JPS60259337A - 複合運動用ボ−ルスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法 - Google Patents
複合運動用ボ−ルスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法Info
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- JPS60259337A JPS60259337A JP8255185A JP8255185A JPS60259337A JP S60259337 A JPS60259337 A JP S60259337A JP 8255185 A JP8255185 A JP 8255185A JP 8255185 A JP8255185 A JP 8255185A JP S60259337 A JPS60259337 A JP S60259337A
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- spline
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- outer bearing
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/06—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P15/00—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
- B23P15/14—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass gear parts, e.g. gear wheels
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、軸方向の直線運動とトルク伝達の回転運動
とを複合して行なうことができる複合運動用ボールスプ
ラインに使用されるベアリング外筒の製造法に係り、特
に外壁略中央部に伝動部材を有するベアリング外筒の製
造法に関する。
とを複合して行なうことができる複合運動用ボールスプ
ラインに使用されるベアリング外筒の製造法に係り、特
に外壁略中央部に伝動部材を有するベアリング外筒の製
造法に関する。
機械は本来直線運動機構と回転運動機構とからなり、こ
れらの運動を複合した機構は多（の機械、例えば各種工
作機械スピンドル、■業用ロボットの支柱やアーム、精
密インデックス軸、リベツティングマシン、トランスフ
ァマシン、自動搬送装置等において採用されており、こ
の目的で使用されるボールスプラインについてはますま
す高性能であると共に、高い剛性と加工精度とが要求さ
れている。
れらの運動を複合した機構は多（の機械、例えば各種工
作機械スピンドル、■業用ロボットの支柱やアーム、精
密インデックス軸、リベツティングマシン、トランスフ
ァマシン、自動搬送装置等において採用されており、こ
の目的で使用されるボールスプラインについてはますま
す高性能であると共に、高い剛性と加工精度とが要求さ
れている。
ところで、このような複合運動用ボールスプラインに使
用するベアリング外筒を製造する方法としては、一般に
、先ずむくの材料に旋削加工をして厚肉筒体を形成し、
次いでその内壁にブローチ加工をしてボールの案内溝を
形成し、負荷ボールの案内溝にボール・バニシング加工
を施した後浸炭焼入れをし、その後に、ベアリング外筒
の外壁に伝動部材やベアリング取付のための加工が必要
な場合にはそのための突条や凹状部を形成する旋削加工
をし、再度ボール・バニシング加工をした後案内溝の研
削加工をし、最後にスプラインシャフトに組付けて外径
の研削加工をする、という方法が採用されていた。
用するベアリング外筒を製造する方法としては、一般に
、先ずむくの材料に旋削加工をして厚肉筒体を形成し、
次いでその内壁にブローチ加工をしてボールの案内溝を
形成し、負荷ボールの案内溝にボール・バニシング加工
を施した後浸炭焼入れをし、その後に、ベアリング外筒
の外壁に伝動部材やベアリング取付のための加工が必要
な場合にはそのための突条や凹状部を形成する旋削加工
をし、再度ボール・バニシング加工をした後案内溝の研
削加工をし、最後にスプラインシャフトに組付けて外径
の研削加工をする、という方法が採用されていた。
ところで、この種の複合運動用ボールスプラインにおけ
るボールの動きに注目してみると、ボールはベアリング
外筒の案内溝とこのベアリング外筒内に嵌挿される保持
器の案内溝や長孔とによって形成される無端の無限軌道
溝内を転走しながら循環しており、ベアリング外筒の両
端部を外方へ拡開させて無限軌道溝のおけるボールの無
負荷領域から負荷領域へあるいは負荷領域から無負荷領
域への転走を円滑にすることが理想的である（これをク
ラウニング効果という）。
るボールの動きに注目してみると、ボールはベアリング
外筒の案内溝とこのベアリング外筒内に嵌挿される保持
器の案内溝や長孔とによって形成される無端の無限軌道
溝内を転走しながら循環しており、ベアリング外筒の両
端部を外方へ拡開させて無限軌道溝のおけるボールの無
負荷領域から負荷領域へあるいは負荷領域から無負荷領
域への転走を円滑にすることが理想的である（これをク
ラウニング効果という）。
ボールスプラインのベアリング外筒に対してこのような
りラウニング効果を付与することは、スプラインベアリ
ングに予圧を付与してその剛性や摺動安定性等を確保す
る上で極めて重要なことであり、これによってスプライ
ンベアリングに充分な予圧を作用させることが可能にな
る。
りラウニング効果を付与することは、スプラインベアリ
ングに予圧を付与してその剛性や摺動安定性等を確保す
る上で極めて重要なことであり、これによってスプライ
ンベアリングに充分な予圧を作用させることが可能にな
る。
そこで、従来においては、ベアリング外筒にこのような
りラウニング効果を付与してスプラインシャフトの往復
運動を円滑かつ精度良くするため、上記案内溝の研削加
工の後に丸棒状の油砥石を用いて各案内溝を磨く、いわ
ゆるクラウニング加工を行なっている。
りラウニング効果を付与してスプラインシャフトの往復
運動を円滑かつ精度良くするため、上記案内溝の研削加
工の後に丸棒状の油砥石を用いて各案内溝を磨く、いわ
ゆるクラウニング加工を行なっている。
しかしながら、上記従来の製造法においては、浸炭焼入
れによって肉厚の差に基づ−く歪が発生しないという長
所はあっても、ベアリング外筒の外壁に伝動部材やベア
リング取付のための加工が必要な場合には、浸炭焼入れ
によって硬くした後にそのために必要な突条や凹状部を
形成する種々の旋削加工を行なうことになり、この旋削
加工が極めて手間と費用のかかる作業になると（Ｘう問
題があった。
れによって肉厚の差に基づ−く歪が発生しないという長
所はあっても、ベアリング外筒の外壁に伝動部材やベア
リング取付のための加工が必要な場合には、浸炭焼入れ
によって硬くした後にそのために必要な突条や凹状部を
形成する種々の旋削加工を行なうことになり、この旋削
加工が極めて手間と費用のかかる作業になると（Ｘう問
題があった。
しかも、ベアリング外筒にクラウニング加工をする場合
には、このクラウニング加工が手作業に頼らざるを得ず
、また、ベアリング外筒の内壁に形成される６条あるい
はそれ以上の各案内溝を均等に磨き上げなければならず
、さらに、スプラインシャフトの嵌め合い具合をみなが
ら行なわなけ゛ればならないので、極めて能率が悪くま
た単純作業であり、この点を如何に解決するかが重要な
課題になっていた。
には、このクラウニング加工が手作業に頼らざるを得ず
、また、ベアリング外筒の内壁に形成される６条あるい
はそれ以上の各案内溝を均等に磨き上げなければならず
、さらに、スプラインシャフトの嵌め合い具合をみなが
ら行なわなけ゛ればならないので、極めて能率が悪くま
た単純作業であり、この点を如何に解決するかが重要な
課題になっていた。
加えて、このようなボールスプラインを使用して複合運
動の機構を構成するためには、ボールスプラインのほか
に歯車、この歯車を取付けるための筒体及びハウジング
に取付けるためのベアリングが必要になり、部品点数が
多くて製品コストが高くなるばかりでなく、各部品をい
くら精度良く加工しても各部品ごとに生じる僅かな加工
誤差が積み重なって全体としての加工精度を高くづ“る
ことは難しく、また、設計が極めて面倒であるほかコン
パクトにすることも難しいという多くの問題を抱えてい
た。
動の機構を構成するためには、ボールスプラインのほか
に歯車、この歯車を取付けるための筒体及びハウジング
に取付けるためのベアリングが必要になり、部品点数が
多くて製品コストが高くなるばかりでなく、各部品をい
くら精度良く加工しても各部品ごとに生じる僅かな加工
誤差が積み重なって全体としての加工精度を高くづ“る
ことは難しく、また、設計が極めて面倒であるほかコン
パクトにすることも難しいという多くの問題を抱えてい
た。
本発゛明は、かかる観点に鑑み、ベアリング外筒の外壁
略中央部に伝動部材を有すると共に、クラウニング効果
を備えた複合運動用ボールスプラインを安価に製造する
方法について鋭意研究を重ねた結果、ベアリング外筒を
製造するに当って外壁略中央部に伝動部材となる突条を
一体に形成した後に浸炭焼入れを行うことにより、突条
を形成する旋削加工が容易になり、しかも、浸炭焼入れ
による歪の発生が加工精度にほとんど影響を与えること
がないほか、この浸炭焼入れによる歪がかえってベアリ
ング外筒にクラウニング効果を生ぜしめることを見出し
、本発明に到達したものである。
略中央部に伝動部材を有すると共に、クラウニング効果
を備えた複合運動用ボールスプラインを安価に製造する
方法について鋭意研究を重ねた結果、ベアリング外筒を
製造するに当って外壁略中央部に伝動部材となる突条を
一体に形成した後に浸炭焼入れを行うことにより、突条
を形成する旋削加工が容易になり、しかも、浸炭焼入れ
による歪の発生が加工精度にほとんど影響を与えること
がないほか、この浸炭焼入れによる歪がかえってベアリ
ング外筒にクラウニング効果を生ぜしめることを見出し
、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、スプラインベアリングとこのスプ
ラインベアリングに組込まれたボールで支持されるスプ
ラインシャフトとからなる複合運動用ボールスプライン
に使用されるベアリング外筒を製造するに際し、厚肉筒
体の外壁略中央部にその円周方向に沿って伝動部材とな
る突条を一体に形成すると共に、その両端部円周方向に
沿ってベアリング取付用の凹状部を形成して外ｎ素材と
し、次いでこの外筒素材の浸炭焼入れを行う複合運動用
ボールスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法
である。
ラインベアリングに組込まれたボールで支持されるスプ
ラインシャフトとからなる複合運動用ボールスプライン
に使用されるベアリング外筒を製造するに際し、厚肉筒
体の外壁略中央部にその円周方向に沿って伝動部材とな
る突条を一体に形成すると共に、その両端部円周方向に
沿ってベアリング取付用の凹状部を形成して外ｎ素材と
し、次いでこの外筒素材の浸炭焼入れを行う複合運動用
ボールスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法
である。
本発明方法によれば、厚肉筒体の外壁略１中夾部に伝動
部材となる突条を一体に形成すると共にその両端部円周
方向に沿ってベアリング取付用の凹状部を形成して外筒
素材とした後に、この外筒素材の浸炭焼入れを行うこと
によって、この浸炭焼入れの際にベアリング外筒の肉厚
の差がベアリング外筒の歪に影響を及ぼし、ベアリング
外筒の両端部側と中央部側との間に歪の差が生じて７ラ
ンノが位置する略中央部においてその内部が内側に１１
１１１服する結果となり、これによってベアリング外！
筒にクラウニング効果を生ぜしめる。
部材となる突条を一体に形成すると共にその両端部円周
方向に沿ってベアリング取付用の凹状部を形成して外筒
素材とした後に、この外筒素材の浸炭焼入れを行うこと
によって、この浸炭焼入れの際にベアリング外筒の肉厚
の差がベアリング外筒の歪に影響を及ぼし、ベアリング
外筒の両端部側と中央部側との間に歪の差が生じて７ラ
ンノが位置する略中央部においてその内部が内側に１１
１１１服する結果となり、これによってベアリング外！
筒にクラウニング効果を生ぜしめる。
以下、“添付図面に基づいて、本発明の実施例に係るベ
アリング外筒の製造法及びこの方法によって製造された
ベアリング外向が組込まれた複合運動用ボールスプライ
ンを詳細゛に説明する。
アリング外筒の製造法及びこの方法によって製造された
ベアリング外向が組込まれた複合運動用ボールスプライ
ンを詳細゛に説明する。
第１図において、本発明の実施例に係るベアリング外筒
１を製造するための工程の一例が示されている。
１を製造するための工程の一例が示されている。
すなわち、先ず、むくの材料１ａに旋削加工をして厚肉
筒体１ｂを形成し、この厚肉筒体１ｂの内壁にブローチ
加工をしてボール３の各案内溝４ａ、 ４ｂ。
筒体１ｂを形成し、この厚肉筒体１ｂの内壁にブローチ
加工をしてボール３の各案内溝４ａ、 ４ｂ。
４Ｃを形成し、この形成された各案内溝４ａ、 ４ｂ、
４ｃに対してボール通し加工をし、引き続きこの厚肉
筒体１ｂの外壁に旋削加工をして外壁略中央部の伝動部
材２となる突条２ａ及び外壁両ｍｓのベアリング８取付
用の凹状部１３ａが形成された外筒素材１ｃを形成した
後に浸炭焼入れをし、再度負荷ボール３ａを案内する案
内溝４ａに対してボール通し加工をした後、この外筒素
材１ｃを別途製造したスプラインシャフトＳに取付けて
外筒素材１ｃの外径及び突条２ａの研削加工を行なって
寸法精度を出してベアリング外筒１を形成する。
４ｃに対してボール通し加工をし、引き続きこの厚肉
筒体１ｂの外壁に旋削加工をして外壁略中央部の伝動部
材２となる突条２ａ及び外壁両ｍｓのベアリング８取付
用の凹状部１３ａが形成された外筒素材１ｃを形成した
後に浸炭焼入れをし、再度負荷ボール３ａを案内する案
内溝４ａに対してボール通し加工をした後、この外筒素
材１ｃを別途製造したスプラインシャフトＳに取付けて
外筒素材１ｃの外径及び突条２ａの研削加工を行なって
寸法精度を出してベアリング外筒１を形成する。
次に、上記方法で製造されたベアリング外筒１が組込ま
れた複合運動用ボールスプラインの構造を第２図ないし
第６図に基いて説明する。
れた複合運動用ボールスプラインの構造を第２図ないし
第６図に基いて説明する。
第２図及び第３図に示す複合運動用ボールスプラインは
、スプラインベアリングＢとこのスプラインベアリング
Ｂに組込まれた多数のボルル３で支持されるスプライン
シャフトＳとで構成されている。
、スプラインベアリングＢとこのスプラインベアリング
Ｂに組込まれた多数のボルル３で支持されるスプライン
シャフトＳとで構成されている。
上記スプラインベアリングＢぼ、外壁略中央部にその円
周方向に沿って一体に形成された伝動部材２を有し、か
つ、内壁には断面略Ｕ字状に形成されて軸心方向に延び
る負荷ボール３ａの案内溝４ａと、この案内１４ａと深
さは略同−であるがその幅寸法がより広く、案内溝４ａ
と交互に軸心方向に延びる無負荷ボール３ｂの案内溝柿
と、これら対の案内溝４ａ、 ４ｂの両端部を連通ずる
円周方向の案内溝４Ｃとを有するベアリング外筒１と、
鋼板や硬質合成樹脂等で円筒状に形成されて上記ベアリ
ング外筒１内に嵌挿され、上記負荷ボール３ａの案内溝
４８に対応する位置には長孔６を有し、また、上記無負
荷ボール３ｂの案内溝４ｂに対応する位置には凹溝７を
有し、上記各案内溝４ａ、 ４ｂ、 ４ｃと相俟ってボ
ール３の無限軌瘍を形成すると共にボール３の脱落を防
止する保持器５と、負荷ボール３ａとしてスプラインシ
ャフトＳからの荷重を受けなｔノながら、あるいは、無
負荷ボール３ｂとしてスプラインシャフトＳらの荷重を
受けることなく上記無限軌道を循環する多数のボール３
とで構成されている。また、上記ベアリング外筒１の外
壁両端部に形成された凹状部１３ａにはスプラインベア
リングＢをハウジングＨに回転可能に取付１プるための
ベアリング８が設けられている。
周方向に沿って一体に形成された伝動部材２を有し、か
つ、内壁には断面略Ｕ字状に形成されて軸心方向に延び
る負荷ボール３ａの案内溝４ａと、この案内１４ａと深
さは略同−であるがその幅寸法がより広く、案内溝４ａ
と交互に軸心方向に延びる無負荷ボール３ｂの案内溝柿
と、これら対の案内溝４ａ、 ４ｂの両端部を連通ずる
円周方向の案内溝４Ｃとを有するベアリング外筒１と、
鋼板や硬質合成樹脂等で円筒状に形成されて上記ベアリ
ング外筒１内に嵌挿され、上記負荷ボール３ａの案内溝
４８に対応する位置には長孔６を有し、また、上記無負
荷ボール３ｂの案内溝４ｂに対応する位置には凹溝７を
有し、上記各案内溝４ａ、 ４ｂ、 ４ｃと相俟ってボ
ール３の無限軌瘍を形成すると共にボール３の脱落を防
止する保持器５と、負荷ボール３ａとしてスプラインシ
ャフトＳからの荷重を受けなｔノながら、あるいは、無
負荷ボール３ｂとしてスプラインシャフトＳらの荷重を
受けることなく上記無限軌道を循環する多数のボール３
とで構成されている。また、上記ベアリング外筒１の外
壁両端部に形成された凹状部１３ａにはスプラインベア
リングＢをハウジングＨに回転可能に取付１プるための
ベアリング８が設けられている。
この第２図及び第３図の複合運動用ボールスプラインに
おいて、ベアリング外筒１の外壁に形成された伝動部材
２は平歯車に形成されており、また、上記ベアリング８
は、外輪９と、この外輪９の内壁に形成した転勤ｌｉｏ
内に配設された多数のボール１１と、これらのボール１
１を保持する保持器１２とからなるアンギュラ−コンタ
クトベアリングで構成されており、さらに、上記ベアリ
ング外筒１の外壁両端部に形成された凹状部１３ａのコ
ーナ一部には使用時上記ベアリング８のボール１１が転
走づる転走溝１３が形成されている。
おいて、ベアリング外筒１の外壁に形成された伝動部材
２は平歯車に形成されており、また、上記ベアリング８
は、外輪９と、この外輪９の内壁に形成した転勤ｌｉｏ
内に配設された多数のボール１１と、これらのボール１
１を保持する保持器１２とからなるアンギュラ−コンタ
クトベアリングで構成されており、さらに、上記ベアリ
ング外筒１の外壁両端部に形成された凹状部１３ａのコ
ーナ一部には使用時上記ベアリング８のボール１１が転
走づる転走溝１３が形成されている。
更に、上記スプラインシャフトＳは、上記スプラインベ
アリングＢにおいてその保持器５の長孔６より一部露出
した負荷ボール３ａの互いに隣接する対の列が相対して
形成する凹部内に嵌挿される軸方向の凸条１４を上記対
の列と同数有し、これら負荷ボール３ａによって支持さ
れ軸方向摺動自在に支持されている。
アリングＢにおいてその保持器５の長孔６より一部露出
した負荷ボール３ａの互いに隣接する対の列が相対して
形成する凹部内に嵌挿される軸方向の凸条１４を上記対
の列と同数有し、これら負荷ボール３ａによって支持さ
れ軸方向摺動自在に支持されている。
従って、この第２図及び第３図に示す複合運動用ボール
スプラインによれば、例えば第４図に示すように、ハウ
ジングＨの取付孔１５内にベアリング８を介してスプラ
インベアリングＢを嵌合し、ナツト１６を用いて各取付
用ベアリング８に予圧をかけながら固定し、ベアリング
外筒１の外壁に形成した伝動部材２に動力を伝達するア
イドルギア１７等の歯車を噛み合せることにより、上記
スプラインベアリングＢに嵌挿されたスプラインシャフ
トＳはその軸方向の直線運動を行なうと同時にアイドル
ギア１７等からの動力を受けてスプラインベアリングＢ
が回転し、これによってスプラインシャフトＳは直線運
動と回転運動とを複合して行なうことができる。
スプラインによれば、例えば第４図に示すように、ハウ
ジングＨの取付孔１５内にベアリング８を介してスプラ
インベアリングＢを嵌合し、ナツト１６を用いて各取付
用ベアリング８に予圧をかけながら固定し、ベアリング
外筒１の外壁に形成した伝動部材２に動力を伝達するア
イドルギア１７等の歯車を噛み合せることにより、上記
スプラインベアリングＢに嵌挿されたスプラインシャフ
トＳはその軸方向の直線運動を行なうと同時にアイドル
ギア１７等からの動力を受けてスプラインベアリングＢ
が回転し、これによってスプラインシャフトＳは直線運
動と回転運動とを複合して行なうことができる。
次に、第５図及び第６図に示す複合運動用ボールスプラ
インは、上記第２図及び第３図の場合とは異なり、ベア
リング外筒１の外壁略中央部に一体に形成された伝動部
材２がウオーム歯車になっており、また、ベアリング外
筒１の内壁に形成された負荷ボール３ａの案内溝４ａが
ボール径に略等しいＲ形状に形成されている共にスプラ
インシャフトＳ側にも上記案内溝４ａと同様なＲ形状の
転走溝１８が形成されており、負荷ボール３ａはこれら
案内溝４ａと転走溝１８との間を荷重を受けながら転走
するように形成されているものである。
インは、上記第２図及び第３図の場合とは異なり、ベア
リング外筒１の外壁略中央部に一体に形成された伝動部
材２がウオーム歯車になっており、また、ベアリング外
筒１の内壁に形成された負荷ボール３ａの案内溝４ａが
ボール径に略等しいＲ形状に形成されている共にスプラ
インシャフトＳ側にも上記案内溝４ａと同様なＲ形状の
転走溝１８が形成されており、負荷ボール３ａはこれら
案内溝４ａと転走溝１８との間を荷重を受けながら転走
するように形成されているものである。
この第５図及び第６図の複合運動用ボールスプラインに
よれば、伝動部材２がウオーム歯車になっているので、
この伝動部材２に噛み合うウオーム１９を停止させるこ
とにより、必要に応じてスプラインベアリングＢの回転
、即ちスプラインシャフトＳの回転運動を停止させロッ
クすることもできる。
よれば、伝動部材２がウオーム歯車になっているので、
この伝動部材２に噛み合うウオーム１９を停止させるこ
とにより、必要に応じてスプラインベアリングＢの回転
、即ちスプラインシャフトＳの回転運動を停止させロッ
クすることもできる。
なお、上記各複合運動用ボールスプラインは、伝動部材
２が平歯車やウオーム歯車に形成されているが、この伝
動部材２は回転方向の動力を伝達できるものであればよ
く、例えばブーり等であってもよい。また、本発明にお
いて、ベアリング外筒の外壁に伝動部材を形成する位置
に関して「略中央部」と表現したが、これはベアリング
外筒外壁の中央部寄りであればよいことを意味し、完全
な中央部のみを意味するものではないことは勿論である
。
２が平歯車やウオーム歯車に形成されているが、この伝
動部材２は回転方向の動力を伝達できるものであればよ
く、例えばブーり等であってもよい。また、本発明にお
いて、ベアリング外筒の外壁に伝動部材を形成する位置
に関して「略中央部」と表現したが、これはベアリング
外筒外壁の中央部寄りであればよいことを意味し、完全
な中央部のみを意味するものではないことは勿論である
。
本発明方法によれば、ベアリング外筒を製造するに当っ
て、厚肉筒体の外壁略中央部に伝動部材となる突条及び
ベアリング取付用の凹状部とを一体に形成して外筒素材
とした後にこの外筒素材の浸炭焼入れを行うことにより
、浸炭焼入れを行なう前の軟らかな厚肉筒体に対して突
条や凹状部を形成する旋削加工を行なうことができるの
でこの旋削加工の作業性が著るしく向上するほか、この
浸炭焼入れの際に外筒素材内部の略中央部が内側に膨張
してボールの流れが円滑になる、いわゆるクラウニング
効果が生じ、その結果、浸炭焼入れの後に負荷ボールの
案内溝を研削加工をしたり、クラウニング加工を行なう
手間のかかる作業を省略することができる。従って、ベ
アリング外筒の製造の際における作業性は従来のものと
は比較にならないほど向上し、製造コストを大巾に低減
できるものである。しかも、外壁略中央部に突条からな
る伝動部材を一体に設けることはトルク伝達の際に最も
大きな荷重が作用する中央部の剛性が著るしく向上しベ
アリング外筒の変形防止にも役立つものである。
て、厚肉筒体の外壁略中央部に伝動部材となる突条及び
ベアリング取付用の凹状部とを一体に形成して外筒素材
とした後にこの外筒素材の浸炭焼入れを行うことにより
、浸炭焼入れを行なう前の軟らかな厚肉筒体に対して突
条や凹状部を形成する旋削加工を行なうことができるの
でこの旋削加工の作業性が著るしく向上するほか、この
浸炭焼入れの際に外筒素材内部の略中央部が内側に膨張
してボールの流れが円滑になる、いわゆるクラウニング
効果が生じ、その結果、浸炭焼入れの後に負荷ボールの
案内溝を研削加工をしたり、クラウニング加工を行なう
手間のかかる作業を省略することができる。従って、ベ
アリング外筒の製造の際における作業性は従来のものと
は比較にならないほど向上し、製造コストを大巾に低減
できるものである。しかも、外壁略中央部に突条からな
る伝動部材を一体に設けることはトルク伝達の際に最も
大きな荷重が作用する中央部の剛性が著るしく向上しベ
アリング外筒の変形防止にも役立つものである。
さらに、本発明のベアリング外向は、これを使用して複
合運動用ボールスプラインを構成して場合、ベアリング
外筒の外壁略中央部に伝動部材が一体に形成され、また
、その外壁両端部にはこのベアリング外筒を回転自在に
保持するベアリングが内輪を省略して組込まれているの
で、このベアリングを介してボールスプラインを直接ハ
ウジングに取付けることができるほか、ベアリング外筒
に設けられる伝動部材を別体に形成したり、この別体の
伝動部材をベアリング外筒に取付けるために筒体を使用
する必要がなく、部品点数を著しく減少させることがで
きる。このため、各部品に生じる加工誤差が積み重なっ
て大きな誤差になるようなことがなく、全体を高精度に
製造することができるほか、コンパクトにすることがで
き、また、設計が極めて容易になる。
合運動用ボールスプラインを構成して場合、ベアリング
外筒の外壁略中央部に伝動部材が一体に形成され、また
、その外壁両端部にはこのベアリング外筒を回転自在に
保持するベアリングが内輪を省略して組込まれているの
で、このベアリングを介してボールスプラインを直接ハ
ウジングに取付けることができるほか、ベアリング外筒
に設けられる伝動部材を別体に形成したり、この別体の
伝動部材をベアリング外筒に取付けるために筒体を使用
する必要がなく、部品点数を著しく減少させることがで
きる。このため、各部品に生じる加工誤差が積み重なっ
て大きな誤差になるようなことがなく、全体を高精度に
製造することができるほか、コンパクトにすることがで
き、また、設計が極めて容易になる。
第１図は本発明の実施例に係る複合運動用ボールスプラ
インに使用するベアリング外筒を製造するための工程を
示す説明図、第２図は上記実施例で製造されたベアリン
グ外筒を示す部分断面正面図、第３図は第２図のｌ１ｌ
−１［［線断面図、第４図はこの複合運動用ボールスプ
ラインの取付状態を示す部分断面図、＠５１図は上記実
施例と同様にして製造された他の複合運動用ボールスプ
ラインに使用覆るベアリング外筒を示す部分断面正面図
、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線断面図である。 符号説明 Ｂ・・・スプラインベアリング Ｓ・・・スプラインシャフト ト・・ベアリング外筒 １ｂ・・・厚肉筒体１Ｃ・・・
外筒素材 ２・・・伝動部材 ２ａ・・・突条゛ ３・
・・ボール、８・・・ベアリング １３ａ・・・凹状部
特許出願人 寺 町 博 代 理 人 弁理士 成 瀬 勝 夫 （外１名）
インに使用するベアリング外筒を製造するための工程を
示す説明図、第２図は上記実施例で製造されたベアリン
グ外筒を示す部分断面正面図、第３図は第２図のｌ１ｌ
−１［［線断面図、第４図はこの複合運動用ボールスプ
ラインの取付状態を示す部分断面図、＠５１図は上記実
施例と同様にして製造された他の複合運動用ボールスプ
ラインに使用覆るベアリング外筒を示す部分断面正面図
、第６図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線断面図である。 符号説明 Ｂ・・・スプラインベアリング Ｓ・・・スプラインシャフト ト・・ベアリング外筒 １ｂ・・・厚肉筒体１Ｃ・・・
外筒素材 ２・・・伝動部材 ２ａ・・・突条゛ ３・
・・ボール、８・・・ベアリング １３ａ・・・凹状部
特許出願人 寺 町 博 代 理 人 弁理士 成 瀬 勝 夫 （外１名）
Claims (2)
- （１）スプラインベアリングＢとこのスプラインベアリ
ングＢに組込まれたポール３で支持されるスプラインシ
ャフトＳとからなる複合運動用ボールスプラインに使用
されるベアリング外筒１を製造するに際し、厚肉筒体１
ａの外壁略中央部にその円周方向に沿って伝動部材２と
なる突条２ａを一体に形成すると共に、その両端部円周
方向に沿ってベアリング８取付用の凹状部１３ａを形成
して外筒素材１Ｃとし、次いでこの外筒素材１Ｃの浸炭
焼入れを行うことを特徴とイる複合運動用ボールスプラ
インに使用されるベアリング外筒の製造法。 - （２）ベアリング８が内輪を省略したアンギュラ−コン
タクトベアリングである特許請求の範囲第１項記載の複
合運動用ボールスプラインに使用されるベアリング外筒
のｌｉｔ造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255185A JPS60259337A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 複合運動用ボ−ルスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8255185A JPS60259337A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 複合運動用ボ−ルスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57020660A Division JPS5928774B2 (ja) | 1982-02-13 | 1982-02-13 | 複合運動用ボ−ルスプライン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60259337A true JPS60259337A (ja) | 1985-12-21 |
Family
ID=13777633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8255185A Pending JPS60259337A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 複合運動用ボ−ルスプラインに使用されるベアリング外筒の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60259337A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2631570A1 (fr) * | 1988-05-17 | 1989-11-24 | Hispano Suiza Sa | Procede d'usinage de pignons arbres par rectification des centres |
| CN103769804A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-05-07 | 柳州正菱集团有限公司 | 一种汽车轴承支架两侧端面的加工方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB868712A (en) * | 1956-08-10 | 1961-05-25 | Nat Res Dev | Improvements in or relating to rectilinear bearings |
| JPS5354640A (en) * | 1976-10-27 | 1978-05-18 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Machining for double row cone roller bearing |
| JPS58142023A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-23 | Hiroshi Teramachi | 複合運動用ボ−ルスプライン |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP8255185A patent/JPS60259337A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB868712A (en) * | 1956-08-10 | 1961-05-25 | Nat Res Dev | Improvements in or relating to rectilinear bearings |
| JPS5354640A (en) * | 1976-10-27 | 1978-05-18 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | Machining for double row cone roller bearing |
| JPS58142023A (ja) * | 1982-02-13 | 1983-08-23 | Hiroshi Teramachi | 複合運動用ボ−ルスプライン |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2631570A1 (fr) * | 1988-05-17 | 1989-11-24 | Hispano Suiza Sa | Procede d'usinage de pignons arbres par rectification des centres |
| US5022195A (en) * | 1988-05-17 | 1991-06-11 | Societe Anonyme Dite Hispano-Suiza | Method and apparatus for machining centering chamfers |
| US5109634A (en) * | 1988-05-17 | 1992-05-05 | Societe Anonyme Dite Hispano-Suiza | Method and apparatus for machining centering chamfers |
| CN103769804A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-05-07 | 柳州正菱集团有限公司 | 一种汽车轴承支架两侧端面的加工方法 |
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