JPH05188527A - 圧力吸収中間層含有写真要素 - Google Patents
圧力吸収中間層含有写真要素Info
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- JPH05188527A JPH05188527A JP4166122A JP16612292A JPH05188527A JP H05188527 A JPH05188527 A JP H05188527A JP 4166122 A JP4166122 A JP 4166122A JP 16612292 A JP16612292 A JP 16612292A JP H05188527 A JPH05188527 A JP H05188527A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
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- Materials Engineering (AREA)
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤
層、及び乳剤層と支持体の間に少なくとも1つの非感光
性圧力吸収層、を担持する支持体を含んで成る写真感光
要素を提供する。上記要素は、圧力吸収層が、ポリマー
及び親水性コロイドを質量比1:2以上で含んでなり、
上記ポリマーが5℃未満のガラス転移温度を有すること
を特徴とする。 【効果】 このような圧力吸収層が存在する場合、写真
感光要素は、スクラッチ耐性を保持しながら、圧力カブ
リを実質的に低減できる。
層、及び乳剤層と支持体の間に少なくとも1つの非感光
性圧力吸収層、を担持する支持体を含んで成る写真感光
要素を提供する。上記要素は、圧力吸収層が、ポリマー
及び親水性コロイドを質量比1:2以上で含んでなり、
上記ポリマーが5℃未満のガラス転移温度を有すること
を特徴とする。 【効果】 このような圧力吸収層が存在する場合、写真
感光要素は、スクラッチ耐性を保持しながら、圧力カブ
リを実質的に低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真感光材料に関し、
そしてより詳細には、圧力カブリをほとんど受けない新
規ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
そしてより詳細には、圧力カブリをほとんど受けない新
規ハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】写真要素における圧力感度を調節する試
みとしては、ゼラチンオーバーコート層の使用が挙げら
れる。しかしながら、このような層は、特開平1−26
7638号(1989)及び同平1−291251号公
報(1989)に記載のもののように、たとえ比較的厚
いものであっても、それら自体に十分な保護を与えるも
のではない。乾燥ゼラチンは硬く、従って与えられた圧
力を、塗布写真系中のハロゲン化銀結晶に容易に伝達で
きる。特開平1−61748号公報(1989)は、圧
力カブリ耐性を改良するために、写真要素上でのコロイ
ド状シリカ及びエステルを含む保護オーバーコート層の
使用を開示し、そして合成ポリマーラテックスを写真要
素の乳剤もしくは別の層に存在させてもよいことを開示
している。米国特許第4,464,462号明細書は、
写真要素中の紫外線吸収ポリマーラテックスの存在は、
カブリに悪影響を与えないことを開示しているが、圧力
カブリの発生がその存在により低減されることは教示し
ていない。
みとしては、ゼラチンオーバーコート層の使用が挙げら
れる。しかしながら、このような層は、特開平1−26
7638号(1989)及び同平1−291251号公
報(1989)に記載のもののように、たとえ比較的厚
いものであっても、それら自体に十分な保護を与えるも
のではない。乾燥ゼラチンは硬く、従って与えられた圧
力を、塗布写真系中のハロゲン化銀結晶に容易に伝達で
きる。特開平1−61748号公報(1989)は、圧
力カブリ耐性を改良するために、写真要素上でのコロイ
ド状シリカ及びエステルを含む保護オーバーコート層の
使用を開示し、そして合成ポリマーラテックスを写真要
素の乳剤もしくは別の層に存在させてもよいことを開示
している。米国特許第4,464,462号明細書は、
写真要素中の紫外線吸収ポリマーラテックスの存在は、
カブリに悪影響を与えないことを開示しているが、圧力
カブリの発生がその存在により低減されることは教示し
ていない。
【0003】また、従来技術文献は、写真製品における
圧力減感を低減するために、塗布乳剤層へポリマーラテ
ックスを含有させること(米国特許第3,576,62
8号明細書開示)、親水性コロイド層中への疎水性添加
剤の分配(米国特許第4,247,627号明細書開
示)及びゼラチン用可塑剤について(例えば、米国特許
第4,245,036号明細書記載)を記載している。
乳剤層へのポリマーラテックスの包含は圧力減感の問題
を減少するのを助長するかもしれないとはいえ、一般的
にはこの方法は圧力カブリの問題を増大してきた。ま
た、従来技術文献は、米国特許第4,551,412号
及び同第4,822,727号明細書に、写真要素にお
ける粘着耐性を改良すると同時に脆性及び網状化を低減
するために、オーバーコート層への、20℃を越える及
び20℃未満の両ガラス転移温度を有するポリマーラテ
ックスの使用を記載している。同様に、従来技術文献
は、米国特許第4,840,881号、同第4,49
9,179号及び同第4,399,213号明細書に記
載のような写真ハロゲン化銀乳剤及びオーバーコート層
中への有機溶剤分散体の使用を記載している。
圧力減感を低減するために、塗布乳剤層へポリマーラテ
ックスを含有させること(米国特許第3,576,62
8号明細書開示)、親水性コロイド層中への疎水性添加
剤の分配(米国特許第4,247,627号明細書開
示)及びゼラチン用可塑剤について(例えば、米国特許
第4,245,036号明細書記載)を記載している。
乳剤層へのポリマーラテックスの包含は圧力減感の問題
を減少するのを助長するかもしれないとはいえ、一般的
にはこの方法は圧力カブリの問題を増大してきた。ま
た、従来技術文献は、米国特許第4,551,412号
及び同第4,822,727号明細書に、写真要素にお
ける粘着耐性を改良すると同時に脆性及び網状化を低減
するために、オーバーコート層への、20℃を越える及
び20℃未満の両ガラス転移温度を有するポリマーラテ
ックスの使用を記載している。同様に、従来技術文献
は、米国特許第4,840,881号、同第4,49
9,179号及び同第4,399,213号明細書に記
載のような写真ハロゲン化銀乳剤及びオーバーコート層
中への有機溶剤分散体の使用を記載している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ハロゲン化銀写真乳剤
塗膜に付加される圧力は、写真製品のセンシトメトリー
において、可逆的及び不可逆的な両効果を生じうる。ハ
ロゲン化銀写真系における多種多様な圧力効果は長期間
に亘って既知である。一般的には、圧力感度は、塗布写
真フィルムへの或る種の機械的圧力付加後に、フィルム
製品の写真センシトメトリーの変化を生じる効果として
記載できる。十分な圧力は、乳剤粒子の不可逆的な歪曲
を生じ、又は潜像形成感度を変える物理的欠陥の形成を
引き起こす。従来技術文献、例えば、Jamesの「写
真プロセスの理論(The Theory of th
e Photographic Process)」、
第4版、MacMillan(1977)は、写真製品
に認められる多種多様な圧力感度に関連して各種の機構
を記載しており、ここで、ハロゲン化銀結晶への機械的
及び熱的圧力の伝達は、写真製品のセンシトメトリーに
おける変化を生じる。
塗膜に付加される圧力は、写真製品のセンシトメトリー
において、可逆的及び不可逆的な両効果を生じうる。ハ
ロゲン化銀写真系における多種多様な圧力効果は長期間
に亘って既知である。一般的には、圧力感度は、塗布写
真フィルムへの或る種の機械的圧力付加後に、フィルム
製品の写真センシトメトリーの変化を生じる効果として
記載できる。十分な圧力は、乳剤粒子の不可逆的な歪曲
を生じ、又は潜像形成感度を変える物理的欠陥の形成を
引き起こす。従来技術文献、例えば、Jamesの「写
真プロセスの理論(The Theory of th
e Photographic Process)」、
第4版、MacMillan(1977)は、写真製品
に認められる多種多様な圧力感度に関連して各種の機構
を記載しており、ここで、ハロゲン化銀結晶への機械的
及び熱的圧力の伝達は、写真製品のセンシトメトリーに
おける変化を生じる。
【0005】圧力感度は、現像後、それぞれ低減された
もしくは増強された濃度マークを生じる圧力減感もしく
は圧力カブリの形で、写真製品においてそれ自体明白で
あるかもしれない。圧力カブリ(写真すり傷と称される
ことが多い)は、製造及び写真記録材料の使用に対して
ますます大きな障害となっている。一般的には、この問
題は、移動機械装置のローラー上の小さなゴミの粒子
が、カメラもしくは別の露光デバイス中の材料、あるい
は処理操作中の材料に対して加圧される場合に、記録材
料に加えられる大きな局部圧力により発生すると信じら
れている。
もしくは増強された濃度マークを生じる圧力減感もしく
は圧力カブリの形で、写真製品においてそれ自体明白で
あるかもしれない。圧力カブリ(写真すり傷と称される
ことが多い)は、製造及び写真記録材料の使用に対して
ますます大きな障害となっている。一般的には、この問
題は、移動機械装置のローラー上の小さなゴミの粒子
が、カメラもしくは別の露光デバイス中の材料、あるい
は処理操作中の材料に対して加圧される場合に、記録材
料に加えられる大きな局部圧力により発生すると信じら
れている。
【0006】一般的には、圧力感度の問題は、乳剤結晶
の物理的サイズに伴って増大する。それは、多くの流通
している写真製品に使用されており、そして従来技術文
献に広く記載されている、高アスペクト比で高変形性の
「平板状粒子乳剤」において、最も厳密に明示される。
従って、多くの現在流通している写真製品の品質を改良
するために、機械的圧力に対してより感度の小さい写真
要素を製造することが必要である。別の写真品質に悪影
響を与えることなく、このような写真製品における圧力
カブリを低減することが、望ましいであろう。
の物理的サイズに伴って増大する。それは、多くの流通
している写真製品に使用されており、そして従来技術文
献に広く記載されている、高アスペクト比で高変形性の
「平板状粒子乳剤」において、最も厳密に明示される。
従って、多くの現在流通している写真製品の品質を改良
するために、機械的圧力に対してより感度の小さい写真
要素を製造することが必要である。別の写真品質に悪影
響を与えることなく、このような写真製品における圧力
カブリを低減することが、望ましいであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】これら及び本発明の別の
目的は、少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層、
及び乳剤層と支持体の間に少なくとも1つの非感光性圧
力吸収層を担持する支持体を含んで成る写真感光要素で
あって、圧力吸収層が、ポリマー及び親水性コロイドを
質量比1:2以上で含んでなり、上記ポリマーが5℃未
満のガラス転移温度を有することで、特徴付けられる写
真感光要素を含んで成る、本発明に従って達成される。
このような圧力吸収層が存在する場合、写真要素におけ
る圧力カブリが実質的に低減されることが認められてお
り、そしてこのような要素のスクラッチ耐性には悪影響
を及ぼさない。
目的は、少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層、
及び乳剤層と支持体の間に少なくとも1つの非感光性圧
力吸収層を担持する支持体を含んで成る写真感光要素で
あって、圧力吸収層が、ポリマー及び親水性コロイドを
質量比1:2以上で含んでなり、上記ポリマーが5℃未
満のガラス転移温度を有することで、特徴付けられる写
真感光要素を含んで成る、本発明に従って達成される。
このような圧力吸収層が存在する場合、写真要素におけ
る圧力カブリが実質的に低減されることが認められてお
り、そしてこのような要素のスクラッチ耐性には悪影響
を及ぼさない。
【0008】
【具体的な態様】実験分析によって、圧力カブリの生成
における主な要因が、局部圧力、特に平面内剪断応力の
付加により乳剤層に到達する異方性圧力のレベルである
ことを、実験者らは発見した。驚くべきことに、実験者
らは、圧力源から乳剤層へ伝達される剪断応力のレベル
が、乳剤層下に非常に柔らかい層を追加することによ
り、低減できることを見い出した。また、伝統的なゼラ
チンオーバーコート層を感光性乳剤層上に含んでもよい
とはいえ、このようなオーバーコート層のみでは、所望
の程度の圧力カブリ耐性を提供するのに十分ではない。
このような非常に柔らかい層を、要素の乳剤層上に単独
オーバーコート層としてのみ用いられる場合には、しか
しながら層の過剰な厚さによる問題及び圧縮応力下、保
護されていない乳剤層を残してその層が流出することに
よる問題が生じるかもしれない。また、このような柔ら
かい層をオーバーコート層として用いる場合、写真要素
のスクラッチ耐性が低減されるかもしれない。驚くべき
ことに、このような柔らかい層を写真要素のハロゲン化
銀層及び支持体の間に配置する場合、スクラッチ耐性を
保持したまま圧力カブリの発生が低減されることが見い
出された。この結果は驚くべきことであり、圧力吸収層
を有効的であるように圧力源及び圧力感受性材料の間に
配置すべきであることを、当業者は直感的に予測するで
あろう。
における主な要因が、局部圧力、特に平面内剪断応力の
付加により乳剤層に到達する異方性圧力のレベルである
ことを、実験者らは発見した。驚くべきことに、実験者
らは、圧力源から乳剤層へ伝達される剪断応力のレベル
が、乳剤層下に非常に柔らかい層を追加することによ
り、低減できることを見い出した。また、伝統的なゼラ
チンオーバーコート層を感光性乳剤層上に含んでもよい
とはいえ、このようなオーバーコート層のみでは、所望
の程度の圧力カブリ耐性を提供するのに十分ではない。
このような非常に柔らかい層を、要素の乳剤層上に単独
オーバーコート層としてのみ用いられる場合には、しか
しながら層の過剰な厚さによる問題及び圧縮応力下、保
護されていない乳剤層を残してその層が流出することに
よる問題が生じるかもしれない。また、このような柔ら
かい層をオーバーコート層として用いる場合、写真要素
のスクラッチ耐性が低減されるかもしれない。驚くべき
ことに、このような柔らかい層を写真要素のハロゲン化
銀層及び支持体の間に配置する場合、スクラッチ耐性を
保持したまま圧力カブリの発生が低減されることが見い
出された。この結果は驚くべきことであり、圧力吸収層
を有効的であるように圧力源及び圧力感受性材料の間に
配置すべきであることを、当業者は直感的に予測するで
あろう。
【0009】スクラッチ耐性を保持することに加えて、
本発明は、圧力カブリを最小限にするための従来の処理
方法を越える多数の利点を有する。本発明の圧力吸収層
を組み入れた本発明の写真要素は、圧力耐性材料を含む
高溶剤が示すような層間剥離もしくはエンボスを生じる
傾向を有さない。さらに、本発明の要素は、写真特性に
おける実質的な質の低下は認められない。これら及び別
の利点は、下記詳細な説明より明らかであろう。
本発明は、圧力カブリを最小限にするための従来の処理
方法を越える多数の利点を有する。本発明の圧力吸収層
を組み入れた本発明の写真要素は、圧力耐性材料を含む
高溶剤が示すような層間剥離もしくはエンボスを生じる
傾向を有さない。さらに、本発明の要素は、写真特性に
おける実質的な質の低下は認められない。これら及び別
の利点は、下記詳細な説明より明らかであろう。
【0010】実験研究より、5℃未満のガラス転移温度
(Tg)を有するポリマーを含んで成る圧力吸収層が、こ
のようなポリマーが圧力吸収層中、親水性コロイドに相
関して重量比1:2以上で存在する場合、ハロゲン化銀
乳剤の圧力カブリ耐性を増強できることが、見い出され
ている。好ましくは、ポリマーが0℃未満のガラス転移
温度を有し、最も好ましくは−15℃未満のガラス転移
温度を有する。
(Tg)を有するポリマーを含んで成る圧力吸収層が、こ
のようなポリマーが圧力吸収層中、親水性コロイドに相
関して重量比1:2以上で存在する場合、ハロゲン化銀
乳剤の圧力カブリ耐性を増強できることが、見い出され
ている。好ましくは、ポリマーが0℃未満のガラス転移
温度を有し、最も好ましくは−15℃未満のガラス転移
温度を有する。
【0011】このようなポリマーは、写真フィルム中、
支持体及び乳剤層の間に緩衝層として塗布される場合、
圧力吸収層として作用し、そして圧力カブリ問題を低減
し、特に高アスペクト比平板状粒子含有乳剤に伴う問題
を低減する。
支持体及び乳剤層の間に緩衝層として塗布される場合、
圧力吸収層として作用し、そして圧力カブリ問題を低減
し、特に高アスペクト比平板状粒子含有乳剤に伴う問題
を低減する。
【0012】一般的には、低Tgポリマー対親水性コロイ
ドの割合が増加する程、圧力カブリは低減される。低Tg
ポリマー及び親水性コロイドは、圧力吸収層に、重量
比、1:2以上、好ましくは1:1〜10:1の範囲
で、より好ましくは2:1〜10:1の範囲で、最も好
ましくは、5:1〜10:1の範囲で存在する。
ドの割合が増加する程、圧力カブリは低減される。低Tg
ポリマー及び親水性コロイドは、圧力吸収層に、重量
比、1:2以上、好ましくは1:1〜10:1の範囲
で、より好ましくは2:1〜10:1の範囲で、最も好
ましくは、5:1〜10:1の範囲で存在する。
【0013】ポリマーのガラス転移温度は、固体よりは
むしろ粘稠な液体の物理的特性を示す温度より下の温度
である。ポリマーのガラス転移温度及びそれらの測定技
術は、当該技術分野で周知であり、本発明には含まれな
い。参考文献は、一般的な重合可能なモノマーのホモポ
リマーについてのガラス転移温度を発表している。コポ
リマー類(2種以上の繰り返し単位を含むポリマー類)
のガラス転移温度は、コポリマーを生成している各繰り
返し単位の割合及び各繰り返し単位に対応するホモポリ
マーのガラス転移温度の文献値の情報により算出でき
る。ホモポリマー類についての代表的なガラス転移温度
は、例えば、Polymer Handbook、第2
版、W.A.Lee及びR.A.Rutherford
による章、題「ポリマー類のガラス転移温度(The
Glass TransitionTemperatu
re of Polymers)」、III −139ペー
ジから、John Wiley and Sons、
N.Y.,1975、に発表されている。
むしろ粘稠な液体の物理的特性を示す温度より下の温度
である。ポリマーのガラス転移温度及びそれらの測定技
術は、当該技術分野で周知であり、本発明には含まれな
い。参考文献は、一般的な重合可能なモノマーのホモポ
リマーについてのガラス転移温度を発表している。コポ
リマー類(2種以上の繰り返し単位を含むポリマー類)
のガラス転移温度は、コポリマーを生成している各繰り
返し単位の割合及び各繰り返し単位に対応するホモポリ
マーのガラス転移温度の文献値の情報により算出でき
る。ホモポリマー類についての代表的なガラス転移温度
は、例えば、Polymer Handbook、第2
版、W.A.Lee及びR.A.Rutherford
による章、題「ポリマー類のガラス転移温度(The
Glass TransitionTemperatu
re of Polymers)」、III −139ペー
ジから、John Wiley and Sons、
N.Y.,1975、に発表されている。
【0014】必要なTgを有するいずれかのポリマー材料
を、本発明の写真要素中の圧力吸収層に使用してもよ
い。例えば、上記に関連する米国特許第3,576,6
28号、同第4,245,036号、同第4,247,
627号、同第4,551,412号及び同第4,82
2,727号明細書に記載のポリマー類、並びにTg必要
条件を満たす米国特許第4,855,219号明細書に
記載のものを使用してもよい。また、米国特許第4,9
20,004号及び同第5,066,572号明細書に
開示されたゲルーグラフト化ポリマー類を使用してもよ
い。好ましいポリマー類としては、最も伝統的な写真系
とのそれらの適合性により、アクリル酸ポリマーラテッ
クスが挙げられる。
を、本発明の写真要素中の圧力吸収層に使用してもよ
い。例えば、上記に関連する米国特許第3,576,6
28号、同第4,245,036号、同第4,247,
627号、同第4,551,412号及び同第4,82
2,727号明細書に記載のポリマー類、並びにTg必要
条件を満たす米国特許第4,855,219号明細書に
記載のものを使用してもよい。また、米国特許第4,9
20,004号及び同第5,066,572号明細書に
開示されたゲルーグラフト化ポリマー類を使用してもよ
い。好ましいポリマー類としては、最も伝統的な写真系
とのそれらの適合性により、アクリル酸ポリマーラテッ
クスが挙げられる。
【0015】本明細書で使用される「アクリレートポリ
マー」の語は、1つ以上のアクリレートエステルより誘
導されるその繰り返し単位を、少なくとも50重量パー
セント有するビニルポリマーを示す。ポリマーの繰り返
し単位を形成するアクリレートエステルモノマーは、ア
クリル酸を、アルコール、フェノールもしくはヒドロキ
シ置換エーテルと反応させることにより都合良く提供さ
れる。一般的には、炭素原子数約21個までからなるも
の由来の、任意に繰り返し単位が存在する、アクリレー
トエステルもしくは別のものを含むアクリレートポリマ
ーの繰り返し単位を個別に選択することが好ましい。ア
クリレートポリマーがコポリマーである場合、いずれか
1種の繰り返し単位が存在して5℃未満のガラス転移温
度を有するホモポリマーを形成する必要はなく、この基
準を完全に満たすようなコポリマーを提供する。
マー」の語は、1つ以上のアクリレートエステルより誘
導されるその繰り返し単位を、少なくとも50重量パー
セント有するビニルポリマーを示す。ポリマーの繰り返
し単位を形成するアクリレートエステルモノマーは、ア
クリル酸を、アルコール、フェノールもしくはヒドロキ
シ置換エーテルと反応させることにより都合良く提供さ
れる。一般的には、炭素原子数約21個までからなるも
の由来の、任意に繰り返し単位が存在する、アクリレー
トエステルもしくは別のものを含むアクリレートポリマ
ーの繰り返し単位を個別に選択することが好ましい。ア
クリレートポリマーがコポリマーである場合、いずれか
1種の繰り返し単位が存在して5℃未満のガラス転移温
度を有するホモポリマーを形成する必要はなく、この基
準を完全に満たすようなコポリマーを提供する。
【0016】本発明の或る簡単な態様では、ポリマー
が、5℃未満のガラス転移温度を示すように選択された
アクリル酸エステルのホモポリマーである。また、5℃
未満のガラス転移温度を示すホモポリマー類を形成でき
るアクリル酸エステルは、本発明に従うラテックス類と
して使用されるコポリマー類に好ましいアクリレートエ
ステル繰り返し単位である。好ましい形状では、アクリ
レートエステル繰り返し単位が、式4を満たすモノマー
より誘導される。
が、5℃未満のガラス転移温度を示すように選択された
アクリル酸エステルのホモポリマーである。また、5℃
未満のガラス転移温度を示すホモポリマー類を形成でき
るアクリル酸エステルは、本発明に従うラテックス類と
して使用されるコポリマー類に好ましいアクリレートエ
ステル繰り返し単位である。好ましい形状では、アクリ
レートエステル繰り返し単位が、式4を満たすモノマー
より誘導される。
【0017】
【化1】
【0018】上式中、Rは、炭素原子2〜10個、好ま
しくは炭素原子2〜6個を含む部分(例えば、アルコー
ル、フェノールもしくはエーテルの残基)を形成するエ
ステルである。Rは、例えば、炭素原子数2〜10個の
アルキル、炭素原子数7〜10個のベンジル基、炭素原
子数3〜10個、好ましくは炭素原子数5〜7個のシク
ロアルキル基、もしくは炭素原子2〜10個を含むモノ
オキシ、ジオキシ又はトリオキシエーテルのいずれかで
ありうる。前述のものが好ましいとはいえ、上記のよう
に繰り返し単位が炭素原子数21個までの範囲である場
合、言及された各種の形状のRが、炭素原子約18個ま
でを含有できることは認められる。
しくは炭素原子2〜6個を含む部分(例えば、アルコー
ル、フェノールもしくはエーテルの残基)を形成するエ
ステルである。Rは、例えば、炭素原子数2〜10個の
アルキル、炭素原子数7〜10個のベンジル基、炭素原
子数3〜10個、好ましくは炭素原子数5〜7個のシク
ロアルキル基、もしくは炭素原子2〜10個を含むモノ
オキシ、ジオキシ又はトリオキシエーテルのいずれかで
ありうる。前述のものが好ましいとはいえ、上記のよう
に繰り返し単位が炭素原子数21個までの範囲である場
合、言及された各種の形状のRが、炭素原子約18個ま
でを含有できることは認められる。
【0019】多くの別の形状のアクリレートエステル基
が、もちろん可能である。特定のアクリレートエステル
モノマーの選択が、(1)アクリレートポリマーの所望
のガラス転移温度、(2)アクリレートポリマー特にア
クリレートエステル構成成分の割合、及び(3)アクリ
レートポリマーの全ガラス転移温度において、あるかも
しれない別の繰り返し単位の効果、により指示される。
が、もちろん可能である。特定のアクリレートエステル
モノマーの選択が、(1)アクリレートポリマーの所望
のガラス転移温度、(2)アクリレートポリマー特にア
クリレートエステル構成成分の割合、及び(3)アクリ
レートポリマーの全ガラス転移温度において、あるかも
しれない別の繰り返し単位の効果、により指示される。
【0020】表Iに記載のアクリレートエステルモノマ
ー類は、圧力カブリを低減するために圧力吸収層に使用
されるラテックス類のアクリレートポリマー類の繰り返
し単位として含有されることが予測される、容易に入手
可能なモノマー類を具体的に示したものである。入手可
能なCASネーム(Chemical Abstrac
ts Service name)及び登録番号を提供
する。
ー類は、圧力カブリを低減するために圧力吸収層に使用
されるラテックス類のアクリレートポリマー類の繰り返
し単位として含有されることが予測される、容易に入手
可能なモノマー類を具体的に示したものである。入手可
能なCASネーム(Chemical Abstrac
ts Service name)及び登録番号を提供
する。
【0021】 表 I Aa. プロペン酸,ペンチルエステル(2998−23−4) Ab. プロペン酸,ブチルエステル(141−32−2) Ac. プロペン酸,フェニルメチルエステル(2495−35−4) Ad. プロペン酸,シクロヘキシルエステル(3066−71−5) Ae. プロペン酸,シクロペンチルエステル(16868−13−6) Af. プロペン酸,ヘキサデシルエステル(13402−02−3) Ag. プロペン酸,2−メチルプロピルエステル(106−63−8) Ah. プロペン酸,2−エチルヘキシルエステル(103−11−7) Ai. プロペン酸,2−(1−エチル)ペンチルエステル Aj. プロペン酸,2−(2−エトキシエトキシ)エチルエステル (7328−17−8) Ak. プロペン酸,2−ブトキシエチルエステル(7251−90−3) Al. プロペン酸,2−(2−メトキシエトキシ)エチルエステル (7238−18−9) Am. プロペン酸,2−n−プロピル−3−i−プロピルプロピルエステル An. プロペン酸,オクチルエステル(2499−59−4) Ao. プロペン酸,オクタデシルエステル(4813−57−4) Ap. プロペン酸,2−エトキシエチルエステル(106−74−1) Aq. プロペン酸,2−メトキシエチルエステル(3121−61−7) Ar. プロペン酸,2−(メトキシエトキシ)エチルエステル (86242−25−3) As. プロペン酸,エチルエステル(140−88−5) At. プロペン酸,プロピルエステル(925−60−0) Au. プロペン酸,2−フェノキシエチルエステル(48145−04−6) Av. プロペン酸,フェニルエステル(937−41−7) Aw. プロペン酸,1−メチルエチルエステル(689−12−3) Ax. プロペン酸,ヘキシルエステル(2499−95−8) Ay. プロペン酸,1−メチルプロピルエステル(2998−08−5) Az. プロペン酸,2,2−ジメチルブチルエステル (13141−03−2)
【0022】アクリレートポリマーの繰り返し単位約1
〜10重量パーセントが少なくとも1つの高極性側基を
含む場合、アクリレートポリマー類が、取扱い及び保存
中、親水性コロイドベヒクルにより均一に分散されたま
まであることが認められている。これらの繰り返し単位
は、少なくとも1つの高極性側基を有するいずれか都合
の良いビニルモノマーより誘導できる。これらのビニル
モノマーは、炭素原子2〜21個、好ましくは炭素原子
3〜10個を有するものの中から選択できる。このクラ
スの具体的なビニルモノマーは、式5を満たすものであ
る。
〜10重量パーセントが少なくとも1つの高極性側基を
含む場合、アクリレートポリマー類が、取扱い及び保存
中、親水性コロイドベヒクルにより均一に分散されたま
まであることが認められている。これらの繰り返し単位
は、少なくとも1つの高極性側基を有するいずれか都合
の良いビニルモノマーより誘導できる。これらのビニル
モノマーは、炭素原子2〜21個、好ましくは炭素原子
3〜10個を有するものの中から選択できる。このクラ
スの具体的なビニルモノマーは、式5を満たすものであ
る。
【0023】
【化2】
【0024】上式中、vは、ビニル不飽和部位を有する
基であり、Lは、2価連結基であり、mは、整数1もし
くは0であり、そしてPは、高極性側基である。
基であり、Lは、2価連結基であり、mは、整数1もし
くは0であり、そしてPは、高極性側基である。
【0025】或る好ましい形状では、高極性側基が、カ
ルボン酸もしくはカルボン酸塩部分(例えば、アンモニ
ウムもしくはアルカリ金属カルボン酸塩)でありうる。
この形状における側基は、式6を満たすことができる。
ルボン酸もしくはカルボン酸塩部分(例えば、アンモニ
ウムもしくはアルカリ金属カルボン酸塩)でありうる。
この形状における側基は、式6を満たすことができる。
【0026】
【化3】
【0027】上式中、Mは水素、アンモニウムもしくは
アルカリ金属である。表IIに記載のモノマー類は、この
タイプの繰り返し単位を提供できるものの具体例であ
る。
アルカリ金属である。表IIに記載のモノマー類は、この
タイプの繰り返し単位を提供できるものの具体例であ
る。
【0028】 表 II Ca. 1−プロペン−1,2,3−トリカルボン酸(499−12−7) Cb. 2−プロペン酸(79−10−7) Cc. 2−プロペン酸,ナトリウム塩(7446−81−3) Cd. 2−クロロ−2−プロペン酸(598−79−8) Ce. 2−プロペン酸,2−カルボキシエチルエステル (24615−84−7) Cf. 2−メチル−2−プロペン酸(79−41−4) Cg. 2−メチル−2−プロペン酸,リチウム塩(13234−23−6) Ch. メチレンブタン二酸(97−65−4) Ci. 2−ブテン二酸(110−16−7) Cj. 2−メチルブテン二酸(498−24−8) Ck. 2−メチレンペンテン二酸(3621−79−2)
【0029】一般に、安定性を与える上で、上記クラス
の側基より効果的であると見なされるものは、スルホも
しくはオキシスルホ側基である。この形状における側基
は、式7を満たすことができる。
の側基より効果的であると見なされるものは、スルホも
しくはオキシスルホ側基である。この形状における側基
は、式7を満たすことができる。
【0030】
【化4】
【0031】上式中、Mは、上記定義のとおりであり、
そしてnは、ゼロもしくは1である。表III に記載のモ
ノマー類は、このタイプの繰り返し単位を提供できるも
のの具体例である。
そしてnは、ゼロもしくは1である。表III に記載のモ
ノマー類は、このタイプの繰り返し単位を提供できるも
のの具体例である。
【0032】 表 III Sa. 2−カルボエトキシアリル硫酸,ナトリウム塩 Sb. 2−プロペン酸,エステル及び4−ヒドロキシ−1− ブタンスルホン酸,ナトリウム塩(13064−32−9) Sc. 2−プロペン酸エステル及び4−ヒドロキシ−2−ブタンスルホン酸, ナトリウム塩(15834−96−5) Sd. 3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸,ナトリウム塩 Se. 2−メチル−2−プロペン酸エステル及び3−〔tert−ブチル (2−ヒドロキシエチル)アミノ〕プロパンスルホン酸 (14996−75−9) Sf. エテンスルホン酸,ナトリウム塩(3039−83−6) Sg. メチレンコハク酸,ジエステル及び3−ヒドロキシ−1− プロパンスルホン酸,二ナトリウム塩(21567−32−8) Sh. 2−メチル−2−プロペン酸エステル及び2−(スルホオキシ) エチル,ナトリウム塩(45103−52−4) Si. N−3−スルホプロピルアクリルアミド,カリウム塩 Sj. 2−メチル−2−プロペン酸,2−スルホエチルエステル (10595−80−9) Sk. 2−メチル−2−プロペン酸,2−スルホエチルエステル,リチウム塩 (52556−31−7) Sl. o−スチレンスルホン酸,アンモニウム塩 Sm. p−スチレンスルホン酸,カリウム塩(4551−90−0) Sn. p−スチレンスルホン酸 So. 4−4−エテニルベンゼンスルホン酸,ナトリウム塩 (2695−37−6) Sp. 2−プロペン酸,3−スルホプロピルエステル,ナトリウム塩 (15717−25−6) Sq. m−スルホメチルスチレンスルホン酸,カリウム塩 Sr. p−スルホメチルスチレンスルホン酸,ナトリウム塩 Ss. 2−メチル−2−プロペン酸,3−スルホプロピルエステル, ナトリウム塩(10548−16−0) St. 2−メチル−2−プロペン酸,3−スルホブチルエステル, ナトリウム塩(64112−63−6) Su. 2−メチル−2−プロペン酸,4−スルホブチルエステル, ナトリウム塩(10548−15−9) Sv. 2−メチル−2−プロペン酸,2−スルホエチルエステル, ナトリウム塩(1804−87−1) Sw. 2−メチル−2−〔(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ〕−1− プロパンスルホン酸(15214−89−8) Sy. 2−メチル−2−〔(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ〕−1− プロパンスルホン酸,ナトリウム塩(5165−97−9) Sz. 2−メチル−2−〔(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ〕−1− プロパンスルホン酸,カリウム塩(52825−28−2)
【0033】写真要素の親水性コロイド含有層の製造に
際して、親水性コロイドを硬化することは、実際に認め
られている。これは、処理中水の注入を低減し、それに
より層膨張を低減し、そして互いに及び支持体に対する
層の付着を改良する。写真要素の親水性コロイド含有層
用の伝統的な硬膜剤類は、リサーチ・ディスクロージャ
ー(Research Disclosure)、Vo
l.176,1978年1月、Item 17643,
Section X、及びリサーチ・ディスクロージャ
ー、Vol.308,1989年12月、993〜10
15ページ、に具体的に示されている。リサーチ・ディ
スクロージャーは、Kenneth Mason Pu
blications,Ltd.,Emsworth,
Hampshire P010 7DD、イギリスによ
り出版されている。本発明の写真要素の圧力吸収層に組
み入れられるアクリレートポリマーラテックスは、それ
と共に配合されるコロイドとは異なって、疎水性であ
り、従って処理中に水を吸収しないので、硬化する必要
はない。しかしながら、硬化性部分を提供できる繰り返
し単位を少なくとも少量は、写真要素の親水性コロイド
層に使用されるラテックス中に含むことが実際に一般的
である。
際して、親水性コロイドを硬化することは、実際に認め
られている。これは、処理中水の注入を低減し、それに
より層膨張を低減し、そして互いに及び支持体に対する
層の付着を改良する。写真要素の親水性コロイド含有層
用の伝統的な硬膜剤類は、リサーチ・ディスクロージャ
ー(Research Disclosure)、Vo
l.176,1978年1月、Item 17643,
Section X、及びリサーチ・ディスクロージャ
ー、Vol.308,1989年12月、993〜10
15ページ、に具体的に示されている。リサーチ・ディ
スクロージャーは、Kenneth Mason Pu
blications,Ltd.,Emsworth,
Hampshire P010 7DD、イギリスによ
り出版されている。本発明の写真要素の圧力吸収層に組
み入れられるアクリレートポリマーラテックスは、それ
と共に配合されるコロイドとは異なって、疎水性であ
り、従って処理中に水を吸収しないので、硬化する必要
はない。しかしながら、硬化性部分を提供できる繰り返
し単位を少なくとも少量は、写真要素の親水性コロイド
層に使用されるラテックス中に含むことが実際に一般的
である。
【0034】或る好ましい形状では、本発明の実施に際
して使用されるアクリレートポリマー類は、硬化性部位
を提供できる繰り返し単位を約5〜20重量パーセント
含む。このクラスの具体的なビニルモノマー類は、式8
を満たすものである。
して使用されるアクリレートポリマー類は、硬化性部位
を提供できる繰り返し単位を約5〜20重量パーセント
含む。このクラスの具体的なビニルモノマー類は、式8
を満たすものである。
【0035】
【化5】
【0036】上式中、vは、ビニル不飽和部位を有する
基であり、Lは、2価連結基であり、mは、整数1もし
くは0であり、そしてHは、硬化性部位を提供する部
分、例えば、活性メチレン部分、アジリジンもしくはオ
キシラン部分、第1級アミノ部分又はビニル前駆体部分
である。
基であり、Lは、2価連結基であり、mは、整数1もし
くは0であり、そしてHは、硬化性部位を提供する部
分、例えば、活性メチレン部分、アジリジンもしくはオ
キシラン部分、第1級アミノ部分又はビニル前駆体部分
である。
【0037】硬化可能な部位は、多様な形状を取ること
ができる。非常に一般的な形状では、繰り返し単位は、
容易に置換可能な水素、例えば、メチレン基が2つの強
い電子吸引基間、典型的には、2つのカルボニル基間も
しくはカルボニル基及びシアノ基間に位置する場合に創
造される活性メチレン基を含有できる。写真親水性コロ
イドとして広く使用されるゼラチンの第一級アミノ基が
硬化性部位を提供するので、また、硬化性繰り返し単位
が、第一級アミノ基を含有することを促進するようにア
クリレートポリマー中に組み入れることが予測される。
硬化性部位を提供する別の方法とは、ビニル前駆体部
分、例えば、現場で脱水素ハロゲン化してビニル基を提
供できる繰り返し単位を組み入れることである。重合時
に、2つ以上のビニル基を含有するモノマー類、例えば
ジビニルベンゼンは、アクリレートポリマーの架橋を低
減することを避け、そして最少限にとどめるので好まし
い。別の方法では、アクリレートポリマーは、硬化前は
直線状ポリマーが好ましい。また、歪んだ環、例えばア
ジリジン及びオキシラン(エチレンオキシド)環を含む
部分は、活性硬化性部位を提供できる。
ができる。非常に一般的な形状では、繰り返し単位は、
容易に置換可能な水素、例えば、メチレン基が2つの強
い電子吸引基間、典型的には、2つのカルボニル基間も
しくはカルボニル基及びシアノ基間に位置する場合に創
造される活性メチレン基を含有できる。写真親水性コロ
イドとして広く使用されるゼラチンの第一級アミノ基が
硬化性部位を提供するので、また、硬化性繰り返し単位
が、第一級アミノ基を含有することを促進するようにア
クリレートポリマー中に組み入れることが予測される。
硬化性部位を提供する別の方法とは、ビニル前駆体部
分、例えば、現場で脱水素ハロゲン化してビニル基を提
供できる繰り返し単位を組み入れることである。重合時
に、2つ以上のビニル基を含有するモノマー類、例えば
ジビニルベンゼンは、アクリレートポリマーの架橋を低
減することを避け、そして最少限にとどめるので好まし
い。別の方法では、アクリレートポリマーは、硬化前は
直線状ポリマーが好ましい。また、歪んだ環、例えばア
ジリジン及びオキシラン(エチレンオキシド)環を含む
部分は、活性硬化性部位を提供できる。
【0038】表IVに記載のモノマー類は、硬化性部位を
提供する繰り返し単位を提供できるものの具体例であ
る。
提供する繰り返し単位を提供できるものの具体例であ
る。
【0039】 表 IV Ha. 2−シアノ−N−2−プロペニルアセトアミド (30764−67−1) Hb. 2−メチル−2−プロペン酸,2−アミノエチルエステル, ヒドロクロリド(2420−94−2) Hc. 2−プロペン酸,2−アミノエチルエステル(7659−38−3) Hd. N−メタクリロイル−N′−グリシルヒドラジンヒドロクロリド He. 5−ヘキセン−2,4−ジオン(52204−69−0) Hf. 5−メチル−5−ヘキセン−2,4−ジオン(20583−46−4) Hg. 2−メチル−2−プロペン酸,2−〔(シアノアセチル)−オキシ〕 エチルエステル(21115−26−4) Hh. 2−プロペン酸,オキシドラニルメチルエステル(106−90−1) Hi. 2−メチル−2−プロペン酸,オキシドラニルメチルエステル (106−90−2) Hj. アセトアセトキシ−2,2−ジメチルプロピルメタクリレート Hk. 3−オキソ−4−ペンテン酸,エチルエステル (224105−80−0) Hl. N−(2−アミノエチル)−2−メチル−2−プロペンアミド, モノヒドロクロリド(76259−32−0) Hm. 3−オキソブタン酸,2−〔(2−メチル−1−オキソ−2− プロペニル)オキシ〕エチルエステル(21282−87−3) Hn. 2−プロペンアミド−4−(2−クロロエチルスルホニルメチル) ベンゼン Ho. 3−(2−エチルスルホニルメチル)スチレン Hp. 4−(2−エチルスルホニルメチル)スチレン Hq. N−(2−アミノ−2−メチルプロピル)−N′−エテニル ブタンジアミド(41463−58−5) Hr. プロペンアミド(79−06−1)
【0040】ポリマーのガラス転移温度が5℃未満であ
る限り、また別の繰り返し単位が、本発明のポリマーに
組み入れられる。別の繰り返し単位は、ポリマーのガラ
ス転移温度を調整するため、又は特定の適用について疎
水性もしくは親水性を調整するために使用できる。合成
繰り返し単位(スチレン及び水素置換により置換された
スチレン、例えばハロ及びアルキル置換スチレンモノマ
ーより誘導される繰り返し単位を含む)及びアクリルア
ミド類(ハロ及びアルキル置換アクリルアミド類、例え
ばメタクリルアミド類及びN−ヒドロキシアルキルアク
リルアミド類)が、特に予測される。合成繰り返し単位
は、少なくとも8個、好ましくは約16個の炭素原子を
必須に含む。アクリルアミド類及び置換アクリルアミド
類は、2個の炭素原子のみを必要とし、好ましくは約1
0個までの炭素原子を含み、最も好ましくは約6個まで
の炭素原子を必要とする。
る限り、また別の繰り返し単位が、本発明のポリマーに
組み入れられる。別の繰り返し単位は、ポリマーのガラ
ス転移温度を調整するため、又は特定の適用について疎
水性もしくは親水性を調整するために使用できる。合成
繰り返し単位(スチレン及び水素置換により置換された
スチレン、例えばハロ及びアルキル置換スチレンモノマ
ーより誘導される繰り返し単位を含む)及びアクリルア
ミド類(ハロ及びアルキル置換アクリルアミド類、例え
ばメタクリルアミド類及びN−ヒドロキシアルキルアク
リルアミド類)が、特に予測される。合成繰り返し単位
は、少なくとも8個、好ましくは約16個の炭素原子を
必須に含む。アクリルアミド類及び置換アクリルアミド
類は、2個の炭素原子のみを必要とし、好ましくは約1
0個までの炭素原子を含み、最も好ましくは約6個まで
の炭素原子を必要とする。
【0041】表Vに記載のモノマー類は、ポリマーの疎
水性を変更するのに使用できる単純な繰り返し単位の具
体例である。
水性を変更するのに使用できる単純な繰り返し単位の具
体例である。
【0042】 表 V Oa. スチレン Ob. (1−メチルエテニル)ベンゼン(98−83−9) Oc. 3−クロロメチルスチレン Od. 4−クロロメチルスチレン Oe. 3−オクタデシルオキシスチレン Of. 4−オクタデシルオキシスチレン Og. N−(3−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−2−プロペンアミド (14473−49−5) Oh. 2−プロペン酸,2−ヒドロキシエチルエステル(818−61−1) Oi. 2−プロペン酸,2−ヒドロキシプロピルエステル Oj. N−(1−メチルエチル)−2−プロペンアミド (2210−25−5) Ok. 3−エテニル安息香酸 Ol. 4−エテニル安息香酸 Om. N−(2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−2−プロペンアミド (21442−01−3) On. N,2−ジメチル−2−プロペンアミド(3887−02−3) Op. 2−メチル−2−プロペンアミド(79−39−0) Oq. N−(2−ヒドロキシプロピル)−2−メチル−2−プロペンアミド (21442−01−3) Or. N−〔2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチル〕 −2−プロペンアミド(13880−05−2) Os. N−(1,1−ジメチルエチル)−2−プロペンアミド (107−58−4) Ot. 酢酸エテニルエステル(108−05−4) Ou. 3−メチルスチレン Ov. 4−メチルスチレン Ow. N,N−ジメチル−2−プロペンアミド(2680−03−7)
【0043】圧力カブリを低減するように選択されるこ
とに加えて、また、圧力吸収層に使用されるポリマー類
は、米国特許第4,247,627号明細書に記載され
るような疎水性乳剤添加剤用キャリヤーとして使用でき
る。ポリマー類と組み合わせることができる多種多様な
疎水性写真添加剤が、上記リサーチ・ディスクロージャ
ー、Item 19551、に記載されている。
とに加えて、また、圧力吸収層に使用されるポリマー類
は、米国特許第4,247,627号明細書に記載され
るような疎水性乳剤添加剤用キャリヤーとして使用でき
る。ポリマー類と組み合わせることができる多種多様な
疎水性写真添加剤が、上記リサーチ・ディスクロージャ
ー、Item 19551、に記載されている。
【0044】いずれかの伝統的な親水性コロイド解膠剤
もしくは解膠剤類の組み合わせが、ガラス転移温度条件
を満足するように選択されるポリマー1つ以上と組み合
わせて使用できるので、本発明の実施に際して使用する
のに好ましい親水性コロイド類は、ゼラチン様解膠剤
類、例えば、ゼラチン及び変性ゼラチン(また、ゼラチ
ン誘導体と称される)である。ゼラチン様解膠剤類は、
リサーチ・ディスクロージャー、(上記)、Item
17643、Section IX,Paragraph
Aに記載されており、引用することにより本明細書に
組み入れられる。各種の変性型のゼラチンの中で、アセ
チル化ゼラチン及びフタル化ゼラチンが、好ましいゼラ
チン誘導体である。特に有用な型のゼラチン及びゼラチ
ン誘導体類は、Yutzy他の米国特許第2,614,
928号及び同第2,614,929号明細書;Low
e他の米国特許第2,614,930号及び同第2,6
14,931号明細書;Gatesの米国特許第2,7
87,545号及び同第2,956,880号明細書;
Ryanの米国特許第3,186,846号明細書;D
ersch他の米国特許第3,436,220号明細
書;Luciani他のイギリス特許第1,186,7
90号明細書;並びにMaskaskyの米国特許第
4,713,320号明細書に記載のものの中から選択
できる。
もしくは解膠剤類の組み合わせが、ガラス転移温度条件
を満足するように選択されるポリマー1つ以上と組み合
わせて使用できるので、本発明の実施に際して使用する
のに好ましい親水性コロイド類は、ゼラチン様解膠剤
類、例えば、ゼラチン及び変性ゼラチン(また、ゼラチ
ン誘導体と称される)である。ゼラチン様解膠剤類は、
リサーチ・ディスクロージャー、(上記)、Item
17643、Section IX,Paragraph
Aに記載されており、引用することにより本明細書に
組み入れられる。各種の変性型のゼラチンの中で、アセ
チル化ゼラチン及びフタル化ゼラチンが、好ましいゼラ
チン誘導体である。特に有用な型のゼラチン及びゼラチ
ン誘導体類は、Yutzy他の米国特許第2,614,
928号及び同第2,614,929号明細書;Low
e他の米国特許第2,614,930号及び同第2,6
14,931号明細書;Gatesの米国特許第2,7
87,545号及び同第2,956,880号明細書;
Ryanの米国特許第3,186,846号明細書;D
ersch他の米国特許第3,436,220号明細
書;Luciani他のイギリス特許第1,186,7
90号明細書;並びにMaskaskyの米国特許第
4,713,320号明細書に記載のものの中から選択
できる。
【0045】支持体及び感光性乳剤層の間に配置させた
圧力吸収層に加えて、本発明の写真要素は保護最外ゼラ
チンオーバーコート層を含んでもよい。同様に、保護最
外オーバーコート層は、いずれかの伝統的な親水性コロ
イド解膠剤もしくは親水性コロイド類の組み合わせを含
んで成ってもよい。最外オーバーコート層での使用に好
ましい親水性コロイドとしては、圧力吸収層における使
用について先に列挙したものが挙げられる。更に、オー
バーコート層及び圧力吸収層は、いずれかの更なる写真
層に常用される添加剤、例えば、非増感ハロゲン化銀乳
剤、微粉砕銀、可溶性及び定着光吸収色素類、固体粒状
色素分散剤類、カプラー類及び別の写真的に有用な種を
含んでもよい。
圧力吸収層に加えて、本発明の写真要素は保護最外ゼラ
チンオーバーコート層を含んでもよい。同様に、保護最
外オーバーコート層は、いずれかの伝統的な親水性コロ
イド解膠剤もしくは親水性コロイド類の組み合わせを含
んで成ってもよい。最外オーバーコート層での使用に好
ましい親水性コロイドとしては、圧力吸収層における使
用について先に列挙したものが挙げられる。更に、オー
バーコート層及び圧力吸収層は、いずれかの更なる写真
層に常用される添加剤、例えば、非増感ハロゲン化銀乳
剤、微粉砕銀、可溶性及び定着光吸収色素類、固体粒状
色素分散剤類、カプラー類及び別の写真的に有用な種を
含んでもよい。
【0046】本発明の圧力吸収層が圧力カブリに対する
耐性の増強という利点の取得を達成するために、低Tgポ
リマーを含有せねばならないとはいえ、また、より高い
(例えば、5℃以上)Tgポリマーを、別の目的で本発明
の要素に存在させてもよい。例えば、本発明の圧力吸収
層は、このような圧力吸収層を含む写真要素の乾燥スク
ラッチ耐性を改良するように比較的高いTgを有するポリ
マーを更に含んでもよい。
耐性の増強という利点の取得を達成するために、低Tgポ
リマーを含有せねばならないとはいえ、また、より高い
(例えば、5℃以上)Tgポリマーを、別の目的で本発明
の要素に存在させてもよい。例えば、本発明の圧力吸収
層は、このような圧力吸収層を含む写真要素の乾燥スク
ラッチ耐性を改良するように比較的高いTgを有するポリ
マーを更に含んでもよい。
【0047】少なくとも1つの乳剤層及び本発明の要件
を満たす少なくとも1つの圧力吸収層に加えて、写真要
素は、表面上に別の層を塗布した支持体を含む。いずれ
かの都合の良い伝統的な写真支持体が使用できる。有用
な写真支持体としては、フィルム及び紙支持体が挙げら
れる。具体的な写真支持体類は、リサーチ・ディスクロ
ージャー、(上記)、Item 17643、Sect
ion XVIIに記載されている。
を満たす少なくとも1つの圧力吸収層に加えて、写真要
素は、表面上に別の層を塗布した支持体を含む。いずれ
かの都合の良い伝統的な写真支持体が使用できる。有用
な写真支持体としては、フィルム及び紙支持体が挙げら
れる。具体的な写真支持体類は、リサーチ・ディスクロ
ージャー、(上記)、Item 17643、Sect
ion XVIIに記載されている。
【0048】詳細に記載された特徴に加えて、本発明の
写真要素は、色素画像を形成するカラー(特に全多色を
含む)写真要素類及び銀画像を形成する写真要素類、例
えば、黒白写真要素類、グラフィックアーツ写真要素類
及び直接X線露光もしくは増感スクリーン露光により画
像を形成するような放射線写真要素類に特別に含まれる
いずれかの特徴を使用できる。これらのタイプの写真要
素を特徴付ける乳剤及び別の層の特徴は、上記リサーチ
・ディスクロージャー、Item 17643の残りの
節に要約されている。
写真要素は、色素画像を形成するカラー(特に全多色を
含む)写真要素類及び銀画像を形成する写真要素類、例
えば、黒白写真要素類、グラフィックアーツ写真要素類
及び直接X線露光もしくは増感スクリーン露光により画
像を形成するような放射線写真要素類に特別に含まれる
いずれかの特徴を使用できる。これらのタイプの写真要
素を特徴付ける乳剤及び別の層の特徴は、上記リサーチ
・ディスクロージャー、Item 17643の残りの
節に要約されている。
【0049】本発明の写真要素は、従来技術文献に既に
記載されたタイプのもの、例えば、リサーチ・ディスク
ロージャー、308,933〜1014ページ(198
9)に記載されるものを包含する。感光性ハロゲン化銀
乳剤は、粗、定形もしくは微細な粒子のハロゲン化銀結
晶もしくはそれらの混合物を含有でき、そしてそれら
は、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀及び塩臭ヨウ化銀並びにそれらの混合物のようなハロ
ゲン化銀を含んで成ることができる。乳剤は、ネガ型も
しくは直接ポジ型乳剤であることができる。それらは、
主にハロゲン化銀粒子の表面上にもしくは主にハロゲン
化銀粒子の内部に潜像を形成できる。それらは化学増感
及び分光増感できる。典型的には、乳剤はゼラチン乳剤
であるが、とはいえ別の親水性コロイドが有用である。
本発明の好ましい態様では、本発明の圧力吸収層は、平
板状粒子感光性ハロゲン化銀乳剤と組み合わせて使用さ
れる。
記載されたタイプのもの、例えば、リサーチ・ディスク
ロージャー、308,933〜1014ページ(198
9)に記載されるものを包含する。感光性ハロゲン化銀
乳剤は、粗、定形もしくは微細な粒子のハロゲン化銀結
晶もしくはそれらの混合物を含有でき、そしてそれら
は、塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀及び塩臭ヨウ化銀並びにそれらの混合物のようなハロ
ゲン化銀を含んで成ることができる。乳剤は、ネガ型も
しくは直接ポジ型乳剤であることができる。それらは、
主にハロゲン化銀粒子の表面上にもしくは主にハロゲン
化銀粒子の内部に潜像を形成できる。それらは化学増感
及び分光増感できる。典型的には、乳剤はゼラチン乳剤
であるが、とはいえ別の親水性コロイドが有用である。
本発明の好ましい態様では、本発明の圧力吸収層は、平
板状粒子感光性ハロゲン化銀乳剤と組み合わせて使用さ
れる。
【0050】本明細書で使用される「平板状粒子」の語
は、総粒子投影面積の少なくとも50パーセントが、平
板状粒子により占められているいずれかの乳剤を意味す
る。平板状粒子が、伝統的な乳剤中に幾分存在すること
が長い間認識されていたのに対し、平板状粒子形の写真
的に有利な役割が正しく認識されたのはごく最近であ
る。
は、総粒子投影面積の少なくとも50パーセントが、平
板状粒子により占められているいずれかの乳剤を意味す
る。平板状粒子が、伝統的な乳剤中に幾分存在すること
が長い間認識されていたのに対し、平板状粒子形の写真
的に有利な役割が正しく認識されたのはごく最近であ
る。
【0051】近年の平板状粒子乳剤は、限定するもので
はないが、スピード−粒状性関係の改良、画像鮮鋭さの
増強、より迅速な処理能力、被覆力増強、より高い前硬
化レベルでの被覆力喪失の低減、与えられたレベルの粒
子サイズ分散についてのガンマの増強、処理時間及び/
もしくは温度変化の関数としての画像変化の減少、ブル
ー及びマイナスブルースピードのより高い分離、粒子厚
さの関数としての最高光透過もしくは反射能力、並びに
非常に高スピードの乳剤におけるバックグラウンド輻射
線損傷に対する感受性の低減を包含する多種多様な写真
有効性を提供することが認められた。
はないが、スピード−粒状性関係の改良、画像鮮鋭さの
増強、より迅速な処理能力、被覆力増強、より高い前硬
化レベルでの被覆力喪失の低減、与えられたレベルの粒
子サイズ分散についてのガンマの増強、処理時間及び/
もしくは温度変化の関数としての画像変化の減少、ブル
ー及びマイナスブルースピードのより高い分離、粒子厚
さの関数としての最高光透過もしくは反射能力、並びに
非常に高スピードの乳剤におけるバックグラウンド輻射
線損傷に対する感受性の低減を包含する多種多様な写真
有効性を提供することが認められた。
【0052】近年の平板状粒子乳剤は、ハロゲン化銀写
真における重要なパラメーターに関連しているほとんど
すべての粒子における技術状態を進歩させたとはいえ、
粒子上への局部圧力の付加により与えられる圧力カブリ
に対する平板状粒子乳剤の感受性は重要な領域の1つで
ある。このように、本発明は、このような平板状粒子乳
剤を含む写真要素に特に適用できる。
真における重要なパラメーターに関連しているほとんど
すべての粒子における技術状態を進歩させたとはいえ、
粒子上への局部圧力の付加により与えられる圧力カブリ
に対する平板状粒子乳剤の感受性は重要な領域の1つで
ある。このように、本発明は、このような平板状粒子乳
剤を含む写真要素に特に適用できる。
【0053】特に有益な写真特性を示す平板状粒子乳剤
としては、(i)高アスペクト比平板状粒子ハロゲン化
銀乳剤類及び(ii)薄い中間アスペクト比平板状粒子ハ
ロゲン化銀乳剤類が挙げられる。高アスペクト比平板状
粒子乳剤類とは、平板状粒子が、8:1を越える平均ア
スペクト比を示すものである。薄い中間アスペクト比平
板状粒子乳剤とは、平板状粒子が0.2μm未満の厚さ
及び5:1〜8:1の範囲内の平均アスペクト比を有す
るものである。このような乳剤類は、Wilgus他の
米国特許第4,434,226号明細書、Dauben
diek他の米国特許第4,414,310号明細書、
Weyの米国特許第4,399,215号明細書、So
lberg他の米国特許第4,433,048号明細
書、Mignotの米国特許第4,386,156号明
細書、Evans他の米国特許第4,504,570号
明細書、Maskaskyの米国特許第4,400,4
63号明細書、Wey他の米国特許第4,414,30
6号明細書、Maskaskyの米国特許第4,43
5,501号及び同第4,643,966号明細書並び
にDaubendiek他の米国特許第4,672,0
27号及び同第4,693,964号明細書に記載され
ている。ハロゲン化銀乳剤類は、沈殿するので単分散も
しくは多分散のどちらかにできる。乳剤の粒子サイズ分
布は、従来技術文献に先に記載されるように、平板状粒
子を包含する異なるタイプ及びサイズのハロゲン化銀粒
子の分別並びに配合の技術により調節できる。
としては、(i)高アスペクト比平板状粒子ハロゲン化
銀乳剤類及び(ii)薄い中間アスペクト比平板状粒子ハ
ロゲン化銀乳剤類が挙げられる。高アスペクト比平板状
粒子乳剤類とは、平板状粒子が、8:1を越える平均ア
スペクト比を示すものである。薄い中間アスペクト比平
板状粒子乳剤とは、平板状粒子が0.2μm未満の厚さ
及び5:1〜8:1の範囲内の平均アスペクト比を有す
るものである。このような乳剤類は、Wilgus他の
米国特許第4,434,226号明細書、Dauben
diek他の米国特許第4,414,310号明細書、
Weyの米国特許第4,399,215号明細書、So
lberg他の米国特許第4,433,048号明細
書、Mignotの米国特許第4,386,156号明
細書、Evans他の米国特許第4,504,570号
明細書、Maskaskyの米国特許第4,400,4
63号明細書、Wey他の米国特許第4,414,30
6号明細書、Maskaskyの米国特許第4,43
5,501号及び同第4,643,966号明細書並び
にDaubendiek他の米国特許第4,672,0
27号及び同第4,693,964号明細書に記載され
ている。ハロゲン化銀乳剤類は、沈殿するので単分散も
しくは多分散のどちらかにできる。乳剤の粒子サイズ分
布は、従来技術文献に先に記載されるように、平板状粒
子を包含する異なるタイプ及びサイズのハロゲン化銀粒
子の分別並びに配合の技術により調節できる。
【0054】以下、本明細書で合わせて「近年の平板状
粒子乳剤類」と称される、高アスペクト比及び薄い中間
アスペクト比平板状粒子乳剤の一般的な特徴は、平板状
粒子厚さが、相等円直径の平板状粒子に関して低減され
ていることである。近年の平板状粒子のほとんどが、以
下の関係式により長年当該技術分野で既知であるものと
は区別できる。
粒子乳剤類」と称される、高アスペクト比及び薄い中間
アスペクト比平板状粒子乳剤の一般的な特徴は、平板状
粒子厚さが、相等円直径の平板状粒子に関して低減され
ていることである。近年の平板状粒子のほとんどが、以
下の関係式により長年当該技術分野で既知であるものと
は区別できる。
【0055】ECD/t2 ≧25 (1) 上式中、ECDは、平板状粒子の平均相等円直径であ
り、そしてtは、平板状粒子の平均厚さである。「相等
円直径」の語は、粒子、この場合平板状粒子の投影面積
と等しい面積を有する円の直径を示す意味で使用される
ことが、当該技術分野で認識されている。平板状粒子平
均値と称されるものすべてが、特に断らない限り、数平
均値であることは理解されるだろう。
り、そしてtは、平板状粒子の平均厚さである。「相等
円直径」の語は、粒子、この場合平板状粒子の投影面積
と等しい面積を有する円の直径を示す意味で使用される
ことが、当該技術分野で認識されている。平板状粒子平
均値と称されるものすべてが、特に断らない限り、数平
均値であることは理解されるだろう。
【0056】平板状粒子乳剤の平均アスペクト比が関係
式(2)を満足するとはいえ、関係式(1)が、あるい
は関係式(3)のように記載できることは明らかであ
る。
式(2)を満足するとはいえ、関係式(1)が、あるい
は関係式(3)のように記載できることは明らかであ
る。
【0057】AR=ECD/t (2) 上式中、ARは、平均平板状粒子アスペクト比であり、
そしてECD及びtは、上記定義のとおりである。
そしてECD及びtは、上記定義のとおりである。
【0058】AR/t≧25 (3) 関係式(3)は、最も望ましい写真特性を有する好まし
い平板状粒子乳剤を達成する際に、平板状粒子の平均ア
スペクト比及び平均厚さの両方の重要性を明瞭に示して
いる。
い平板状粒子乳剤を達成する際に、平板状粒子の平均ア
スペクト比及び平均厚さの両方の重要性を明瞭に示して
いる。
【0059】以下は、本発明の特定の態様の具体例であ
る。 (1)圧力吸収層中に、ポリマー及び親水性コロイド
が、質量比1:1〜10:1で存在することで更に特徴
付けられる特許請求した要素。
る。 (1)圧力吸収層中に、ポリマー及び親水性コロイド
が、質量比1:1〜10:1で存在することで更に特徴
付けられる特許請求した要素。
【0060】(2)圧力吸収層中に、ポリマー及び親水
性コロイドが、質量比2:1〜10:1で存在すること
で更に特徴付けられる特許請求した要素。
性コロイドが、質量比2:1〜10:1で存在すること
で更に特徴付けられる特許請求した要素。
【0061】(3)圧力吸収層中に、ポリマー及び親水
性コロイドが、質量比5:1〜10:1で存在すること
で更に特徴付けられる特許請求した要素。
性コロイドが、質量比5:1〜10:1で存在すること
で更に特徴付けられる特許請求した要素。
【0062】(4)ポリマーが、0℃未満のガラス転移
温度を有することで更に特徴付けられる特許請求した要
素。
温度を有することで更に特徴付けられる特許請求した要
素。
【0063】(5)ポリマーが、−15℃未満のガラス
転移温度を有することで更に特徴付けられる特許請求し
た要素。
転移温度を有することで更に特徴付けられる特許請求し
た要素。
【0064】(6)ポリマーが、アクリル酸ポリマーラ
テックスを含んで成ることで、更に特徴付けられる特許
請求した要素。
テックスを含んで成ることで、更に特徴付けられる特許
請求した要素。
【0065】(7)感光性ハロゲン化銀乳剤層が、平板
状粒子ハロゲン化銀乳剤を含んで成ることで、更に特徴
付けられる特許請求した要素。
状粒子ハロゲン化銀乳剤を含んで成ることで、更に特徴
付けられる特許請求した要素。
【0066】(8)上記支持体に関して上記乳剤層の反
対側にゼラチンを含んで成る保護層を更に含んで成る特
許請求した要素。
対側にゼラチンを含んで成る保護層を更に含んで成る特
許請求した要素。
【0067】
【実施例】以下の例は、本発明を更に具体的に説明する
ものである。例1: カラーネガ現像用カラー写真記録材料(写真サン
プル101)は、以下の層を与えられた順序で三酢酸セ
ルロースの透明支持体に塗布することにより製造した。
ハロゲン化銀の量は、1m2当りの銀のグラム数で示す。
別の材料の量は、g/m2で示す。すべてのハロゲン化銀
乳剤を、銀1モル当り4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラアザインデン2gで安定化し
た。化合物M−1,M−2及びD−2をリン酸トリクレ
シルを含む乳剤として用いた。化合物C−1,C−2,
Y−1及びD−3を、フタル酸ジ−n−ブチルを含む乳
剤として用いた。化合物D−1を、N−n−ブチル ア
セトアニリドを含む乳剤として用いた。化合物UV−1
及びUV−2を、1,4−シクロヘキシレンジメチレン
ビス−(2−エトキシヘキサノエート)を含む乳剤とし
て用いた。
ものである。例1: カラーネガ現像用カラー写真記録材料(写真サン
プル101)は、以下の層を与えられた順序で三酢酸セ
ルロースの透明支持体に塗布することにより製造した。
ハロゲン化銀の量は、1m2当りの銀のグラム数で示す。
別の材料の量は、g/m2で示す。すべてのハロゲン化銀
乳剤を、銀1モル当り4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラアザインデン2gで安定化し
た。化合物M−1,M−2及びD−2をリン酸トリクレ
シルを含む乳剤として用いた。化合物C−1,C−2,
Y−1及びD−3を、フタル酸ジ−n−ブチルを含む乳
剤として用いた。化合物D−1を、N−n−ブチル ア
セトアニリドを含む乳剤として用いた。化合物UV−1
及びUV−2を、1,4−シクロヘキシレンジメチレン
ビス−(2−エトキシヘキサノエート)を含む乳剤とし
て用いた。
【0068】層1(ハレーション防止層) 銀0.21
5gを含む黒色コロイド銀ゾル、色素UV−1 0.0
75g、色素MD−1 0.038g、色素CD−2
0.054g、MM−2 0.13g、スカベンジャー
S−1 0.16g及びゼラチン1.61g。
5gを含む黒色コロイド銀ゾル、色素UV−1 0.0
75g、色素MD−1 0.038g、色素CD−2
0.054g、MM−2 0.13g、スカベンジャー
S−1 0.16g及びゼラチン1.61g。
【0069】層2(中間層) 酸化現像スカベンジャー
S−1 0.11g及びゼラチン0.65g。
S−1 0.11g及びゼラチン0.65g。
【0070】層3(第1赤感性層) レッド増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.8モル%、平均粒子
直径0.6ミクロン)0.75g、シアン色素生成画像
カプラーC−1 0.70g、DIR化合物D−7
0.016g、シアン色素生成マスキングカプラーCM
−1 0.027g及びゼラチン1.72g。
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.8モル%、平均粒子
直径0.6ミクロン)0.75g、シアン色素生成画像
カプラーC−1 0.70g、DIR化合物D−7
0.016g、シアン色素生成マスキングカプラーCM
−1 0.027g及びゼラチン1.72g。
【0071】層4(第2赤感性層) レッド増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
1.3ミクロン)0.97g、シアン色素生成画像カプ
ラーC−2 0.14g、DIR化合物D−9 0.0
05g、DIR化合物D−70.022g、シアン色素
生成マスキングカプラーCM−1 0.016g及びゼ
ラチン1.51g。
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
1.3ミクロン)0.97g、シアン色素生成画像カプ
ラーC−2 0.14g、DIR化合物D−9 0.0
05g、DIR化合物D−70.022g、シアン色素
生成マスキングカプラーCM−1 0.016g及びゼ
ラチン1.51g。
【0072】層5(第3赤感性層) レッド増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
2ミクロン)0.97g、シアン色素生成画像カプラー
C−20.13g、DIR化合物D−7 0.022
g、シアン色素生成マスキングカプラーCM−1 0.
016g及びゼラチン1.4g。
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
2ミクロン)0.97g、シアン色素生成画像カプラー
C−20.13g、DIR化合物D−7 0.022
g、シアン色素生成マスキングカプラーCM−1 0.
016g及びゼラチン1.4g。
【0073】層6(中間層) 酸化現像スカベンジャー
S−1 0.16g及びゼラチン0.65g。
S−1 0.16g及びゼラチン0.65g。
【0074】層7(第1緑感性層) グリーン増感ヨウ
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径0.65ミクロン)0.75g、マゼンタ色素生成画
像カプラーM−1 0.16g、マゼンタ色素生成カプ
ラーM−2 0.16g、DIR化合物D−4 0.0
18g、マゼンタ色素生成マスキングカプラーMM−1
0.037g及びゼラチン1.51g。
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径0.65ミクロン)0.75g、マゼンタ色素生成画
像カプラーM−1 0.16g、マゼンタ色素生成カプ
ラーM−2 0.16g、DIR化合物D−4 0.0
18g、マゼンタ色素生成マスキングカプラーMM−1
0.037g及びゼラチン1.51g。
【0075】層8(第2緑感性層) グリーン増感ヨウ
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径1.4ミクロン)0.97g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−1 0.054g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−2 0.054g、DIR化合物D−4
0.022g、マゼンタ色素生成マスキングカプラーM
M−1 0.015g及びゼラチン1.67g。
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径1.4ミクロン)0.97g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−1 0.054g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−2 0.054g、DIR化合物D−4
0.022g、マゼンタ色素生成マスキングカプラーM
M−1 0.015g及びゼラチン1.67g。
【0076】層9(第3緑感性層) グリーン増感ヨウ
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径1.7ミクロン)0.97g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−1 0.038g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−2 0.038g、マゼンタ色素生成マス
キングカプラーMM−1 0.011g、DIR化合物
D−4 0.012g及びゼラチン1.4g。
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直
径1.7ミクロン)0.97g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−1 0.038g、マゼンタ色素生成画像
カプラーM−2 0.038g、マゼンタ色素生成マス
キングカプラーMM−1 0.011g、DIR化合物
D−4 0.012g及びゼラチン1.4g。
【0077】層10(中間層) 酸化現像スカベンジャ
ーS−1 0.16g、色素YD−20.13g及びゼ
ラチン1.08g。
ーS−1 0.16g、色素YD−20.13g及びゼ
ラチン1.08g。
【0078】層11(第1青感性層) ブルー増感ヨウ
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.6モル%、平均粒
子直径0.9ミクロン)0.43g、ブルー増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.8モル%、平均粒子
直径1.5ミクロン)0.27g、イエロー色素生成画
像カプラーY−2 1.08g、DIR化合物D−3
0.032g、化合物B−2 0.032g及びゼラチ
ン2.47g。
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.6モル%、平均粒
子直径0.9ミクロン)0.43g、ブルー増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3.8モル%、平均粒子
直径1.5ミクロン)0.27g、イエロー色素生成画
像カプラーY−2 1.08g、DIR化合物D−3
0.032g、化合物B−2 0.032g及びゼラチ
ン2.47g。
【0079】層12(第2青感性層) ブルー増感ヨウ
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3モル%、平均粒子直
径3.3ミクロン)0.75g、イエロー色素生成画像
カプラーY−2 0.22g、DIR化合物D−3
0.032g及びゼラチン1.72g。
臭化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物3モル%、平均粒子直
径3.3ミクロン)0.75g、イエロー色素生成画像
カプラーY−2 0.22g、DIR化合物D−3
0.032g及びゼラチン1.72g。
【0080】層13(保護層1) 色素UV−1 0.
108g、色素UV−2 0.118g、非増感臭化銀
リップマン乳剤0.108g及びゼラチン1.08g。
108g、色素UV−2 0.118g、非増感臭化銀
リップマン乳剤0.108g及びゼラチン1.08g。
【0081】層14(保護層2) 抗マットポリメチル
メタクリレートビーズ0.0538g及びゼラチン0.
75g。
メタクリレートビーズ0.0538g及びゼラチン0.
75g。
【0082】このフィルムは、伝統的な硬膜剤H−1
(ビス(ビニルスルホニル)メタン)を総ゼラチンの2
重量パーセントで塗布することにより硬化した。界面活
性剤類、塗布助剤類、スカベンジャー類、可溶性吸収体
色素類及び安定剤類を、当該技術分野で通常行われるよ
うに本サンプルの各種の層に添加した。
(ビス(ビニルスルホニル)メタン)を総ゼラチンの2
重量パーセントで塗布することにより硬化した。界面活
性剤類、塗布助剤類、スカベンジャー類、可溶性吸収体
色素類及び安定剤類を、当該技術分野で通常行われるよ
うに本サンプルの各種の層に添加した。
【0083】写真サンプル102は、ポリマーラテック
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層11に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層11に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
【0084】写真サンプル103は、ポリマーラテック
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層13に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層13に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
【0085】写真サンプル104は、ポリマーラテック
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層10に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
スA 1.29g及びポリマーラテックスC 0.11
gの両方を層10に添加したことを除いて写真サンプル
101と同様であった。
【0086】例1で使用されるポリマーラテックスを以
下に述べる。モノマー類の成分、相対的割合及び摂氏度
におけるポリマーTgを列挙する。
下に述べる。モノマー類の成分、相対的割合及び摂氏度
におけるポリマーTgを列挙する。
【0087】ポリマーラテックスA:n−ブチルアクリ
レート/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸/2−アセトアセトキシエチルメタクリレート−
−−(88:5:7)−−−Tg=−28℃。
レート/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸/2−アセトアセトキシエチルメタクリレート−
−−(88:5:7)−−−Tg=−28℃。
【0088】ポリマーラテックスC:メチルアクリレー
ト/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸/2−アセトアセトキシエチルメタクリレート−−−
(91:5:4)−−−Tg=+10.5℃
ト/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸/2−アセトアセトキシエチルメタクリレート−−−
(91:5:4)−−−Tg=+10.5℃
【0089】上記例に用いられる各種の化合物について
の構造を以下に列挙する。
の構造を以下に列挙する。
【0090】
【化6】
【0091】
【化7】
【0092】
【化8】
【0093】
【化9】
【0094】
【化10】
【0095】
【化11】
【0096】
【化12】
【0097】写真サンプル101から104の圧力感度
を、サンドブラスト焼入鋼車輪を備えたローラー装置で
各サンプルの一部に圧力42psi をかけることにより試
験した。サンドブラスト車輪上のくぼみ及びうねは、例
えばカメラ移動装置上のゴミ粒子もしくは別の欠陥の効
果を模倣する。
を、サンドブラスト焼入鋼車輪を備えたローラー装置で
各サンプルの一部に圧力42psi をかけることにより試
験した。サンドブラスト車輪上のくぼみ及びうねは、例
えばカメラ移動装置上のゴミ粒子もしくは別の欠陥の効
果を模倣する。
【0098】各試料の圧力をかけた部分及び圧力をかけ
ていない部分の両方を、グレイウエッジチャートを介し
て白色光に対して露光した。次いでこれらのサンプル
を、カラーネガティブプロセス、ブリティッシュジャー
ナルの写真年鑑1988年(British Jour
nal of Photography Annual
of 1988)、196〜198ページに記載のコダ
ック(KODAK)C41プロセス(コダックは、イー
ストマン・コダック・カンパニー、U.S.A.の商標
である)を用いて現像した。
ていない部分の両方を、グレイウエッジチャートを介し
て白色光に対して露光した。次いでこれらのサンプル
を、カラーネガティブプロセス、ブリティッシュジャー
ナルの写真年鑑1988年(British Jour
nal of Photography Annual
of 1988)、196〜198ページに記載のコダ
ック(KODAK)C41プロセス(コダックは、イー
ストマン・コダック・カンパニー、U.S.A.の商標
である)を用いて現像した。
【0099】圧力効果の大きさは、サンプルの加圧して
いない部分のブルーDmin濃度を同一サンプルの加圧
部分のそれと比較することにより、測定した。サンプル
の加圧部分に認められる濃度増加が、圧力カブリであ
る。圧力カブリの値がより小さければ、それらは、特定
のフィルム組成物が、例えばフィルム移動装置の欠陥も
しくはゴミによる目ざわりな跡及びきずを形成しにくい
ことを示すので、より優れている。この結果、このよう
なカラーネガフィルムより製造されるプリントの品質が
改良される。
いない部分のブルーDmin濃度を同一サンプルの加圧
部分のそれと比較することにより、測定した。サンプル
の加圧部分に認められる濃度増加が、圧力カブリであ
る。圧力カブリの値がより小さければ、それらは、特定
のフィルム組成物が、例えばフィルム移動装置の欠陥も
しくはゴミによる目ざわりな跡及びきずを形成しにくい
ことを示すので、より優れている。この結果、このよう
なカラーネガフィルムより製造されるプリントの品質が
改良される。
【0100】写真サンプル101から104までのスク
ラッチ耐性は、乾燥サンプル(乾式)もしくは現像液に
浸漬したサンプル(湿式)のどちらかを、可変荷重サフ
ァイア針と接触させ、目視可能なスクラッチもしくは溝
の跡を形成するのに必要とされる負荷(グラム)を測定
することにより評価した。より大きな負荷を必要とする
サンプルは、よりスクラッチ耐性である。
ラッチ耐性は、乾燥サンプル(乾式)もしくは現像液に
浸漬したサンプル(湿式)のどちらかを、可変荷重サフ
ァイア針と接触させ、目視可能なスクラッチもしくは溝
の跡を形成するのに必要とされる負荷(グラム)を測定
することにより評価した。より大きな負荷を必要とする
サンプルは、よりスクラッチ耐性である。
【0101】これらの試験の結果を表VIに示す。各サン
プルについて、ステータスMブルー濃度の増加量及び対
照サンプルのブルー濃度に相関するブルー濃度のパーセ
ント増加量の両者で、圧力カブリを列挙した。また、乾
式スクラッチ試験及び湿式スクラッチ試験結果を列挙す
る(値はグラムで示す)。更に、圧力保護材料として用
いられたポリマーラテックスの識別及び量並びにそれが
添加される層を列挙する。
プルについて、ステータスMブルー濃度の増加量及び対
照サンプルのブルー濃度に相関するブルー濃度のパーセ
ント増加量の両者で、圧力カブリを列挙した。また、乾
式スクラッチ試験及び湿式スクラッチ試験結果を列挙す
る(値はグラムで示す)。更に、圧力保護材料として用
いられたポリマーラテックスの識別及び量並びにそれが
添加される層を列挙する。
【0102】
【表1】
【0103】表VIに記載された実験データの検討で容易
にわかるように、本発明の組成物を組み入れたサンプル
は、ポリマーラテックスを全く組み入れていないサンプ
ルと比較した場合、又は別の位置もしくはハロゲン化銀
層に同量のポリマーラテックスを組み入れたサンプルと
比較した場合に、より低い圧力感度及び乾式並びに湿式
スクラッチ耐性の改良の両方を可能にする。
にわかるように、本発明の組成物を組み入れたサンプル
は、ポリマーラテックスを全く組み入れていないサンプ
ルと比較した場合、又は別の位置もしくはハロゲン化銀
層に同量のポリマーラテックスを組み入れたサンプルと
比較した場合に、より低い圧力感度及び乾式並びに湿式
スクラッチ耐性の改良の両方を可能にする。
【0104】例2:写真サンプル201は、以下の層を
与えられた順序で三酢酸セルロースの透明支持体に塗布
することにより、写真サンプル101に用いた方法と同
様の方法で製造した。
与えられた順序で三酢酸セルロースの透明支持体に塗布
することにより、写真サンプル101に用いた方法と同
様の方法で製造した。
【0105】層1(ハレーション防止層) 銀0.32
3gを含む黒色コロイド銀ゾル、色素UV−1 0.0
75g、色素MD−1 0.016g、色素CD−2
0.027g、MM−2 0.17g及びゼラチン2.
44g。
3gを含む黒色コロイド銀ゾル、色素UV−1 0.0
75g、色素MD−1 0.016g、色素CD−2
0.027g、MM−2 0.17g及びゼラチン2.
44g。
【0106】層2(第1赤感性層) レッド増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
0.8ミクロン)0.27g、レッド増感ヨウ臭化銀乳
剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.3ミクロン、
平均粒子厚さ0.1ミクロン)0.16g、シアン色素
生成画像カプラーC−2 0.48g、DIR化合物D
−1 0.003g、DIR化合物D−7 0.011
g、BAR化合物B−10.032g及びゼラチン1.
61g。
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
0.8ミクロン)0.27g、レッド増感ヨウ臭化銀乳
剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.3ミクロン、
平均粒子厚さ0.1ミクロン)0.16g、シアン色素
生成画像カプラーC−2 0.48g、DIR化合物D
−1 0.003g、DIR化合物D−7 0.011
g、BAR化合物B−10.032g及びゼラチン1.
61g。
【0107】層3(第2赤感性層) レッド増感ヨウ臭
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4.2モル%、平均粒子
直径2.1ミクロン)0.48g、シアン色素生成画像
カプラーC−2 0.17g、DIR化合物D−7
0.011g、DIR化合物D−1 0.007g、B
AR化合物B−1 0.011g、シアン色素生成マス
キングカプラーCM−1 0.032g及びゼラチン
1.29g。
化銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4.2モル%、平均粒子
直径2.1ミクロン)0.48g、シアン色素生成画像
カプラーC−2 0.17g、DIR化合物D−7
0.011g、DIR化合物D−1 0.007g、B
AR化合物B−1 0.011g、シアン色素生成マス
キングカプラーCM−1 0.032g及びゼラチン
1.29g。
【0108】層4(中間層) 酸化現像スカベンジャー
S−1 0.054g及びゼラチン1.61g。
S−1 0.054g及びゼラチン1.61g。
【0109】層5(中間層) 酸化現像スカベンジャー
S−1 0.108g及びゼラチン1.08g。
S−1 0.108g及びゼラチン1.08g。
【0110】層6(緑感性層) グリーン増感ヨウ臭化
銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
0.65ミクロン)0.32g、グリーン増感ヨウ臭化
銀乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.5ミクロ
ン、平均厚さ0.09ミクロン)0.32g、グリーン
増感ヨウ臭化銀乳剤(ヨウ化物4.2モル%、平均粒子
直径2.3ミクロン、平均粒子厚さ0.09ミクロン)
0.44g、マゼンタ色素生成画像カプラーM−1
0.16g、マゼンタ色素生成画像カプラーM−20.
27g、DIR化合物D−1 0.015g、DIR化
合物D−2 0.009g、マゼンタ色素生成マスキン
グカプラーMM−1 0.037g及びゼラチン 2.
69g。
銀平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径
0.65ミクロン)0.32g、グリーン増感ヨウ臭化
銀乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.5ミクロ
ン、平均厚さ0.09ミクロン)0.32g、グリーン
増感ヨウ臭化銀乳剤(ヨウ化物4.2モル%、平均粒子
直径2.3ミクロン、平均粒子厚さ0.09ミクロン)
0.44g、マゼンタ色素生成画像カプラーM−1
0.16g、マゼンタ色素生成画像カプラーM−20.
27g、DIR化合物D−1 0.015g、DIR化
合物D−2 0.009g、マゼンタ色素生成マスキン
グカプラーMM−1 0.037g及びゼラチン 2.
69g。
【0111】層7(中間層) 酸化現像スカベンジャー
S−1 0.108g、イエローコロイド銀 0.03
8g及びゼラチン1.08g。
S−1 0.108g、イエローコロイド銀 0.03
8g及びゼラチン1.08g。
【0112】層8(青感性層) ブルー増感ヨウ臭化銀
平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径0.
9ミクロン)0.33g、ブルー増感ヨウ臭化銀乳剤
(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.5ミクロン、平
均粒子厚さ0.09ミクロン)0.22g、ブルー増感
ヨウ臭化銀乳剤(ヨウ化物3モル%、平均粒子直径3.
3ミクロン、平均粒子厚さ0.12ミクロン)0.75
g、イエロー色素生成画像カプラーY−1 0.86
g、DIR化合物D−3 0.053g、化合物B−2
0.022g及びゼラチン2.15g。
平板状粒子乳剤(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径0.
9ミクロン)0.33g、ブルー増感ヨウ臭化銀乳剤
(ヨウ化物4モル%、平均粒子直径1.5ミクロン、平
均粒子厚さ0.09ミクロン)0.22g、ブルー増感
ヨウ臭化銀乳剤(ヨウ化物3モル%、平均粒子直径3.
3ミクロン、平均粒子厚さ0.12ミクロン)0.75
g、イエロー色素生成画像カプラーY−1 0.86
g、DIR化合物D−3 0.053g、化合物B−2
0.022g及びゼラチン2.15g。
【0113】層9(保護層) 色素UV−1 0.10
8g、色素UV−2 0.118g、非増感臭化銀リッ
プマン乳剤0.108g、抗マットポリメチルメタクリ
レートビーズ0.0538g及びゼラチン1.6g。
8g、色素UV−2 0.118g、非増感臭化銀リッ
プマン乳剤0.108g、抗マットポリメチルメタクリ
レートビーズ0.0538g及びゼラチン1.6g。
【0114】このフィルムは、硬膜剤H−1を総ゼラチ
ンの2重量パーセントで塗布することにより硬化した。
界面活性剤類、塗布助剤類、スカベンジャー類、可溶性
吸収体色素類及び安定剤類を、当該技術分野で通常行わ
れるように本サンプルの各種の層に添加した。
ンの2重量パーセントで塗布することにより硬化した。
界面活性剤類、塗布助剤類、スカベンジャー類、可溶性
吸収体色素類及び安定剤類を、当該技術分野で通常行わ
れるように本サンプルの各種の層に添加した。
【0115】写真サンプル202は、ポリマーラテック
スA 0.81gを層6及び8に添加したことを除い
て、写真サンプル201と同様であった。
スA 0.81gを層6及び8に添加したことを除い
て、写真サンプル201と同様であった。
【0116】写真サンプル203は、ポリマーラテック
スA 1.61gを層9に添加したことを除いて、写真
サンプル201と同様であった。
スA 1.61gを層9に添加したことを除いて、写真
サンプル201と同様であった。
【0117】写真サンプル204は、ポリマーラテック
スA 0.81gを層7及び9に添加したことを除い
て、写真サンプル201と同様であった。
スA 0.81gを層7及び9に添加したことを除い
て、写真サンプル201と同様であった。
【0118】写真サンプル205は、ポリマーラテック
スA 1.61gを層7に添加したことを除いて、写真
サンプル201と同様であった。
スA 1.61gを層7に添加したことを除いて、写真
サンプル201と同様であった。
【0119】写真サンプル201から205までの圧力
感度を、写真サンプル101から104までについて記
載された方法と同様の方法で評価した。これらの結果を
表VII に示す。
感度を、写真サンプル101から104までについて記
載された方法と同様の方法で評価した。これらの結果を
表VII に示す。
【0120】
【表2】
【0121】表VIに記載された実験データの検討で容易
にわかるように、本発明の組成物のサンプルは、ポリマ
ーラテックスを全く組み入れていないサンプルと比較し
た場合、又はハロゲン化銀層に同量のポリマーラテック
スを組み入れたサンプルと比較した場合に、圧力感度を
より低くできる。
にわかるように、本発明の組成物のサンプルは、ポリマ
ーラテックスを全く組み入れていないサンプルと比較し
た場合、又はハロゲン化銀層に同量のポリマーラテック
スを組み入れたサンプルと比較した場合に、圧力感度を
より低くできる。
【0122】
【発明の効果】上記のような圧力吸収層が存在する場
合、写真要素における圧力カブリを実質的に低減でき、
そしてこれらの要素のスクラッチ耐性は悪影響を受けな
い。
合、写真要素における圧力カブリを実質的に低減でき、
そしてこれらの要素のスクラッチ耐性は悪影響を受けな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケビン マイケル オコナー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ダニング アベニュ 226
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳
剤層及び乳剤層と支持体の間に少なくとも1つの非感光
性圧力吸収層を担持する支持体を含んで成る写真感光要
素であって、圧力吸収層が、ポリマー及び親水性コロイ
ドを質量比1:2以上で含んでなり、上記ポリマーが5
℃未満のガラス転移温度を有することで、特徴付けられ
る写真感光要素。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US72035991A | 1991-06-25 | 1991-06-25 | |
US720359 | 1991-06-25 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188527A true JPH05188527A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=24893720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166122A Pending JPH05188527A (ja) | 1991-06-25 | 1992-06-24 | 圧力吸収中間層含有写真要素 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5310639A (ja) |
EP (1) | EP0520394B1 (ja) |
JP (1) | JPH05188527A (ja) |
AT (1) | ATE158873T1 (ja) |
DE (1) | DE69222475T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4311888A1 (de) * | 1993-04-10 | 1994-10-13 | Du Pont Deutschland | Lichtempfindliches Silberhalogenid-Aufzeichnungsmaterial mit verminderter Druckempfindlichkeit |
US5981159A (en) * | 1996-09-27 | 1999-11-09 | Eastman Kodak Company | Photographic material |
US5876908A (en) * | 1997-04-22 | 1999-03-02 | Eastman Kodak Company | Photographic element containing improved interlayer |
EP0962829B1 (en) * | 1998-06-05 | 2003-04-23 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Protective layer for color proofs |
US6656671B1 (en) * | 1998-11-20 | 2003-12-02 | Eastman Kodak Company | Photographic element with voided cushioning layer |
US8546070B1 (en) | 2012-10-15 | 2013-10-01 | Eastman Kodak Company | Color photographic silver halide paper and use |
US8637228B1 (en) | 2012-11-08 | 2014-01-28 | Kodak Alaris Inc. | Color photographic silver halide paper and use |
US9247640B2 (en) | 2014-01-29 | 2016-01-26 | Eastman Kodak Company | Silver halide conductive element precursor and devices |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE2041323A1 (de) * | 1970-08-20 | 1972-02-24 | Agfa Gevaert Ag | Photographische gelatinehaltige Schichten mit verbesserten physikalischen Eigenschaften |
JPS5399928A (en) * | 1977-02-10 | 1978-08-31 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Preparation of silver halide photosensitive material |
JPS53100226A (en) * | 1977-02-14 | 1978-09-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photosensitive material with film physical property improved |
JPS5494319A (en) * | 1978-01-09 | 1979-07-26 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Silver halide photographic material |
DE2963429D1 (en) * | 1978-10-20 | 1982-09-16 | Agfa Gevaert Nv | Emulsifier-free latexes and photographic light-sensitive elements containing them |
US4247627A (en) * | 1979-10-10 | 1981-01-27 | Eastman Kodak Company | Photographic elements having hydrophilic colloid layers containing hydrophobic ultraviolet absorbers uniformly loaded in latex polymer particles |
IT1129033B (it) * | 1980-09-17 | 1986-06-04 | Minnesota Mining & Mfg | Elementi fotografici a colori aventi migliorare proprieta' meccaniche |
JPS6024456B2 (ja) * | 1982-02-25 | 1985-06-13 | コニカ株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPS5923344A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPS59121327A (ja) * | 1982-08-17 | 1984-07-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 製版用ハロゲン化銀写真感光材料及びその減力処理方法 |
JPS61140939A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPS61251844A (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPH0782219B2 (ja) * | 1986-04-03 | 1995-09-06 | 富士写真フイルム株式会社 | 超硬調ネガ型写真感光材料 |
EP0241600B1 (en) * | 1986-04-08 | 1989-05-31 | Agfa-Gevaert N.V. | Photographic protective layer comprising beads of resinous material and water-insoluble wax |
JPS6461748A (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | Silver halide photographic sensitive material |
US4940653A (en) * | 1987-09-14 | 1990-07-10 | Agfa-Gevaert Aktiengesellschaft | Multilayered color photographic material having an alkali soluble interlayer |
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DE3882310T2 (de) * | 1987-09-18 | 1994-01-27 | Eastman Kodak Co | Polymerteilchen, auf die Gelatine aufgepfropft ist. |
JPH07119961B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1995-12-20 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPH0820706B2 (ja) * | 1988-04-20 | 1996-03-04 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
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-
1992
- 1992-06-24 AT AT92110604T patent/ATE158873T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-06-24 EP EP92110604A patent/EP0520394B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-24 DE DE69222475T patent/DE69222475T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-06-24 JP JP4166122A patent/JPH05188527A/ja active Pending
-
1993
- 1993-02-23 US US08/021,382 patent/US5310639A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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