JPH07775Y2 - 分割型ガスケット - Google Patents
分割型ガスケットInfo
- Publication number
- JPH07775Y2 JPH07775Y2 JP1991035003U JP3500391U JPH07775Y2 JP H07775 Y2 JPH07775 Y2 JP H07775Y2 JP 1991035003 U JP1991035003 U JP 1991035003U JP 3500391 U JP3500391 U JP 3500391U JP H07775 Y2 JPH07775 Y2 JP H07775Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- split type
- portions
- gasket
- type gasket
- flat portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、シリンダブロ
ックとオイルパンの接面に使用するオイルパンガスケッ
ト等、大型で、軟質材を使用してリング状に構成した分
割型ガスケットに関する。
ックとオイルパンの接面に使用するオイルパンガスケッ
ト等、大型で、軟質材を使用してリング状に構成した分
割型ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】周知の如く、例えば、
アスベストを含んだ軟質材のシートを使用したガスケッ
トは、打抜型によって一体的に打抜かれたものが知られ
ている。しかし、公害対策のために、アスベストを含ま
ない軟質材の採用が促進され、この単価の高いシートの
ためにコストが上昇している。この対策として、時に歩
留りの悪いリング状ガスケットにおいては、リング状に
打抜かれた内部の抜きかすの再利用があるが、組合せの
問題が残る。また、例えば、図5に示すようにガスケッ
トを分割型に構成し、組立時に、接続箇所J1、J2に
液状ガスケットを塗布する方法は公知であるが、面圧の
低い箇所で接続しているので洩れ易く、かつ、面倒であ
ると共に工数が増加する。
アスベストを含んだ軟質材のシートを使用したガスケッ
トは、打抜型によって一体的に打抜かれたものが知られ
ている。しかし、公害対策のために、アスベストを含ま
ない軟質材の採用が促進され、この単価の高いシートの
ためにコストが上昇している。この対策として、時に歩
留りの悪いリング状ガスケットにおいては、リング状に
打抜かれた内部の抜きかすの再利用があるが、組合せの
問題が残る。また、例えば、図5に示すようにガスケッ
トを分割型に構成し、組立時に、接続箇所J1、J2に
液状ガスケットを塗布する方法は公知であるが、面圧の
低い箇所で接続しているので洩れ易く、かつ、面倒であ
ると共に工数が増加する。
【0003】また、分割されたガスケットを、ボルト孔
を有し異材で形成された駒を介して接続する技術も知ら
れいてるが、異材であるため、ガスケットの材質及び厚
さの選択、面圧、ボルトの締付力の管理等の問題がある
と共に、駒の両側に接続部が生じるので、洩れる箇所が
多いという問題がある。
を有し異材で形成された駒を介して接続する技術も知ら
れいてるが、異材であるため、ガスケットの材質及び厚
さの選択、面圧、ボルトの締付力の管理等の問題がある
と共に、駒の両側に接続部が生じるので、洩れる箇所が
多いという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、本考案は、構
造が簡単で工数が増加せず、かつ洩れのない分割型ガス
ケットを提供することを目的としている。
造が簡単で工数が増加せず、かつ洩れのない分割型ガス
ケットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、軟質材
でリング状に構成した分割型ガスケットにおいて、ボル
ト孔と同心円状に形成した凸部Aを平坦部B及びCに連
結して形成した端部と、前記凸部Aに適合するよう形成
した円弧状の凹部Dと、前記平坦部B及びCに適合する
よう形成した平坦部E及びFとで突出部G及びHを形成
した別の端部とで接続部を構成している。
でリング状に構成した分割型ガスケットにおいて、ボル
ト孔と同心円状に形成した凸部Aを平坦部B及びCに連
結して形成した端部と、前記凸部Aに適合するよう形成
した円弧状の凹部Dと、前記平坦部B及びCに適合する
よう形成した平坦部E及びFとで突出部G及びHを形成
した別の端部とで接続部を構成している。
【0006】
【作用効果の説明】上記のように構成された分割型ガス
ケットにおいて、最も面圧が高く、かつ安定しているボ
ルト孔を中心として同一材で簡単に接続され、さらに凸
部Aと突出部G及びHが係合してボルトを締付けても、
接続箇所が離れることがないので洩れは発生しない。
ケットにおいて、最も面圧が高く、かつ安定しているボ
ルト孔を中心として同一材で簡単に接続され、さらに凸
部Aと突出部G及びHが係合してボルトを締付けても、
接続箇所が離れることがないので洩れは発生しない。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
する。
【0008】図1において、アスベストを含まない軟質
材のシートで構成されたガスケット1は、帯状に形成さ
れた直線部2及び3と、コの字状に形成された変形部4
及び5とで構成されている。また、直線部2及び3と、
変形部4及び5とには、それぞれボルト孔2a、2b・
・・、3a、3b・・・、4a、4b・・・、5a、5
b・・・が設けられている。そして、これらの直線部2
及び3と、変形部4及び5とは、接続部6〜9において
接続されている。
材のシートで構成されたガスケット1は、帯状に形成さ
れた直線部2及び3と、コの字状に形成された変形部4
及び5とで構成されている。また、直線部2及び3と、
変形部4及び5とには、それぞれボルト孔2a、2b・
・・、3a、3b・・・、4a、4b・・・、5a、5
b・・・が設けられている。そして、これらの直線部2
及び3と、変形部4及び5とは、接続部6〜9において
接続されている。
【0009】図2及び図3は、これらの接続部を示し、
一方はボルト孔5aと同心円状に形成された凸部Aは、
平坦部B、Cと小円弧により滑らかに接続するよう形成
されている。また、他方は凸部Aと適合するように円弧
状に形成された凹部Dと、平坦部E及びFとで突出部G
及びHを形成している。
一方はボルト孔5aと同心円状に形成された凸部Aは、
平坦部B、Cと小円弧により滑らかに接続するよう形成
されている。また、他方は凸部Aと適合するように円弧
状に形成された凹部Dと、平坦部E及びFとで突出部G
及びHを形成している。
【0010】従って、取付面に接続部6〜9で接続して
取付け、ボルトを各ボルト孔2a・・・、3a・・・、
4a・・・、5a・・・に通して締付ければ、接続部6
〜9においても、凸部Aと、突出部G及びHとが係合し
て離れることはない。また、同一材質で構成されている
ので面圧も安定し、洩れの発生はない。 また、図4に
示す如く、W1又はW2の巾が狭く洩れる恐れのある場
合は、鎖線K、Kで示すように、ボルト孔の両側、又は
片側を円弧状に形成してもよい。
取付け、ボルトを各ボルト孔2a・・・、3a・・・、
4a・・・、5a・・・に通して締付ければ、接続部6
〜9においても、凸部Aと、突出部G及びHとが係合し
て離れることはない。また、同一材質で構成されている
ので面圧も安定し、洩れの発生はない。 また、図4に
示す如く、W1又はW2の巾が狭く洩れる恐れのある場
合は、鎖線K、Kで示すように、ボルト孔の両側、又は
片側を円弧状に形成してもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案は、以上説明した通り構成されて
いるので液状ガスケットを塗布しないでも洩れがなく、
従って、工数の増加もなく、歩留り向上と併せて低コス
トである。
いるので液状ガスケットを塗布しないでも洩れがなく、
従って、工数の増加もなく、歩留り向上と併せて低コス
トである。
【図1】本考案の一実施例を示す平面図。
【図2】図1の一方の接続部を示す平面図。
【図3】図1の他方の接続部を示す平面図。
【図4】接続部の別の実施例を示す平面図。
【図5】従来技術の一例を示す平面図。
A・・・凸部を形成する円弧 B、C・・・平坦部 D・・・凹部を形成する円弧 E、F・・・平坦部 G、H・・・突出部 1・・・ガスケット 2、3・・・直線部 4、5・・・変形部 6〜9・・・接続部 J1・・・接続箇所 J2・・・接続箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−128571(JP,U) 実開 昭61−181158(JP,U) 実開 昭55−140855(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 軟質材でリング状に構成した分割型ガス
ケットにおいて、ボルト孔と同心円状に形成した凸部A
を平坦部B及びCに連結して形成した端部と、前記凸部
Aに適合するよう形成した円弧状の凹部Dと、前記平坦
部B及びCに適合するよう形成した平坦部E及びFとで
突出部G及びHを形成した別の端部とで接続部を構成し
たことを特徴とする分割型ガスケット。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991035003U JPH07775Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 分割型ガスケット |
AU15913/92A AU660458B2 (en) | 1991-05-17 | 1992-04-30 | Split-type gasket |
ES95200291T ES2119302T3 (es) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Junta obturadora de tipo partido. |
EP92303975A EP0514052B1 (en) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Split-type gasket |
ES92303975T ES2077353T3 (es) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Junta de tipo dividido. |
DE69205061T DE69205061T2 (de) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Geteilte Abdichtung. |
DE69226658T DE69226658T2 (de) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Geteilte Abdichtung |
EP95200291A EP0665371B1 (en) | 1991-05-17 | 1992-05-01 | Split-type gasket |
US07/879,006 US5236203A (en) | 1991-05-17 | 1992-05-06 | Split-type gasket |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991035003U JPH07775Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 分割型ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04128565U JPH04128565U (ja) | 1992-11-24 |
JPH07775Y2 true JPH07775Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31917273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991035003U Expired - Lifetime JPH07775Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 分割型ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07775Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3231289A (en) * | 1962-01-26 | 1966-01-25 | Parker Hannifin Corp | Sealing gasket |
JPS543616Y2 (ja) * | 1972-06-21 | 1979-02-20 | ||
JPS4932525U (ja) * | 1972-06-22 | 1974-03-22 |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP1991035003U patent/JPH07775Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04128565U (ja) | 1992-11-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |