JP3244374B2 - ボールスプライン - Google Patents

ボールスプライン

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JP3244374B2 JP01984594A JP1984594A JP3244374B2 JP 3244374 B2 JP3244374 B2 JP 3244374B2 JP 01984594 A JP01984594 A JP 01984594A JP 1984594 A JP1984594 A JP 1984594A JP 3244374 B2 JP3244374 B2 JP 3244374B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/068Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track
    • F16C29/0683Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque
    • F16C29/0685Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque with balls
    • F16C29/0688Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with the bearing body fully encircling the guide rail or track the bearing body encircles a rail or rod of circular cross-section, i.e. the linear bearing is not suited to transmit torque with balls whereby a sleeve surrounds the circulating balls and thicker part of the sleeve form the load bearing tracks

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長手方向に軌道溝を
有するボールスプライン軸を多数のボールを介在させて
摺動可能に構成したボールスプラインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のボールを有する外筒部材を
ボールスプライン軸に沿って直線運動させるボールスプ
ラインは、産業用ロボットやトランスファマシン等に適
用されてきた。該ボールスプラインには、外筒部材に多
数のボールを保持するための保持器を有するものと、保
持器を有さないものとがあった。
【0003】保持器を有さないボールスプラインとして
は、特公平3−61046号公報に開示されたボールス
プライン軸受がある。該ボールスプライン軸受は、図1
2に示すように、外周面の所定箇所の軸方向に軌道溝2
を複数個形成したボールスプライン軸1と、ボールスプ
ライン軸1を摺動的に嵌挿する中空孔を有する中空円筒
形の外筒本体3とを有している。外筒本体3の中空孔内
周面には、ボールスプライン軸1の軌道溝2に対向する
軌道溝4とリターン路5が形成されている。更に、ボー
ルスプライン軸受は、方向変換路6を形成したスペーサ
リング7、サイドリング8、端面シール9及び各軌道溝
間に嵌合される多数のボール10とを有している。スペ
ーサリング7、サイドリング8及び端面シール9は、ボ
ルト11で外筒本体3の両側に取り付けられている。外
筒本体3に形成された軌道溝4は、ボール10を保持す
るため、断面で見た軌道溝4の縁端部窓幅がボール10
の径より小さく形成されている。
【0004】また、保持器を有するボールスプラインと
しては、実開昭58−52317号公報に開示されたト
ルク伝達可能型無限直線運動用ボールベアリングがあ
る。該ボールベアリングは、図13に示すように、外周
面の所定箇所の軸方向に軌道溝2を複数個形成したボー
ルスプライン軸1と、内側面にボールスプライン軸1の
軌道溝2に対向する軌道溝4とボール10を方向変換さ
せるための傾斜面12とを形成した外筒本体3と、外筒
本体3の内側面にボール10を保持する保持器13と、
複数のボール10とで構成されている。保持器13は、
シームレス薄円筒状に形成され、保持器13のリターン
通路5の無負荷域に在るボール10に対応する部分は高
く、軌道溝4の負荷域に在るボール10に対応する部分
は低く形成されている。更に、保持器13には、負荷域
を転走するボール10がわずかに突出するように長孔1
6が穿設されている。保持器13は、外筒本体3にその
内周面両側でナット蓋筒17を螺着することによって、
外筒本体3に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のボー
ルスプラインについては、外筒本体3に形成したボール
負荷域の軌道溝4、スペーサリング7及びサイドリング
8に形成した方向変換路6の形状を高精度に形成するこ
とが困難である。また、外筒本体3に形成したボール負
荷域の軌道溝4を焼入れする場合に、外筒本体3自体を
全体焼入れしていたので、コスト高になっていた。
【0006】また、従来のボールスプラインでは、保持
器13を装着する外筒本体3に対しては、外筒本体3の
軌道溝に焼き入れを行う必要があり、また、外筒本体3
に保持器13を装着するための装着部を外筒本体3に形
成することも困難なものであり、外筒本体3の製造が高
コストになるものであった。
【0007】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、外周面に少なくとも2個の第1軌
道溝を長手方向に形成したボールスプライン軸及び該ボ
ールスプライン軸に嵌挿して相対移動する外筒から成
り、該外筒を外筒本体、保持器及びサイドリングから構
成したボールスプラインを提供することであり、特に、
外筒を構成する外筒本体に転動体を保持するための爪部
を形成することなく、外筒本体に形成する軌道溝を単純
な形状に構成し、外筒本体への軌道溝の加工を容易に
し、外筒本体の軌道溝への研削加工を可能にし、軌道溝
を高精度に加工でき、また、外筒本体に軌道溝を形成す
る部分のみを部分焼入れを行うとともに、その焼入れの
ため軌道溝に沿って形成した外筒本体の凹部即ち溝を利
用して、外筒本体に保持器を挿入し、外筒本体の所定位
置に保持器を挿入した後、保持器を外筒本体に対して周
方向に回転させることによって保持器を外筒本体に対し
て軸方向及び周方向に正確に位置決めを達成するととも
に、外筒本体にリターン孔を形成すること無く、外筒本
体と保持器との間にリターン通路を構成でき、低コスト
に製造できるボールスプラインを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、外周面に少なくとも2個の第1軌道溝を長
手方向に形成したボールスプライン軸及び該ボールスプ
ライン軸に嵌挿して相対移動する外筒から成り、前記外
筒は内周面に前記第1軌道溝と対向する位置に第2軌道
溝と該第2軌道溝と平行したリターン通路が形成されて
いる外筒本体、前記外筒本体の両端部に取り付けられた
サイドリング、前記第2軌道溝と前記方向転換路と前記
リターン通路とを循環転走するボール及び前記ボールを
保持する保持器を具備していること、から成るボールス
プラインにおいて、前記外筒本体には前記第2軌道溝に
沿って両側に溝が形成され、一方の前記溝が前記リター
ン通路を構成していること、前記保持器は前記外筒本体
の前記溝に挿入でき且つ外周の軸方向に延びる突出部を
有し、該突出部には軸方向に環状に延びる前記ボールを
ガイドするボール循環部、該ボール循環部の内側両端部
に前記外筒本体に対して軸方向を規制する軸方向止め部
及び前記外筒本体に対して回転方向を規制する回り止め
部が形成され、前記ボール循環部の両端部に方向転換路
が形成され、前記第1軌道溝と前記第2軌道溝とが対向
する前記ボール循環部の部分には前記ボールが前記第1
軌道溝上を転走できるように長孔が形成されているこ
と、並びに前記サイドリングには前記方向転換路に対向
した凹部と前記外筒本体に対して前記保持器を固定する
ための凸部とが形成され、該凸部は前記外筒本体の前記
溝と前記保持器の外周面とで形成される空所に嵌合して
いること、から構成したことを特徴とするボールスプラ
インに関する。
【0009】また、このボールスプラインにおいて、前
記リターン通路は前記外筒本体の内周面に形成された前
記溝と前記保持器の前記転動体循環部とで構成されてい
るものである。
【0010】また、このボールスプラインにおいて、前
記保持器に形成された前記ボール循環部は、前記外筒本
体に形成された前記第2軌道溝に対向する部分が貫通し
て形成され、前記ボールが前記ボールスプライン軸の前
記第1軌道溝と前記外筒本体の前記第2軌道溝との間で
転走するように構成されているものである。
【0011】また、このボールスプラインにおいて、前
記外筒本体に形成された前記第2軌道溝及び前記焼入れ
用溝は、軸方向の全域においてそれぞれの径方向断面が
同一形状に形成されているものである。
【0012】また、このボールスプラインにおいて、前
記保持器の前記軸方向止め部は前記方向転換路のインコ
ーナに突出する突起で構成され、該突起の内側には前記
外筒本体の両端面に当接して前記保持器を軸方向に位置
決めする面が形成されているものである。
【0013】また、このボールスプラインにおいて、前
記保持器は前記外筒本体より軸方向に長く形成されてお
り、前記サイドリングは前記外筒本体の両端面に当接し
て前記保持器の両端部に挿通されており、前記サイドリ
ングの前記凹部が前記方向変換路の外周側壁面を構成し
ているものである。
【0014】また、このボールスプラインにおいて、前
記サイドリングの外周面には逃げ溝が形成されているも
のである。
【0015】また、このボールスプラインにおいて、前
記保持器の前記長孔の軸方向両端の内周面には、前記ボ
ールスプライン軸の前記第1軌道溝に嵌挿する内向き突
起が形成され、前記ボールは前記内向き突起より内方に
突出している。
【0016】
【作用】この発明によるボールスプラインは、上記のよ
うに構成されており、次のような作用をする。即ち、こ
のボールスプラインは、外筒本体にはその第2軌道溝の
焼入れのために前記第2軌道溝に沿って両側に凹部即ち
溝が形成され、一方の前記溝がリターン通路の一部を構
成し、前記保持器の外周本体に軸方向に延びる突出部に
は、軸方向に環状に延びるボール循環部、該ボール循環
部の内側両端部に前記外筒本体に対して軸方向を規制す
る軸方向止め部及び前記外筒本体に対して回転方向を規
制する回り止め部が形成され、前記ボール循環部の両端
部に方向転換路が形成され、サイドリングには前記方向
転換路に対向した凹部と前記外筒本体に対して前記保持
器を固定するための凸部とが形成され、該凸部が前記外
筒本体の前記溝と前記保持器の外周面とで形成される空
所に嵌合しているので、前記外筒本体の前記溝の壁面、
前記保持器の前記ボール循環部及び前記サイドリングの
前記凹部が共働して前記ボールの循環路が形成され、前
記循環路を前記ボールがスムースに転走することがで
き、前記ボールは前記循環路の前記長孔の負荷域から無
負荷域へ又は無負荷域から負荷域へ円滑に転走し、前記
外筒本体、前記保持器及び前記サイドリングから成る外
筒がボールスプライン軸上をスムースに相対移動するこ
とができる。
【0017】特に、ボールスプラインの組立て過程にお
いて前記保持器を前記外筒本体に挿通した後、前記保持
器の前記軸方向止め部を前記外筒本体の軸方向両端面に
摺接するように回動させることによって、前記保持器の
前記外筒本体に対する軸方向の位置決めが達成できる。
また、前記回り止め部が前記外筒本体の前記焼入れ用溝
の壁面に当接するまで前記保持器を回転させることによ
って、前記保持器の前記外筒本体に対する周方向の位置
決めが達成できる。更に、前記外筒本体の前記焼入れ用
溝と前記保持器の前記突出部の外面との間に形成される
空所に、前記サイドリングの前記凸部を嵌合させること
によって前記外筒本体に前記保持器を固定でき、しか
も、前記サイドリングの前記凹部の壁面が前記保持器に
形成された前記方向転換路の外周壁面を形成することが
できる。
【0018】また、このボールスプラインを組み立てる
には、前記外筒に前記保持器を挿入し、前記保持器の一
端部に一方の前記サイドリングを取り付ける。次いで、
前記サイドリングを前記保持器に嵌合していない側の他
端部には前記保持器の前記方向変換路は露出した状態で
あるので、露出した前記方向転換路から前記ボールを前
記循環路に簡単に装填することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明によるボー
ルスプラインの実施例を説明する。図1はこの発明によ
るボールスプラインの一実施例に組み込まれる外筒本体
の端面図、図2は図1の外筒本体に組み込まれる保持器
の側面図、図3は図2の線A−Aにおける断面図、図4
は保持器に形成したボール循環部を示す部分平面図、図
5は外筒本体内に保持器を装着した状態を示す部分断面
図、図6は図1の外筒本体に組み込まれるサイドリング
の側面図、図7は図6のサイドリングの正面図、図8は
図6のサイドリングの背面図、図9は図1の外筒本体に
組み込まれる端面シールの正面図、及び図10は図9の
端面シールの線B−Bにおける断面図、及び図11はこ
のボールスプラインの概略配置を示す図1の線C−Cに
おける断面図である。
【0020】このボールスプラインは、図11に示すよ
うに、従来のボールスプライン軸1と同様な外周面に少
なくとも一対(図3では直径方向の対称位置に2個)の
軌道溝2を長手方向に形成したボールスプライン軸1、
及び該ボールスプライン軸1に嵌挿して相対移動する外
筒45から構成されている。外筒45は、外筒本体1
8、外筒本体18の両端面に配置されているサイドリン
グ37、外筒本体18とサイドリング37との内周面に
配置される保持器51、外筒本体18とサイドリング3
7と保持器51とが共働して構成される循環路を循環転
走するボール10、及び両サイドリング37の外端面に
それぞれ配置されている端面シール43から構成されて
いる。外筒本体18には、その内周面に軌道溝2と対向
する位置に軌道溝21と該軌道溝21と平行して延びる
リターン通路29の外側壁面即ちボール案内面25が形
成されている。保持器51には、軌道溝21とリターン
通路29とに連通する方向転換路30を形成し且つ外筒
本体18の両端部に取り付けられている。更に、保持器
51には、ボール10を保持するように長孔28を形成
して外筒本体18の両端部に固定されている。また、ボ
ール10は、軌道溝21、方向転換路30及びリターン
通路29で構成される循環路を循環転走するように組み
込まれている。
【0021】このボールスプラインは、特に、次の構成
を有することに特徴を有している。図1に示すように、
外筒本体18には、軌道溝21に沿って両側に焼入れの
ために凹部即ち溝22,23が形成され、一方の溝22
がリターン通路29の一部となる外側壁面即ちボール案
内面25を構成している。図2、図3及び図4に示すよ
うに、保持器51は、外筒本体18の溝22に挿入でき
且つ外周の軸方向に延びる突出部14を有している。突
出部14には、軸方向に環状に延びるボール10をガイ
ドするボール循環部27、該ボール循環部27の内側両
端部に外筒本体18に対して軸方向を規制する軸方向止
め部34及び外筒本体18に対して回転方向を規制する
回り止め部35が形成されている。ボール循環部27の
両端部には、方向転換路30が形成され、ボールスプラ
イン軸1の軌道溝2と外筒本体18の軌道溝21とが対
向するボール循環部27の部分には、ボール10が軌道
溝2上を転走できるように長孔28が形成されている。
更に、図6、図7及び図8に示すように、サイドリング
37には、方向転換路30に対向した凹部38と外筒本
体18に対して保持器51を固定するための凸部39と
が形成され、該凸部39は外筒本体18の溝22と保持
器51の外周面とで形成される空所36(図5参照)に
嵌合するように構成されている。
【0022】また、リターン通路29は、外筒本体18
の内周面に形成された溝22と保持器51のボール循環
部27とで構成されている。保持器51に形成されたボ
ール循環部27は、外筒本体18に形成された軌道溝2
1に対向する部分が貫通して長孔28に形成され、ボー
ル10がボールスプライン軸1の軌道溝2と外筒本体1
8の軌道溝21との間で転走するように構成されてい
る。外筒本体18に形成された軌道溝21及び溝22,
23は、軸方向の全域においてそれぞれの径方向断面が
直線状に同形に形成されている。また、保持器51の軸
方向止め部34は、方向転換路30のインコーナに突出
する突起で構成され、該突起の内側には外筒本体18の
両端面に当接して保持器51を軸方向に位置決めする面
15が形成されている。
【0023】更に、保持器51は、外筒本体18より軸
方向に長く形成されており、サイドリング37は、外筒
本体18の両端面に当接して保持器51の両端部に挿通
されている。サイドリング37の凹部38は、方向変換
路30の外周側壁面を構成している。サイドリング37
の外周面には、逃げ溝40が形成されている。更に、保
持器51の長孔28の軸方向両端の内周面には、ボール
スプライン軸1の軌道溝2に嵌挿する内向き突起32が
形成され、長孔28を転走するボール10は内向き突起
32より内方に突出している。サイドリング37の端面
には、端面シール43が取り付けられている。端面シー
ル43は、ボールスプライン軸1の軌道溝2と外筒本体
18の軌道溝21との間のボール循環路27の領域のみ
のシールを達成するように部分的に端面シール部47を
有している。
【0024】このボールスプラインにおいて、外筒本体
18は筒状の形状に形成されており、外筒本体18の内
周面20には、図1に示すように、ボールスプライン軸
1の軌道溝2に対向する位置に軌道溝21が軸方向に形
成され、各軌道溝21の周方向両側にはリターン通路2
9の壁面即ちボール案内面25及び逃げ溝である溝23
が軌道溝21に平行して軸方向に形成されている。そし
て、外筒本体18の内周面20の径方向の断面形状は全
域において同一形状に形成されている。リターン通路2
9はボール10の直径より大きな径に形成され、リター
ン通路29を形成する外側壁面即ちボール案内面25
は、保持器51の回り止め面24を構成している。溝2
2,23は、軌道溝21を高周波コイルを用いて高周波
焼入れで部分焼入れする際に利用されるものであり、一
方の溝22は、保持器51の突出部14を挿入するのに
利用されている。また、焼入ひずみを減少させるため
に、軌道溝21と溝22,23との隔置距離は、ほぼ均
等になるように形成することが好ましい。外筒本体18
の軸方向端面19には、サイドリング37及び端面シー
ル43の取付け穴が形成されている。
【0025】外筒本体18の内面20に多数のボール1
0を保持する保持器51は、合金や合成樹脂等で外筒本
体18より軸方向の長さが長い筒状に作製され、外周面
の対称位置には軸方向から見て円弧状をなし且つ外筒本
体18の溝22に挿通可能なボール循環部27を構成す
る突出部14を有する。ボール循環部27には、図4に
示すように、長手方向片側縁の中間部にボール10の直
径より狭い幅の長孔28を軸方向に形成されている。ボ
ール循環部27に形成されたボール循環路は、長孔28
と、長孔28と平行に伸びるリターン通路29と、長孔
28及びリターン通路29の終端で接続する円弧状の方
向変換路30とから構成されている。即ち、ボール循環
部27には、長孔28、リターン路29及び方向変換路
30によりボール10を無限循環案内する無限循環案内
路31が形成される。また、保持器51の内周面の長孔
28の軸方向両端には、ボールスプライン軸1に形成さ
れた軌道溝2に納まる内向き突起32が軸方向に形成さ
れ、内向き突起32の外側には長孔28と連続する方向
変換路30の端部33が形成される。従って、方向変換
路30の端部33は、保持器51に形成された長孔28
より内側まで延びて形成されるため、ボール10を円滑
に案内することができる。
【0026】更に、両方向変換路30の軸方向内側に
は、断面略半円形状の軸方向止め部34が突設されてい
る。軸方向止め部34の円形状部分は、方向変換路30
に面して形成され、そのため方向変換路30を循環する
ボール10の内側案内をインコーナの壁面として構成す
る。両軸方向止め部34の平坦部は、軸方向内側に面し
且つ外筒本体18の軸方向両端面19に外接する間隔に
形成されている。また、両軸方向止め部34間に位置す
るリターン通路29と長孔28との間には、傾斜面から
なる回り止め部35が形成されている。
【0027】更に、外筒本体18と保持器51との関係
を説明すると、外筒本体18の溝22に保持器51のボ
ール循環部27を対向させた状態で、保持器51を先方
の軸方向止め部34が外筒本体18の反対側より現れる
まで外筒本体18内に挿通する。次に、保持器51を保
持器51のボール循環部27が外筒本体18の軌道溝2
1に接近する方向(図5に示した矢印方向)に回動させ
ると、保持器51は、軸方向止め部34の内側の平坦部
が外筒本体18の軸方向両端面19と摺接しながら回動
し、図5に示すように、保持器51の回り止め部35が
外筒本体18の溝22に形成された保持器51の回り止
め面24に当接し、且つ保持器51の長孔28が外筒本
体18の軌道溝21と対向した位置で回動が阻止され
る。この状態の保持器51は、両軸方向止め部34によ
り外筒本体18に対して軸方向の位置決めがなされ、且
つ回転方向の回動が阻止された状態で外筒本体18との
周方向の位置決めが達成される。
【0028】図6、図7及び図8に示されたサイドリン
グ37は、合金や合成樹脂等で作製され、前述したよう
に外筒本体18に挿入し位置決めされた保持器51の外
筒本体18より突出した端部に嵌合させて装着するリン
グ状の形状に形成されている。即ち、サイドリング37
の内周面には、外筒本体18より突出した保持器51の
ボール循環部27に嵌合する円弧状の凹部38が形成さ
れ、凹部38の内壁面は保持器51の方向変換路30の
外側面で移動するボール10の案内をする。また、サイ
ドリング37の外筒側面で且つ凹部38に隣接した部位
には、外筒本体18に挿入された保持器51が回動した
後に、外筒本体18の溝22の反軌道溝側壁とで形成さ
れる空所36に、サイドリング37に形成した凸部39
が嵌合され、外筒本体18と保持器51との相対回動を
阻止して両者は固定される。サイドリング37の凸部3
9の先端には、回転後に形成される空所36に嵌合し易
くするために勾配が形成されている。凸部39の形状
は、外筒本体18の溝22の壁面と保持器51の突出部
14の外周面とで形成される空所36に、嵌入して外周
面と保持器51を固定するものであればよく、図示のも
のに限定されるものではない。
【0029】また、サイドリング37の外周面には、適
宜形状の逃げ溝40が形成されている。逃げ溝40は、
このボールスプラインの組立品を軸受箱に圧入して組み
入れる際に、破損され易いサイドリング37を押すこと
なく、外筒本体18を直接押すことができるように機能
するものである。更に、サイドリング37の反外筒側面
にはサイドリング37の外側面に設けられる端面シール
43の位置決め用の突起41が一対形成され、また、外
筒本体18に形成された取付け穴に対応するサイドリン
グ37の部位には取付けボルトを挿通するためのボルト
挿通孔42が形成されている。
【0030】図11に示すように、サイドリング37の
軸方向外側には、端面シール43が設けられる。端面シ
ール43は、図9に示すように、鋼板等より環状に形成
された金属板44にボールスプライン軸1との摺接部分
をシールするためにゴム又は合成樹脂等の弾性材から作
製されたリップ部46を有するシール部材47を焼付け
等により固着している。また、端面シール43には、サ
イドリング37の位置決め用の突起41に嵌合する位置
決め孔(又は穴)48とサイドリング37と同様に取付
けボルトを挿通するためのボルト挿通孔49及び逃げ溝
50が形成されている。端面シール43は、ボールスプ
ライン軸1との摺接抵抗を軽くするために、金属板44
に焼付け固着するシール部材を部分的に形成して、シー
ルすることもできる。
【0031】このボールスプラインは、次のようにして
組み立てることができる。外筒本体18の溝22に保持
器51のボール循環部27を構成する突出部14を対向
させた状態で、保持器51を先方の軸方向止め部34が
外筒本体18の反対側より現れるまで外筒本体18内に
挿通する。次に、保持器51を突出部14が外筒本体1
8の軌道溝21に接近する方向に回動させると、保持器
51は軸方向止め部34の内側の平坦部が外筒本体18
の軸方向両端面19と摺接しながら回動し、保持器51
の回り止め部35が外筒本体18の焼入れ用溝22に形
成された保持器51の回り止め面24に当接し、保持器
51の長孔28が外筒本体18の軌道溝21と対向した
位置で回動が阻止され、外筒本体18に対する保持器5
1の周保持器の位置決めが達成される。保持器51と外
筒本体18との回動が阻止された状態で、保持器51の
突出部14の外側面と外筒本体18の焼入れ用溝22の
反軌道溝側壁との間に空所36が形成されるので、一方
のサイドリング37の凹部38を、保持器51の突出部
14に嵌合させ、更に、サイドリング37の凸部39を
空所36に嵌挿させ、サイドリング37を外筒本体18
より突出した保持器51の端部に装着する。
【0032】前述の組立工程により、保持器51は外筒
本体18に固定されるので、保持器51は外筒本体18
に対して軸方向及び周方向に相対移動できず、両者が固
定される。サイドリング37を装着していない側の外筒
本体18の端面19からは、保持器51の方向変換路3
0が突出しているので、その方向変換路30から無限循
環案内路31に多数のボール10を充填する。次いで、
上記と同様にサイドリング37を装着し、サイドリング
37の突起41に位置決め孔48を挿通して端面シール
43を取り付け、端面シール43のボルト挿通孔49、
サイドリング37のボルト挿通孔42及び外筒本体18
の取付け穴に組立用のボルトを挿通して組み立てる。
【0033】
【発明の効果】この発明によるボールスプラインは、上
記のように構成されており、次のような効果を有する。
即ち、このボールスプラインは、外筒本体に第2軌道溝
に沿って両側に焼入れ用溝を形成し、一方の前記焼入れ
用溝でリターン通路を構成し、保持器を前記外筒本体の
前記焼入れ用溝に挿入し、前記保持器に設けた突出部に
軸方向に環状に延びる前記転動体をガイドするボール循
環部、前記外筒本体に対して前記保持器を軸方向を規制
する軸方向止め部及び回転方向を規制する回り止め部を
形成すると共に、前記ボール循環部の両端部に方向転換
路を形成し、ボールが前記ボールスプライン軸の軌道溝
上を転走できるように長孔を形成し、サイドリングに前
記方向転換路に対向した凹部と前記外筒本体に対して前
記保持器を固定するための凸部とを形成し、該凸部を前
記外筒本体の前記焼入れ用溝と前記保持器の外周面とで
形成される空所に嵌合したので、前記外筒本体に従来の
ようなボール保持爪を形成することなく、リターン通路
を形成するための孔加工を必要とせず、外筒本体の軌道
溝は直線状に延びた形状であり、軌道溝の加工を極めて
容易に且つ高精度に研削加工することができる。また、
リターン通路は外筒本体の内周面と保持器の外周面とで
形成でき、外筒本体にリターン通路の孔加工を必要とし
ないので、加工誤差を無くして精度を向上させることが
できる。
【0034】また、外筒本体は、ボールを方向変換させ
るための傾斜面や保持器を装着するための装着部を形成
する必要がなく、該外筒本体に形成する軌道溝及びリタ
ーン通路用溝が軸方向にわたって断面形状が同一である
ため、前記各溝を軸方向にストレートに切削することが
でき作製が容易である。また、前記軌道溝に沿って焼入
れ用溝を形成したために、該外筒本体の重量が軽くな
り、且つコイルの挿入スペースができるため高周波コイ
ルを用いて高周波焼入れによるボール負荷域となる軌道
溝の部分焼入れが可能であり、前記外筒本体の製造コス
トを低減することができる。
【0035】このボールスプラインにおいて、保持器に
は、一対の軸方向止め部と回り止め部が形成されている
ため、組立て過程において前記外筒本体に挿通した該保
持器を前記軸方向止め部が前記外筒本体の軸方向両端面
を摺接するように回動させると、前記回り止め部が前記
外筒本体の回り止め面に当接し、保持器の前記長孔が前
記外筒本体の前記軌道溝と対向した位置で回動が阻止さ
れ、且つ前記軸方向止め部により前記外筒本体と該保持
器との軸方向の位置決めができる。
【0036】該保持器が前記外筒本体に対して回転方向
の回動が阻止された位置において、該保持器の前記突出
部の外面と前記外筒本体の前記焼入れ用溝の側壁との間
に空所が形成されるので、一方のサイドリングの凹部を
前記突出部に嵌合させ、更に、該サイドリングに形成さ
れた凸部を前記空所に嵌入させ、前記サイドリングを前
記外筒本体より突出した該保持器の端部に装着すること
により、前記保持器を前記外筒本体に対して固定するこ
とができる。従って、該保持器に簡単な構造の前記軸方
向止め部と前記回り止め部とを形成したことにより、前
記外筒本体と該保持器とは組立て過程において簡単に且
つ正確に位置決めし固定することができる。
【0037】また、前記保持器及び前記サイドリング
は、合成樹脂で作製することが可能であり、製作費を低
減することができる。また、前記保持器の形状は、前記
保持器の組み込み相手となる前記外筒本体を容易に作製
できる形状に形成できる。また、前記外筒本体と前記保
持器とが位置決めされた状態において、前記サイドリン
グを嵌合していない側に形成された前記保持器の方向変
換路は、前記外筒本体に固定された状態で前記外筒本体
より突出して露出しているので、その方向転換路を通じ
て多数のボールを前記方向変換路より前記ボール循環路
に簡単に且つ確実に組み込むことができ、組立のコスト
も低減できる。
【0038】また、このボールスプラインにおけるボー
ル無限循環路は、前記保持器の前記方向変換路に半円形
で勾配が付いているが、前記ボール無限循環路のその他
の箇所及びサイドリングの凹部即ち方向転換路の外側壁
面は単一の面から形成されているため、作製が容易であ
り且つボールを円滑に案内することができる。更に、前
記保持器の前記長孔の軸方向両端の内周面には、前記ボ
ールスプライン軸に形成された前記軌道溝に納まる内向
き突起が軸方向に形成され、該内向き突起に前記長孔と
連続する前記方向変換路の端部が形成される。従って、
該方向変換路の端部は、前記保持器に形成された前記長
孔より内側まで延びて形成されるため、ボールの負荷域
から無負荷域へ或いは無負荷域から負荷域への移動をス
ムースに案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるボールスプラインの一実施例に
組み込まれる外筒本体の端面図である。
【図2】図1の外筒本体に組み込まれる保持器の側面図
である。
【図3】図2の線A−Aにおける断面図である。
【図4】保持器に形成したボール循環部を示す部分平面
図である。
【図5】外筒本体内に保持器を装着した状態を示す部分
断面図である。
【図6】図1の外筒本体に組み込まれるサイドリングの
側面図である。
【図7】図6のサイドリングの正面図である。
【図8】図6のサイドリングの背面図である。
【図9】図1の外筒本体に組み込まれる端面シールの正
面図である。
【図10】図9の線B−Bにおける断面図である。
【図11】このボールスプラインの各部品の概略配置を
示している図1の線C−Cにおける断面図である。
【図12】従来のボールスプラインを示す一部破断の斜
視図である。
【図13】従来の別のボールスプラインを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ボールスプライン軸 2 軌道溝 10 ボール 14 突出部 15 位置決めの面 18 外筒本体 19 軸方向端面 21 軌道溝 22,23 溝 24 保持器の回り止め面 27 ボール循環部 28 長孔 29 リターン通路 30 方向転換路 32 内向き突起 33 方向変換路の端面 34 軸方向止め部 35 回り止め部 36 空所 37 サイドリング 38 凹部(サイドリングの凹部) 39 凸部(サイドリングの凸部) 40 逃げ溝(サイドリングの逃げ溝) 41 位置決め用突起 43 端面シール 45 外筒 47 端面シール部 51 保持器

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に少なくとも2個の第1軌道溝を
    長手方向に形成したボールスプライン軸及び該ボールス
    プライン軸に嵌挿して相対移動する外筒から成り、前記
    外筒は内周面に前記第1軌道溝と対向する位置に第2軌
    道溝と該第2軌道溝と平行したリターン通路が形成され
    ている外筒本体、前記外筒本体の両端部に取り付けられ
    たサイドリング、前記第2軌道溝と前記方向転換路と前
    記リターン通路とを循環転走するボール及び前記ボール
    を保持する保持器を具備していること、から成るボール
    スプラインにおいて、 前記外筒本体には前記第2軌道溝に沿って両側に溝が形
    成され、一方の前記溝が前記リターン通路を構成してい
    ること、 前記保持器は前記外筒本体の前記溝に挿入でき且つ外周
    の軸方向に延びる突出部を有し、該突出部には軸方向に
    環状に延びる前記転動体をガイドするボール循環部、該
    ボール循環部の内側両端部に前記外筒本体に対して軸方
    向を規制する軸方向止め部及び前記外筒本体に対して回
    転方向を規制する回り止め部が形成され、前記ボール循
    環部の両端部に方向転換路が形成され、前記第1軌道溝
    と前記第2軌道溝とが対向する前記ボール循環部の部分
    には前記ボールが前記第1軌道溝上を転走できるように
    長孔が形成されていること、並びに前記サイドリングに
    は前記方向転換路に対向した凹部と前記外筒本体に対し
    て前記保持器を固定するための凸部とが形成され、該凸
    部は前記外筒本体の前記溝と前記保持器の外周面とで形
    成される空所に嵌合していること、 から構成したことを特徴とするボールスプライン。
  2. 【請求項2】 前記リターン通路は前記外筒本体の内周
    面に形成された前記溝と前記保持器の前記ボール循環部
    とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    ボールスプライン。
  3. 【請求項3】 前記保持器に形成された前記ボール循環
    部は、前記外筒本体に形成された前記第2軌道溝に対向
    する部分が貫通して形成され、前記転動体が前記ボール
    スプライン軸の前記第1軌道溝と前記外筒本体の前記第
    2軌道溝との間で転走するように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のボールスプライン。
  4. 【請求項4】 前記外筒本体に形成された前記第2軌道
    溝及び前記溝は、軸方向の全域においてそれぞれの径方
    向断面が同一形状に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のボールスプライン。
  5. 【請求項5】 前記保持器の前記軸方向止め部は前記方
    向転換路のインコーナに突出する突起で構成され、該突
    起の内側には前記外筒本体の両端面に当接して前記保持
    器を軸方向に位置決めする面が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のボールスプライン。
  6. 【請求項6】 前記保持器は前記外筒本体より軸方向に
    長く形成されており、前記サイドリングは前記外筒本体
    の両端面に当接して前記保持器の両端部に挿通されてお
    り、前記サイドリングの前記凹部が前記方向変換路の外
    周側壁面を構成していることを特徴とする請求項1に記
    載のボールスプライン。
  7. 【請求項7】 前記サイドリングの外周面には逃げ溝が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボー
    ルスプライン。
  8. 【請求項8】 前記保持器の前記長孔の軸方向両端の内
    周面には、前記ボールスプライン軸の前記第1軌道溝に
    嵌挿する内向き突起が形成され、前記ボールは前記内向
    き突起より内方に突出していることを特徴とする請求項
    1に記載のボールスプライン。
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