JPH0330808Y2 - - Google Patents

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JPH0330808Y2
JPH0330808Y2 JP2926485U JP2926485U JPH0330808Y2 JP H0330808 Y2 JPH0330808 Y2 JP H0330808Y2 JP 2926485 U JP2926485 U JP 2926485U JP 2926485 U JP2926485 U JP 2926485U JP H0330808 Y2 JPH0330808 Y2 JP H0330808Y2
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JP
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pulley
gauge block
drive shaft
driven
tapered
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、無段変速機のプーリの相対位置を
調整するための治具に関する。
従来の技術 例えば特開昭58−174754号公報および特開昭57
−23820号公報に示されるように、ベルトとして
金属ベルトを使用した無段変速機が知られてい
る。これは第6図に示すようにテーパデイスク状
の固定プーリ1aおよび可動プーリ1bとからな
る駆動側プーリ1と、同じく固定プーリ2aと可
動プーリ2bとからなる従動側プーリ2の間に金
属ベルト3を巻きかけている。そして、油圧シリ
ンダ4,5のはたらきにより各可動プーリ1b,
2bを駆動軸6または従動軸7に沿つてスライド
させ、そのプーリのかみ合い半径を変化させるこ
とで変速するものである。
このような無段変速機を組み立てるにあたり、
ベルト3のスリツプおよび摩擦によるロスを防ぐ
とともに、双方のプーリにベルトが平行にかかる
ようにするためには、第7図に示すように駆動側
固定プーリ1aの基準位置P1と従動側固定プー
リ2aの基準位置P2との間の基準寸法Sを厳格
に管理する必要がある。
また、寸法Sはプーリのテーパ角の加工精度に
も依存することになるため、例えば自動車に搭載
される無段変速機の場合には、従動軸7側での回
転数が最も使用頻度の高い通常走行領域(車速に
して60Km/h程度)となるように上記の基準位置
P1,P2を調整している。
この場合、上記の要請に応えるためには組立時
に寸法Sを正確に測定する必要があり、従来は3
次元座標測定機を用いて寸法Sを測定している。
ここで3次元座標測定機を採用したのは、曲面上
の仮想の点と点との間の距離を測定するには他の
測定法では困難なためである。そして、測定値が
所定の管理限界を越えているような場合には、そ
れに見合つた適当な厚みのシムプレート8を選択
し、このシムプレート8を第6図に示すようにベ
アリング9bの側面に介装することによつて寸法
Sが所定の管理限界内に入るように補正してい
る。
考案が解決しようとする問題点 上記のような従来の方法では、その都度3次元
座標測定機を使用しなければならないためにその
組立場所において直ちに測定することが困難であ
り、搬送工数が増えることから量産工程には不向
きである。また、とりわけ自動車に搭載される無
段変速機の場合には、3次元座標測定機を備えて
いないサービス工場等ではその分解・組立を行な
うことができなくなる。
本考案は、上記の寸法Sについての測定・調整
をその場で行なえる簡易な治具を提供しようとす
るものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、市販のすきまゲージ等による測定・
調整を可能とした治具であり、ほぼ同形状をなす
一対のゲージブロツクを組み合わせたものであ
る。一方のゲージブロツクは、実施例の第1図に
示すように駆動側固定プーリのテーパ面と駆動軸
の外周面とに接する基準部と、この基準部が上記
テーパ面と駆動軸の外周面とに接したときに駆動
軸に対して面直角となる測定面とを備える。
また他方のゲージブロツクは、従動側固定プー
リのテーパ面と従動軸の外周面とに接する基準部
と、この基準部が上記テーパ面と従動軸の外周面
とに接したときに従動軸と面直角となる測定面と
を備える。
そして、各ゲージブロツクの寸法、つまりテー
パ面に接する基準部と測定面との間の寸法は、双
方のゲージブロツクを合わせたときの上記寸法の
和がちようど先の基準寸法Sとなるように予め設
定する。
作 用 本考案によれば、上記のように双方のゲージブ
ロツクの寸法の和がちようど基準寸法であるか
ら、これらのゲージブロツクの測定面同士の間に
隙間が生ずるようなことがあれば、この隙間にす
きまゲージを入れて測定し、すきまゲージの指示
に見合つた厚みのシムプレートを選択して組み付
ければよいことになる。
実施例 第1図〜第3図は本考案の第1の実施例を示す
図で、第6図と同一部分には同一符号を付してあ
る。
第3図に示すように調整治具10は、略クラン
ク状をなす一対の第1、第2のゲージブロツク1
0A,10Bにより構成される。第1のゲージブ
ロツク10Aは、その一端に駆動軸6と同径の基
準部としての円筒基準面11aが形成されている
ほか、円筒基準面11aの軸心と面直角をなす平
面12のエツジ部をテーパ面1c(第1図)と接
する基準部としての基準線12aとし、さらに面
12と平行な平面を測定面13aとしている。
ここで、基準線12aは、第1図に示すように
円筒基準面11aを駆動軸6の外周に接触させた
ときにちようどテーパ面1cの基準位置P1と一
致するように設定される。
第2のゲージブロツク10Bについても上記の
ゲージブロツク10Aと同形状であり、円筒基準
面11bのほか、基準線12bおよび測定面13
bを備えていて、円筒基準面11bおよび基準線
12bが接する対象が従動軸7およびテーパ面2
c(第1図)となるのみでそれ以外の条件は上記
と同様である。
そして、各ゲージブロツク10A,10Bにつ
いて面12と測定面13aとの間の寸法l1および
面12と測定面13bとの間の寸法l2は、前述し
た基準寸法Sの2分の1となるようにそれぞれに
設定される。
上記の調整治具10を用いた寸法の設定・調整
作業は次のような手順による。
ここで、第1図において駆動軸6はその軸方向
のがたがないように予め調整されているものと
し、駆動軸6および従動軸7はその軸端をケース
C側に押し付けておく。
この状態で第1図および第2図に示すように、
第1のゲージブロツク10Aの円筒基準面11a
を駆動軸6の外周に、基準線12aを駆動側固定
プーリ1aのテーパ面1cにそれぞれ当てがう。
同様に第2のゲージブロツク10Bについても円
筒基準面11bを従動軸7の外周に、基準線12
bを従動側固定プーリ2aのテーパ面2cにそれ
ぞれ当てがう。そして、双方のゲージブロツク1
0A,10Bの測定面13a,13b同士を対向
させる。
次いで、測定面13a,13b同士の間に形成
される隙間にすきまゲージを挿入してその隙間G
(第3図)の寸法を測定する。この場合、前述し
たようにゲージブロツク10A,10Bの寸法l1
と寸法l2との和が基準寸法Sと等しくなるように
予め設定されているため、すきまゲージによつて
指示された値が補正すべき寸法となる。したがつ
て、すきまゲージによつて指示された値と等しい
厚みのシムプレート18(第1図)を予め用意さ
れた数種類のシムプレートのなかから選択し、こ
のシムプレート18(ただし、シムプレート18
の厚みは誇張して描いてある)を第1図に示すよ
うにケースCとベアリング9bとの間に介装させ
ればよいことになる。
第4図は本考案の第2の実施例を示す図で、平
面12のエツジ部に形成される第1実施例の基準
線12a,12bに代えて、テーパ面1cまたは
2cに合致する基準部としてのテーパ状の弧状基
準面22a,22bを形成したものである。この
結果、第1の実施例では基準線12aまたは12
bとテーパ面1cまたは2cとが点接触となるた
めに、基準線12aまたは12bの一部が偏摩耗
するおそれがあるのに対し、本実施例の場合には
そのようなおそれがない。
第5図は本考案の第3の実施例を示す図であ
る。本実施例においては各ゲージブロツク20
A,20Bを駆動軸6または従動軸7に堅固に固
定できるようにするため、各ゲージブロツク20
A,20Bにボルト14付きのクランプブロツク
15a,15bを着脱可能に取り付ける一方、先
のすきまゲージに代わるデプスマイクロメータ1
6を一方のゲージブロツク20Aに取り付けたも
のである。
本実施例の場合、各ゲージブロツク20A,2
0Bが固定され、しかも寸法はデプスマイクロメ
ータ16により直読できるため、測定・調整作業
をより楽に行なえる。
考案の効果 本考案によれば、3次元座標測定機を用いた従
来の方法に比べ、その場で直ちに測定・調整作業
を行なえることから作業工数を削減でき、また大
がかりな測定機を用いずに高精度なプーリの位置
調整作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の治具による調整方法を示す説
明図、第2図は第1図の右側面図、第3図は本考
案の第1の実施例を示す斜視図、第4図は本考案
の第2の実施例を示す斜視図、第5図は本考案の
第3の実施例を示す説明図、第6図は無段変速機
の要部説明図、第7図は第6図の要部説明図であ
る。 1……駆動側プーリ、1a……固定プーリ、1
b……可動プーリ、2……従動側プーリ、2a…
…固定プーリ、2b……可動プーリ、3……ベル
ト、6……駆動軸、7……従動軸、10……調整
治具、10A,20A……第1のゲージブロツ
ク、10B,20B……第2のゲージブロツク、
11a,11b……基準部としての円筒基準面、
12a,12b……基準部としての基準線、13
a,13b……測定面、22a,22b……基準
部としての弧状基準面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. テーパ状の固定プーリと可動プーリとで構成さ
    れる駆動側プーリと従動側プーリとの間に所定の
    ベルトが巻きかけられる無段変速機について、双
    方の固定側プーリの相対位置を調整するにあたり
    その固定側プーリ同士のなす寸法を測定するため
    の治具であつて、駆動側固定プーリのテーパ面と
    駆動軸の外周面に接する基準部と、この基準部が
    上記テーパ面と駆動軸の外周面とに接したときに
    駆動軸に対して面直角となる測定面とを有する第
    1のゲージブロツクと、従動側固定プーリのテー
    パ面と従動軸の外周面に接する基準部と、この基
    準部が上記テーパ面と従動軸の外周面に接したと
    きに従動軸に対して面直角となる測定面とを有す
    る第2のゲージブロツクとから構成されたことを
    特徴とする無段変速機のプーリ位置調整治具。
JP2926485U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0330808Y2 (ja)

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JP2926485U JPH0330808Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JPS61145156U JPS61145156U (ja) 1986-09-08
JPH0330808Y2 true JPH0330808Y2 (ja) 1991-06-28

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JP4832539B2 (ja) * 2009-03-09 2011-12-07 東芝エレベータ株式会社 エレベータドアスイッチの調整治具および調整方法
WO2016136429A1 (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 本田技研工業株式会社 ベルト式無段変速機および治具

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