JPH0518A - 普通型コンバイン - Google Patents
普通型コンバインInfo
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- JPH0518A JPH0518A JP30436191A JP30436191A JPH0518A JP H0518 A JPH0518 A JP H0518A JP 30436191 A JP30436191 A JP 30436191A JP 30436191 A JP30436191 A JP 30436191A JP H0518 A JPH0518 A JP H0518A
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- handling
- threshing
- conveyor
- chamber
- handling chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】搬送装置から扱室内への穀稈の取り込みを確実
良好にし、脱穀処理性能の向上を図ることを目的とす
る。 【構成】前後向きの軸芯回りに回転し少なくとも前端側
に螺旋状羽根20を有する扱胴19を備え、該扱胴19
の少なくとも下半周部に沿って脱穀網16を張設した脱
穀機7と、刈取部からの刈取穀稈を前記脱穀機7の扱室
8内に搬送供給する搬送装置34とを備えてあるコンバ
インであって、前記搬送装置34は、脱穀機7の横幅よ
りも狭く、且つ、扱室内の扱胴19前端の左右両側に跨
って位置するよう配位すると共に、該搬送装置の扱室に
臨む側の回転軌跡が該扱室前側の軸受側板11よりも扱
室内側寄りに介入するよう設けてあることを特徴とす
る。
良好にし、脱穀処理性能の向上を図ることを目的とす
る。 【構成】前後向きの軸芯回りに回転し少なくとも前端側
に螺旋状羽根20を有する扱胴19を備え、該扱胴19
の少なくとも下半周部に沿って脱穀網16を張設した脱
穀機7と、刈取部からの刈取穀稈を前記脱穀機7の扱室
8内に搬送供給する搬送装置34とを備えてあるコンバ
インであって、前記搬送装置34は、脱穀機7の横幅よ
りも狭く、且つ、扱室内の扱胴19前端の左右両側に跨
って位置するよう配位すると共に、該搬送装置の扱室に
臨む側の回転軌跡が該扱室前側の軸受側板11よりも扱
室内側寄りに介入するよう設けてあることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、普通型(汎用型)の
コンバインに関し、稲、麦などの収穫に利用できる。
コンバインに関し、稲、麦などの収穫に利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種コンバインは、機体の前方
に未刈り穀稈を後方へ掻込むリ−ル、その下方に穀稈を
刈取る刈刃装置を設けると共に、該刈刃装置の後方に刈
取穀稈を横方向中央側に向けて集送する掻き送り回転体
を設ける一方、該掻き送り回転体と後方の脱穀部との間
には刈取穀稈の搬送装置を設けて、刈取った穀稈を脱穀
機の扱室内に搬送供給し、扱室内の扱胴と脱穀網との間
で扱胴軸方向に移送しながら脱穀処理するようになって
いる。
に未刈り穀稈を後方へ掻込むリ−ル、その下方に穀稈を
刈取る刈刃装置を設けると共に、該刈刃装置の後方に刈
取穀稈を横方向中央側に向けて集送する掻き送り回転体
を設ける一方、該掻き送り回転体と後方の脱穀部との間
には刈取穀稈の搬送装置を設けて、刈取った穀稈を脱穀
機の扱室内に搬送供給し、扱室内の扱胴と脱穀網との間
で扱胴軸方向に移送しながら脱穀処理するようになって
いる。
【0003】扱胴軸芯が機体前後向きとなるよう脱穀機
を搭載した普通型コンバインは、例えば、特公昭39−
16318号公報によって知られている。
を搭載した普通型コンバインは、例えば、特公昭39−
16318号公報によって知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
構造のものでは、脱穀機の扱室内に刈取穀稈を搬送供給
する搬送装置が、該脱穀機の横幅より狭くなっていると
は云え、扱室の横幅中心である扱胴軸よりも一側にのみ
片寄って配置されたものであるため、扱室内に送り込ま
れる穀稈の取り込みが悪く、扱室の一側のみに集中する
ため、過大の脱穀負荷を受けることになり、消費馬力も
大きく、脱穀処理性能の低下を招く問題があった。
構造のものでは、脱穀機の扱室内に刈取穀稈を搬送供給
する搬送装置が、該脱穀機の横幅より狭くなっていると
は云え、扱室の横幅中心である扱胴軸よりも一側にのみ
片寄って配置されたものであるため、扱室内に送り込ま
れる穀稈の取り込みが悪く、扱室の一側のみに集中する
ため、過大の脱穀負荷を受けることになり、消費馬力も
大きく、脱穀処理性能の低下を招く問題があった。
【0005】この発明は、上述の従来形コンバインの欠
陥を解消することを目的とするものである。この目的達
成のため、次のような技術的手段を講じた。
陥を解消することを目的とするものである。この目的達
成のため、次のような技術的手段を講じた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、前後向きの軸芯回りに回転し少なくと
も前端側に螺旋状羽根20を有する扱胴19を備え、該
扱胴19の少なくとも下半周部に沿って脱穀網16を張
設した脱穀機7と、刈取部からの刈取穀稈を前記脱穀機
7の扱室8内に搬送供給する搬送装置34とを備えてあ
るコンバインであって、前記搬送装置34は、脱穀機7
の横幅よりも狭く、且つ、扱室内の扱胴19前端の左右
両側に跨って位置するよう配位すると共に、該搬送装置
の扱室に臨む側の回転軌跡が該扱室前側の軸受側板11
よりも扱室内側寄りに介入するよう設けてあることを特
徴とするものである。
る技術的手段は、前後向きの軸芯回りに回転し少なくと
も前端側に螺旋状羽根20を有する扱胴19を備え、該
扱胴19の少なくとも下半周部に沿って脱穀網16を張
設した脱穀機7と、刈取部からの刈取穀稈を前記脱穀機
7の扱室8内に搬送供給する搬送装置34とを備えてあ
るコンバインであって、前記搬送装置34は、脱穀機7
の横幅よりも狭く、且つ、扱室内の扱胴19前端の左右
両側に跨って位置するよう配位すると共に、該搬送装置
の扱室に臨む側の回転軌跡が該扱室前側の軸受側板11
よりも扱室内側寄りに介入するよう設けてあることを特
徴とするものである。
【0007】
【発明の作用効果】従って、本発明によれば、搬送装置
の横幅を、前後向きの軸芯回りに回転する扱胴19を備
えた脱穀機のそれよりも狭くしてあるので、搬送装置か
ら送られる穀稈は狭い搬送装置から広い脱穀機の扱室内
入口部で拡散して停滞することがなく、扱胴19の前端
側の螺旋状羽根20によって確実に取り込むことがで
き、脱穀処理性能をより高めることができる。
の横幅を、前後向きの軸芯回りに回転する扱胴19を備
えた脱穀機のそれよりも狭くしてあるので、搬送装置か
ら送られる穀稈は狭い搬送装置から広い脱穀機の扱室内
入口部で拡散して停滞することがなく、扱胴19の前端
側の螺旋状羽根20によって確実に取り込むことがで
き、脱穀処理性能をより高めることができる。
【0008】しかも、搬送装置の横幅は、扱胴を前後方
向に軸架させた扱室のそれよりも狭くするだけでなく、
この狭い搬送装置は扱室内の扱胴始端(前端)の左右両
側に跨って位置するので、扱室内に供給される穀稈は扱
胴始端の螺旋状羽根の回転圏内にまんべんにゆきわた
り、扱胴による取り込み作用が一層良好となり、従来の
ような扱室の一側寄りのみに集中して供給する場合のよ
うに過大の負荷による詰まりの発生がなく、消費馬力も
小さくて済む特徴がある。
向に軸架させた扱室のそれよりも狭くするだけでなく、
この狭い搬送装置は扱室内の扱胴始端(前端)の左右両
側に跨って位置するので、扱室内に供給される穀稈は扱
胴始端の螺旋状羽根の回転圏内にまんべんにゆきわた
り、扱胴による取り込み作用が一層良好となり、従来の
ような扱室の一側寄りのみに集中して供給する場合のよ
うに過大の負荷による詰まりの発生がなく、消費馬力も
小さくて済む特徴がある。
【0009】
【実施例】1は走行車体で、下部の左右両側に無限軌道
装置2、2が装着されている。3は原動機で、前記走行
車体1の右側前上部に搭載されている。4は原動機の出
力軸である。5は操縦席であって、前記原動機3の上方
に設けている。6は左側方及び前側を取り巻く操縦席囲
い枠である。
装置2、2が装着されている。3は原動機で、前記走行
車体1の右側前上部に搭載されている。4は原動機の出
力軸である。5は操縦席であって、前記原動機3の上方
に設けている。6は左側方及び前側を取り巻く操縦席囲
い枠である。
【0010】7は脱穀機で、前記走行車体1の右側上部
に扱室8、その下部に選別室9が位置し、左側上部に穀
粒を一時的に貯留して排出する穀粒貯留部10が位置す
るように搭載されている。扱室8は、前後方向に長く設
けられていて、その前端側には扱胴軸の軸受側板11を
中間にして、下部と上部とに各々穀稈供給口12、13
が設けられ、後端部には上部に排稈口14を、下部には
排塵口15を設け、また、底部には脱穀網16、その後
方に続く格子状枠17、更に、その後方へ突出させたフ
ォ−ク18が弧状に張設されている。
に扱室8、その下部に選別室9が位置し、左側上部に穀
粒を一時的に貯留して排出する穀粒貯留部10が位置す
るように搭載されている。扱室8は、前後方向に長く設
けられていて、その前端側には扱胴軸の軸受側板11を
中間にして、下部と上部とに各々穀稈供給口12、13
が設けられ、後端部には上部に排稈口14を、下部には
排塵口15を設け、また、底部には脱穀網16、その後
方に続く格子状枠17、更に、その後方へ突出させたフ
ォ−ク18が弧状に張設されている。
【0011】19は扱胴で、前端部がコ−ン状に設けら
れていて、このコ−ン状部に穀稈が後方へ送り込まれる
螺旋状羽根20を設け、このコ−ン状よりも後方の筒状
部には扱歯21を取付けている。22は扱胴軸で、前側
軸受側板11と後側枠23との間に軸受され、前記扱胴
19を止着し、前側軸受側板11の外側に設けた伝動ギ
アボックス24部から回転駆動されるように構成してい
る。
れていて、このコ−ン状部に穀稈が後方へ送り込まれる
螺旋状羽根20を設け、このコ−ン状よりも後方の筒状
部には扱歯21を取付けている。22は扱胴軸で、前側
軸受側板11と後側枠23との間に軸受され、前記扱胴
19を止着し、前側軸受側板11の外側に設けた伝動ギ
アボックス24部から回転駆動されるように構成してい
る。
【0012】25は扱口で、前記扱室8の左上側部に扱
胴軸方向に沿って所定の上下幅を設けて開設されてい
る。26は扱口25の外側に沿わせて張設したフィ−ド
チエンである。選別室9は、前記扱室8の下部に設けら
れていて、前端部に圧風唐箕27、この唐箕27の後方
の底部に前部から一番移送螺旋樋28、二番移送螺旋樋
29を配設し、これらの上部に選別揺動棚30を架設し
ている。31は排藁チエン、32はカッタ−である。
胴軸方向に沿って所定の上下幅を設けて開設されてい
る。26は扱口25の外側に沿わせて張設したフィ−ド
チエンである。選別室9は、前記扱室8の下部に設けら
れていて、前端部に圧風唐箕27、この唐箕27の後方
の底部に前部から一番移送螺旋樋28、二番移送螺旋樋
29を配設し、これらの上部に選別揺動棚30を架設し
ている。31は排藁チエン、32はカッタ−である。
【0013】33aは穀稈搬送供給筒路で、前記扱室8
前端下部の穀稈供給口12から前方へ突出されていて、
前、後、上、下が鉄板で囲われて搬送供給筒33が構成
され、その底板部の前側は円弧状に形成されている。3
4は搬送装置で、前記穀稈搬送供給筒33内に横架され
て回転される回転軸35に、横方向へ延びる搬送板体3
6を取り付け枠体37を介して一体的に止着したもので
ある。38は入力プ−リ、39,40は脱穀機7側及び
刈取装置側を駆動するための出力プ−リである。
前端下部の穀稈供給口12から前方へ突出されていて、
前、後、上、下が鉄板で囲われて搬送供給筒33が構成
され、その底板部の前側は円弧状に形成されている。3
4は搬送装置で、前記穀稈搬送供給筒33内に横架され
て回転される回転軸35に、横方向へ延びる搬送板体3
6を取り付け枠体37を介して一体的に止着したもので
ある。38は入力プ−リ、39,40は脱穀機7側及び
刈取装置側を駆動するための出力プ−リである。
【0014】そして、前記搬送装置34は、穀稈搬送供
給筒33の横幅D2を前記脱穀機7の横幅D1よりも狭く
し、且つ、扱室内の扱胴19前端(始端)の左右両側に
跨って位置するよう配位してあると共に、該搬送装置の
扱室に臨む側の回転軌跡Kが該扱室前側の軸受側板11
よりも扱室内側寄りに介入するよう設けてある。41は
刈取前処理部52の連結体で、前記搬送装置装置34の
回転軸35を軸受けした左右メタル42、42に嵌着さ
れて軸35のまわりに回動自在に設けられ、その先端部
を前記穀稈供給筒路33の先端から突出ならしめてい
る。
給筒33の横幅D2を前記脱穀機7の横幅D1よりも狭く
し、且つ、扱室内の扱胴19前端(始端)の左右両側に
跨って位置するよう配位してあると共に、該搬送装置の
扱室に臨む側の回転軌跡Kが該扱室前側の軸受側板11
よりも扱室内側寄りに介入するよう設けてある。41は
刈取前処理部52の連結体で、前記搬送装置装置34の
回転軸35を軸受けした左右メタル42、42に嵌着さ
れて軸35のまわりに回動自在に設けられ、その先端部
を前記穀稈供給筒路33の先端から突出ならしめてい
る。
【0015】尚、図例では、該連結体41そのものを、
前記穀稈搬送供給筒33内に嵌合する回動筒状体41a
に形成して、その底板部を前記筒路33aの底板上面に
摺接嵌合するように構成している。尚、図例の他、第1
4図の如く、筒状体41bを刈取機側に一体構造にすれ
ば、連結体41そのものを筒状に形成する必要はなく、
単に左右にアーム状連結体41を設けておけば足りるも
のである。
前記穀稈搬送供給筒33内に嵌合する回動筒状体41a
に形成して、その底板部を前記筒路33aの底板上面に
摺接嵌合するように構成している。尚、図例の他、第1
4図の如く、筒状体41bを刈取機側に一体構造にすれ
ば、連結体41そのものを筒状に形成する必要はなく、
単に左右にアーム状連結体41を設けておけば足りるも
のである。
【0016】44は刈取前処理部を着脱する場合のピン
で、前記連結体41の左右外側に突出させている。45
は筒状体41aの開口外周部に立設したフランジであ
る。46は刈取前処理部を昇降動するよう取付ける懸架
アームで、基部を前記走行車体1の前部に枢着した左右
二個のアーム47,48を設け、この両アームの先端を
パイプ49で連結し、前後中間部を連結するパイプ50
と走行車体1側との間に油圧シリンダー装置51を介し
て連結している。
で、前記連結体41の左右外側に突出させている。45
は筒状体41aの開口外周部に立設したフランジであ
る。46は刈取前処理部を昇降動するよう取付ける懸架
アームで、基部を前記走行車体1の前部に枢着した左右
二個のアーム47,48を設け、この両アームの先端を
パイプ49で連結し、前後中間部を連結するパイプ50
と走行車体1側との間に油圧シリンダー装置51を介し
て連結している。
【0017】次に、刈取前処理部側について説明する
と、刈取前処理部52は、左右両端に分草体53を設け
て、この間の上方にリール54を設け、その後方下部に
移送螺旋部イとクランクフィンガー部ロとを有した回転
体55を嵌合するバケット56を設け、このバケットの
左側上端に連接して後方上方に向う穀稈掻上通路57を
形成すべく構成している。
と、刈取前処理部52は、左右両端に分草体53を設け
て、この間の上方にリール54を設け、その後方下部に
移送螺旋部イとクランクフィンガー部ロとを有した回転
体55を嵌合するバケット56を設け、このバケットの
左側上端に連接して後方上方に向う穀稈掻上通路57を
形成すべく構成している。
【0018】つまり、掻き送り回転体55と前記脱穀機
7との間に、所定の間隔で取付けられたラグ体59aを
有する無端コンベア59とこれを覆うコンベアケ−ス6
0とからなる搬送装置58を設けて、前記コンベア59
とケ−ス60の底壁60aとで前記穀稈掻上通路57を
形成し、該通路の底壁にラグ体59aが摺接してバケッ
ト56内の穀稈を掻上げるよう構成している。
7との間に、所定の間隔で取付けられたラグ体59aを
有する無端コンベア59とこれを覆うコンベアケ−ス6
0とからなる搬送装置58を設けて、前記コンベア59
とケ−ス60の底壁60aとで前記穀稈掻上通路57を
形成し、該通路の底壁にラグ体59aが摺接してバケッ
ト56内の穀稈を掻上げるよう構成している。
【0019】更に、バケット56の前側下部には刈刃装
置61を設けている。そして、前記搬送装置58の少な
くとも搬送始端における前記コンベア59とコンベアケ
−ス60の底壁60aとの間の通路間隔Aを、前記脱穀
機7の扱室8内における扱胴19と脱穀網16との脱穀
通路間隔Bより狭くしてある。なお、上記刈取前処理部
52の穀稈掻上通路57の上端部には前記刈取機連結体
41の一例である筒状体41aの左右外側に突出するピ
ン44に上部から係合するフック枠62と、前記筒状体
41aの外周フランジ45に接合するフランジ63とを
設けている。64は締結用ボルトを示す。65は前記懸
架アームのパイプ49に嵌着する逆U字状のフックであ
る。
置61を設けている。そして、前記搬送装置58の少な
くとも搬送始端における前記コンベア59とコンベアケ
−ス60の底壁60aとの間の通路間隔Aを、前記脱穀
機7の扱室8内における扱胴19と脱穀網16との脱穀
通路間隔Bより狭くしてある。なお、上記刈取前処理部
52の穀稈掻上通路57の上端部には前記刈取機連結体
41の一例である筒状体41aの左右外側に突出するピ
ン44に上部から係合するフック枠62と、前記筒状体
41aの外周フランジ45に接合するフランジ63とを
設けている。64は締結用ボルトを示す。65は前記懸
架アームのパイプ49に嵌着する逆U字状のフックであ
る。
【0020】次に、上例の作用について説明する。ま
ず、麦刈作業やごく短稈の稲、あるいは大豆などを刈取
脱穀するときは、原動機3から各回転部を駆動し、機体
を前進させる。すると、圃場の立毛穀稈は、プーリー5
4の回転によって、バケット56内に倒されながら刈刃
装置61で株元部が刈取られる。したがって、刈取られ
た穀稈はバケット56内に収容され、バケット内右側部
及び左端の穀稈は移送螺旋部イによって穀稈掻上通路5
7の始端部が位置する部分へ移送され、この部分に位置
するクランクフィンガー部ロで後方上方へ掻上げられ
る。続いて、無端コンベア59のラグ体59aよって穀
稈掻上通路57の底面に沿って刈取穀稈が送上され、そ
の終端から、回動筒状体41a内に供給される。
ず、麦刈作業やごく短稈の稲、あるいは大豆などを刈取
脱穀するときは、原動機3から各回転部を駆動し、機体
を前進させる。すると、圃場の立毛穀稈は、プーリー5
4の回転によって、バケット56内に倒されながら刈刃
装置61で株元部が刈取られる。したがって、刈取られ
た穀稈はバケット56内に収容され、バケット内右側部
及び左端の穀稈は移送螺旋部イによって穀稈掻上通路5
7の始端部が位置する部分へ移送され、この部分に位置
するクランクフィンガー部ロで後方上方へ掻上げられ
る。続いて、無端コンベア59のラグ体59aよって穀
稈掻上通路57の底面に沿って刈取穀稈が送上され、そ
の終端から、回動筒状体41a内に供給される。
【0021】すると、搬送装置34の搬送板体36で脱
穀機7の扱室8の始端側へ投入され、扱胴19の螺旋状
羽根20で確実に扱室内へ取込まれる。このようにして
穀稈全体が扱室8内に供給されると、扱胴19の回転に
よって脱穀され、穀粒は、脱穀網16を通過して下部の
選別室内の揺動選別棚及び圧風唐箕27による選別風を
受けて選別され、一番移送螺旋樋28から脱穀機の右側
端へ移送されて適宜昇降機によって送上されて穀粒取出
部10側へ排出される。
穀機7の扱室8の始端側へ投入され、扱胴19の螺旋状
羽根20で確実に扱室内へ取込まれる。このようにして
穀稈全体が扱室8内に供給されると、扱胴19の回転に
よって脱穀され、穀粒は、脱穀網16を通過して下部の
選別室内の揺動選別棚及び圧風唐箕27による選別風を
受けて選別され、一番移送螺旋樋28から脱穀機の右側
端へ移送されて適宜昇降機によって送上されて穀粒取出
部10側へ排出される。
【0022】また、完全に脱穀されなかったり、藁屑の
混っている二番物は二番移送螺旋樋29内に入って、こ
れらから再び二番スロワー(図示せず)によって扱室8
内へ還元される。更に、脱穀ずみの穀稈や大きな藁屑は
扱室8の後端下部の排塵口15から直接にカッター32
の上部へ排出され、また、選別室9の揺動選別棚30で
送出される大きな藁屑も同じくカッター32の上部へと
排出され、該カッター32によって細かく切断されて機
外へ排出されるのである。
混っている二番物は二番移送螺旋樋29内に入って、こ
れらから再び二番スロワー(図示せず)によって扱室8
内へ還元される。更に、脱穀ずみの穀稈や大きな藁屑は
扱室8の後端下部の排塵口15から直接にカッター32
の上部へ排出され、また、選別室9の揺動選別棚30で
送出される大きな藁屑も同じくカッター32の上部へと
排出され、該カッター32によって細かく切断されて機
外へ排出されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】普通型コンバインの側断面図である。
【図2】普通型コンバインの平面図である。
【図3】普通型刈取前処理部の側面図である。
【図4】同要部の斜視図である。
【図5】同要部の断面図である。
【図6】同要部の一部分を破断した斜面図である。
【図7】刈取前処理部の一部の斜面図である。
【図8】刈取前処理部の一部の斜面図である。
【図9】別例の一部破断した要部斜面図である。
1 走行車体 2 無限軌道装置 3 原動機 5 操縦席 7 脱穀機 8 扱室 9 選別室 10 穀粒貯溜部 11 軸受側板 12 穀稈供給口 19 扱胴 20 螺旋状羽根 22 扱胴軸 33 穀稈搬送供給筒 34 搬送装置 35 回転軸 36 搬送板体 52 刈取前処理部 54 リ−ル 55 掻き送り回転体 59 無端コンベア 60 コンベアケ−ス 61 刈刃装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 前後向きの軸芯回りに回転し少なくとも
前端側に螺旋状羽根20を有する扱胴19を備え、該扱
胴19の少なくとも下半周部に沿って脱穀網16を張設
した脱穀機7と、刈取部からの刈取穀稈を前記脱穀機7
の扱室8内に搬送供給する搬送装置34とを備えてある
コンバインであって、前記搬送装置34は、脱穀機7の
横幅よりも狭く、且つ、扱室内の扱胴19前端の左右両
側に跨って位置するよう配位すると共に、該搬送装置の
扱室に臨む側の回転軌跡が該扱室前側の軸受側板11よ
りも扱室内側寄りに介入するよう設けてあることを特徴
とする普通型コンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304361A JP2503819B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 普通型コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3304361A JP2503819B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 普通型コンバイン |
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JP299981A Division JPS57118721A (en) | 1981-01-11 | 1981-01-11 | Combined harvester |
Publications (2)
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JPH0518A true JPH0518A (ja) | 1993-01-08 |
JP2503819B2 JP2503819B2 (ja) | 1996-06-05 |
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ID=17932097
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5454758A (en) * | 1992-09-28 | 1995-10-03 | Claas Ohg | Self-propelling harvester thresher |
US5556337A (en) * | 1992-09-28 | 1996-09-17 | Claas Ohg Beschraebkt Haftende Offene | Self-propelling harvester thresher |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4209024A (en) * | 1978-10-31 | 1980-06-24 | White Motor Corporation Of Canada Limited | Axial flow combine with improved inlet transition area |
JPS57118721A (en) * | 1981-01-11 | 1982-07-23 | Iseki Agricult Mach | Combined harvester |
JPH0343017A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-02-25 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3304361A patent/JP2503819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US4209024A (en) * | 1978-10-31 | 1980-06-24 | White Motor Corporation Of Canada Limited | Axial flow combine with improved inlet transition area |
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US5556337A (en) * | 1992-09-28 | 1996-09-17 | Claas Ohg Beschraebkt Haftende Offene | Self-propelling harvester thresher |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2503819B2 (ja) | 1996-06-05 |
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