JPH0518658A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH0518658A
JPH0518658A JP3167120A JP16712091A JPH0518658A JP H0518658 A JPH0518658 A JP H0518658A JP 3167120 A JP3167120 A JP 3167120A JP 16712091 A JP16712091 A JP 16712091A JP H0518658 A JPH0518658 A JP H0518658A
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 青果物の成長ホルモンの一つであるエチレン
ガスの濃度を調整して青果物の長期保存を行なえるよう
にするとともに、エチレンガスを酸化分解して庫内に循
環するようにした冷蔵庫を提供することを目的とする。 【構成】 野菜容器9の一部に設けられ容器内のエチレ
ンガスを冷気通路36に選択的に透過する透過膜39
と、冷気通路に配置された冷却器15の冷気帰還側でか
つ除霜ヒータHの近傍に配置されエチレンガスを吸着及
び分解する分解器31とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は野菜を新鮮な状態で長期
保存するに適した冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の庫内最下部に野菜や果実等青果
物を収納するいわゆる野菜室を備えている。一般的に青
果物は、貯蔵温度が高くなると呼吸が激しくなり養分の
消耗も大きくなって、一種のストレスがかかり過熟及び
老化を早めることとなる。また、貯蔵温度が低ければ呼
吸や養分の消耗が抑制され青果物の過熟及び老化が抑え
られるが、温度が低すぎると細胞の破壊や凍結等低温障
害を来すこととなる。このため、通常野菜室の冷却温度
は、冷蔵室のそれよりも若干高めに設定されることが多
い。
【0003】一方、エチレンガスは、植物の成長に欠く
ことのできない成長ホルモンのひとつであるが、収穫さ
れた青果物の熟成を早めるために有効な反面、成熟後に
は老化腐敗を促進するものである。このエチレンガス
は、青果物の呼吸時に二酸化炭素とともに排出されるも
のであり、エチレンガスの発生を抑制するために貯蔵温
度をできる限り低くして呼吸を抑制することが一般に行
なわれている。
【0004】他方、貯蔵される青果物の保存期間を長く
すべく貯蔵庫内空気のガス組成を変化させるいわゆるC
A貯蔵を行なうようにしたものが種々提案されており、
例えば、持開昭62−299678号公報や持開昭62
−272077号公報がある。
【0005】特開昭62−299678号公報にあって
は、内外両箱間に断熱材を充填して構成された本体と、
内箱の内側に間隔をおいて設けられその一部に透湿膜を
備えた貯蔵箱と、内箱と貯蔵箱の間に形成され透湿膜面
に冷気を流通させる冷気対流通路と、冷気対流通路内の
一部に設けた冷却器とからなる野菜貯蔵用冷蔵庫が開示
されている。
【0006】一方、特開昭62−272077号公報に
あっては、カビや酵母・細菌の繁殖防止に好適な容器に
関するものが開示されており、樹脂製の第1の容器と、
上記第1の容器内に設けられた樹脂製の第2の容器とを
具備した冷蔵庫用食品収納容器において、上記第1と第
2の容器にP−オキシ安息香酸n−ブチルからなる防か
び剤を含有するとともに、上記第1と第2の容器の間が
冷気通路である冷蔵庫用食品収納容器が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の前者公報にあっ
ては、透湿膜を配置したことにより貯蔵箱内を高湿度に
維持し収納物の乾燥を抑制することはできるが、貯蔵箱
内のガス組成特にエチレンガスの濃度を低くすることは
できない。このため、貯蔵箱内では青果物の老化を促進
するエチレンガス濃度が高くなり、青果物の熟成及び老
化が進み長期保存には向かないものとなっていた。
【0008】一方後者公報にあっては、容器内に冷気を
導入させる冷気流路に防カビ剤を設けたものであるが、
前者公報同様、容器内に排出された青果物の老化を促進
するエチレンガスの濃度を低くするものではない。
【0009】そこで本発明では、青果物の成長ホルモン
の一つであるエチレンガスの濃度を調整して青果物の長
期保存を行なえるようにするとともに、調整時に収納容
器から排出されたエチレンガスを酸化分解して冷蔵庫内
に循環させるようにした冷蔵庫を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、断熱箱と、断
熱箱の内側に所定間隔を存して配置される容器と、容器
と断熱箱との間に形成される冷気通路と、冷気通路に配
置される冷却器とを備えた冷蔵庫において、冷却器の冷
気帰還側に配置され、帰還空気のエチレンガスを分解す
る分解器と、容器の一部に設けられ容器内のエチレンガ
スを冷気通路に選択透過させる透過膜とを備えた冷蔵庫
を提供するものである。
【0011】また、容器の一壁に形成される開口を被う
ように冷気通路に配置され排気孔を有する収納部材と、
収納部材内に配置されエチレンガスを吸着及び分解する
分解器と、収納部材内に配置され分解器を加熱するヒー
タと、開口又は排気孔のいずれか一方を閉塞するように
設けられるシャッターと、一端がシャッターに他端が収
納部材に取り付けられ所定温度以上のときに開口を閉じ
排気孔を開放するようにシャッターを動作させる形状記
憶バネと、一端がシャッターに他端が収納部材に取り付
けられ所定温度より低い温度で開口を開放し排気孔を閉
じるようにシャッターを動作させるバイアスバネとを備
えた冷蔵庫を提供するものである。
【0012】
【作用】請求項1によれば、容器内の青果物より発生さ
れたエチレンガスは透過膜によって冷気通路へ選択的に
排出されるため、透過膜は容器内のガスにおけるエチレ
ンガス濃度を調整する作用をなし、冷気通路に排出され
たエチレンガスは、分解器によって酸化分解されてクリ
ーンなガスとなって冷却器の冷気帰還側へ送られる。こ
のため、冷蔵庫内には比較的クリーンなガスが循環され
ることとなり、容器内の青果物だけでなく冷蔵庫内に収
納された食品の老化を抑制することができる。
【0013】一方、請求項2によれば、容器内で発生し
たエチレンガスは、容器に形成した開口から収納部材内
に導入され、分解器で吸着されるためその濃度が低くな
り、結果として容器内のエチレンガス濃度を調整するこ
とができる。また、ヒータで加熱することにより吸着し
たエチレンガスの酸化分解を行って放出する一方、分解
器の浄化を行なって分解器の吸着能力低下を抑制してい
る。しかも、ヒータの熱により周囲空気温度が上昇すれ
ば形状記憶バネの働きで、シャッターにより容器の開口
は閉塞され収納部材の排気孔が開放することから、ヒー
タの熱で暖められた空気が容器内に流入することが抑制
できる。このシャッターは、ヒータへの通電が停止し温
度が下がれば、バイアスバネの働きによって自動的に元
の状態に戻る。
【0014】
【実施例】以下図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0015】1は冷蔵庫である。冷蔵庫本体1Aは、外
箱2と内箱4との間に断熱材3を充填して構成されるも
のである。5は庫内を上下に仕切る仕切壁で、その上方
を冷凍室6、下方を冷蔵室7とする。冷凍室6は−18
℃程度の冷凍温度帯に温度調節され、冷蔵室7は4℃前
後の非凍結温度帯に温度調節される。
【0016】冷蔵室7は、その下部に仕切板8及び野菜
容器9を配設している。10は前記冷凍室6の扉、11
は前記冷蔵室7の扉である。扉10,11はそれぞれ冷
蔵庫本体1の前面開口縁の一側部に回動自在に枢支され
ており、野菜容器9前方は、それを同時に引き出す引き
出し式の扉12で閉塞される。13は冷蔵庫本体1Aの
機械室14に配設したコンプレッサーであり、冷媒回路
の一部を構成している。15は冷凍室6後方に縦設され
た冷却器であり、前記コンプレッサー13や図示しない
コンデンサー、減圧手段と共に冷媒回路を構成してい
る。
【0017】20は冷却器15の上方に配置された送風
機であり、冷却器15にて冷却された冷気を前方の吹出
口21から冷凍室6内に吹き出し、又、吹出口22から
冷凍室6内に構成した区画室23にも吹き出す。更に、
送風機20で加速された冷気はダクト24を通り、冷蔵
室7にも吹き出される。25は冷蔵室7の吹出口26を
自動開閉して、冷蔵室7が+4℃程の冷蔵温度になるよ
うに動作するダンパーサーモスタットである。
【0018】各室6,7,23に吹き出された冷気は、
吹き出された室を経て仕切壁5の前部に形成した吸込口
より仕切壁内部に吸い込まれて、冷却器15の吸い込み
側に帰還する。又、送風機20及びコンプレッサー13
は、冷凍室6内の温度センサーの温度検出信号に基づい
てオン・オフ制御され、冷凍室6が平均−18℃程の冷
凍温度になるよう機能する。
【0019】Hは冷却器15の着霜を融解するための加
熱手段としてのガラス管ヒータであり露受皿に取り付け
られている。
【0020】31は分解器であって、二酸化ケイ素やゼ
オライトといった多孔質材料に対して酸化チタン(Ι
V)や酸化アルミニウム等の金属酸化物或いは白金族の
金属触媒を添着したものである。この分解器31は、周
囲空気中のエチレンガスを吸着する一方、加熱されるこ
とにより内部温度が上昇すると吸着したエチレンガスを
酸化分解して二酸化炭素や水蒸気といったクリーンなガ
スとして放出する。この放出によって分解器31のエチ
レンガス吸着能力が回復する(即ち浄化される)もので
ある。図1にあっては、ヒータHの上方にこの分解器3
1を配置した例を示し、図4及び図5は、後述する収納
部材内に分解器を配置した例を示す。
【0021】野菜容器9は上面を開口した容器状を成す
ものであり、この上面開口は、容器9を野菜室32の所
定位置に収納した状態において仕切板8によって閉塞さ
れる。33はこの状態で容器前壁に当接する仕切板8に
取りつけたシール材、34は仕切板8に取りつけられ先
の状態で容器後壁に当接するシール材、35は仕切板8
の後部に設けられ冷蔵室7と野菜室32とを連通する連
通口である。この連通口35は、シール材34を取り付
けた位置よりも後方に形成することが望ましい。また、
容器9を所定位置にセットしたときに、容器9と本体1
Aとは間隔を存しており、容器9と本体1Aとで形成さ
れる空間を冷気通路36となすものである。
【0022】37は野菜容器9の一壁例えば後壁38に
形成された開口であり、エチレンガスを選択的に透過さ
せる透過膜39が枠体40によって開口37を閉塞する
ように取りつけられている。透過膜39としては、気体
分離膜を採用しており、密閉された容器9内空気のエチ
レンガスを気体分離膜を通して容器外即ち冷気通路へ排
出する。このときエチレンガスを外部へ透過させる代わ
りに容器内へは二酸化炭素が導入される。冷気通路36
へ導びかれた空気は、分解器31の分解作用によって二
酸化炭素の濃度が高められたかたちとなっている。
【0023】即ち、容器内に収納した青果物の呼吸作用
によって容器内のエチレンガス濃度が高くなるが、透過
膜39によって容器内のエチレンガスが冷気通路36に
排出され、分解器31にて生じた二酸化炭素を容器内に
取り込み、容器内の二酸化炭素の濃度を高め、青果物の
呼吸作用を鈍化させるいわゆるCA貯蔵を行なうもので
ある。
【0024】一方、図4及び図5には容器内のエチレン
ガス濃度を低くするための他の実施例が示してあり、以
下その例について説明する。
【0025】41は容器9の開口37を外側から被うよ
うに冷気通路36に配置される収納部材であって、収納
部材41は一壁に開口37に対応する吸気口42を有
し、他壁に排気口43を有する。44は吸気口42を開
閉する第1壁45と排気口43を開閉する第2壁46と
から成る断面L字形のシャッターであり、駆動装置50
により吸気口42又は排気口43のいずれか一方を閉塞
するように収納部材41内に配置されている。47は第
2壁46の排気口43と対峙する側の面に取りつけた緩
衝材である。
【0026】駆動装置50は、形状記憶バネ51とバイ
アスバネ52とから成る。形状記憶バネ51は一端がシ
ャッター44に他端が収納部材41に取りつけられ、所
定温度以上のときに予め記憶された形状(本例では図4
に示す形状)に復帰するものである。ただしその復帰力
は後述のバイアスバネ52のバイアス力よりも大きいも
のであり、復帰した状態において第1壁45が吸気口4
2を閉塞し、第2壁46が排気口43を開放するように
配置してある(図4参照)。バイアスバネ52は、一端
がシャッター44に他端が収納部材41に取りつけら
れ、所定温度よりも低い温度において、第1壁45が吸
気口42を開放し第2壁46が排気口43を閉塞するよ
うに配置してある。尚、所定温度以上で形状記憶バネ5
1が予め記憶された形状に復帰するが、所定温度よりも
いくらか低い温度以下になったときに、復帰力が解除さ
れることにより、バイアスバネ52のバイアス力によっ
て形状記憶バネ51が伸長する方向に引っ張られバイア
スバネ52が安定状態に復元する。この復元した状態を
図5に示す。
【0027】55は形状記憶バネ51の近傍に配置した
エチレンガスを吸着及び分解する分解器、56は分解器
55の下方に配置した加熱用のヒータである。ヒータ5
6は一定期間毎に通電されるように制御され、通電時に
収納部材41内の温度が少なくとも所定温度以上に上昇
するような容量に設定されているものとする。
【0028】この構成において、容器内のエチレンガス
の吸着及び分解のメカニズムを説明すると、冷蔵庫1の
冷却が行なわれているときには冷気通路36には冷気が
流通されるため収納部材41も冷却されて、収納部材4
1内部は所定温度よりも低い温度に維持される。このた
め、バイアスバネ52のバイアス力によってシャッター
44は、図5に示すように吸気口42を開放し排気口4
3を閉塞する位置に停止されている。そこで、容器9内
の空気は開口37及び吸気口42を経て収納部材41内
に導入され、導入空気中のエチレンガスを分解器55に
て吸着する。従って容器内空気のエチレンガス濃度は分
解器55に吸着された分だけ低減される。
【0029】そして、ヒータ56に通電されて収納部材
41内温度が上昇し所定温度以上になると、形状記憶バ
ネ51が記憶された形状に復帰して、シャッター44が
吸気口42を閉塞するとともに排気口43を開放するよ
うに駆動される。一方、ヒータ56の通電で分解器55
は加熱されて温度上昇するため、分解器55に吸着した
エチレンガスの酸化分解を行って二酸化炭素や水蒸気と
して放出することにより、ガス組成比を変化させること
に加え、分解器自身の浄化を行い吸着能力の回復を図る
ことができる。尚、ヒータ通電時に発生した二酸化炭素
は、吸気口42が開放されていれば、容器内に導入され
二酸化炭素濃度を高めて、青果物の呼吸を抑制する。吸
気口42が閉塞されていれば、排気口43から冷気通路
36内に排出される。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1に
よれば、容器内の青果物の呼吸作用で生じたエチレンガ
スは、透過膜によって選択的に冷気通路内に透過(排
出)されるため、容器内のエチレンガス濃度の上昇を抑
制して青果物の老化を抑制することができる。しかも、
透過したエチレンガスは、分解器によって吸着及び酸化
分解されて二酸化炭素や水蒸気になるため、冷蔵庫内を
循環する冷気のエチレンガス濃度の上昇も抑制できる。
このため容器内に貯蔵された青果物だけでなく冷蔵庫内
に収納された食品のエチレンガスによる老化を抑制てき
る。また、透過膜としてエチレンガスを排出する代わり
に二酸化炭素を取り込む気体分離膜を採用すれば、容器
内空気の二酸化炭素濃度を高め青果物の呼吸を抑制し
て、青果物の長期保存に適した冷蔵庫を提供できる。
【0031】一方請求項2によれば、容器内のエチレン
ガスを開口から収納部材に導びき分解器で吸着できるた
め、容器内空気のエチレンガス濃度を低くすることがで
きる。またヒータで分解器を加熱することで、吸着した
エチレンガスを酸化分解して二酸化炭素や水蒸気として
放出させることができ、この二酸化炭素を開口から容器
内に導入することができる。容器内への二酸化炭素導入
により、その濃度を高め青果物の呼吸作用を抑制でき
る。しかも収納部材内の温度が所定温度以上になれば、
形状記憶バネがシャッターを動作させて開口が閉じ排気
口が開放するため、二酸化炭素を冷気通路へ排出でき、
容器内の温度上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫を示す縦断面図である。
【図2】透過膜を設けた野菜容器を収納する野菜室の拡
大縦断面図である。
【図3】野菜容器の背面図である。
【図4】収納部材を設けた野菜容器を説明するための図
2のA部に対応する拡大断図面である。
【図5】排気孔を閉塞した状態を示す図4対応の要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 9 野菜容器 15 冷却器 31 分解器 32 野菜室 36 冷気通路 37 開口 39 透過膜 41 収納部材 43 排気口 44 シャッター 51 形状記憶バネ 52 バイアスバネ 55 分解器 56 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 17/08 316 8511−3L G05D 23/00 G 9132−3H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱と、断熱箱の内側に所定間隔を存
    して配置される容器と、容器と断熱箱との間に形成され
    る冷気通路と、冷気通路に配置される冷却器とを備えた
    冷蔵庫において、冷却器の冷気帰還側でかつヒータの近
    傍に配置されエチレンガスを酸化分解する分解器と、容
    器の一部に設けられ容器内のエチレンガスを冷気通路に
    選択透過させる透過膜とを備えたことを特徴とする冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱と、断熱箱の内側に間隔を存して
    配置され一壁に開口を有した容器と、容器と断熱箱との
    間に形成される冷気通路と、容器の開口を被って冷気通
    路に配置され排気口を有する収納部材と、収納部材内に
    配置されエチレンガスを吸着及び分解する分解器と、収
    納部材内に配置され分解器を加熱するヒータと、開口又
    は排気孔のいずれか一方を閉塞するように設けられるシ
    ャッターと、一端がシャッターに他端が収納部材に取り
    付けられ所定温度以上のときに開口を閉じ排気孔を開放
    するようにシャッターを動作させる形状記憶バネと、一
    端がシャッターに他端が収納部材に取り付けられ所定温
    度より低い温度で開口を開放し排気孔を閉じるようにシ
    ャッターを動作させるバイアスバネとを備えたことを特
    徴とする冷蔵庫。
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