JPH0311441Y2 - - Google Patents

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JPH0311441Y2
JPH0311441Y2 JP1987191484U JP19148487U JPH0311441Y2 JP H0311441 Y2 JPH0311441 Y2 JP H0311441Y2 JP 1987191484 U JP1987191484 U JP 1987191484U JP 19148487 U JP19148487 U JP 19148487U JP H0311441 Y2 JPH0311441 Y2 JP H0311441Y2
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JP
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spline shaft
key
spline
boss hole
shaft
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JP1987191484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、工業用ロボツトの支柱やアーム、ト
ランスフアマシン、自動搬送装置等に用いられる
スプラインシヤフト、特にアンギユラコンタクト
タイプのスプラインシヤフトの回り止めを図るス
プラインシヤフトキーに関する。
(従来の技術) 従来、この種のスプラインシヤフトキーとして
は、通常等6図および第7図に示すような沈みキ
ー100が用いられる。すなわち、ボールスプラ
インはスプラインシヤフト102に図示しないボ
ールを介して外筒を摺動自在に嵌合して構成さ
れ、トルクを負荷しつつ滑らかな直線運動を案内
するものである。そしてトルクの負荷を主眼とし
たアンギユラコンタクトタイプのボールスプライ
ンにあつては、第8図に示すように、スプライン
シヤフト102の外周に半径方向外方に突出し軸
方向に沿つて延びる突堤105が円周方向に複数
設けられている。この突堤105の両側にボール
が転動するスプライン溝が設けられている。
このようなスプラインシヤフト102の軸端部
102Aはサポート部材106のボス穴106a
に挿入されて取付けられるが、スプラインシヤフ
ト102は突堤105,……を備えた非円形断面
形状となつているために、ボス穴106aに倣つ
た円形断面に成形し、この軸端部102Aおよび
ボス穴106aにキー溝107,108を設け、
両キー溝107,108を合わせてキー100を
打ち込むことによりスプラインシヤフト102の
回り止めを図つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし斯かる従来技術の場合には、サポート部
材106等を取付ける軸端部102A等をボス穴
106aに合わせて外周を円形断面に加工する必
要があり、さらに円形断面に加工した後にキー溝
107を加工しなければならず、加工工数が多く
なつてコストも嵩むという問題があつた。また、
このようにスプラインシヤフト101外周を円形
に切削するために、ボス穴106aに嵌合する軸
端部102Aの軸径が細くなり、勢いねじり剛性
が低下してしまうという問題があつた。
さらにボス穴106aに嵌合されるスプライン
シヤフト102の軸端部102Aを円形にする必
要があるので、使用条件に応じて好みの長さに切
断した場合、軸端をその都度加工しなければなら
ず面倒であつた。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、アンギユラコンタクトタイプのスプラインシ
ヤフト外周に突出する突堤を利用して、スプライ
ンシヤフトの旋削加工やキー溝加工を施すことな
く、回り止めを容易になし得るスプラインシヤフ
トキーを提供し、もつてスプラインシヤフトの加
工工数を低減すると共にねじり剛性を維持し、さ
らに利便性を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にあつて
は、外周に、軸方向に沿つて延び、かつ両側面に
外筒との間に介在されるボールが転動自在に接触
するスプライン溝を有する突堤を円周方向に所定
間隔でもつて複数等配したスプラインシヤフト
と、該スプラインシヤフトが取付けられる取付部
材のボス穴との双方に係合してスプラインシヤフ
トの回り止めを図るスプラインシヤフトキーにお
いて、 前記ボス穴内周とスプラインシヤフトの互いに
隣り合う突堤間に嵌合されるキー本体と、該キー
本体外周に突設されると共に上記ボス穴内周に設
けた凹溝に係止可等な凸部とを備え、前記キー本
体の左右両端部には左右の突堤のスプライン溝に
係合する係合部を設けて成ることを特徴とする。
(作用) 而してスプラインシヤフトの回り止めは、スプ
ラインシヤフトを取付部材のボス穴に挿入して、
スプラインシヤフトキーのキー本体をスプライン
シヤフトの突堤間に嵌合すると共に凸部をボス穴
に設けたキー溝に係合する。そしてキー本体の左
右両端の係合部を突堤のスプライン溝に係合させ
ることにより、左右両方向のトルクはキー本体左
右の突堤によつて受け持たれ、回り止めが図られ
る。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の一実施例に係るスプラインシヤフト
キーを第1図乃至第3図において、1はスプライ
ンシヤフト2と、スプラインシヤフト2が嵌挿さ
れるサポート部材3のボス穴4間に介装されるス
プラインシヤフトキーである。
スプラインシヤフト2は外周に半径方向外方に
突出して軸方向に沿つて延びる突堤5,……が円
周方向に複数、本実施例では3箇所に設けられて
おり、突堤5,……の先端面5a,……は1つの
円周上に位置するようになつている。各突堤5,
……の両側面にはボールBが転動する断面円弧状
のスプライン溝51,52,53,54,55,
56がそれぞれ形成されている。一方、スプライ
ンシヤフト2に移動自在に嵌合される外筒6内周
にも、第4図に示すように上記スプラインシヤフ
ト2のスプライン溝51〜56に対応して負荷ボ
ール溝61,62,63,64,65,66が設
けられ、スプライン溝51〜56と負荷ボール溝
61〜66間にボールBが転動自在に介在されて
いる。さらに外筒6内周には負荷ボール溝61〜
66と並んでボール逃げ通路61a〜66aが設
けられ、ボールB,……を循環させるようになつ
ている。
スプラインシヤフトキー1は、冷間引抜き等に
より成形される異形断面のブロツク体で、スプラ
インシヤフト2の互いに隣り合う突堤5,5間に
嵌合する断面円弧状のキー本体11と、キー本体
11外周に突設される凸部12とから構成されて
いる。すなわちキー本体11の外周面はボス穴4
内周面に密接する円弧面で、一方内周面はスプラ
インシヤフト2外周面との間に若干隙間gを形成
するような円弧面となつている。また左右両端に
は上記突堤5,5の側面に設けられたスプライン
溝52,53に密接する断面円弧状の係合部11
a,11aが設けられている。
一方、凸部12は断面矩形状で、キー本体11
の外周の中央に位置しており、キー本体11の軸
方向に全長にわたつて延びている。また凸部12
根元のキー本体11との境界には、ボス穴4に設
けたキー溝41の両角部との干渉を逃がすための
逃げ凹部12a,12aが形成されている。
上記構成のスプラインシヤフトキーにあつて
は、スプラインシヤフト2をサポート部材3のボ
ス穴4に取付ける場合には、ボス穴4にスプライ
ンシヤフト2を挿入し、スプラインシヤフト2を
回転させてボス穴4のキー溝41が突堤5,5の
中間位置となるように設定する。そしてスプライ
ンシヤフトキー1の凸部12をキー溝41に合わ
せると共に、キー本体11をスプラインシヤフト
2の突堤5,5とスプラインシヤフト2外周面と
ボス穴4内周との間の隙間に嵌め込む。而してス
プラインシヤフト2に加わるトルクはスプライン
シヤフトキー1を介してサポート部材3に負荷さ
れ、回り止めがなされる。スプラインシヤフト2
を軸方向に固定する場合には、たとえばサポート
部材3のボス穴4を塞ぐような蓋体9を設けるこ
とにより固定することが可能である。
このような異形断面キーにより、スプラインシ
ヤフト2側にキー溝加工等の加工を何ら施すこと
なくスプラインシヤフト2の回り止めを図ること
ができるので、シヤフト支持部においてもシヤフ
ト2の断面形状は変化せず、ねじり剛性は損なわ
れない。したがつて耐トルク負荷能力は大きくな
る。
また、第5図に示すように標準的な長さのスプ
ラインシヤフト2を準備しておいて、たとえばA
位置等の任意位置に切断しても、軸端に何ら加工
を施すことなく、スプラインシヤフトキー2によ
つて回り止めを図ることができ、汎用性が高ま
る。
尚、本実施例にあつては、スプラインシヤフト
2外周に3つの突堤5,5,5を等配したものに
ついて説明したが、突堤5,……は2箇所でもよ
く、また4箇所以上設けたものでもよい。
また、スプラインシヤフトキーの適用部位とし
ては、上記実施例のようなシヤフトを支持するサ
ポート部材との回り止めの外に、たとえばシヤフ
トにトルクを伝達するための歯車やベルト車等の
取付部の回り止めとしても適用できる。
(考案の効果) 本考案は、以上の構成および作用から成るもの
で、スプラインシヤフトキーを、スプラインシヤ
フトの互いに隣り合う突堤間に嵌合されるキー本
体と、ボス穴の凹溝に係止される凸部とから構成
し、キー本体の左右両端部に設けた係合部を左右
突堤のスプライン溝に係合させて回り止めを図る
ようにしたので、スプラインシヤフトに何等加工
を施すことなく回り止めを図ることができ、従来
のようにスプラインシヤフトに回り止めのための
溝加工等が不要となり、加工工数を削減できると
共にコスト低減を図ることができる。
また、従来のようにボス穴に合せて外周を円形
に加工する必要はなく、そのままの形状で回り止
めを図ることができるので、シヤフトの軸径が細
くなつてねじり剛性を損うことがない。
さらに、従来は使用条件に応じて好みの長さに
切断した場合、回り止めを図るべく軸端をその都
度加工しなければならず不便であつたが、本考案
のキーを用いれば何等加工する必要がないので、
任意の長さに自由に切断でき、施工上極めて便利
になる。
また、スプラインシヤフトの形状そのままで回
り止めを図ることができるので、スプラインシヤ
フトの長さ方向任意位置にて回り止めを図ること
ができるので設計自由度等が向上する。
さらにまた、突堤はスプラインシヤフト外周に
等配されているので、隣り合う突堤の間であれば
円周方向のどの位置でもキーを取付けることがで
き、取付け作業が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスプラインシ
ヤフトキーの取付状態を示す正面図、第2図は第
1図のスプラインシヤフトキーの側面図、第3図
は第1図のスプラインシヤフトキーの取付状態を
示す一部破断側面図、第4図はボールスプライン
の正面図、第5図はスプラインシヤフトに外筒を
組付けた状態を示す横断面図、第6図は従来キー
により回り止めを図つたスプラインシヤフト端部
の一部破断側面図、第7図は第6図の−線断
面図、第8図は第6図−線断面図である。 符号の説明、1……スプラインシヤフトキー、
11……キー本体、11a……係合部、12……
凸部、2……スプラインシヤフト、3……サポー
ト部材(取付部材)、4……ボス穴、41……キ
ー溝、5……突堤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周に軸方向に沿つて延び、かつ両側面に外筒
    との間に介在されるボールが転動自在に接触する
    スプライン溝を有する突堤を円周方向に複数等配
    したスプラインシヤフトと、該スプラインシヤフ
    トが取付けられる取付部材のボス穴との双方に係
    合してスプラインシヤフトの回り止めを図るスプ
    ラインシヤフトキーにおいて、 前記ボス穴内周とスプラインシヤフトの互いに
    隣り合う突堤間に嵌合されるキー本体と、該キー
    本体外周に突設されると共に上記取付部材のボス
    穴内周に設けられた凹溝に係止される凸部とを備
    え、前記キー本体の左右両端部には左右の突堤の
    スプライン溝に係合する係合部を設けて成ること
    を特徴とするスプラインシヤフトキー。
JP1987191484U 1987-12-18 1987-12-18 Expired JPH0311441Y2 (ja)

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JPH0196505U JPH0196505U (ja) 1989-06-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5287563A (en) * 1976-01-19 1977-07-21 Kiyoshi Yamashita Key

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5287563A (en) * 1976-01-19 1977-07-21 Kiyoshi Yamashita Key

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JPH0196505U (ja) 1989-06-27

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