JPH05191935A - 電動機の固定子鉄心 - Google Patents
電動機の固定子鉄心Info
- Publication number
- JPH05191935A JPH05191935A JP467292A JP467292A JPH05191935A JP H05191935 A JPH05191935 A JP H05191935A JP 467292 A JP467292 A JP 467292A JP 467292 A JP467292 A JP 467292A JP H05191935 A JPH05191935 A JP H05191935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator core
- electric motor
- outer frame
- vibration
- noise
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動機から発生する振動,騒音が外枠を通じ
て直接外部に伝わることを軽減し、低振動,低騒音の電
動機の固定子鉄心を提供することを目的とする。 【構成】 固定子鉄心を固定する外枠23と外周部が接
触した状態で固定されている電動機の固定子鉄心21の
外枠23と接触する外周部にスリット22を設けた構成
とし、電動機から発生する振動,騒音の固定子鉄心21
から外枠23への伝達を抑制し、その結果として外部に
伝わる振動,騒音を軽減でき、低振動,低騒音の電動機
を提供できる。また、スリット22の中に樹脂24を充
填することにより、より低振動,低騒音の電動機を提供
できる。
て直接外部に伝わることを軽減し、低振動,低騒音の電
動機の固定子鉄心を提供することを目的とする。 【構成】 固定子鉄心を固定する外枠23と外周部が接
触した状態で固定されている電動機の固定子鉄心21の
外枠23と接触する外周部にスリット22を設けた構成
とし、電動機から発生する振動,騒音の固定子鉄心21
から外枠23への伝達を抑制し、その結果として外部に
伝わる振動,騒音を軽減でき、低振動,低騒音の電動機
を提供できる。また、スリット22の中に樹脂24を充
填することにより、より低振動,低騒音の電動機を提供
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機を低振動,低騒音
化するための固定子鉄心に関する。
化するための固定子鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電動機の固定子鉄心は電動機その
ものの小形化や、電動機を使用する機器の小形化を図る
ため、圧入や焼きばめなどの方法を用い、固定子鉄心の
外周部が外枠に接触した状態で組み立てられることが主
流となってきている。
ものの小形化や、電動機を使用する機器の小形化を図る
ため、圧入や焼きばめなどの方法を用い、固定子鉄心の
外周部が外枠に接触した状態で組み立てられることが主
流となってきている。
【0003】以下に従来の電動機の固定子鉄心について
説明する。図3において1は電動機の固定子鉄心であ
り、この固定子鉄心1は外枠2で固定されるようになっ
ている。具体的には電動機の固定子鉄心1は圧入や焼き
ばめなどの方法により、固定子鉄心1の外周部が外枠2
に接触した状態で、外枠2に固定されている。
説明する。図3において1は電動機の固定子鉄心であ
り、この固定子鉄心1は外枠2で固定されるようになっ
ている。具体的には電動機の固定子鉄心1は圧入や焼き
ばめなどの方法により、固定子鉄心1の外周部が外枠2
に接触した状態で、外枠2に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、固定子鉄心1と外枠2が接触しているた
め、電動機から発生する振動,騒音が固定子鉄心1から
外枠2に伝わり、外枠2を通じて直接外部に伝わってし
まうという問題点を有していた。
来の構成では、固定子鉄心1と外枠2が接触しているた
め、電動機から発生する振動,騒音が固定子鉄心1から
外枠2に伝わり、外枠2を通じて直接外部に伝わってし
まうという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電動機を低振動,低騒音化するための固定子鉄心を
提供することを目的とする。
で、電動機を低振動,低騒音化するための固定子鉄心を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電動機の固定子鉄心は、外枠と接触する固定
子鉄心の外周部にスリットを設けた構成を有している。
に本発明の電動機の固定子鉄心は、外枠と接触する固定
子鉄心の外周部にスリットを設けた構成を有している。
【0007】また、外周部のスリット内に樹脂を埋め込
んた構成を有している。
んた構成を有している。
【0008】
【作用】この構成において、電動機から発生する振動,
騒音は固定子鉄心におけるスリットによって制御され外
枠への伝達が軽減されることとなる。
騒音は固定子鉄心におけるスリットによって制御され外
枠への伝達が軽減されることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0010】(実施例1)図1において11は固定子鉄
心であり、その外周にスリット12が形成されている。
この固定子鉄心11の外周に外枠13が嵌められている
外枠である。
心であり、その外周にスリット12が形成されている。
この固定子鉄心11の外周に外枠13が嵌められている
外枠である。
【0011】なお、前記スリット12は固定子鉄心11
用の鉄板を打ち抜く際に同時に打ち抜かれ、それらの固
定子鉄心11用鉄板を積層し固定子鉄心11が構成され
ている。
用の鉄板を打ち抜く際に同時に打ち抜かれ、それらの固
定子鉄心11用鉄板を積層し固定子鉄心11が構成され
ている。
【0012】また、スリット12の形状および位置は、
問題となる振動,騒音の周波数に応じて決定される。
問題となる振動,騒音の周波数に応じて決定される。
【0013】また固定子鉄心11は、圧入や焼きばめな
どの方法により、固定子鉄心11の外周部が外枠13に
接触した状態で外枠13に固定される。
どの方法により、固定子鉄心11の外周部が外枠13に
接触した状態で外枠13に固定される。
【0014】以上のように構成された固定子鉄心11に
ついて、その動作を説明する。電動機から発生する振動
の騒音は固定子鉄心11から外枠13に伝わり、外枠1
3を通じて外部に伝わるが、外枠13と接触する固定子
鉄心11の外周部に問題となる振動,騒音はスリット1
2で抑制され、問題となる振動,騒音の固定子鉄心から
外枠への伝達が軽減する。なお、スリット12は振動,
騒音の周波数に応じて形状および位置が決められる。
ついて、その動作を説明する。電動機から発生する振動
の騒音は固定子鉄心11から外枠13に伝わり、外枠1
3を通じて外部に伝わるが、外枠13と接触する固定子
鉄心11の外周部に問題となる振動,騒音はスリット1
2で抑制され、問題となる振動,騒音の固定子鉄心から
外枠への伝達が軽減する。なお、スリット12は振動,
騒音の周波数に応じて形状および位置が決められる。
【0015】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図2において21は固定子鉄心、22はス
リット、23は外枠で、以上は図1の構成と同様なもの
である。
リット、23は外枠で、以上は図1の構成と同様なもの
である。
【0017】図1の構成と異なるのはスリットの中に樹
脂24を充填した点である。以上のように構成された固
定子鉄心21について、その動作を説明する。電動機か
ら発生する振動,騒音は固定子鉄心21から外枠23に
伝わり、外枠23を通じて外部に伝わるが、外枠23と
接触する固定子鉄心21の外周部にスリット22を設
け、さらにその中に樹脂24が充填されているため、ス
リット22の形状および位置だけでは対策できない周波
数の振動,騒音についても、固定子鉄心21から外枠2
3への伝達が制御され、その結果として外部に伝わる振
動,騒音を軽減することができる。以上のようにスリッ
トの中に樹脂を充填することにより、またその樹脂の種
類を選定することにより、問題となる振動,騒音の周波
数に応じたよりきめ細かな軽減対策を行うことができ
る。
脂24を充填した点である。以上のように構成された固
定子鉄心21について、その動作を説明する。電動機か
ら発生する振動,騒音は固定子鉄心21から外枠23に
伝わり、外枠23を通じて外部に伝わるが、外枠23と
接触する固定子鉄心21の外周部にスリット22を設
け、さらにその中に樹脂24が充填されているため、ス
リット22の形状および位置だけでは対策できない周波
数の振動,騒音についても、固定子鉄心21から外枠2
3への伝達が制御され、その結果として外部に伝わる振
動,騒音を軽減することができる。以上のようにスリッ
トの中に樹脂を充填することにより、またその樹脂の種
類を選定することにより、問題となる振動,騒音の周波
数に応じたよりきめ細かな軽減対策を行うことができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に本発明の電動機の固定子鉄心は、外枠と接触する固定
子鉄心の外周部にスリットを設けたり、そのスリットの
中に樹脂を充填することにより、電動機から発生する振
動,騒音を軽減することができ、低振動,低騒音の電動
機を実現できるものである。
に本発明の電動機の固定子鉄心は、外枠と接触する固定
子鉄心の外周部にスリットを設けたり、そのスリットの
中に樹脂を充填することにより、電動機から発生する振
動,騒音を軽減することができ、低振動,低騒音の電動
機を実現できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例の電動機の固定子鉄心の
構成を示す平面図
構成を示す平面図
【図2】同、第2の実施例の電動機の固定子鉄心の構成
を示す平面図
を示す平面図
【図3】(a)は、従来の電動機の固定子鉄心の構成を
示す平面図 (b)は、同縦断面図
示す平面図 (b)は、同縦断面図
11,21 電動機の固定子鉄心 12,22 スリット 13,23 外枠 24 樹脂
Claims (2)
- 【請求項1】 固定子鉄心の外周に接触するように設け
られてこの固定子鉄心を固定する外枠を備え、前記固定
子鉄心の外周部にスリットを設けた電動機の固定子鉄
心。 - 【請求項2】 スリットに樹脂を埋め込んでなる請求項
1記載の電動機の固定子鉄心。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP467292A JPH05191935A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機の固定子鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP467292A JPH05191935A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機の固定子鉄心 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191935A true JPH05191935A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11590399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP467292A Pending JPH05191935A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機の固定子鉄心 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191935A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118573A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Nissan Motor Co Ltd | 固定子取付構造 |
JP2010207027A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | ステータ |
WO2016079449A1 (fr) * | 2014-11-20 | 2016-05-26 | Valeo Systemes De Controle Moteur | Machine électrique à stator présentant des cavités pour application dans un véhicule automobile |
WO2024071067A1 (ja) * | 2022-09-28 | 2024-04-04 | ダイキン工業株式会社 | 磁気回路部品、送風機、圧縮機、及び冷凍装置 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP467292A patent/JPH05191935A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009118573A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Nissan Motor Co Ltd | 固定子取付構造 |
JP2010207027A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Honda Motor Co Ltd | ステータ |
WO2016079449A1 (fr) * | 2014-11-20 | 2016-05-26 | Valeo Systemes De Controle Moteur | Machine électrique à stator présentant des cavités pour application dans un véhicule automobile |
FR3029028A1 (fr) * | 2014-11-20 | 2016-05-27 | Valeo Systemes De Controle Moteur | Machine electrique a stator presentant des cavites pour application dans un vehicule automobile |
WO2024071067A1 (ja) * | 2022-09-28 | 2024-04-04 | ダイキン工業株式会社 | 磁気回路部品、送風機、圧縮機、及び冷凍装置 |
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