JPH0313650Y2 - - Google Patents

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JPH0313650Y2
JPH0313650Y2 JP17430085U JP17430085U JPH0313650Y2 JP H0313650 Y2 JPH0313650 Y2 JP H0313650Y2 JP 17430085 U JP17430085 U JP 17430085U JP 17430085 U JP17430085 U JP 17430085U JP H0313650 Y2 JPH0313650 Y2 JP H0313650Y2
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JP
Japan
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gasket
gasket body
sealing member
metal
inner material
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JP17430085U
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JPS6282463U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はガスケツトに関する。この考案は、
さらに詳しく述べると、蒸気、圧縮空気、各種ガ
スなどの気体、原油、水、化学薬品などの半固
体、セメントなどの粉体、その他の流体の漏れ止
めや異物の侵入防止に用いられるガスケツトに関
する。
〔従来の技術〕
流体の漏れ止めや異物の侵入防止のためにガス
ケツトが用いられていることは周知の事実であ
り、また、これらの目的のためにいろいろな改良
ガスケツトが提案されかつ実用に供されている。
例えば、実開昭59−96346号公報には、空気、水、
油等の通路となる開口部が形成されたガスケツト
本体と、ガスケツト本体より軟質であつて該開口
部の内周面に設けられた前記通路の気密を保つ環
状のシール部材と、シール部材に埋め込まれた芯
材と、を備えたことを特徴とするガスケツトが開
示されている。この公知なガスケツトでは、ガス
ケツト本体より軟質なシール部材を開口部の内周
面に設けるとともにそのシール部材に芯材を埋め
込んだ結果、今までにない封止効果を期待するこ
とができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記した公知なガスケツトには解決
されなければならないいくつかの問題点がある。
先ず、シール部材に埋め込まれた芯材が組付け及
び搬送行程で脱落しがちであるという問題があ
る。さらに、かかるガスケツトを使用した場合、
シール部材に切れや傷付きが発生した時には空
気、水、油等の漏れを避けられないことが多いと
いう問題もある。これらの問題が、今本考案が解
消しようとする問題点である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者らは、このたび、各種の気体、液体、
半固体、粉体等の漏れ止めや異物の侵入防止に用
いられるガスケツトであつて、薄板状金属中材及
び該金属中材の両側にそれぞれ重ね合わされた薄
板状金属外材を有する金属積層体の形をしたガス
ケツト本体と、該ガスケツト本体の所定の位置に
形成された流体流動用通路開口と、前記ガスケツ
ト本体の金属中材と金属外材の中間にまで延在し
かつ該通路開口の内周部に施されたものであつ
て、前記ガスケツト本体から該開口の領域に延在
せる前記金属中材を被覆しかつ該中材を芯材とし
て有している軟質の材料からなる第1シール部材
と、前記ガスケツト本体の最外層に施された軟質
の材料からなる第2シール部材とからなることを
特徴とするガスケツトによつて上述の問題点を解
決し得るということを見出した。
この本考案のガスケツトにおいて、金属積層体
の中材の突出せる端部をもつて第1シール部材の
芯材を構成するのが好ましい。また、この第1シ
ール部材の一部を金属積層体の中材と外材の中間
に延在させ、すなわち、これらの部材でサンドイ
ツチし、そしてこれらの部材のそれぞれに加硫接
着させることが好ましい。
本考案の実施において、金属積層体の中材及び
外材を形成するのに有利に用いることのできる金
属は、例えばSUS材、SPC材などである。しか
しながら、必要に応じて、金属の代りに例えばプ
ラスチツクなどの非金属材料を用いて積層体を形
成してもよい。
第1及び第2のシール部材を形成するのに有利
に用いることのできる軟質材料は、例えば、シリ
コーンゴム、ニトリルゴム、弗素ゴムなどであ
る。
第1及び第2のシール部材は、前記した通り、
積層体の中材及び外材に加硫接着により結合させ
るのが好ましい。この加硫接着は、射出成形法又
はプレス成形法を使用することによつて有利に実
施することができる。
〔実施例〕
次いで、本考案によるガスケツトの好ましい一
例を添付の図面を参照しながら説明する。
第1図に示される通り、ガスケツト本体1には
開口2,3,4,5及び6が形成されている。こ
れらの開口はすべて、空気、水、油等の流体を流
動させるための通路である。これらの開口の外周
部には、それぞれ、その開口に対応する形状をも
つた軟質の第1シール部材12,13,14,1
5又は16が施されている。
ガスケツト本体1と第1シール部材14との結
合関係は第1図のA−A線にそつた断面図である
第2図に見ることができる。ガスケツト本体1
は、金属積層体であつて、中材20と、それをは
さんだ外側の外材21a及び21bとからなる。
中材20の一端は、図示の通り、第1シール部材
14の中心部に突出していて部材14の芯材を構
成している。このシール部材はその芯材に加硫接
着せしめられている。また、第1シール部材14
の一部24a及び24bは、それぞれ、中材20
と外材21aの中間及び中材20と外材21bの
中間に延在していて、それらの部材に加硫接着せ
しめられている。さらに、外材21a及び21b
の外面にあたる締結部品と接触する面には、それ
ぞれ、薄くて軟質の第2シール部材22a及び2
2bが加硫接着せしめられている。すなわち、本
考案のガスケツトの場合、部材20,21a,2
1b,22a,22b,24a,及び24bが積
層一体化してガスケツト本体1を構成しており、
さらに、このガスケツト本体1に第1シール部材
14が一体的に結合している。
〔考案の効果〕
本考案によれば、第1シール部材に埋め込まれ
た芯材とガスケツト本体とが一体でありかつこれ
らの部材にシール部材が加硫接着せしめられてい
るので、組付け及び搬送行程でシール部材の芯材
が脱落するという不都合がなくなる。さらに、本
考案によれば、薄くて軟質のシール部材が金属積
層体の金属部材間及び積層体表面に施されている
ので、たとえば第1シール部材に切れ、傷付き等
が発生しても、漏れを完全に防止することができ
る(二次シール効果)。本考案によればガスケツ
ト本体を積層構造としたことの結果、強度及び柔
軟性に富むガスケツトを得ることができ、よつ
て、締結部品の歪に対して追従性をもたせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるガスケツトの好まし
い一例を示した正面図、そして第2図は、第1図
のA−A線にそつた断面図である。 図中、1はガスケツト本体、2,3,4,5及
び6は通路開口、12,13,14,15及び1
6は第1シール部材、20は金属中材、そして2
1a及び21bは金属外材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各種の気体、液体、半固体、粉体等の漏れ止め
    や異物の侵入防止に用いられるガスケツトであつ
    て、薄板状金属中材及び該金属中材の両側にそれ
    ぞれ重ね合わされた薄板状金属外材を有する金属
    積層体の形をしたガスケツト本体と、該ガスケツ
    ト本体の所定の位置に形成された流体流動用通路
    開口と、前記ガスケツト本体の金属中材と金属外
    材の中間にまで延在しかつ該通路開口の内周部に
    施されたものであつて、前記ガスケツト本体から
    該開口の領域に延在せる前記金属中材を被覆しか
    つ該中材を芯材として有している軟質の材料から
    なる第1シール部材と、前記ガスケツト本体の最
    外層に施された軟質の材料からなる第2シール部
    材とからなることを特徴とするガスケツト。
JP17430085U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0313650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17430085U JPH0313650Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP17430085U JPH0313650Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6282463U JPS6282463U (ja) 1987-05-26
JPH0313650Y2 true JPH0313650Y2 (ja) 1991-03-28

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ID=31112553

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JP17430085U Expired JPH0313650Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP (1) JPH0313650Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210510A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Honda Motor Co Ltd インテークマニホルド用ガスケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210510A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Honda Motor Co Ltd インテークマニホルド用ガスケット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6282463U (ja) 1987-05-26

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