JPH1151602A - キーの寸法測定治具 - Google Patents

キーの寸法測定治具

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JPH1151602A
JPH1151602A JP20748097A JP20748097A JPH1151602A JP H1151602 A JPH1151602 A JP H1151602A JP 20748097 A JP20748097 A JP 20748097A JP 20748097 A JP20748097 A JP 20748097A JP H1151602 A JPH1151602 A JP H1151602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
jig
dimension
notch
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP20748097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nakagawa
正 中川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP20748097A priority Critical patent/JPH1151602A/ja
Publication of JPH1151602A publication Critical patent/JPH1151602A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノギスを使用することなく、キーの寸法精度
を容易且つ正確に測定することが可能なキーの寸法測定
治具を提供する。 【解決手段】 寸法測定治具Jの板状の治具本体1に寸
法の異なる複数の切欠2 1 〜210を形成し、この切欠2
1 〜210の一対のテーパー面3に、キーKの左右の平行
面K1 間の距離dの許容最大寸法dmax を示す第1のマ
ーク4と、許容最小寸法dmin を示す第2のマーク5と
を設ける。キーKをそのサイズに対応する切欠21 〜2
10に挿入し、平行面K1 の両エッジをテーパー面3に当
接させたとき、その当接点が該テーパー面3に設けた第
1のマーク4及び第2のマーク5間にあれば、キーKの
平行面間の距離dが許容最大寸法及び許容最小寸法間に
納まっていると判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滑りキー、平行キ
ー、勾配キー、頭付き勾配キーのような左右一対の平行
面を有するキーの、前記平行面間の幅の寸法精度を測定
するための治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、例えばシャフトSに
ギヤGを相対回転不能に支持する場合に、シャフトSの
外周面に軸方向に形成したキー溝S1 とギヤGの内周面
に軸方向に形成したキー溝G1 とを対向させた状態で、
両キー溝S1 ,G1 に角柱状のキーKが挿入される。
【0003】従来、かかるキーの左右の平行面間の距離
d(図2参照)の寸法精度の確認はノギスを用いて行わ
れており、ノギスで測定した前記距離dと基準値との寸
法誤差が所定の公差の範囲内のあるものを良品としてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーの
寸法精度の公差は1/1000mm単位であり、且つキ
ーのサイズによって前記公差が異なっているため、ノギ
スによる寸法精度の確認は多くの時間を要する面倒な作
業であった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ノギスを使用することなく、キーの寸法精度を容易
且つ正確に測定することが可能なキーの寸法測定治具を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、キーに形成された一
対の平行面間の距離の寸法精度を測定するための寸法測
定治具であって、板状の治具本体に該治具本体の周縁部
に開口してキーを受容し得る切欠を形成し、この切欠は
前記周縁部から相互の間隔が次第に狭まるように延びる
とともに、キーの前記平行面の両エッジがそれぞれ当接
し得る一対のテーパー面を有しており、これら一対のテ
ーパー面に前記距離の許容最大寸法を示す第1のマーク
と許容最小寸法を示す第2のマークとを設けたことを特
徴とする。
【0007】上記構成によれば、治具本体の切欠にキー
を挿入して該切欠の一対のテーパー面にキーの平行面の
両エッジを当接させたとき、その当接点が前記一対のテ
ーパー面に設けた第1のマーク及び第2のマーク間にあ
れば、キーの平行面間の距離が許容最大寸法及び許容最
小寸法間に納まっていると判断することができる。
【0008】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記治具本体にサイズの異なる複数
のキーにそれぞれ対応する複数の切欠を形成したことを
特徴とする。
【0009】上記構成によれば、1個の寸法測定治具で
サイズの異なる複数のキーの寸法精度を測定することが
可能になって利便性が向上する。
【0010】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記切欠の近傍に測定可能なキーの
サイズを表示したことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、測定すべきキーを対応
する切欠に誤りなく挿入することができる。
【0012】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記治具本体の周縁と前記一対のテ
ーパー面とを、相互の間隔が一定な一対のガイド面で接
続したことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、一対のガイド面でキー
の傾きを規制して正しく切欠に挿入できるようになり、
測定精度が一層向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
もので、図1はキー及び寸法測定治具の全体斜視図、図
2は図1の2方向矢視図である。
【0016】図1及び図2に示すように、寸法測定治具
Jは、測定すべきキーKよりも高硬度の金属等で形成し
た概略矩形板状の治具本体1を備える。治具本体1の一
方の長辺に沿って寸法の異なる6個の切欠21 〜26
形成され、また他方の長辺に沿って寸法の異なる4個の
切欠27 〜210が形成される。前記各切欠21 〜210
測定すべき10種類のキーKのサイズに応じて設けられ
ており、そのサイズが対応する切欠21 〜210の近傍に
刻印により表示される。例えば、数字「14」が表示さ
れた切欠21 は、左右の平行面K1 ,K1 間の基準寸法
0 が14mmのキーKを測定するためのものである。
【0017】各切欠21 〜210の形状は相似な等脚台形
であり、その下底において斜辺治具本体1の周縁に開口
するとともに、その一対の斜辺であるテーパー面3,3
が相互の間隔を次第に狭めるように治具本体1の内側に
向かってテーパーする。一対のテーパー面3,3には、
それぞれ第1のマーク4,4及び第2のマーク5,5が
設けられる。一対の第1のマーク4,4間の距離である
最大許容寸法dmax は、前記基準寸法d0 にプラス側の
公差e1 を加算したd0 +e1 に設定され、また一対の
第5のマーク5,5間の距離である最小許容寸法dmin
は、前記基準寸法d0 からマイナス側の公差e2 を減算
したd0 −e2 に設定される。
【0018】而して、例えば基準寸法d0 が14mmの
キーKの寸法精度を測定するには、寸法測定治具Jの治
具本体1の切欠21 にキーKを挿入し、その一対の平行
面K 1 ,K1 のエッジを一対のテーパー面3,3に当接
させる。このとき、前記当接部が第1のマーク4,4及
び第2のマーク5,5の間に位置すれば、キーKの平行
面K1 ,K1 間の距離dが最大許容寸法dmax 以下、且
つ最小許容寸法dmin以上であることが保証され、その
キーKが良品であることが確認される。一方、キーKの
距離dが前記最大許容寸法dmax を上回っていれば、そ
のキーKを切欠21 に挿入することができないか、或い
は前記当接部が第1のマーク4,4間の手前側になり、
またキーKの距離dが前記最小許容寸法dmin を下回っ
ていれば、前記当接部が第2のマーク5,5の奥側にな
り、何れの場合もそのキーKが不良品であることが確認
される。
【0019】以上のように、寸法測定治具Jの切欠21
〜210にキーKを挿入するだけの簡単な操作でキーKの
寸法精度を測定することができ、操作に熟練を要するノ
ギスを使用して行う従来のやりかたに比べて作業性が大
幅に向上する。また金属板よりなる治具本体1に切欠2
1 〜210を形成しただけの簡単な構造なので製造コスト
が低廉であり、しかも保管や持ち運びにも便利である。
更に治具本体1にサイズの異なる複数の切欠21 〜210
を形成したので、1個の寸法測定治具Jで多種のキーK
の寸法精度を測定することが可能になって利便性が向上
するだけでなく、切欠21 〜210の近傍に測定可能なキ
ーKのサイズを表示したので、キーKを異なる切欠21
〜210に挿入する誤りを防止することができる。
【0020】次に、図3及び図4に基づいて本発明の第
2実施例を説明する。
【0021】第2実施例は、切欠21 〜210の形状にお
いて第1実施例と異なっている。即ち、切欠21 〜210
のテーパー面3,3に手前側に、該テーパー面3,3か
ら治具本体1の周縁部に連なる一対の平行なガイド面
6,6が形成される。ガイド面6,6間の距離は前記最
大許容寸法dmax に一致しており、従って第1のマーク
4,4はテーパー面3,4とガイド面6,6との境界に
設けられる。
【0022】この第2実施例によれば、切欠21 〜210
にキーKを挿入する際に、キーKの平行面K1 ,K1
ガイド面6,6に案内されるので、該キーKの傾斜を防
止して一層正確な測定が可能となる。
【0023】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0024】例えば、切欠21 〜210の一対のテーパー
面3,3の傾斜角度は相互に一致している必要はなく、
両テーパー面3,3がそれぞれ異なる角度で傾斜してい
ても良い。また第2実施例においてガイド面6,6間の
距離を最大許容寸法dmax に一致させているが、それを
最大許容寸法dmax よりも大きくすることも可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、治具本体の切欠にキーを挿入して該切欠の一
対のテーパー面にキーの平行面の両エッジを当接させた
とき、その当接点が前記一対のテーパー面に設けた第1
のマーク及び第2のマーク間にあれば、キーの平行面間
の距離が許容最大寸法及び許容最小寸法間に納まってい
ると判断することができるので、操作に熟練を要するノ
ギスを使用することなく、キーの寸法精度を容易且つ正
確に測定することができる。しかも、板状の治具本体に
切欠を形成しただけの簡単な構造であるため、低コスト
で製造可能であるばかりか保管や持ち運びにも便利であ
る。
【0026】また請求項2に記載された発明によれば、
前記治具本体にサイズの異なる複数のキーにそれぞれ対
応する複数の切欠を形成したので、1個の寸法測定治具
でサイズの異なる複数のキーの寸法精度を測定すること
が可能になって利便性が向上する。
【0027】また請求項3に記載された発明によれば、
前記切欠の近傍に測定可能なキーのサイズを表示したの
で、測定すべきキーを対応する切欠に誤りなく挿入する
ことができる。
【0028】また請求項4に記載された発明によれば、
前記治具本体の周縁と前記一対のテーパー面とを、相互
の間隔が一定な一対のガイド面で接続したので、一対の
ガイド面でキーの傾きを規制しながら正しく切欠にでき
るようになり、測定精度が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るキー及び寸法測定治具の全体
斜視図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】第2実施例に係るキー及び寸法測定治具の全体
斜視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】キーの使用状態を示す図
【符号の説明】
1 治具本体 21 〜210 切欠 3 テーパー面 4 第1のマーク 5 第2のマーク 6 ガイド面 d 距離 K キー K1 平行面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー(K)に形成された一対の平行面
    (K1 )間の距離(d)の寸法精度を測定するための寸
    法測定治具であって、 板状の治具本体(1)に該治具本体(1)の周縁部に開
    口してキー(K)を受容し得る切欠(21 〜210)を形
    成し、この切欠(21 〜210)は前記周縁から相互の間
    隔が次第に狭まるように延びるとともに、キー(K)の
    前記平行面(K 1 )の両エッジがそれぞれ当接し得る一
    対のテーパー面(3)を有しており、これら一対のテー
    パー面(3)に前記距離(d)の許容最大寸法を示す第
    1のマーク(4)と許容最小寸法を示す第2のマーク
    (5)とを設けたことを特徴とするキーの寸法測定治
    具。
  2. 【請求項2】 前記治具本体(1)にサイズの異なる複
    数のキー(K)にそれぞれ対応する複数の切欠(21
    10)を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の
    キーの寸法測定治具。
  3. 【請求項3】 前記切欠(21 〜210)の近傍に測定可
    能なキー(K)のサイズを表示したことを特徴とする、
    請求項2に記載のキーの寸法測定治具。
  4. 【請求項4】 前記治具本体(1)の周縁と前記一対の
    テーパー面(3)とを、相互の間隔が一定な一対のガイ
    ド面(6)で接続したことを特徴とする、請求項1に記
    載のキーの寸法測定治具。
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