JPH0624646U - エアーポットの蒸気逃がし路開閉構造 - Google Patents

エアーポットの蒸気逃がし路開閉構造

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JPH0624646U
JPH0624646U JP593592U JP593592U JPH0624646U JP H0624646 U JPH0624646 U JP H0624646U JP 593592 U JP593592 U JP 593592U JP 593592 U JP593592 U JP 593592U JP H0624646 U JPH0624646 U JP H0624646U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inflow port
bellows
bellows shaft
opening
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP593592U
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English (en)
Inventor
秀樹 船浪
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 べローズシャフトが流入口より抜けなくなる
ことを防止して、自然出湯を防ぐ。 【構成】 タンク4内と外部とを連通する蒸気逃がし路
33に流入口34を形成する。この流入口34を、上下動自在
なべローズシャフト23の先端部27に設けられたエアーポ
ンプパッキン28により開閉する。先端部27は流入口34と
異形に形成され、この流入口34に挿入されることはな
く、しかも、流入口34の開口径が先端部27の直径よりも
大きく、エアーポンプパッキン28は流入口34を確実に閉
塞する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はタンク内とタンク外とを連通するエアーポットの蒸気逃がし路開閉構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のエアーポットは、特公平1−52007号等に開示されるように 、液体を収容するタンクと、このタンク内に空気を圧送して液体を注出させるエ アーポンプと、このエアーポンプを押圧操作する押体と、タンク内とタンク外と を連通する蒸気逃がし路と、前記押体に連動する上下動自在な棒状のべローズシ ャフトと、前記蒸気逃がし路の一側に形成された流入口を開閉し、べローズシャ フトとの先端に設けられた開閉弁とを備え、押体を押していない場合には流入口 は開放され、タンク内の蒸気が蒸気逃がし路を経由して外部に排出され、一方、 押体を押した場合には前記流入口がべローズシャフトより開閉弁を介して閉塞さ れ、かつ、エアーポンプから圧縮空気がタンク内に送り込まれることによりタン ク内の液面が加圧され、この液体の一部が注出口から外部に注出されるというも のである。そして、べローズシャフトと流入口はいずれも円形形状をなし、流入 口の孔径に比べてべローズシャフトの直径が小さくなるように形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、べローズシャフトおよび流入口は同一形状であり、 しかも、流入口の孔径よりもべローズシャフトの径は僅かに小さく形成されてい るため、押体を押して開閉弁により流入口を塞閉した場合、流入口にべローズシ ャフトが挿入したまま抜けなくなる虞れを生じる。このため、蒸気逃がし路は常 時閉塞され、沸騰時にタンク内の圧力が上昇すると、注出口より圧力が逃げて自 然出湯を起こすという問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案は上記問題点を解決して、べローズシャフトが流入口より抜け なくなることを防止して、自然出湯を防ぐことの可能な蒸気逃がし路開閉構造を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は液体を収容するタンク内を蒸気逃がし路によりタンク外と連通させ、 前記蒸気逃がし路の一側に形成された流入口を上下動自在なべローズシャフトの 先端に設けられた開閉弁により開閉するエアーポットの蒸気逃がし路開閉構造に おいて、前記流入口の開口径を前記べローズシャフトの直径よりも大きく形成し 、かつ、前記流入口を前記べローズシャフトが挿入できないように異形に形成し たものである。
【0006】
【作用】
上記構成により、べローズシャフトが移動することによって、このべローズシ ャフトの先端に設けられた開閉弁が衝合し、蒸気逃がし路は閉塞する。このとき 、べローズシャフトはその形状から流入口に挿入されることはない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき、図1乃至図3を参照して説明する。同図に示 すように、円筒状の外装ケース1の上端開口に支持環2が、下端開口には底蓋3 が各々装着され、この外装ケース1の内部には液体を収納する有底筒状のタンク 4が収納されている。また、タンク4の底面5の下面には平板状の発熱体6が設 けられている。この発熱体6は前記底面5に形成した凸部7に嵌合されるととも に、発熱体6の下面は前記底面5の下部外周にスポット溶接された押え部材8に より押さえられている。そして、発熱体6を避けるようにして、前記押え部材8 の底面下端に湯温センサー9が装着されており、この湯温センサー9により発熱 体6が通断電制御される。
【0008】 10は前記タンク4の上方に開閉自在に設けられた逆椀形状の蓋体であり、この 蓋体10はその一端に形成されたヒンジ部11のピン12を介して回動自在に枢支され る。蓋体10の下面には基板13が設けられるとともに、この基板13の上方には可動 板14が設けられ、この可動板14と基板13との間にエアーポンプを構成する伸縮自 在なべローズ15がべローズシールパッキン16を介して嵌入される。また、蓋体10 の上端部には凹所17が形成され、この凹所17に操作部材として逆有底筒状の押体 18が上下動自在に嵌挿されている。前記可動板14の中央上部には開口部19が設け られ、この開口部19の下方に筒部20が形成されており、開口部19にべローズ弁パ ッキン21を介してべローズ弁22が嵌挿されるとともに、筒部20には棒状のべロー ズシャフト23が挿通される。べローズシャフト23の上端にはフランジ部24が形成 されており、筒部20とべローズ弁22との間に閉塞スプリング25を介在させること により、前記べローズシャフト23は下側に付勢され、フランジ部24が筒部20の下 端寄り内方に形成された段部26に当接する。また、前記基板13には通気孔13Aが 形成され、この通気孔13Aにべローズシャフト23を貫通させるとともに、べロー ズシャフト23の下側に形成された円形の先端部27には、弾性を有する開閉弁たる エアーポンプパッキン28が嵌入される。
【0009】 29は前記基板13の下方に固定された底板であり、この底板29と基板13との間に は蒸気ケースパッキン30,31を介して蒸気ケース32が設けられている。また、前 記底板29および蒸気ケース32には、外部と連通する蒸気逃がし路33が形成される 。この蒸気逃がし路33には、入口側である蒸気ケース32の上面にべローズシャフ ト23によりエアーポンプパッキン28を介して開閉される流入口34が形成されると ともに、出口側に蒸気逃げ孔35が形成される。そして、前記流入口34とタンク4 内は連通路36により連通され、この連通路36の途中には開口37よりも径大な逆流 止め部材38が蒸気ケース32内に設けられている。そして、図3に示すように、前 記流入口34には略半円形状の突部39が3箇所形成されており、その最大開口径d 1は8.3mmであるのに対し、突部39の先端で囲まれた最小開口径d2は6. 5mmである。また、べローズシャフト23の先端部27の直径d3は7.8mmで あり、流入口34の最大開口径d1はべローズシャフト23の先端部27の直径d3よ りも大きく、かつ、この流入口34の最小開口径d2を前記直径d3よりも小さく して、べローズシャフト23の先端部27が挿入できないように流入口35を異形に形 成している。40は前記可動板14と基板13との間に設けられたスプリングであり、 このスプリング40により押体18は上側に付勢される。また、41は蒸気逃がし路33 の途中に臨んで支持環2に装着された蒸気センサーパッキン、42は前記タンク4 の底面5と外部とを連通する給湯路、43は給湯路42の一側に設けられ外装ケース 1の他側上部に突出した注出口である。
【0010】 このように構成されたエアーポットにおいて、タンク4内に発生した蒸気は連 通路36、流入口34、蒸気逃がし路33を経て蒸気逃げ孔35より外部に排出される。 この状態でスプリング40に抗して押体18を下方に押圧すると、閉塞スプリング25 が圧縮してべローズシャフト23が下方に移動し、このべローズシャフト23が一定 以上移動した時点で、先端部27に設けられたエアーポンプパッキン28は流入口34 に衝合する。このとき、べローズシャフト23の先端部27はその形状から流入口34 に挿入されず、しかも、流入口34の最大開口径d1がべローズシャフト23の先端 部27の直径d3よりも大きいため、エアーポンプパッキン28により流入口34を確 実に閉塞し、これによって、蒸気逃がし路33は閉塞され、通気孔13Aは開放する 。また、押体18の下降に伴ってべローズ弁22が筒部20の頂部に衝合し、べローズ 15の内部が密閉されるとともに、可動板14が下方に押圧されることによりべロー ズ15およびその内部の空気が圧縮される。そして、この圧縮された空気が通気孔 13Aよりタンク4内に送り込まれて熱湯の液面が加圧され、タンク4内の熱湯の 一部が給湯路42を経て注出口43から外部に注出される。その後、押体18の押圧を 解除すると、スプリング40の弾性力で押体18が上昇し、これに伴いべローズシャ フト23が上昇するとともに、べローズ弁22と筒部20は離間してべローズ15内に外 部からの空気が流入し、この空気の流入によって可動板14が上昇してべローズ15 が元の状態に復元する。こうした動作の反復によって、タンク4内の熱湯を適量 ずつ取り出すことができるものである。
【0011】 以上のように上記実施例によれば、流入口34の最大開口径d1をべローズシャ フト23の直径d3よりも大きく形成するとともに、この流入口34に突部39を設け 、べローズシャフト23の先端部27が挿入できないような異形に形成したことによ って、押体18を押してエアーポンプパッキン28により流入口34を塞閉した場合、 流入口34にべローズシャフト23の先端部27が挿入したまま抜けなくなる虞れはな くなり、蒸気逃がし路33が常時閉塞されることにより起こる注出口43からの自然 出湯は全く発生しなくなり、その安全性は極めて高いものとなる。
【0012】 また、単に流入口34の孔形状を変えるだけのものであり、複雑な構成や手段を 一切用いることなく安価にその目的を達成することができる。
【0013】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲にお いて種々の変形実施が可能である。例えば、べローズシャフトが本実施例のよう な丸棒状に形成されている場合、流入口は三角形あるいは四角形の孔であっても よい。
【0014】
【考案の効果】
本考案は液体を収容するタンク内を蒸気逃がし路によりタンク外と連通させ、 前記蒸気逃がし路の一側に形成された流入口を上下動自在なべローズシャフトの 先端に設けられた開閉弁により開閉するエアーポットの蒸気逃がし路開閉構造に おいて、前記流入口の開口径を前記べローズシャフトの直径よりも大きく形成し 、かつ、前記流入口を前記べローズシャフトが挿入できないように異形に形成し たものであり、べローズシャフトが流入口より抜けなくなることを防止して、自 然出湯を防ぐことの可能な蒸気逃がし路開閉構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上要部の斜視図である。
【図3】同上要部の正面図である。
【符号の説明】
4 タンク 23 べローズシャフト 28 エアーポンプパッキン(開閉弁) 33 蒸気逃がし路 34 流入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容するタンク内を蒸気逃がし路
    によりタンク外と連通させ、前記蒸気逃がし路の一側に
    形成された流入口を上下動自在なべローズシャフトの先
    端に設けられた開閉弁により開閉するエアーポットの蒸
    気逃がし路開閉構造において、前記流入口の開口径を前
    記べローズシャフトの直径よりも大きく形成し、かつ、
    前記流入口を前記べローズシャフトが挿入できないよう
    に異形に形成したことを特徴とするエアーポットの蒸気
    逃がし路開閉構造。
JP593592U 1992-02-14 1992-02-14 エアーポットの蒸気逃がし路開閉構造 Pending JPH0624646U (ja)

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