JPH0519150Y2 - - Google Patents

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JPH0519150Y2
JPH0519150Y2 JP1987085195U JP8519587U JPH0519150Y2 JP H0519150 Y2 JPH0519150 Y2 JP H0519150Y2 JP 1987085195 U JP1987085195 U JP 1987085195U JP 8519587 U JP8519587 U JP 8519587U JP H0519150 Y2 JPH0519150 Y2 JP H0519150Y2
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punch
pair
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、空調等に適用するダクトの連接端
に、連結用フランジを接合する等の加工作業に用
いられて、複数の板縁を結合する板縁接合装置に
関する。
〈従来技術〉 ダクトの連接端には、連結用フランジを接合
し、各ダクトの結合を可能とする必要がある。
すなわち第8,9図に示すように、ダクトaは
矩形枠状の本体bと、その端縁に配設される該ダ
クトaとは別部材の断面L形に曲成された連結用
フランジcとを連結してなり、該フランジcは、
ダクトaの端縁xの前後を金属製板材で覆い、か
つ曲折して、その端縁y,yを、本体bの端縁x
の前後面に重ね、この端縁層zを結合することに
より固定される。
ところで、この結合を、従来は端縁層zに孔を
穿けてリベツトまたはビスで固着していた。この
ため、結合部材が必要であるとともに、穿設作業
等の前処理を要し、加工が面倒であつた。
尚、ダクトaが金属製の場合には、抵抗溶接等
の手段を適用できるが、該ダクトaが合成樹脂材
料等の非金属製品であると、かかる接合手段を適
用することはできない。
本考案は、上述のように、複数の板縁を接合す
るのに最適な板縁接合装置の提供を目的とするも
のである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、支軸により揺動可能に内側連結され
た一対の操作杆の先端に、底面中央に沿つて支持
突条が突成され、その両側に陥没溝条を生じさせ
た曲成溝をその幅方向に備える雌パンチと、該雌
パンチの曲成溝に緩く嵌入する凸部をその幅方向
に備える雄パンチとを、該端部相互を対向させて
設けるとともに、該操作杆対の他端部間に駆動シ
リンダーを介装し、該駆動シリンダーのピストン
ロツドの伸縮作動により、パンチ対を離近制御す
るようにしたことを特徴とするものである。
前記駆動シリンダーには、エアーシリンダー、
オイルシリンダーがある。
〈作用〉 前記駆動シリンダーへの加圧流体(エアー、オ
イル)の供給制御により、パンチ対が離間移動
し、その接近によつて、本体bの端縁xにフラン
ジcの端縁y,yを外嵌してなる端縁層zの表裏
をパンチ対が挟圧する。これにより、該パンチ対
の端縁には、相互に嵌合する曲成溝と凸部とが形
成されているから、該端縁層zは、曲成溝に凸部
が嵌入することにより、その間で倣い押出しされ
て陥没溝条内に陥没して所定形状に変形する。そ
して、その陥没部の屈曲縁には屈曲シワが発生
し、該シワにより、端縁層zから各端縁x,yを
分離することが不能となり、而て、結合が施され
る。
〈実施例〉 添付図面について本考案の一実施例を説明す
る。
図中1a,1bは一対の操作杆であつて、内側
に突出した連結部2,2の端部を重ね合わせ状に
枢支する支軸3により揺動可能に連結されてい
る。前記操作杆1a,1bの先端には略直角内方
に先端が雌雄の関係にある雌パンチ4a及び雄パ
ンチ4bがボルト5により突出固定され、前記操
作杆1a,1b先端の接近に伴つて、その先端が
接触し得るようになつている。
前記支軸3の後方において、操作杆1a,1b
間には、シリンダー装置10が配設されている。
このシリンダー装置10の構成を説明する。
シリンダー装置10のシリンダー11は、軸1
2により一方の操作杆1aの後部内側に揺動可能
に枢支されており、該シリンダー11の内部に密
閉状の装着室を形成している。前記シリンダー1
1内には、ピストン15が収納され、該ピストン
15の外周面にはピストンリング16が嵌着し
て、その密嵌摺動を可能としている。またピスト
ン15には、ピストンロツド17が固着され、該
ピストンロツド17はシリンダー11の端壁18
を挿通して操作杆1bの軸19により揺動可能に
連結されている。前記端壁18の中心には、ピス
トンロツド17を通し、その外周面と密接する軸
封部材20が装着され、該ピストンロツド17の
摺動を可能としている。そしてピストン15と、
シリンダー11の底壁間に可変室21が形成され
る。
前記可変室21は、シリンダー11の側壁に形
成したエアー供給口22と連通している。該エア
ー供給口22は圧力接触機構に接続され、可変室
21の気圧制御を別異に施される。
また支軸3の後方には、発条24が操作杆1
a,1b間に掛渡され、該操作杆1a,1bを接
近方向に付勢している。そして、この付勢力は、
ピストン15がシリンダー11の底壁側に接近し
て、可変室21の容積を低減する方向に作用して
いる。そして、このため、エアー供給口22から
供給する加圧エアーは、発条の付勢力に抗する方
向に作用することとなる。而て、エアーを供給し
ない場合には、操作杆1a,1bの先端部が開い
て、雌パンチ4a及び雄パンチ4bの先端は相互
に離間しており、エアーを供給することにより、
雌パンチ4a及び雄パンチ4bの先端は相互に接
近することとなる。
次ぎに、雌パンチ4a及び雄パンチ4bの先端
の形状について説明する。
第2図は、薄板用の接合加工に適用するための
ものであつて、雌パンチ4aの端部には曲成溝3
0が、その幅方向に形成されている。前記曲成溝
30の底面中央には、支持突条31が該曲成溝3
0に沿つて形成され、その両側を、陥没溝条3
2,32としている。また、その中央部には、断
面三角状の分断山33が形成され、該曲成溝30
を左右で分断している。さらにまた、曲成溝30
の両側内面には、その左右部で、夫々前後に対向
して三角状溝34,34が形成されている。
前記雄パンチ4bには雌パンチ4aの曲成溝3
0に嵌入する凸部35が形成されている。該凸部
35は、曲成溝30の左右分断部に対応して、前
記分断山33に倣つた三角状分断谷36により左
右が分離している。また凸部35の外側面は、傾
斜面37,37が形成されている。この凸部35
の幅は、曲成溝30の内面幅よりも若干狭い。
かかる構成にあつて、本体bの端縁xにフラン
ジcの端縁y,yを外嵌してなる端縁層zの接合
手順に対て説明する。
まず連結用フランジc等を跨いで雌パンチ4a
及び雄パンチ4bを端縁層zの前後面に位置させ
る。次に、可変室21にエアー供給口22からエ
アーを供給すると、発条の付勢力に抗して、操作
杆1a,1bの先端部が閉じ、第4,5図のよう
に、雌パンチ4a、雄パンチ4bの各端部が端縁
層zに圧接する。そして、該端縁層zは、凸部3
5の前後面と、曲成溝30の前後内面とが垂直状
となつているために、この部分で鋭く屈曲すると
ともに、支持突条31の両側の陥没溝状32,3
2内や、三角状溝34内で膨隆状に湾曲する。特
に陥没溝条32,32の底付近では、外方へ膨ら
む(第4図参照)現象が生ずる。また、三角状溝
34の左右面及び傾斜面37では、緩く湾曲する
(第5図参照)。
そしてこの圧接加工により端縁層zには、第7
図に示すように、上記の各膨隆及び湾曲によつて
複雑な屈曲シワgを周縁に生じる陥没部fが形成
され、該屈曲シワgにより、各端縁y,yは剥離
方向への抵抗を付与される。而て、端縁層zの結
合がなされることとなる。
第3図は、厚板用の雌パンチ4a、雄パンチ4
bを示し、かかる構成にあつては、分断山33、
分断谷36がなく、曲成溝30、凸部35は幅方
向に延びている。そしてれに対応して、三角状溝
34も曲成溝30の中央部で前後に設けられてい
る。
かかる構成にあつて、厚板の場合には薄板に比
して端縁層zの湾曲変形に力を要する。そこで、
曲成溝30内での湾曲倣いを緩和し、該端縁層z
に過剰な力を要するのを阻止している。
第6図は、曲成溝30の内側面に、下方へ拡開
する傾斜面40,40を形成したものである。こ
の構成にあつては、屈曲シワgが曲成溝30の下
底で良好に膨隆するから、その接合力を増すこと
ができる。
尚、本考案はダクトの接合加工のみに用いられ
るだけではなく、この種の複数の板材の端縁を接
合するのにも良好に利用し得るものである。
〈考案の効果〉 本考案は、上述したように、シリンダー装置へ
の圧力制御により、パンチ対を、離間制御し、雌
パンチ4a、雄パンチ4bで端縁層zを打圧屈曲
して、雌パンチ4aの曲成溝30に形成した陥没
溝条内に陥没させ、これにより陥没部fを形成
し、その周縁に発生した屈曲シワgにより接合す
るようにしたから、 イ リベツト等のように結合部材が不要となり、
工具のみで、連結が可能となる。
ロ 合成樹脂材料にも適用でき、汎用性が高い。
ハ 接合作業が容易であるために、現場作業が可
能となり、臨機応変な接合態様を施し得る。
ニ 構造が単純であり、かつ操作を加圧流体(エ
アー、オイル)の供給制御によつてのみ施すこ
とができ熟練を要しない。
等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図は一
部切欠平面図、第2図はパンチ4a,4bの端部
の斜視図、第3図は変形例の同斜視図、第4図は
加工状態の縦断側面図、第5図は同縦断正面図、
第6図は他の変形例における加工状態の縦断側面
図、第7図は陥没部fを示す端縁層zの斜視図で
ある。また第8図はダクトaの斜視図、第9図は
連結用フランジcを示す縦断側面図である。 1a,1b……操作杆、4a……雌パンチ、4
b……雄パンチ、10……シリンダー装置、11
……シリンダー、15……ピストン、21……可
変室、22……エアー供給口、30……曲成溝、
32,32……陥没溝条、35……凸部、x,y
……端縁、x……端縁層、f……陥没部、g……
屈曲シワ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支軸により揺動可能に内側連結された一対の操
    作杆の先端に、底面中央に沿つて支持突条が突成
    され、その両側に陥没溝条を生じさせた曲成溝を
    その幅方向に備える雌パンチと、該雌パンチの曲
    成溝に緩く嵌入する凸部をその幅方向に備える雄
    パンチとを、該端部相互を対向させて設けるとと
    もに、該操作杆対の他端部間に駆動シリンダーを
    介装し、該駆動シリンダーのピストンロツドの伸
    縮作動により、パンチ対を離近制御するようにし
    たことを特徴とする板縁接合装置。
JP1987085195U 1987-05-30 1987-05-30 Expired - Lifetime JPH0519150Y2 (ja)

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