JPH077706A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JPH077706A JPH077706A JP14460893A JP14460893A JPH077706A JP H077706 A JPH077706 A JP H077706A JP 14460893 A JP14460893 A JP 14460893A JP 14460893 A JP14460893 A JP 14460893A JP H077706 A JPH077706 A JP H077706A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像表示装置で垂直偏向信号発生回路の中の
高圧増幅器において、垂直偏向信号の変化点前後以外
は、差動増幅器と電流増幅トランジスタの電流源の電流
を少なくすることにより垂直偏向信号発生回路の中の高
圧増幅器の電力を少なくし、発熱を抑えることができる
と共に、回りの実装部品に与える熱ストレスを少なくす
ることができることを目的とする。 【構成】 電流増幅しているトランジスタ(53,57)の電
流源の電流を決めている抵抗器(62,63)に、並列にそれ
ぞれスイッチ用トランジスタ(60,61)と抵抗器(68,69)を
接続し、このスイッチ用トランジスタ(60,61)に垂直偏
向信号の変化点前後のみHになる電力削減パルスを加
え、垂直偏向信号の変化点前後のみ電流源の電流を多く
する。
高圧増幅器において、垂直偏向信号の変化点前後以外
は、差動増幅器と電流増幅トランジスタの電流源の電流
を少なくすることにより垂直偏向信号発生回路の中の高
圧増幅器の電力を少なくし、発熱を抑えることができる
と共に、回りの実装部品に与える熱ストレスを少なくす
ることができることを目的とする。 【構成】 電流増幅しているトランジスタ(53,57)の電
流源の電流を決めている抵抗器(62,63)に、並列にそれ
ぞれスイッチ用トランジスタ(60,61)と抵抗器(68,69)を
接続し、このスイッチ用トランジスタ(60,61)に垂直偏
向信号の変化点前後のみHになる電力削減パルスを加
え、垂直偏向信号の変化点前後のみ電流源の電流を多く
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン板面上に映
出された画面を垂直方向に複数区分に分割したときのそ
れぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区分ごと
にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数のラ
インを表示し全体として画像を表示する画像表示装置に
関する。
出された画面を垂直方向に複数区分に分割したときのそ
れぞれの区分ごとに電子ビームを発生させ、各区分ごと
にそれぞれの電子ビームを垂直方向に偏向して複数のラ
インを表示し全体として画像を表示する画像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン画像を映出する装置
の偏平化が各種提案されている。
の偏平化が各種提案されている。
【0003】従来この種の偏平型カラー受像管としての
画像表示装置は、たとえば、特開昭57−135590
号公報に示すような構成となっている。以下、その構成
について図面を参照しながら説明する。
画像表示装置は、たとえば、特開昭57−135590
号公報に示すような構成となっている。以下、その構成
について図面を参照しながら説明する。
【0004】図3に示すようにこの画像表示装置は後方
からアノード側に向かって順に背面電極1、電子ビーム
放出源としての線陰極2、電子ビーム引き出し電極3、
ビーム制御電極4、集束電極5、水平偏向電極6、垂直
偏向電極7、スクリーン板8、等々が配置されて構成さ
れ、これらが真空容器の内部に収納されている。
からアノード側に向かって順に背面電極1、電子ビーム
放出源としての線陰極2、電子ビーム引き出し電極3、
ビーム制御電極4、集束電極5、水平偏向電極6、垂直
偏向電極7、スクリーン板8、等々が配置されて構成さ
れ、これらが真空容器の内部に収納されている。
【0005】以上のように構成された偏平型画像表示装
置について、以下その動作を説明する。図3に示すよう
に、電子ビーム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図3では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本数
は19本設けられているものとして、前記線陰極を2イ
〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン板8
の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構成
として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸化
物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよう
に、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定時
間ずつ電子ビームを放出するように制御される。
置について、以下その動作を説明する。図3に示すよう
に、電子ビーム放出源としての線陰極2は水平方向に線
状に分布する電子ビームを発生するように水平方向に張
られており、線陰極2はさらに垂直方向に一定間隔をも
って複数本(図3では2イ〜2トの7本のみ示す)設け
られている。本構成では線陰極の間隔は4.4mm、本数
は19本設けられているものとして、前記線陰極を2イ
〜2ツとする。前記線陰極の間隔は自由に大きくとるこ
とはできず、後述する垂直偏向電極7とスクリーン板8
の間隔により規制されている。これらの線陰極2の構成
として10〜30μmφのタングステン棒の表面に酸化
物陰極材料を塗布している。前記線陰極は後述するよう
に、上方の線陰極2イから下方の2ツまで順番に一定時
間ずつ電子ビームを放出するように制御される。
【0006】背面電極1は該当する線陰極以外の線陰極
からの電子ビームの発生を抑止するとともに、電子ビー
ムをアノード方向のみに押し出す作用もしている。図3
では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真
空容器と一体となす構造をとることも可能である。電子
ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと
対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた
貫通孔10を有する導電板11であり、線陰極2から放
出された電子ビームをその貫通孔10を通して取り出
す。
からの電子ビームの発生を抑止するとともに、電子ビー
ムをアノード方向のみに押し出す作用もしている。図3
では真空容器は記してないが、背面電極1を利用して真
空容器と一体となす構造をとることも可能である。電子
ビーム引き出し電極3は線陰極2イ〜2ツのそれぞれと
対向する水平方向に一定間隔で多数個並べて設けられた
貫通孔10を有する導電板11であり、線陰極2から放
出された電子ビームをその貫通孔10を通して取り出
す。
【0007】次にビーム制御電極4は線陰極2イ〜2ツ
のそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直方
向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介し
て水平方向に複数個並設されている。本構成では114
本のビーム制御電極用導電板15a〜15nが設けられ
ている(図3では8本のみ示す)。ビーム制御電極4は
前記電子ビーム引き出し電極3により水平方向に区分さ
れた電子ビームのそれぞれの通過量を、映像信号の絵素
に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミングに同
期させて制御している。
のそれぞれと対向する位置に貫通孔14を有する垂直方
向に長い導電板15で構成されており、所定間隔を介し
て水平方向に複数個並設されている。本構成では114
本のビーム制御電極用導電板15a〜15nが設けられ
ている(図3では8本のみ示す)。ビーム制御電極4は
前記電子ビーム引き出し電極3により水平方向に区分さ
れた電子ビームのそれぞれの通過量を、映像信号の絵素
に対応して、しかも後述する水平偏向のタイミングに同
期させて制御している。
【0008】収束電極5は、ビーム制御電極4に設けら
れた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有する
導電板17で、電子ビームを収束している。
れた各貫通孔14と対向する位置に貫通孔16を有する
導電板17で、電子ビームを収束している。
【0009】水平偏向電極6は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成され、それぞれの導電
板には水平偏向用電圧が加えられている。各絵素ごとの
電子ビームはそれぞれ水平方向に偏向され、スクリーン
板8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光して
いる。本構成では、電子ビームごとに2トリオ分偏向し
ている。
ぞれ水平方向の両サイドに沿って垂直方向に複数本配置
された導電板18、18′で構成され、それぞれの導電
板には水平偏向用電圧が加えられている。各絵素ごとの
電子ビームはそれぞれ水平方向に偏向され、スクリーン
板8上でR,G,Bの各蛍光体を順次照射して発光して
いる。本構成では、電子ビームごとに2トリオ分偏向し
ている。
【0010】垂直偏向電極7は、前記貫通孔16のそれ
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成され、垂直偏向用電圧が加
えられ、電子ビームを垂直方向に偏向している。本構成
では、一対の電極19、19′によって1本の線陰極か
ら生じた電子ビームを垂直方向に12ライン分偏向して
いる。そして20個で構成された垂直偏向電極7によっ
て、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の垂直
偏向導電体対が構成され、スクリーン板8の面上に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
ぞれ垂直方向の中間の位置に水平方向に複数本配置され
た導電板19、19′で構成され、垂直偏向用電圧が加
えられ、電子ビームを垂直方向に偏向している。本構成
では、一対の電極19、19′によって1本の線陰極か
ら生じた電子ビームを垂直方向に12ライン分偏向して
いる。そして20個で構成された垂直偏向電極7によっ
て、19本の線陰極のそれぞれに対応する19対の垂直
偏向導電体対が構成され、スクリーン板8の面上に垂直
方向に228本の水平走査ラインを描いている。
【0011】前記に説明したように本構成では水平偏向
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリーン板8までの距離を長く設定するこ
とにより、小さな偏向量で電子ビームをスクリーン板8
の面上に照射させることが可能となる。これにより水
平、垂直とも偏向歪みを少なくすることが出来る。
電極6、垂直偏向電極7をそれぞれ複数本クシ状に張り
巡らしている。さらに水平、垂直の各偏向電極間の距離
に比べるとスクリーン板8までの距離を長く設定するこ
とにより、小さな偏向量で電子ビームをスクリーン板8
の面上に照射させることが可能となる。これにより水
平、垂直とも偏向歪みを少なくすることが出来る。
【0012】スクリーン板8は図3に示すように、ガラ
ス板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して
構成している。また図示していないがメタルバック、カ
ーボンも塗布されている。蛍光体20はビーム制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビームを水平方向
に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。図3において、スクリーン
板8に記入した破線は複数本の線陰極2のそれぞれに対
応して表示される垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複
数本のビーム制御電極4の各々に対応して表示される水
平方向の区分を示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つ
の区画は図3の拡大図に示すように、水平方向では2ト
リオ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン
分の幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方
向1mm、垂直方向4.4mmである。
ス板21の裏面に蛍光体20をストライプ状に塗布して
構成している。また図示していないがメタルバック、カ
ーボンも塗布されている。蛍光体20はビーム制御電極
4の1つの貫通孔14を通過する電子ビームを水平方向
に偏向することによりR,G,Bの3色の蛍光体対を2
トリオ分照射するように設けられており、垂直方向にス
トライプ状に塗布している。図3において、スクリーン
板8に記入した破線は複数本の線陰極2のそれぞれに対
応して表示される垂直方向の区分を示し、2点鎖線は複
数本のビーム制御電極4の各々に対応して表示される水
平方向の区分を示す。破線、2点鎖線で仕切られた1つ
の区画は図3の拡大図に示すように、水平方向では2ト
リオ分のR,G,Bの蛍光体、垂直方向では12ライン
分の幅を有している。1区画の大きさは本例では水平方
向1mm、垂直方向4.4mmである。
【0013】なお図4ではR、G、Bの各々3色の蛍光
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれに適合
した水平偏向、垂直偏向波形の電圧を加える必要があ
る。なお図4では説明の都合で縦横の寸法比が実際のス
クリーンに表示したイメージと異なっている。
体はストライプ状に図示しているが、デルタ状に配置し
ても良い。ただしデルタ状に配置したときはそれに適合
した水平偏向、垂直偏向波形の電圧を加える必要があ
る。なお図4では説明の都合で縦横の寸法比が実際のス
クリーンに表示したイメージと異なっている。
【0014】また本構成では、ビーム制御電極4の1つ
の貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分
設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上
で構成されていてもよい。ただしビーム制御電極4には
1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号
が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必要が
ある。
の貫通孔14に対してR、G、Bの蛍光体が2トリオ分
設けられているが、1トリオ分あるいは3トリオ分以上
で構成されていてもよい。ただしビーム制御電極4には
1トリオ、あるいは3トリオ以上のR、G、B映像信号
が順次加えられ、それに同期して水平偏向をする必要が
ある。
【0015】つぎにこの画像表示素子を駆動するための
駆動回路の動作を、図5を参照しながら説明する。
駆動回路の動作を、図5を参照しながら説明する。
【0016】まず電子ビームをスクリーン板8に照射し
て表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は画像
表示素子の各電極に所定のバイアス電圧を加えるための
回路で、背面電極1にはV1、電子ビーム引き出し電極
3にはV3、収束電極5にはV5、スクリーン板8には
V8の直流電圧を加える。
て表示する駆動部分の説明を行う。電源回路22は画像
表示素子の各電極に所定のバイアス電圧を加えるための
回路で、背面電極1にはV1、電子ビーム引き出し電極
3にはV3、収束電極5にはV5、スクリーン板8には
V8の直流電圧を加える。
【0017】パルス発生回路39は、垂直同期信号Vと
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図6にそのタイミングの一例を示す。
水平同期信号Hを用いて線陰極駆動パルスを作成する。
図6にそのタイミングの一例を示す。
【0018】線陰極駆動回路26は、線陰極駆動パルス
を受けて駆動パルスが高電位の間は、線陰極2を加熱す
る。このとき、加熱されている線陰極は、背面電極1と
電子ビーム引き出し電極3とに加えられているバイアス
電圧によって定められた線陰極2の周辺における電位よ
りも線陰極2に加えられている電位のほうが高くなるた
め、線陰極からは電子が放出されない。
を受けて駆動パルスが高電位の間は、線陰極2を加熱す
る。このとき、加熱されている線陰極は、背面電極1と
電子ビーム引き出し電極3とに加えられているバイアス
電圧によって定められた線陰極2の周辺における電位よ
りも線陰極2に加えられている電位のほうが高くなるた
め、線陰極からは電子が放出されない。
【0019】また一方、駆動パルスが低電位の間、線陰
極2は電子を放出する。このときの線陰極2は、背面電
極1と電子ビーム引き出し電極3とに加えられているバ
イアス電圧によって定められた線陰極2の周辺における
電位よりも線陰極2に加えられている電位のほうが低く
なるため、線陰極2から電子が放出される。
極2は電子を放出する。このときの線陰極2は、背面電
極1と電子ビーム引き出し電極3とに加えられているバ
イアス電圧によって定められた線陰極2の周辺における
電位よりも線陰極2に加えられている電位のほうが低く
なるため、線陰極2から電子が放出される。
【0020】以上の説明から明らかなように19本の線
陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ
〜ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出さ
れる。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下
方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替
えて行けば良い。
陰極2イ〜2ツより、それぞれ低電位の駆動パルス(イ
〜ツ)が加えられた12水平走査期間のみ電子が放出さ
れる。1画面を構成するには、上方の線陰極2イから下
方の線陰極2ツまで順次12走査期間ずつ電位を切り替
えて行けば良い。
【0021】つぎに偏向部分の説明を行う。図5に示す
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントローラ(以下DMAコントローラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、垂直偏向信号v、
v′および水平偏向信号h、h′を発生する。本構成に
おいては垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考
慮して、1フィールドで228水平走査期間表示してい
る。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報
を記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィールド
および第2フィールドに分けそれぞれ1組のメモリ容量
を有している。表示する際は該当の偏向メモリ42から
データを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナロ
グ信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。
ように、偏向電圧発生回路40は、ダイレクトメモリア
クセスコントローラ(以下DMAコントローラと称す)
41、偏向電圧波形記憶用メモリ(以下偏向メモリと称
す)42、水平偏向信号発生器43h、垂直偏向信号発
生器43vなどによって構成され、垂直偏向信号v、
v′および水平偏向信号h、h′を発生する。本構成に
おいては垂直偏向信号に関して、オーバースキャンを考
慮して、1フィールドで228水平走査期間表示してい
る。またそれぞれのラインに対応する垂直偏向位置情報
を記憶しているメモリアドレスエリアを第1フィールド
および第2フィールドに分けそれぞれ1組のメモリ容量
を有している。表示する際は該当の偏向メモリ42から
データを読みだして垂直偏向信号発生器43vでアナロ
グ信号に変換して、垂直偏向電極7に加えている。
【0022】垂直偏向信号発生器43vは、偏向データ
をアナログ電流に変換するD/Aコンバータ80、その
電流を電圧に変換するオペアンプ81と抵抗器82、8
3。対称な電圧にするための増幅器84、85。垂直偏
向に必要な高電圧に増幅する高圧増幅器86、87から
構成されている。垂直偏向信号発生器43vの動作を図
7と垂直偏向信号の波形を示す図6を用いて説明する。
偏向メモリ42から垂直偏向データを読みだしD/Aコ
ンバータ80に送りアナログ電流に変換する。アナログ
電流は、オペアンプ81と抵抗器82、83によってア
ナログ電圧に変換する。その電圧信号を1倍の増幅器8
4と−1倍の増幅器85によって対称な信号にし、それ
をそれぞれ高圧増幅器86、87によって増幅しビーム
を偏向するための垂直偏向信号v、v’を発生する。
をアナログ電流に変換するD/Aコンバータ80、その
電流を電圧に変換するオペアンプ81と抵抗器82、8
3。対称な電圧にするための増幅器84、85。垂直偏
向に必要な高電圧に増幅する高圧増幅器86、87から
構成されている。垂直偏向信号発生器43vの動作を図
7と垂直偏向信号の波形を示す図6を用いて説明する。
偏向メモリ42から垂直偏向データを読みだしD/Aコ
ンバータ80に送りアナログ電流に変換する。アナログ
電流は、オペアンプ81と抵抗器82、83によってア
ナログ電圧に変換する。その電圧信号を1倍の増幅器8
4と−1倍の増幅器85によって対称な信号にし、それ
をそれぞれ高圧増幅器86、87によって増幅しビーム
を偏向するための垂直偏向信号v、v’を発生する。
【0023】ここで、高圧増幅器86、87は、図2に
示すように、増幅器84、85の号を受けて差動増幅器
のトランジスタ51に入力され、差動増幅器の他方のト
ランジスタ52とカレントミラーを構成しているトラン
ジスタ54、55によって非反転増幅される。これを電
流増幅用トランジスタ56で受け、出力バッファのトラ
ンジスタ58、59で高圧の垂直偏向信号を出力する。
ここで、トランジスタ53、抵抗器62は、差動増幅器
の電流源、トランジスタ57、抵抗器63は、電流増幅
用トランジスタの電流源、抵抗器64、65は増幅度を
決める帰還抵抗器である。電源71は電流源のバイアス
電圧を決めている。電源72は垂直偏向信号のセンター
電圧を決めている。電源70は高圧増幅器の電源であ
る。高圧増幅器の動作について説明する。増幅器84、
85によって対称な信号に変換された垂直偏向信号は、
差動増幅器のトランジスタ51、52、54、55、に
よって非反転増幅される。これを電流増幅用トランジス
タ56で受け電流増幅された後、出力バッファのトラン
ジスタ58、59で高圧の垂直偏向信号を出力する。高
圧増幅器の増幅度は帰還抵抗器64、65によって決ま
る。
示すように、増幅器84、85の号を受けて差動増幅器
のトランジスタ51に入力され、差動増幅器の他方のト
ランジスタ52とカレントミラーを構成しているトラン
ジスタ54、55によって非反転増幅される。これを電
流増幅用トランジスタ56で受け、出力バッファのトラ
ンジスタ58、59で高圧の垂直偏向信号を出力する。
ここで、トランジスタ53、抵抗器62は、差動増幅器
の電流源、トランジスタ57、抵抗器63は、電流増幅
用トランジスタの電流源、抵抗器64、65は増幅度を
決める帰還抵抗器である。電源71は電流源のバイアス
電圧を決めている。電源72は垂直偏向信号のセンター
電圧を決めている。電源70は高圧増幅器の電源であ
る。高圧増幅器の動作について説明する。増幅器84、
85によって対称な信号に変換された垂直偏向信号は、
差動増幅器のトランジスタ51、52、54、55、に
よって非反転増幅される。これを電流増幅用トランジス
タ56で受け電流増幅された後、出力バッファのトラン
ジスタ58、59で高圧の垂直偏向信号を出力する。高
圧増幅器の増幅度は帰還抵抗器64、65によって決ま
る。
【0024】前記の偏向メモリ42に記憶された垂直偏
向位置情報は12水平走査期間ごとにほぼ規則性のある
データで構成され、偏向信号に変換された波形もほぼ1
2段階の垂直偏向信号となっているが前記のように2フ
ィールド分のメモリ容量を有して、各水平走査線ごとに
位置を微調整できるようにしている。
向位置情報は12水平走査期間ごとにほぼ規則性のある
データで構成され、偏向信号に変換された波形もほぼ1
2段階の垂直偏向信号となっているが前記のように2フ
ィールド分のメモリ容量を有して、各水平走査線ごとに
位置を微調整できるようにしている。
【0025】また水平偏向信号に対しては、1水平走査
期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要性と水
平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリを有
している。したがって1フレーム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。表示の際は各水平走査ライン
に対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出し
て、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換し
て、水平偏向電極6に加えている。
期間に6段階に電子ビームを水平偏向させる必要性と水
平走査ごとに偏向位置を微調整可能なようにメモリを有
している。したがって1フレーム間に456水平走査期
間表示するとして、456×6=2736バイトのメモ
リが必要であるが、第1フィールドと第2フィールドの
データを共用しているために、実際には1368バイト
のメモリを使用している。表示の際は各水平走査ライン
に対応した偏向情報を前記偏向メモリ42から読み出し
て、水平偏向信号発生器43hでアナログ信号に変換し
て、水平偏向電極6に加えている。
【0026】以上を要約すると、垂直周期のうちの垂直
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビームは、電子ビーム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
ーム列を構成している。この電子ビームは、後述するよ
うに各区分ごとにビーム制御電極4によってビームの通
過量が制御され、収束電極5によって収束されたのち、
図6に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向
信号h、h′を加えられた水平偏向電極18、18′な
どにより、各水平表示期間にスクリーン板8のR1、G
1、B1およびR2、G2、B2などの蛍光体に順次、
水平表示期間/6ずつ照射される。
帰線期間を除いた表示期間に、線陰極2イ〜2ツのうち
の低電位の駆動パルスが加えられている線陰極から放出
された電子ビームは、電子ビーム引き出し電極3によっ
て水平方向に114区分に分割され、114本の電子ビ
ーム列を構成している。この電子ビームは、後述するよ
うに各区分ごとにビーム制御電極4によってビームの通
過量が制御され、収束電極5によって収束されたのち、
図6に示すようにほぼ6段階に変化する一対の水平偏向
信号h、h′を加えられた水平偏向電極18、18′な
どにより、各水平表示期間にスクリーン板8のR1、G
1、B1およびR2、G2、B2などの蛍光体に順次、
水平表示期間/6ずつ照射される。
【0027】かくして、各水平ラインのラスターは11
4個の各区分ごとに電子ビームをR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2に該当する映像信号によって変調す
ることにより、スクリーン板8の面上にカラー画像を表
示することができる。
4個の各区分ごとに電子ビームをR1、G1、B1およ
びR2、G2、B2に該当する映像信号によって変調す
ることにより、スクリーン板8の面上にカラー画像を表
示することができる。
【0028】つぎに電子ビームの変調制御部分について
説明する。まず図5において、信号入力端子23R、2
3G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、
114組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、
B2用の6個のサンプルホールド回路で構成されてい
る。
説明する。まず図5において、信号入力端子23R、2
3G、23Bに加えられたR、G、Bの各映像信号は、
114組のサンプルホールド回路組31a〜31nに加
えられる。各サンプルホールド組31a〜31nはそれ
ぞれR1用、G1用、B1用、およびR2用、G2用、
B2用の6個のサンプルホールド回路で構成されてい
る。
【0029】サンプリングパルス発生回路34は、水平
周期(63.5μsec )のうちの水平表示期間(約
50μsec)に、前記114組のサンプルホールド回
路31a〜31nの各々R1用、G1用、B1用、およ
びR2用、G2用、B2用のサンプルホールド回路に対
応する684個(114×6)のサンプリングパルスR
a1〜Rn2を順次発生する。前記684個のサンプリ
ングパルスがそれぞれ114組のサンプルホールド回路
組31a〜31nに6個ずつ加えられ、これによって各
サンプルホールド回路組には、1ラインを114個に区
分したときのそれぞれの2絵素分のR1、G1、B1、
R2、G2、B2の各映像信号が個別にサンプリングさ
れホールドされる。サンプルホールドされた114組の
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号は1ラ
イン分のサンプルホールド終了後に114組のメモリ3
2a〜32nに転送パルスtによって一斉に転送され、
ここで次の1水平走査期間保持される。保持された信号
は114個のスイッチング回路35a〜35nに加えら
れる。
周期(63.5μsec )のうちの水平表示期間(約
50μsec)に、前記114組のサンプルホールド回
路31a〜31nの各々R1用、G1用、B1用、およ
びR2用、G2用、B2用のサンプルホールド回路に対
応する684個(114×6)のサンプリングパルスR
a1〜Rn2を順次発生する。前記684個のサンプリ
ングパルスがそれぞれ114組のサンプルホールド回路
組31a〜31nに6個ずつ加えられ、これによって各
サンプルホールド回路組には、1ラインを114個に区
分したときのそれぞれの2絵素分のR1、G1、B1、
R2、G2、B2の各映像信号が個別にサンプリングさ
れホールドされる。サンプルホールドされた114組の
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号は1ラ
イン分のサンプルホールド終了後に114組のメモリ3
2a〜32nに転送パルスtによって一斉に転送され、
ここで次の1水平走査期間保持される。保持された信号
は114個のスイッチング回路35a〜35nに加えら
れる。
【0030】スイッチング回路35a〜35nはそれぞ
れがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入力端
子とそれらを順次切り替えて出力する共通出力端子とを
有する回路により構成されたもので、スイッチングパル
ス発生回路36から加えられるスイッチングパルスr
1、g1、b1、r2、g2、b2によって同時に切り
替え制御される。前記スイッチングパルスr1、g1、
b1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、114組のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム制御電極4の114
本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
れがR1、G1、B1、R2、G2、B2の個別入力端
子とそれらを順次切り替えて出力する共通出力端子とを
有する回路により構成されたもので、スイッチングパル
ス発生回路36から加えられるスイッチングパルスr
1、g1、b1、r2、g2、b2によって同時に切り
替え制御される。前記スイッチングパルスr1、g1、
b1、r2、g2、b2は、各水平表示期間を6分割し
て、水平表示期間/6ずつスイッチング回路35a〜3
5nを切り替えR1、G1、B1、R2、G2、B2の
各映像信号を時分割して順次出力し、パルス幅変調回路
37a〜37nに供給している。各スイッチング回路3
5a〜35nの出力は、114組のパルス幅変調(以下
PWMと称す)回路37a〜37nに加えられ、R1、
G1、B1、R2、G2、B2の各映像信号の大きさに
応じてパルス幅変調され出力される。このパルス幅変調
回路37a〜37nの出力は電子ビームを変調するため
の制御信号として表示素子のビーム制御電極4の114
本の導電板15a〜15nにそれぞれ個別に加えられ
る。
【0031】つぎに水平偏向と表示のタイミングについ
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビームR
1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏
向の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように
同期制御されている。これにより電子ビームがR1蛍光
体に照射されているときには、その電子ビームの照射量
がR1制御信号によって制御され、以下G1、B1、R
2、G2、B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1、G1、B1、R2、G2、B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることなり、各絵素が入
力の映像信号にしたがって発光表示されるのである。か
かる制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同
時に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示さ
れ、さらに1フィールド228本のラインについて上方
のラインから順次行われて、スクリーン板8の面上に画
像が表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号の
1フィールドごとに繰り返されて、テレビジョン信号な
どがスクリーン板8に表示される。
て説明する。スイッチング回路35a〜35nにおける
R1、G1、B1、R2、G2、B2の映像信号の切り
替えと、水平偏向信号発生器43hによる電子ビームR
1、G1、B1、R2、G2、B2の蛍光体への水平偏
向の切り替えタイミングと順序が完全に一致するように
同期制御されている。これにより電子ビームがR1蛍光
体に照射されているときには、その電子ビームの照射量
がR1制御信号によって制御され、以下G1、B1、R
2、G2、B2についても同様に制御されて、各絵素の
R1、G1、B1、R2、G2、B2各蛍光体の発光が
その絵素のR1、G1、B1、R2、G2、B2の映像
信号によってそれぞれ制御されることなり、各絵素が入
力の映像信号にしたがって発光表示されるのである。か
かる制御が1ライン分の114組(各2絵素ずつ)分同
時に実行されて、1ライン228絵素の映像が表示さ
れ、さらに1フィールド228本のラインについて上方
のラインから順次行われて、スクリーン板8の面上に画
像が表示される。さらに上記の諸動作が入力映像信号の
1フィールドごとに繰り返されて、テレビジョン信号な
どがスクリーン板8に表示される。
【0032】なお、本構成に必要な基本クロックは図5
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、及び垂直同期信号Vでタイミングをコントロ
ールしている。
に示すパルス発生回路39から供給されており、水平同
期信号H、及び垂直同期信号Vでタイミングをコントロ
ールしている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな垂直偏向信号発生器43vの高圧増幅器86、87
の構成では、出力バッファトランジスタ58、59のオ
ン、オフスピードを早くするためにはトランジスタのベ
ースに蓄積された少数キャリヤーを流し出す必要がある
ためある程度の電流を電流源トランジスタ56に流す必
要がある。よって電流増幅用トランジスタ56とそのト
ランジスタの電流源であるトランジスタ57の電力消費
が大きくなる。
うな垂直偏向信号発生器43vの高圧増幅器86、87
の構成では、出力バッファトランジスタ58、59のオ
ン、オフスピードを早くするためにはトランジスタのベ
ースに蓄積された少数キャリヤーを流し出す必要がある
ためある程度の電流を電流源トランジスタ56に流す必
要がある。よって電流増幅用トランジスタ56とそのト
ランジスタの電流源であるトランジスタ57の電力消費
が大きくなる。
【0034】又、同様に出力バッファトランジスタ5
8、59のオン、オフスピードを早くするために垂直偏
向電圧が変化する時には電流増幅用トランジスタ56の
ベース電流を多く流さなければならないため、差動増幅
器51、52、カレントミラートランジスタ54、55
にも多く電流を流さなければならなく電力消費が大きく
なる。従って、消費電力が大きく、回りの実装部品に熱
ストレスを与え部品寿命を短くするという課題を有して
いた。
8、59のオン、オフスピードを早くするために垂直偏
向電圧が変化する時には電流増幅用トランジスタ56の
ベース電流を多く流さなければならないため、差動増幅
器51、52、カレントミラートランジスタ54、55
にも多く電流を流さなければならなく電力消費が大きく
なる。従って、消費電力が大きく、回りの実装部品に熱
ストレスを与え部品寿命を短くするという課題を有して
いた。
【0035】本発明は、上記課題に鑑み、高圧増幅器の
消費電力を少なくし、回りの実装部品に与える熱ストレ
スを少なくする画像表示装置を提供するものである。
消費電力を少なくし、回りの実装部品に与える熱ストレ
スを少なくする画像表示装置を提供するものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像表示装置は、電子ビームが照射されるこ
とにより発光する蛍光体が塗布されたスクリーンと、上
記スクリーン上画面を垂直方向に区分した各垂直区分毎
に電子ビームを発生する複数の線陰極と、上記電子ビー
ムを偏向するための偏向データを記憶している偏向メモ
リと、上記偏向データをアナログ電圧に変換するデジタ
ル−アナログ変換器と、変換された電圧を差動増幅する
トランジスタと、差動増幅器の電流源を構成しているト
ランジスタ、抵抗器および電流源用電源と、差動増幅器
の電流源の電流を変化させるトランジスタおよび抵抗器
と、差動増幅された電圧を電流増幅するトランジスタ
と、その電流増幅用トランジスタの電流源であるトラン
ジスタおよび抵抗器と、電流増幅用トランジスタの電流
源の電流を変化させるトランジスタおよび抵抗器と、出
力バッファのトランジスタと、増幅度を決める帰還抵抗
器と、増幅器に電源電圧を与える垂直偏向高電源とを有
するものである。
に本発明の画像表示装置は、電子ビームが照射されるこ
とにより発光する蛍光体が塗布されたスクリーンと、上
記スクリーン上画面を垂直方向に区分した各垂直区分毎
に電子ビームを発生する複数の線陰極と、上記電子ビー
ムを偏向するための偏向データを記憶している偏向メモ
リと、上記偏向データをアナログ電圧に変換するデジタ
ル−アナログ変換器と、変換された電圧を差動増幅する
トランジスタと、差動増幅器の電流源を構成しているト
ランジスタ、抵抗器および電流源用電源と、差動増幅器
の電流源の電流を変化させるトランジスタおよび抵抗器
と、差動増幅された電圧を電流増幅するトランジスタ
と、その電流増幅用トランジスタの電流源であるトラン
ジスタおよび抵抗器と、電流増幅用トランジスタの電流
源の電流を変化させるトランジスタおよび抵抗器と、出
力バッファのトランジスタと、増幅度を決める帰還抵抗
器と、増幅器に電源電圧を与える垂直偏向高電源とを有
するものである。
【0037】
【作用】本発明は上記した構成によって、垂直偏向信号
の変化点前後以外は、電流増幅用トランジスタと差動増
幅器に流す電流を少なくするため、電流増幅用トランジ
スタと電流増幅の電流源であるトランジスタと差動増幅
器のトランジスタとカレントミラートランジスタで消費
される電力は少なくなり、発熱が抑えられる。
の変化点前後以外は、電流増幅用トランジスタと差動増
幅器に流す電流を少なくするため、電流増幅用トランジ
スタと電流増幅の電流源であるトランジスタと差動増幅
器のトランジスタとカレントミラートランジスタで消費
される電力は少なくなり、発熱が抑えられる。
【0038】
【実施例】以下本発明の一実施例の画像表示装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例における画像表示装置の垂直偏向信号発生回路の中
の高圧増幅器の回路図を示すものである。
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例における画像表示装置の垂直偏向信号発生回路の中
の高圧増幅器の回路図を示すものである。
【0039】図1において、51、52は差動増幅器の
トランジスタ、54、55はカレントミラー用トランジ
スタ、53、62は差動増幅器の電流源用トランジスタ
と抵抗器、60、68は垂直偏向信号の変化点前後に差
動増幅器に流す電流を多くするためのトランジスタと抵
抗器、56は電流増幅用トランジスタ、57、63は電
流増幅用トランジスタの電流源トランジスタと抵抗器、
61、69は垂直偏向信号の変化点前後に電流増幅用ト
ランジスタに流す電流を多くするためのトランジスタと
抵抗器、58、59は出力バッファのトランジスタ、6
4、65は増幅度を決める帰還抵抗器、71は電流源の
バイアス電圧を決めている電源、72は垂直偏向信号の
センター電圧を決めている電源、70は高圧増幅器の電
源である。
トランジスタ、54、55はカレントミラー用トランジ
スタ、53、62は差動増幅器の電流源用トランジスタ
と抵抗器、60、68は垂直偏向信号の変化点前後に差
動増幅器に流す電流を多くするためのトランジスタと抵
抗器、56は電流増幅用トランジスタ、57、63は電
流増幅用トランジスタの電流源トランジスタと抵抗器、
61、69は垂直偏向信号の変化点前後に電流増幅用ト
ランジスタに流す電流を多くするためのトランジスタと
抵抗器、58、59は出力バッファのトランジスタ、6
4、65は増幅度を決める帰還抵抗器、71は電流源の
バイアス電圧を決めている電源、72は垂直偏向信号の
センター電圧を決めている電源、70は高圧増幅器の電
源である。
【0040】以上のように構成された画像表示装置の垂
直偏向信号発生回路の中の高圧増幅器の回路について、
以下その動作について説明する。増幅器84、85によ
って対称な信号に変換された垂直偏向信号は、差動増幅
器のトランジスタ51、52、とカレントミラートラン
ジスタ54、55によって非反転増幅される。これを電
流増幅用トランジスタ56で受け電流増幅される。電流
増幅用トランジスタ56のエミッタ電流は、電流源を構
成しているトランジスタ57、抵抗器63で作られてい
る。ここで、図6に示す垂直偏向信号v、v’の変化点
に同期した電力削減パルスをパルス発生回路39から取
り出しトランジスタ60、61のベースに与えることに
より、電力削減パルスが高電圧の時、トランジスタ60
と61はオンになり抵抗器62と抵抗器68、抵抗器6
3と抵抗器69は並列接続なり電流源トランジスタ53
と57のエミッタ電流が多くなり、コレクタ電流も多く
なる。すなわち、変垂直偏向信号v、v’の変化点前後
では出力バッファトランジスタ58、59のオン、オフ
スピードを早くするために電流源トランジスタ57と差
動増幅器の電流源トランジスタ53のコレクタ電流を多
く流し、出力バッファトランジスタ58、59のオン、
オフスピードを上げる。垂直偏向信号v、v’が変化し
ない期間は出力バッファトランジスタ58、59は動作
しないから、電流源トランジスタ57と差動増幅器の電
流源トランジスタ53のコレクタ電流は少なくて良い。
直偏向信号発生回路の中の高圧増幅器の回路について、
以下その動作について説明する。増幅器84、85によ
って対称な信号に変換された垂直偏向信号は、差動増幅
器のトランジスタ51、52、とカレントミラートラン
ジスタ54、55によって非反転増幅される。これを電
流増幅用トランジスタ56で受け電流増幅される。電流
増幅用トランジスタ56のエミッタ電流は、電流源を構
成しているトランジスタ57、抵抗器63で作られてい
る。ここで、図6に示す垂直偏向信号v、v’の変化点
に同期した電力削減パルスをパルス発生回路39から取
り出しトランジスタ60、61のベースに与えることに
より、電力削減パルスが高電圧の時、トランジスタ60
と61はオンになり抵抗器62と抵抗器68、抵抗器6
3と抵抗器69は並列接続なり電流源トランジスタ53
と57のエミッタ電流が多くなり、コレクタ電流も多く
なる。すなわち、変垂直偏向信号v、v’の変化点前後
では出力バッファトランジスタ58、59のオン、オフ
スピードを早くするために電流源トランジスタ57と差
動増幅器の電流源トランジスタ53のコレクタ電流を多
く流し、出力バッファトランジスタ58、59のオン、
オフスピードを上げる。垂直偏向信号v、v’が変化し
ない期間は出力バッファトランジスタ58、59は動作
しないから、電流源トランジスタ57と差動増幅器の電
流源トランジスタ53のコレクタ電流は少なくて良い。
【0041】以上のように本実施例によれば、垂直偏向
信号v、v’の変化点前後のみ電流増幅用トランジスタ
の電流源と差動増幅器の電流源の電流を多くし、他の期
間は少なくすることにより、電流増幅用トランジスタと
電流源用トランジスタと差動増幅器とカレントミラート
ランジスタで消費される電力を少なくすることができ
る。
信号v、v’の変化点前後のみ電流増幅用トランジスタ
の電流源と差動増幅器の電流源の電流を多くし、他の期
間は少なくすることにより、電流増幅用トランジスタと
電流源用トランジスタと差動増幅器とカレントミラート
ランジスタで消費される電力を少なくすることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子ビー
ムが照射されることにより発光する蛍光体が塗布された
スクリーンと、上記スクリーン上画面を垂直方向に区分
した各垂直区分毎に電子ビームを発生する複数の線陰極
と、上記電子ビームを偏向するための偏向データを記憶
している偏向メモリと、上記偏向データをアナログ電圧
に変換するデジタル−アナログ変換器と、変換された電
圧を差動増幅するトランジスタと、差動増幅器の電流源
を構成しているトランジスタ、抵抗器および電流源用電
源と、差動増幅器の電流源の電流を変化させるトランジ
スタおよび抵抗器と、差動増幅された電圧を電流増幅す
るトランジスタと、その電流増幅用トランジスタの電流
源であるトランジスタおよび抵抗器と、電流増幅用トラ
ンジスタの電流源の電流を変化させるトランジスタおよ
び抵抗器と、出力バッファのトランジスタと、増幅度を
決める帰還抵抗器と、増幅器に電源電圧を与える垂直偏
向高電源を設けることにより、高圧増幅器の電力を少な
くすることができると共に、発熱を抑えることができる
ので、回りの実装部品に与える熱ストレスを少なくする
ことができる。
ムが照射されることにより発光する蛍光体が塗布された
スクリーンと、上記スクリーン上画面を垂直方向に区分
した各垂直区分毎に電子ビームを発生する複数の線陰極
と、上記電子ビームを偏向するための偏向データを記憶
している偏向メモリと、上記偏向データをアナログ電圧
に変換するデジタル−アナログ変換器と、変換された電
圧を差動増幅するトランジスタと、差動増幅器の電流源
を構成しているトランジスタ、抵抗器および電流源用電
源と、差動増幅器の電流源の電流を変化させるトランジ
スタおよび抵抗器と、差動増幅された電圧を電流増幅す
るトランジスタと、その電流増幅用トランジスタの電流
源であるトランジスタおよび抵抗器と、電流増幅用トラ
ンジスタの電流源の電流を変化させるトランジスタおよ
び抵抗器と、出力バッファのトランジスタと、増幅度を
決める帰還抵抗器と、増幅器に電源電圧を与える垂直偏
向高電源を設けることにより、高圧増幅器の電力を少な
くすることができると共に、発熱を抑えることができる
ので、回りの実装部品に与える熱ストレスを少なくする
ことができる。
【図1】本件発明の一実施例における画像表示装置の垂
直偏向信号発生回路の中の高圧増幅器の回路図
直偏向信号発生回路の中の高圧増幅器の回路図
【図2】従来の画像表示装置の垂直偏向信号発生回路の
中の高圧増幅器の回路図
中の高圧増幅器の回路図
【図3】本発明で用いられる画像表示装置の分解斜視図
【図4】同画像表示装置の蛍光面の拡大図
【図5】同画像表示装置の駆動回路のブロック図
【図6】同画像表示装置の動作説明のための波形図
【図7】同画像表示装置の垂直偏向信号発生回路のブロ
ック図
ック図
51〜61 トランジスタ51 62〜65 抵抗器 66 垂直フォーカス電源 67〜69 抵抗器 70 垂直偏向高電源 71 電流源用電源 72 垂直偏向負電源
Claims (3)
- 【請求項1】 電子ビームが照射されることにより発光
する蛍光体が塗布されたスクリーンと、上記スクリーン
上画面を垂直方向に区分した各垂直区分毎に電子ビーム
を発生する複数の線陰極と、上記電子ビームを偏向する
ための偏向データを記憶している偏向メモリと、上記偏
向データをアナログ電圧に変換するデジタル−アナログ
変換器と、変換された電圧を差動増幅するトランジスタ
と、差動増幅器の電流源を構成しているトランジスタ、
抵抗器および電流源用電源と、差動増幅器の電流源の電
流を変化させるトランジスタおよび抵抗器と、差動増幅
された電圧を電流増幅するトランジスタと、その電流増
幅用トランジスタの電流源であるトランジスタおよび抵
抗器と、電流増幅用トランジスタの電流源の電流を変化
させるトランジスタおよび抵抗器と、出力バッファのト
ランジスタと、増幅度を決める帰還抵抗器と、増幅器に
電源電圧を与える垂直偏向高電源とを備えた画像表示装
置。 - 【請求項2】 蛍光体が塗布されたスクリーンに照射す
る電子ビームをスクリーンの垂直方向に複数に分割した
区分毎に発生させる電子ビーム発生手段と、前記複数の
区分毎に発生する電子ビームを各区分毎に垂直方向に偏
向する垂直偏向手段と、前記垂直偏向手段に対応して水
平方向に偏向する水平偏向手段と、入力映像信号によっ
て電子ビームを制御する電子ビーム制御手段とを備えた
薄型画像表示装置において、前記垂直偏向手段の電流源
の電流を偏向電圧が階段状に変化する変化点以外の期間
減少させることによって偏向電力を少なくしたことを特
徴とする薄型画像表示装置の偏向電力低減方法。 - 【請求項3】 蛍光体が塗布されたスクリーンに照射す
る電子ビームをスクリーンの垂直方向に複数に分割した
区分毎に発生させる電子ビーム発生手段と、前記複数の
区分毎に発生する電子ビームを各区分毎に垂直方向に偏
向する垂直偏向手段と、前記垂直偏向手段に対応して水
平方向に偏向する水平偏向手段と、入力映像信号によっ
て電子ビームを制御する電子ビーム制御手段とを備えた
薄型画像表示装置において、垂直偏向電圧が階段状に変
化する変化点において、前記垂直偏向手段の電流源を構
成する半導体回路の半導体を動作させるパルスを前記半
導体回路に印加することによって、前記パルス印加時の
み前記半導体に電流を多く流すようにして、前記電流源
の電流を減少させるようにしたことを特徴とする薄型画
像表示装置の垂直偏向電流低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14460893A JPH077706A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14460893A JPH077706A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH077706A true JPH077706A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15365988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14460893A Pending JPH077706A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077706A (ja) |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14460893A patent/JPH077706A/ja active Pending
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