JPH0244041Y2 - - Google Patents

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JPH0244041Y2
JPH0244041Y2 JP1985141200U JP14120085U JPH0244041Y2 JP H0244041 Y2 JPH0244041 Y2 JP H0244041Y2 JP 1985141200 U JP1985141200 U JP 1985141200U JP 14120085 U JP14120085 U JP 14120085U JP H0244041 Y2 JPH0244041 Y2 JP H0244041Y2
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JP
Japan
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retainer
gasket
oil pan
curved
frame
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JP1985141200U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オイルパン−エンジンブロツク本
体間のガスケツトのうちのリテーナ部分と枠部分
とを分割した構成のガスケツトに関し、特に、リ
テーナ部分の肉厚を中央部から両端部にかけて
徐々に薄くなるように形成し、前記両端部が液状
ガスケツトからなる枠部分と段差なく連設できる
ようにしたガスケツトに関するものである。
〔従来技術〕
従来、オイルパン−エンジンブロツク本体間に
おいて使用されているガスケツトには、第3図a
に示すように、対向して設けられている湾曲して
形成されたリテーナ部分20と、前記リテーナ部
分20を連結する平滑な帯状に形成された枠部分
21をオイルパン全周にわたつて一体成型したガ
スケツトや第3図bに示すようにリテーナ部分2
0と前記枠部分21とを分割して成型したガスケ
ツトの2種類が存在している。
前記2種類のガスケツトにおいてリテーナ部分
には第2図a,bに示す形状のものが用いられて
おり、前記リテーナ部分は湾曲して形成され、さ
らに第2図bに示すようにリテーナ部分の肉厚1
7は第2図b中のX〜Y間の範囲において一定の
厚みとなつている。
さらに前記リテーナ部分の湾曲部の両端部1
8,19は楔状に形成されて、その上面に前記枠
部分が接するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記2種類の従来のエンジンブ
ロツク−オイルパン間のガスケツトにおいて前者
の一体形成したガスケツトにおいては、全体の形
状が複雑になつているためにコストがかかるとい
う問題点を有しており、また、後者のリテーナ部
分を分割して成型したガスケツトにおいては前記
2つに分割されたリテーナ部分と枠部分の接合部
において段差ができてしまうために洩れが生じや
すいという問題点を有していた。
さらに、既述のように第2図a〜bに示すガス
ケツトの湾曲して形成されたリテーナ部分の肉厚
17は第2図b中のX〜Y間の範囲において一定
となつているために湾曲部の中央部から両端部に
かけてつぶし方向厚み14が順次大きくなり、湾
曲部の周辺部ほど面圧が高くなつてしまうために
オイルパン自体の強度が低い場合にはガスケツト
の周辺部をつぶしきれず、このために周辺部にお
いて洩れが生じ易くなるという問題点を有してい
た。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、特にリテーナ部分と
枠部分とに分割して形成したガスケツトにおい
て、リテーナ部分は湾曲部の中央部から両端部に
かけて肉厚を徐々に薄くすることによつて面圧を
ほぼ一定にでき、さらにリテーナ部分と枠部分の
接合部の段差をなくすことで洩れを防止すること
のできるオイルパン−エンジンブロツク本体間の
ガスケツトを提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、オ
イルパンとエンジンブロツク本体との間に設けら
れて、それらの間をシールするガスケツトであつ
て、このガスケツトは、リテーナ部分と、枠部分
とで構成され、前記リテーナ部分は、ゴム成型品
によつて、肉厚を中央部から両端部にかけて徐々
に薄くした湾曲状に形成するとともに、両端部
を、前記湾曲方向に逆方向に湾曲させ、また、前
記オイルパン側の両側にガイド条を突設して、オ
イルパンの上縁部に被嵌可能に形成し、一方、前
記枠部分を液状ガスケツトで形成するとともに、
前記リテーナ部の両端部と連設する部分を薄くし
て連設した際の厚みが他の部分の厚みとほぼ一致
するようにしたことを特徴とするガスケツトを構
成したものである。
〔作用〕
上記の手段を採用したことにより、リテーナ部
分をオイルパンに取付ける際には、リテーナ部分
のオイルパン側の両側に設けたガイド条によつて
容易にオイルパンに取付けることができる。
また、オイルパンをエンジンブロツク本体に取
付けた時は、リテーナ部分の面圧はほぼ一定とな
つて均一につぶれることになりシール性が良好で
あり、また、枠部分との連設部は段差がほとんど
ないことによりこの連設部でのシール性も良好で
ある。
〔実施例〕
以下図面に示すこの考案の実施例について説明
する。
この考案によるガスケツトは、リテーナ部分と
枠部分とから構成されており、ゴム成型されたリ
テーナ部分を第1図a〜eに示す。このリテーナ
部分は湾曲して形成され、内周側の湾曲面の中心
5と外周側の湾曲面の中心6を間隔aだけずらし
てあることにより、前記ゴム成型されたリテーナ
部分の肉厚7は湾曲部の中央部から両端部にかけ
て徐々に薄くなるように形成されている。
また、第1図b中に示されたB部分、すなわ
ち、第1図dに示す湾曲部の両端部8,9は内周
側と外周側を中央部と逆方向に湾曲させるととも
に、順次薄くし、リテーナ部分の湾曲部の両端部
8,9が枠部分の液状ガスケツトと一平面上で平
滑に連結するようになつている。
さらに、第1図eに示すように湾曲部のリテー
ナ側およびオイルパン側の湾曲面上に凸部1,2
を各々2条ずつ設け、さらにオイルパン側の湾曲
面上の両端には凸設させたガイド条3が設けられ
ている。
また前記ゴム成型されたリテーナ部分以外の枠
部分においては、前記第3図bに示すものの枠部
分21と同一形状でありリテーナ部分との連設部
以外はすべて平滑な帯状に形成され、連設部は
徐々に薄く形成され、さらに、液状ガスケツトで
形成されている。
次に前記のものの作用について説明する。
第1図a〜eに示す前記湾曲して形成されたゴ
ム成型のリテーナ部分において、前述のごとくリ
テーナ部分の肉厚7を湾曲部の中央部から両端部
にかけて徐々に薄くなるように形成したことによ
つて、つぶし方向厚み4は湾曲部の中央部から両
端部にかけてほぼ一定となり、これにより、リテ
ーナ部分の面圧を湾曲部の中央部から両端部にか
けてほぼ一定にできるので、リテーナ部分の全域
にわたつてシール性が向上する。さらに第1図b
中のB部分すなわち第1図dに示す湾曲部の両端
部8,9においても、前述のごとく最端部まで
徐々に肉厚7を薄くしているので最端部まで均一
な面圧を保持でき、さらに枠部分の液状ガスケツ
トとの接合部分においては段差がなくなり一平面
上で平滑に連結するので、湾曲部の両端部8,9
においてもさらにシール性が向上するものであ
る。
また、既述のごとくガスケツトの面圧がほぼ一
定となるために、オイルパン自体の強度が弱い場
合にあつてもガスケツトを均一につぶすことがで
きるので、オイルパン自体の薄肉、軽量化が可能
となる。
また前記湾曲して形成したゴム成型のリテーナ
部分の湾曲面上に凸部1,2を設けたことによ
り、リテーナ側およびオイルパン側でのシール性
をそれぞれ向上させることができ、さらに前記オ
イルパン側の湾曲面上の両側に凸設させたガイド
条3を設けたので、このガイド条3間にオイルパ
ンの上縁部を差し込み可能、すなわち、リテーナ
部分を被嵌してオイルパンの上縁部をガイド条3
間で挟持可能とできることにより、オイルパンに
確実に取付けることができ、一方、枠部分は平滑
な帯状に形成されているのでオイルパンの上面に
安定して載置可能である。したがつて、オイルパ
ンにガスケツトを取付けた状態でエンジンブロツ
ク本体に装着させる作業が非常に容易となる。
またリテーナ部分以外の枠部分を液状ガスケツ
トにすることによつて、コストの低減を図ること
ができ、かつシール性を向上させることができる
ものである。
なお前記実施例においては湾曲して形成された
ゴム成型のリテーナ部分の湾曲面上に設けた凸部
1,2を各々2条ずつ設けた構成を示したが、こ
れに限定することなく、各々1条ずつあるいは可
能な限りの複数条としても良いことは勿論であ
る。
〔考案の効果〕 この考案は前記のように構成したことによりあ
らかじめ、リテーナ部分をオイルパンの上縁部に
取付けておけるとともに、枠部分も載置できてガ
スケツト全体をオイルパンに安定して取付けてお
くことができるので、オイルパンのエンジンブロ
ツク本体への装着作業が容易であり、また、リテ
ーナ部分の各部の面圧が一定であるとともに、リ
テーナ部分と枠部分との連設部も段差が生じない
のでシール性が向上する。
また、リテーナ部の各部の面圧を一定にして均
一につぶすことができることにより、オイルパン
の薄肉化、および軽量化を図ることができ、リテ
ーナ部分のみをゴム成型品としたことと相俟つて
全体のコストを安価とすることができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案によるガスケツトのリテー
ナ部分の平面図、第1図bは断面図、第1図cは
側面図、第1図dは前記第1図b中のB部分の拡
大断面図、第1図eは前記第1図b中のA−A方
向の拡大断面図、第2図aは従来のガスケツトの
リテーナ部分の平面図、第2図bは断面図、第2
図cは側面図、第2図dは前記第2図d中のB−
B方向の拡大断面図、第3図aは従来のオイルパ
ン全周にわたつて一体成型されたガスケツトの概
略図、第3図bは従来のリテーナ部分と枠部分に
分割して成型されたガスケツトの概略図である。 1,2,11,12……凸部、3,13……ガ
イド条、4,14……つぶし方向厚み、5……内
周側の湾曲面の中心、6……外周側の湾曲面の中
心、7,17……肉厚、8,9,18,19……
湾曲部の両端部、20……ガスケツトのリテーナ
部分、21……ガスケツトの枠部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルパンとエンジンブロツク本体との間に設
    けられて、それらの間をシールするガスケツトで
    あつて、該ガスケツトは、リテーナ部分と、枠部
    分とで構成され、前記リテーナ部分は、ゴム成型
    品によつて、肉厚を中央部から両端部にかけて
    徐々に薄くした湾曲状に形成するとともに、両端
    部を、前記湾曲方向に逆方向に湾曲させ、また、
    前記オイルパン側の両側にガイド条を突設して、
    オイルパンの上縁部に被嵌可能に形成し、一方、
    前記枠部分を液状ガスケツトで形成するととも
    に、前記リテーナ部の両端部と連設する部分を薄
    くして連設した際の厚みが他の部分の厚みとほぼ
    一致するようにしたことを特徴とするガスケツ
    ト。
JP1985141200U 1985-09-14 1985-09-14 Expired JPH0244041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985141200U JPH0244041Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985141200U JPH0244041Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS6249644U JPS6249644U (ja) 1987-03-27
JPH0244041Y2 true JPH0244041Y2 (ja) 1990-11-22

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ID=31048773

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985141200U Expired JPH0244041Y2 (ja) 1985-09-14 1985-09-14

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61178054U (ja) * 1985-04-25 1986-11-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6249644U (ja) 1987-03-27

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