JPH05191847A - 垂直ランディングズレ量測定装置 - Google Patents
垂直ランディングズレ量測定装置Info
- Publication number
- JPH05191847A JPH05191847A JP459192A JP459192A JPH05191847A JP H05191847 A JPH05191847 A JP H05191847A JP 459192 A JP459192 A JP 459192A JP 459192 A JP459192 A JP 459192A JP H05191847 A JPH05191847 A JP H05191847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- horizontal
- display element
- vertical
- horizontal deflection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定時間を短縮しかつ正確な測定を行う、画
像表示素子用垂直ランディングズレ量測定装置を提供す
る。 【構成】 画像表示素子駆動回路55に水平偏向電圧調
整装置56のメモリから垂直および水平偏向データを読
み出すDMAコントローラと水平偏向電圧回路とを設け
ることで、垂直方向の測定位置を変えた場合でも水平偏
向電圧の調整を必要としない。
像表示素子用垂直ランディングズレ量測定装置を提供す
る。 【構成】 画像表示素子駆動回路55に水平偏向電圧調
整装置56のメモリから垂直および水平偏向データを読
み出すDMAコントローラと水平偏向電圧回路とを設け
ることで、垂直方向の測定位置を変えた場合でも水平偏
向電圧の調整を必要としない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン上の画面を
垂直及び水平方向に複数の区分に分割したときのそれぞ
れの区分毎に電子ビームを発生させ、各区分毎にそれぞ
れの電子ビームを垂直方向及び水平方向に偏向して複数
のラインを表示し、全体として画像を表示する画像表示
素子用のビームの垂直ランディングズレ量を測定する装
置に関するものである。
垂直及び水平方向に複数の区分に分割したときのそれぞ
れの区分毎に電子ビームを発生させ、各区分毎にそれぞ
れの電子ビームを垂直方向及び水平方向に偏向して複数
のラインを表示し、全体として画像を表示する画像表示
素子用のビームの垂直ランディングズレ量を測定する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像表示素子の基本的な構造を図7に示
して説明する。
して説明する。
【0003】この表示素子は後方からスクリーン8側に
向かって順に背面電極1、ビーム源としての線陰極2、
ビーム引き出し電極3、ビーム流制御電極4、集束電極
5、水平偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリーン板8
等が配置されて構成されており、これらが真空容器の内
部に収納されている。
向かって順に背面電極1、ビーム源としての線陰極2、
ビーム引き出し電極3、ビーム流制御電極4、集束電極
5、水平偏向電極6、垂直偏向電極7、スクリーン板8
等が配置されて構成されており、これらが真空容器の内
部に収納されている。
【0004】ビーム源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に間隔をもって
複数本(本説明では2イ〜2トの7本のみ示している)
設けられている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、
本数は19本設けられているものとして、前記線陰極を
2イ〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくと
ることはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン
板8の間隔により規制されている。これらの線陰極2の
構成として10〜30μmφのタングステン棒の表面に
酸化物陰極材料を塗布している。前記の線陰極は後述す
るように、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に
一定時間ずつ電子ビームを放出するように制御される。
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に間隔をもって
複数本(本説明では2イ〜2トの7本のみ示している)
設けられている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、
本数は19本設けられているものとして、前記線陰極を
2イ〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくと
ることはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン
板8の間隔により規制されている。これらの線陰極2の
構成として10〜30μmφのタングステン棒の表面に
酸化物陰極材料を塗布している。前記の線陰極は後述す
るように、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に
一定時間ずつ電子ビームを放出するように制御される。
【0005】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビ−ムの発生を抑止すると共に、電子ビーム
をスクリーン8方向のみに押し出す作用もしている。図
7では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して
真空容器と一体となす構造をとることも可能である。
からの電子ビ−ムの発生を抑止すると共に、電子ビーム
をスクリーン8方向のみに押し出す作用もしている。図
7では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して
真空容器と一体となす構造をとることも可能である。
【0006】ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツ
のそれぞれと対向する水平方向に一定間隔で多数個並べ
て設けられた貫通孔10を有する導電板11であり、線
陰極2から放出された電子ビームをその貫通孔10を通
して取り出す。
のそれぞれと対向する水平方向に一定間隔で多数個並べ
て設けられた貫通孔10を有する導電板11であり、線
陰極2から放出された電子ビームをその貫通孔10を通
して取り出す。
【0007】次にビーム流制御電極4は線陰極2イ〜2
ツのそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直
方向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成では11
4本のビーム流制御電極用導電板15a〜15nが設け
られている(図7では8本のみ図示している)。ビーム
流制御電極4は前記ビーム引き出し電極3により水平方
向に区分された電子ビームのそれぞれの通過量を、映像
信号の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイ
ミングに同期させて制御している。
ツのそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直
方向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成では11
4本のビーム流制御電極用導電板15a〜15nが設け
られている(図7では8本のみ図示している)。ビーム
流制御電極4は前記ビーム引き出し電極3により水平方
向に区分された電子ビームのそれぞれの通過量を、映像
信号の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイ
ミングに同期させて制御している。
【0008】集束電極5は、ビーム流制御電極4に設け
られた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有す
る導電板17で、電子ビームを集束している。
られた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有す
る導電板17で、電子ビームを集束している。
【0009】水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成されており、それぞれ
の導電板18、18´には水平偏向用電圧が印加されて
いる。各絵素ごとの電子ビームはそれぞれ水平方向に偏
向され、スクリーン8上でR、G、Bの各蛍光体を順次
照射して発光している。本構成では、電子ビームごとに
2トリオ分偏向している。
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成されており、それぞれ
の導電板18、18´には水平偏向用電圧が印加されて
いる。各絵素ごとの電子ビームはそれぞれ水平方向に偏
向され、スクリーン8上でR、G、Bの各蛍光体を順次
照射して発光している。本構成では、電子ビームごとに
2トリオ分偏向している。
【0010】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成されており、垂直偏向用電
圧が印加され、電子ビームを垂直方向に偏向している。
本構成では、一対の電極19、19′によって1本の線
陰極から生じた電子ビームを垂直方向に12ライン分偏
向している。そして20個で構成された垂直偏向電極7
により、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の
垂直偏向導電体対が構成され、スクリーン8上に垂直方
向に228本の水平走査ラインを描いている。
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成されており、垂直偏向用電
圧が印加され、電子ビームを垂直方向に偏向している。
本構成では、一対の電極19、19′によって1本の線
陰極から生じた電子ビームを垂直方向に12ライン分偏
向している。そして20個で構成された垂直偏向電極7
により、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の
垂直偏向導電体対が構成され、スクリーン8上に垂直方
向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0011】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリーン8までの距離を長く設定すること
により、小さな偏向量で電子ビームをスクリーン8に照
射させることが可能となる。これにより水平、垂直共偏
向歪みを少なくすることが出来る。
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリーン8までの距離を長く設定すること
により、小さな偏向量で電子ビームをスクリーン8に照
射させることが可能となる。これにより水平、垂直共偏
向歪みを少なくすることが出来る。
【0012】スクリーン8は図7に示すように、ガラス
板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して構
成している。また図示していないがメタルバック、カー
ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム流制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビームを水平方向
に偏向することによりR、G、Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。
板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して構
成している。また図示していないがメタルバック、カー
ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム流制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビームを水平方向
に偏向することによりR、G、Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。
【0013】図7において、スクリーン8に記入した破
線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本のビーム流制
御電極4の各々に対応して表示される水平方向の区分を
示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図
を図8に示す。
線は複数本の線陰極2のそれぞれに対応して表示される
垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複数本のビーム流制
御電極4の各々に対応して表示される水平方向の区分を
示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つの区画の拡大図
を図8に示す。
【0014】図8に示すように、水平方向では2トリオ
分のR、G、Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分の
幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方向1
mm、垂直方向4.4mmである。尚、図8ではR、G、B
の各々3色の蛍光体はストライプ状に図示しているが、
デルタ状に配置しても良い。ただしデルタ状に配置した
ときはそれに適合した水平偏向、垂直偏向波形を印加す
る必要がある。
分のR、G、Bの蛍光体、垂直方向では12ライン分の
幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方向1
mm、垂直方向4.4mmである。尚、図8ではR、G、B
の各々3色の蛍光体はストライプ状に図示しているが、
デルタ状に配置しても良い。ただしデルタ状に配置した
ときはそれに適合した水平偏向、垂直偏向波形を印加す
る必要がある。
【0015】尚、図7では説明の都合で縦横の寸法比が
実際のスクリーンに表示したイメージと異なっている。
また本構成では、ビーム流制御電極4の1つの貫通孔1
4に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分設けられて
いるが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上で構成され
ていても良い。ただしビーム流制御電極4には1トリ
オ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号が順次
加えられ、それに同期して水平偏向をする必要がある。
実際のスクリーンに表示したイメージと異なっている。
また本構成では、ビーム流制御電極4の1つの貫通孔1
4に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分設けられて
いるが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上で構成され
ていても良い。ただしビーム流制御電極4には1トリ
オ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号が順次
加えられ、それに同期して水平偏向をする必要がある。
【0016】次にこの画像表示素子の表示素子駆動回路
の動作を、図9を参照して説明する。
の動作を、図9を参照して説明する。
【0017】まず電子ビームをスクリーン8に照射して
表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は表示素
子の各電極に所定のバイアス電圧を印加するための回路
で、背面電極1にはV1、ビーム引き出し電極3にはV
3、集束電極5にはV5、スクリーン8にはV8の直流
電圧をそれぞれ印加する。
表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は表示素
子の各電極に所定のバイアス電圧を印加するための回路
で、背面電極1にはV1、ビーム引き出し電極3にはV
3、集束電極5にはV5、スクリーン8にはV8の直流
電圧をそれぞれ印加する。
【0018】線陰極駆動回路26は、垂直同期信号Vと
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図10にそのタイミング図を示す。各線陰極2イから2
ツは図10のパルスイからハに示すように、駆動パルス
が高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パル
スイからハが低電位の期間に電子を放出するように加熱
状態が保持される。これにより19本の線陰極2イ〜2
ツより、それぞれ低電位の駆動パルスが加えられた12
本の水平走査期間のみ電子が放出される。高電位が加え
られる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3とに
加えられているバイアス電圧によって定められた線陰極
2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加えら
れている電位のほうが高くなるため、線陰極からは電子
が放出されない。1画面を構成するには、上方の線陰極
2イから下方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電
位を切り替えて行けば良い。
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図10にそのタイミング図を示す。各線陰極2イから2
ツは図10のパルスイからハに示すように、駆動パルス
が高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パル
スイからハが低電位の期間に電子を放出するように加熱
状態が保持される。これにより19本の線陰極2イ〜2
ツより、それぞれ低電位の駆動パルスが加えられた12
本の水平走査期間のみ電子が放出される。高電位が加え
られる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3とに
加えられているバイアス電圧によって定められた線陰極
2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加えら
れている電位のほうが高くなるため、線陰極からは電子
が放出されない。1画面を構成するには、上方の線陰極
2イから下方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電
位を切り替えて行けば良い。
【0019】次に偏向部分の説明を行う。偏向電圧発生
回路40は、ダイレクトメモリアクセスコントローラ
(以下DMAコントローラと称す)41、偏向電圧波形
記憶用メモリ(以下偏向メモリと称す)42、水平偏向
信号発生器43h、垂直偏向信号発生器43v等によっ
て構成され、垂直偏向信号v、v′及び水平偏向信号
h、h′を発生する。本構成においては垂直偏向信号に
関して、オーバースキャンを考慮して、1フィールドで
228水平走査期間表示している。またそれぞれのライ
ンに対応する垂直偏向位置情報を記憶しているメモリア
ドレスエリアを第1フィールド及び第2フィールドに分
けそれぞれ1組のメモリ容量を有している。表示する際
は該当の偏向メモリ42からデータを読みだして垂直偏
向信号発生器43vでアナログ信号に変換して、垂直偏
向電極7に加えている。前記の偏向メモリ42に記憶さ
れた垂直偏向位置情報は12水平走査期間毎に規則性の
あるデータで構成されており、垂直偏向信号に変換され
た波形も12段階の垂直偏向信号となっているが前記の
ように2フィールド分のメモリ容量を有して、各水平走
査線毎に位置を微調整できるようにしている。また水平
偏向信号にたいしては、1水平走査期間に6段階に電子
ビームを水平偏向させる必要性と水平走査毎に偏向位置
を微調整可能なようにメモリを持っている。従って1フ
レーム間に456水平走査期間表示するとして、456
×6=2736バイトのメモリが必要であるが、第1フ
ィールドと第2フィールドのデータを共用しているため
に、実際には1368バイトのメモリを使用している。
表示の際は各水平走査ラインに対応した偏向情報を前記
偏向メモリ42から読み出して、水平偏向信号発生器4
3hでアナログ信号に変換して、水平偏向電極6に加え
ている。
回路40は、ダイレクトメモリアクセスコントローラ
(以下DMAコントローラと称す)41、偏向電圧波形
記憶用メモリ(以下偏向メモリと称す)42、水平偏向
信号発生器43h、垂直偏向信号発生器43v等によっ
て構成され、垂直偏向信号v、v′及び水平偏向信号
h、h′を発生する。本構成においては垂直偏向信号に
関して、オーバースキャンを考慮して、1フィールドで
228水平走査期間表示している。またそれぞれのライ
ンに対応する垂直偏向位置情報を記憶しているメモリア
ドレスエリアを第1フィールド及び第2フィールドに分
けそれぞれ1組のメモリ容量を有している。表示する際
は該当の偏向メモリ42からデータを読みだして垂直偏
向信号発生器43vでアナログ信号に変換して、垂直偏
向電極7に加えている。前記の偏向メモリ42に記憶さ
れた垂直偏向位置情報は12水平走査期間毎に規則性の
あるデータで構成されており、垂直偏向信号に変換され
た波形も12段階の垂直偏向信号となっているが前記の
ように2フィールド分のメモリ容量を有して、各水平走
査線毎に位置を微調整できるようにしている。また水平
偏向信号にたいしては、1水平走査期間に6段階に電子
ビームを水平偏向させる必要性と水平走査毎に偏向位置
を微調整可能なようにメモリを持っている。従って1フ
レーム間に456水平走査期間表示するとして、456
×6=2736バイトのメモリが必要であるが、第1フ
ィールドと第2フィールドのデータを共用しているため
に、実際には1368バイトのメモリを使用している。
表示の際は各水平走査ラインに対応した偏向情報を前記
偏向メモリ42から読み出して、水平偏向信号発生器4
3hでアナログ信号に変換して、水平偏向電極6に加え
ている。
【0020】要約すると、垂直周期のうちの垂直帰線期
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスが印加されている線陰極から放出された
電子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向
に114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構
成している。この電子ビームは、後述するように各区分
毎にビーム流制御電極4によってビームの通過量が制御
され、集束電極5によって集束された後、図10に示す
ようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向信号h、
h′を加えられた水平偏向電極18、18′等により、
各水平表示期間にスクリーン8のR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2等の蛍光体に順次水平表示期間/6
ずつ照射される。
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスが印加されている線陰極から放出された
電子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向
に114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構
成している。この電子ビームは、後述するように各区分
毎にビーム流制御電極4によってビームの通過量が制御
され、集束電極5によって集束された後、図10に示す
ようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向信号h、
h′を加えられた水平偏向電極18、18′等により、
各水平表示期間にスクリーン8のR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2等の蛍光体に順次水平表示期間/6
ずつ照射される。
【0021】かくして、各水平ラインのラスターは11
4個の各区分毎に電子ビームをR1、G1、B1および
R2、G2、B2に該当する映像信号によって変調する
ことによりスクリーン8上にカラー画像を表示すること
ができる。
4個の各区分毎に電子ビームをR1、G1、B1および
R2、G2、B2に該当する映像信号によって変調する
ことによりスクリーン8上にカラー画像を表示すること
ができる。
【0022】次に電子ビームの変調制御部分について説
明する。まず図9において、信号入力端子23R、23
G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、1
14組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加え
られる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれぞ
れR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、B
2用の6個のサンプルホールド回路で構成されている。
サンプリングパルス発生回路34は、水平周期(63.5 μ
sec ) のうちの水平表示期間( 約50μsec)に、前記11
4組のサンプルホールド回路31a〜31nの各々R1
用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、B2用の
サンプルホールド回路に対応する684個(114×
6)のサンプリングパルスRa1〜Rn2を順次発生す
る。前記684個のサンプリングパルスがそれぞれ11
4組のサンプルホールド回路組31a〜31nに6個ず
つ加えられ、これによって各サンプルホールド回路組に
は、1ラインを114個に区分したときのそれぞれの2
絵素分のR1、G1、B1、R2、G2、B2の各映像
信号が個別にサンプリングされホールドされる。サンプ
ルホールドされた114組のR1、G1、B1、R2、
G2、B2の映像信号は1ライン分のサンプルホールド
終了後に114組のメモリ32a〜32nに転送パルス
tによって一斉に転送され、ここで次の1水平走査期間
保持される。保持された信号は114個のスイッチング
回路35a〜35nに加えられる。スイッチング回路3
5a〜35nはそれぞれがR1、G1、B1、R2、G
2、B2の個別入力端子とそれらを順次切り替えて出力
する共通出力端子とを有する回路により構成されたもの
で、スイッチングパルス発生回路36から加えられるス
イッチングパルスr1、g1、b1、r2、g2、b2
によって同時に切り替え制御される。前記スイッチング
パルスr1、g1、b1、r2、g2、b2は、各水平
表示期間を6分割して、水平表示期間/6ずつスイッチ
ング回路35a〜35nを切り替えR1、G1、B1、
R2、G2、B2の各映像信号を時分割して順次出力
し、パルス幅変調(以下PWMと称す)回路37a〜3
7nに供給している。各スイッチング回路35a〜35
nの出力は、114組のPWM回路37a〜37nに加
えられ、R1、G1、B1、R2、G2、B2の各映像
信号の大きさに応じてパルス幅変調され出力される。こ
のPWM回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調
するための制御信号として表示素子の制御電極4の11
4本の導伝板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
明する。まず図9において、信号入力端子23R、23
G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、1
14組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加え
られる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれぞ
れR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、B
2用の6個のサンプルホールド回路で構成されている。
サンプリングパルス発生回路34は、水平周期(63.5 μ
sec ) のうちの水平表示期間( 約50μsec)に、前記11
4組のサンプルホールド回路31a〜31nの各々R1
用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、B2用の
サンプルホールド回路に対応する684個(114×
6)のサンプリングパルスRa1〜Rn2を順次発生す
る。前記684個のサンプリングパルスがそれぞれ11
4組のサンプルホールド回路組31a〜31nに6個ず
つ加えられ、これによって各サンプルホールド回路組に
は、1ラインを114個に区分したときのそれぞれの2
絵素分のR1、G1、B1、R2、G2、B2の各映像
信号が個別にサンプリングされホールドされる。サンプ
ルホールドされた114組のR1、G1、B1、R2、
G2、B2の映像信号は1ライン分のサンプルホールド
終了後に114組のメモリ32a〜32nに転送パルス
tによって一斉に転送され、ここで次の1水平走査期間
保持される。保持された信号は114個のスイッチング
回路35a〜35nに加えられる。スイッチング回路3
5a〜35nはそれぞれがR1、G1、B1、R2、G
2、B2の個別入力端子とそれらを順次切り替えて出力
する共通出力端子とを有する回路により構成されたもの
で、スイッチングパルス発生回路36から加えられるス
イッチングパルスr1、g1、b1、r2、g2、b2
によって同時に切り替え制御される。前記スイッチング
パルスr1、g1、b1、r2、g2、b2は、各水平
表示期間を6分割して、水平表示期間/6ずつスイッチ
ング回路35a〜35nを切り替えR1、G1、B1、
R2、G2、B2の各映像信号を時分割して順次出力
し、パルス幅変調(以下PWMと称す)回路37a〜3
7nに供給している。各スイッチング回路35a〜35
nの出力は、114組のPWM回路37a〜37nに加
えられ、R1、G1、B1、R2、G2、B2の各映像
信号の大きさに応じてパルス幅変調され出力される。こ
のPWM回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調
するための制御信号として表示素子の制御電極4の11
4本の導伝板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
【0023】次に水平偏向と表示のタイミングについて
説明する。スイッチング回路35a〜35nにおけるR
1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り替
えと、水平偏向駆動回路41による電子ビームR1、G
1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏向の切
り替えタイミングと順序が完全に一致するように同期制
御される。これにより電子ビームがR1蛍光体に照射さ
れているときには、その電子ビームの照射量がR1制御
信号によって制御され、以下G1、B1、R2、G2、
B2についても同様に制御されて、各絵素のR1、G
1、B1、R2、G2、B2の各蛍光体の発光がその絵
素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号に
よってそれぞれ制御されることになり、各絵素が入力の
映像信号にしたがって発光表示されるのである。かかる
制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同時に
実行されて、1ライン228絵素の映像が表示され、さ
らに1フィールド228本のラインについて上方のライ
ンから順次行われて、スクリーン8上に画像が表示され
る。さらに上記の諸動作が入力映像信号の1フィールド
毎に繰り返されて、テレビジョン信号等がスクリーン8
に表示される。
説明する。スイッチング回路35a〜35nにおけるR
1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り替
えと、水平偏向駆動回路41による電子ビームR1、G
1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏向の切
り替えタイミングと順序が完全に一致するように同期制
御される。これにより電子ビームがR1蛍光体に照射さ
れているときには、その電子ビームの照射量がR1制御
信号によって制御され、以下G1、B1、R2、G2、
B2についても同様に制御されて、各絵素のR1、G
1、B1、R2、G2、B2の各蛍光体の発光がその絵
素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号に
よってそれぞれ制御されることになり、各絵素が入力の
映像信号にしたがって発光表示されるのである。かかる
制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同時に
実行されて、1ライン228絵素の映像が表示され、さ
らに1フィールド228本のラインについて上方のライ
ンから順次行われて、スクリーン8上に画像が表示され
る。さらに上記の諸動作が入力映像信号の1フィールド
毎に繰り返されて、テレビジョン信号等がスクリーン8
に表示される。
【0024】尚、本構成に必要な基本クロックは図9に
示すパルス発生回路39から供給されており、水平同期
信号HP、及び垂直同期信号VPでタイミングをコント
ロールしている。
示すパルス発生回路39から供給されており、水平同期
信号HP、及び垂直同期信号VPでタイミングをコント
ロールしている。
【0025】ところで、上記のごとき画像表示素子は、
一本の線陰極を持つ画像表示ユニットを垂直方向に複数
個つなぎ合わせた構造を持っているため、各画像表示ユ
ニット毎に機械的な組立誤差を発生することになり、こ
のため偏向電圧と電子ビームの偏向量の関係は各画像表
示ユニット毎に異なる。
一本の線陰極を持つ画像表示ユニットを垂直方向に複数
個つなぎ合わせた構造を持っているため、各画像表示ユ
ニット毎に機械的な組立誤差を発生することになり、こ
のため偏向電圧と電子ビームの偏向量の関係は各画像表
示ユニット毎に異なる。
【0026】上記の理由により、前記のごとき画像表示
素子を用いて均一性の良いラスタ(各画像表示ユニット
のつなぎ目が特異なパターンとして目につかないラス
タ)を得るためには、各電子ビームの垂直偏向電圧を正
確に調整する必要がある。
素子を用いて均一性の良いラスタ(各画像表示ユニット
のつなぎ目が特異なパターンとして目につかないラス
タ)を得るためには、各電子ビームの垂直偏向電圧を正
確に調整する必要がある。
【0027】しかし組立誤差によって生じる垂直ビーム
ランディング位置(以下Vランディングと示す)のズレ
の調整可能範囲は、調整のダイナミックレンジ、偏向歪
によるビームスポット径のばらつき範囲、調整によって
増える消費電力等により制限を受けるので、機械的な組
立誤差が大きすぎる場合には調整が不可能になる。従っ
て、組み立てた画像表示素子のVランディングズレ量が
調整可能な範囲かどうかを測定する必要がある。そこ
で、以下に説明するVランディング測定装置を用いてV
ランディングズレ量を測定している。
ランディング位置(以下Vランディングと示す)のズレ
の調整可能範囲は、調整のダイナミックレンジ、偏向歪
によるビームスポット径のばらつき範囲、調整によって
増える消費電力等により制限を受けるので、機械的な組
立誤差が大きすぎる場合には調整が不可能になる。従っ
て、組み立てた画像表示素子のVランディングズレ量が
調整可能な範囲かどうかを測定する必要がある。そこ
で、以下に説明するVランディング測定装置を用いてV
ランディングズレ量を測定している。
【0028】図11は画像表示素子のVランディング測
定装置のブロック図、図12はVランディングズレ量測
定装置用の画像表示素子駆動回路のブロック図である。
図1において50は測定すべき画像表示素子、51はC
CDカメラ、52はCCDカメラを所定の位置まで移動
するためのロボット、53はカメラコントローラ、54
はコンピュータ、55は画像表示素子を駆動させるため
の画像表示素子駆動回路である。
定装置のブロック図、図12はVランディングズレ量測
定装置用の画像表示素子駆動回路のブロック図である。
図1において50は測定すべき画像表示素子、51はC
CDカメラ、52はCCDカメラを所定の位置まで移動
するためのロボット、53はカメラコントローラ、54
はコンピュータ、55は画像表示素子を駆動させるため
の画像表示素子駆動回路である。
【0029】まず19イと19´ロ間のVランディング
ズレ量の測定について説明する。画像表示素子50は画
像表示素子駆動回路55から出力される信号により図5
で示すようなVランディングズレ量の測定に適したラス
タ表示を行う。CCDカメラ51は画像表示素子50の
Vランディングズレ量を測定すべき2つのビームスポッ
ト間を中心にするエリアにロボット52を用いてセット
される。なおCCDカメラ51の倍率は、測定する2つ
のビームスポット以外のビームスポットがCCDカメラ
51の検出するエリアに入らないように設定されてい
る。
ズレ量の測定について説明する。画像表示素子50は画
像表示素子駆動回路55から出力される信号により図5
で示すようなVランディングズレ量の測定に適したラス
タ表示を行う。CCDカメラ51は画像表示素子50の
Vランディングズレ量を測定すべき2つのビームスポッ
ト間を中心にするエリアにロボット52を用いてセット
される。なおCCDカメラ51の倍率は、測定する2つ
のビームスポット以外のビームスポットがCCDカメラ
51の検出するエリアに入らないように設定されてい
る。
【0030】カメラコントローラ53はCCDカメラ5
1の制御を行うとともにCCDカメラ51から出力され
る映像出力をA/D変換しコンピュータ54に転送す
る。転送されたデータをコンピュータ54で処理するこ
とにより2つのビームスポットの垂直径を求め、2つの
ビームスポットの垂直径の中心点間の距離を測定するこ
とで測定点のVランディングズレ量を求めることができ
る。なおここで測定されたデータは決められたフォーマ
ットによりコンピュータ54のデータ格納領域にメモリ
されている。
1の制御を行うとともにCCDカメラ51から出力され
る映像出力をA/D変換しコンピュータ54に転送す
る。転送されたデータをコンピュータ54で処理するこ
とにより2つのビームスポットの垂直径を求め、2つの
ビームスポットの垂直径の中心点間の距離を測定するこ
とで測定点のVランディングズレ量を求めることができ
る。なおここで測定されたデータは決められたフォーマ
ットによりコンピュータ54のデータ格納領域にメモリ
されている。
【0031】以上の処理を水平114ユニットに関して
行うことで19イと19´ロ間のVランディングズレ量
を測定できる。次にCCDカメラ51を19´ロと19
ハ間の水平位置aに移動させて上記処理を行うことで1
9´ロと19は間のVランディングズレ量を測定でき
る。以上の処理を19ツと19´ネ間まで繰り返すこと
で画像表示素子50全体のVランディングズレ量を測定
することができる。
行うことで19イと19´ロ間のVランディングズレ量
を測定できる。次にCCDカメラ51を19´ロと19
ハ間の水平位置aに移動させて上記処理を行うことで1
9´ロと19は間のVランディングズレ量を測定でき
る。以上の処理を19ツと19´ネ間まで繰り返すこと
で画像表示素子50全体のVランディングズレ量を測定
することができる。
【0032】次に、図5に示す測定パターンを画像表示
素子50に表示するための画像表示素子駆動回路55の
動作を、図2を参照して説明する。まず電子ビームをス
クリーン8に照射して表示する駆動部分の説明を行う。
電源回路57は画像表示素子50の各電極に所定のバイ
アス電圧を印加するための回路で、背面電極1にはV
1、ビーム引き出し電極3にはV3、ビーム流制御電極
4にはV4、集束電極5にはV5、スクリーン8にはV
8の直流電圧をそれぞれ印加する。電源回路66は画像
表示素子50の水平偏向電極に可変可能な水平偏向電圧
を印加するための回路で、水平偏向電極6にはVhとV
h´の直流電圧をそれぞれ印加する。
素子50に表示するための画像表示素子駆動回路55の
動作を、図2を参照して説明する。まず電子ビームをス
クリーン8に照射して表示する駆動部分の説明を行う。
電源回路57は画像表示素子50の各電極に所定のバイ
アス電圧を印加するための回路で、背面電極1にはV
1、ビーム引き出し電極3にはV3、ビーム流制御電極
4にはV4、集束電極5にはV5、スクリーン8にはV
8の直流電圧をそれぞれ印加する。電源回路66は画像
表示素子50の水平偏向電極に可変可能な水平偏向電圧
を印加するための回路で、水平偏向電極6にはVhとV
h´の直流電圧をそれぞれ印加する。
【0033】パルス発生回路39は本構成に必要な基本
クロック(タイミングは水平同期信号HP、及び垂直同
期信号VPでコントロールされている)と各種制御信号
を発生させ本構成の各ブロックに供給している。
クロック(タイミングは水平同期信号HP、及び垂直同
期信号VPでコントロールされている)と各種制御信号
を発生させ本構成の各ブロックに供給している。
【0034】1&12ライン線陰極駆動回路67は、水
平同期信号HPおよびパルス発生回路39から出力され
る制御信号を用いて線陰極駆動パルス(イ〜ツ)を作成
する。図6にそのタイミング図を示す。各線陰極2イ〜
2ツは図6のパルス(イ〜ハ)に示すように、駆動パル
スが高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パ
ルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出するように
加熱状態が保持される。これにより19本の線陰極2イ
〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜ツ)が
加えられた2本の水平走査期間(図8のライン1とライ
ン12に相当する)のみ電子が放出される。高電位が加
えられる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3と
に加えられているバイアス電圧によって定められた線陰
極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加え
られている電位のほうが高くなるため、線陰極からは電
子が放出されない。1画面を構成するには、上方の線陰
極2イから下方の線陰極2ツまで順次12水平走査期間
ごとに線陰極駆動パルスを印加していけば良い。
平同期信号HPおよびパルス発生回路39から出力され
る制御信号を用いて線陰極駆動パルス(イ〜ツ)を作成
する。図6にそのタイミング図を示す。各線陰極2イ〜
2ツは図6のパルス(イ〜ハ)に示すように、駆動パル
スが高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動パ
ルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出するように
加熱状態が保持される。これにより19本の線陰極2イ
〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜ツ)が
加えられた2本の水平走査期間(図8のライン1とライ
ン12に相当する)のみ電子が放出される。高電位が加
えられる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3と
に加えられているバイアス電圧によって定められた線陰
極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加え
られている電位のほうが高くなるため、線陰極からは電
子が放出されない。1画面を構成するには、上方の線陰
極2イから下方の線陰極2ツまで順次12水平走査期間
ごとに線陰極駆動パルスを印加していけば良い。
【0035】次に偏向部分の説明を行う。偏向電圧発生
回路40は、垂直偏向用DMAコントローラ68、垂直
偏向電圧波形記憶用メモリ(以下垂直偏向メモリと称
す)69、垂直偏向信号発生器43v等によって構成さ
れ、垂直偏向信号v、v′を発生する。本構成において
は垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考慮し
て、1フィールドで228水平走査期間表示している。
またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報を記
憶しているメモリアドレスエリアは1フィールド分のメ
モリ容量を有しており、第1フィールド及び第2フィー
ルドともに同じデータを使用している。表示する際は該
当の垂直偏向メモリ69から垂直偏向データを読みだし
て垂直偏向信号発生器43vでアナログ信号に変換し
て、垂直偏向電極7に加えている。前記の垂直偏向メモ
リ69に記憶された垂直偏向位置情報は12水平走査期
間毎に規則性のあるデータで構成されており、垂直偏向
信号に変換された波形も12段階の垂直偏向信号となっ
ている。
回路40は、垂直偏向用DMAコントローラ68、垂直
偏向電圧波形記憶用メモリ(以下垂直偏向メモリと称
す)69、垂直偏向信号発生器43v等によって構成さ
れ、垂直偏向信号v、v′を発生する。本構成において
は垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考慮し
て、1フィールドで228水平走査期間表示している。
またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報を記
憶しているメモリアドレスエリアは1フィールド分のメ
モリ容量を有しており、第1フィールド及び第2フィー
ルドともに同じデータを使用している。表示する際は該
当の垂直偏向メモリ69から垂直偏向データを読みだし
て垂直偏向信号発生器43vでアナログ信号に変換し
て、垂直偏向電極7に加えている。前記の垂直偏向メモ
リ69に記憶された垂直偏向位置情報は12水平走査期
間毎に規則性のあるデータで構成されており、垂直偏向
信号に変換された波形も12段階の垂直偏向信号となっ
ている。
【0036】要約すると、垂直周期のうちの垂直帰線期
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスを印加している線陰極から放出された電
子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向に
114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構成
している。この電子ビームは、各区分毎にビーム流制御
電極4によってビームの通過量が制御され、集束電極5
によって集束された後、水平偏向電圧Vh、Vh′を加
えられた水平偏向電極18、18′等により、各水平表
示期間中にスクリーン8のR1、G1、B1およびR
2、G2、B2等の蛍光体のいずれかに照射される。し
たがってあらかじめ水平偏向電圧Vh、Vh′を設定し
ておくことで水平方向のビームスポット位置を測定し易
い位置持ってくることができる。このVランディング測
定装置用の画像表示素子駆動回路の場合は、ビーム流制
御電極4には映像信号によってパルス幅変調された信号
の代わりに定電圧V4を印加しているため、ビーム引き
出し電極3によって引出された電子ビームはすべて制御
電極4を通過しスクリーン8に照射される。従って、ス
クリーン8には図5で示すような測定パターンが表示さ
れる。なおこの場合のビームスポットの輝度は画像表示
素子50を正規動作させた場合の6倍になっている。
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスを印加している線陰極から放出された電
子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向に
114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構成
している。この電子ビームは、各区分毎にビーム流制御
電極4によってビームの通過量が制御され、集束電極5
によって集束された後、水平偏向電圧Vh、Vh′を加
えられた水平偏向電極18、18′等により、各水平表
示期間中にスクリーン8のR1、G1、B1およびR
2、G2、B2等の蛍光体のいずれかに照射される。し
たがってあらかじめ水平偏向電圧Vh、Vh′を設定し
ておくことで水平方向のビームスポット位置を測定し易
い位置持ってくることができる。このVランディング測
定装置用の画像表示素子駆動回路の場合は、ビーム流制
御電極4には映像信号によってパルス幅変調された信号
の代わりに定電圧V4を印加しているため、ビーム引き
出し電極3によって引出された電子ビームはすべて制御
電極4を通過しスクリーン8に照射される。従って、ス
クリーン8には図5で示すような測定パターンが表示さ
れる。なおこの場合のビームスポットの輝度は画像表示
素子50を正規動作させた場合の6倍になっている。
【0037】以上のような画像表示素子の垂直ランディ
ング測定装置によって画像表示素子の垂直ランディング
ズレ量を測定することで、画像表示素子の良否判定がで
きる。
ング測定装置によって画像表示素子の垂直ランディング
ズレ量を測定することで、画像表示素子の良否判定がで
きる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成の画像表示素子用垂直ランディング測定装置で
は、水平偏向電極の組立誤差、蛍光面と電極ユニットの
平行度のズレ、蛍光体ピッチと電極の穴ピッチのズレ等
により、ユニットによってはビームスポットの水平位置
が選択した蛍光体からずれてブラック部分や他の蛍光体
に入りビームスポット径が正確に測定できなくなる場合
があるために、垂直方向の測定位置を変えた時にビーム
の水平位置がずれていた場合には水平偏向電圧Vh、V
h′を調整してビームスポットの水平位置が選択した蛍
光体の中心付近にくるようする必要があるため、測定に
非常に時間が掛かるという問題点を有していた。
うな構成の画像表示素子用垂直ランディング測定装置で
は、水平偏向電極の組立誤差、蛍光面と電極ユニットの
平行度のズレ、蛍光体ピッチと電極の穴ピッチのズレ等
により、ユニットによってはビームスポットの水平位置
が選択した蛍光体からずれてブラック部分や他の蛍光体
に入りビームスポット径が正確に測定できなくなる場合
があるために、垂直方向の測定位置を変えた時にビーム
の水平位置がずれていた場合には水平偏向電圧Vh、V
h′を調整してビームスポットの水平位置が選択した蛍
光体の中心付近にくるようする必要があるため、測定に
非常に時間が掛かるという問題点を有していた。
【0039】本発明は上記問題点に鑑み、水平偏向電極
に直流電圧を印加するのをやめて、垂直方向の全走査線
(ここでは228本)に対して電子ビームが正確に選択
した蛍光体に照射するように電子ビームの水平偏向電圧
を調整するようにすることで、全走査線のビームスポッ
トの水平位置が選択した蛍光体に正確に照射するように
なるために、スポット径を正確に測定することが可能と
なり、垂直方向の測定位置を変えた場合でも電子ビーム
が正確に選択した蛍光体に照射されているために、水平
偏向電圧をいちいち調整するという手間が省けるので、
測定時間の大幅な短縮が可能な画像表示素子用垂直ラン
ディング測定装置の画像表示素子駆動回路を提供するも
のである。
に直流電圧を印加するのをやめて、垂直方向の全走査線
(ここでは228本)に対して電子ビームが正確に選択
した蛍光体に照射するように電子ビームの水平偏向電圧
を調整するようにすることで、全走査線のビームスポッ
トの水平位置が選択した蛍光体に正確に照射するように
なるために、スポット径を正確に測定することが可能と
なり、垂直方向の測定位置を変えた場合でも電子ビーム
が正確に選択した蛍光体に照射されているために、水平
偏向電圧をいちいち調整するという手間が省けるので、
測定時間の大幅な短縮が可能な画像表示素子用垂直ラン
ディング測定装置の画像表示素子駆動回路を提供するも
のである。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像表示素子用のビームの垂直ランディング
ズレ量測定装置は、電子ビームを蛍光体に正確に照射す
るために画像表示素子の水平偏向電圧を調整する水平偏
向電圧調整装置と、画像表示素子にビームの垂直ランデ
ィングズレ量を測定するためのラスタを表示させる画像
表示素子駆動回路とを有し、前記画像表示素子駆動回路
は前記画像表示素子の線陰極を駆動するためのパルスを
発生する表示ライン切換式線陰極駆動パルス発生回路
と、水平偏向電圧調整装置から垂直および水平偏向デー
タを読み出すためのDMAコントローラと、垂直偏向デ
ータをアナログ電流に変換する垂直偏向信号発生器と、
水平偏向データをアナログ電流に変換する水平偏向信号
発生器と、画像表示素子の各電極に所定のバイアス電圧
を与える電源回路からなることを特徴とする。
に本発明の画像表示素子用のビームの垂直ランディング
ズレ量測定装置は、電子ビームを蛍光体に正確に照射す
るために画像表示素子の水平偏向電圧を調整する水平偏
向電圧調整装置と、画像表示素子にビームの垂直ランデ
ィングズレ量を測定するためのラスタを表示させる画像
表示素子駆動回路とを有し、前記画像表示素子駆動回路
は前記画像表示素子の線陰極を駆動するためのパルスを
発生する表示ライン切換式線陰極駆動パルス発生回路
と、水平偏向電圧調整装置から垂直および水平偏向デー
タを読み出すためのDMAコントローラと、垂直偏向デ
ータをアナログ電流に変換する垂直偏向信号発生器と、
水平偏向データをアナログ電流に変換する水平偏向信号
発生器と、画像表示素子の各電極に所定のバイアス電圧
を与える電源回路からなることを特徴とする。
【0041】
【作用】本発明によれば、画像表示素子用のビームの垂
直ランディングズレ量測定装置に、水平偏向電圧を調整
する水平偏向電圧調整装置を設け、また画像表示素子用
のビームの垂直ランディングズレ量測定装置の一構成要
素である画像表示素子駆動回路に、水平偏向電圧調整装
置のメモリから垂直および水平偏向データを読み出すた
めのDMAコントローラと、水平偏向電圧発生回路を設
けることで、垂直方向の測定位置を変えた場合でも電子
ビームが正確に選択した蛍光体に照射されているため
に、水平偏向電圧をいちいち調整するという手間が省け
るので、測定時間の大幅な短縮が可能な画像表示素子用
垂直ランディング測定装置が実現できる。
直ランディングズレ量測定装置に、水平偏向電圧を調整
する水平偏向電圧調整装置を設け、また画像表示素子用
のビームの垂直ランディングズレ量測定装置の一構成要
素である画像表示素子駆動回路に、水平偏向電圧調整装
置のメモリから垂直および水平偏向データを読み出すた
めのDMAコントローラと、水平偏向電圧発生回路を設
けることで、垂直方向の測定位置を変えた場合でも電子
ビームが正確に選択した蛍光体に照射されているため
に、水平偏向電圧をいちいち調整するという手間が省け
るので、測定時間の大幅な短縮が可能な画像表示素子用
垂直ランディング測定装置が実現できる。
【0042】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像表示素子用垂直
ランディング測定装置について、図面を参照しながら説
明する。
ランディング測定装置について、図面を参照しながら説
明する。
【0043】図1は本発明の一実施例の画像表示素子の
垂直ランディング測定装置のブロック図、図2は本発明
の一実施例の垂直ランディングズレ量測定装置用の画像
表示素子駆動回路のブロック図、図3は画像表示素子用
水平偏向電圧調整装置のブロック図である。
垂直ランディング測定装置のブロック図、図2は本発明
の一実施例の垂直ランディングズレ量測定装置用の画像
表示素子駆動回路のブロック図、図3は画像表示素子用
水平偏向電圧調整装置のブロック図である。
【0044】まず画像表示素子の垂直ランディング測定
装置の動作について説明する。図1において50は測定
すべき画像表示素子、51はCCDカメラ、52はCC
Dカメラを所定の位置まで移動するためのロボット、5
3はカメラコントローラ、54はコンピュータ、55は
画像表示素子を駆動させるための画像表示素子駆動回
路、56は画像表示素子用水平偏向電圧調整装置であ
る。最初に画像表示素子50は画像表示素子駆動回路5
5から出力される信号により白色(単色でも可)を表示
する。この状態で、画像表示素子用水平偏向電圧調整装
置56を使用し、各電子ビームが全走査線にわたって蛍
光体を正確に照射するように走査線毎に水平偏向電圧を
調整する。
装置の動作について説明する。図1において50は測定
すべき画像表示素子、51はCCDカメラ、52はCC
Dカメラを所定の位置まで移動するためのロボット、5
3はカメラコントローラ、54はコンピュータ、55は
画像表示素子を駆動させるための画像表示素子駆動回
路、56は画像表示素子用水平偏向電圧調整装置であ
る。最初に画像表示素子50は画像表示素子駆動回路5
5から出力される信号により白色(単色でも可)を表示
する。この状態で、画像表示素子用水平偏向電圧調整装
置56を使用し、各電子ビームが全走査線にわたって蛍
光体を正確に照射するように走査線毎に水平偏向電圧を
調整する。
【0045】次に垂直ランディングズレ量の測定を行
う。ここで画像表示素子50は、画像表示素子駆動回路
55から出力される信号により図5で示すような垂直ラ
ンディングズレ量の測定に適したラスタ表示を行う。ま
ず領域19イと領域19´ロ間の垂直ランディングズレ
量の測定について説明する。CCDカメラ51は画像表
示素子50の垂直ランディングズレ量を測定すべき2つ
のビームスポット(ここでは19イaと19´ロa)間
を中心にするエリアAにロボット52を用いてセットさ
れる。なおCCDカメラ51の倍率は、測定する2つの
ビームスポット以外のビームスポットがCCDカメラ5
1の検出するエリアに入らない様に設定されている。カ
メラコントローラ53はCCDカメラ51の制御を行う
とともにCCDカメラ51から出力される映像出力をA
/D変換しコンピュータ54に転送する。転送されたデ
ータをコンピュータ54で処理することにより2つのビ
ームスポットの垂直径を求め、2つのビームスポットの
垂直径の中心点間の距離を測定することで測定点の垂直
ランディングズレ量を求めることができる。なおここで
測定されたデータは決められたフォーマットによりコン
ピュータ54のデータ格納領域にメモリされている。以
上の処理を水平114ユニットに関して行うことで19
イと19´ロ間の垂直ランディングズレ量を測定でき
る。
う。ここで画像表示素子50は、画像表示素子駆動回路
55から出力される信号により図5で示すような垂直ラ
ンディングズレ量の測定に適したラスタ表示を行う。ま
ず領域19イと領域19´ロ間の垂直ランディングズレ
量の測定について説明する。CCDカメラ51は画像表
示素子50の垂直ランディングズレ量を測定すべき2つ
のビームスポット(ここでは19イaと19´ロa)間
を中心にするエリアAにロボット52を用いてセットさ
れる。なおCCDカメラ51の倍率は、測定する2つの
ビームスポット以外のビームスポットがCCDカメラ5
1の検出するエリアに入らない様に設定されている。カ
メラコントローラ53はCCDカメラ51の制御を行う
とともにCCDカメラ51から出力される映像出力をA
/D変換しコンピュータ54に転送する。転送されたデ
ータをコンピュータ54で処理することにより2つのビ
ームスポットの垂直径を求め、2つのビームスポットの
垂直径の中心点間の距離を測定することで測定点の垂直
ランディングズレ量を求めることができる。なおここで
測定されたデータは決められたフォーマットによりコン
ピュータ54のデータ格納領域にメモリされている。以
上の処理を水平114ユニットに関して行うことで19
イと19´ロ間の垂直ランディングズレ量を測定でき
る。
【0046】次にCCDカメラ51を領域19´ロと領
域19ハ間の水平位置Bに移動させて上記処理を行うこ
とで領域19´ロと領域19ハの間の垂直ランディング
ズレ量を測定できる。以上の処理を領域19ツと領域1
9´ネ間まで繰り返すことで画像表示素子50全体の垂
直ランディングズレ量を測定することができる。
域19ハ間の水平位置Bに移動させて上記処理を行うこ
とで領域19´ロと領域19ハの間の垂直ランディング
ズレ量を測定できる。以上の処理を領域19ツと領域1
9´ネ間まで繰り返すことで画像表示素子50全体の垂
直ランディングズレ量を測定することができる。
【0047】次に、ビームの水平方向の照射位置を調整
する画像表示素子用水平偏向電圧調整装置について説明
する。図3において、50は調整すべき画像表示素子、
55は画像表示素子駆動回路、59はR、G、Bフィル
タ付き受光素子、60は増幅器、61はA/D変換器、
62はメモリ、63はコントローラ、64はCPU、6
5は偏向データ格納メモリである。なお説明をのため
に、画像表示素子駆動回路55から出力される水平偏向
電圧はV0 〜V255 の256種類の電圧が可能であると
する。
する画像表示素子用水平偏向電圧調整装置について説明
する。図3において、50は調整すべき画像表示素子、
55は画像表示素子駆動回路、59はR、G、Bフィル
タ付き受光素子、60は増幅器、61はA/D変換器、
62はメモリ、63はコントローラ、64はCPU、6
5は偏向データ格納メモリである。なお説明をのため
に、画像表示素子駆動回路55から出力される水平偏向
電圧はV0 〜V255 の256種類の電圧が可能であると
する。
【0048】まずコントローラ63は、画像表示素子駆
動回路55の水平偏向電圧をV0に固定する。この状態
で画像表示素子50にラスタを描かせ、画面上の調整し
たい部分にR、G、Bフィルター付き受光素子59を取
り付け、各走査線に対する各色の受光素子59の出力を
増幅器60に入力する。増幅器60は、A/D変換器6
1の入力レベルに合うように波形の振幅・オフセット調
整を行う。A/D変換器61は増幅器60からの入力を
A/D変換しメモリ62に記憶させる。走査線数を22
8とするとデータ量は228×3個となり、所用時間は
1/60秒である。次に、水平偏向電圧をV1 に固定し
同様の動作を繰り返す。上記動作を水平偏向電圧がV25
5 になるまで繰り返す。全データ量は228×3×25
6個となり、所用時間は(1/60)×256(約4.
3秒)である。
動回路55の水平偏向電圧をV0に固定する。この状態
で画像表示素子50にラスタを描かせ、画面上の調整し
たい部分にR、G、Bフィルター付き受光素子59を取
り付け、各走査線に対する各色の受光素子59の出力を
増幅器60に入力する。増幅器60は、A/D変換器6
1の入力レベルに合うように波形の振幅・オフセット調
整を行う。A/D変換器61は増幅器60からの入力を
A/D変換しメモリ62に記憶させる。走査線数を22
8とするとデータ量は228×3個となり、所用時間は
1/60秒である。次に、水平偏向電圧をV1 に固定し
同様の動作を繰り返す。上記動作を水平偏向電圧がV25
5 になるまで繰り返す。全データ量は228×3×25
6個となり、所用時間は(1/60)×256(約4.
3秒)である。
【0049】次に、228×3×256個のデータに基
づいて水平偏向データを作成する方法を第4図を用いて
説明する。走査線を1つ固定し、水平偏向電圧を変数と
して、R、G、Bフィルタ付き受光素子の各々の出力を
グラフにすると第4図のfR、fG 、fBのごとくなる。
fR 、fG 、fBの各々に極大を与える水平偏向電圧を
R1、G1、B1、R2、G2、B2の順に階段上に結
んだ波形hが、上で指定した走査線を描くために必要な
水平偏向電圧波形となる。すべての走査線について同様
にして水平偏向電圧波形を求めることにより、水平偏向
に対する調整は完了する。
づいて水平偏向データを作成する方法を第4図を用いて
説明する。走査線を1つ固定し、水平偏向電圧を変数と
して、R、G、Bフィルタ付き受光素子の各々の出力を
グラフにすると第4図のfR、fG 、fBのごとくなる。
fR 、fG 、fBの各々に極大を与える水平偏向電圧を
R1、G1、B1、R2、G2、B2の順に階段上に結
んだ波形hが、上で指定した走査線を描くために必要な
水平偏向電圧波形となる。すべての走査線について同様
にして水平偏向電圧波形を求めることにより、水平偏向
に対する調整は完了する。
【0050】以上のデータ操作はCPU64を用いて行
うことができ、求められた水平偏向データは偏向データ
格納メモリ65(この偏向データ格納メモリ65にはあ
らかじめ垂直偏向データ、および水平偏向データが格納
されている)の水平偏向データ格納領域に上書きされ
る。
うことができ、求められた水平偏向データは偏向データ
格納メモリ65(この偏向データ格納メモリ65にはあ
らかじめ垂直偏向データ、および水平偏向データが格納
されている)の水平偏向データ格納領域に上書きされ
る。
【0051】次に、画像表示素子駆動回路55の動作を
図2を参照にして、水平偏向電圧調整時と垂直ランディ
ングズレ量測定時の2つに分けて説明する。なお図2に
おいて、電源回路57aは画像表示素子50の各電極に
所定のバイアス電圧を印加するための回路で、背面電極
1にはV1、ビーム引き出し電極3にはV3、ビーム流
制御電極4にはV4、集束電極5にはV5、スクリーン
8にはV8の直流電圧をそれぞれ印加する。パルス発生
回路39は本構成に必要な基本クロック(タイミングは
水平同期信号HP、及び垂直同期信号VPでコントロー
ルされている)と各種制御信号を発生させ本構成の各ブ
ロックに供給している。
図2を参照にして、水平偏向電圧調整時と垂直ランディ
ングズレ量測定時の2つに分けて説明する。なお図2に
おいて、電源回路57aは画像表示素子50の各電極に
所定のバイアス電圧を印加するための回路で、背面電極
1にはV1、ビーム引き出し電極3にはV3、ビーム流
制御電極4にはV4、集束電極5にはV5、スクリーン
8にはV8の直流電圧をそれぞれ印加する。パルス発生
回路39は本構成に必要な基本クロック(タイミングは
水平同期信号HP、及び垂直同期信号VPでコントロー
ルされている)と各種制御信号を発生させ本構成の各ブ
ロックに供給している。
【0052】最初は、水平偏向電圧調整前の白色表示時
の動作について説明する。まず電子ビームをスクリーン
8に照射して表示する駆動部分の説明を行う。表示ライ
ン切換式線陰極駆動回路58は、水平同期信号HPおよ
びパルス発生回路39から出力される制御信号を用いて
線陰極駆動パルスを作成する。図10にそのタイミング
図を示す。各線陰極2イ〜2ツは図10に示すように、
駆動パルスが高電位の間に電流が流れて加熱されてお
り、駆動パルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出
するように加熱状態が保持される。これにより19本の
線陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス
(イ〜ツ)が加えられた12本の水平走査期間のみ電子
が放出される。高電位が加えられる期間には、背面電極
1とビーム引出し電極3とに加えられているバイアス電
圧によって定められた線陰極2の周辺における電位より
も線陰極2イ〜2ツに加えられている電位のほうが高く
なるため、線陰極からは電子が放出されない。1画面を
構成するには、上方の線陰極2イから下方の線陰極2ツ
まで順次12水平走査期間ごとに線陰極駆動パルスを印
加していけば良い。
の動作について説明する。まず電子ビームをスクリーン
8に照射して表示する駆動部分の説明を行う。表示ライ
ン切換式線陰極駆動回路58は、水平同期信号HPおよ
びパルス発生回路39から出力される制御信号を用いて
線陰極駆動パルスを作成する。図10にそのタイミング
図を示す。各線陰極2イ〜2ツは図10に示すように、
駆動パルスが高電位の間に電流が流れて加熱されてお
り、駆動パルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出
するように加熱状態が保持される。これにより19本の
線陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス
(イ〜ツ)が加えられた12本の水平走査期間のみ電子
が放出される。高電位が加えられる期間には、背面電極
1とビーム引出し電極3とに加えられているバイアス電
圧によって定められた線陰極2の周辺における電位より
も線陰極2イ〜2ツに加えられている電位のほうが高く
なるため、線陰極からは電子が放出されない。1画面を
構成するには、上方の線陰極2イから下方の線陰極2ツ
まで順次12水平走査期間ごとに線陰極駆動パルスを印
加していけば良い。
【0053】次に偏向部分の説明を行う。偏向電圧発生
回路40は、DMAコントローラ41、水平偏向信号発
生器43h、垂直偏向信号発生器43v等によって構成
され、垂直偏向信号v、v′、水平偏向信号h、h′を
発生する。本構成においては垂直偏向信号に関して、オ
ーバースキャンを考慮して、1フィールドで228水平
走査期間表示している。またそれぞれのラインに対応す
る垂直偏向位置情報を記憶しているメモリアドレスエリ
アは1フィールド分のメモリ容量を有しており、第1フ
ィールド及び第2フィールドともに同じデータを使用し
ている。表示する際は水平偏向電圧調整装置56の偏向
データ格納メモリ65から垂直偏向データを読みだして
垂直偏向信号発生器43vでアナログ信号に変換して、
垂直偏向電極7に加えている。前記の偏向データ格納メ
モリ65に記憶された垂直偏向位置情報は12水平走査
期間毎に完全に規則性のあるデータで構成されており、
垂直偏向信号に変換された波形も12段階の垂直偏向信
号となっている。また水平偏向信号にたいしては、1水
平走査期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要
性と水平走査毎に偏向位置を微調整可能なようにメモリ
を持っている。従って1フレーム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。水平偏向電圧調整前は、前記
偏向データ格納メモリ65にはあらかじめ全水平走査ラ
インとも同じ水平偏向データ(1水平走査期間に6段階
の完全に規則性のあるデータ)が格納されており、水平
偏向信号に変換された波形も6段階の水平偏向信号とな
っている。水平偏向電圧調整後は、水平偏向電圧調整装
置56によって求められた各水平走査ライン毎の水平偏
向データが偏向データ格納メモリ65に格納される。表
示の際は各水平走査ラインに対応した偏向情報を前記偏
向データ格納メモリ65から読み出して、水平偏向信号
発生器43hでアナログ信号に変換して、水平偏向電極
6に加えている。
回路40は、DMAコントローラ41、水平偏向信号発
生器43h、垂直偏向信号発生器43v等によって構成
され、垂直偏向信号v、v′、水平偏向信号h、h′を
発生する。本構成においては垂直偏向信号に関して、オ
ーバースキャンを考慮して、1フィールドで228水平
走査期間表示している。またそれぞれのラインに対応す
る垂直偏向位置情報を記憶しているメモリアドレスエリ
アは1フィールド分のメモリ容量を有しており、第1フ
ィールド及び第2フィールドともに同じデータを使用し
ている。表示する際は水平偏向電圧調整装置56の偏向
データ格納メモリ65から垂直偏向データを読みだして
垂直偏向信号発生器43vでアナログ信号に変換して、
垂直偏向電極7に加えている。前記の偏向データ格納メ
モリ65に記憶された垂直偏向位置情報は12水平走査
期間毎に完全に規則性のあるデータで構成されており、
垂直偏向信号に変換された波形も12段階の垂直偏向信
号となっている。また水平偏向信号にたいしては、1水
平走査期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要
性と水平走査毎に偏向位置を微調整可能なようにメモリ
を持っている。従って1フレーム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。水平偏向電圧調整前は、前記
偏向データ格納メモリ65にはあらかじめ全水平走査ラ
インとも同じ水平偏向データ(1水平走査期間に6段階
の完全に規則性のあるデータ)が格納されており、水平
偏向信号に変換された波形も6段階の水平偏向信号とな
っている。水平偏向電圧調整後は、水平偏向電圧調整装
置56によって求められた各水平走査ライン毎の水平偏
向データが偏向データ格納メモリ65に格納される。表
示の際は各水平走査ラインに対応した偏向情報を前記偏
向データ格納メモリ65から読み出して、水平偏向信号
発生器43hでアナログ信号に変換して、水平偏向電極
6に加えている。
【0054】要約すると、垂直周期のうちの垂直帰線期
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスが印加されている線陰極から放出された
電子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向
に114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構
成している。この電子ビームは、後述するように各区分
毎にビーム流制御電極4によってビームの通過量が制御
され、集束電極5によって集束された後、図6に示すよ
うにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向信号h、h′
を加えられた水平偏向電極18、18′等により、各水
平表示期間にスクリーン8のR1、G1、B1およびR
2、G2、B2等の蛍光体に順次水平表示期間/6ずつ
照射される。なお、この垂直ランディング測定装置用の
画像表示素子駆動回路の場合には、ビーム流制御電極4
には映像信号によってパルス幅変調された信号の代わり
に定電圧V4を印加しているため、ビーム引き出し電極
3によって引出された電子ビームはすべて制御電極4を
通過しスクリーン8に照射され、スクリーン8には白色
が表示される。
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスが印加されている線陰極から放出された
電子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向
に114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構
成している。この電子ビームは、後述するように各区分
毎にビーム流制御電極4によってビームの通過量が制御
され、集束電極5によって集束された後、図6に示すよ
うにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向信号h、h′
を加えられた水平偏向電極18、18′等により、各水
平表示期間にスクリーン8のR1、G1、B1およびR
2、G2、B2等の蛍光体に順次水平表示期間/6ずつ
照射される。なお、この垂直ランディング測定装置用の
画像表示素子駆動回路の場合には、ビーム流制御電極4
には映像信号によってパルス幅変調された信号の代わり
に定電圧V4を印加しているため、ビーム引き出し電極
3によって引出された電子ビームはすべて制御電極4を
通過しスクリーン8に照射され、スクリーン8には白色
が表示される。
【0055】次に垂直ランディングズレ量測定時につい
て説明する。まず電子ビームをスクリーン8に照射して
表示する駆動部分の説明を行う。表示ライン切換式線陰
極駆動回路58は、水平同期信号HPおよびパルス発生
回路39から出力される制御信号を用いて線陰極駆動パ
ルス(イ〜ハ)を作成する。図6にそのタイミング図を
示す。各線陰極2イ〜2ツは図6に示すように、駆動パ
ルスが高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動
パルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出するよう
に加熱状態が保持される。これにより19本の線陰極2
イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜ツ)
が加えられた2本の水平走査期間(図8のライン1とラ
イン12に相当する)のみ電子が放出される。高電位が
加えられる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3
とに加えられているバイアス電圧によって定められた線
陰極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加
えられている電位のほうが高くなるため、線陰極からは
電子が放出されない。1画面を構成するには、上方の線
陰極2イから下方の線陰極2ツまで順次12水平走査期
間ごとに線陰極駆動パルスを印加していけば良い。次に
偏向部分の説明を行う。垂直偏向波形に関しては前記の
水平電圧調整時と同様であるので省略する。水平偏向信
号に関して説明する。水平偏向電圧調整直後には、水平
偏向電圧調整装置56の偏向データ格納メモリ65の各
水平走査線に対応する領域には、図8で示すような各走
査線のR1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体に
電子ビームを正確に照射するための、図4のような水平
偏向信号を発生させ得る水平偏向データが全水平走査線
分格納されている。ここで例えば、図8のG1の蛍光体
でビームスポット径の測定を行うとすると、垂直ランデ
ィングズレ量測定前には、各走査線の図4に示す水平偏
向波形のR1、B1、R2、G2、B2の電圧を発生さ
せる水平偏向データを格納するメモリ領域に、各走査線
のG1の電圧を発生させる水平偏向データが書き込まれ
る。この操作は水平偏向電圧調整装置56のCPU64
で行われる。表示の際は各水平走査ラインに対応した偏
向データをを前記偏向データ格納メモリ65から読み出
して、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換
して、水平偏向電極6に加えることで各々の走査線の表
示期間中、電子ビームは正確に各ユニットのG1の蛍光
体に照射される。
て説明する。まず電子ビームをスクリーン8に照射して
表示する駆動部分の説明を行う。表示ライン切換式線陰
極駆動回路58は、水平同期信号HPおよびパルス発生
回路39から出力される制御信号を用いて線陰極駆動パ
ルス(イ〜ハ)を作成する。図6にそのタイミング図を
示す。各線陰極2イ〜2ツは図6に示すように、駆動パ
ルスが高電位の間に電流が流れて加熱されており、駆動
パルス(イ〜ハ)が低電位の期間に電子を放出するよう
に加熱状態が保持される。これにより19本の線陰極2
イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜ツ)
が加えられた2本の水平走査期間(図8のライン1とラ
イン12に相当する)のみ電子が放出される。高電位が
加えられる期間には、背面電極1とビーム引出し電極3
とに加えられているバイアス電圧によって定められた線
陰極2の周辺における電位よりも線陰極2イ〜2ツに加
えられている電位のほうが高くなるため、線陰極からは
電子が放出されない。1画面を構成するには、上方の線
陰極2イから下方の線陰極2ツまで順次12水平走査期
間ごとに線陰極駆動パルスを印加していけば良い。次に
偏向部分の説明を行う。垂直偏向波形に関しては前記の
水平電圧調整時と同様であるので省略する。水平偏向信
号に関して説明する。水平偏向電圧調整直後には、水平
偏向電圧調整装置56の偏向データ格納メモリ65の各
水平走査線に対応する領域には、図8で示すような各走
査線のR1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体に
電子ビームを正確に照射するための、図4のような水平
偏向信号を発生させ得る水平偏向データが全水平走査線
分格納されている。ここで例えば、図8のG1の蛍光体
でビームスポット径の測定を行うとすると、垂直ランデ
ィングズレ量測定前には、各走査線の図4に示す水平偏
向波形のR1、B1、R2、G2、B2の電圧を発生さ
せる水平偏向データを格納するメモリ領域に、各走査線
のG1の電圧を発生させる水平偏向データが書き込まれ
る。この操作は水平偏向電圧調整装置56のCPU64
で行われる。表示の際は各水平走査ラインに対応した偏
向データをを前記偏向データ格納メモリ65から読み出
して、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換
して、水平偏向電極6に加えることで各々の走査線の表
示期間中、電子ビームは正確に各ユニットのG1の蛍光
体に照射される。
【0056】要約すると、垂直周期のうちの垂直帰線期
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスを印加している線陰極から放出された電
子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向に
114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構成
している。この電子ビームは、各区分毎にビーム流制御
電極4によってビームの通過量が制御され、集束電極5
によって集束された後、水平偏向信号h、h′を加えら
れた水平偏向電極18、18′等により、各水平表示期
間中にスクリーン8のG1の蛍光体に照射される。この
垂直ランディング測定装置用の画像表示素子駆動回路の
場合は、ビーム流制御電極4には映像信号によってパル
ス幅変調された信号の代わりに定電圧V4を印加してい
るため、ビーム引き出し電極3によって引出された電子
ビームはすべて制御電極4を通過しスクリーン8に照射
される。従って、スクリーン8には図5で示すような測
定パターンが表示される。なおこの場合のビームスポッ
トの輝度は画像表示素子50を正規動作させた場合の6
倍になっている。
間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうちの低電
位の駆動パルスを印加している線陰極から放出された電
子ビームは、ビーム引き出し電極3によって水平方向に
114区分に分割され、114本の電子ビーム列を構成
している。この電子ビームは、各区分毎にビーム流制御
電極4によってビームの通過量が制御され、集束電極5
によって集束された後、水平偏向信号h、h′を加えら
れた水平偏向電極18、18′等により、各水平表示期
間中にスクリーン8のG1の蛍光体に照射される。この
垂直ランディング測定装置用の画像表示素子駆動回路の
場合は、ビーム流制御電極4には映像信号によってパル
ス幅変調された信号の代わりに定電圧V4を印加してい
るため、ビーム引き出し電極3によって引出された電子
ビームはすべて制御電極4を通過しスクリーン8に照射
される。従って、スクリーン8には図5で示すような測
定パターンが表示される。なおこの場合のビームスポッ
トの輝度は画像表示素子50を正規動作させた場合の6
倍になっている。
【0057】以上のように本実施例によれば、全走査線
のビームスポットの水平位置が選択した蛍光体に正確に
照射するようになるために、スポット径を正確に測定す
ることが可能となり、垂直方向の測定位置を変えた場合
でも電子ビームが正確に選択した蛍光体に照射されてい
るために、水平偏向電圧をいちいち調整するという手間
が省けるので、測定時間の大幅な短縮が可能となる。
のビームスポットの水平位置が選択した蛍光体に正確に
照射するようになるために、スポット径を正確に測定す
ることが可能となり、垂直方向の測定位置を変えた場合
でも電子ビームが正確に選択した蛍光体に照射されてい
るために、水平偏向電圧をいちいち調整するという手間
が省けるので、測定時間の大幅な短縮が可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像表示
素子用のビームの垂直ランディングズレ量測定装置に、
電子ビームを蛍光体に正確に照射するために画像表示素
子の水平偏向電圧を調整する水平偏向電圧調整装置を追
加し、また画像表示素子用のビームの垂直ランディング
ズレ量測定装置の一構成要素である画像表示素子駆動回
路に、水平偏向電圧調整装置の偏向データ格納メモリか
ら垂直および水平偏向データを読み出すためのDMAコ
ントローラと、水平偏向電圧発生回路を追加すること
で、測定位置を変えた場合でも電子ビームが正確に選択
した蛍光体に照射されているために、水平偏向電圧をい
ちいち調整するという手間が省けるので、測定時間の大
幅な短縮が可能となる。
素子用のビームの垂直ランディングズレ量測定装置に、
電子ビームを蛍光体に正確に照射するために画像表示素
子の水平偏向電圧を調整する水平偏向電圧調整装置を追
加し、また画像表示素子用のビームの垂直ランディング
ズレ量測定装置の一構成要素である画像表示素子駆動回
路に、水平偏向電圧調整装置の偏向データ格納メモリか
ら垂直および水平偏向データを読み出すためのDMAコ
ントローラと、水平偏向電圧発生回路を追加すること
で、測定位置を変えた場合でも電子ビームが正確に選択
した蛍光体に照射されているために、水平偏向電圧をい
ちいち調整するという手間が省けるので、測定時間の大
幅な短縮が可能となる。
【図1】本発明の一実施例の画像表示素子用垂直ランデ
ィング測定装置のブロック図
ィング測定装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例の垂直ランディング測定装置
用の画像表示素子駆動回路のブロック図
用の画像表示素子駆動回路のブロック図
【図3】本発明の画像表示素子用水平偏向電圧調整装置
のブロック図
のブロック図
【図4】水平偏向データを作成する方法の説明図
【図5】本発明の画像表示素子駆動回路によって画像表
示素子に表示されるVランディングズレ量測定用のラス
タパターンの一部分
示素子に表示されるVランディングズレ量測定用のラス
タパターンの一部分
【図6】本発明の画像表示素子駆動回路の動作説明のた
めの波形図
めの波形図
【図7】本発明で用いられる画像表示素子の分解斜視図
【図8】同画像表示素子の蛍光面の拡大図
【図9】同画像表示素子を用いた画像表示装置のブロッ
ク図
ク図
【図10】同画像表示装置の動作説明のための波形図
【図11】従来の画像表示素子用垂直ランディング測定
装置のブロック図
装置のブロック図
【図12】従来の垂直ランディング測定装置用の画像表
示素子駆動回路のブロック図
示素子駆動回路のブロック図
50 画像表示素子 51 CCDカメラ 52 CCDカメラを所定の位置まで移動するためのロ
ボット 53 カメラコントローラ 54 コンピュータ 55 画像表示素子を駆動させるための画像表示素子駆
動回路 56 画像表示素子用水平偏向電圧調整装置 57 電源回路a 58 表示ライン切換式線陰極駆動回路 59 R、G、Bフィルタ付き受光素子 60 増幅器 61 A/D変換器 62 メモリ 63 コントローラ 64 CPU 65 偏向データ格納メモリ
ボット 53 カメラコントローラ 54 コンピュータ 55 画像表示素子を駆動させるための画像表示素子駆
動回路 56 画像表示素子用水平偏向電圧調整装置 57 電源回路a 58 表示ライン切換式線陰極駆動回路 59 R、G、Bフィルタ付き受光素子 60 増幅器 61 A/D変換器 62 メモリ 63 コントローラ 64 CPU 65 偏向データ格納メモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 スクリーン上の画面を垂直方向に複数の
区分に分割し各垂直区分毎に設けられている線陰極から
発生させられた電子ビームが、垂直及び水平方向に偏向
を受けた後、スクリーン上に垂直方向にストライプに塗
布されたR,G,Bの3色の蛍光体に照射することによ
り、スクリーン上に形成される多くのビームスポットに
よってカラー画像を構成する画像表示素子用のビームの
垂直ランディングズレ量測定装置として、画像を表示さ
せるための画像表示素子駆動回路と、前記画像表示素子
駆動回路を制御するコントローラと、画像表示素子の各
走査線の状態を検出するR、G、Bフィルタ付き受光素
子と、前記受光素子からの入力信号をA/D変換器の入
力レベルに合うように波形の振幅、オフセット調整を行
う増幅器と、前記増幅器からの入力をA/D変換するA
/D変換器と、前記A/D変換器の出力を格納するメモ
リと、前記メモリ内のデータにより電子ビームがスクリ
ーン上のR、G、B蛍光体に正確に照射する水平走査線
ごとの水平偏向データを作成するCPFと、水平偏向デ
ータを格納する偏向データ格納メモリによって構成され
る画像表示素子の水平偏向電圧を調整する水平偏向電圧
調整装置と、画像表示素子を表示するテレビカメラと、
前記テレビカメラの制御を行うとともに前記テレビカメ
ラから出力される映像信号をA/D変換しコンピュータ
に転送するカメラコントローラと、前記カメラコントロ
ーラから転送されたデータを処理して画像表示素子のビ
ームの垂直ランディングズレ量を求めて、前記カメラコ
ントローラを制御するコンピュータとを備えた画像表示
素子用の垂直ランディングズレ量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP459192A JPH05191847A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 垂直ランディングズレ量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP459192A JPH05191847A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 垂直ランディングズレ量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191847A true JPH05191847A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11588289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP459192A Pending JPH05191847A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 垂直ランディングズレ量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191847A (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP459192A patent/JPH05191847A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05191847A (ja) | 垂直ランディングズレ量測定装置 | |
JPH05191848A (ja) | 垂直ランディングズレ量測定装置 | |
JPH05344543A (ja) | 垂直ランディングズレ量測定装置 | |
JPH05211674A (ja) | 垂直ランディングズレ量測定装置 | |
JP3100385B2 (ja) | 画像表示装置の自動調整装置 | |
JP2800402B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2745861B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP3118873B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2797696B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JPH05300546A (ja) | 垂直ランディングずれ量測定装置 | |
JP3010626B2 (ja) | 画像表示装置の調整方法 | |
JPH089300A (ja) | 画像評価装置 | |
JPH07177446A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH05344365A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH0527699A (ja) | 画像表示装置の調整装置 | |
JPH06141271A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH077709A (ja) | 画像表示装置の自動調整装置 | |
JPH0766696A (ja) | 三角波発生回路と画像表示装置と背面電極駆動方法 | |
JPH06332393A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH04188992A (ja) | 画面位置自動調整装置 | |
JPH0420184A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH0865610A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH05281919A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH07219472A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH08116504A (ja) | 画像表示装置 |