熱時における加熱手段の発熱量が小さくさ
れるから、上記のような焦付きの発生を確実に防止でき
る。
(実施例) 第2図において、1は内枠2及び外枠3等より成る炊飯
器本体、4は蓋、5は内枠2内に着脱可能に収納された
鍋、6はこの鍋5を加熱するように内枠2及び外枠3の
各底部間の空間部に設置された加熱手段としての例えば
定格出力600ワットの炊飯用ヒータである。7は内枠2
の底部を貫通するようにして上下動可能に配置された感
熱キャップで、これは常時において圧縮コイルばね8の
ばね力によって上方に付勢されており、鍋5が内枠2内
に収納された状態でその鍋5の外底部に圧接するように
配置されている。9は感熱キャップ7内に鍋5の温度を
検出するように設けられた感熱素子としての例えばサー
ミスタ、10は米及び水を収納して成る鍋5が内枠2内に
収納された状態時のみ感熱キャップ7により押圧されて
オンする空炊き防止用の鍋スイッチである。また、11は
炊飯器本体1の側面に設置された操作パネル、12は炊飯
器本体1の外底部に配設されたケースで、このケース12
内には前記サーミタ9による検出温度及び操作パネル11
からの入力に基づいて前記ヒータ6の通断電を制御する
制御回路13が収納されている。
器本体、4は蓋、5は内枠2内に着脱可能に収納された
鍋、6はこの鍋5を加熱するように内枠2及び外枠3の
各底部間の空間部に設置された加熱手段としての例えば
定格出力600ワットの炊飯用ヒータである。7は内枠2
の底部を貫通するようにして上下動可能に配置された感
熱キャップで、これは常時において圧縮コイルばね8の
ばね力によって上方に付勢されており、鍋5が内枠2内
に収納された状態でその鍋5の外底部に圧接するように
配置されている。9は感熱キャップ7内に鍋5の温度を
検出するように設けられた感熱素子としての例えばサー
ミスタ、10は米及び水を収納して成る鍋5が内枠2内に
収納された状態時のみ感熱キャップ7により押圧されて
オンする空炊き防止用の鍋スイッチである。また、11は
炊飯器本体1の側面に設置された操作パネル、12は炊飯
器本体1の外底部に配設されたケースで、このケース12
内には前記サーミタ9による検出温度及び操作パネル11
からの入力に基づいて前記ヒータ6の通断電を制御する
制御回路13が収納されている。
第1図には上記制御回路13及びこれに関連した部分のう
ち本発明の要旨に直接関係した部分の構成が示されてお
り、以下これについて述べる。
ち本発明の要旨に直接関係した部分の構成が示されてお
り、以下これについて述べる。
即ち、14はスイッチング素子としての例えばトライアッ
クで、これは交流電源15の両端子間に前記ヒータ6及び
鍋スイッチ10を直列に介して接続されている。16は発光
ダイオード16a及びホトトランジスタ16bより成るホトカ
プラで、その発光ダイオード16aに対して交流電源15の
半波電圧がダイオード17及び抵抗18を介して与えられる
ようになっている。19は交流電源15の出力を受ける直流
定電圧回路で、その出力ラインLa,Lbから以下に述べる
各回路部に給電されるようになっている。
クで、これは交流電源15の両端子間に前記ヒータ6及び
鍋スイッチ10を直列に介して接続されている。16は発光
ダイオード16a及びホトトランジスタ16bより成るホトカ
プラで、その発光ダイオード16aに対して交流電源15の
半波電圧がダイオード17及び抵抗18を介して与えられる
ようになっている。19は交流電源15の出力を受ける直流
定電圧回路で、その出力ラインLa,Lbから以下に述べる
各回路部に給電されるようになっている。
20は例えば微分回路より成る初期化回路で、これは電源
投入毎に初期化用パルスP0を出力する。21は前記ホトカ
プラ16の出力(交流電源15の半波出力に対応した電圧出
力)を矩形波に整形する波形整形回路、22はこの波形整
形回路21の出力を分周して時間信号たる例えば1秒周期
のクロックパルスP1を発生する第1の分周回路、23は上
記クロックパルスP1を分周して同じく時間信号たる例え
ば10秒周期のクロックパルスP2を出力する第2の分周回
路である。24は前記サーミスタ9と共に温度検出手段25
を構成するA−D変換器で、これはサーミスタ9が検出
した鍋5の温度に応じたデジタル値の温度検出信号Sdを
出力する。
投入毎に初期化用パルスP0を出力する。21は前記ホトカ
プラ16の出力(交流電源15の半波出力に対応した電圧出
力)を矩形波に整形する波形整形回路、22はこの波形整
形回路21の出力を分周して時間信号たる例えば1秒周期
のクロックパルスP1を発生する第1の分周回路、23は上
記クロックパルスP1を分周して同じく時間信号たる例え
ば10秒周期のクロックパルスP2を出力する第2の分周回
路である。24は前記サーミスタ9と共に温度検出手段25
を構成するA−D変換器で、これはサーミスタ9が検出
した鍋5の温度に応じたデジタル値の温度検出信号Sdを
出力する。
26及び27は炊飯量検出に使用される温度例えば夫々70℃
及び80℃に対応した数値を記憶して成る第1及び第2の
温度値記憶部、28は所定の下限温度たる例えば90℃に対
応した数値を記憶して成る第3の温度値記憶部、29は例
えば110℃に対応した数値を記憶して成る第4の温度値
記憶部である。また、30乃至39は第5乃至第14の温度値
記憶部で、これらには第1図中にも記したように例えば
以下に述べる各数値が記憶されている。即ち、第5の温
度値記憶部30には2℃に対応した数値が記憶され、第6,
第8及び第11の温度値記憶部31,33及び36には夫々3℃
に対応した数値が記憶され、第7及び第10の温度値記憶
部32及び35には夫々1℃に対応した数値が記憶され、第
9及び第12の温度値記憶部34及び37には夫々5℃に対応
した数値が記憶され、第13の温度値記憶部38にはヒータ
断電用温度Dzとして112℃に対応した数値が記憶され、
第14の温度値記憶部39には二度炊き加熱開始用温度Drと
して103℃に対応した数値が記憶されている。
及び80℃に対応した数値を記憶して成る第1及び第2の
温度値記憶部、28は所定の下限温度たる例えば90℃に対
応した数値を記憶して成る第3の温度値記憶部、29は例
えば110℃に対応した数値を記憶して成る第4の温度値
記憶部である。また、30乃至39は第5乃至第14の温度値
記憶部で、これらには第1図中にも記したように例えば
以下に述べる各数値が記憶されている。即ち、第5の温
度値記憶部30には2℃に対応した数値が記憶され、第6,
第8及び第11の温度値記憶部31,33及び36には夫々3℃
に対応した数値が記憶され、第7及び第10の温度値記憶
部32及び35には夫々1℃に対応した数値が記憶され、第
9及び第12の温度値記憶部34及び37には夫々5℃に対応
した数値が記憶され、第13の温度値記憶部38にはヒータ
断電用温度Dzとして112℃に対応した数値が記憶され、
第14の温度値記憶部39には二度炊き加熱開始用温度Drと
して103℃に対応した数値が記憶されている。
40及び41は炊飯量検出時の基準となる夫々例えば2分及
び4分に対応した数値を記憶して成る第1及び第2の時
間値記憶部である。42乃至51は第3乃至第12の時間値記
憶部で、これらには第1図中にも記したように例えば以
下に述べる各数値が記憶されてれいる。即ち、第3の時
間値記憶部42には7分に対応した数値が記憶され、第4
の時間値記憶部43には9分に対応した数値が記憶され、
第5及び第8の時間値記憶部44及び47には夫々0秒に対
応した数値が記憶され、第6及び第9の時間値記憶部45
及び48には夫々10秒に対応した数値が記憶され、第7及
び第10の時間値記憶部46及び49には夫々20秒に対応した
数値が記憶され、第11の時間値記憶部50には二度炊き加
熱基準時間Nとしての30秒に対応した数値が記憶され、
第12の時間値記憶部51にはむらし運転時間Mとしての15
分に対応した数値が記憶されている。
び4分に対応した数値を記憶して成る第1及び第2の時
間値記憶部である。42乃至51は第3乃至第12の時間値記
憶部で、これらには第1図中にも記したように例えば以
下に述べる各数値が記憶されてれいる。即ち、第3の時
間値記憶部42には7分に対応した数値が記憶され、第4
の時間値記憶部43には9分に対応した数値が記憶され、
第5及び第8の時間値記憶部44及び47には夫々0秒に対
応した数値が記憶され、第6及び第9の時間値記憶部45
及び48には夫々10秒に対応した数値が記憶され、第7及
び第10の時間値記憶部46及び49には夫々20秒に対応した
数値が記憶され、第11の時間値記憶部50には二度炊き加
熱基準時間Nとしての30秒に対応した数値が記憶され、
第12の時間値記憶部51にはむらし運転時間Mとしての15
分に対応した数値が記憶されている。
52乃至64は比較回路で、これらは入力端子A,Bに対する
各入力値がA≧Bの関係のときに出力端子Cからハイレ
ベル信号を出力し、A<Bの関係のときに出力端子Cか
らローレベル信号を出力する。また、65はイネーブル端
子Enを備えた比較回路で、これはそのイネーブル端子En
にハイレベル信号を受けた状態時のみ上記比較回路52乃
至64と同様の動作を行ない、イネーブル端子Enにローレ
ベル信号を受けているときには、常に出力端子Cからロ
ーレベル信号を出力する。66及び67は減算回路で、これ
らは入力端子Dに対する入力値から入力端子Eに対する
入力値を減算し、その減算結果を出力端子Fから出力す
る。68乃至71は加算回路で、これらは入力端子Xに対す
る入力値と入力端子Yに対する入力値とを加算し、その
加算結果を出力端子Zから出力する。72乃至75はクロッ
ク端子CKに対する入力パルス数をカウントすると共にそ
のカウント値を出力端子Qから出力するカウンタで、そ
のリセット端子Rにパルス信号を受けたときにカウント
内容が初期化されるようになっている。76乃至79はトリ
ガ回路で、その入力信号が立上がったときに短時間だけ
トリガパルスP3を出力する。80は遅延回路で、これは入
力された信号を短時間だけ遅延させて出力する。
各入力値がA≧Bの関係のときに出力端子Cからハイレ
ベル信号を出力し、A<Bの関係のときに出力端子Cか
らローレベル信号を出力する。また、65はイネーブル端
子Enを備えた比較回路で、これはそのイネーブル端子En
にハイレベル信号を受けた状態時のみ上記比較回路52乃
至64と同様の動作を行ない、イネーブル端子Enにローレ
ベル信号を受けているときには、常に出力端子Cからロ
ーレベル信号を出力する。66及び67は減算回路で、これ
らは入力端子Dに対する入力値から入力端子Eに対する
入力値を減算し、その減算結果を出力端子Fから出力す
る。68乃至71は加算回路で、これらは入力端子Xに対す
る入力値と入力端子Yに対する入力値とを加算し、その
加算結果を出力端子Zから出力する。72乃至75はクロッ
ク端子CKに対する入力パルス数をカウントすると共にそ
のカウント値を出力端子Qから出力するカウンタで、そ
のリセット端子Rにパルス信号を受けたときにカウント
内容が初期化されるようになっている。76乃至79はトリ
ガ回路で、その入力信号が立上がったときに短時間だけ
トリガパルスP3を出力する。80は遅延回路で、これは入
力された信号を短時間だけ遅延させて出力する。
81は例えば24個の単位レジスタを有したシフトレジスタ
で、これはクロック端子φにパルス信号を受ける毎にデ
ータ端子Dに対する入力を第1番目の単位レジスタ81a
に読み込んで記憶すると共に、新たなデータを読込む毎
に古い記憶データを順次上位単位レジスタにシフトして
行く構成になされており、リセット端子Rにパルス信号
を受けたときにその記憶データを初期化するようになさ
れている。そして、斯かるシフトレジスタ81にあって
は、例えばその第12番目の単位レジスタ81b,第18番目の
単位レジスタ81c,第24番目の単位レジスタ81dの各記憶
データを出力するように構成されている。82は記憶回路
で、これはそのリセット端子Rにパルス信号を受けたと
きに初期化されるようになっており、斯かる初期化状態
から入力端子Dに初めて入力された値を記憶する構成に
なされている。83はハイレベル信号を受けた状態時のみ
ゲート信号Sgを出力して前記トライアック14のゲート端
子に与えるヒータ駆動回路、84はハイレベル信号を受け
たときのみ駆動されるデューティ比制御回路で、このデ
ューティ比制御回路84は、その駆動時において例えばデ
ューティ比50%のパルス状制御信号Scを出力する。85乃
至100はトランスファゲートで、これらはゲート端子に
ハイレベル信号を受けた状態時のみ導通状態を呈する。
で、これはクロック端子φにパルス信号を受ける毎にデ
ータ端子Dに対する入力を第1番目の単位レジスタ81a
に読み込んで記憶すると共に、新たなデータを読込む毎
に古い記憶データを順次上位単位レジスタにシフトして
行く構成になされており、リセット端子Rにパルス信号
を受けたときにその記憶データを初期化するようになさ
れている。そして、斯かるシフトレジスタ81にあって
は、例えばその第12番目の単位レジスタ81b,第18番目の
単位レジスタ81c,第24番目の単位レジスタ81dの各記憶
データを出力するように構成されている。82は記憶回路
で、これはそのリセット端子Rにパルス信号を受けたと
きに初期化されるようになっており、斯かる初期化状態
から入力端子Dに初めて入力された値を記憶する構成に
なされている。83はハイレベル信号を受けた状態時のみ
ゲート信号Sgを出力して前記トライアック14のゲート端
子に与えるヒータ駆動回路、84はハイレベル信号を受け
たときのみ駆動されるデューティ比制御回路で、このデ
ューティ比制御回路84は、その駆動時において例えばデ
ューティ比50%のパルス状制御信号Scを出力する。85乃
至100はトランスファゲートで、これらはゲート端子に
ハイレベル信号を受けた状態時のみ導通状態を呈する。
101及び102は夫々前記操作パネル11に設けられた炊飯開
始用のスタートスイッチ及び炊飯停止用のストップスイ
ッチで、これらはモーメンタリ形の押しボタンスイッチ
により構成され、オン操作されたときのみ対応するライ
ンにパルス信号(ハイレベル信号)P4及びP5を夫々出力
する。また、103乃至106及び132はR−Sフリップフロ
ップ、106乃至115及び133乃至135はAND回路、116乃至11
8及び136はOR回路、119乃至125はインバータである。
始用のスタートスイッチ及び炊飯停止用のストップスイ
ッチで、これらはモーメンタリ形の押しボタンスイッチ
により構成され、オン操作されたときのみ対応するライ
ンにパルス信号(ハイレベル信号)P4及びP5を夫々出力
する。また、103乃至106及び132はR−Sフリップフロ
ップ、106乃至115及び133乃至135はAND回路、116乃至11
8及び136はOR回路、119乃至125はインバータである。
尚、第1,第2の分周回路22,23及びAND回路108によって
計時手段126が構成され、第1,第2の温度値記憶部26,2
7,第1,第2の時間値記憶部40,41,比較回路52,53,56,57,
カウンタ72,AND回路106,109及びインバータ119,120によ
って炊飯量検出手段127が構成され、第1の温度値記憶
部28,第5の温度値記憶部30,比較回路54,65,減算回路6
6,遅延回路80,シフトレジスタ81及びトランスファゲー
ト85〜87によって沸騰検出手段128が構成され、第4の
温度値記憶部29,第3,第4の時間値記憶部42,43,比較回
路58,59,カウンタ73,AND回路107,110及びインバータ12
1,122によって補正手段129が構成されている。また、ヒ
ータ駆動回路83,デューティ比制御回路84,R−Sフリッ
プフロップ104,AND回路112〜114,OR回路118及びインバ
ータ124によって第1の加熱出力制御手段130が構成さ
れ、第6の温度値記憶部31,比較回路60,減算回路67,記
憶回路82,トランスファゲート88,トリガ回路76,139,R−
Sフリップフロップ132,AND回路133〜135,OR回路117及
びインバータ123によって沸騰検出補償手段131が構成さ
れ、第14の温度値記憶部39,第5乃至第12の時間値記憶
部44〜51,比較回路62〜64,加算回路70,71,カウンタ74,7
5,トリガ回路78,79,トランスファゲート95〜100,AND回
路114,115及びインバータ125によって第2の加熱出力制
御手段137が構成され、さらに比較回路61,R−Sフリッ
プフロップ105,加算回路68,69,温度値記憶部32〜38及び
トランスファゲート89〜94によって炊飯終了制御手段13
8が構成されている。次に上記構成の作用について、第
3図及び第4図も参照しながら説明する。尚、第3図
(A)及び(B)には夫々サーミスタ9による検知温度
(即ち鍋5の温度)及びヒータ6の出力の各時間変化特
性を示し、また第4図には、比較回路52,53,54,55,60,6
1,62,63,64,65,デューティ比制御回路84,スタートスイ
ッチ101,R−Sフリップフロップ103,104,105,132の各セ
ット出力端子Q,AND回路106,107,113,115,OR回路118から
の各出力波形を夫々の符号に対応させて示す。
計時手段126が構成され、第1,第2の温度値記憶部26,2
7,第1,第2の時間値記憶部40,41,比較回路52,53,56,57,
カウンタ72,AND回路106,109及びインバータ119,120によ
って炊飯量検出手段127が構成され、第1の温度値記憶
部28,第5の温度値記憶部30,比較回路54,65,減算回路6
6,遅延回路80,シフトレジスタ81及びトランスファゲー
ト85〜87によって沸騰検出手段128が構成され、第4の
温度値記憶部29,第3,第4の時間値記憶部42,43,比較回
路58,59,カウンタ73,AND回路107,110及びインバータ12
1,122によって補正手段129が構成されている。また、ヒ
ータ駆動回路83,デューティ比制御回路84,R−Sフリッ
プフロップ104,AND回路112〜114,OR回路118及びインバ
ータ124によって第1の加熱出力制御手段130が構成さ
れ、第6の温度値記憶部31,比較回路60,減算回路67,記
憶回路82,トランスファゲート88,トリガ回路76,139,R−
Sフリップフロップ132,AND回路133〜135,OR回路117及
びインバータ123によって沸騰検出補償手段131が構成さ
れ、第14の温度値記憶部39,第5乃至第12の時間値記憶
部44〜51,比較回路62〜64,加算回路70,71,カウンタ74,7
5,トリガ回路78,79,トランスファゲート95〜100,AND回
路114,115及びインバータ125によって第2の加熱出力制
御手段137が構成され、さらに比較回路61,R−Sフリッ
プフロップ105,加算回路68,69,温度値記憶部32〜38及び
トランスファゲート89〜94によって炊飯終了制御手段13
8が構成されている。次に上記構成の作用について、第
3図及び第4図も参照しながら説明する。尚、第3図
(A)及び(B)には夫々サーミスタ9による検知温度
(即ち鍋5の温度)及びヒータ6の出力の各時間変化特
性を示し、また第4図には、比較回路52,53,54,55,60,6
1,62,63,64,65,デューティ比制御回路84,スタートスイ
ッチ101,R−Sフリップフロップ103,104,105,132の各セ
ット出力端子Q,AND回路106,107,113,115,OR回路118から
の各出力波形を夫々の符号に対応させて示す。
即ち、米及び所要量の水を収納した鍋5を内枠2内に収
納すると、その収納に応じて鍋スイッチ10がオンされ
る。この状態で電源が投入されると、直流電源回路19及
びホトカプラ16が駆動されると共に、初期化回路20から
初期化用パルスP0が出力されるため、この初期化用パル
スP0によってR−Sフリップフロップ103がリセットさ
れてそのリセット出力端子からハイレベル信号が出力
され、このハイレベル信号によってカウンタ72,74及び
記憶回路82が初期化されると共に、R−Sフリップフロ
ップ105がリセットされる。また、このときには、上記
R−Sフリップフロップ103からのハイレベル信号をOR
回路117を介して受けたトリガ回路76からトリガパルスP
3が出力されるため、そのトリガパルスP3によってシフ
トレジスタ81が初期化されると共に、同じくOR回路117
を介して出力されるハイレベル信号によってR−Sフリ
ップフロップ104がリセットされ、R−Sフリップフロ
ップ132がセットされる。
納すると、その収納に応じて鍋スイッチ10がオンされ
る。この状態で電源が投入されると、直流電源回路19及
びホトカプラ16が駆動されると共に、初期化回路20から
初期化用パルスP0が出力されるため、この初期化用パル
スP0によってR−Sフリップフロップ103がリセットさ
れてそのリセット出力端子からハイレベル信号が出力
され、このハイレベル信号によってカウンタ72,74及び
記憶回路82が初期化されると共に、R−Sフリップフロ
ップ105がリセットされる。また、このときには、上記
R−Sフリップフロップ103からのハイレベル信号をOR
回路117を介して受けたトリガ回路76からトリガパルスP
3が出力されるため、そのトリガパルスP3によってシフ
トレジスタ81が初期化されると共に、同じくOR回路117
を介して出力されるハイレベル信号によってR−Sフリ
ップフロップ104がリセットされ、R−Sフリップフロ
ップ132がセットされる。
この後、時刻t0(第3図及び第4図参照)にてスタート
スイッチ101がオンされると、そのオンに応じて出力さ
れるパルス信号P4によってR−Sフリップフロップ103
がセットされ、そのセット出力端子Qからのハイレベル
信号によってトリガ回路139がパルス信号P3を出力する
ため、R−Sフリップフロップ132がリセットされると
共に、上記ハイレベル信号がAND回路112,113に与えられ
る。このとき、一方のAND回路112には前述の如くリセッ
トされた状態にあるR−Sフリップフロップ104のセッ
ト出力端子Qからのローレベル信号が与えられているか
ら、その出力はローレベル信号のままであるが、他方の
AND回路113には、R−Sフリップフロップ104のセット
出力端子Qからのローレベル信号がインバータ124によ
りハイレベル信号に反転されて与えられていると共に、
同じくリセット状態にあるR−Sフリップフロップ105
のリセット出力端子からのハイレベル信号が与えられ
ているため、結果的にAND回路113からハイレベル信号が
出力されてヒータ駆動回路83に与えられる。このため、
ヒータ駆動回路83からゲート信号Sgが出力されてトライ
アック14がターンオンされ、これに応じて交流電源15か
ら鍋スイッチ10,トライアック14を介してヒータ6に通
電されて鍋5が加熱されるようになり、以て炊飯行程が
開始される。斯様な炊飯行程の進行に応じて、鍋5の温
度が第3図に示す如く上昇すると共に、温度検出回路25
から上記鍋5の温度に応じた温度検出信号Sdが出力され
る。
スイッチ101がオンされると、そのオンに応じて出力さ
れるパルス信号P4によってR−Sフリップフロップ103
がセットされ、そのセット出力端子Qからのハイレベル
信号によってトリガ回路139がパルス信号P3を出力する
ため、R−Sフリップフロップ132がリセットされると
共に、上記ハイレベル信号がAND回路112,113に与えられ
る。このとき、一方のAND回路112には前述の如くリセッ
トされた状態にあるR−Sフリップフロップ104のセッ
ト出力端子Qからのローレベル信号が与えられているか
ら、その出力はローレベル信号のままであるが、他方の
AND回路113には、R−Sフリップフロップ104のセット
出力端子Qからのローレベル信号がインバータ124によ
りハイレベル信号に反転されて与えられていると共に、
同じくリセット状態にあるR−Sフリップフロップ105
のリセット出力端子からのハイレベル信号が与えられ
ているため、結果的にAND回路113からハイレベル信号が
出力されてヒータ駆動回路83に与えられる。このため、
ヒータ駆動回路83からゲート信号Sgが出力されてトライ
アック14がターンオンされ、これに応じて交流電源15か
ら鍋スイッチ10,トライアック14を介してヒータ6に通
電されて鍋5が加熱されるようになり、以て炊飯行程が
開始される。斯様な炊飯行程の進行に応じて、鍋5の温
度が第3図に示す如く上昇すると共に、温度検出回路25
から上記鍋5の温度に応じた温度検出信号Sdが出力され
る。
そして、上記鍋5の温度が第1の温度値記憶部26に記憶
された70℃まで上昇すると(時刻t1)、まず炊飯量検出
手段127が動作する。即ち、炊飯量検出手段127におい
て、比較回路52は、その端子Aに入力される温度検出信
号Sdが端子Bに対して第1の温度値記憶部26から入力さ
れる「70℃」に対応した温度値と等しくなる時刻t1まで
の間はローレベル信号を出力し、その時刻t1以降はハイ
レベル信号を出力する。また、比較回路53は、その端子
Bに入力される温度検出信号Sdが端子Aに対して第2の
温度値記憶部27から入力される「80℃」に対応した温度
値より大きくなる時刻t2までハイレベル信号を出力し、
その時刻t2以降はローレベル信号を出力する。従って、
時刻t1〜t2の期間のみ両比較回路52,53からハイレベル
信号が出力されてAND回路106に与えられるため、この期
間中だけ第1の分周回路22からの1秒周期のパルス信号
P1がAND回路106を通過してカウンタ72のクロック端子CK
に与えられる。このため結果的に、カウンタ72のカウン
ト値は、鍋5の温度が70℃が80℃まで上昇するのに要し
た時間Ta(時刻t1からt2までの時間)に相当した値とな
る。上記のように測定された時間Taは、炊飯量に比例し
て大小する性質があり、この時間Taに対応したカウンタ
72のカウント値に基づいて炊飯量の大小が判定される。
即ち、カウンタ72のカウント値は比較回路56,57によっ
て第1,第2の時間値記憶部40,41に記憶された各数値
(2分,4分に相当)と夫々比較される。このとき、比較
回路56は、カウンタ72のカウント値が2分相当値より小
さいとき(換言すれば炊飯量が比較的少ないとき)にロ
ーレベル信号を出力し、このローレベル信号はインバー
タ119により炊飯量信号たるハイレベル信号に反転され
てラインL1に与えられる。また比較回路57は、カウンタ
72のカウント値が4分相当値以上のとき(換言すれば炊
飯量が比較的多いとき)に炊飯量信号たるハイレベル信
号を出力してラインL3に与える。さらに、カウンタ72の
カウント値が2分相当値以上で且つ4分相当値より小さ
いとき(換言すれば炊飯量が中程度のとき)には、比較
回路56からハイレベル信号が出力されてこれがAND回路1
09の一方の入力端子に与えられ、且つ比較回路57からロ
ーレベル信号が出力されてこれがインバータ120により
ハイレベル信号に反転されてAND回路109の他方の入力端
子に与えられるようになり、結果的にそのAND回路109か
ら炊飯量信号たるハイレベル信号が出力されてラインL2
に与えられる。要するに、炊飯量検出手段127は、鍋5
の温度が70℃から80℃まで上昇するのに要した時間に基
づいて炊飯量の大小を判定し、その判定結果を示す炊飯
量信号(ハイレベル信号)をラインL1,L2,L3に選択的に
出力するものである。
された70℃まで上昇すると(時刻t1)、まず炊飯量検出
手段127が動作する。即ち、炊飯量検出手段127におい
て、比較回路52は、その端子Aに入力される温度検出信
号Sdが端子Bに対して第1の温度値記憶部26から入力さ
れる「70℃」に対応した温度値と等しくなる時刻t1まで
の間はローレベル信号を出力し、その時刻t1以降はハイ
レベル信号を出力する。また、比較回路53は、その端子
Bに入力される温度検出信号Sdが端子Aに対して第2の
温度値記憶部27から入力される「80℃」に対応した温度
値より大きくなる時刻t2までハイレベル信号を出力し、
その時刻t2以降はローレベル信号を出力する。従って、
時刻t1〜t2の期間のみ両比較回路52,53からハイレベル
信号が出力されてAND回路106に与えられるため、この期
間中だけ第1の分周回路22からの1秒周期のパルス信号
P1がAND回路106を通過してカウンタ72のクロック端子CK
に与えられる。このため結果的に、カウンタ72のカウン
ト値は、鍋5の温度が70℃が80℃まで上昇するのに要し
た時間Ta(時刻t1からt2までの時間)に相当した値とな
る。上記のように測定された時間Taは、炊飯量に比例し
て大小する性質があり、この時間Taに対応したカウンタ
72のカウント値に基づいて炊飯量の大小が判定される。
即ち、カウンタ72のカウント値は比較回路56,57によっ
て第1,第2の時間値記憶部40,41に記憶された各数値
(2分,4分に相当)と夫々比較される。このとき、比較
回路56は、カウンタ72のカウント値が2分相当値より小
さいとき(換言すれば炊飯量が比較的少ないとき)にロ
ーレベル信号を出力し、このローレベル信号はインバー
タ119により炊飯量信号たるハイレベル信号に反転され
てラインL1に与えられる。また比較回路57は、カウンタ
72のカウント値が4分相当値以上のとき(換言すれば炊
飯量が比較的多いとき)に炊飯量信号たるハイレベル信
号を出力してラインL3に与える。さらに、カウンタ72の
カウント値が2分相当値以上で且つ4分相当値より小さ
いとき(換言すれば炊飯量が中程度のとき)には、比較
回路56からハイレベル信号が出力されてこれがAND回路1
09の一方の入力端子に与えられ、且つ比較回路57からロ
ーレベル信号が出力されてこれがインバータ120により
ハイレベル信号に反転されてAND回路109の他方の入力端
子に与えられるようになり、結果的にそのAND回路109か
ら炊飯量信号たるハイレベル信号が出力されてラインL2
に与えられる。要するに、炊飯量検出手段127は、鍋5
の温度が70℃から80℃まで上昇するのに要した時間に基
づいて炊飯量の大小を判定し、その判定結果を示す炊飯
量信号(ハイレベル信号)をラインL1,L2,L3に選択的に
出力するものである。
しかして、この場合には、R−Sフリップフロップ132
がリセットされた状態にあって、そのリセット出力端子
からのハイレベル信号がAND回路133〜135に入力され
ているため、各AND回路133〜135が炊飯量検出手段127か
らの炊飯量信号の通過を許容した状態にある。このため
上記のように検出された炊飯量が比較的少ない場合に
は、ゲート端子にAND回路133からの出力をOR回路136を
介して受けるトランスファゲート85,89,95が導通状態を
呈し、検出炊飯量が中程度の場合には、ゲート端子にAN
D回路134からの出力を受けるトランスファゲート86,90,
96が導通状態を呈し、さらに検出炊飯量が比較的多い場
合には、ゲート端子にAND回路135からの出力を受けるト
ランスファゲート87,91,97が導通状態を呈するようにな
る。このとき、上記のように選択的に導通されるトラン
スファゲート89,90,91に対応した第7,第8,第9の温度値
記憶部32,33,34に記憶された温度値はヒータ断電用温度
Dz(第13の温度値記憶部38に記憶された温度値、即ち11
2℃)を調整するためのものであり、これら各記憶温度
値が加算回路68の入力端子Yに対し前記検出炊飯量の大
小に応じて選択的に与えられ、加算回路68にあっては、
斯様に入力された温度値を第13の温度値記憶部38に記憶
された数値(ヒータ断電用温度Dz)に加算して出力す
る。また、同じく上記のように選択的に導通されるトラ
ンスファゲート95,96,97に対応した第5,第6,第7の時間
値記憶部44,45,46に記憶された時間値は二度炊き加熱基
準時間N(第11の時間値記憶部50に記憶された時間値、
即ち30秒)を調整するためのものであり、これら各記憶
時間値が加算回路70の入力端子Yに対し前記検出炊飯量
の大小に応じて選択的に与えられ、加算回路70にあって
は、斯様に入力された時間値を第11の時間値記憶部50に
記憶された数値(二度炊き加熱基準時間N)に加算して
出力する。
がリセットされた状態にあって、そのリセット出力端子
からのハイレベル信号がAND回路133〜135に入力され
ているため、各AND回路133〜135が炊飯量検出手段127か
らの炊飯量信号の通過を許容した状態にある。このため
上記のように検出された炊飯量が比較的少ない場合に
は、ゲート端子にAND回路133からの出力をOR回路136を
介して受けるトランスファゲート85,89,95が導通状態を
呈し、検出炊飯量が中程度の場合には、ゲート端子にAN
D回路134からの出力を受けるトランスファゲート86,90,
96が導通状態を呈し、さらに検出炊飯量が比較的多い場
合には、ゲート端子にAND回路135からの出力を受けるト
ランスファゲート87,91,97が導通状態を呈するようにな
る。このとき、上記のように選択的に導通されるトラン
スファゲート89,90,91に対応した第7,第8,第9の温度値
記憶部32,33,34に記憶された温度値はヒータ断電用温度
Dz(第13の温度値記憶部38に記憶された温度値、即ち11
2℃)を調整するためのものであり、これら各記憶温度
値が加算回路68の入力端子Yに対し前記検出炊飯量の大
小に応じて選択的に与えられ、加算回路68にあっては、
斯様に入力された温度値を第13の温度値記憶部38に記憶
された数値(ヒータ断電用温度Dz)に加算して出力す
る。また、同じく上記のように選択的に導通されるトラ
ンスファゲート95,96,97に対応した第5,第6,第7の時間
値記憶部44,45,46に記憶された時間値は二度炊き加熱基
準時間N(第11の時間値記憶部50に記憶された時間値、
即ち30秒)を調整するためのものであり、これら各記憶
時間値が加算回路70の入力端子Yに対し前記検出炊飯量
の大小に応じて選択的に与えられ、加算回路70にあって
は、斯様に入力された時間値を第11の時間値記憶部50に
記憶された数値(二度炊き加熱基準時間N)に加算して
出力する。
この後、鍋5の温度がさらに上昇して第3の温度値記憶
部28に記憶された下限温度「90℃」以上になると(時刻
t3)、比較回路54の入力端子A,Bに対する各入力値がA
≧Bの関係になって、その比較回路54の出力がハイレベ
ル信号に反転するようになる。この結果、上記ハイレベ
ル信号を一方の入力端子に受けたAND回路108が他方の入
力端子に対する入力、即ち計時手段126内の第2の分周
回路23からの10秒周期のパルス信号P2の通過を許容する
ようになると共に、同じく比較回路54からのハイレベル
信号を遅延回路80を介してイネーブル端子Enに受けた比
較回路65が動作可能状態となり、これに応じて沸騰検出
手段128の沸騰検出機能が有効化されるようになる。
部28に記憶された下限温度「90℃」以上になると(時刻
t3)、比較回路54の入力端子A,Bに対する各入力値がA
≧Bの関係になって、その比較回路54の出力がハイレベ
ル信号に反転するようになる。この結果、上記ハイレベ
ル信号を一方の入力端子に受けたAND回路108が他方の入
力端子に対する入力、即ち計時手段126内の第2の分周
回路23からの10秒周期のパルス信号P2の通過を許容する
ようになると共に、同じく比較回路54からのハイレベル
信号を遅延回路80を介してイネーブル端子Enに受けた比
較回路65が動作可能状態となり、これに応じて沸騰検出
手段128の沸騰検出機能が有効化されるようになる。
即ち、パルス信号P2がAND回路108を通過するようになる
と、そのパルス信号P2がシフトレジスタ81のクロック端
子φに与えられるようになるため、そのシフトレジスタ
81は、データ端子Dに対する入力つまり温度検出信号Sd
を10秒毎に読込んで記憶すると共に、新たな温度検出信
号Sdを読み込む毎に古い温度検出信号Sdを順次上位の単
位レジスタにシフトするようになる。この結果、第12番
目の単位レジスタ81bには、今現在の温度検出信号Sdよ
り120秒(2分)前の温度検出信号Sdが記憶され、第18
番目の単位レジスタ81cには、今現在の温度検出信号Sd
より180秒(3分)前の温度検出信号Sdが記憶され、第2
4番目の単位レジスタ81dには、今現在の温度検出信号Sd
より240秒(4分)前の温度検出信号Sdが記憶されるよ
うになる。このとき、上記単位レジスタ81b,81c及び81d
の各記憶データは夫々に対応したトランスファゲート8
5,86及び87を介して減算回路66の入力端子Eに与えられ
るようになっているが、前述したように炊飯量が比較的
少ない場合にはトランスファゲート85が導通状態を呈し
ており、単位レジスタ81bの記憶データが減算回路66の
入力端子Eに与えられ、また、同様に炊飯量が中程度の
場合及び比較的多い場合には、夫々単位レジスタ81c,81
dの各記憶データが減算回路66の入力端子Eに与えられ
る。上記減算回路66の他の入力端子Dには温度検出信号
Sdが直接的に入力されるようになっており、従って、減
算回路66は今現在の温度検出信号Sdにより示される数値
から基準時間としての2分前,3分前或は4分前の温度検
出信号Sdにより示される数値を減算するものであり、そ
の減算結果は、一定の基準時間(2分,3分或は4分)内
における鍋5の温度上昇値ひいては鍋5の時系列的な温
度勾配に相当した値になる。
と、そのパルス信号P2がシフトレジスタ81のクロック端
子φに与えられるようになるため、そのシフトレジスタ
81は、データ端子Dに対する入力つまり温度検出信号Sd
を10秒毎に読込んで記憶すると共に、新たな温度検出信
号Sdを読み込む毎に古い温度検出信号Sdを順次上位の単
位レジスタにシフトするようになる。この結果、第12番
目の単位レジスタ81bには、今現在の温度検出信号Sdよ
り120秒(2分)前の温度検出信号Sdが記憶され、第18
番目の単位レジスタ81cには、今現在の温度検出信号Sd
より180秒(3分)前の温度検出信号Sdが記憶され、第2
4番目の単位レジスタ81dには、今現在の温度検出信号Sd
より240秒(4分)前の温度検出信号Sdが記憶されるよ
うになる。このとき、上記単位レジスタ81b,81c及び81d
の各記憶データは夫々に対応したトランスファゲート8
5,86及び87を介して減算回路66の入力端子Eに与えられ
るようになっているが、前述したように炊飯量が比較的
少ない場合にはトランスファゲート85が導通状態を呈し
ており、単位レジスタ81bの記憶データが減算回路66の
入力端子Eに与えられ、また、同様に炊飯量が中程度の
場合及び比較的多い場合には、夫々単位レジスタ81c,81
dの各記憶データが減算回路66の入力端子Eに与えられ
る。上記減算回路66の他の入力端子Dには温度検出信号
Sdが直接的に入力されるようになっており、従って、減
算回路66は今現在の温度検出信号Sdにより示される数値
から基準時間としての2分前,3分前或は4分前の温度検
出信号Sdにより示される数値を減算するものであり、そ
の減算結果は、一定の基準時間(2分,3分或は4分)内
における鍋5の温度上昇値ひいては鍋5の時系列的な温
度勾配に相当した値になる。
しかして、鍋5の温度即ち温度検出信号Sdの上昇率は、
鍋5内の水が沸騰状態に近付くに伴い徐々に低下して最
終的に略零になる性質を有するものであり、従って基準
時間内における鍋5の温度上昇値が所定の比較用温度値
以下になったことを検出すれば、鍋5内が沸騰状態にな
ったか否かを判断することができる。この場合、鍋5の
温度上昇率は炊飯量が多い程鈍くなる性質があるから、
正確な沸騰検出を行なうためにはその炊飯量に応じて上
記基準時間を変更することが望ましく、本実施例では、
このように正確な温度検出を行なうためにここでいう基
準時間(即ち温度検出信号Sdのサンプリング時間)を前
述のように2分,3分,4分の何れかに自動的に変更するよ
うにしている。そして、比較回路65において、減算回路
66からの出力(炊飯量に応じて決定される3段階の基準
時間内における鍋5の温度上昇値)と、第5の温度値記
憶部30に前記比較用温度値として記憶された数値(2℃
に相当)とが比較されるものであり、上記基準時間内に
おける鍋5の温度上昇値が2℃未満となったとき、換言
すれば鍋5の温度上昇勾配が所定の目標温度勾配以下と
なったときに、その比較回路65からハイレベル信号より
成る沸騰検出信号Szが出力される(時刻t4)。
鍋5内の水が沸騰状態に近付くに伴い徐々に低下して最
終的に略零になる性質を有するものであり、従って基準
時間内における鍋5の温度上昇値が所定の比較用温度値
以下になったことを検出すれば、鍋5内が沸騰状態にな
ったか否かを判断することができる。この場合、鍋5の
温度上昇率は炊飯量が多い程鈍くなる性質があるから、
正確な沸騰検出を行なうためにはその炊飯量に応じて上
記基準時間を変更することが望ましく、本実施例では、
このように正確な温度検出を行なうためにここでいう基
準時間(即ち温度検出信号Sdのサンプリング時間)を前
述のように2分,3分,4分の何れかに自動的に変更するよ
うにしている。そして、比較回路65において、減算回路
66からの出力(炊飯量に応じて決定される3段階の基準
時間内における鍋5の温度上昇値)と、第5の温度値記
憶部30に前記比較用温度値として記憶された数値(2℃
に相当)とが比較されるものであり、上記基準時間内に
おける鍋5の温度上昇値が2℃未満となったとき、換言
すれば鍋5の温度上昇勾配が所定の目標温度勾配以下と
なったときに、その比較回路65からハイレベル信号より
成る沸騰検出信号Szが出力される(時刻t4)。
さて、上記のように沸騰検出信号Szが出力されたときに
は、第1のヒータ出力制御手段137が機能する。即ち、
前記時刻t4においては、記憶回路82の記憶内容が初期化
された状態にあって、その記憶値から第6の温度値記憶
部31に記憶された数値(3℃に相当)を減算する減算回
路67の出力は負の値であり、比較回路60はローレベル信
号を出力した状態にある。このため、OR回路117の両入
力端子には、上記比較回路60及びR−Sフリップフロッ
プ103のリセット出力端子からローレベル信号が与え
られており、このローレベル信号がインバータ123によ
りハイレベル信号に反転されてAND回路111の一方の入力
端子に与えられている。従って、時刻t4にて前述のよう
に沸騰検出信号Sz(ハイレベル信号)が出力されると、
AND回路111からハイレベル信号が出力されてR−Sフリ
ップフロップ104がセットされる。すると、それまでハ
イレベル信号を出力していたAND回路113の出力がローレ
ベル信号に反転すると共に、AND回路112の各入力端子に
R−Sフリップフロップ103,104の各セット出力端子Q
及びR−Sフリップフロップ105のリセット出力端子
からのハイレベル信号が与えられて、そのAND回路112か
らハイレベル信号が出力されるようになり、これに応じ
てデューティ比制御回路84からデューティ比50%のパル
ス状制御信号Scが出力されてヒータ駆動回路83に与えら
れるようになる。この結果トライアック14が50%デュー
ティ比でオンオフされるようになり、このときヒータ6
の定格出力は600ワットであるから、そのヒータ6は300
ワットの出力即ち定格時の半分の出力で発熱するように
なる。
は、第1のヒータ出力制御手段137が機能する。即ち、
前記時刻t4においては、記憶回路82の記憶内容が初期化
された状態にあって、その記憶値から第6の温度値記憶
部31に記憶された数値(3℃に相当)を減算する減算回
路67の出力は負の値であり、比較回路60はローレベル信
号を出力した状態にある。このため、OR回路117の両入
力端子には、上記比較回路60及びR−Sフリップフロッ
プ103のリセット出力端子からローレベル信号が与え
られており、このローレベル信号がインバータ123によ
りハイレベル信号に反転されてAND回路111の一方の入力
端子に与えられている。従って、時刻t4にて前述のよう
に沸騰検出信号Sz(ハイレベル信号)が出力されると、
AND回路111からハイレベル信号が出力されてR−Sフリ
ップフロップ104がセットされる。すると、それまでハ
イレベル信号を出力していたAND回路113の出力がローレ
ベル信号に反転すると共に、AND回路112の各入力端子に
R−Sフリップフロップ103,104の各セット出力端子Q
及びR−Sフリップフロップ105のリセット出力端子
からのハイレベル信号が与えられて、そのAND回路112か
らハイレベル信号が出力されるようになり、これに応じ
てデューティ比制御回路84からデューティ比50%のパル
ス状制御信号Scが出力されてヒータ駆動回路83に与えら
れるようになる。この結果トライアック14が50%デュー
ティ比でオンオフされるようになり、このときヒータ6
の定格出力は600ワットであるから、そのヒータ6は300
ワットの出力即ち定格時の半分の出力で発熱するように
なる。
また、上記時刻t4にてR−Sフリップフロップ104がセ
ットされたときには、トリガ回路77が駆動されてこれか
らトリガパルスP3が出力されるため、そのトリガパルス
P3によってカウンタ73が初期化されると共に、トランス
ファゲート88が導通状態を呈するようになり、その時刻
t4の時点での温度検出信号Sd(沸騰状態検出時点での鍋
5の温度に相当)が記憶回路82に記憶されるようにな
る。また、この時点では、鍋5内にはまだ十分に水が残
っていてその温度が100℃を越えることがないから、そ
の鍋5の温度に対応した温度検知信号Sdと第4の温度値
記憶部29の記憶値(110℃に相当)とを比較した比較回
路55がハイレベル信号を出力しており、従って上記ハイ
レベル信号並びにR−Sフリップフロップ105のリセッ
ト出力端子からのハイレベル信号を受けたAND回路107
が第1の分周回路22からのパルス信号P1(1秒周期)の
通過を許容した状態にある。このため、上記のように初
期化されたカウンタ73のカウント値は、時刻t4からの経
過時間を示すようになる。そして、炊飯行程がさらに進
行して鍋5内が所謂ドライアップ状態を呈すると、その
鍋5の温度が急激に上昇するようになるものであるが、
この場合において鍋5の温度が時刻t5にて110℃に達す
ると、前記比較回路55の入力端子A,Bの各入力がA<B
の関係になってその出力がローレベル信号に反転するた
め、AND回路107がパルス信号P1の通過を阻止するように
なって、カウンタ73のカウント動作が停止される。従っ
て結果的に、カウンタ73のカウント値は、沸騰検出信号
Szが出力された時刻t4から鍋5の温度が110℃に達した
時刻t5までの所要時間Tb(沸騰状態の継続時間に対応)
に相当するようになる。
ットされたときには、トリガ回路77が駆動されてこれか
らトリガパルスP3が出力されるため、そのトリガパルス
P3によってカウンタ73が初期化されると共に、トランス
ファゲート88が導通状態を呈するようになり、その時刻
t4の時点での温度検出信号Sd(沸騰状態検出時点での鍋
5の温度に相当)が記憶回路82に記憶されるようにな
る。また、この時点では、鍋5内にはまだ十分に水が残
っていてその温度が100℃を越えることがないから、そ
の鍋5の温度に対応した温度検知信号Sdと第4の温度値
記憶部29の記憶値(110℃に相当)とを比較した比較回
路55がハイレベル信号を出力しており、従って上記ハイ
レベル信号並びにR−Sフリップフロップ105のリセッ
ト出力端子からのハイレベル信号を受けたAND回路107
が第1の分周回路22からのパルス信号P1(1秒周期)の
通過を許容した状態にある。このため、上記のように初
期化されたカウンタ73のカウント値は、時刻t4からの経
過時間を示すようになる。そして、炊飯行程がさらに進
行して鍋5内が所謂ドライアップ状態を呈すると、その
鍋5の温度が急激に上昇するようになるものであるが、
この場合において鍋5の温度が時刻t5にて110℃に達す
ると、前記比較回路55の入力端子A,Bの各入力がA<B
の関係になってその出力がローレベル信号に反転するた
め、AND回路107がパルス信号P1の通過を阻止するように
なって、カウンタ73のカウント動作が停止される。従っ
て結果的に、カウンタ73のカウント値は、沸騰検出信号
Szが出力された時刻t4から鍋5の温度が110℃に達した
時刻t5までの所要時間Tb(沸騰状態の継続時間に対応)
に相当するようになる。
上記のように測定された時間Tbも前述した時刻t1からt2
までの時間Taと同様に炊飯量に比例して大小する性質が
あると共に、炊飯時の米と水との比率にも影響される性
質があり、補正手段129は、上記時間Tbに対応したカウ
ンタ73のカウント値に基づいて前記炊飯量検出手段127
による検出炊飯量を以下のように補正する。即ち、カウ
ンタ73のカウント値は比較回路58,59によって第3,第4
の時間値記憶部42,43に記憶された各数値(7分,9分に
相当)と夫々比較される。このとき、比較回路58は、カ
ウンタ73のカウント値が7分相当値より小さいとき(換
言すれば炊飯量が比較的少ないとき)にローレベル信号
を出力し、このローレベル信号はインバータ121により
ハイレベル信号に反転されてラインL4に与えられる。ま
た比較回路59は、カウンタ73のカウント値が9分相当値
以上のとき(換言すれば炊飯量が比較的多いとき)にハ
イレベル信号を出力してラインL6に与える。そして、カ
ウンタ73のカウント値が7分相当値以上で且つ9分相当
値より小さいとき(換言すれば炊飯量が中程度のとき)
には、比較回路58からハイレベル信号が出力されてこれ
がAND回路110の一方の入力端子に与えられ、且つ比較回
路59からローレベル信号が出力されてこれがインバータ
122によりハイレベル信号に反転されてAND回路110の他
方の入力端子に与えられるようになり、結果的にそのAN
D回路110からハイレベル信号が出力されてラインL5に与
えられる。
までの時間Taと同様に炊飯量に比例して大小する性質が
あると共に、炊飯時の米と水との比率にも影響される性
質があり、補正手段129は、上記時間Tbに対応したカウ
ンタ73のカウント値に基づいて前記炊飯量検出手段127
による検出炊飯量を以下のように補正する。即ち、カウ
ンタ73のカウント値は比較回路58,59によって第3,第4
の時間値記憶部42,43に記憶された各数値(7分,9分に
相当)と夫々比較される。このとき、比較回路58は、カ
ウンタ73のカウント値が7分相当値より小さいとき(換
言すれば炊飯量が比較的少ないとき)にローレベル信号
を出力し、このローレベル信号はインバータ121により
ハイレベル信号に反転されてラインL4に与えられる。ま
た比較回路59は、カウンタ73のカウント値が9分相当値
以上のとき(換言すれば炊飯量が比較的多いとき)にハ
イレベル信号を出力してラインL6に与える。そして、カ
ウンタ73のカウント値が7分相当値以上で且つ9分相当
値より小さいとき(換言すれば炊飯量が中程度のとき)
には、比較回路58からハイレベル信号が出力されてこれ
がAND回路110の一方の入力端子に与えられ、且つ比較回
路59からローレベル信号が出力されてこれがインバータ
122によりハイレベル信号に反転されてAND回路110の他
方の入力端子に与えられるようになり、結果的にそのAN
D回路110からハイレベル信号が出力されてラインL5に与
えられる。
そして、このように検出された炊飯量が比較的少ない場
合には、ゲート端子がラインL4に接続されたトランスフ
ァゲート92,98が導通状態を呈し、検出炊飯量が中程度
の場合には、ゲート端子がラインL5に接続されたトラン
スファゲート93,99が導通状態を呈し、さらに検出炊飯
量が比較的多い場合には、ゲート端子がラインL6に接続
されたトランスファゲート94,100が導通状態を呈するよ
うになる。このとき、上記のように選択的に導通される
トランスファゲート92,93,94に対応した第10,第11,第12
の温度値記憶部35,36,37に記憶された温度値も前記ヒー
タ断電用温度Dz(第13の温度値記憶部38に記憶された温
度値、即ち112℃)に補正するためのものであり、これ
ら各記憶温度値が加算回路69の入力端子Yに対し前記時
間Tbの長短に応じて選択的に与えられ、加算回路69にあ
っては、斯様に入力された温度値を加算回路68からの数
値信号(即ち、ヒータ断電用温度値Dzに対して炊飯量検
出手段127により検出された炊飯量の大小に応じた温度
値だけ加算したもの)にさらに加算し、以て炊飯量検出
手段127による加算温度値ひいてはその検出炊飯量を補
正するように作用する。また、同じく選択的に導通され
るトランスファゲート98,99,100に対応した第8,第9,第1
0の時間値記憶部47,48,49に記憶された時間値も後述す
るむらし工程で使用される二度炊き加熱基準時間N(第
11の時間値記憶部50に記憶された時間値、即ち30秒)を
補正するためのものであり、これら各記憶時間値が加算
回路71の入力端子Yに対し前記時間Tbの長短に応じて選
択的に与えられ、加算回路71にあっては、斯様に入力さ
れた時間値を加算回路70からの数値信号(即ち、二度炊
き加熱基準時間Nに対して炊飯量検出手段127により検
出された炊飯量の大小に応じた時間値だけ加算したも
の)にさらに加算し、以て炊飯量検出手段127による加
算時間値ひいてはその検出炊飯量を補正するように作用
する。
合には、ゲート端子がラインL4に接続されたトランスフ
ァゲート92,98が導通状態を呈し、検出炊飯量が中程度
の場合には、ゲート端子がラインL5に接続されたトラン
スファゲート93,99が導通状態を呈し、さらに検出炊飯
量が比較的多い場合には、ゲート端子がラインL6に接続
されたトランスファゲート94,100が導通状態を呈するよ
うになる。このとき、上記のように選択的に導通される
トランスファゲート92,93,94に対応した第10,第11,第12
の温度値記憶部35,36,37に記憶された温度値も前記ヒー
タ断電用温度Dz(第13の温度値記憶部38に記憶された温
度値、即ち112℃)に補正するためのものであり、これ
ら各記憶温度値が加算回路69の入力端子Yに対し前記時
間Tbの長短に応じて選択的に与えられ、加算回路69にあ
っては、斯様に入力された温度値を加算回路68からの数
値信号(即ち、ヒータ断電用温度値Dzに対して炊飯量検
出手段127により検出された炊飯量の大小に応じた温度
値だけ加算したもの)にさらに加算し、以て炊飯量検出
手段127による加算温度値ひいてはその検出炊飯量を補
正するように作用する。また、同じく選択的に導通され
るトランスファゲート98,99,100に対応した第8,第9,第1
0の時間値記憶部47,48,49に記憶された時間値も後述す
るむらし工程で使用される二度炊き加熱基準時間N(第
11の時間値記憶部50に記憶された時間値、即ち30秒)を
補正するためのものであり、これら各記憶時間値が加算
回路71の入力端子Yに対し前記時間Tbの長短に応じて選
択的に与えられ、加算回路71にあっては、斯様に入力さ
れた時間値を加算回路70からの数値信号(即ち、二度炊
き加熱基準時間Nに対して炊飯量検出手段127により検
出された炊飯量の大小に応じた時間値だけ加算したも
の)にさらに加算し、以て炊飯量検出手段127による加
算時間値ひいてはその検出炊飯量を補正するように作用
する。
その後の時刻t6においては炊飯終了制御手段138が機能
する。即ち、鍋5の温度が加算回路69からの出力に対応
したご飯の炊き上がり温度Doff(即ち、ヒータ断電用温
度Dz(112℃)に対して、炊飯量検出手段127により検出
された炊飯量に応じた温度値及び補正手段129による補
正温度値だけ加算した温度)に達すると、比較回路61の
入力端子A,Bに対する各入力値がA≧Bの関係になっ
て、その比較回路61からハイレベル信号より成る炊飯終
了信号Ssが出力されるため、R−Sフリップフロップ10
5がセットされる。すると、R−Sフリップフロップ105
のリセット出力端子からのローレベル信号がAND回路1
12に与えられてそのAND回路112の出力がローレベル信号
に反転するため、デューティ比制御回路84が駆動停止さ
れ、これに応じてヒータ駆動回路83がゲート信号Sgの出
力を停止してトライアック14をターンオフ状態に保持、
即ちヒータ6を断電させるようになり、以て炊飯行程が
終了される。そして、このときにはR−Sフリップフロ
ップ105のセット出力端子Qからのハイレベル信号がAND
回路114及び115に与えられて、そのAND回路114がパルス
信号P1の通過を許容するようになり、これに応じて第2
のヒータ出力制御手段137が機能してむらし行程へ移行
されるようになる。以上要するに、鍋5の温度が、ヒー
タ断電用温度Dzたる112℃に対し炊飯量検出手段127によ
り検出された炊飯量に応じた温度値(第7,第8,第9の温
度値記憶部32,33,34に記憶された温度値の何れか一つ)
並びに補正手段129による補正温度値(第10,第11,第12
の温度値記憶部35,36,37に記憶された温度値の何れか一
つ)を加算した炊き上がり温度Doffに達したときに、炊
飯行程が終了されてむらし行程へ移行されるものであ
り、以下においてはこのむらし行程における作用を述べ
る。尚、本実施例の場合、上記炊き上がり温度Doffは第
7乃至第13の温度値記憶部32乃至38の記憶内容に応じて
114℃乃至122℃の間で変化される。
する。即ち、鍋5の温度が加算回路69からの出力に対応
したご飯の炊き上がり温度Doff(即ち、ヒータ断電用温
度Dz(112℃)に対して、炊飯量検出手段127により検出
された炊飯量に応じた温度値及び補正手段129による補
正温度値だけ加算した温度)に達すると、比較回路61の
入力端子A,Bに対する各入力値がA≧Bの関係になっ
て、その比較回路61からハイレベル信号より成る炊飯終
了信号Ssが出力されるため、R−Sフリップフロップ10
5がセットされる。すると、R−Sフリップフロップ105
のリセット出力端子からのローレベル信号がAND回路1
12に与えられてそのAND回路112の出力がローレベル信号
に反転するため、デューティ比制御回路84が駆動停止さ
れ、これに応じてヒータ駆動回路83がゲート信号Sgの出
力を停止してトライアック14をターンオフ状態に保持、
即ちヒータ6を断電させるようになり、以て炊飯行程が
終了される。そして、このときにはR−Sフリップフロ
ップ105のセット出力端子Qからのハイレベル信号がAND
回路114及び115に与えられて、そのAND回路114がパルス
信号P1の通過を許容するようになり、これに応じて第2
のヒータ出力制御手段137が機能してむらし行程へ移行
されるようになる。以上要するに、鍋5の温度が、ヒー
タ断電用温度Dzたる112℃に対し炊飯量検出手段127によ
り検出された炊飯量に応じた温度値(第7,第8,第9の温
度値記憶部32,33,34に記憶された温度値の何れか一つ)
並びに補正手段129による補正温度値(第10,第11,第12
の温度値記憶部35,36,37に記憶された温度値の何れか一
つ)を加算した炊き上がり温度Doffに達したときに、炊
飯行程が終了されてむらし行程へ移行されるものであ
り、以下においてはこのむらし行程における作用を述べ
る。尚、本実施例の場合、上記炊き上がり温度Doffは第
7乃至第13の温度値記憶部32乃至38の記憶内容に応じて
114℃乃至122℃の間で変化される。
第2のヒータ出力制御手段137内のカウンタ75は、電源
投入時点からパルス信号P1をカウントしており、従って
そのカウント値は、時刻t6の時点では少なくとも加算回
路71から出力される数値信号(本実施例の場合最大で10
0秒に相当した数値)より大きく、結果的に比較回路64
の入力端子A,Bに対する各入力値がA<Bの関係にあっ
て、その比較回路64はローレベル信号を出力している。
また、第2のヒータ出力制御手段137内における他のカ
ウンタ74は、時刻t6からカウント動作を開始するもので
あるから、この時点では比較回路62の入力端子A,Bに入
力される各数値がA≧Bの関係にあってその比較回路62
からハイレベル信号が出力されている。そして、時刻t6
にてヒータ6が断電されたときには、鍋5の温度は第3
図に示すように一旦オーバーシュートした後に次第に低
下するようになり、時刻t7にて鍋5の温度が第14の温度
値記憶部39に記憶された二度炊き開始用温度Dr(103
℃)まで低下すると、比較回路63の入力端子A,Bに対す
る各入力値がA≧Bの関係になってハイレベル信号が出
力されるため、そのハイレベル信号を受けたトリガ回路
78がトリガパルスP3を出力するようになり、そのトリガ
パルスP3によってカウンタ75が初期化される。すると、
比較回路64の入力端子A,Bの各入力値がA≧Bの関係に
なってその比較回路64からハイレベル信号が出力され、
これに応じて、AND回路115の全ての入力端子にハイレベ
ル信号が与えられて、そのAND回路115の出力がハイレベ
ル信号に反転するようになる。この結果、上記AND回路1
15からのハイレベル信号を受けたヒータ駆動回路83がト
ライアック14をターンオンさせてヒータ6に再通電させ
るようになり、これに応じて二度炊き加熱が行なわれ
る。このとき、カウンタ75のカウント値は、鍋5の温度
が103℃まで低下した時刻t7からの経過時間を示すよう
になり、時刻t8にてそのカウント値が加算回路71からの
出力に対応した時間(即ち、二度炊き加熱用基準時間N
(30秒)に対して、炊飯量検出手段127により検出され
た炊飯量に応じた時間値及び補正手段129による補正時
間値だけ加算した時間)に達すると、比較回路64の入力
端子A,Bに対する各入力値がA<Bの関係になって、そ
の比較回路64の出力がローレベル信号に反転するため、
AND回路115の出力も反転してヒータ駆動回路83がトライ
アック14をターンオフさせるようになり、以てヒータ6
が断電されて二度炊き加熱が停止される。これ以後にお
いては、二度炊き加熱によって鍋5の温度が一旦上昇し
た後に103℃まで低下する各時刻t9,t11にて上述同様に
ヒータ6に再通電されて二度炊き加熱が行なわれると共
に、斯様な二度炊き加熱はカウンタ75のカウント値が加
算回路71からの出力に対応するようになる時間が経過し
た各時刻T10,t12にて停止される。
投入時点からパルス信号P1をカウントしており、従って
そのカウント値は、時刻t6の時点では少なくとも加算回
路71から出力される数値信号(本実施例の場合最大で10
0秒に相当した数値)より大きく、結果的に比較回路64
の入力端子A,Bに対する各入力値がA<Bの関係にあっ
て、その比較回路64はローレベル信号を出力している。
また、第2のヒータ出力制御手段137内における他のカ
ウンタ74は、時刻t6からカウント動作を開始するもので
あるから、この時点では比較回路62の入力端子A,Bに入
力される各数値がA≧Bの関係にあってその比較回路62
からハイレベル信号が出力されている。そして、時刻t6
にてヒータ6が断電されたときには、鍋5の温度は第3
図に示すように一旦オーバーシュートした後に次第に低
下するようになり、時刻t7にて鍋5の温度が第14の温度
値記憶部39に記憶された二度炊き開始用温度Dr(103
℃)まで低下すると、比較回路63の入力端子A,Bに対す
る各入力値がA≧Bの関係になってハイレベル信号が出
力されるため、そのハイレベル信号を受けたトリガ回路
78がトリガパルスP3を出力するようになり、そのトリガ
パルスP3によってカウンタ75が初期化される。すると、
比較回路64の入力端子A,Bの各入力値がA≧Bの関係に
なってその比較回路64からハイレベル信号が出力され、
これに応じて、AND回路115の全ての入力端子にハイレベ
ル信号が与えられて、そのAND回路115の出力がハイレベ
ル信号に反転するようになる。この結果、上記AND回路1
15からのハイレベル信号を受けたヒータ駆動回路83がト
ライアック14をターンオンさせてヒータ6に再通電させ
るようになり、これに応じて二度炊き加熱が行なわれ
る。このとき、カウンタ75のカウント値は、鍋5の温度
が103℃まで低下した時刻t7からの経過時間を示すよう
になり、時刻t8にてそのカウント値が加算回路71からの
出力に対応した時間(即ち、二度炊き加熱用基準時間N
(30秒)に対して、炊飯量検出手段127により検出され
た炊飯量に応じた時間値及び補正手段129による補正時
間値だけ加算した時間)に達すると、比較回路64の入力
端子A,Bに対する各入力値がA<Bの関係になって、そ
の比較回路64の出力がローレベル信号に反転するため、
AND回路115の出力も反転してヒータ駆動回路83がトライ
アック14をターンオフさせるようになり、以てヒータ6
が断電されて二度炊き加熱が停止される。これ以後にお
いては、二度炊き加熱によって鍋5の温度が一旦上昇し
た後に103℃まで低下する各時刻t9,t11にて上述同様に
ヒータ6に再通電されて二度炊き加熱が行なわれると共
に、斯様な二度炊き加熱はカウンタ75のカウント値が加
算回路71からの出力に対応するようになる時間が経過し
た各時刻T10,t12にて停止される。
そして、時刻t6後に第12の時間値記憶部51に記憶された
むらし運転時間M(15分)が経過した時刻t13に至る
と、カウンタ74のカウント値が上記むらし運転時間Mに
相当した値を越えるようになって比較回路62の出力がロ
ーレベル信号に反転するため、AND回路115がローレベル
信号を出力した状態ひいてはヒータ駆動回路83が動作停
止された状態に保持されて、むらし行程が終了される。
そして、上記のように比較回路62の出力がローレベル信
号に反転したときには、インバータ125の出力がハイレ
ベル信号に反転してトリガ回路79からトリガパルスP3が
出力されるため、そのトリガパルスP3によってR−Sフ
リップフロップ103がリセットされるものであり、これ
以降は図示しない保温ヒータによる保温行程に移行され
る。以上要するに、むらし行程においては、鍋5の温度
が二度炊き開始用温度Drたる103℃まで下がったときに
ヒータ6に再通電すると共に、その通電時間が、二度炊
き加熱用基準時間Nたる30秒に対し炊飯量検出手段127
により検出された炊飯量に応じた時間値(第5,第6,第7
の時間値記憶部44,45,46に記憶された時間値の何れか一
つ)並びに補正手段129による補正時間値(第8,第9,第1
0の時間値記憶部47,48,49に記憶された時間値の何れか
一つ)を加算した時間に達したときに、ヒータ6を断電
させて二度炊き加熱を終了させるという制御を繰返すも
のであり、本実施例の場合、上記二度炊き加熱時間は第
5乃至第11の時間値記憶部44乃至50の記憶内容に応じて
30秒乃至70秒の間で変化される。
むらし運転時間M(15分)が経過した時刻t13に至る
と、カウンタ74のカウント値が上記むらし運転時間Mに
相当した値を越えるようになって比較回路62の出力がロ
ーレベル信号に反転するため、AND回路115がローレベル
信号を出力した状態ひいてはヒータ駆動回路83が動作停
止された状態に保持されて、むらし行程が終了される。
そして、上記のように比較回路62の出力がローレベル信
号に反転したときには、インバータ125の出力がハイレ
ベル信号に反転してトリガ回路79からトリガパルスP3が
出力されるため、そのトリガパルスP3によってR−Sフ
リップフロップ103がリセットされるものであり、これ
以降は図示しない保温ヒータによる保温行程に移行され
る。以上要するに、むらし行程においては、鍋5の温度
が二度炊き開始用温度Drたる103℃まで下がったときに
ヒータ6に再通電すると共に、その通電時間が、二度炊
き加熱用基準時間Nたる30秒に対し炊飯量検出手段127
により検出された炊飯量に応じた時間値(第5,第6,第7
の時間値記憶部44,45,46に記憶された時間値の何れか一
つ)並びに補正手段129による補正時間値(第8,第9,第1
0の時間値記憶部47,48,49に記憶された時間値の何れか
一つ)を加算した時間に達したときに、ヒータ6を断電
させて二度炊き加熱を終了させるという制御を繰返すも
のであり、本実施例の場合、上記二度炊き加熱時間は第
5乃至第11の時間値記憶部44乃至50の記憶内容に応じて
30秒乃至70秒の間で変化される。
さて、ここまでにおいては、時刻t4において沸騰検出信
号Szが出力されてヒータ6の出力が定格の半分に落とさ
れた後に、鍋5の温度が低下することなくそのまま上昇
した場合の作用について述べて来たが、以下において
は、このようにヒータ6の出力を落とした後に鍋5の温
度が低下した場合の作用について、前記第3図及び第4
図と夫々同様の第5図及び第6図を参照しながら説明す
る。即ち、ヒータ6の出力を半分に落としたときに鍋5
の温度が低下する現象は、鍋5内の水がまだ沸騰してい
ないとき(換言すれば沸騰検出信号Szが誤出力されたと
き)に起り得るものであり、斯様な現象は、例えば炊き
込みご飯をつくる際において鍋5内に投入された醤油等
の調味料がその鍋5の底で焦付き、これによって鍋5内
の水の温度とサーミスタ9による検出温度との間のギャ
ップが大きくなるのに起因すると考えられる。
号Szが出力されてヒータ6の出力が定格の半分に落とさ
れた後に、鍋5の温度が低下することなくそのまま上昇
した場合の作用について述べて来たが、以下において
は、このようにヒータ6の出力を落とした後に鍋5の温
度が低下した場合の作用について、前記第3図及び第4
図と夫々同様の第5図及び第6図を参照しながら説明す
る。即ち、ヒータ6の出力を半分に落としたときに鍋5
の温度が低下する現象は、鍋5内の水がまだ沸騰してい
ないとき(換言すれば沸騰検出信号Szが誤出力されたと
き)に起り得るものであり、斯様な現象は、例えば炊き
込みご飯をつくる際において鍋5内に投入された醤油等
の調味料がその鍋5の底で焦付き、これによって鍋5内
の水の温度とサーミスタ9による検出温度との間のギャ
ップが大きくなるのに起因すると考えられる。
しかして、第5図及び第6図中の時刻t4にてヒータ6の
出力が半減されたときには、前にも述べたようにその時
点の鍋5の温度(即ち沸騰検出手段128が沸騰状態にあ
る旨検出したときの鍋5の温度)に対応した温度検出信
号Sdが沸騰検出補償手段131内の記憶回路82に記憶され
る。このとき、沸騰検出補償手段131内の減算回路67に
あっては、上記記憶回路82の記憶値から第6の温度値記
憶部31の記憶数値(3℃に相当)を減算し、その減算結
果に対応した温度値Tpを比較回路60の入力端子Aに与え
る。このため、その後において、鍋5の温度が上記温度
値Tpまで低下したとき、換言すれば温度検出信号Sdが所
定の温度幅たる3℃相当値以上減少したときには(時刻
t41)、その比較回路60からハイレベル信号より成る誤
沸騰検出信号Seが出力される。すると、これに応じてR
−Sフリップフロップ104がリセットされると共に、R
−Sフリップフロップ132がセットされる。さらに、こ
のときには、上記誤沸騰検出信号Seの出力に応じてトリ
ガ回路76が駆動されるため、そのトリガ回路76からのト
リガパルスP3によってシフトレジスタ81が初期化され、
以て沸騰検出手段128が再動作される。そして、上記の
ようにR−Sフリップフロップ132がセットされると、
そのリセット出力端子からのローレベル信号がAND回
路133〜135に入力されるため、各AND回路133〜135が炊
飯量検出手段127からの炊飯量信号の通過をしゃ断する
ようになる。また、R−Sフリップフロップ132のセッ
ト出力端子Qからのハイレベル信号がOR回路136を通過
するため、トランスファゲート85,89,95が導通状態を呈
する。
出力が半減されたときには、前にも述べたようにその時
点の鍋5の温度(即ち沸騰検出手段128が沸騰状態にあ
る旨検出したときの鍋5の温度)に対応した温度検出信
号Sdが沸騰検出補償手段131内の記憶回路82に記憶され
る。このとき、沸騰検出補償手段131内の減算回路67に
あっては、上記記憶回路82の記憶値から第6の温度値記
憶部31の記憶数値(3℃に相当)を減算し、その減算結
果に対応した温度値Tpを比較回路60の入力端子Aに与え
る。このため、その後において、鍋5の温度が上記温度
値Tpまで低下したとき、換言すれば温度検出信号Sdが所
定の温度幅たる3℃相当値以上減少したときには(時刻
t41)、その比較回路60からハイレベル信号より成る誤
沸騰検出信号Seが出力される。すると、これに応じてR
−Sフリップフロップ104がリセットされると共に、R
−Sフリップフロップ132がセットされる。さらに、こ
のときには、上記誤沸騰検出信号Seの出力に応じてトリ
ガ回路76が駆動されるため、そのトリガ回路76からのト
リガパルスP3によってシフトレジスタ81が初期化され、
以て沸騰検出手段128が再動作される。そして、上記の
ようにR−Sフリップフロップ132がセットされると、
そのリセット出力端子からのローレベル信号がAND回
路133〜135に入力されるため、各AND回路133〜135が炊
飯量検出手段127からの炊飯量信号の通過をしゃ断する
ようになる。また、R−Sフリップフロップ132のセッ
ト出力端子Qからのハイレベル信号がOR回路136を通過
するため、トランスファゲート85,89,95が導通状態を呈
する。
つまり、沸騰検出手段128が沸騰状態を誤って検出した
ときには、第12番目の単位レジスタ81bに記憶された2
分前の温度検出信号Sdがトランスファゲート85を介して
減算回路66に与えられるようになり、このためその減算
回路66の減算結果と第5の温度値記憶部30に記憶された
比較用温度値(2℃に相当)とにより示される目標温度
勾配が、炊飯量が比較的少ないときに対応した大きな値
に変えられる。さらに、この場合、上記のように沸騰検
出手段128が沸騰状態を誤って検出したときには、第7
の温度値記憶部32に記憶された温度値(1℃に相当した
最も低い補正用温度値)がトランスファゲート89を介し
て加算回路68に与えられるようになり、このため炊き上
がり温度Doffが低く設定し直されるようになる。また、
この場合、同じく沸騰検出手段128が沸騰状態を誤って
検出したときには、第5の時間値記憶部44に記憶された
時間値(0秒に相当した最も低い補正用時間値)がトラ
ンスファゲート95を介して加算回路70に与えられるよう
になり、このため二度炊き加熱時におけるヒータ6の通
電時間(ひいてはヒータ6の発熱量)が低く設定し直さ
れるようになる。
ときには、第12番目の単位レジスタ81bに記憶された2
分前の温度検出信号Sdがトランスファゲート85を介して
減算回路66に与えられるようになり、このためその減算
回路66の減算結果と第5の温度値記憶部30に記憶された
比較用温度値(2℃に相当)とにより示される目標温度
勾配が、炊飯量が比較的少ないときに対応した大きな値
に変えられる。さらに、この場合、上記のように沸騰検
出手段128が沸騰状態を誤って検出したときには、第7
の温度値記憶部32に記憶された温度値(1℃に相当した
最も低い補正用温度値)がトランスファゲート89を介し
て加算回路68に与えられるようになり、このため炊き上
がり温度Doffが低く設定し直されるようになる。また、
この場合、同じく沸騰検出手段128が沸騰状態を誤って
検出したときには、第5の時間値記憶部44に記憶された
時間値(0秒に相当した最も低い補正用時間値)がトラ
ンスファゲート95を介して加算回路70に与えられるよう
になり、このため二度炊き加熱時におけるヒータ6の通
電時間(ひいてはヒータ6の発熱量)が低く設定し直さ
れるようになる。
一方、前記R−Sフリップフロップ104のリセットに応
じて、AND回路112の出力がローレベル信号に反転すると
共に、AND回路113の出力がハイレベル信号に反転して、
ヒータ駆動回路83に連続的にハイレベル信号が与えられ
るようになり、これに応じて第1のヒータ出力制御手段
130が初期状態に戻されて、ヒータ6が定格出力即ち600
ワットの出力で発熱するようになる。また、このときに
は上述のように再動作された沸騰検出手段127が、新た
に大きく設定し直された目標温度勾配に基づいて前述と
同様の沸騰状態検出動作を行なうようになり、例えば時
刻t42にて比較回路65から沸騰検出信号Szが出力された
ときには、再びヒータ6の出力が半減されるようにな
る。この後に再び鍋5の温度が低下した場合には上記同
様の動作が繰返されるものであり、以上のようにして沸
騰検出補償手段131は沸騰検出手段128の検出動作がより
正確になるように機能する。
じて、AND回路112の出力がローレベル信号に反転すると
共に、AND回路113の出力がハイレベル信号に反転して、
ヒータ駆動回路83に連続的にハイレベル信号が与えられ
るようになり、これに応じて第1のヒータ出力制御手段
130が初期状態に戻されて、ヒータ6が定格出力即ち600
ワットの出力で発熱するようになる。また、このときに
は上述のように再動作された沸騰検出手段127が、新た
に大きく設定し直された目標温度勾配に基づいて前述と
同様の沸騰状態検出動作を行なうようになり、例えば時
刻t42にて比較回路65から沸騰検出信号Szが出力された
ときには、再びヒータ6の出力が半減されるようにな
る。この後に再び鍋5の温度が低下した場合には上記同
様の動作が繰返されるものであり、以上のようにして沸
騰検出補償手段131は沸騰検出手段128の検出動作がより
正確になるように機能する。
上記した本実施例によれば、以下に述べるような効果を
奏することができる。即ち、鍋5内の水が沸騰した状態
を、従来のように予め定めた絶対的な上限温度に基づい
て検出するのではなく、鍋5内の水が沸騰状態を呈した
ときにその鍋5の温度勾配が所定の目標温度勾配以下と
なったこと(具体的には、所定の基準時間内における鍋
5の温度の変化量が第5の温度値記憶部30に記憶された
一定の比較用温度値(2℃)以下になったこと)に基づ
いて検出する構成であるから、感熱キャップ7と鍋5の
底部との間の接触状態,温度検出手段25を構成するサー
ミスタ9或はA−D変換器24の回路定数のばらつき及び
その特性の経年変化,気圧の変化或は炊き込みご飯をつ
くる場合に鍋5内には調味料が投入されることに起因し
た沸騰点の変動等があったとしても、鍋5内水の沸騰状
態を正確に検出することができるものである。また、こ
のようにして沸騰状態を検出する場合、鍋5の温度上昇
勾配が炊飯量の大小に応じて変化することに起因して、
炊飯量が異なるときには前記のような沸騰検出が不正確
になる虞があるが、本実施例では、炊飯量検出手段127
により検出した炊飯量の大小に応じて、沸騰検出時にお
ける前記目標温度勾配を変える構成(具体的には温度勾
配を測定するときに必要となる基準時間を変える構成)
としたから、鍋5内水の沸騰状態の検出を、炊飯量が異
なる場合でも常に正確に行なうことができるものであ
る。
奏することができる。即ち、鍋5内の水が沸騰した状態
を、従来のように予め定めた絶対的な上限温度に基づい
て検出するのではなく、鍋5内の水が沸騰状態を呈した
ときにその鍋5の温度勾配が所定の目標温度勾配以下と
なったこと(具体的には、所定の基準時間内における鍋
5の温度の変化量が第5の温度値記憶部30に記憶された
一定の比較用温度値(2℃)以下になったこと)に基づ
いて検出する構成であるから、感熱キャップ7と鍋5の
底部との間の接触状態,温度検出手段25を構成するサー
ミスタ9或はA−D変換器24の回路定数のばらつき及び
その特性の経年変化,気圧の変化或は炊き込みご飯をつ
くる場合に鍋5内には調味料が投入されることに起因し
た沸騰点の変動等があったとしても、鍋5内水の沸騰状
態を正確に検出することができるものである。また、こ
のようにして沸騰状態を検出する場合、鍋5の温度上昇
勾配が炊飯量の大小に応じて変化することに起因して、
炊飯量が異なるときには前記のような沸騰検出が不正確
になる虞があるが、本実施例では、炊飯量検出手段127
により検出した炊飯量の大小に応じて、沸騰検出時にお
ける前記目標温度勾配を変える構成(具体的には温度勾
配を測定するときに必要となる基準時間を変える構成)
としたから、鍋5内水の沸騰状態の検出を、炊飯量が異
なる場合でも常に正確に行なうことができるものであ
る。
さらに、本実施例では、何らかの理由で沸騰状態が誤っ
て検出されたときには、これを沸騰検出補償手段131に
より検出して沸騰検出手段128を再動作させると共に、
このときの沸騰検出のための目標温度勾配を大きく設定
し、且つ炊飯終了制御手段138における炊き上がり温度D
off及び二度炊き加熱時におけるヒータ6の発熱量を夫
々小さく設定し直すように構成されているから、次のよ
うな効果も奏する。即ち、上記のように沸騰検出手段12
8が再動作されたときには、鍋5内の水の蒸発が進行中
であることに起因して、鍋5の温度の時系列的な勾配が
前回の沸騰状態検出時点より大きくなるため、沸騰検出
手段128による新たな沸騰状態検出動作が不正確になる
虞があるが、この場合には上述のように目標温度勾配が
大きく設定し直されるから、沸騰状態の検出が不正確に
なってしまうことがないものである。また、上述のよう
に鍋5内の蒸発が進行した状態を呈して内部のご飯が焦
付き易い状態となった場合でも、本実施例では炊き上が
り温度Doff及び二度炊き加熱時におけるヒータ6の発熱
量が夫々小さく設定し直される結果、炊飯終了制御手段
138から炊飯終了信号Ssが出力されるタイミング及び二
度炊き加熱時における鍋5の温度上昇が抑制されて、ご
飯の焦付きが確実に防止されるようになる。
て検出されたときには、これを沸騰検出補償手段131に
より検出して沸騰検出手段128を再動作させると共に、
このときの沸騰検出のための目標温度勾配を大きく設定
し、且つ炊飯終了制御手段138における炊き上がり温度D
off及び二度炊き加熱時におけるヒータ6の発熱量を夫
々小さく設定し直すように構成されているから、次のよ
うな効果も奏する。即ち、上記のように沸騰検出手段12
8が再動作されたときには、鍋5内の水の蒸発が進行中
であることに起因して、鍋5の温度の時系列的な勾配が
前回の沸騰状態検出時点より大きくなるため、沸騰検出
手段128による新たな沸騰状態検出動作が不正確になる
虞があるが、この場合には上述のように目標温度勾配が
大きく設定し直されるから、沸騰状態の検出が不正確に
なってしまうことがないものである。また、上述のよう
に鍋5内の蒸発が進行した状態を呈して内部のご飯が焦
付き易い状態となった場合でも、本実施例では炊き上が
り温度Doff及び二度炊き加熱時におけるヒータ6の発熱
量が夫々小さく設定し直される結果、炊飯終了制御手段
138から炊飯終了信号Ssが出力されるタイミング及び二
度炊き加熱時における鍋5の温度上昇が抑制されて、ご
飯の焦付きが確実に防止されるようになる。
そして、本実施例では、沸騰状態を検出するまでの間ヒ
ータ6を定格出力で発熱させた後に、そのヒータ6の出
力を半減させるという炊飯制御を行なう構成であるが、
この場合前述したように沸騰状態の検出が正確であるか
ら、上記炊飯制御を厳密に行なうことができ、以てご飯
を美味しく炊き上げるための条件の一つである所謂「中
パッパ」の条件を十分に満たすことができると共に、焦
付きの少ないご飯に炊き上げることができ、総じてご飯
の炊き上がりを良好になし得る。勿論、このように鍋5
内の沸騰状態が正確に検出されると共に、その沸騰検出
後にはヒータ6の出力が半減される構成であるから、こ
の構成をおかゆ炊き制御に適用した場合には、吹きこぼ
れを確実に防止できるものである。さらに、本実施例で
は、炊飯量検出手段127が検出した炊飯量が多い程、換
言すればドライアップ時に鍋5内に不要な水分が比較的
多く残っている状態時程、ヒータ6の断電温度即ちご飯
の炊き上がり温度を上げるようにしたから、この面から
もご飯の炊き上がりを良好にできる。しかも、この場
合、補正手段129を設けて、炊飯量検出手段127による検
出炊飯量を鍋5内の水が沸騰状態にある期間の長短に応
じて補正する構成としたから、炊飯量の大小及び、炊飯
時の米と水の比率に応じた炊飯制御をより厳密に行なう
ことができる。また、むらし行程時における二度炊き加
熱時間も、炊飯量検出手段127により検出され且つ補正
手段129により補正された炊飯量の大小に応じた時間に
変化される構成であるから、米のアルファ化を必要十分
に行なうことができて、炊き上がったご飯をより一層美
味しくできる。加えて、炊き込みご飯をつくる場合にお
いて鍋5内に投入された醤油等の調味料が焦付くこと等
に起因した沸騰検出の誤差が沸騰検出補償手段131によ
って補償されるようになっているから、上述のように鍋
5内が特殊な状態に陥いる等、温度検出手段25による検
出温度と実際の鍋5内の温度との間にずれが生ずるよう
な場合でも鍋5内の水の沸騰状態の検出を極めて正確に
行ない得る。さらに、上記各実施例では、鍋5の温度が
第3の温度値記憶部28に記憶された下限温度(90℃)に
達したときに初めて沸騰検出手段128の機能が有効化さ
れる構成であるから、第3図中Gで示す鍋5の温度の立
上がり時点等のように、その温度勾配が平坦状態にある
期間を沸騰状態と誤検出してしまう虞がなくなるもので
ある。
ータ6を定格出力で発熱させた後に、そのヒータ6の出
力を半減させるという炊飯制御を行なう構成であるが、
この場合前述したように沸騰状態の検出が正確であるか
ら、上記炊飯制御を厳密に行なうことができ、以てご飯
を美味しく炊き上げるための条件の一つである所謂「中
パッパ」の条件を十分に満たすことができると共に、焦
付きの少ないご飯に炊き上げることができ、総じてご飯
の炊き上がりを良好になし得る。勿論、このように鍋5
内の沸騰状態が正確に検出されると共に、その沸騰検出
後にはヒータ6の出力が半減される構成であるから、こ
の構成をおかゆ炊き制御に適用した場合には、吹きこぼ
れを確実に防止できるものである。さらに、本実施例で
は、炊飯量検出手段127が検出した炊飯量が多い程、換
言すればドライアップ時に鍋5内に不要な水分が比較的
多く残っている状態時程、ヒータ6の断電温度即ちご飯
の炊き上がり温度を上げるようにしたから、この面から
もご飯の炊き上がりを良好にできる。しかも、この場
合、補正手段129を設けて、炊飯量検出手段127による検
出炊飯量を鍋5内の水が沸騰状態にある期間の長短に応
じて補正する構成としたから、炊飯量の大小及び、炊飯
時の米と水の比率に応じた炊飯制御をより厳密に行なう
ことができる。また、むらし行程時における二度炊き加
熱時間も、炊飯量検出手段127により検出され且つ補正
手段129により補正された炊飯量の大小に応じた時間に
変化される構成であるから、米のアルファ化を必要十分
に行なうことができて、炊き上がったご飯をより一層美
味しくできる。加えて、炊き込みご飯をつくる場合にお
いて鍋5内に投入された醤油等の調味料が焦付くこと等
に起因した沸騰検出の誤差が沸騰検出補償手段131によ
って補償されるようになっているから、上述のように鍋
5内が特殊な状態に陥いる等、温度検出手段25による検
出温度と実際の鍋5内の温度との間にずれが生ずるよう
な場合でも鍋5内の水の沸騰状態の検出を極めて正確に
行ない得る。さらに、上記各実施例では、鍋5の温度が
第3の温度値記憶部28に記憶された下限温度(90℃)に
達したときに初めて沸騰検出手段128の機能が有効化さ
れる構成であるから、第3図中Gで示す鍋5の温度の立
上がり時点等のように、その温度勾配が平坦状態にある
期間を沸騰状態と誤検出してしまう虞がなくなるもので
ある。
尚、上記実施例では、鍋5の温度が70℃から80℃まで上
昇するのに要した時間に基づいて炊飯量を検出する構成
の炊飯量検出手段127を設ける構成としたが、上記検出
用温度値即ち第1,第2の温度値記憶部26,27の記憶値は
これに限られるものでなく、また鍋5の全体の重量を測
定することによって炊飯量を検出するようにしたもの
等、他の構成の炊飯量検出手段を設けるようにしても良
い。勿論、他の各温度値記憶部28乃至39,136乃至138及
び各時間値記憶部40乃至51の記憶内容も上記各実施例に
限定されるものではなく、特に二度炊き加熱制御用に第
14の記憶部39に記憶した数値は、これを記憶回路82に記
憶される数値により代用しても良いものである。さら
に、上記実施例では、補正手段129による沸騰状態の継
続時間の測定を第4の温度値記憶部29に記憶された数値
(110℃)に基づいて行なうようにしたが、これに代え
て鍋5の温度が急激に上昇する時点を検出し、その検出
結果に基づいて沸騰継続時間の測定を行なうようにして
も良い。また、上記実施例では炊飯量検出手段127によ
る検出炊飯量を3段階にランク付けするようにしたが、
これをさらに多段階にランク付けするようにしても良
く、勿論この場合には沸騰検出手段128或は132及び補正
手段129の構成もこれに合せて変更するものであるが、
斯様に構成することによって沸騰検出をよりきめ細かく
行ない得る。上記実施例では、二度炊き加熱時における
電力を時間制御によって変化させる構成としたが、ヒー
タ6の平均電力を変える構成であれば他の構成でも良
く、また、二度炊き加熱時におけるヒータ6の通電時間
は上記各実施例のように各回とも一定にする必要はな
く、例えば各回の二度炊き加熱時において順次短い時間
となるようにしても良い。加えて、デューティ比制御回
路84に代えて、位相制御方式によりヒータ6の出力を落
とす構成のもの等を採用しても良く、またトライアック
14に代えてリレー等の他のスイッチング素子を使用する
ようにしても良い。さらに、上記実施例では、通常の炊
飯動作のみを行なうものを説明したが、これに加えてお
かゆ炊き、玄米炊き等他の炊飯機能を付加しても良いこ
とは勿論である。
昇するのに要した時間に基づいて炊飯量を検出する構成
の炊飯量検出手段127を設ける構成としたが、上記検出
用温度値即ち第1,第2の温度値記憶部26,27の記憶値は
これに限られるものでなく、また鍋5の全体の重量を測
定することによって炊飯量を検出するようにしたもの
等、他の構成の炊飯量検出手段を設けるようにしても良
い。勿論、他の各温度値記憶部28乃至39,136乃至138及
び各時間値記憶部40乃至51の記憶内容も上記各実施例に
限定されるものではなく、特に二度炊き加熱制御用に第
14の記憶部39に記憶した数値は、これを記憶回路82に記
憶される数値により代用しても良いものである。さら
に、上記実施例では、補正手段129による沸騰状態の継
続時間の測定を第4の温度値記憶部29に記憶された数値
(110℃)に基づいて行なうようにしたが、これに代え
て鍋5の温度が急激に上昇する時点を検出し、その検出
結果に基づいて沸騰継続時間の測定を行なうようにして
も良い。また、上記実施例では炊飯量検出手段127によ
る検出炊飯量を3段階にランク付けするようにしたが、
これをさらに多段階にランク付けするようにしても良
く、勿論この場合には沸騰検出手段128或は132及び補正
手段129の構成もこれに合せて変更するものであるが、
斯様に構成することによって沸騰検出をよりきめ細かく
行ない得る。上記実施例では、二度炊き加熱時における
電力を時間制御によって変化させる構成としたが、ヒー
タ6の平均電力を変える構成であれば他の構成でも良
く、また、二度炊き加熱時におけるヒータ6の通電時間
は上記各実施例のように各回とも一定にする必要はな
く、例えば各回の二度炊き加熱時において順次短い時間
となるようにしても良い。加えて、デューティ比制御回
路84に代えて、位相制御方式によりヒータ6の出力を落
とす構成のもの等を採用しても良く、またトライアック
14に代えてリレー等の他のスイッチング素子を使用する
ようにしても良い。さらに、上記実施例では、通常の炊
飯動作のみを行なうものを説明したが、これに加えてお
かゆ炊き、玄米炊き等他の炊飯機能を付加しても良いこ
とは勿論である。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定
されるものではなく、例えばハードウェア的に示した第
1図中の各機能部分をマイクロコンピュータのプログラ
ムによって置換えても良い等、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができるものである。
されるものではなく、例えばハードウェア的に示した第
1図中の各機能部分をマイクロコンピュータのプログラ
ムによって置換えても良い等、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができるものである。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、鍋
内の水の沸騰状態の検出を、炊飯量の大小に如何に拘ら
ず常に極めて正確に行なうことができて、その検出結果
に基づいて二度炊き加熱を含む炊飯制御を的確に実行で
き、しかも上記沸騰状態の検出が何らかの理由で一旦誤
って行なわれたときでも、その後に沸騰状態の再検出動
作をさらに精度良く行なうことができ、以て常に美味し
いご飯を得ることができると共に、二度炊き加熱時等に
ご飯が焦付く事態を確実に防止できるという優れた効果
を奏するものである。
内の水の沸騰状態の検出を、炊飯量の大小に如何に拘ら
ず常に極めて正確に行なうことができて、その検出結果
に基づいて二度炊き加熱を含む炊飯制御を的確に実行で
き、しかも上記沸騰状態の検出が何らかの理由で一旦誤
って行なわれたときでも、その後に沸騰状態の再検出動
作をさらに精度良く行なうことができ、以て常に美味し
いご飯を得ることができると共に、二度炊き加熱時等に
ご飯が焦付く事態を確実に防止できるという優れた効果
を奏するものである。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気的
構成のブロック図、第2図は炊飯器を一部破断して示す
側面図、第3図は鍋温度及びヒータ出力の変化特性図、
第4図は第1図中の各部出力波形を示すタイミングチャ
ート、第5図は前記第3図とは異なる状態での鍋温度及
びヒータ出力の変化特性図、第6図は前記第4図とは異
なる状態での第1図中の各部出力波形を示すタイミング
チャートである。 図中、1は炊飯器本体、5は鍋、6はヒータ(加熱手
段)、7は感熱キャップ、9はサーミスタ、10は鍋スイ
ッチ、13は制御回路、25は温度検出手段、83はヒータ駆
動回路、84はデューティ比制御回路、101スタートスイ
ッチ、102はストップスイッチ、126は計時手段、127は
炊飯量検出手段、128は沸騰検出手段、129は補正手段、
130は第1のヒータ出力制御手段(第1の加熱出力制御
手段)、131は沸騰検出補償手段、137は第2のヒータ出
力制御手段(第2の加熱出力制御手段)、138は炊飯終
了制御手段を示す。
構成のブロック図、第2図は炊飯器を一部破断して示す
側面図、第3図は鍋温度及びヒータ出力の変化特性図、
第4図は第1図中の各部出力波形を示すタイミングチャ
ート、第5図は前記第3図とは異なる状態での鍋温度及
びヒータ出力の変化特性図、第6図は前記第4図とは異
なる状態での第1図中の各部出力波形を示すタイミング
チャートである。 図中、1は炊飯器本体、5は鍋、6はヒータ(加熱手
段)、7は感熱キャップ、9はサーミスタ、10は鍋スイ
ッチ、13は制御回路、25は温度検出手段、83はヒータ駆
動回路、84はデューティ比制御回路、101スタートスイ
ッチ、102はストップスイッチ、126は計時手段、127は
炊飯量検出手段、128は沸騰検出手段、129は補正手段、
130は第1のヒータ出力制御手段(第1の加熱出力制御
手段)、131は沸騰検出補償手段、137は第2のヒータ出
力制御手段(第2の加熱出力制御手段)、138は炊飯終
了制御手段を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】鍋の温度に応じた温度検出信号を出力する
温度検出手段と、炊飯動作時における経過時間を示す時
間信号を出力する計時手段と、炊飯量に応じた炊飯量信
号を出力する炊飯量検出手段と、前記温度検出信号及び
時間信号に基づいて前記鍋温度の時系列的な勾配を測定
すると共にその測定した温度勾配が予め設定された目標
温度勾配以下となったときに鍋内の水が沸騰状態にある
と判断して沸騰検出信号を出力する沸騰検出手段と、前
記沸騰検出信号に基づいて前記鍋内での炊飯が終了した
旨を示す炊飯終了信号を出力する炊飯終了制御手段と、
前記沸騰検出信号が出力されたときに炊飯用の加熱手段
の出力を減少させると共に前記炊飯終了信号が出力され
たときにその加熱手段を動作停止状態にする第1の加熱
出力制御手段と、この第1の加熱出力制御手段によって
前記加熱手段の出力が減少された状態となってから前記
温度検出信号が所定の温度幅以上低下したときに誤沸騰
検出信号を出力して前記沸騰検出手段を再動作させると
共に前記第1の加熱出力制御手段を初期状態に戻す沸騰
検出補償手段と、前記炊飯終了信号が出力された後の所
定時期に前記加熱手段を再動作させるという二度炊き加
熱を含むむらし工程を制御する第2の加熱出力制御手段
とを備え、前記沸騰検出手段は、前記炊飯量信号により
示される炊飯量が多いとき程前記目標温度勾配が小さく
なるように変化させると共に、前記誤沸騰検出信号によ
り再動作されたときには上記目標温度勾配を大きく設定
し直すように構成され、且つ前記第2の加熱出力制御手
段は、前記沸騰検出手段が再動作されたときには二度炊
き加熱時の加熱手段の発熱量を小さく設定し直すように
構成されていることを特徴とする炊飯器。 - 【請求項2】炊飯終了制御手段は、温度検出信号により
示される鍋の温度が予め設定されたご飯の炊き上がり温
度に達したときに炊飯終了信号を出力するように設けら
れ、沸騰検出手段が再動作されたときには上記炊き上が
り温度を低く設定し直すように構成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の炊飯器。 - 【請求項3】第2の加熱出力制御手段は、沸騰検出手段
が再動作されたときには二度炊き加熱時の加熱手段の動
作時間を短くすることにより当該加熱手段の発熱量を小
さく設定し直すように構成されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23307386A JPH0738831B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23307386A JPH0738831B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6384510A JPS6384510A (ja) | 1988-04-15 |
JPH0738831B2 true JPH0738831B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=16949378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23307386A Expired - Lifetime JPH0738831B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738831B2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP23307386A patent/JPH0738831B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6384510A (ja) | 1988-04-15 |
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