JPH0518585Y2 - - Google Patents

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JPH0518585Y2
JPH0518585Y2 JP12417887U JP12417887U JPH0518585Y2 JP H0518585 Y2 JPH0518585 Y2 JP H0518585Y2 JP 12417887 U JP12417887 U JP 12417887U JP 12417887 U JP12417887 U JP 12417887U JP H0518585 Y2 JPH0518585 Y2 JP H0518585Y2
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oil filler
oil
tank
filler port
fuel
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は石油ストーブ・石油フアンヒーター
等の石油燃焼器具に用いるカートリツジ式給油タ
ンクに関するものである。
〈従来の技術〉 本件出願の考案者らは、第6図に示す如く実願
昭62−65018号として、油受皿27′上に倒立させ
て載置し燃油を供給するタンク本体1′の注油口
3′に軸16′を支点として注油口キヤツプ7′を
起伏自在にさせるワンタツチ方式のカートリツジ
式給油タンクを提案した。
この考案によれば、注油口キヤツプ7′を手で
螺合しなくとも良く、従つて給油後の油受皿2
7′への装着時に燃油漏れによる火災、又は燃油
による手の汚れは解消され安全で便利なものであ
つた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところでこの考案は、パツキン15′の内側に
備えたスプリング15d′を常に注油口方向に押圧
することによりタンクを密閉していた。
この密閉方法はタンク内に(JISに定められた
1.5Kg/cm2ほどの)高圧を加えると注油口キヤツ
プ7′とパツキン15′の間に漏れを生じる場合が
あるという欠点を有していた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は上記欠点を解消するべく考案された
もので、その構成を油受皿上に倒立させて載置し
燃油を供給するタンク本体の注油口に軸を支点と
して注油口キヤツプを起伏自在にさせるカートリ
ツジ式給油タンクに於いて、前記注油口キヤツプ
の内側にパツキンを備え、該パツキンの前記注油
口及び注油口キヤツプとの当接部に舌状部を設け
た事を特徴とするカートリツジ式給油タンクに係
るものである。
〈作用〉 第3図に示す如く、給油後に基部8をセツトす
ると注油口3の先端がパツキン15を押圧し該パ
ツキン15の舌状部15a,15bが注油口3或
いは注油口キヤツプ7に密接する。
又、タンク内の圧力が高くなれば、パツキン1
5の舌状部15a,15bに注油口3或いは注油
口キヤツプ7との間をシールする矢印の力がより
大きくなるのでタンクに漏れは生じないものであ
る。
〈実施例〉 この考案は基本的には従来例とほぼ同じである
が、1は縦長状で周知の石油ストーブや石油フア
ンヒーター等の石油燃焼器具2に用いるカートリ
ツジ式のタンク本体で、一壁面に螺子を形成した
注油口3を突出開口している。
前記注油口3を設けた側の壁面で且つ注油口3
の根元に板状の固定板4を接着剤等の接着手段を
介して接着した後、螺子を形成し略ラツパ状の押
さえ環5を注油口3に螺合し、その先端の押圧部
6で押圧し固定板を固定している。この時押さえ
環5の後端は注油口3の先端より高さを低くして
いる。
7は固定板4に支持される基部8のほぼ中央よ
り突設した逆凹状の注油口キヤツプで、該注油口
キヤツプ7の外径は注油口3及び押さえ環5の外
径より大と成し、且つその高さは注油口3より低
くしている。
9は燃油を自動的に供給する給油装置で注油口
キヤツプにカシメられて取り付けられ、開閉弁1
0と心棒11と該開閉弁10を常に弾設するスプ
リング12と連通口13を有した弁ケース14と
から構成されている。
15は注油口キヤツプ7の内面に取り付けられ
る耐油性のパツキンで、バネ15dにより注油口
3の先端と密接する事によりタンクの漏れを防い
でいる。
タンク内の圧力が高くなればパツキン15の舌
状部15a,15bが注油口3或いは注油口キヤ
ツプ7との間をシールする矢印の力が大きくなる
ので、タンクに漏れは生じないものである。
前記基部8はその周縁を下方に屈曲させると共
に、一方は軸16を支持するカーリング状の支持
部17を設け、対応する固定板4の端部にも軸1
6を支持するカーリング状の支持部18を設け、
更に各支持部17,18のいずれか一方の内径は
他の内径より大径として遊びをもたせている。
又前記軸16には基部8をタンク本体1の反対
方向に持ち上げるように作用する弾性部材19が
設けられ、基部8全体が軸16を中心にして注油
口キヤツプ7が注油口3を覆い、パツキン15に
密接するよう起伏自在に成す。
又これと反対側の基部8他方は引張ボタン20
と係止ロツト21と該係止ロツト21を常に内側
方向に弾設するスプリング22とから成る係止手
段23を設け、該係止手段23と対応する固定板
4上にフツク状の係部24を軸着させ、且つスプ
リング25とから成る止部26を設け、前記係止
手段23と着脱自在に係止させる。
27は石油燃焼器具2の一側方に設けたタンク
室28下方に位置した油受皿で、そのほぼ中央よ
り押上ピン29を立設し、タンク本体1を倒立し
て載置させ、燃焼に必要な燃油を供給し燃焼筒3
0で燃焼させる。
次にタンク本体1に燃油を補給する際には、第
1図の状態の如く係止手段23を止部26と離別
すると、弾性部材19の反発作用で基部8が軸1
6を支点として起立させられ、注油口キヤツプ7
は注油口3を開口し、この時給油手段で注油口3
へ燃油を補給すれば良い。
燃油の補給が終えたら基部8を下方側に弾性部
材19の反発力に抗して回動させ、やや強く押す
ことにより係止ロツト21が係部24を押圧し、
該係部24はスプリング25に抗して後方にやや
回動し、この状態で係部24に係止ロツト21が
係止され、これと同時に注油口3と注油口キヤツ
プ7はパツキン15を介して確実に密接され燃油
漏れはない。
この状態でタンク本体1を逆にしてタンク室2
8の油受皿27上に載置すればよい。
この時第2図に示す如く、タンク本体1内の燃
油自体の自重が負荷されて基部8は油受皿27と
の間で押し付けられる。
従つて各支持部17,18のいずれか一方の内
径は他より大径としているので、この大径の分だ
け軸16が移動され、この移動した分注油口3を
パツキン15を圧着させられ密閉性をより確実に
することができ、よつて燃油漏れを防止する。
もちろんタンク本体1内の燃油が減少してくれ
ば、軸16は序々に元の位置に復帰させられ、又
燃油量が少なければパツキン15自体の反発力で
充分密接させられる。
又係止手段23と止部26との寸法的誤差を生
じても、上記と同様各支持部17,18で吸収さ
せられ燃油漏れを確実に防止できる。
〈考案の効果〉 以上の如くこの考案は、油受皿上に倒立させて
載置し燃油を供給するタンク本体の注油口に軸を
支点として注油口キヤツプを起伏自在にさせるカ
ートリツジ式給油タンクに於いて、前記注油口キ
ヤツプの内側にパツキンを備え、該パツキンの前
記注油口及び注油口キヤツプとの当接部に舌状部
を設けた事によりタンクの密閉度を向上させ高圧
時におけるパツキンよりの漏れを無くする事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例のタンク本体の開
蓋状態の斜面図、第2図は同要部の拡大断面図、
第3図は同閉蓋状態の拡大断面図、第4図は同開
蓋状態の拡大断面図、第5図は同一部を切欠いた
石油燃焼器具の正面図、第6図は同従来のタンク
本体の要部の拡大断面図。 1……タンク本体、3……注油口、7……注油
口キヤツプ、8……基部、15……パツキン、1
5a,15b……舌状部、16……軸、27……
油受皿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油受皿上に倒立させて載置し燃油を供給するタ
    ンク本体の注油口に軸を支点として注油口キヤツ
    プを起伏自在にさせるカートリツジ式給油タンク
    に於いて、前記注油口キヤツプの内側にパツキン
    を備え、該パツキンの前記注油口及び注油口キヤ
    ツプとの当接部に舌状部を設けた事を特徴とする
    カートリツジ式給油タンク。
JP12417887U 1987-08-13 1987-08-13 Expired - Lifetime JPH0518585Y2 (ja)

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