JPH0351635Y2 - - Google Patents

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JPH0351635Y2
JPH0351635Y2 JP3760587U JP3760587U JPH0351635Y2 JP H0351635 Y2 JPH0351635 Y2 JP H0351635Y2 JP 3760587 U JP3760587 U JP 3760587U JP 3760587 U JP3760587 U JP 3760587U JP H0351635 Y2 JPH0351635 Y2 JP H0351635Y2
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JP
Japan
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oil filler
base
tank body
filler cap
oil
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JP3760587U
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は石油ストーブ・石油フアンヒーター
等の石油燃焼器具に用いるカートリツジ式給油タ
ンクに関するものである。
〈従来の技術〉 従来この種のカートリツジ式給油タンクは第4
図に示す如く、タンク本体Aの一壁面に突出して
設けた注油口Bに螺子Cを形成し、一方注油口キ
ヤツプDに給油装置Eを備えて注油口Bに着脱自
在に螺合させていた。
その為コスト面に於いても又構造面でも簡便で
給油も取扱便利なものであつた。
又第5図は本出願人が昭和62年3月9日出願済
の特許願であるが、このように注油口キヤツプD
に基部Fを設けて該基部Fの一方をタンク本体A
の壁面に軸支し、且つ基部Fの他方は係止手段G
にてタンク本体Aと着脱自在に係止するもので、
給油時における螺子込式の注油口キヤツプDの締
め忘れや、締め付け不良による燃油の漏れを防止
して取扱便利なものであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、燃焼中に燃油が少なくなつてくると
タンク本体Aに燃油を補給するが、この補給後第
4図のような螺子込式の方法の注油口キヤツプD
は注油口Bへの締付力が弱かつたり、又手が燃油
で滑り最後まで充分に螺合できない時、しかもタ
ンク本体Aは注油口キヤツプD側を上にして持ち
運び燃焼器具のタンク室に装着する際に注油口キ
ヤツプD側を下方にする為、その勢いにより燃油
が注油口キヤツプDと注油口Bの隙間から漏れ出
し燃焼器具本体の残火又は高熱によつて引火し火
災に至る事故が非常に多い。
その為JIS規格では、注油口Bの開口径を20〜
30mmとし、又螺子Cも注油口キヤツプDの一回転
以上で完全に結合すること、と規定し安全性を義
務付けている。
しかし残念乍ら、上記の如く注油口キヤツプD
の締付方が充分でない事による火災は減少してお
らずむしろ増大気味なのが現状で有る。
その為に従来からも安全性については種々提案
が成されており、例えば注油口キヤツプDに穴を
設け、この穴は通常時は内側より弁又は板部材で
弾設して閉口しておき、タンク本体Aに給油する
時この穴に給油ホースの先端を挿入する方法であ
るが、タンク本体Aは比較的小さく且つ縦長状で
ある為の安定性に欠け、従つてタンク本体Aと給
油ホースの先端の両方を手で支えてやらなければ
ならず、給油が面倒で且つ結果的にタンク本体A
を倒したり或いは手を燃油で汚したりすることに
なり現実的でない。
又手が燃油で滑らないとの事でタンク本体Aの
注油口B側の壁面と反対側の壁面(吊手を備えて
いる側)に給油用の口と且つ給油栓を設けること
も考えられる。
この場合給油用の口と給油栓の密閉度が問題と
なり、これ又締付力が弱かつたり、あるいはパツ
キン材が劣化するとタンク本体A内のすべての燃
油が溢れ出し、燃焼中の燃焼器具自体から引火し
火災に至るものでカートリツジタンクの最も利点
である所の燃油の自動補給機能が失われてしまい
非常に危険な方法でもある。
このように現実的にはまだ使用勝手良く、しか
も安全性も充分なものは市場にはなかつた。
又第5図の方法も給油終了時に注油口キヤツプ
Dで蓋をする際に係止爪部Hの発する音が小さか
つたり、燃焼器具本体に装着せずに放置した場合
には係止手段Gが完全にロツクしているかどうか
外観からは判断できないもので、まだ完全なもの
ではなかつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は上記欠点に対する安全性を向上する
べく考案されたもので、その構成をタンク本体に
突出した注油口に給油装置を備えた注油口キヤツ
プをパツキン材を介して密接させると共に、前記
注油口キヤツプは基部に突出させ該基部の一方を
軸で軸支すると共に基部の他方には係止手段を設
け該係止手段にて着脱自在に係止し基部を起伏す
るものに於いて、前記タンク本体を前記基部との
間に該基部を外方に聞くように付勢する弾性部材
を設けたことに関するものである。
〈作用〉 タンク本体1に燃油を補給する際には、第2図
の状態で基部5の係止手段15の操作ツマミ17
をスプリング21に抗して押圧すると、係止爪部
19が止金具22より離別させると同時に弾性部
材24の作用により基部5が持ち上がり第1図の
如く注油口キヤツプ4は注油口2を開口し給油手
段で注油口2へ供給される。
〈実施例〉 1は縦長状で周知の石油ストーブや石油フアン
ヒーターに用いるカートリツジ式のタンク本体
で、一壁面にのみ注油口2を突出開口している。
前記注油口2の周辺の壁面は他より凹状3に成
している。
4は逆凹状の注油口キヤツプで、基部5より突
出させている。
前記注油口キヤツプ4の外径は注油口2の外径
より大と成し、且つその高さは注油口2より低く
している。
6は燃油を自動的に供給する給油装置で注油口
キヤツプ4にカシメられて取り付けられ、開閉弁
7と心棒8と開閉弁7を常に弾設するスプリング
10と、連通口11を有した弁ケース12とから
構成されている。
前記給油装置6はこの実施例では注油口キヤツ
プ4に取り付けたが注油口2側の開口部に取り付
けても良いことはもちろんである。
13は注油口キヤツプ4の内面底部に取り付け
られた耐油性のパツキン材で、注油口2の先端と
燃油が漏洩しないように密接させる。
又前記パツキン材13はこの実施例では注油口
キヤツプ4に取り付けたが、注油口2の先端に嵌
合しても良い事はもちろんである。
前記注油口キヤツプ4の基部5はタンク本体1
の凹部3に装着する大きさで、その周縁は該凹部
3と対向する側前後側に該凹部3と接触しない寸
法で屈曲させると共に、一方はタンク本体1の端
部壁面に軸14を介して軸支し該軸14には基部
5をタンク本体1の反対方向に持ち上げるように
作用する弾性部材24が設けられ、基部5全体が
軸14を中心にして注油口キヤツプ4が注油口2
を覆い、パツキン材13に密接するように起伏自
在に成し、又これと反対側の基部5他方はタンク
本体1の側壁面側に添つて屈曲させると共に、端
部側に係止離別する係止手段15を設けている。
又基部5はタンク本体1の凹部3に装着する大
きさであるので注油口2に注油口キヤツプ4を密
接した時タンク本体1の一壁面と基部5の面は同
一高さとなり、既存の燃焼器具のタンク本体1の
寸法と同一とし互換性を保たせている。
又基部5の周縁がタンク本体1の凹部3より寸
法を小さくしているのは強度を高める他に注油口
2と注油口キヤツプ4の密接性を損なわない為で
ある。
前記係止手段15は軸14に支軸した操作ツマ
ミ17を開口部18より外方に突出させ、先端側
に係止爪部19を設け、更に反対側に止部20を
設け、スプリング21にて常に係止爪部19側に
弾設させている。
23は押さえ片で基部5の係止手段15側の端
部に屈曲して突設する。
前記係止手段15はこの実施例では1個でしか
も基部5の他方に設けてあるが、設計的には複数
個でしかもタンク本体1側に取り付けて基部5自
体を係止しても良く、又係止手段15に対するロ
ツク手段を設けると更に安全性が確実となる。
又弾性部材24は軸14に取り付けずとも基部
5或いは凹部3に取り付けても良く、又タンク本
体1の外側と基部5の外側に取り付けても良い。
次にタンク本体1に燃油を補給する際には第2
図の状態で基部5の係止手段15の操作ツマミ1
7をスプリング21に抗して押圧すると、係止爪
部19が止金具22より離別させると同時に弾性
部材24の作用により基部5が持ち上がり第1図
の如く注油口キヤツプ4は注油口2を開口し給油
手段で注油口2へ供給すれば良い。
そして燃油の補給が終了したら、係止手段15
側の押さえ片23等を持つて下方側に弾性部材2
4の力に抗して回動させ、やや強く押すことによ
り係止爪部19がカチンと音を出して止金具22
に係止され第2図の状態となる。
これと同時に注油口2と注油口キヤツプ4はパ
ツキン材13を介して確実に密接され燃油漏れは
ない。
この状態でタンク本体1を逆にしてタンク室に
装着すれば良い。
又第1図の状態でタンク本体1に燃油を補給し
た後、単に基部5を回動し押圧すればそれで済み
ワンタツチ操作で簡単であり、しかもカチンと音
がすることで明確に係止が確認できる。
又係止手段15が係止してない時には、基部5
及び注油口キヤツプ4が弾性部材24によつて持
ち上がつてしまうので外観より確認できる。
次にタンク本体1を燃焼器具のタンク室に装着
すれば良く、この状態では注油口キヤツプ4の先
端のみが燃油と接触しており基部5には燃油は接
触せず、従つて次回の燃油補給時に手が燃油で汚
れたりするこてもなく、特に操作する係止手段1
5がタンク本体1の側壁面に位置するので手を汚
すことは全くない。
〈考案の効果〉 以上の如くこの考案は、注油口キヤツプの基部
の一方をタンク本体の壁面に軸支し且つ基部の他
方は係止手段にてタンク本体の反対側壁面と着脱
自在に係止するものに於いて、タンク本体の反対
方向に作用する弾性部材を設けたので、ワンタツ
チで注油口を開閉でき取り扱い便利となり、螺子
込式の締付力加減、滑りによる燃油漏れや、係止
式の係止不良が原因で起きる火災の危険は解消さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の開蓋状態の斜視
図、第2図は同要部の断面図、第3図は他の実施
例の開蓋状態の斜視図、第4図は従来例の要部斜
視図、第5図は他の従来例の開蓋状態の斜視図。 1……タンク本体、2……注油口、4……注油
口キヤツプ、5……基部、13……パツキン材、
15……係止手段、24……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体1に突出した注油口2に給油装置6
    を備えた注油口キヤツプ4をパツキン材13を介
    して密接させると共に、前記注油口キヤツプ4は
    基部5に突出させ該基部5の一方を軸14で軸支
    すると共に基部5の他方には係止手段15を設け
    該係止手段15にて着脱自在に係止し基部5を起
    伏するものに於いて、前記タンク本体1と前記基
    部5との間に該基部5を外方に開くように付勢す
    る弾性部材24を設けたことを特徴とするカート
    リツジ式給油タンク。
JP3760587U 1987-03-13 1987-03-13 Expired JPH0351635Y2 (ja)

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