JPH0135765Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0135765Y2 JPH0135765Y2 JP15138486U JP15138486U JPH0135765Y2 JP H0135765 Y2 JPH0135765 Y2 JP H0135765Y2 JP 15138486 U JP15138486 U JP 15138486U JP 15138486 U JP15138486 U JP 15138486U JP H0135765 Y2 JPH0135765 Y2 JP H0135765Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output shaft
- tool
- holding cylinder
- holding
- tapered surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 description 1
- 102100027339 Slit homolog 3 protein Human genes 0.000 description 1
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業の利用分野]
本考案はボール盤等の開孔用工作機械にドリル
等の工具を取り付ける為の工具保持装置に関する
ものである。
等の工具を取り付ける為の工具保持装置に関する
ものである。
[従来技術及びその問題点]
この種の工具保持装置としては第1図に示すよ
うな形態のものが利用されており、出力軸1とこ
れにテーパ嵌合状態に内嵌される保持筒3を締め
付けナツト4によつて軸線方向に締め付けること
により工具2を取り付けている。前記出力軸1は
中空軸で、先端の外周面には雄螺子11を、内周
面にはテーパ面12をそれぞれ形成し、このテー
パ面12にテーパ嵌合する保持筒3には、工具2
の取り付け部を挿入する為の孔を具備させ、側面
小径部から大径部に向つて複数のスリツト31,
31が設けられている。
うな形態のものが利用されており、出力軸1とこ
れにテーパ嵌合状態に内嵌される保持筒3を締め
付けナツト4によつて軸線方向に締め付けること
により工具2を取り付けている。前記出力軸1は
中空軸で、先端の外周面には雄螺子11を、内周
面にはテーパ面12をそれぞれ形成し、このテー
パ面12にテーパ嵌合する保持筒3には、工具2
の取り付け部を挿入する為の孔を具備させ、側面
小径部から大径部に向つて複数のスリツト31,
31が設けられている。
従つて出力軸1に工具2の取り付け部を挿入し
て締め付けナツト4を締め付けると、保持筒3を
介して出力軸1と工具2は一体的に固着される。
て締め付けナツト4を締め付けると、保持筒3を
介して出力軸1と工具2は一体的に固着される。
ところが、この従来のものでは締め付けナツト
4を十分に締め付けても、出力軸1のトルクが工
具2に効果的に伝達できないという問題があつ
た。例えば、開孔時に工具に切粉が詰まつたりす
ると出力軸1のトルクが工具2に伝達できず工具
2が空回転するという問題があつた。
4を十分に締め付けても、出力軸1のトルクが工
具2に効果的に伝達できないという問題があつ
た。例えば、開孔時に工具に切粉が詰まつたりす
ると出力軸1のトルクが工具2に伝達できず工具
2が空回転するという問題があつた。
これは、締め付けナツト4を締め付けたときに
生じる保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合部の摺
動抵抗が大きいからである。すなわち、締付けナ
ツト4を締付けたときの推力がテーパ嵌合部の作
用から、保持筒3の工具保持力に変換されること
となるが、前記摺動抵抗に相当する推力の一部が
ロスとなり、締め付けナツト4の締め付け力が保
持筒3を半径方向に圧縮する力として、効率よく
変換されないからである。
生じる保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合部の摺
動抵抗が大きいからである。すなわち、締付けナ
ツト4を締付けたときの推力がテーパ嵌合部の作
用から、保持筒3の工具保持力に変換されること
となるが、前記摺動抵抗に相当する推力の一部が
ロスとなり、締め付けナツト4の締め付け力が保
持筒3を半径方向に圧縮する力として、効率よく
変換されないからである。
[技術的課題]
本考案は、このような〓出力軸1とこれにテー
パ嵌合状態に内嵌され且軸線方向のスリツト3
2,32を開削した保持筒3を、締め付けナツト
4によつて軸線方向に締め付け、これにより、保
持筒3に挿入した工具を半径方向に締め付けて工
具を保持するようにした工具保持装置〓に於て、
出力軸1のトルクを効果的に工具2に伝達させる
ために、保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合部の
相対回動が阻止され、しかも、この嵌合部におけ
る軸線方向の摺動抵抗を軽減できるようにするこ
とをその技術的課題とする。
パ嵌合状態に内嵌され且軸線方向のスリツト3
2,32を開削した保持筒3を、締め付けナツト
4によつて軸線方向に締め付け、これにより、保
持筒3に挿入した工具を半径方向に締め付けて工
具を保持するようにした工具保持装置〓に於て、
出力軸1のトルクを効果的に工具2に伝達させる
ために、保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合部の
相対回動が阻止され、しかも、この嵌合部におけ
る軸線方向の摺動抵抗を軽減できるようにするこ
とをその技術的課題とする。
[技術的手段]
上記技術的課題を解決する為に講じた本考案の
技術的手段は、〓保持筒3の外周のテーパ面33
と出力軸1の先端内周に形成したテーパ面12の
間に、表裏に貫通するボール51,51を具備さ
せた複数の支持体5,5を介装し、他方、保持筒
3の外周のテーパ面33には上記ボール51,5
1に対応する案内溝31,31を、出力軸1の先
端内周に形成したテーパ面12には同様の案内溝
13,13を、それぞれ等間隔で放射状に形成し
た〓ことである。
技術的手段は、〓保持筒3の外周のテーパ面33
と出力軸1の先端内周に形成したテーパ面12の
間に、表裏に貫通するボール51,51を具備さ
せた複数の支持体5,5を介装し、他方、保持筒
3の外周のテーパ面33には上記ボール51,5
1に対応する案内溝31,31を、出力軸1の先
端内周に形成したテーパ面12には同様の案内溝
13,13を、それぞれ等間隔で放射状に形成し
た〓ことである。
[作用]
本考案の上記技術的手段は、次のように作用す
る。
る。
保持筒3と出力軸1とはボール51,51を介
して相互に回転方向においてかみ合つており、両
者は相対回動不能な状態にある。又、支持体5が
保持しているボール51,51は、案内溝31,
31及び案内溝13,13のそれぞれと対接し、
これにより、保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合
部はボール51,51を介して軸線方向において
ころがり接触状態にある。従つて締め付けナツト
4の締め付けによる保持筒3の軸線方向の移動抵
抗は大幅に軽減される。
して相互に回転方向においてかみ合つており、両
者は相対回動不能な状態にある。又、支持体5が
保持しているボール51,51は、案内溝31,
31及び案内溝13,13のそれぞれと対接し、
これにより、保持筒3と出力軸1とのテーパ嵌合
部はボール51,51を介して軸線方向において
ころがり接触状態にある。従つて締め付けナツト
4の締め付けによる保持筒3の軸線方向の移動抵
抗は大幅に軽減される。
[効果]
本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
有する。
出力軸1と保持筒3との軸線方向の相対移動抵
抗は小さくなるから、締め付けナツト4の締め付
け力は効率的に工具保持力に変換され、しかも、
出力軸1と保持筒3とは相対回動不能に対応する
から、出力軸1のトルクは効果的に工具2に伝達
される。すなわち開孔時に工具2に切粉が詰まつ
たとしても工具2が空回転しにくくなる。
抗は小さくなるから、締め付けナツト4の締め付
け力は効率的に工具保持力に変換され、しかも、
出力軸1と保持筒3とは相対回動不能に対応する
から、出力軸1のトルクは効果的に工具2に伝達
される。すなわち開孔時に工具2に切粉が詰まつ
たとしても工具2が空回転しにくくなる。
[実施例]
次に上記した本考案の実施例を第2図から第7
図に従つて説明する。
図に従つて説明する。
保持筒3の外周のテーパ面33と出力軸1の先
端内周に形成したテーパ面12との間に四つの板
状の支持体5,5を介装すると共に、該支持体5
には表裏に貫通する三つのボール51,51を保
持させている。他方、保持筒3のテーパ面33に
は上記ボール51,51に対応する四つの案内溝
31,31を、出力軸1のテーパ面12には同様
の四つの案内溝13,13を等間隔(90度間隔)
で放射状に形成し、更に、保持筒3にはその小径
方向に開放する軸線方向のスリツト32,32が
案内溝31,31の相互間の中央に開削してあ
る。これにより出力軸1と保持筒3とは回転方向
においてかみ合うこととなる。
端内周に形成したテーパ面12との間に四つの板
状の支持体5,5を介装すると共に、該支持体5
には表裏に貫通する三つのボール51,51を保
持させている。他方、保持筒3のテーパ面33に
は上記ボール51,51に対応する四つの案内溝
31,31を、出力軸1のテーパ面12には同様
の四つの案内溝13,13を等間隔(90度間隔)
で放射状に形成し、更に、保持筒3にはその小径
方向に開放する軸線方向のスリツト32,32が
案内溝31,31の相互間の中央に開削してあ
る。これにより出力軸1と保持筒3とは回転方向
においてかみ合うこととなる。
締め付けナツト4を締め付けると、保持筒3の
テーパ面33と出力軸1のテーパ面12は前記ボ
ール51,51を介して接触するが、ボール5
1,51と案内溝31,31及び13,13と
は、ころがり接触となる。
テーパ面33と出力軸1のテーパ面12は前記ボ
ール51,51を介して接触するが、ボール5
1,51と案内溝31,31及び13,13と
は、ころがり接触となる。
このことから、締め付けナツト4を締め付けた
とき保持筒3と出力軸1との間に働く摩擦力は従
来のすべり接触のものにくらべて大幅に減少す
る。
とき保持筒3と出力軸1との間に働く摩擦力は従
来のすべり接触のものにくらべて大幅に減少す
る。
他方、出力軸1と保持筒3とは回動方向でかみ
合つているから、締め付けナツト4を締め付けた
とき出力軸1、工具2、保持筒3は一体的に固着
され出力軸1のトルクは効果的に工具2に伝達さ
れる。すなわち開孔時に工具に切粉が詰まつたと
しても工具が空回転しにくくなる。
合つているから、締め付けナツト4を締め付けた
とき出力軸1、工具2、保持筒3は一体的に固着
され出力軸1のトルクは効果的に工具2に伝達さ
れる。すなわち開孔時に工具に切粉が詰まつたと
しても工具が空回転しにくくなる。
第1図は従来例の説明図、第2図は本考案実施
例の断面図、第3図は保持筒3の斜視図、第4図
は第3図のA−A断面図、第5図は支持体5の斜
視図、第6図は第5図のB−B断面図、第7図は
出力軸1の先端部の斜視図であり、図中、 1……出力軸、3……保持筒、4……締め付け
ナツト、5……支持体、13,13……案内溝、
31,31……案内溝、32,32……スリツ
ト、51,51……ボール。
例の断面図、第3図は保持筒3の斜視図、第4図
は第3図のA−A断面図、第5図は支持体5の斜
視図、第6図は第5図のB−B断面図、第7図は
出力軸1の先端部の斜視図であり、図中、 1……出力軸、3……保持筒、4……締め付け
ナツト、5……支持体、13,13……案内溝、
31,31……案内溝、32,32……スリツ
ト、51,51……ボール。
Claims (1)
- 出力軸1とこれにテーパ嵌合状態に内嵌され且
軸線方向のスリツト32,32を開削した保持筒
3を、締め付けナツト4によつて軸線方向に締め
付け、これにより、保持筒3に挿入した工具を半
径方向に締め付けて工具を保持するようにした工
具保持装置に於て、保持筒3の外周のテーパ面3
3と出力軸1の先端内周に形成したテーパ面12
の間に表裏に貫通するボール51,51を具備さ
せた複数の保持体5,5を介装し、他方、保持筒
3の外周のテーパ面33には上記ボール51,5
1に対応する案内溝31,31を、出力軸1の先
端内周に形成したテーパ面12には同様の案内溝
13,13を、それぞれ等間隔で放射状に形成し
た工具保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15138486U JPH0135765Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15138486U JPH0135765Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6357007U JPS6357007U (ja) | 1988-04-16 |
JPH0135765Y2 true JPH0135765Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=31068405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15138486U Expired JPH0135765Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0135765Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995007161A1 (fr) * | 1993-09-07 | 1995-03-16 | Tetsuro Tagami | Mandrin |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2007132809A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2009-09-24 | 株式会社コスメック | ワークサポート |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP15138486U patent/JPH0135765Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995007161A1 (fr) * | 1993-09-07 | 1995-03-16 | Tetsuro Tagami | Mandrin |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6357007U (ja) | 1988-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01125107U (ja) | ||
JPH0135765Y2 (ja) | ||
JPH0265743U (ja) | ||
JPH07204909A (ja) | 両面チャック | |
JPH031126Y2 (ja) | ||
JPH0722489Y2 (ja) | 有孔物品の円柱体締付機構 | |
JPH0357362Y2 (ja) | ||
JP2536431Y2 (ja) | チャック | |
JPS6147121U (ja) | 回転軸のカツプリング結合装置 | |
JPH0217762Y2 (ja) | ||
JPH0462924U (ja) | ||
JPH01125106U (ja) | ||
JPS61144954U (ja) | ||
JP2514868Y2 (ja) | 工具取付装置 | |
JPH0329721U (ja) | ||
JPS621873U (ja) | ||
JPH0184015U (ja) | ||
JPS63126622U (ja) | ||
JPS63124409U (ja) | ||
JPS61200929U (ja) | ||
JPH0217281B2 (ja) | ||
JPS6175913U (ja) | ||
JPS61184134U (ja) | ||
JPH0445648U (ja) | ||
JPS58102006U (ja) | クイルユニツトを用いた加工部材の作動装置 |