JPH0766696A - 三角波発生回路と画像表示装置と背面電極駆動方法 - Google Patents

三角波発生回路と画像表示装置と背面電極駆動方法

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JPH0766696A
JPH0766696A JP20934093A JP20934093A JPH0766696A JP H0766696 A JPH0766696 A JP H0766696A JP 20934093 A JP20934093 A JP 20934093A JP 20934093 A JP20934093 A JP 20934093A JP H0766696 A JPH0766696 A JP H0766696A
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JP
Japan
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resistor
amplification
transistor
signal
voltage
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JP20934093A
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English (en)
Inventor
Norihiko Hironaka
範彦 廣中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 増幅回路の電源の数を減らし、電源の電圧を
低くすることによって、増幅回路の消費電力を少なくす
る三角波発生回路と三角波発生回路を用いた画像表示装
置を提供することを目的とする。 【構成】 矩形波の背面変調パルスを、抵抗器53,5
4および55とコンデンサ56とオペアンプ51で構成
された積分回路と反転増幅器で積分し反転増幅する。反
転増幅された信号をトランジスタ56,60で構成され
た差動増幅回路で電圧増幅し、コレクタ接地トランジス
タ62で電流増幅する。電流増幅された信号を出力バッ
ファトランジスタ64,65で増幅し、背面電極に背面
電極変調信号を印加する。この直流増幅回路構成によ
り、反転増幅器以降の増幅回路の正電源の電圧は、電流
源のバイアス電圧を決めることができる低い電圧で良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板面上に映
出された画面を垂直方向に複数区分に分割したときのそ
れぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区分ごと
にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数のラ
インを表示し全体として画像を表示する画像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像を映出する装置
の偏平化が各種提案されている。
【0003】従来この種の偏平型カラー受像管としての
画像表示装置は、たとえば、特開昭57−135590
号公報に示すような構成となっている。以下、その構成
について図面を参照しながら説明する。
【0004】図3に示すようにこの画像表示装置は後方
からアノ−ド側に向かって順に背面電極1、電子ビ−ム
放出源としての線陰極2、電子ビ−ム引き出し電極3、
ビーム制御電極4、集束電極5、水平偏向電極6、垂直
偏向電極7、スクリ−ン板8、等々が配置されて構成さ
れ、これらが真空容器の内部に収納されている。
【0005】以上のように構成された偏平型画像表示装
置について、以下その動作を説明する。図3に示すよう
に、電子ビ−ム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビ−ムを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図3では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本数
は19本設けられているものとして、前記線陰極を2イ
〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリ−ン板8
の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構成
として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸化
物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよう
に、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定時
間ずつ電子ビ−ムを放出するように制御される。
【0006】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビ−ムの発生を抑止するとともに、電子ビ−
ムをアノ−ド方向のみに押し出す作用もしている。図3
では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真
空容器と一体となす構造をとることも可能である。電子
ビ−ム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと
対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた
貫通孔10を有する導電板11であり、線陰極2から放
出された電子ビ−ムをその貫通孔10を通して取り出
す。
【0007】次にビーム制御電極4は線陰極2イ〜2ツ
のそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直方
向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介し
て水平方向に複数個並設されている。本構成では114
本のビーム制御電極用導電板15a〜15nが設けられ
ている(図3では8本のみ示す)。ビーム制御電極4は
前記電子ビ−ム引き出し電極3により水平方向に区分さ
れた電子ビ−ムのそれぞれの通過量を、映像信号の絵素
に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミングに同
期させて制御している。
【0008】収束電極5は、ビーム制御電極4に設けら
れた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有する
導電板17で、電子ビ−ムを収束している。
【0009】水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成され、それぞれの導電
板には水平偏向用電圧が加えられている。各絵素ごとの
電子ビ−ムはそれぞれ水平方向に偏向され、スクリ−ン
板8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光して
いる。本構成では、電子ビ−ムごとに2トリオ分偏向し
ている。
【0010】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成され、垂直偏向用電圧が加
えられ、電子ビ−ムを垂直方向に偏向している。本構成
では、一対の電極19、19′によって1本の線陰極か
ら生じた電子ビ−ムを垂直方向に12ライン分偏向して
いる。そして20個で構成された垂直偏向電極7によっ
て、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の垂直
偏向導電体対が構成され、スクリ−ン板8の面上に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0011】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリ−ン板8までの距離を長く設定するこ
とにより、小さな偏向量で電子ビ−ムをスクリ−ン板8
の面上に照射させることが可能となる。これにより水
平、垂直とも偏向歪みを少なくすることが出来る。
【0012】スクリ−ン板8は図3に示すように、ガラ
ス板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して
構成している。また図示していないがメタルバック、カ
−ボンも塗布されている。蛍光体20はビーム制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビ−ムを水平方向
に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。図3において、スクリ−ン
板8に記入した破線は複数本の線陰極2のそれぞれに対
応して表示される垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複
数本のビーム制御電極4の各々に対応して表示される水
平方向の区分を示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つ
の区画は図3の拡大図に示すように、水平方向では2ト
リオ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン
分の幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方
向1mm、垂直方向4.4mmである。
【0013】なお図4ではR、G、Bの各々3色の蛍光
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれに適合
した水平偏向、垂直偏向波形の電圧を加える必要があ
る。なお図4では説明の都合で縦横の寸法比が実際のス
クリ−ンに表示したイメ−ジと異なっている。
【0014】また本構成では、ビーム制御電極4の1つ
の貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分
設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上
で構成されていてもよい。ただしビーム制御電極4には
1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号
が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必要が
ある。
【0015】つぎにこの画像表示素子を駆動するための
駆動回路の動作を、図5を参照しながら説明する。
【0016】まず電子ビ−ムをスクリ−ン板8に照射し
て表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は画像
表示素子の各電極に所定のバイアス電圧を加えるための
回路で、電子ビ−ム引き出し電極3にはV3、収束電極
5にはV5、スクリ−ン板8にはV8の直流電圧を加え
る。
【0017】パルス発生回路39は、垂直同期信号Vと
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図6にそのタイミングの一例を示す。
【0018】背面電極1には、低輝度時の階調性を上げ
スクリーン板8全体の輝度ムラを無くす為に図7に示す
三角波状の背面電極変調信号を加えている。背面電極駆
動回路25は、パルス発生回路39によって作られた背
面変調パルスから背面電極変調信号を作っている。
【0019】ここで、背面電極駆動回路25について図
2を参照しながら説明する。図2において、パルス発生
回路39によって作られた矩形波の背面変調パルスを、
抵抗器53、54、55とコンデンサ56と、オペアン
プ51で構成された積分回路で三角波に変換する、変換
された三角波を、抵抗器57、58、オペアンプ51で
構成された反転増幅器で反転増幅する。この信号をコレ
クタ接地トランジスタ84、85で受けた後、トランジ
スタ86、92、抵抗器87、88、93とトランジス
タ89、94、抵抗器90、91、95で電圧増幅す
る。この信号をコレクタ接地トランジスタ99、101
で電流増幅する。抵抗器103、104は、オペアンプ
52以降の増幅器の増幅度を決めている。ダイオード9
6、97、98は、トランジスタ99、101にバイア
ス電圧を与えている。背面電極1に加えられる背面電極
変調信号は、0Vより低い負電圧の為、増幅された信号
をコンデンサ105でAC結合した後、負電圧側にバイ
アス電圧を加えて負電圧にシフトしている。負電圧側に
バイアス電圧を与える回路は、抵抗器110、111に
よって電圧を決め、コレクタ接地されたトランジスタ1
08と抵抗器109で増幅した後、ダイオード107と
抵抗器106でバイアス電圧を与えている。負電圧にシ
フトした背面電極変調信号を、背面電極1に加えてい
る。背面変調パルスの立ち上がりタイミングは、図7に
示すように、ビーム流制御信号が高電圧から低電圧に変
化する少し前である。立ち下がるタイミングは、ビーム
流制御信号が高電圧から低電圧に変化するタイミングと
同じである。
【0020】図6に示す例では、線陰極駆動回路26
は、線陰極駆動パルスを受けて駆動パルス(ロ〜ツ)が
高電位の間は、線陰極2ロ〜2ツを加熱する。このと
き、線陰極2ロ〜2ツは、背面電極1と電子ビ−ム引き
出し電極3とに加えられているバイアス電圧によって定
められた線陰極2の周辺における電位よりも線陰極2ロ
〜2ツに加えられている電位のほうが高くなるため、線
陰極2ロ〜2ツからは電子が放出されない。
【0021】以上の説明から明らかなように19本の線
陰極2イ〜2ツは、それぞれ低電位の駆動パルス(イ〜
ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出され
る。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下方
の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替え
て行けば良い。
【0022】つぎに偏向部分の説明を行う。図5に示す
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントロ−ラ(以下DMAコントロ−ラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、垂直偏向信号v、
v′および水平偏向信号h、h′を発生する。本構成に
おいては垂直偏向信号に関して、オ−バ−スキャンを考
慮して、1フィ−ルドで228水平走査期間表示してい
る。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報
を記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィ−ルド
および第2フィ−ルドに分けそれぞれ1組のメモリ容量
を有している。表示する際は該当の偏向メモリ42から
デ−タを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナロ
グ信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。
【0023】前記の偏向メモリ42に記憶された垂直偏
向位置情報は12水平走査期間ごとにほぼ規則性のある
デ−タで構成され、偏向信号に変換された波形もほぼ1
2段階の垂直偏向信号となっているが前記のように2フ
ィ−ルド分のメモリ容量を有して、各水平走査線ごとに
位置を微調整できるようにしている。
【0024】また水平偏向信号に対しては、1水平走査
期間に6段階に電子ビ−ムを水平偏向させる必要性と水
平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリを有
している。したがって1フレ−ム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィ−ルドと第2フィ−ルドの
デ−タを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。表示の際は各水平走査ライン
に対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出し
て、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換し
て、水平偏向電極6に加えている。
【0025】以上を要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビ−ムは、電子ビ−ム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
−ム列を構成している。この電子ビ−ムは、後述するよ
うに各区分ごとにビーム制御電極4によってビ−ムの通
過量が制御され、収束電極5によって収束されたのち、
図6に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向
信号h、h′を加えられた水平偏向電極18、18′な
どにより、各水平表示期間にスクリ−ン板8のR1、G
1、B1およびR2、G2、B2などの蛍光体に順次、
水平表示期間/6ずつ照射される。
【0026】かくして、各水平ラインのラスタ−は11
4個の各区分ごとに電子ビ−ムをR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2に該当する映像信号によって変調す
ることにより、スクリ−ン板8の面上にカラ−画像を表
示することができる。
【0027】つぎに電子ビ−ムの変調制御部分について
説明する。まず図5において、信号入力端子23R、2
3G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、
114組のサンプルホ−ルド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホ−ルド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、
B2用の6個のサンプルホ−ルド回路で構成されてい
る。
【0028】サンプリングパルス発生回路34は、水平
周期(63.5μsec)のうちの水平表示期間(約50
μsec)に、前記114組のサンプルホ−ルド回路31
a〜31nの各々R1用、G1用、B1用、およびR2
用、G2用、B2用のサンプルホ−ルド回路に対応する
684個(114×6)のサンプリングパルスRa1〜
Rn2を順次発生する。前記684個のサンプリングパ
ルスがそれぞれ114組のサンプルホ−ルド回路組31
a〜31nに6個ずつ加えられ、これによって各サンプ
ルホ−ルド回路組には、1ラインを114個に区分した
ときのそれぞれの2絵素分のR1、G1、B1、R2、
G2、B2の各映像信号が個別にサンプリングされホ−
ルドされる。サンプルホ−ルドされた114組のR1、
G1、B1、R2、G2、B2の映像信号は1ライン分
のサンプルホ−ルド終了後に114組のメモリ32a〜
32nに転送パルスtによって一斉に転送され、ここで
次の1水平走査期間保持される。保持された信号は11
4個のスイッチング回路35a〜35nに加えられる。
【0029】スイッチング回路35a〜35nはそれぞ
れがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入力端
子とそれらを順次切り替えて出力する共通出力端子とを
有する回路により構成されたもので、スイッチングパル
ス発生回路36から加えられるスイッチングパルスr
1、g1、b1、r2、g2、b2によって同時に切り
替え制御される。前記スイッチングパルスr1、g1、
b1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、114組のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビ−ムを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム制御電極4の114
本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
【0030】つぎに水平偏向と表示のタイミングについ
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビ−ムR
1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏
向の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように
同期制御されている。これにより電子ビ−ムがR1蛍光
体に照射されているときには、その電子ビ−ムの照射量
がR1制御信号によって制御され、以下G1、B1、R
2、G2、B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1、G1、B1、R2、G2、B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることなり、各絵素が入
力の映像信号にしたがって発光表示されるのである。か
かる制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同
時に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示さ
れ、さらに1フィ−ルド228本のラインについて上方
のラインから順次行われて、スクリ−ン板8の面上に画
像が表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号の
1フィ−ルドごとに繰り返されて、テレビジョン信号な
どがスクリ−ン板8に表示される。
【0031】なお、本構成に必要な基本クロックは図5
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、及び垂直同期信号Vでタイミングをコントロ
−ルしている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記に示
す従来技術では、上述したように背面電極駆動回路25
において、駆動回路用電源が4つも必要である。変調パ
ルスを増幅する回路で、背面電極変調信号が負電圧であ
るにもかかわらず、変調信号振幅の約半分の正電圧の電
源が必要であり、消費電力を増加させているという課題
を有していた。
【0033】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、駆動回路用電源の数を少なくし消費電力を減らす
三角波発生回路と画像表示装置を提供することを目的と
する。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本件発明に係わる画像表示装置は、トランジスタと
抵抗器により差動増幅回路を構成し、その増幅された信
号をトランジスタによって電流増幅し、帰還抵抗器で増
幅度を決め、出力バッファ用トランジスタで背面電極に
信号を印加するという直流増幅回路の構成を有している
ものである。
【0035】
【作用】本件の発明では、抵抗器とコンデンサとオペア
ンプによって構成された積分回路と反転増幅器により矩
形波の背面変調パルスを三角波に変換する。三角波信号
をトランジスタと抵抗器による差動増幅回路で負電圧側
に電圧増幅し、電流増幅するトランジスタで受け、出力
バッファ用トランジスタで背面電極に印加する直流増幅
回路構成にすることにより、反転増幅器以降の増幅回路
で必要な電源は3つにすることができる。
【0036】
【実施例】以下本件発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0037】図1に示すように、抵抗器53、54、5
5とコンデンサ56と、オペアンプ51は積分回路を構
成し矩形波を三角波に変換する。抵抗器57、58、オ
ペアンプ51は反転増幅器で三角波を反転増幅する。ト
ランジスタ59、60、抵抗器67、68は差動増幅回
路を構成し電圧増幅している。トランジスタ62は電流
増幅トランジスタで、出力バッファ用トランジスタ6
4、65のベースに接続されている。抵抗器69、70
は反転増幅器以降の増幅回路の増幅度を決めている。ト
ランジスタ61と抵抗器74は、差動増幅回路の電流
源、トランジスタ63と抵抗器73は電流増幅トランジ
スタ62の電流源を構成している。2つの電流源のバイ
アス電圧を、トランジスタ66と抵抗器75、76で決
めている。77は、反転増幅器以降の直流増幅回路の負
電源、78は反転増幅器以降の直流増幅回路の正電源、
79は反転増幅器以降の直流増幅回路の基準電源であ
る。
【0038】この背面電極駆動回路の動作を説明する
と、パルス発生回路39によって作られた矩形波の背面
変調パルスを、抵抗器53、54、55とコンデンサ5
6と、オペアンプ51で構成している積分回路で三角波
に変換する。変換された三角波を抵抗器57、58、オ
ペアンプ51で構成している反転増幅器で反転増幅す
る。反転増幅された信号をトランジスタ59、60で構
成された差動増幅回路で電圧増幅し、コレクタ接地トラ
ンジスタ62で電流増幅する。電流増幅された信号を出
力バッファトランジスタで増幅し、背面電極に、増幅さ
れた背面電極変調信号を印加する。この直流増幅回路構
成により、反転増幅器以降の増幅回路の正電源の電圧
は、電流源のバイアス電圧を決めることができる低い電
圧で良く、増幅回路の正電源と負電源の電圧を足し合わ
した電圧は、背面電極変調信号の振幅電圧に回路のドラ
イブ電圧を足し合わした電圧だけで良くなり、電圧の高
い正電源は無くて良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
背面電極駆動回路の反転増幅器以降の増幅回路で必要な
電源を3つにすることができ、背面電極駆動回路の消費
電力を減らすことができ発熱による部品の信頼性を上げ
ることが出来ると共に、従来回路に比べ部品点数が少な
く実装面積を少なくできる三角波発生回路と画像表示装
置を提供すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における背面電極駆動回路の
回路図
【図2】従来の背面電極駆動回路の回路図
【図3】本発明で用いられる画像表示装置の分解斜視図
【図4】図3における画像表示装置の蛍光面の拡大図
【図5】図3における画像表示装置の駆動回路のブロッ
ク図
【図6】図3における画像表示装置の動作説明のための
波形図
【図7】図3における画像表示装置の背面電極駆動回路
の波形図
【符号の説明】
51、52 オペアンプ 53〜55 抵抗器 56 コンデンサ 57、58 抵抗器 59〜66 トランジスタ 67〜76 抵抗器 77 負電源 78 正電源 79 基準電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗器とコンデンサとオペアンプによっ
    て構成されたパルス電圧を積分する積分回路と、その信
    号を反転増幅するオペアンプと抵抗器と、反転増幅され
    た信号を差動増幅するトランジスタと抵抗器と、増幅さ
    れた信号を電流増幅するトランジスタと、出力バッファ
    用トランジスタと抵抗器と、差動増幅以降の増幅度を決
    める帰還抵抗器と、差動増幅と電流増幅するトランジス
    タ用の電流源を構成するトランジスタと抵抗器とを備え
    た三角波発生回路
  2. 【請求項2】 蛍光体が塗布されたスクリーンに照射す
    る電子ビームをスクリーンの垂直方向を複数に分割した
    区分毎に発生させる電子ビーム発生手段と、前記複数の
    区分毎に発生する電子ビームを各区分毎に垂直方向に偏
    向する垂直偏向手段と、前記垂直方向の分割された各区
    分に対応して水平方向を画素毎に電子ビームが照射され
    るように偏向する水平偏向手段と、入力映像信号によっ
    て電子ビームを制御し前記スクリーンに入力映像信号に
    応じて画像表示を行う電子ビーム制御手段と、抵抗器と
    コンデンサとオペアンプによって構成されたパルス電圧
    を積分する積分回路と、その信号を反転増幅するオペア
    ンプと抵抗器と、反転増幅された信号を差動増幅するト
    ランジスタと抵抗器と、増幅された信号を電流増幅する
    トランジスタと、出力バッファ用トランジスタと抵抗器
    と、差動増幅以降の増幅度を決める帰還抵抗器と、差動
    増幅と電流増幅するトランジスタ用の電流源を構成する
    トランジスタと抵抗器とを備えた画像表示装置。
  3. 【請求項3】 薄型画像表示装置において、方形波パル
    スを積分し三角波に変換する手段と、差動増幅によって
    負電圧側に電圧増幅する手段と、電圧増幅の増幅度を決
    める手段と、電圧増幅された信号を電流増幅する手段を
    備え、背面電極の電圧を変調して低輝度時の輝度信号と
    画像表示装置の発光輝度の直線性を画面全体で均一にな
    るようにしたことを特徴とする背面電極駆動方法。
JP20934093A 1993-08-24 1993-08-24 三角波発生回路と画像表示装置と背面電極駆動方法 Pending JPH0766696A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111865294A (zh) * 2020-07-30 2020-10-30 清华四川能源互联网研究院 功率匹配接口电路和功率匹配系统

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