JPH0865610A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH0865610A
JPH0865610A JP19265694A JP19265694A JPH0865610A JP H0865610 A JPH0865610 A JP H0865610A JP 19265694 A JP19265694 A JP 19265694A JP 19265694 A JP19265694 A JP 19265694A JP H0865610 A JPH0865610 A JP H0865610A
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electron beam
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Application number
JP19265694A
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English (en)
Inventor
Masayasu Tomohara
正泰 友原
Keiichi Otake
桂一 大竹
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補正ラインの補正ステップを不均一にするこ
とで補正可能範囲を広げ画像表示装置の生産性を向上さ
せる。 【構成】 画像表示素子の各電子ビームの発生効率のヒ
ストグラムを基を作成された補正データの補正ステップ
を、補正ラインが受け持つ範囲72に示すように配置し
た、不均一な補正ラインを持つ映像信号変換メモリテー
ブルを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板面上に映
出された画面を水平、垂直方向に複数区分に分割したと
きのそれぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区
分ごとにそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複
数のラインを表示し全体として画像を表示する画像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像を映出する装置
の偏平化が各種提案されている。従来この種の偏平型カ
ラー受像管としての画像表示装置は、たとえば、特開昭
57−135590号公報に示すような構成となってい
る。以下、その構成について図面を参照しながら説明す
る。
【0003】図5に示すように、この画像表示装置は後
方からアノード側に向かって順に背面電極1、電子ビー
ム放出源としての線陰極2、電子ビーム引き出し電極
3、ビーム流制御電極4、集束電極5、水平偏向電極
6、垂直偏向電極7、スクリーン板8などが配置されて
構成され、これらが真空容器の内部に収納されている。
【0004】以上のように構成された偏平型画像表示装
置について、以下その動作を説明する。図5に示すよう
に、電子ビーム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図5では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本数
は19本設けられているものとして、前記線陰極を2イ
〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン板8
の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構成
として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸化
物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよう
に、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定時
間ずつ電子ビームを放出するように制御される。
【0005】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビームの発生を抑止するとともに、電子ビー
ムをアノード方向のみに押し出す作用もしている。図5
では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真
空容器と一体となす構造をとることも可能である。電子
ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと
対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた
貫通孔10を有する導電板11であり、線陰極2から放
出された電子ビームをその貫通孔10を通して取り出
す。
【0006】次にビーム流制御電極4は線陰極2イ〜2
ツのそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直
方向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介
して水平方向に複数個並設されている。本構成では11
4本のビーム流制御電極用導電板15a〜15nが設け
られている(図5では8本のみ示す)。ビーム流制御電
極4は前記電子ビーム引き出し電極3により水平方向に
区分された電子ビームのそれぞれの通過量を、映像信号
の絵素に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミン
グに同期させて制御している。
【0007】集束電極5は、ビーム流制御電極4に設け
られた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有す
る導電板17で、電子ビームを集束している。水平偏向
電極6は、前記貫通孔16のそれぞれ水平方向の両サイ
ドに沿って垂直方向に複数本配置された導電板18、1
8′で構成され、それぞれの導電板には水平偏向用電圧
が加えられている。各絵素ごとの電子ビームはそれぞれ
水平方向に偏向され、スクリーン板8上でR,G,Bの
各蛍光体を順次照射して発光している。本構成では、電
子ビームごとに2トリオ分偏向している。
【0008】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成され、垂直偏向用電圧が加
えられて、電子ビームを垂直方向に偏向している。本構
成では、一対の電極19、19′によって1本の線陰極
から生じた電子ビームを垂直方向に12ライン分偏向し
ている。そして20個で構成された垂直偏向電極7によ
って、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の垂
直偏向導電体対が構成され、スクリーン板8の面上に垂
直方向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0009】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリーン板8までの距離を長く設定するこ
とにより、小さな偏向量で電子ビームをスクリーン板8
の面上に照射させることが可能となる。これにより水
平、垂直とも偏向歪みを少なくすることができる。
【0010】スクリーン板8は、図5に示すように、ガ
ラス板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布し
て構成している。また図示していないが、メタルバッ
ク、カーボンも塗布されている。蛍光体20はビーム流
制御電極4の1つの貫通孔14を通過する電子ビームを
水平方向に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光
体対を2トリオ分照射するように設けられており、垂直
方向にストライプ状に塗布している。図5において、ス
クリーン板8に記入した破線は複数本の線陰極2のそれ
ぞれに対応して表示される垂直方向の区分を示し、2点
鎖線は複数本のビーム流制御電極4の各々に対応して表
示される水平方向の区分を示す。破線、2点鎖線で仕切
られた1つの区画は図6の拡大図に示すように、水平方
向では2トリオ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では
12ライン分の幅を有している。1区画の大きさは本例
では水平方向1mm、垂直方向4.4mmである。
【0011】なお図6ではR、G、Bの各々3色の蛍光
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれに適合
した水平偏向、垂直偏向波形の電圧を加える必要があ
る。また、図6では説明の都合で縦横の寸法比が実際の
スクリーンに表示したイメージと異なっている。
【0012】また本構成では、ビーム流制御電極4の1
つの貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ
分設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以
上で構成されていてもよい。ただしビーム流制御電極4
には1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像
信号が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必
要がある。
【0013】つぎにこの画像表示素子を駆動するための
駆動回路の動作を、図7を参照しながら説明する。まず
電子ビームをスクリーン板8に照射して表示する駆動部
分の説明を行う。電源回路22は画像表示素子の各電極
に所定のバイアス電圧を加えるための回路で、背面電極
1にはV1、電子ビーム引き出し電極3にはV3、集束
電極5にはV5、スクリーン板8にはV8の直流電圧を
加える。
【0014】パルス発生回路39は、垂直同期信号Vと
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図8にそのタイミングの一例を示す。線陰極駆動回路2
6は、線陰極駆動パルスを受けて駆動パルスが高電位の
間は、線陰極2を加熱する。このとき、加熱されている
線陰極は、背面電極1と電子ビーム引き出し電極3とに
加えられているバイアス電圧によって定められた線陰極
2の周辺における電位よりも線陰極2に加えられている
電位のほうが高くなるため、線陰極からは電子が放出さ
れない。
【0015】一方、駆動パルスが低電位の間、線陰極2
は電子を放出する。このときの線陰極2は、背面電極1
と電子ビーム引き出し電極3とに加えられているバイア
ス電圧によって定められた線陰極2の周辺における電位
よりも線陰極2に加えられている電位のほうが低くなる
ため、線陰極2から電子が放出される。
【0016】以上の説明から明らかなように19本の線
陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ
〜ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出さ
れる。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下
方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替
えて行けば良い。
【0017】つぎに偏向部分の説明を行う。図7に示す
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントローラ(以下DMAコントローラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、水平偏向信号h、
h′および垂直偏向信号v、v′を発生する。本構成に
おいては垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考
慮して、1フィールドで228水平走査期間表示してい
る。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報
を記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィールド
および第2フィールドに分けそれぞれ1組のメモリ容量
を有している。表示する際は該当の偏向メモリ42から
データを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナロ
グ信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。
【0018】ここで垂直偏向信号発生器43vを図9を
用いて詳しく説明する。偏向メモリ42の垂直偏向デー
タをD/Aコンバータ51で、アナログ電流に変換す
る。アナログ電流に変換された垂直偏向信号をオペアン
プ52と抵抗器53、54でアナログ電圧に変換する。
アナログ電圧に変換された信号を非反転増幅器のオペア
ンプ55と、反転増幅器のオペアンプ56によって、対
称な垂直偏向信号にする。その対称な垂直偏向信号を高
圧増幅器59、60で電圧増幅し垂直偏向電極19、1
9’にそれぞれ与え、電子ビームを垂直方向に偏向す
る。垂直オフセット調整ボリューム64のセンター電圧
を変えることにより、オペアンプ62を介して抵抗器5
4の基準側の電圧が変わりオペアンプ52の出力電圧が
スライドする。この電圧を反転、非反転増幅しているの
で、垂直偏向信号発生器の出力v、v’は垂直偏向のセ
ンター電圧を中心に上下対称にスライドする。これによ
り線陰極の垂直偏向幅ごとにビームが上下し、隣どおし
の線陰極幅ごとに重なったり、離れたりする。
【0019】前記の偏向メモリ42に記憶された垂直偏
向位置情報は12水平走査期間ごとにほぼ規則性のある
データで構成され、偏向信号に変換された波形もほぼ1
2段階の垂直偏向信号となっているが前記のように2フ
ィールド分のメモリ容量を有して、各水平走査線ごとに
位置を微調整できるようにしている。
【0020】また水平偏向信号に対しては、1水平走査
期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要性と水
平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリを有
している。したがって1フレーム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。表示の際は各水平走査ライン
に対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出し
て、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換し
て、水平偏向電極6に加えている。
【0021】以上を要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビームは、電子ビーム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
ーム列を構成している。この電子ビームは、後述するよ
うに各区分ごとにビーム流制御電極4によってビームの
通過量が制御され、集束電極5によって集束されたの
ち、図8に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平
偏向信号h、h′を加えられた水平偏向電極18、1
8′などにより、各水平表示期間にスクリーン板8のR
1、G1、B1およびR2、G2、B2などの蛍光体に
順次、水平表示期間/6ずつ照射される。
【0022】かくして、各水平ラインのラスターは11
4個の各区分ごとに電子ビームをR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2に該当する映像信号によって変調す
ることにより、スクリーン板8の面上にカラー画像を表
示することができる。
【0023】つぎに電子ビームの変調制御部分について
説明する。まず図7において、信号入力端子23R、2
3G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、
114組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホールド回路組31a〜31nは
それぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2
用、B2用の6個のサンプルホールド回路で構成されて
いる。
【0024】サンプリングパルス発生回路34は、水平
周期(63.5μsec)のうちの水平表示期間(約50
μsec)に、前記114組のサンプルホールド回路組3
1a〜31nの各々R1用、G1用、B1用、およびR
2用、G2用、B2用のサンプルホールド回路に対応す
る684個(114×6)のサンプリングパルスRa1
〜Rn2を順次発生する。前記684個のサンプリング
パルスがそれぞれ114組のサンプルホールド回路組3
1a〜31nに6個ずつ加えられ、これによって各サン
プルホールド回路組31a〜31nには、1ラインを1
14個に区分したときのそれぞれの2絵素分のR1、G
1、B1、R2、G2、B2の各映像信号が個別にサン
プリングされホールドされる。サンプルホールドされた
114組のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像
信号は1ライン分のサンプルホールド終了後に114組
のメモリ32a〜32nに転送パルスtによって一斉に
転送され、ここで次の1水平走査期間保持される。保持
された信号は114個のスイッチング回路35a〜35
nに加えられる。
【0025】スイッチング回路35a〜35nはそれぞ
れがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入力端
子とそれらを順次切り替えて出力する共通出力端子とを
有する回路により構成されたもので、スイッチングパル
ス発生回路36から加えられるスイッチングパルスr
1、g1、b1、r2、g2、b2によって同時に切り
替え制御される。前記スイッチングパルスr1、g1、
b1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、114組のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム流制御電極4の11
4本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
【0026】つぎに水平偏向と表示のタイミングについ
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビームR
1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏
向の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように
同期制御されている。これにより電子ビームがR1蛍光
体に照射されているときには、その電子ビームの照射量
がR1制御信号によって制御され、以下G1、B1、R
2、G2、B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1、G1、B1、R2、G2、B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることなり、各絵素が入
力の映像信号にしたがって発光表示されるのである。か
かる制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同
時に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示さ
れ、さらに1フィールド228本のラインについて上方
のラインから順次行われて、スクリーン板8の面上に画
像が表示される。さらに前記の諸動作が入力映像信号の
1フィールドごとに繰り返されて、テレビジョン信号な
どがスクリーン板8に表示される。
【0027】次に映像信号補正回路につて図10を用い
て説明する。前記画像表示装置には、線陰極に塗布され
た酸化物陰極材料の厚さや線陰極自体の直径のばらつき
や走査線間隔の粗密などにより現れる輝度のばらつきを
各走査線を16分割した部分それぞれを−26%〜+4
%まで1%きざみで補正するデータ長5ビットの補正信
号aを出力するデータを保持したメモリa44と、電子
ビーム引き出し電極に設けられた貫通孔の穴径のばらつ
きなどにより現れる輝度のばらつきを各区画それぞれを
−4%〜+10%まで1%きざみで補正するデータ長4
ビットの補正信号bを出力するデータを保持したメモリ
b45を有し、R,G,B,に分離されたデータ長8ビ
ットの入力映像信号13R,13G,13B,とそれに
対応した補正信号a、補正信号bがそれぞれ映像信号変
換メモリテーブル33R,33G,33B,に入力さ
れ、補正されたデータ長8ビットの出力映像信号が信号
入力端子23R,23G,23B,へ出力され、前記画
像表示素子が表示できる全範囲の輝度レベルにおいて画
質均一化補正を可能としている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記に示
す従来技術では、電子ビーム引き出し電極に設けられた
貫通孔の穴径のばらつきなどにより現れる輝度のばらつ
きがたとえば−4%〜+11%であるが、+2%±0.
5%の輝度ばらつきを持つ箇所がない前記画像表示素子
であった場合,−4%〜+1%,+3%〜+11%と分
けることにより補正可能でありながら、従来の映像信号
変換メモリテーブルでは+11%の補正ステップを割り
振るようには対応していないため、補正不可能とされて
いた。
【0029】本発明は、前記課題を解決するもので、前
記画像表示素子の各電子ビームの発生効率のヒストグラ
ムを基に前記N個の補正信号を効率よく利用することに
より輝度のばらつきを広範囲にわたって補正することが
可能となる画像表示装置を提供すること目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像表示装置は、画像表示素子の各電子ビ
ームの発生効率のヒストグラムを基に平滑化を行う補正
ステップを広範囲にわたって効率よく利用できるように
不均一な間隔に割り振り、それを基に作成された、画像
表示素子に均一な画像を表示するためのデータを持つ映
像信号変換メモリテーブルを有した映像信号補正回路を
備えたことを特徴とするものである。
【0031】
【作用】本発明は前記した構成により、従来の画像表示
素子よりもより広範囲の輝度のばらつきに対しても補正
可能となり、均一な画像を表示することが可能となるた
め画像表示素子の生産性を向上することができる。
【0032】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例の画像表示
装置における画像表示素子の各区分ごとの輝度ばらつき
の値を示す。ここでの輝度ばらつきを求めるための基準
値は、同一信号を入力したときの全区分の平均値であ
る。輝度の絶対値でないのは、各画像表示素子において
も輝度のばらつきが存在するため各画像表示素子の平均
となる輝度値が異なるためである。
【0033】図2は、図1で示した画像表示素子の輝度
ばらつきをヒストグラムにしたものである、図2から本
画像表示素子は−4%〜+20%にわたって分布してい
るが、全体に一様に分布しているのではなく所々に全く
分布していない箇所があることがわかる。
【0034】以上のような輝度ばらつきを持つ本実施例
の画像表示素子に対して従来の方法では+10.5%を
越えている区分が存在しているため補正は不可能とされ
ていた。
【0035】本実施例は画像表示素子の1%未満の輝度
ばらつきならば人の目では認識できないと言う点と、図
2から従来の補正ラインが受け持っている範囲71内に
補正すべき区分のない箇所が存在するという点に着目
し、1%の幅を持つ15個の補正ラインですべての補正
すべき区分が収まるように、本実施例の補正ラインが受
け持つ範囲72を配置している。
【0036】図3に図5で示した画像表示素子おける従
来と本実施例の補正値を示すが、補正ステップを不均一
にしてすべての補正すべき区分が補正ラインに収まるよ
うにすることにより、従来よりも広範囲にわたって補正
することが可能となり、図5で示した画像表示素子にお
ける本実施例の補正値により入力データは図4のように
変換されて出力される。
【0037】このように、本実施例では画像表示素子に
ついての補正可能範囲が広がったために歩留まりが上が
り、生産性が向上する。しかし全ての画像表示素子につ
いてそれぞれ輝度分布を求める必要があり、さらにそれ
を元に全ての画像表示素子について別個の補正ラインを
持つことになるため、画像表示装置全体からみた場合、
生産性や保守管理の面で実現はやや困難といえる。
【0038】そこで本画像表示装置全体の生産性や保守
管理の面から鑑み、個々の画像表示素子から生成された
補正ラインの統計から最も普遍的に使われる代表の補正
ラインを作成し、前記代表の補正ラインを使用して輝度
補正を行うようにすれば、補正ラインを統計からあらか
じめ作成することができかつ、1種類または数種の補正
ラインを作成するだけで、全ての画像表示素子に対応で
きるため、全ての画像表示素子についてそれぞれ各別に
輝度分布を求める場合に比べても補正裕度をほとんど犠
牲にせずに、生産性や保守管理性に優れた画像表示装置
を実現することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、一定の補正ステップで用意されていた補正データの
補正ステップ幅を大きくするだけでは補正後の輝度ばら
つきも同様に大きくなるため人の目の検知限に入ってし
まうが、各電子ビームの発生効率のヒストグラムを基に
不均一な補正ステップを用意し、補正ステップを補正が
必要な区間にのみ限定することにより、従来の画像表示
装置よりもより広範囲の輝度のばらつきに対しても補正
可能となり、均一な画像を表示することを可能とするた
め、画像表示素子の生産性を向上することができ、画像
表示素子において良好な輝度特性を維持した画像を表示
することができる。
【0040】また画像表示素子の各電子ビームの発生効
率のヒストグラムを複数の画像表示素子について調べ統
計を取るようにすれば、個々の画像表示素子の各電子ビ
ームの発生効率のヒストグラムを測定する必要がないた
め、画像表示素子の生産性をそれほど落とさずに画像表
示装置の生産性、保守管理性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像表示素子の各区
分の輝度ばらつきを示す図
【図2】図1で示した本発明の一実施例における画像表
示素子の各区分の輝度ばらつきのヒストグラムを示す図
【図3】図1で示した本発明の一実施例における画像表
示素子の従来と本発明の補正値の違いを示す図
【図4】図1で示した本発明の一実施例における画像表
示素子の入力値対出力値を示す図
【図5】本発明で用いられる画像表示装置の分解斜視図
【図6】同画像表示装置の蛍光面の拡大図
【図7】同画像表示装置の駆動回路のブロック図
【図8】同画像表示装置の動作説明のための波形図
【図9】同画像表示装置の垂直偏向信号発生器の回路図
【図10】同画像表示装置の映像信号補正回路のブロッ
ク図
【符号の説明】
71 従来の補正ラインが受け持っている範囲 72 本実施例の補正ラインが受け持つ範囲

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子ビームを発生する複数の線陰
    極と、前記電子ビームを制御する背面電極およびビーム
    引き出し電極と、前記電子ビームの流量を制御するビー
    ム流制御電極と、前記電子ビームを水平方向に偏向する
    水平偏向電極と、前記電子ビームを垂直方向に偏向する
    垂直偏向電極と、前記電子ビームが衝突して発光する蛍
    光体が塗布されたスクリーン板を有する画像表示素子を
    備え、かつ前記電子ビームの発生量のばらつきによる輝
    度のばらつきを補正するために、入力映像信号Xと複数
    の補正信号1〜nにより生成される出力映像信号Yとな
    る方程式Y=f(1,2,・・・,n)により作成され
    た、前記画像表示素子に均一な画像を表示するためのデ
    ータを持つとともに、前記画像表示素子の各電子ビーム
    の発生効率のヒストグラムを基に前記N個の補正信号を
    不均一な間隔に割り振ることにより輝度のばらつきを広
    範囲にわたって補正することを可能にした映像信号変換
    メモリテーブルを有する映像信号補正回路を備えてなる
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 映像信号変換メモリテーブルは、画像表
    示素子の各電子ビームの発生効率のヒストグラムを複数
    の画像表示素子について調べ統計を取ることにより、も
    っとも普遍的に利用されるN個の補正信号を基に作成さ
    れた、画像表示素子に均一な画像を表示するためのデー
    タを持ち、個々の画像表示素子の各電子ビームの発生効
    率のヒストグラムを測定することなしに輝度のばらつき
    を補正することが可能にしたことを特徴とする請求項1
    記載の画像表示装置。
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