JPH074363Y2 - ゴムシールリング - Google Patents
ゴムシールリングInfo
- Publication number
- JPH074363Y2 JPH074363Y2 JP1989006046U JP604689U JPH074363Y2 JP H074363 Y2 JPH074363 Y2 JP H074363Y2 JP 1989006046 U JP1989006046 U JP 1989006046U JP 604689 U JP604689 U JP 604689U JP H074363 Y2 JPH074363 Y2 JP H074363Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- seal ring
- support member
- rubber seal
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、支持部材を備えたゴムシールリングの改良に
関する。
関する。
[従来の技術] 従来、ゴムシールリングを相手部材に支持するための環
状の支持部材には、金属板が用いられていた。
状の支持部材には、金属板が用いられていた。
しかし、支持部材に金属板を用いると、プレス加工時に
生ずる抜きバリ等や抜き箇所のエッジによりゴム部材の
亀裂が発生し易く、更に、金属板が薄板の場合は、支持
部材に曲がり、そりが発生し易く、したがって、ゴムシ
ールリングのシール性、耐久性が低下する。
生ずる抜きバリ等や抜き箇所のエッジによりゴム部材の
亀裂が発生し易く、更に、金属板が薄板の場合は、支持
部材に曲がり、そりが発生し易く、したがって、ゴムシ
ールリングのシール性、耐久性が低下する。
例えば、実開昭56−32163号公報には金属環または石綿
を支持部材として設けたものが開示されているが、石綿
は公害上の問題があり、また本体の縮みの発生等に対応
できない。
を支持部材として設けたものが開示されているが、石綿
は公害上の問題があり、また本体の縮みの発生等に対応
できない。
また、実開昭59−90851号公報には複層のプラスチック
材よりなるシール材が開示されているが、かかる公知技
術ではゴムシールリングが有する良好なシール性を具備
することができない。
材よりなるシール材が開示されているが、かかる公知技
術ではゴムシールリングが有する良好なシール性を具備
することができない。
[考案が解決しようとする課題] したがって本考案の目的は、金属板のようにバリ等を生
ぜず、しかもゴムのための縮みの発生が少ないゴムシー
ルリングを提供するにある。
ぜず、しかもゴムのための縮みの発生が少ないゴムシー
ルリングを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、支持部材を備えたゴムシールリングに
おいて、ゴム部材よりなる円形断面の本体と、該本体の
反シール側である取付け側に焼付け結合した耐熱性プラ
スチック材の支持部材とで構成され、該支持部材は本体
の取付け側の面に焼付けられている円弧面と、本体の直
径方向の外周近くからその直径方向に直角に延びる上下
の面と、それらの上下の2つの面と連続する側面とを有
している。
おいて、ゴム部材よりなる円形断面の本体と、該本体の
反シール側である取付け側に焼付け結合した耐熱性プラ
スチック材の支持部材とで構成され、該支持部材は本体
の取付け側の面に焼付けられている円弧面と、本体の直
径方向の外周近くからその直径方向に直角に延びる上下
の面と、それらの上下の2つの面と連続する側面とを有
している。
[作用効果の説明] したがって、支持部材がプラスチックのため機械加工や
モールド成形等により種々の任意の形状に容易に成形加
工でき、相手部材とよくマッチすることができる。そし
てエッジがないので本体の亀裂が生じにくい。
モールド成形等により種々の任意の形状に容易に成形加
工でき、相手部材とよくマッチすることができる。そし
てエッジがないので本体の亀裂が生じにくい。
また、プラスチック材の支持部材は、応力を取り去ると
原形に戻り、曲がり、そりの発生を少くすることができ
る。
原形に戻り、曲がり、そりの発生を少くすることができ
る。
特に本考案では、支持部材が円弧面によって直径方向の
外周の2点に達しているので、本体か成形により縮む傾
向があるが支持部材が焼付けられて、その縮みを抑える
ので、寸法公差が小さくなる。
外周の2点に達しているので、本体か成形により縮む傾
向があるが支持部材が焼付けられて、その縮みを抑える
ので、寸法公差が小さくなる。
[実施例] 以下第1図を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において、全体を符号1で示すゴムシールリング
は、ゴム部材で作られた円形断面の本体2と、その本体
2に焼付け結合した耐熱性プラスチック材の支持部材3
とで構成されている。図中Aはシール側を示し、Bは取
付口側を示している。この支持部材3が本体2に焼付け
られている円弧面4は、本体2の直径Dの方向の相い対
する2点P1、P2の近くの点4a、4bまで延びていて、それ
らの点4a、4bから直径Dの方向と直角に延びる上下の面
5、6を有している。そして本体2と反対側の支持部材
3の側面7は断面形状が直線で本体2の形状に沿う面と
なっている。
は、ゴム部材で作られた円形断面の本体2と、その本体
2に焼付け結合した耐熱性プラスチック材の支持部材3
とで構成されている。図中Aはシール側を示し、Bは取
付口側を示している。この支持部材3が本体2に焼付け
られている円弧面4は、本体2の直径Dの方向の相い対
する2点P1、P2の近くの点4a、4bまで延びていて、それ
らの点4a、4bから直径Dの方向と直角に延びる上下の面
5、6を有している。そして本体2と反対側の支持部材
3の側面7は断面形状が直線で本体2の形状に沿う面と
なっている。
支持部材3の材質は例えば6−6ナイロンが好ましい。
なお、点4a、4bの位置が点P1、P2の近くとは、円弧面4
が本体2の収縮を防止するに充分な面積を有しているこ
とを意味している。
が本体2の収縮を防止するに充分な面積を有しているこ
とを意味している。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、次の通りのすぐれた効果
を奏する。
を奏する。
(i)プラスチック材の支持部材により種々の形状に成
形加工することができる。
形加工することができる。
(ii)プラスチック材は応力を加えても元に戻るから、
曲げやそりがなく、シール製が向上する。
曲げやそりがなく、シール製が向上する。
(iii)本体の取付面の充分な面積がプラスチック材の
支持部材に焼付け結合されているので、本体のゴム部材
が成形により収縮することがなく、寸法公差が小さい。
支持部材に焼付け結合されているので、本体のゴム部材
が成形により収縮することがなく、寸法公差が小さい。
(iv)ゴム部材のシール製の良好さを保ち亀裂や変形の
ないゴムシールリングを提供できる。
ないゴムシールリングを提供できる。
第1図は本考案の実施例を示す半径方向の断面図であ
る。 1……ゴムシールリング、2……本体、3……支持部
材、4……焼付け円弧面、4……下面、5……上面、7
……側面、P1、P2……直径方向に相い対する点、4a、4b
……上下の面の位置
る。 1……ゴムシールリング、2……本体、3……支持部
材、4……焼付け円弧面、4……下面、5……上面、7
……側面、P1、P2……直径方向に相い対する点、4a、4b
……上下の面の位置
Claims (1)
- 【請求項1】支持部材を備えたゴムシールリングにおい
て、ゴム部材よりなる円形断面の本体と、該本体の反シ
ール側である取付け側に焼付け結合した耐熱性プラスチ
ック材の支持部材とで構成され、該支持部材は本体の取
付け側の面に焼付けられている円弧面と、本体の直径方
向の外周近くからその直径方向に直角に延びる上下の面
と、それらの上下の2つの面と連続する側面とを有して
いることを特徴とするゴムシールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989006046U JPH074363Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | ゴムシールリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989006046U JPH074363Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | ゴムシールリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298265U JPH0298265U (ja) | 1990-08-06 |
JPH074363Y2 true JPH074363Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31209951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989006046U Expired - Lifetime JPH074363Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | ゴムシールリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074363Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5590851U (ja) * | 1978-12-19 | 1980-06-23 | ||
JPS5832049Y2 (ja) * | 1979-08-18 | 1983-07-15 | 日本ピラ−工業株式会社 | 外輪付ガスケット |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP1989006046U patent/JPH074363Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0298265U (ja) | 1990-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |