JPH0622479A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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Publication number
JPH0622479A
JPH0622479A JP17962992A JP17962992A JPH0622479A JP H0622479 A JPH0622479 A JP H0622479A JP 17962992 A JP17962992 A JP 17962992A JP 17962992 A JP17962992 A JP 17962992A JP H0622479 A JPH0622479 A JP H0622479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
holes
hole
stator core
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17962992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyokazu Ogawa
清和 小川
Hiromitsu Maeda
外光 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP17962992A priority Critical patent/JPH0622479A/ja
Publication of JPH0622479A publication Critical patent/JPH0622479A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子鉄心のヨーク部に孔を有する電動機の
固定子において、電動機の騒音を低減することを目的と
する。 【構成】 固定子鉄心のヨーク部1の孔2の位置または
大きさを、積層方向からみて固定子中心点3を通る線対
称軸4が1本以下になるように配設したことにより、固
定子の固有振動モード成分の大きさを減少させることが
できる。その結果、固定子の振動をおさえ、電動機の騒
音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定子鉄心のヨーク部に
孔を有する電動機の固定子に関する。
【0002】
【従来の技術】固定子鉄心のヨーク部に冷媒通路用や鉄
心冷却のため孔を設ける場合があり、それが原因で電動
機の騒音が増加し、その対策が求められている。
【0003】従来の電動機の固定子について図2を参照
しながら説明する。図に示すように、固定子鉄心のヨー
ク部1の孔2の位置または大きさは、鉄心中心点3を通
る線対称軸4(図中1点鎖線)が2本以上になるように
配設されている。図2(a)の場合、全孔に対する線対
称軸4は4本であり、図2(b)では2本である。図2
(c)は孔の大きさが2種類あるため、線対称軸4は2
本となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、固定子鉄心のよ
うな360度リング状物体の場合、その固有振動モード
は楕円形のn=2次モード、三角形のn=3次モード、
n=4,5,6,……と続いていく。図3にn=2,
3,4次モードの変形図を示した。そしてこれらモード
の変形図には、図形的な線対称軸5が2本以上ある。
【0005】図2に孔数4の場合の固定子鉄心の例を示
した。図2(a)は等間隔孔の場合、図2(b)は不等
間隔の場合である。図2(a)のようにヨーク部1に孔
2が等間隔に開いている場合、その孔数の約数次および
倍数次の振動モードが発生し易い。したがって、図2
(a)では固定子が振動し易いモードはn=2,4,
8,……となる。特にn=4モードは振動し易い。図2
(b)のように不等間隔にした場合や、図2(c)のよ
うに不等形状にした場合、n=4モードの振動は図2
(a)のときに比べ発生しにくくなるが、n=2モード
の振動が発生し易くなる。この場合、孔の位置または大
きさが、固定子鉄心中心点3を通る線対称軸4が2本に
なるような配設となっているためn=2の振動モード成
分が発生し易くなり、振動源が加わったときに振動し易
いということになる。結局、騒音が大きくなり不快感を
生じる。
【0006】従来の固定子鉄心のヨーク部1に開けられ
ている孔2は等間隔のものが殆どで、不等間隔の場合で
も、図2(b)のように、全孔2に関する線対称軸4が
2本以上となっているため、騒音面で不利なものとなっ
ている。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、固定
子の振動をおさえ、電動機の騒音を低減することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、積層方面からみた場合、固定子鉄心のヨー
ク部に存在する孔の位置または大きさを、固定子鉄心中
心点を通る線対称軸が1本以下になるように孔を配設す
るものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成において、固定子のヨー
ク部に存在する孔の位置または孔の大きさを、固定子鉄
心中心点を通る線対称軸が1本以下になるように孔を配
設することにより、固定子の剛性を円周方向に不等にし
ている。このような部分的な剛性の不規則な偏りが振動
モード変形を乱す方向に働き、固定子は正規の各次振動
モードで振動しにくくなる。したがって、固定子の固有
振動モード成分の大きさを減少させることとなる。その
結果、固定子の振動を押さえ、電動機の騒音を減少させ
ることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1を参照
しながら説明する。なお、従来例で説明したものと同一
構成部材には同一番号を用いその説明を省略する。図は
固定子の孔数4の場合を示した。従来例図2と異なって
いる点は、固定子鉄心のヨーク部1の孔2の位置または
孔2の大きさを、固定子中心点3を通る線対称軸4が1
本以下となるように孔2を配設している。
【0011】すなわち、図1(a)は孔2の位置が不等
間隔となっており、全孔2の配置は、固定子中心点3を
通る線対称軸4が1本となるようにしている。図1
(b)は孔2をまったくの不規則な配置としたものであ
り、線対称軸4は1本もない。図1(c)は孔2の大き
さに偏りがあるため線対称軸4は1本となる。
【0012】この図からも分かるように、孔2の位置ま
たは大きさを、線対称軸4が1本以下にするように孔2
を配設するということは、孔2の大きさを含めて孔2を
円周方向に対し偏った配置とすることである。その結
果、固定子の固有振動モード成分の大きさを減少させる
ことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば孔を円周方向に対して偏らせること
のみで、剛性を円周方向に不等にし、n=2やn=3等
の振動モードをとりにくくする。つまり、ヨーク部の孔
全部を総合した線対称軸が1本以下となるような孔の配
置にすれば、2本以上の線対称軸を持つ各振動モードを
とりにくくするように働く。結局、固定子の振動をおさ
え、電動機の騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の固定子鉄心ヨーク部の孔の
配置を示す平面図
【図2】従来例の固定子鉄心ヨーク部の孔の配置を示す
平面図
【図3】360度リング状物体が持っている固有振動モ
ードを説明するための図
【符号の説明】
1 ヨーク部 2 孔 3 鉄心中心点 4 線対称軸(孔の大きさも含む)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子鉄心のヨーク部に孔を有するものに
    おいて、ヨーク部に存在する孔の位置または孔の大きさ
    を、積層方向からみて固定子鉄心中心点を通る線対称軸
    が1本以下になるように配設した電動機の固定子。
JP17962992A 1992-07-07 1992-07-07 電動機の固定子 Pending JPH0622479A (ja)

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JP17962992A JPH0622479A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 電動機の固定子

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3610304A1 (de) * 1985-03-29 1986-10-02 Canon K.K., Tokio/Tokyo Vibrationswellenmotor
JPH0828112A (ja) * 1994-07-20 1996-01-30 Sanpou Lock Co Ltd 自動販売機用錠及び閂部材取り付け治具
JP2007174827A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Nissan Motor Co Ltd 電動機の固定子構造
JP2010288330A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Nippon Steel Corp 内転形電動機用固定子
JP2011097811A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Nippon Steel Corp 内転形電動機用固定子

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