JPH0518502Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0518502Y2
JPH0518502Y2 JP16883687U JP16883687U JPH0518502Y2 JP H0518502 Y2 JPH0518502 Y2 JP H0518502Y2 JP 16883687 U JP16883687 U JP 16883687U JP 16883687 U JP16883687 U JP 16883687U JP H0518502 Y2 JPH0518502 Y2 JP H0518502Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner ring
double
row
tapered roller
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16883687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0173522U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16883687U priority Critical patent/JPH0518502Y2/ja
Publication of JPH0173522U publication Critical patent/JPH0173522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0518502Y2 publication Critical patent/JPH0518502Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、産業機械、鉄鋼機械等に使用され
る大型の複列円すいころ軸受に関するものであ
る。
【従来技術およびその問題点】
内向き複列円すいころ軸受を軸にシメシロをも
つて組込む場合、大型軸受では焼ばめが一般にな
されている。この場合、第4図に例示するような
複列円すいころ軸受では、軸受1を熱した油タン
クに浸漬して所定の温度まで上昇させ、その後内
輪2、円すいころ3、保持器4アツセンブリ(以
下内輪という)を軸5に挿入し、次いで複列外輪
6、内輪間座7、内輪2′と順次挿入する。挿入
完了後カラー8を介してボルト(図示せず)で締
付けて内輪2,2′を軸肩9に押し続ける。この
様な一連の軸受1の組立て作業が正常にできてお
れば、軸肩9、内輪2、内輪間座7、および内輪
2′の端面は密着しており、軸受1の内部隙間は
所定の値に調整されている。しかし、例えば軸受
1が冷却するまでに軸方向の締付けが完了しない
と、上記部品端面に隙間が残ることになり、所定
の内部隙間が得られず使用中過大隙間となり、軸
受の早期破損の問題を抱えていた。小型軸受で
は、組込み後、直接内輪の組立幅寸法を測定する
ことにより、正常に組込まれているか否かの判別
は可能であるが、大型軸受においては、実測は困
難で、例えばシツクネスゲージを使用して円すい
ころと外輪転走面間のガタを実測していた。とこ
ろが、この場合においても、円すいころの落着き
(姿勢)が不安定で、隙間を正確に実測すること
はやはり困難であつた。
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記した問題点を解決するため、内
輪間座の外周面に凹凸を形成し、複列外輪の油孔
から棒状治具を挿入して内輪間座に係止させ、内
輪間座が固定されているか否かを判別することに
より正常に組込まれているか否かの判別ができる
ようにした。
【実施例】
以下、この考案を第1図〜第3図の実施例に基
付いて説明する。 第1図は第1の実施例で、内輪間座10の外周
11に軸方向に延びる多数の条溝12を形成した
もので、ブローチ、或いは転造等で形成できる。
内輪間座10以外は従来と同様のため、便宜上第
4図の従来例を用いて以下説明する。軸5に内輪
2を嵌入し、内輪間座10、複列外輪6、最後に
内輪2′を夫々嵌入する。カラー8を介しボルト
にて軸受1を軸肩9に押し続ける。取付け完了
後、軸受内部隙間が予め設定した値かどうか確認
のため、複列外輪6に形成された油孔13から例
えば丸棒(図示せず)のようなものを挿入し、内
輪間座10の外周11に形成された条溝12に係
止させる。この丸棒を周方向に動かすことによ
り、内輪間座10が丸棒の動きに伴なつて移動す
れば、軸受各部品は正規に嵌入されておらず、各
端面間の内、どこかに隙間が残存していることに
なり、組付け不良と判断できる。内輪間座10の
外周11の表面形状は、これに限らず、第2図に
例示するように内輪間座14の外周15の幅中央
部に複数の凹所16を形成した第2の実施例、或
いは第3図に例示するように、内輪間座17の外
周18にローレツト加工等により、クロス目19
を刻設しても良い。
【効果】
以上のような構成にしたので本考案は、この種
の大型複列円すいころ軸受において、組付けの
良、不良、即ち軸受の内部隙間が所定の設定値に
保持されているか否かを、容易に確認することが
でき、繁雑な作業をすることなく確実にできる効
果がある。又、軸受の部品点数の増加もなく、簡
単な構成で、従来確認不能であつた隙間の良否を
確認することができるため使用上の効果は多大な
ものといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す斜視図、
第2図は同じく第2の実施例、第3図は同じく第
3の実施例を示す斜視図、第4図は従来技術を示
す断面図である。 1……軸受、2,2′……内輪、5……軸、9
……軸肩、10,14,17……内輪間座、12
……条溝、13……油孔、16……凹所、19…
…クロス目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周に複列の転走面と該転走面間に油孔が形成
    された複列外輪と、上記転走面に対応する転走面
    が外周に形成された内輪と、該内輪と上記複列外
    輪間に収容され保持器により転動自在に保持され
    た複列円すいころと、上記内輪の小径側端面に挾
    持され軸受の隙間を調整する内輪間座とからなる
    複列円すいころ軸受において、上記内輪間座の外
    周面に凹凸を形成したことを特徴とする複列円す
    いころ軸受。
JP16883687U 1987-11-04 1987-11-04 Expired - Lifetime JPH0518502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16883687U JPH0518502Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16883687U JPH0518502Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0173522U JPH0173522U (ja) 1989-05-18
JPH0518502Y2 true JPH0518502Y2 (ja) 1993-05-17

Family

ID=31458361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16883687U Expired - Lifetime JPH0518502Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518502Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0173522U (ja) 1989-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6460423B1 (en) Method of measuring preload in a multirow bearing assembly
JPH0155687B2 (ja)
KR100531442B1 (ko) 복수열 구름 베어링의 예압 측정 방법
JP2583608B2 (ja) 転動体挿入蓋付き旋回輪軸受とその加工方法
US20090126195A1 (en) Roller bearing
JP4263993B2 (ja) 蓋付きクロスローラ軸受の製造方法
WO1995012072A1 (fr) Boite d'essieu et procede de mesure du jeu de cette boite
US7165471B2 (en) Thermally compensated differential
JPH0518502Y2 (ja)
JPH05126502A (ja) 薄肉リングの寸法測定方法
CA1301449C (en) Alignment checking tool
JPS62196423A (ja) 軸受装置
JPS6327580B2 (ja)
JPH0410420Y2 (ja)
JP2866282B2 (ja) 車軸用軸受装置及びその軸受隙間測定方法
JPH071257Y2 (ja) 軸受け装着用治具
JP2595876Y2 (ja) ころ軸受
JPH0245114Y2 (ja)
JP4371483B2 (ja) クロスローラベアリングの製造方法
JP2804429B2 (ja) 車軸用軸受装置の軸受隙間測定方法
JPH01299317A (ja) エンジン用ころ軸受
JPS62292919A (ja) クロスロ−ラ−ベアリング及びその製造法
JPH0330808Y2 (ja)
JP3244374B2 (ja) ボールスプライン
JP2563841Y2 (ja) クロスローラベアリング