JPS6218737Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6218737Y2 JPS6218737Y2 JP1984127036U JP12703684U JPS6218737Y2 JP S6218737 Y2 JPS6218737 Y2 JP S6218737Y2 JP 1984127036 U JP1984127036 U JP 1984127036U JP 12703684 U JP12703684 U JP 12703684U JP S6218737 Y2 JPS6218737 Y2 JP S6218737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- ball
- groove
- end cap
- return hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 8
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ) 産業上の利用分野
この考案はスプライン軸とスリーブのトルコ
伝達をストローク運動に変換し、又、スラスト
荷重伝達を回転運動に変換するスパイラルボー
ルスプラインの構造に関し、特にボールグルー
ブとリターンホールの連通溝の改良創作に関わ
るものである。
伝達をストローク運動に変換し、又、スラスト
荷重伝達を回転運動に変換するスパイラルボー
ルスプラインの構造に関し、特にボールグルー
ブとリターンホールの連通溝の改良創作に関わ
るものである。
ロ) 従来の技術
この考案は出願人が先に開発した実公昭57−
44116号「スパイラルボールスプライン」のエ
ンドキヤツプとスリーブ本体の接合面に設けら
れるボールグルーブとリターンホールとの連通
溝の一連の構造に改良を施したものである。
44116号「スパイラルボールスプライン」のエ
ンドキヤツプとスリーブ本体の接合面に設けら
れるボールグルーブとリターンホールとの連通
溝の一連の構造に改良を施したものである。
ハ) 考案が解決しようとする問題点
上記のスパイラルボールスプラインにおいて
はエンドキヤツプとスリーブ本体との接合面が
内芯方向にα角度傾斜をとつて接合されたもの
であり、しかもエンドキヤツプ底面にはボール
グルーブとリターンホールを連通する連通溝を
平面〓形に成形してなるものであるから、上記
連通溝はエンドキヤツプ底面が平らであるため
にスチールボールの循環を円滑にするためには
その溝の長さが不充分であり、又エンドキヤツ
プとスリーブ本体との接合面は平らであるため
に連通溝とボールグルーブ及びリターンホール
との位置決めの点において不便であり、又止め
螺子が緩んだ場合には連通溝とリターンホール
及びボールグルーブの不一致を生じやすい欠点
があつた。
はエンドキヤツプとスリーブ本体との接合面が
内芯方向にα角度傾斜をとつて接合されたもの
であり、しかもエンドキヤツプ底面にはボール
グルーブとリターンホールを連通する連通溝を
平面〓形に成形してなるものであるから、上記
連通溝はエンドキヤツプ底面が平らであるため
にスチールボールの循環を円滑にするためには
その溝の長さが不充分であり、又エンドキヤツ
プとスリーブ本体との接合面は平らであるため
に連通溝とボールグルーブ及びリターンホール
との位置決めの点において不便であり、又止め
螺子が緩んだ場合には連通溝とリターンホール
及びボールグルーブの不一致を生じやすい欠点
があつた。
この考案はこれらの欠点を解決しようとする
ものである。
ものである。
ニ) 問題点を解決するための手段
即ち、スプライン軸とスリーブとよりなり、
スプライン軸とスリーブにはそれぞれ軸方向に
対し捩れ角度βが最小で30度程度のボールグル
ーブを円周上等分に施し、スリーブの内周面の
各ボールグルーブには対応するリターンホール
を軸方向に平行に設け、スリーブ本体の両端に
はエンドキヤツプを被蓋し、このエンドキヤツ
プの底面にはボールグルーブ及びリターンホー
ルを連通する連通溝を施してボール循環路を構
成し、このボール循環路には多数のスチールボ
ールを充填しなるスパイラルボールスプライン
において、上記エンドキヤツプとリターンホー
ルとの連通溝を構成するにあたりスリーブ本体
にはボールグルーブよりリターンホールにかけ
てα角度の搬路を成形するために内周壁面より
円周方向及び外周方向に傾斜する切削を施し、
該スリーブに被蓋するエンドキヤツプの底面に
は上記スリーブ本体の切削面に合致する突体を
成形し、該突体内周壁側よりボールグルーブと
リターンホールに合致する連通溝を上記突体及
びエンドキヤツプ底面にかけて断面円弧状に施
してなることを特徴する構造としたものであ
る。
スプライン軸とスリーブにはそれぞれ軸方向に
対し捩れ角度βが最小で30度程度のボールグル
ーブを円周上等分に施し、スリーブの内周面の
各ボールグルーブには対応するリターンホール
を軸方向に平行に設け、スリーブ本体の両端に
はエンドキヤツプを被蓋し、このエンドキヤツ
プの底面にはボールグルーブ及びリターンホー
ルを連通する連通溝を施してボール循環路を構
成し、このボール循環路には多数のスチールボ
ールを充填しなるスパイラルボールスプライン
において、上記エンドキヤツプとリターンホー
ルとの連通溝を構成するにあたりスリーブ本体
にはボールグルーブよりリターンホールにかけ
てα角度の搬路を成形するために内周壁面より
円周方向及び外周方向に傾斜する切削を施し、
該スリーブに被蓋するエンドキヤツプの底面に
は上記スリーブ本体の切削面に合致する突体を
成形し、該突体内周壁側よりボールグルーブと
リターンホールに合致する連通溝を上記突体及
びエンドキヤツプ底面にかけて断面円弧状に施
してなることを特徴する構造としたものであ
る。
ホ) 作用
上記の如くこの考案はスリーブ本体のボール
グルーブよりリターンホールに至るα角度の搬
路を円周方向及び外周側に向かつて傾斜する形
状に内周壁面より切削して構成し、該切削面に
適合する突体をエンドキヤツプ底面に成形し、
該突体の連通溝をエンドキヤツプ底面にかけて
断面円弧状に施したものであるから、スチール
ボールを長く循環させる連通溝を施すことが可
能となり、更に又連通溝の開口をスリーブ本体
のボールグルーブに合致させやすい加工が可能
となるものであり、又エンドキヤツプ底面に設
けた突体はスリーブ本体の切削部に嵌合するた
めに連通溝とリターンホール及びボールグルー
ブを合致させるための位置決め作用をなすので
あり、殊に止め螺子が緩んだ場合でもこの突体
の嵌合によりボール循環路を直ちに狂わせるよ
うなおそれを防止できる作用を呈するものであ
る。
グルーブよりリターンホールに至るα角度の搬
路を円周方向及び外周側に向かつて傾斜する形
状に内周壁面より切削して構成し、該切削面に
適合する突体をエンドキヤツプ底面に成形し、
該突体の連通溝をエンドキヤツプ底面にかけて
断面円弧状に施したものであるから、スチール
ボールを長く循環させる連通溝を施すことが可
能となり、更に又連通溝の開口をスリーブ本体
のボールグルーブに合致させやすい加工が可能
となるものであり、又エンドキヤツプ底面に設
けた突体はスリーブ本体の切削部に嵌合するた
めに連通溝とリターンホール及びボールグルー
ブを合致させるための位置決め作用をなすので
あり、殊に止め螺子が緩んだ場合でもこの突体
の嵌合によりボール循環路を直ちに狂わせるよ
うなおそれを防止できる作用を呈するものであ
る。
ヘ) 実施例
スプライン軸aとスリーブbとよりなり、こ
れらには軸方向に対し捩れ角度が45度のボール
グルーブ1及び2を円周上等分に3条ほどこ
す。
れらには軸方向に対し捩れ角度が45度のボール
グルーブ1及び2を円周上等分に3条ほどこ
す。
スリーブbの各ボールグルーブ2に組み合わ
されるリターンホール3はボールグルーブの両
端の間隔の中央位置に等分に配分される位置に
軸方向に平行に穿孔される。
されるリターンホール3はボールグルーブの両
端の間隔の中央位置に等分に配分される位置に
軸方向に平行に穿孔される。
スリーブ本体のボールグルーブ2とリターン
ホール3にはスチールボールcの駆け上がり、
駆け下りするための搬路4が成形されるもので
あり、この搬路4は約30度の傾斜を取つて円周
方向にかけて内周壁面より外周側に傾斜をとつ
た形状に切削されて構成され、搬路4の基部よ
り表面に立ち上がる立ち上がり壁面は表面に向
かうに従つて若干開く形状に切削されるもので
あるから、この搬路4の切削面は断面不等辺三
角形を呈する(第7図参照)。
ホール3にはスチールボールcの駆け上がり、
駆け下りするための搬路4が成形されるもので
あり、この搬路4は約30度の傾斜を取つて円周
方向にかけて内周壁面より外周側に傾斜をとつ
た形状に切削されて構成され、搬路4の基部よ
り表面に立ち上がる立ち上がり壁面は表面に向
かうに従つて若干開く形状に切削されるもので
あるから、この搬路4の切削面は断面不等辺三
角形を呈する(第7図参照)。
スリーブ本体に被蓋されるエンドキヤツプd
の底面には上記搬路4に合致する形状に突体
d′が突出する(第8図参照)。
の底面には上記搬路4に合致する形状に突体
d′が突出する(第8図参照)。
該突体d′にはボールグルーブ2よりリターン
ホール3に至る連通溝5が断面円弧状に成形さ
れる。
ホール3に至る連通溝5が断面円弧状に成形さ
れる。
上記突体d′の形状はスリーブ本体bの搬路4
の切削面に合致する形状であり、断面不等辺三
角形を呈している。
の切削面に合致する形状であり、断面不等辺三
角形を呈している。
スリーブ本体bの両端には上記エンドキヤツ
プdが組み合わされ止め螺子6により固着さ
れ、ボールグルーブ、リターンホール、連通溝
よりなる循環路にはスチールボールcが充填さ
れてスパイラルボールスプラインは構成され
る。
プdが組み合わされ止め螺子6により固着さ
れ、ボールグルーブ、リターンホール、連通溝
よりなる循環路にはスチールボールcが充填さ
れてスパイラルボールスプラインは構成され
る。
ト) 考案の効果
この考案は上記の如く構成されるものである
から、従来のエンドキヤツプの如く平らな面に
連通溝を施すのに対し突体に施すものであるか
ら、スチールボールの循環の円滑に適する長さ
の溝を施すことが可能であり、又ボールグルー
ブの連絡のための加工が容易であり、更に又突
体がスリーブ本体の搬路切削面に嵌合するもの
であるからエンドキヤツプとスリーブとの組み
合わせにおける位置決めが容易であり、又止め
螺子が緩むようなことがあつてもエンドキヤツ
プとスリーブは凹凸の嵌合によつて組み合わせ
られているために連通溝とボールグルーブ及び
リターンホールの連絡が直ちに狂うようなおそ
れを防止できる機構上の利点がある。
から、従来のエンドキヤツプの如く平らな面に
連通溝を施すのに対し突体に施すものであるか
ら、スチールボールの循環の円滑に適する長さ
の溝を施すことが可能であり、又ボールグルー
ブの連絡のための加工が容易であり、更に又突
体がスリーブ本体の搬路切削面に嵌合するもの
であるからエンドキヤツプとスリーブとの組み
合わせにおける位置決めが容易であり、又止め
螺子が緩むようなことがあつてもエンドキヤツ
プとスリーブは凹凸の嵌合によつて組み合わせ
られているために連通溝とボールグルーブ及び
リターンホールの連絡が直ちに狂うようなおそ
れを防止できる機構上の利点がある。
第1図は全体の一部切り欠き側面図、第2図は
同上一部切り欠き平面図、第3図はエンドキヤツ
プの底面図、第4図は同上X−X′線階段断面
図、第5図はスリーブの平面図、第6図はスリー
ブにエンドキヤツプを組み合わせた状態の要部の
斜視図、第7図はエンドキヤツプの突体部分を示
す要部の斜視図、第8図はスリーブの搬路部分を
示す要部の斜視図である。 図中符合、aはスプライン軸、bはスリーブ、
cはスチールボール、dはエンドキヤツプ、2は
ボールグルーブ、3はリターンホール、4は搬
路、d′は突体、5は連通孔である。
同上一部切り欠き平面図、第3図はエンドキヤツ
プの底面図、第4図は同上X−X′線階段断面
図、第5図はスリーブの平面図、第6図はスリー
ブにエンドキヤツプを組み合わせた状態の要部の
斜視図、第7図はエンドキヤツプの突体部分を示
す要部の斜視図、第8図はスリーブの搬路部分を
示す要部の斜視図である。 図中符合、aはスプライン軸、bはスリーブ、
cはスチールボール、dはエンドキヤツプ、2は
ボールグルーブ、3はリターンホール、4は搬
路、d′は突体、5は連通孔である。
Claims (1)
- スプライン軸とスリーブとよりなり、スプライ
ン軸とスリーブにはそれぞれ軸方向に対し捩れ角
度βが最小で30度程度のボールグルーブを円周上
等分に施し、スリーブの内周面の各ボールグルー
ブには対応するリターンホールを軸方向に平行に
設け、スリーブ本体の両端にはエンドキヤツプを
被蓋し、このエンドキヤツプの底面にはボールグ
ルーブ及びリターンホールを連通する連通溝を施
してボール循環路を構成し、このボール循環路に
は多数のスチールボールを充填しなるスパイラル
ボールスプラインにおいて、上記エンドキヤツプ
とリターンホールとの連通溝を構成するにあたり
スリーブ本体にはボールグルーブよりリターンホ
ールにかけてα角度の搬路を成形するために内周
壁面より円周方向及び外周方向に傾斜する切削を
施し、該スリーブに被蓋するエンドキヤツプの底
面には上記スリーブ本体の切削面に合致する突体
を成形し、該突体内周壁側よりボールグルーブと
リターンホールに合致する連通溝を上記突体及び
エンドキヤツプ底面にかけて断面円弧状に施して
なることを特徴する構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703684U JPS6141924U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スパイラルボ−ルスプライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12703684U JPS6141924U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スパイラルボ−ルスプライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141924U JPS6141924U (ja) | 1986-03-18 |
JPS6218737Y2 true JPS6218737Y2 (ja) | 1987-05-14 |
Family
ID=30685688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12703684U Granted JPS6141924U (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | スパイラルボ−ルスプライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6141924U (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2970051B2 (ja) * | 1991-05-31 | 1999-11-02 | 日本精工株式会社 | ボールねじ一体型直動案内ユニット |
JPH0742733A (ja) * | 1993-07-16 | 1995-02-10 | Hiihaisuto Seiko Kk | リニアボールベアリング |
JP3726460B2 (ja) * | 1997-01-29 | 2005-12-14 | 日本精工株式会社 | ボールねじ機構 |
US6089117A (en) * | 1997-07-31 | 2000-07-18 | Thk Co., Ltd. | Ball screw device |
TWI491818B (zh) * | 2013-01-29 | 2015-07-11 | Hiwin Tech Corp | Ball screw with safety structure |
JP6859691B2 (ja) * | 2016-12-12 | 2021-04-14 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744116U (ja) * | 1980-08-23 | 1982-03-11 |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP12703684U patent/JPS6141924U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5744116U (ja) * | 1980-08-23 | 1982-03-11 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6141924U (ja) | 1986-03-18 |